JPH06211090A - 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造 - Google Patents

自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造

Info

Publication number
JPH06211090A
JPH06211090A JP2163093A JP2163093A JPH06211090A JP H06211090 A JPH06211090 A JP H06211090A JP 2163093 A JP2163093 A JP 2163093A JP 2163093 A JP2163093 A JP 2163093A JP H06211090 A JPH06211090 A JP H06211090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
bumper reinforcement
bumper
body side
side member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2163093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3312412B2 (ja
Inventor
Masayuki Yoshikawa
雅之 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP02163093A priority Critical patent/JP3312412B2/ja
Publication of JPH06211090A publication Critical patent/JPH06211090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3312412B2 publication Critical patent/JP3312412B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体側の部材の重量増を招くことなく、車体
側の部材に加わる回転モーメントに対処できるバンパリ
ィインフォースの取付け構造を提供すること。 【構成】 車体の横方向へ伸びる中間部分(24)と中
間部分の各端から車体の横方向の外方、かつ、車体の前
後方向の後方へ伸びる端部分(25)とを有するバンパ
リィインフォース(20)を、車体の各側部において車
体の前後方向へ伸びるバンパアーム(22)に取り付け
る構造である。バンパリィインフォース(20)は、端
部分(25)でバンパアーム(22)に取り付けられ、
バンパアーム(22)の横方向の内方縁(36)の実質
的延長上に脆弱部分(38)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車、特に乗用車のバ
ンパリィインフォースを、フロントサイドメンバまたは
このフロントサイドメンバから伸びるバンパアームのよ
うな車体側の部材に取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4のaに示すように、乗用車のバンパ
の補強材、すなわちバンパリィインフォース10とし
て、車体の横方向へ伸びる中間部分11と、中間部分1
1の各端から車体の横方向の外方、かつ、車体の前後方
向の中央方へ、すなわちフロント用のバンパリィインフ
ォースでは後方へ、リヤ用のバンパリィインフォースで
は前方へ伸びる端部分12とを有するものがあり、この
バンパリィインフォースは、その端部分12で車体側の
部材であるフロントサイドメンバ13またはバンパアー
ム14に取り付けられる(実開平3-42452 号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バンパリィインフォー
ス10が、たとえば壁15から荷重Fを受けると、図4
のbに示すように、まず端部分12が中間部分11の延
長上となるように変形し、それに伴って車体の横方向の
外方Aへ向く回転モーメントがフロントサイドメンバ1
3に加わる。そのため、フロントサイドメンバ13が前
記回転モーメントに耐えることができるように、その板
厚を大きくしたり、補強部品を追加したりなどの対策が
必要となり、重量増となっている。
【0004】本発明の目的は、車体側の部材の重量増を
招くことなく、車体側の部材に加わる回転モーメントに
対処できる、自動車のバンパリィインフォースの車体側
の部材への取付け構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体の横方向
へ伸びる中間部分と該中間部分の各端から車体の横方向
の外方、かつ、車体の前後方向の中央方へ伸びる端部分
とを有するバンパリィインフォースを、車体の各側部に
おいて車体の前後方向へ伸びる車体側の部材に取り付け
る構造であって、前記バンパリィインフォースは、前記
端部分で前記車体側の部材に取り付けられ、前記車体側
の部材の横方向の内方縁の実質的延長上に脆弱部分を有
する。
【0006】
【作用および効果】バンパリィインフォースが荷重を受
けると、車体側の部材に横方向の外方へ向く回転モーメ
ントが加わるが、同時に、バンパリィインフォースが脆
弱部分でつぶれるため、横方向の内方へ向く回転モーメ
ントが生ずることとなり、両回転モーメントは相殺され
る。
【0007】バンパリィインフォースに脆弱部分を設け
るだけの対策であり、車体側の部材に何等の対策も施さ
ないため、車体側の部材の重量増は起こらない。
【0008】バンパリィインフォースが脆弱部分でつぶ
れた後、車体側の部材は、実質的に車体の前後方向へ向
く荷重だけを受けることとなり、圧縮変形によって荷重
を有効に受けとめることができる。
【0009】
【実施例】本発明は、図1および図2に示すように、バ
ンパリィインフォース20を車体側の部材22に取り付
ける構造である。
【0010】バンパリィインフォース20は、車体の横
方向へ伸びる中間部分24と、中間部分24の各端から
車体の横方向の外方、かつ、車体の前後方向の中央方へ
