JPH04245081A - 光ディスクメモリユニットおよび情報処理装置 - Google Patents

光ディスクメモリユニットおよび情報処理装置

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Publication number
JPH04245081A
JPH04245081A JP1025291A JP1025291A JPH04245081A JP H04245081 A JPH04245081 A JP H04245081A JP 1025291 A JP1025291 A JP 1025291A JP 1025291 A JP1025291 A JP 1025291A JP H04245081 A JPH04245081 A JP H04245081A
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JP
Japan
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optical disc
optical
case
substrate
optical disk
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Application number
JP1025291A
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English (en)
Inventor
Yoshio Sato
佐藤 美雄
Nobuyoshi Tsuboi
坪井 信義
Hiroyuki Minemura
浩行 峯邑
Tatsuya Sugita
辰哉 杉田
Hisashi Ando
寿 安藤
Isao Ikuta
生田 勲
Yoshihira Maeda
佳均 前田
Shoichi Nagai
正一 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄型の光ディスクメモ
リユニットおよびこのような光ディスクメモリユニット
について、情報の記録、再生および消去のうち、少なく
とも1の処理を実行する機能を有する情報処理装置に関
する。特に、可搬型で、大容量のメモリを実現すること
ができる薄型光ディスクメモリユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】ラップトップコンピュータ等の小型のコ
ンピュータのメモリとしては、従来、ICカードやフロ
ッピーディスク、光カードが使用されていた。ところが
、ラップトップコンピュータの処理能力が増加するにつ
れて画像のような大量の情報を取り扱うニーズが生じて
きた。このため、従来のICメモリやフロッピーディス
ク,光カードでは容量が不足し、小型かつ大容量のメモ
リが望まれている。このような大容量のメモリとしては
、光ディスクメモリが考えられる。
【0003】従来の光ディスク装置の光ヘッド光学系の
例を説明する。従来の光ディスク光学系としては、例え
ば、“日経エレクトロニクス、1983.11.21号
の189ページから213ページ”に示されているよう
なものがある。これは、例えば、図4に示すような光学
系になつている。
【0004】図4に示すように、光ディスクは、基板1
43および記録膜142により構成されており、ガラス
製の基板143には、ピッチ略1.6μmのトラック案
内溝143aが形成されている。トラック案内溝143
aには、直径約0.8μmのピットが設けられる。
【0005】一方、光ヘッドは、半導体レーザ211、
平行光作成のためのコリメ−トレンズ212、偏光ビー
ムスプリッタ214、光路変換用の立ち上げミラー21
8、ディスクへ光を絞り込むための対物レンズ219、
偏光ビームスプリッタ214からの光を光センサー系に
絞り込むための検出用集光レンズ220、トラツキング
用信号検出系と焦点信号検出系へと光を分離するための
ハーフミラー222、焦点信号検出のためのシリンドリ
カルレンズ223、エッジプリズム224、および、焦
点とトラッキング誤差検出のためのセンサ221a,2
21bで構成されている。
【0006】このような構成の光学系において、半導体
レーザ211を出た光は、ビームスプリッタ214で反
射され、対物レンズ219で光ディスクの記録膜142
上に集光される。また、ディスクより反射された光は、
偏光ビームスプリッタ214を透過し、センサ221a
で焦点誤差信号として計測される。焦点に誤差がある場
合は、図示していないが、対物レンズ219駆動用のア
クチュエータにフイードバックし、絞り込みレンズ21
9の位置を合焦点の位置に移動する。また、センサ22
1bでは、トラッキング誤差信号を検出し、立ち上げミ
ラー218を回転させ、案内溝143aをトラッキング
させる。
【0007】このような状態で、従来の光ヘッドは、焦
点制御とトラッキング制御を実施しながら、信号の記録
および再生を実施している。すなわち、記録時は、半導
体レーザ211から約20mWのレーザ光を出射し、記
録膜にピット143bをあけ、また、信号の再生時には
、半導体レーザ211から約4mW程度の低いパワーの
レーザを出射し、ピットの有無による反射率の変化とし
て、情報を再生する。
【0008】ところで、光ディスクは、光ビームを用い
ることから、記録面上に塵埃が付着すると、情報の読み
書きに支障を来す恐れがある。底で、従来の光デイスク
メモリでは、光ディスクに付着する塵埃対策として、略
1.2mm厚の基板上に光ディスク媒体を固着し、基板
側から光を入射する方法を採っている。これにより、塵
埃が付着しても、それがある程度の大きさ以下であれば
、情報の読み書きが可能となる。
【0009】ラップトップコンピュータやその他のポー
タブルな情報処理装置のメモリとして光ディスクを使用
する場合は、保護ケース付きとするため、光ディスク媒
体の薄型化が要求されている。ところが、従来の光ディ
