JPH0675019U - 自動車用操作ペダル - Google Patents

自動車用操作ペダル

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JPH0675019U
JPH0675019U JP1354693U JP1354693U JPH0675019U JP H0675019 U JPH0675019 U JP H0675019U JP 1354693 U JP1354693 U JP 1354693U JP 1354693 U JP1354693 U JP 1354693U JP H0675019 U JPH0675019 U JP H0675019U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
pad
opening
tip
pedal
Prior art date
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Pending
Application number
JP1354693U
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English (en)
Inventor
正春 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yorozu Corp
Original Assignee
Yorozu Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作ペダルを構成するレバー部品の共用化を達
成する。 【構成】車体に対して回動自在に支持されるレバー6
と、このレバー6の先端に取り付けられて踏力を受ける
パッド20とを有する自動車用操作ペダルであり、パッ
ド20に隆起部21を形成し、この隆起部21に開口2
2を開設する。レバー6の先端を開口22に挿入して開
口縁部とレバーの側面とを溶接接合することによりパッ
ド角度θを調節可能としてレバーブランク材6aの共用
化を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のブレーキペダルやクラッチペダルなどの操作ペダルに関し 、特に車種間におけるレバーやパッド等の共用化を図ることができる自動車用操 作ペダルに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のブレーキペダルに踏力を加えると、ブレーキペダルに取り付けられた プッシュロッドが前進し、これによりブレーキマスタシリンダ内の油圧がブレー キシリンダに伝達される。 この種のブレーキペダル1は、図5に示すように、車体(ダッシュパネル2) の室内側3に取り付けられたペダルブラケット4に回動軸5を中心として回動自 在に取り付けられ、ペダルブラケット4とブレーキペダル1のレバー6との間に はリターンスプリング7が介装されている。また、レバー6にはプッシュロッド 8が取り付けられており、このプッシュロッド8の先端はエンジンルーム内9に 取り付けられたブレーキマスタシリンダ10に連結されている。 図中符号「11」はブレーキペダル1のストッパであり、リターンスプリング 7の付勢により復帰するブレーキペダルを原位置に保持するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の操作ペダルのレバー6とパッド12は、図6に示すようにレ バー6の先端をパッド12の裏面に突きあてて、その周囲を溶接接合(溶接部を 「13」で示す)しているが、図7(a)に示すように異なる車種(A車、B車 )において、レバー長L1,L2およびパッドのオフセット量M1,M2が近似 し、かつ、パッド角度θ1,θ2が等しいときにはレバーのブランク材が流用で き、ブランク成形型の製作費用の低減と部品点数の削減を図ることができる。
【0004】 しかしながら、レバー長Lとオフセット量Mが近似していても、パッド角度θ が等しくないと(θ1≠θ2)、図7(b)に示すように踏み込み角度を確保す るためにレバーに対するパッド角度を若干修正する必要が生じ、結局、レバーの ブランク材を流用できなかったり、あるいは、流用するとしても、図8に示すよ うにパッド角度θを等しくするためにレバーの先端に対するパッドの角度を本来 の角度より傾けて溶接する必要があった。そのため、レバー先端とパッド裏面と の溶接面に隙間Sが生じて溶接強度が不安定になるという問題があった。 仮に、この隙間を解消して溶接強度を確保しようとすると、図8に実線で示す A車と二点鎖線で示すB車とを重ねた形状に成形する必要があるため、図9(a )に示すように、レバーのブランク材6aは流用できたとしても、図9(a)に 示すように、プッシュロッドの取付孔14を形成するピアス工程などの他工程ま で流用するに至らなかった。
【0005】 本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、操作ペ ダルを構成するレバー部品の共用化を達成することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案の自動車用操作ペダルは、車体に対して回動自在 に支持されるレバーと、このレバーの先端に取り付けられて踏力を受けるパッド とを有する自動車用操作ペダルにおいて、前記パッドに隆起部を形成し、この隆 起部に開口を開設し、前記レバーの先端を前記開口に挿入して前記開口縁部と前 記レバーの側面とを溶接接合したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
レバーとパッドは、レバーの先端をパッドの隆起部に開設された開口に挿入し て、これらの当接部分の周囲を溶接することにより接合されるが、本考案のパッ ドにおける溶接面は、開口縁部とレバーの先端側面であることから、レバーに対 するパッドの角度が調節可能となる。この場合、レバーに対するパッド角度を種 々に変えても、レバーとパッドとの当接面積に変動はなく、したがって、溶接強 度に何ら影響はない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1(a)は本考案の一実施例に係る操作ペダルのパッドを示す斜視図、図1 (b)は図1(a)のA−A線に沿う断面図、図3は同実施例を示す全体側面図 、図4は同実施例のレバーとパッドとの接合部を示す側面図である。
【0009】 本実施例の操作ペダルは、レバーブランク材6aにプッシュロッド取付孔14 を形成したのち(図9参照)、このレバー6にパッド20、カラー15およびス トッパブラケット16を溶接接合することにより構成されている。 図3に示すカラー15は、レバー6の上部に穿設された通孔に挿入されてその 周囲を溶接することによりレバー6に固定されており、図5に示すペダルブラケ ット4の回動軸5が挿入されるようになっている。 また、ストッパブラケット16は、図5に示すストッパ11に当接して操作ペ ダルの原位置を保持するための部材である。 なお、本考案の操作ペダルにおいては、カラー15およびストッパブラケット 16は必ずしも必要ではなく、またその形状等も図示する実施例にのみ限定され ることなく種々に改変することができる。