伸びる端部分25とを有する。バンパリィインフォース
20の平面視の形状を前記のように定めるのは、主とし
て意匠上の制約によるが、その結果、前記した問題が生
じている。
【0011】図2に示す実施例では、バンパリィインフ
ォース20はフロント用であって、端部分25は中間部
分24の各端から車体の前後方向の後方へ伸びている。
これに代え、バンパリィインフォース20がリヤ用であ
る場合、端部分25は中間部分24の各端から前方へ伸
びる。バンパリィインフォース20は、断面がコ字形を
呈する2つの部材26からなり、各部材26の開口端に
設けたフランジ27を突き合わせ、スポット溶接して閉
断面空間を有する剛性部材として形成されている。閉断
面空間は、中間部分24から2つの端部分25(図1に
は一方の端部分のみを示す)にわたっている。
【0012】バンパリィインフォース20は、車体の各
側部において車体の前後方向へ伸びる車体側の部材22
に取り付けられる。
【0013】図示の実施例では、車体側の部材22は、
フロントサイドメンバ30から伸びているバンパアーム
である。バンパアーム22は板材を折り曲げて閉断面空
間を画定するように形成され、さらに、前方の端部に取
付け面23を有する。バンパアーム22の後方の端部
を、板材を折り曲げて閉断面空間を画定するように形成
されたフロントサイドメンバ30に嵌合し、スポット溶
接する。これによってバンパアーム22とフロントサイ
ドメンバ30とが結合される。一方、バンパリィインフ
ォース20の2つの部材のうち後方の部材26を、バン
パアーム22の取付け面23にボルト32とナット34
とによって取り付け、その後、2つの部材26を突き合
わせ、フランジ27にスポット溶接し、バンパリィイン
フォース20を形成する。
【0014】バンパリィインフォース20は、端部分2
5を車体側の部材22に取り付けることにより、車体側
の部材22に支持される。このように、端部分25で車
体側の部材22に結合するのは、主としてエンジンルー
ム内のエンジンのためのスペースを確保することの必要
性に基づく。バンパリィインフォース20は、車体側の
部材22に取り付けられたとき、車体側の部材22の横
方向の内方縁36の実質的延長上に位置する脆弱部分3
8を有する。
【0015】図示の実施例では、内方縁36の延長上に
中心をもつ貫通穴40を開け、脆弱部分38が形成され
ている。貫通穴40は、図2に示すように、バンパリィ
インフォース20の上下の片に設ける外、一方の片のみ
に設けることができる。バンパリィインフォースの板厚
を部分的に切削して薄くし、脆弱部分とすることもでき
る。穴の大きさまたは板厚は、バンパリィインフォース
20の全体の剛性への影響が実質的に生じないように定
める。
【0016】バンパリィインフォース20を車体側の部
材22に取り付け、クッション材を収容したバンパカバ
ー42をバンパリィインフォース20に取り付ける。こ
の場合、図2に仮想線で示すように、バンパリィインフ
ォース20を形成する前方の部材26のフランジ27か
ら取付け片44を突出し、これを利用してボルトとナッ
トとによって取り付けることができる。
【0017】バンパリィインフォース20が荷重を受け
ないとき、バンパリィインフォース20の脆弱部分38
は図3のaの状態にある。しかし、バンパリィインフォ
ース20が荷重を受けると、車体側の部材22または3
0に、図3のbに示すように、横方向の外方Aへ向く回
転モーメントが加わるが、同時に、バンパリィインフォ
ース20がその脆弱部分38でつぶれるため、横方向の
内方Bへ向く回転モーメントが生ずることとなり、両回
転モーメントは相殺される。その結果、車体側の部材2
2、30に前後方向の荷重が加わる。
【0018】前記実施例のように、バンパリィインフォ
ースに貫通穴を開けることにより脆弱部分を設けるよう
にすれば、簡単に形成できる。また、バンパリィインフ
ォースがアルミ材の押出し成形品である場合、貫通穴の
位置または大きさを変えるだけで異車種に適用すること
が可能であることから、単一または少数種類のバンパリ
ィインフォースを製作すればよく、製作コストを低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のバンパリィインフォース
の車体側の部材への取付け構造の平面図で、バンパリィ
インフォースは一方の側部に位置する部分を示してあ
る。
【図2】図1の2−2線に沿って切断した断面図であ
る。
【図3】本発明に係る自動車のバンパリィインフォース
の車体側の部材への取付け構造を模式的に示す平面図
で、aは荷重を受けない状態を、bは荷重を受けた状態
を示している。
【図4】従来のバンパリィインフォースの取付け構造を
模式的に示す平面図で、aは荷重を受けない状態を、b
は荷重を受けた状態を示している。
【符号の説明】
20 バンパリィインフォース 22 車体側の部材(バンパアーム) 24 中間部分 25 端部分 36 内方縁 38 脆弱部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の横方向へ伸びる中間部分と該中間
    部分の各端から車体の横方向の外方、かつ、車体の前後
    方向の中央方へ伸びる端部分とを有するバンパリィイン
    フォースを、車体の各側部において車体の前後方向へ伸
    びる車体側の部材に取り付ける構造であって、前記バン
    パリィインフォースは、前記端部分で前記車体側の部材
    に取り付けられ、前記車体側の部材の横方向の内方縁の
    実質的延長上に脆弱部分を有する、自動車のバンパリィ
    インフォースの車体側の部材への取付け構造。
JP02163093A 1993-01-18 1993-01-18 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造 Expired - Lifetime JP3312412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02163093A JP3312412B2 (ja) 1993-01-18 1993-01-18 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02163093A JP3312412B2 (ja) 1993-01-18 1993-01-18 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06211090A true JPH06211090A (ja) 1994-08-02