スクでは、基板に1.2mmの厚さが必要なため、薄型
化に限界があつた。
【0010】薄型化する例としては、特開昭64−30
087号公報に開示されるように、フレキシブル光ディ
スクと、少なくとも一部が光を透過する透光性材料によ
り形成された安定化板とを備えたものがある。この光デ
ィスクの場合は、上述したような1.2mmのディスク
基板を用いていない。従って、光ディスク自体は極めて
薄く形成できる。しかし、このものは、光ディスクを回
転させるためのハブ孔から塵埃がケース内に侵入した場
合、光ディスク自体には何も対策していないので、光デ
ィスクに傷がついたり、塵埃が付着した部分についての
書き込みや読み出しができなくなるという問題が生じる
【0011】この解決手段として、例えば、特開昭60
−79581号公報に記載されているように、記録媒体
シ−トをカ−ドに内包する例が提案されている。このよ
うな構成によれば、記録媒体シートが外界と隔絶される
ため、外界において発生する塵埃の侵入を防ぐことがで
きる。従って、記録媒体に塵埃対策のための基板を設け
ないようにすることができると考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】密閉型は、非密閉型に
比べれば、外来の塵埃にたいしては影響を受けない利点
がある。しかし、記録媒体を完全密閉したとしても、生
産工程で発生する塵埃がケース内に侵入することはされ
られない。また、ディスクの回転駆動部分で、摩擦等に
より、塵埃が発生することがあり得る。このような塵埃
は、ケース内の空間が閉じられているため、そのままケ
ース内に止まることとなり、ケース内を移動して、ディ
スクの記録領域に付着することが起こり得る。このため
、上述したような、情報の読み書きに対する障害を生じ
ることが起こり得る。
【0013】また、密閉型は、回転部のシール構造を必
要とし、構造が複雑になって、生産コストが増大する欠
点がある。また、このシール構造部分があるために、あ
る程度の厚さが必要となり、小型化、特に薄型化に支障
を来すことが起こり得る。
【0014】一方、非密閉型は、外来の塵埃が侵入しや
すいという欠点があるが、回転駆動部分の構造が単純に
構成でき、安価に製造できる。また、構造が単純である
ので、薄型化しやすい。
【0015】上記した従来の光ディスクメモリは、薄型
化に限界があり、ICカード,フロッピーディスク,光
カードは、容量が少ないという問題が有り、ラップトッ
プ型のコンピュータのメモリや、可搬型のメモリとして
は使用できなかつた。
【0016】本発明の目的は、上記問題点を解決し、薄
型で信頼性の高い光ディスクメモリユニットおよびこれ
を用いた情報処理装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明の一態様によれば、透明な基板およびその少な
くとも一方の面に形成された記録媒体を有する光ディス
クと、この光ディスクを回転可能に収容するケースとを
備え、上記ケースは、上記記録媒体に対向する面の少な
くとも一部に透明部分を有し、かつ、上記基板とケース
の透明部分とは、基板の厚さをd1および屈折率をn1
とし、透明部分の厚さをd2および屈折率をn2として
、基板の厚さが1.2mmに標準化された光ディスクの
屈折率をn0とすると、 d1n1+d2n2≦1.2n0 となるように、それぞれの厚さが規定されることを特徴
とする光ディスクメモリユニットが提供される。
【0018】上記標準化された光ディスクとしては、例
えば、屈折率が1.46から1.6の範囲で、基板厚さ
が1.2mmのものがある。本発明の上記条件式では、
一般化して規定してあるが、本発明の光ディスクの屈折
率は、標準化された値とすることができる。また、ケー
スの透明部分お屈折率についても、同様の値とすること
ができる。この場合には、上記条件式は、d1+d2≦
1.2 となる。
【0019】上記ケースには、光ディスクを、これを回
転させる回転駆動機構と連結させるための開口が設けら
れる。上記ケースの内部側の面の開口周りには、該開口
を密閉しない場合、パッドを配置することができる。こ
のパッドは、光ディスクの内周の非記録領域に収まる位
置に設けることが好ましい。また、上記パッドは、光デ
ィスクの両面側に配置することができる。さらに、上記
パッドは、光ディスク面に対向する面が、光ディスク面
に僅かに接触し、または、接触しない程度に近接させて
配置される。上記ケースは、記録媒体に対向する面全体
を透明体とすることもできる。
【0020】本発明によれば、より具体的な一態様とし
て、厚さが0.05mmないし1.0mmの透明な基板
に形成された、情報を光学的に記録または再生するため
の、外径が48〜54mmであつて、記録容量が10M
B以上である光デイスクと、クレジットカ−ドサイズの
透明部分を有するケースとを有し、上記光デイスクをケ
ースに回転可能に収納した光ディスクメモリユニットが
提供される。この場合、光ディスクメモリユニットは、
記憶容量を20MB以上とすることができる。
【0021】また、本発明によれば、透明な基板および
その少なくとも一方の面に形成された記録媒体を有する
光ディスクと、この光ディスクを回転可能に収容すると
共に、上記記録媒体に対向する面の少なくとも一部に透
明部分を有するケースとを備える光ディスクメモリユニ
ットについて、情報の記録、再生および消去のうち、少
なくとも1の処理を実行する機能を有する情報処理装置
であって、基板とケースの透明部分とが、基板の厚さを
d1および屈折率をn1とし、透明部分の厚さをd2お
よび屈折率をn2として、基板の厚さが1.2mmに標
準化された光ディスクの屈折率をn0とすると、d1n
1+d2n2≦1.2n0 となるように、それぞれの厚さが規定される光ディスク
メモリユニットを着脱可能に装着する光ディスクメモリ
ユニット装着部と、少なくとも1の光ヘッドと、上記装
着される光ディスクメモリユニットの光ディスクを回転