【0010】 図1に示すように、本実施例に係るパッド20には、裏面側に突出する隆起部 21が形成されており、この隆起部21の中央にはレバー6の先端を挿入し得る 開口22が形成されている。そして、レバー6とパッド20とを接合する場合に は、パッドの開口22にレバー6の先端を挿入し、これらレバーの側面と開口の 縁部とが接する位置を溶接接合する。したがって、隆起部21の形状はレバー6 の先端が開口22に挿入できる程度の大きさであれば良く、また、隆起部21の 突出寸法は、一般面の板厚t2 が2〜3mmであるのに対して4〜6mmとする ことが好ましい。 なお、溶接接合を行う部位は、レバー6の側面とパッドの開口縁部とが接触す る部位であり、全周溶接でも良いし、部分的な溶接でも良い。 上述したレバー6、パッド20、カラー15およびストッパブラケット16は 、軽量化を図るために、例えばアルミニウム合金から構成することができる。こ の場合、純アルミは耐蝕性に優れている反面、強度の面で問題があるために、本 実施例の如く自動車用操作ペダル等の構造物にはアルムニウム合金を用いること が好ましい。 本実施例で用いて好ましいアルミニウム合金としては、非熱処理合金としての Al−Mn系合金、Al−Si系合金、Al−Mg系合金、熱処理合金としての Al−Cu系合金、Al−Mg−Si系合金、Al−Zn−Mg系合金、Al− Zn−Cu系合金などを例示することができる。ただし、アルミニウム合金にの み限定される趣旨ではない。また、レバー21とパッド22等の接合は、ティグ 溶接やミグ溶接等により行うことが好ましい。
【0011】 このように構成した本実施例の操作ペダルによれば、レバー6とパッド20は 、レバーの先端をパッドの隆起部21に開設された開口22に挿入して、これら の当接部分の周囲を溶接することにより接合されるが、本実施例のパッド20に おける溶接面は、開口縁部とレバーの先端側面であることから、レバーに対する パッドの角度θが調節可能となる。この場合、レバー6に対するパッド角度θを 種々に変えても、レバー6とパッド20との当接面積に変動はなく、したがって 、溶接強度に何ら影響はない。
【0012】 したがって、レバー長Lとオフセット量Mは近似するが、パッド角度θは等し くない異車種(A車とB車)であっても、踏み込み角度を確保するためにレバー に対するパッド角度θを溶接時に調節することができる。例えば、A車に対して は図4(a)に示すようにレバーとパッドとを正規の位置関係で溶接しておき、 B車に対しては図4(b)に示すようにパッド角度θが相違している分だけレバ ーに対するパッドの相対位置を調節する。
【0013】 このような結果、レバーのブランク材6aをA車とB車とに流用することが可 能となり、加えて、レバーのブランク材を流用する場合に、プッシュロッドの取 付孔を形成するピアス工程などの他工程までをも流用することができる。
【0014】 なお、以上説明した実施例は、本考案の理解を容易にするために記載されたも のであって、本考案を限定するために記載されたものではない。したがって、上 記の実施例に開示された各要素は、本考案の技術的範囲に属する全ての設計変更 や均等物をも含む趣旨である。
【0015】 例えば、図2(a)は本考案の他の実施例に係る操作ペダルのパッド裏面を示 す斜視図、図2(b)はB−B線に沿う断面図であるが、この操作ペダルの場合 は、パッド20に形成する隆起部21にフランジ23を付加し、パッド20の剛 性を高めると同時に、レバー6を開口22に挿入したときの位置決めや溶接精度 の向上を図っている。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の自動車用操作ペダルは、レバーの先端をパッドの 隆起部に開設された開口に挿入して、これらの当接部分の周囲を溶接することに より接合するので、レバーに対するパッド角度が調節可能となる。 この場合、レバーに対するパッド角度を種々に変えても、レバーとパッドとの 当接面積に変動はなく、したがって、溶接強度に何ら影響はない。 その結果、パッドの強度を保障しながらレバー部品の共用化を図ることができ 、成形型の製作費用の低減や部品点数の削減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案の一実施例に係る操作ペダルを示す
斜視図および断面図、
【図2】は、本考案の他の実施例に係る操作ペダルを示
す斜視図および断面図、
【図3】は、本考案の操作ペダルを示す全体側面図、
【図4】は、図1に示す実施例の溶接状態を説明する側
面図、
【図5】は、従来のブレーキペダルを示す側面図、
【図6】は、従来のブレーキペダルのパッド裏面を示す
斜視図、
【図7】は、従来のブレーキペダルのレバーを流用する
条件を説明する側面図および正面図、
【図8】は、従来のブレーキペダルの問題点を説明する
側面図、
【図9】は、従来のブレーキペダルのレバーを成形する
工程を示す図である。
【符号の説明】
6…レバー 20…パッド 21
…隆起部 22…開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に対して回動自在に支持されるレバー
    (6)と、このレバー(6)の先端に取り付けられて踏
    力を受けるパッド(20)とを有する自動車用操作ペダ
    ルにおいて、 前記パッド(20)に隆起部(21)を形成し、この隆
    起部(21)に開口(22)を開設し、前記レバー
    (6)の先端を前記開口(22)に挿入して前記開口縁
    部と前記レバーの側面とを溶接接合したことを特徴とす
    る自動車用操作ペダル。
JP1354693U 1993-03-24 1993-03-24 自動車用操作ペダル Pending JPH0675019U (ja)

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JP1354693U JPH0675019U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 自動車用操作ペダル

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JPH0675019U true JPH0675019U (ja) 1994-10-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102085852A (zh) * 2009-12-04 2011-06-08 丰田铁工株式会社 车辆操作踏板
CN108216161A (zh) * 2017-12-27 2018-06-29 芜湖中瑞汽车零部件有限公司 踏板

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