JP3312412B2 JP3312412B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=12060390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02163093A Expired - Lifetime JP3312412B2 (ja) 1993-01-18 1993-01-18 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3312412B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0718158A1 (de) * 1994-12-23 1996-06-26 Alusuisse-Lonza Services AG Stossstange mit Halterungen zum Befestigen an einem Fahrzeug
JP2002225651A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Kobe Steel Ltd 曲げ加工用押出中空形材
US6467831B2 (en) 2000-08-29 2002-10-22 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Bumper apparatus for vehicle
JP2007098971A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Futaba Industrial Co Ltd 衝撃吸収装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5137323B2 (ja) * 2006-04-26 2013-02-06 新日鐵住金株式会社 バンパー補強部材の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0718158A1 (de) * 1994-12-23 1996-06-26 Alusuisse-Lonza Services AG Stossstange mit Halterungen zum Befestigen an einem Fahrzeug
CH688652A5 (de) * 1994-12-23 1997-12-31 Alusuisse Lonza Services Ag Stossstange mit Halterungen zum Befestigen an einem Fahrzeug.
US6467831B2 (en) 2000-08-29 2002-10-22 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Bumper apparatus for vehicle
DE10141922B4 (de) * 2000-08-29 2008-09-04 Aisin Seiki K.K., Kariya Stoßstangenvorrichtung für Fahrzeuge
JP2002225651A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Kobe Steel Ltd 曲げ加工用押出中空形材
JP2007098971A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Futaba Industrial Co Ltd 衝撃吸収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3312412B2 (ja) 2002-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3604085B2 (ja) 車体構造
JP5606539B2 (ja) 第二座席列の後ろに車体補強材を備えた車体構造
JP4670012B2 (ja) 後部車体構造
JP3909649B2 (ja) 自動車の側部車体構造
JP2000351387A (ja) 自動車の側部車体構造
JPH1076889A (ja) バンパリインフォース
JPH06211090A (ja) 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造
JP4026110B2 (ja) 車体側部構造
JP4337165B2 (ja) 自動車の側部車体構造
JPH07290953A (ja) 自動車の車体構造
JP3321065B2 (ja) 自動車の車体フレーム補強構造
JPH11291947A (ja) 自動車の車体構造
JP3315915B2 (ja) 自動車車体の下側部補強構造
JP3925031B2 (ja) 車体構造
JPH06321138A (ja) 自動車の車体構造
JP4034558B2 (ja) 自動車の車体構造
JP3307857B2 (ja) 自動車の車体前端部構造
JP3789191B2 (ja) フロントピラー下部構造
JPS62113653A (ja) 自動車のカウル構造
JPH05294257A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH11235985A (ja) キャブアンダフレーム補強構造
JP2000016343A (ja) 自動車の車体構造
JPH06321139A (ja) 自動車の車体構造
JP3144249B2 (ja) 自動車の車体構造
JPH0629087Y2 (ja) 自動車のシフトレバー取付部のボデー構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531