させる回転手段と、上記光ヘッドの動作および上記回転
手段の回転を制御するドライブ回路とを備えることを特
徴とする情報処理装置が提供される。
【0022】上記光ヘッドとしては、例えば、基板の厚
さが1.2mmに標準化された光ディスクについて用い
られる光学ヘッドの対物レンズの開口径に対して、(d
1n1+d2n2)/1.2n0 なる比で決定される開口径の対物レンズを有するものが
用いられる。
【0023】
【作用】従来の光ディスクは1.2mmの基板を使用し
た上に、1〜2mmの保護ケースに入れていたため、光
ディスクとして5〜6mmの厚さが必要であつた。これ
に対し、本発明は、記録媒体を0.05mmから1.0
mm厚の透明基板上に形成している。これにより、光デ
ィスクでは従来不可欠とされていた1.2mmの基板厚
さを減少させ、ケースを含めた光ディスクの全体の厚さ
を1.2mm以下に薄くすることを可能にしている。こ
のような構成にすることにより、光ディスクを内包した
状態で保護ケ−スの厚さを1.5mmないし4mmまで
薄くすることができる。このように保護ケースを薄くす
ることにより、情報の読み取り、書き込み等の際、光ヘ
ッドの対物レンズと記録媒体面との距離を接近させるこ
とが可能となる。この結果、焦点距離の短い対物レンズ
の使用が可能となり、開口径の小さいレンズを用いるこ
とができるようになる。従って、この対物レンズに合わ
せて、光学系全体を小型化することができる。また、こ
のような構成により、持ち運びに便利なクレジットカー
ドサイズのケースに光ディスクを内蔵することができ、
従来のラップトップコンピュータ、ノート型コンピュー
タ等の小型の情報処理装置用のメモリでは実現できてい
なかつた、例えば、20MB以上の大容量メモリの実現
を可能とする。
【0024】本発明は、カードサイズのケースに光ディ
スクを内包することにより大きな塵埃の付着を防止する
。特に、ケースの開口周りにパッドを設ける場合には、
このパッドにより塵埃の侵入を阻止できるので、より効
果的防塵することができる。また、これと共に、記録媒
体に厚さd1、例えば、0.1mmから1.0mmまで
の基板を設けていることにより、不可避的な微小塵埃、
例えば、10μm以下の塵埃が付着したとしても、情報
の読み書き等を妨げないようにすることができる。 この場合、パッドは、構造が簡単であり、ごく薄く形成
することができる。従って、光ディスクメモリユニット
の薄型化に障害となることはない。また、このパッドは
、防塵作用の他、光ディスクの面振れを抑制することも
できる。また、パッドは、構造が簡単であり、その装着
も容易であるので、光ディスクメモリのコストを上昇さ
せることがない。
【0025】
【実施例】以下、本発明の1実施例について、図面を参
照して説明する。
【0026】図1は、本発明の光ディスクメモリユニッ
トの第1実施例およびこれに対する情報の記録、再生お
よび消去を行なう光ディスクドライブ装置の一実施例の
構成の概要を示す。
【0027】本実施例の光ディスクメモリユニット10
0は、基板143、および、これを支持するための記録
媒体145を有する光ディスク140と、それを収容し
て保護するためのケース120とを含んで構成される。 光ディスク140は、基板143が薄いことを除き、従
来のものと同様に形成される。
【0028】基板143は、例えば、アクリル、ポリカ
ーボネート、エポキシ等の合成樹脂、ガラス等の材料で
構成することができる。この基板143は、例えば、0
.05mm〜1.0mmの厚さに形成する。本実施例で
は、例えば、0.5mmとする。記録媒体145は、ピ
ットを形成する追記型、光磁気型、相変化型等の種々の
型式のものが用いられる。この記録媒体145の上面に
は、保護膜146が形成してある。記録媒体の詳細例に
ついては、後述する。
【0029】ケース120は、薄いトレー状の1組のケ
ース部材121a,121bを、内側に空間120aを
形成するように、互いに合わせて固着して構成される。 固着は、例えば、図示していない係合手段を用いて、ま
た、接着剤を用いて、さらには、これらを組み合わせて
行なうことができる。ケース部材121bは、透明部材
で構成される。ケース部材121bを構成する透明部材
は、適宜のものを用いることができるが、例えば、上記
した基板143を構成する材料を用いることができる。 収容する光ディスク140の基板143の材料と同一と
することもできる。ケース部材121bの厚さは、基板
143と屈折率が等しい場合には、 d1+d2<1.2mm の条件を満たすように決められる。基板143の厚さd
1が、上述したように、0.5mmであるので、ケース
部材121bの厚さは、0.8mm未満であればよい。 ここでは、より薄型化するため、0.3mmとする。ケ
ース部材121a,121bは、光ディスクの回転中心
となる位置に、後述するモータ204の回転軸241と
チャッキングするための開口121c,121dが各々
設けられている。また、ケース部材121a,121b
の内面側の開口121c,121d周りには、パッドと
して、防塵マット125が設けてある。この防塵マット
125は、本実施例では、リング状に設けられる。また
、光ディスク140との対向面が、面振れがない状態で
、光ディスク140の面とほとんど接触する程度に近接
するように設けられる。もちろん、実際に接触させるよ
うにしてもよい。この防塵マット125は、例えば、フ
レキシブルディスクにおいて用いられているライナーと
同様の材料で構成することができる。
【0030】ケース120は、例えば、クレジットカー
ドと同様の平面形状のカード型に形成することができる
。図2は、そのようなカード形態の光ディスクメモリユ
ニット100の一例を示す。すなわち、この例では、カ
ードサイズのケース120に光ディスク140が収容し
てある。そこで、以下では、この光ディスクメモリユニ
ット100を光ディスクインカードと称することもある
。なお、本実施例では、ケース部材121bが透明体で
