JPH06211090A - 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造 - Google Patents
自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造Info
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- JPH06211090A JPH06211090A JP2163093A JP2163093A JPH06211090A JP H06211090 A JPH06211090 A JP H06211090A JP 2163093 A JP2163093 A JP 2163093A JP 2163093 A JP2163093 A JP 2163093A JP H06211090 A JPH06211090 A JP H06211090A
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Abstract
側の部材に加わる回転モーメントに対処できるバンパリ
ィインフォースの取付け構造を提供すること。 【構成】 車体の横方向へ伸びる中間部分(24)と中
間部分の各端から車体の横方向の外方、かつ、車体の前
後方向の後方へ伸びる端部分(25)とを有するバンパ
リィインフォース(20)を、車体の各側部において車
体の前後方向へ伸びるバンパアーム(22)に取り付け
る構造である。バンパリィインフォース(20)は、端
部分(25)でバンパアーム(22)に取り付けられ、
バンパアーム(22)の横方向の内方縁(36)の実質
的延長上に脆弱部分(38)を有する。
Description
ンパリィインフォースを、フロントサイドメンバまたは
このフロントサイドメンバから伸びるバンパアームのよ
うな車体側の部材に取り付ける構造に関する。
の補強材、すなわちバンパリィインフォース10とし
て、車体の横方向へ伸びる中間部分11と、中間部分1
1の各端から車体の横方向の外方、かつ、車体の前後方
向の中央方へ、すなわちフロント用のバンパリィインフ
ォースでは後方へ、リヤ用のバンパリィインフォースで
は前方へ伸びる端部分12とを有するものがあり、この
バンパリィインフォースは、その端部分12で車体側の
部材であるフロントサイドメンバ13またはバンパアー
ム14に取り付けられる(実開平3-42452 号公報)。
ス10が、たとえば壁15から荷重Fを受けると、図4
のbに示すように、まず端部分12が中間部分11の延
長上となるように変形し、それに伴って車体の横方向の
外方Aへ向く回転モーメントがフロントサイドメンバ1
3に加わる。そのため、フロントサイドメンバ13が前
記回転モーメントに耐えることができるように、その板
厚を大きくしたり、補強部品を追加したりなどの対策が
必要となり、重量増となっている。
招くことなく、車体側の部材に加わる回転モーメントに
対処できる、自動車のバンパリィインフォースの車体側
の部材への取付け構造を提供することにある。
へ伸びる中間部分と該中間部分の各端から車体の横方向
の外方、かつ、車体の前後方向の中央方へ伸びる端部分
とを有するバンパリィインフォースを、車体の各側部に
おいて車体の前後方向へ伸びる車体側の部材に取り付け
る構造であって、前記バンパリィインフォースは、前記
端部分で前記車体側の部材に取り付けられ、前記車体側
の部材の横方向の内方縁の実質的延長上に脆弱部分を有
する。
けると、車体側の部材に横方向の外方へ向く回転モーメ
ントが加わるが、同時に、バンパリィインフォースが脆
弱部分でつぶれるため、横方向の内方へ向く回転モーメ
ントが生ずることとなり、両回転モーメントは相殺され
る。
るだけの対策であり、車体側の部材に何等の対策も施さ
ないため、車体側の部材の重量増は起こらない。
れた後、車体側の部材は、実質的に車体の前後方向へ向
く荷重だけを受けることとなり、圧縮変形によって荷重
を有効に受けとめることができる。
ンパリィインフォース20を車体側の部材22に取り付
ける構造である。
方向へ伸びる中間部分24と、中間部分24の各端から
車体の横方向の外方、かつ、車体の前後方向の中央方へ
伸びる端部分25とを有する。バンパリィインフォース
20の平面視の形状を前記のように定めるのは、主とし
て意匠上の制約によるが、その結果、前記した問題が生
じている。
ォース20はフロント用であって、端部分25は中間部
分24の各端から車体の前後方向の後方へ伸びている。
これに代え、バンパリィインフォース20がリヤ用であ
る場合、端部分25は中間部分24の各端から前方へ伸
びる。バンパリィインフォース20は、断面がコ字形を
呈する2つの部材26からなり、各部材26の開口端に
設けたフランジ27を突き合わせ、スポット溶接して閉
断面空間を有する剛性部材として形成されている。閉断
面空間は、中間部分24から2つの端部分25(図1に
は一方の端部分のみを示す)にわたっている。
側部において車体の前後方向へ伸びる車体側の部材22
に取り付けられる。
フロントサイドメンバ30から伸びているバンパアーム
である。バンパアーム22は板材を折り曲げて閉断面空
間を画定するように形成され、さらに、前方の端部に取
付け面23を有する。バンパアーム22の後方の端部
を、板材を折り曲げて閉断面空間を画定するように形成
されたフロントサイドメンバ30に嵌合し、スポット溶
接する。これによってバンパアーム22とフロントサイ
ドメンバ30とが結合される。一方、バンパリィインフ
ォース20の2つの部材のうち後方の部材26を、バン
パアーム22の取付け面23にボルト32とナット34
とによって取り付け、その後、2つの部材26を突き合
わせ、フランジ27にスポット溶接し、バンパリィイン
フォース20を形成する。
5を車体側の部材22に取り付けることにより、車体側
の部材22に支持される。このように、端部分25で車
体側の部材22に結合するのは、主としてエンジンルー
ム内のエンジンのためのスペースを確保することの必要
性に基づく。バンパリィインフォース20は、車体側の
部材22に取り付けられたとき、車体側の部材22の横
方向の内方縁36の実質的延長上に位置する脆弱部分3
8を有する。
中心をもつ貫通穴40を開け、脆弱部分38が形成され
ている。貫通穴40は、図2に示すように、バンパリィ
インフォース20の上下の片に設ける外、一方の片のみ
に設けることができる。バンパリィインフォースの板厚
を部分的に切削して薄くし、脆弱部分とすることもでき
る。穴の大きさまたは板厚は、バンパリィインフォース
20の全体の剛性への影響が実質的に生じないように定