あるが、同図中、破線で示す、光ビーム入射部152の
みが透明な板で構成され、他の部分は、不透明に構成し
てもよい。
【0031】光ディスクドライブ装置200は、光ディ
スク140を回転するためのモータ240、光ヘツド2
10およびドライブ回路260で構成されている。光デ
ィスクドライブ装置200は、それ自身、情報の記録、
再生、消去等の処理を行なう情報処理装置として機能す
るが、コンピュータ300に接続されて、情報処理シス
テムの構成要素として用いられる。また、光ディスクド
ライブ装置200は、その一部に、光ディスクメモリユ
ニット100を装着するための装着部201を有してい
る。この装着部201には、光ディスク140のチャッ
キングに用いられるディスク押え242が設けてある。 このディスク押え242は、光ディスクドライブ装置2
00の図示していないケースの一部に、退避可能な状態
で支持される。また、回転軸241とディスク基板14
3に磁石を設け、チャッキングすることも可能である。 この場合、ディスク押え242は不要となる。
【0032】光ヘッド210は、例えば、図25に示す
ように、薄型化の配慮がされているものを用いることが
望ましい。しかし、本質的には、図4に示した光学系で
あつても実現可能である。この光ディスクドライブ装置
は、これを内蔵するコンピュータの筐体内に収容される
が、ケースに収容する構成としてもよい。図5は、この
一例である。動図に示す例は、透明保護ケース202に
光ディスクドライブ装置200が収容されている。光デ
ィスクメモリユニット100は、このケース202の装
着部201に、着脱自在に装着される。ドライブ回路2
60は、光ヘッド210の動作を制御すると共に、モー
タ240の回転を制御する。この制御の指令は、コンピ
ュータ300から送られる。なお、ドライブ回路の詳細
例については、後述する。
【0033】このような構成で、光ディスクの記録/再
生/消去は、次のようにして実現される。まず、光ディ
スクメモリユニット100を、光ディスクドライブ装置
200の装着部201に装着する。この際、光ディスク
メモリユニット100のケース120の開口121dに
モータ240の回転軸241を挿入させ、その回転軸2
41の先端を、光ディスク140の中心の貫通孔147
に挿通させ、さらに、その先端で、開口121cから挿
入されるディスク押え242と嵌合させて、光ディスク
140を回転軸241に固定する。この状態で、モータ
240は、ドライブ回路260からの支持に応じて、光
ディスク140を回転させることができる。
【0034】記録および消去時は、光ヘッド210に内
蔵されている半導体レーザのパワーを、図9に示すよう
に、消去パワーと記録パワーとの間で変調することによ
つて、旧い情報の上に新しい情報を記録する。また、再
生時は、半導体レーザのパワーを比較的小さなパワーに
絞り、連続的に照射することによつて、光デイスクの反
射率を読み取る。
【0035】記録/再生/消去時には、透明なケース部
材121bおよびの基板143を介して,記録媒体14
5にレーザ光が照射される。すなわち、このような構成
によれば、空気中の塵埃が基板143や記録媒体145
に付着することは無く、塵埃は光ディスクの回転駆動源
からの塵埃のみに限定することができる。また、基板1
43の板厚を0.5mmに選んでいるので、基板がない
場合と比べて、10μm程度の塵埃が侵入しても、記録
/再生に支障が無くなる。さらに、防塵マット125を
設けることによって、開口121c,121dからの塵
埃の侵入を防止することができる。また、この防塵マッ
ト125は、光ディスク100が面振れしたときのクッ
ション的役割を果たし、ディスク押さえ242と共に光
ディスクの安定回転に寄与する。
【0036】なお、ケース120のケース部材121b
の板厚d2と基板143の板厚d1の合計を略1.2m
m にすれば、従来の光ヘッドをそのまま使用すること
が可能である。もっとも、この合計を、本実施例のよう
に、1.2mmより小さくすることにより、装置の小型
化、薄型化を図ることができる。これにより、光ディス
クの薄型化が可能になり、ひいてはラップトップコンピ
ュータ等の情報処理装置の薄型化が可能となる。
【0037】図3は、光ディスクインカード100に内
蔵されている光ディスクの1実施例を示している。光デ
ィスク140は、基板143と記録媒体145により構
成されている。図中、140aは記録エリア、140b
は非記録エリアを示している。ここで、光ディスクイン
カード用のメモリ容量の見積をしておく。ICカードや
メモリカードの分野では、カードの外形寸法がすでに規
格化されており、外形は略54mm×86mmである。
【0038】本実施例の光ディスクインカード100に
ついても、ポータブルなメモリとして使用するには、ケ
ースのサイズをこのカードのサイズとおおよそ一致させ
ていることが望ましい。そこで、ここでは、外形54m
m×86mmの保護ケースを使用するものとして、メモ
リ容量の推定をする。横幅が54mmであることから、
縁取りとして各1mmを取ると、光ディスクの外形とし
ては、50mm以下であることが望ましい。また、光デ
ィスク140内の記録エリア140aは、ディスクの外
形から1mm程度内側であることが望ましいので、記録
エリア140aの外径は48mm程度が望ましい。一方
、記録エリア140aの内径は、ディスク回転のための
モ−タとの連結や、やハブ取り付け部およびディスクの
押え部のサイズなどによつて決まる。このディスク押え
部は、15〜28mm程度あれば十分であるため、15
mm〜48mmが記録エリアとして使用できるエリアで
あると言える。記録エリアの外形が与えられると、メモ
リ容量は、内径を外形の半分に選んだとき最大になる。
【0039】そこで、ここでは、24mm〜48mmを
記録エリアとして使用した場合のメモリ容量を推定する
。通常の光ディスク光学系を使用すれば、トラック間隔
として1.6μmが使用されているので、これでトラッ
ク数を推定すると、7500トラックとなる。また、ビ
ツト密度は約1.4μm/ビットであるから、1トラッ
ク当りのビット数は約53.8kビットになる。従つて
、記録エリア全体では、アンフォーマット時約50MB
(メガバイト)の記録容量を持つことができる。
【0040】次に、本発明の光ディスクメモリユニット
を実現するのに好適な記録媒体の一例について説明する
。記録媒体としては、コンパクトディスクのような再生
専用型の媒体、穴あけや相変化を利用する追記型光記録
媒体,光磁気効果や相変化を利用する可逆型光記録媒体
などを使用することができる。すなわち、レーザ光によ
つて再生あるいは記録/消去ができる媒体であれば本発
明の媒体として使用することができる。ここでは、可逆
型相変化光ディスクを利用して、記録/消去/再生する
例について説明する。
【0041】図6は、相変化光ディスクの記録消去再生
の原理を示したものである。同図に示すように、記録は
、比較的高いパワのレーザ光を記録媒体に照射し、記録
膜を溶融後急冷することによつて記録膜をアモルファス
状態にすることによつて実現される。一方、消去は、比
較的低いパワのレーザ光を記録膜に照射し、アモルファ
ス状態の記録膜を結晶化することによつて実現する。 また、再生は、さらに、低いパワの連続光を記録媒体に
照射し、アモルファスと結晶状態の反射率の違いによつ
て情報を再生する。
【0042】記録膜としては、“Proc.Soc.P
hoto−Opt.Inst.Eng.(SPIE),
Vol.1078,pp.11−pp.26,(198
9)”に記載されているInSbTe系の記録膜、ある
いは、“Proc.Soc.Photo−Opt.In
st.Eng.(SPIE),Vol.1078,pp
.27−pp.34,(1989)”に記載されている
GeSbTe系の記録膜のような、オーバライト可能な
記録膜であれば、どのような相変化媒体でも使用するこ
とができる。
【0043】図7は、InSbTe系材料の結晶化時間
を示したものである。この記録膜の場合、材料の組成に
よつて結晶化時間が異なり、50nsから500nsの
結晶化時間を持つている。どの結晶化時間の材料を採用
すべきかは、光ディスクの線速度v(m/s)および光
ディスク媒体の膜構造によつて多少変動はあるが、略5
00/vnsから1500/vnsの範囲の結晶化時間
を持つ記録膜を採用するのが望ましい。
【0044】また、図8は、上記実施例の光ディスクの
記録媒体として使用するに好適な膜構造を示している。 この光ディスク媒体は、0.05mm〜1.0mm厚の
光透過性の基板143と、高屈折率特性を持つ第1光干
渉膜145a,記録膜145b,高屈折率特性を持つ第
2光干渉膜145cおよび反射膜145dからなる記録
媒体145と、保護膜146で構成されている。このよ
うな光ディスクでは、光は、基板143側から入射され
ることになる。また、基板143としては、光透過性が
あればよく、ガラス、アクリル、エポキシ、ポリカ−ボ
ネ−ト等のプラスチック基板を使用することができる。
【0045】図9は、オーバライト時のレーザパワの変
調方法を示している。すなわち、オーバライト時にはレ
ーザパワは消去用のパワレベルと記録用のパワレベルの
間で変調される。この時、消去用のレーザパワはこのパ
ワを照射し続けると記録膜を結晶化できるパワから、記
録用のパワは、記録膜をアモルファス化できるパワから
選択される。
【0046】図10は、本発明を実施するに好適な光ヘ
ツドの1例を示している。動図において、(a)は光学
系を情報から見た状態を示し、(b)は光学系を側方か
ら見た状態を示す。従来の光ヘッドでは、焦点制御のた
めに対物レンズ駆動用のアクチュエータが付いていたが
、このアクチュエータのために光ヘツドの薄型化が難し
かつた。本実施例の光ヘッドでは、対物レンズ219用
のアクチュエータを止め、代りにリレーレンズ216を
設け、これをディスクと平行方向に移動させることによ
つて焦点制御を実現している。また、通常の対物レンズ
では複数のレンズを利用してディスク上での収差を補償
しているが、ここでは、その一部を分割し、立ち上げミ
ラー218の前面に移動し、光ヘッドの薄型化を図つて
いる。その他の機能は、従来の光学系と同等であるので
詳しい説明は省略する。ここに示した光ヘッドを用いる
ことにより、光ディスク装置全体の薄型化を図ることが
でき、ラップトップやノ−ト型のパソコンやワ−プロそ
の他の情報処理装置のメモリとして使用することが可能
になる。
【0047】図25は、本発明を実施するに好適な光ヘ
ッドの他の実施例を示している。従来のヘッドでは、整
形プリズム213、偏光ビ−ムスプリッタ−214、全
反射ミラ−217および、1/4波長板215は、それ
ぞれ別々の素子で製作されていたが、本実施例では一体
化し、光ヘッド全体の小型化を図っている。また、光検
出系231は、フ−コ−プリズム230、検出用集光レ
ンズ220および検出器221で構成されている。図1
1は、光ディスクドライブ装置におけるドライブ回路2
60の一実施例の構成を示す。光ディスクドライブ回路
系260は、データ管理部261,トラックアドレス制
御部262,トラック制御部263,フォーカス制御部
264,光検出増幅器265,データ復調部266,デ
ータ変調部267,レーザドライブ268およびモータ
制御部269で構成されている。
【0048】このような構成で、オーバライト時は、ト
ラックアドレス制御部262で記録すべきトラックアド
レスを決め、データ変調部267が、コンピュータ30
0から与えられたデータを、予め設定された変調方式に
よつて、光ディスクに記録する“0”,“1”パターン
に変換する。変調方式には、2−7変調や4−15変調
があるが、システムによつて使いわけられている。レー
ザドライブ268では、データ変調部267によつて決
められた“0”,“1”のパターンに従つて、図9に示
したように、レーザパワを消去用パワと記録用パワの間
で変調する。また、データの再生時は、コンピュータ3