める。
材22に取り付け、クッション材を収容したバンパカバ
ー42をバンパリィインフォース20に取り付ける。こ
の場合、図2に仮想線で示すように、バンパリィインフ
ォース20を形成する前方の部材26のフランジ27か
ら取付け片44を突出し、これを利用してボルトとナッ
トとによって取り付けることができる。
ないとき、バンパリィインフォース20の脆弱部分38
は図3のaの状態にある。しかし、バンパリィインフォ
ース20が荷重を受けると、車体側の部材22または3
0に、図3のbに示すように、横方向の外方Aへ向く回
転モーメントが加わるが、同時に、バンパリィインフォ
ース20がその脆弱部分38でつぶれるため、横方向の
内方Bへ向く回転モーメントが生ずることとなり、両回
転モーメントは相殺される。その結果、車体側の部材2
2、30に前後方向の荷重が加わる。
ースに貫通穴を開けることにより脆弱部分を設けるよう
にすれば、簡単に形成できる。また、バンパリィインフ
ォースがアルミ材の押出し成形品である場合、貫通穴の
位置または大きさを変えるだけで異車種に適用すること
が可能であることから、単一または少数種類のバンパリ
ィインフォースを製作すればよく、製作コストを低減で
きる。
の車体側の部材への取付け構造の平面図で、バンパリィ
インフォースは一方の側部に位置する部分を示してあ
る。
る。
の車体側の部材への取付け構造を模式的に示す平面図
で、aは荷重を受けない状態を、bは荷重を受けた状態
を示している。
模式的に示す平面図で、aは荷重を受けない状態を、b
は荷重を受けた状態を示している。
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の横方向へ伸びる中間部分と該中間
部分の各端から車体の横方向の外方、かつ、車体の前後
方向の中央方へ伸びる端部分とを有するバンパリィイン
フォースを、車体の各側部において車体の前後方向へ伸
びる車体側の部材に取り付ける構造であって、前記バン
パリィインフォースは、前記端部分で前記車体側の部材
に取り付けられ、前記車体側の部材の横方向の内方縁の
実質的延長上に脆弱部分を有する、自動車のバンパリィ
インフォースの車体側の部材への取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02163093A JP3312412B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02163093A JP3312412B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06211090A true JPH06211090A (ja) | 1994-08-02 |
JP3312412B2 JP3312412B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=12060390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02163093A Expired - Lifetime JP3312412B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 自動車のバンパリィインフォースの車体側の部材への取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3312412B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0718158A1 (de) * | 1994-12-23 | 1996-06-26 | Alusuisse-Lonza Services AG | Stossstange mit Halterungen zum Befestigen an einem Fahrzeug |
JP2002225651A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Kobe Steel Ltd | 曲げ加工用押出中空形材 |
US6467831B2 (en) | 2000-08-29 | 2002-10-22 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Bumper apparatus for vehicle |
JP2007098971A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Futaba Industrial Co Ltd | 衝撃吸収装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-01-18 JP JP02163093A patent/JP3312412B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP0718158A1 (de) * | 1994-12-23 | 1996-06-26 | Alusuisse-Lonza Services AG | Stossstange mit Halterungen zum Befestigen an einem Fahrzeug |
CH688652A5 (de) * | 1994-12-23 | 1997-12-31 | Alusuisse Lonza Services Ag | Stossstange mit Halterungen zum Befestigen an einem Fahrzeug. |
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DE10141922B4 (de) * | 2000-08-29 | 2008-09-04 | Aisin Seiki K.K., Kariya | Stoßstangenvorrichtung für Fahrzeuge |
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JP2007098971A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Futaba Industrial Co Ltd | 衝撃吸収装置 |
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JP3312412B2 (ja) | 2002-08-05 |
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