00により指定されたトラツクアドレスを選択し、レー
ザパワを略1〜2mWの一定値にして、光検出増幅器2
65により光ディスク140の反射率を読みだし、デー
タ復調部266によりデータを復調する。また、光検出
増幅器265の結果は、トラツク制御263やフオーカ
ス制御264の信号としても利用される。この部分の機
能は、従来コンパクトディスクや光ディスク装置で用い
られている機能で実現できる。また、モータ制御部26
9は、光ディスク140を回転するためのモータ240
の回転数を制御する。この回転数制御には、CAV(C
onstant Angular Velocity)
制御とCLV(Constant  Linear V
elocity)制御型がある。
【0049】図12は、本発明を実現するための光ディ
スクインカード100の第2実施例を示している。基本
構成は、図2に示したものの構成と同じであるが、本実
施例では、ケース120が不透明な材料で形成され、光
入射部152を設け、この部分を透明な保護ケース15
2aでカバーしてある。図12の実施例の特徴は、さら
に、保護カバー160が設けられている。この種の光デ
ィスクインカード100は自由に持ち運びするため、カ
ード120に傷が付くこともある。光入射部以外に傷が
付いても問題はないが、光入射部に傷が付くとカードケ
ースの交換を要する場合がある。本実施例は、このカー
ドケース交換の回数の減少を目的にしている。すなわち
、ケース120の上に保護カバー160を設けることに
よつて、光入射部に傷が付くのを防止し、光ディスクイ
ンカード100が光ディスクドライブ200に挿入され
た時に保護カバー160を開け、光の入射を自由にでき
るようにしている。
【0050】図13は、本発明の第3実施例である、光
ディスクインカードのケースの外観を示す。ケース12
0は、略0.1から1.0mmの板厚のケース部材12
1a,121bからなり、これらに挾まれる形で、光デ
ィスク(図示せず)が内蔵されている。また、光ディス
ク140を回転軸に固定し、回転するためのマグネツト
クランプ170が設けられている。この光ディスクのA
−A′断面構造を図14に示す。同図に示すように、光
ディスク140は、マグネットクランプ170によつて
固定され、ケース部材121a,121bからは離れて
いる。また、図15はその端部の拡大断面図を示す。図
16は図14のマグネットクランプ部分の拡大断面図を
示す。これらの図に示すように、光ディスク140が回
転している状態では、光ディスク140および基板14
3は、ケース部材121a,121bから浮いた状態に
なつている。図17は、このディスクインカード100
に内蔵されている光ディスクの例を示している。図3の
例ではディスクの中心部が空洞であるのに対し、図17
の例は中心部がマグネットクランプ170によりディス
クが固定されている点が特徴である。また、図14およ
び図17の例では、片面使用の例を示したが、同様の方
法で容易に両面使用に拡張することができる。
【0051】図18は、記録領域への塵埃の侵入防止方
法を示している。本実施例では、光の入射部が透明な保
護カバーで覆われているため、直接塵埃やホコリが記録
領域に入ることはないが、ディスク中心部が回転用のた
めに開放になつているため、この中央部から塵埃が混入
する可能性はある。そこで、本実施例では、上記図1に
示すものと同様に、非記録領域に防塵用のマット125
を敷き、ディスク中央部からの塵埃の混入を防止してい
る。このマットは、ディスクの回転駆動部から記録領域
に塵埃が混入するのを防止するだけでなく、ディスクに
面振れがあったときにこのマットに接触させながら回転
するようにし、安定回転を図っている。このマットとし
ては、フロッピ−ディスク等で使用しているライナ−を
使用することができる。図26は、両面使用の光ディス
クを使用する場合の構成例を示している。図より明らか
なようにカ−ドの両面が開放状態になるのみで、容易に
両面使用のディスクに対応することができる。この場合
、ケース部材121a,121bは共に透明隊が用いら
れる。もっとも、光の入射部のみ開口させ、ここに、透
明保護板を設ける構成としてもよい。
【0052】図19は、他の防塵対策の例を示している
。本実施例では、ディスク中央部にベアリング126を
設け、開放部をなくしている。
【0053】図20は、カード形状に関する他の実施例
を示している。図2,図12,図13に示した例では、
カードの形状がクレジツトカードと等価な形状をしてい
る場合について説明したが、光ディスクを内蔵できるサ
イズであれば、どのような形状であつても良い。図20
は、略正方形のカードの例を示している。また、本発明
では光ディスクのサイズが略50mmの例を示したが、
サイズは必要に応じて変更することもできる。すなわち
、従来から開発が進められている12インチ,8インチ
,5.25インチ,5インチ,3.5インチなど、本発
明は何れのサイズにも適用できる。
【0054】図21は、本発明をラップトップコンピュ
ータに適用した場合の1実施例を示している。ラップト
ップコンピュータ400は、プロセッサユニット401
および半導体の主メモリ402から構成され、システム
バス403を介してキーボード410,ディスプレイ4
20が接続されている。なお、本発明の特徴は、さらに
光ディスクインカードインターフェース404を介して
光ディスクインカードドライブ200が接続される点に
ある。本発明の光ディスクインカード100は、外形が
略50mmという小形であるにもかかわらず、容量が略
20MB以上と大容量であり、これにより、ラップトッ
プコンピュータでありながらミニコンピュータ並みの大
規模の計算処理を可能にしている。また、光ディスクイ
ンカード100ドライブ200から脱着可能であり、持
ち運びに便利なシステムとなつている。
【0055】図22は、本発明をカメラに適用した場合
の1実施例を示している。基本的な信号処理は、フロッ
ピーディスクを利用した電子スチルカメラの信号処理を
利用できる。電子スチルカメラの信号処理は、“日経エ
レクトロニクス、1988.12.12号の195ペー
ジから201ページ”に記載されているように、画像の
FM変調素子と日付けなどのデータの変調素子と、フロ
ッピーディスクへの記録部,ビテオ信号再生部により構
成されている。本発明の特徴は、信号の記録媒体として
光ディスクインカード100を利用している点にある。 本発明の光ディスクインカード100は、単に容量が大
きいだけでなく光ディスクが透明の保護カードに内蔵さ
れているため、取扱いが容量であると共に信頼性が高い
。図22に沿つて具体的な動作の説明をする。図22に
おいて、、CCDやMOSの固体撮像素子501で光電
変換された電気信号は、FM変調部502でFM変調さ
れる。一方、日付などのデータは、DPSK(diff
erential phase shiftkeyin
g)方式などにより、データ変調部503で変調され、
FM変調された信号と合成され(ブロツク504)、光
ディスクインカードドライブ200を介して光ディスク
インカード100に記録する。 一方、再生時には、画像は、FM復調器505により、
データはデータ復調器506により復調され、ビデオ信
号への変換器507によりNTSCなどのビデオ信号に
変換される。
【0056】図23は、光ディスクインカード100を
ラツプトップコンピュータ500と大型計算機521の
端末523のインターフェースとして利用する場合の例
を示している。図23において、大型計算機521は、
通常、磁気ディスク等の大容量のメモリ522を有し、
ネツトワーク524およびステーシヨン525を介して
多くの端末523と結ばれ利用されている。しかしなが
ら、このようなシステムでは、端末のないところでは利
用できないという問題があつた。本発明は、このような
問題を解決すべく発明されたもので、ラップトップ型の
コンピユータ500に本発明の光ディスクインカード1
00を接続して使用すると共に、大型計算機の端末52
3のメモリとして本発明の光ディスクインカード100
を使用するものである。このように、光ディスクインカ
ード100をラップトップコンピユータ500と大型計
算機の端末523のメモリとして共用することによつて
、端末のない自宅や電車の中でもプログラムの作成や、
デバックの作業を進めることができる。
【0057】図24は、メモリにセキユリティが要求さ
れるときの光ディスクインカード100の応用例である
。光ディスク140は、大容量であるという特徴を持つ
が、拡大率の大きな顕微鏡であれば、どのようなデータ
パターンが記録されているかを調べることができる。 乱数コード等を利用して、セキユリティの確保を図るこ
とができるだけでなく、カード上に半導体メモリを搭載
することによつて、より高度のセキユリティを確保する
ことが可能になる。この場合は、図24に示すように半
導体メモリエリア“A”を設けることによつて達成する
ことができる。例えば、半導体メモリにより、データの
暗号化および復号化を行なって、光ディスクに対するデ
ータの記録/再生を行なうようにする。このように高度
のセキユリティを達成できれば、この光ディスクインカ
ード100は、キヤッシュカードや機密を要する情報、
例えば、可搬型の個人用医療データベースを実現できる
。この場合は、図1に示したハードウェア構成で実現す
ることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、カードが内蔵された光
デイスクの保護の役目と同時に付着した塵埃やホコリに
よる再生ミスを防止できるので、薄型で且つ信頼性の高
い大容量の光ディスクメモリユニットを実現できる。ま
た、本発明の光ディスクインカードを利用することによ
つて薄型で大容量のメモリを持つラップトップ型のコン
ピュータや、大容量スチルカメラ,大容量メモリを持つ
医療用可搬型個人データベースを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクメモリユニットの第1実施
例および光ディスクドライブ装置の一実施例の構成を示
す要部断面図。
【図2】上記光ディスクメモリユニットの第1実施例の
形状の概要を示す平面図および断面図。
【図3】光ディスクの構成概要を示す平面図および断面
図。
【図4】従来の光ディスクの構造とこれに用いられる光
ヘッドの構成を示す斜視図。
【図5】本発明に好適に用いられる光ディスクドライブ
装置の構成を示すブロック図。
【図6】相変化光デイスクの記録,再生,消去原理説明
図。
【図7】InSbTe系材料の結晶か時間を示した説明
図。
【図8】光ディスクの膜構成例を示す説明図。
【図9】オーバライト時のレーザパワ変調方法の説明図
【図10】本発明の光ディスクメモリユニットに対する
情報の記録/再生/消去に好適な光ヘツドの一実施例を
示す光路図。
【図11】本発明の情報処理装置に用いられる光ディス
クドライブ装置の構成の一例を示すブロック図。
【図12】本発明の光ディスクインカードの第2実施例
の構成を示す平面図。
【図13】本発明の光ディスクインカードの第3実施例
の構成を示す平面図、側面図および正面図。
【図14】上記第3実施例の光ディスクインカードの断
面図。
【図15】上記第3実施例の光ディスクインカードの要
部拡大断面図。
【図16】上記第3実施例の光ディスクインカードの要
部拡大断面図。
【図17】上記第3実施例の光ディスクインカードに内
蔵されている光ディスクの一例を示す平面図および正面
図。
【図18】上記第3実施例の光ディスクインカードの塵
埃侵入阻止の態様を示す説明図。
【図19】上記第3実施例の光ディスクインカードの塵
埃侵入阻止の他の態様を示す説明図。
【図20】光ディスクインカードの形状に関する他の実
施例を示す平面図、側面図および正面図。
【図21】光ディスクインカードをラツプトツプコンピ
ユータへ応用した場合の機器構成例を示すブロック図。
【図22】光ディスクインカードをスチルカメラに応用
した場合の機器構成例を示すブロック図。
【図23】光ディスクインカードを大型計算機の端末と
ラツプトツプコンピユータのインターフェース用メモリ
として利用した場合の機器構成例を示すブロック図。
【図24】セキユリティ向上を図つた半導体メモリ付き
光ディスクインカードの例を示す平面図。
【図25】本発明の光ディスクメモリユニットに対する
情報の記録/再生/消去に好適な光ヘツドの一実施例を
示す斜視図。
【図26】記録媒体が両面にある光ディスクの一例を示
す要部断面図。
【符号の説明】
100…光ディスクメモリユニット(光ディスクインカ
ード)、120…ケース、140…光ディスク、200
…光ディスクドライブ装置、300…コンピュータ、5
00…ラップトップコンピュータ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な基板およびその少なくとも一方の面
    に形成された記録媒体を有する光ディスクと、この光デ
    ィスクを回転可能に収容するケースとを備え、上記ケー
    スは、上記記録媒体に対向する面の少なくとも一部に透
    明部分を有し、かつ、上記基板とケースの透明部分とは
    、基板の厚さをd1とし、透明部分の厚さをd2として
    、 d1+d2<1.2mm となるように、それぞれの厚さが規定されることを特徴
    とする光ディスクメモリユニット。
  2. 【請求項2】透明な基板およびその少なくとも一方の面
    に形成された記録媒体を有する光ディスクと、この光デ
    ィスクを回転可能に収容するケースとを備え、上記ケー
    スは、上記記録媒体に対向する面の少なくとも一部に透
    明部分を有し、かつ、上記基板とケースの透明部分とは
    、基板の厚さをd1および屈折率をn1とし、透明部分
    の厚さをd2および屈折率をn2として、基板の厚さが
    1.2mmに標準化された光ディスクの屈折率をn0と
    すると、 d1n1+d2n2≦1.2n0 となるように、それぞれの厚さが規定されることを特徴
    とする光ディスクメモリユニット。
  3. 【請求項3】上記基板の屈折率n1が、標準化された光
    ディスクの屈折率n0と等しくなるように選ばれる、請
    求項2記載の光ディスクメモリユニット。
  4. 【請求項4】上記ケースは、光ディスクを、これを回転
    させる回転駆動機構と連結させるための開口を有する、
    請求項1、2または3記載の光ディスクメモリユニット
  5. 【請求項5】上記ケースの内部側の面の開口周りに、パ
    ッドを配置した、請求項4記載の光ディスクメモリユニ
    ット。
  6. 【請求項6】上記パッドは、光ディスクの両面側に配置
    される、請求項5記載の光ディスクメモリ。
  7. 【請求項7】上記パッドは、光ディスク面に対向する面
    が、光ディスク面に僅かに接触しまたは接触しない程度
    に近接させて配置される、請求項6記載の光ディスクメ
    モリユニット。
  8. 【請求項8】上記ケースは、記録媒体に対向する面が透
    明体である、請求項1、2、3、4、5、6または7記
    載の光ディスクメモリユニット。
  9. 【請求項9】透明な基板およびその少なくとも一方の面
    に形成された記録媒体を有する光ディスクと、この光デ
    ィスクを回転可能に収容すると共に、上記記録媒体に対
    向する面の少なくとも一部に透明部分を有するケースと
    を備える光ディスクメモリユニットについて、情報の記
    録、再生および消去のうち、少なくとも1の処理を実行
    する機能を有する情報処理装置であって、基板とケース
    の透明部分とが、基板の厚さをd1および屈折率をn1
    とし、透明部分の厚さをd2および屈折率をn2として
    、基板の厚さが1.2mmに標準化された光ディスクの
    屈折率をn0とすると、 d1n1+d2n2≦1.2n0 となるように、それぞれの厚さが規定される光ディスク
    メモリユニットを着脱可能に装着する光ディスクメモリ
    ユニット装着部と、少なくとも1の光ヘッドと、上記装
    着される光ディスクメモリユニットの光ディスクを回転
    させる回転手段と、上記光ヘッドの動作および上記回転
    手段の回転を制御するドライブ回路とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】上記光ヘッドは、基板の厚さが1.2m
    mに標準化された光ディスクについて用いられる光学ヘ
    ッドの対物レンズの開口径に対して、 (d1n1+d2n2)/1.2n0 なる比で決定される開口径の対物レンズを有する、請求
    項8記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】厚さが0.05mmないし1.0mmの
    透明な基板に形成された、情報を光学的に記録または再
    生するための、外径が48〜54mmであつて、記録容
    量が10MB以上である光デイスクと、クレジットカ−
    ドサイズの透明部分を有するケースとを有し、上記光デ
    イスクをケースに回転可能に収納したことを特徴とする
    光ディスクメモリユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7107604B2 (en) * 2001-09-12 2006-09-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Disk cartridge
US8131508B2 (en) 2009-02-05 2012-03-06 Panasonic Corporation Sensor apparatus

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