JPH0674843A - トルク測定方法 - Google Patents

トルク測定方法

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Publication number
JPH0674843A
JPH0674843A JP22764992A JP22764992A JPH0674843A JP H0674843 A JPH0674843 A JP H0674843A JP 22764992 A JP22764992 A JP 22764992A JP 22764992 A JP22764992 A JP 22764992A JP H0674843 A JPH0674843 A JP H0674843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
transmission shaft
value
average value
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP22764992A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nakamoto
昭 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP22764992A priority Critical patent/JPH0674843A/ja
Publication of JPH0674843A publication Critical patent/JPH0674843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルク伝達軸に負荷されるトルクの大きさを
検出する際に、軸の回転角度にもとづく零点の変動誤差
の影響を小さくする。 【構成】 トルク伝達軸1の1回転中に複数回トルクを
測定するとともに、トルク伝達軸1の回転速度に同期し
てトルク測定周期を変化させる。トルク伝達軸1の1回
転分のトルク測定値の平均値を求めて、その平均値か
ら、トルク伝達軸1にトルクが負荷されていないときに
同様にして求めたトルクゼロ時の平均値を差し引いた値
を、測定トルク値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトルク測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トルク伝達軸に負荷されるトルクの大き
さを検出する手段として、このトルク伝達軸に一対の磁
気異方性部を形成し、この磁気異方性部の周囲に検出コ
イルを配置して、トルク負荷時における磁気異方性部の
透磁率の変化から、負荷トルクを求めるようにしたもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
磁歪式のトルク検出装置においては、軸の回転角度にも
とづき測定零点が変動するという傾向がある。しかし、
従来においては、このような回転角度にもとづく零点の
変動について何ら補償されておらず、この零点の変動に
もとづく測定誤差の発生が避けられないという問題点が
ある。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、軸の回転角度にもとづく零点の変動誤差の影響を小
さくできるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、トルク伝達軸の1回転中に複数回トルクを測
定するとともに、前記トルク伝達軸の回転速度に同期し
てトルク測定周期を変化させ、かつ、前記トルク伝達軸
の1回転分のトルク測定値の平均値を求めて、その平均
値から、前記トルク伝達軸にトルクが負荷されていない
ときに同様にして求めたトルクゼロ時の平均値を差し引
いた値を測定トルク値とするものである。
【0006】
【作用】このようにすれば、1回転分のトルク測定値か
ら1回転分のトルクゼロ時の平均値を差し引いて測定ト
ルク値とするため、この測定トルク値における零点の変
動誤差の影響が低減される。また軸の回転速度に同期し
てトルク測定周期を変化させるので、軸の回転速度が変
化した場合であっても、同様に零点の変動誤差の影響が
小さなものとなる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明にもとづくトルク測定装置の
回路図を示す。ここで1はトルク伝達軸で、その外周面
には、軸心に対し互いに逆方向に傾斜した磁気異方性部
2、2が形成されている。この磁気異方性部2、2の周
囲には、励磁コイル3と検出コイル4、4とが配置され
ている。励磁コイル3は、この励磁コイル3に交流電流
を供給するための交流励磁電源5に接続されている。検
出コイル4、4からの出力ラインには、整流回路6、6
とフィルタ7、7とが接続されている。これらフィルタ
7、7の出力は、差動増幅器8の入力側に接続されてい
る。また、この差動増幅器8の出力側は、A/D変換器
9を介して演算回路10に接続されている。11はトルク伝
達軸1の回転角度の検出器で、公知のロータリエンコー
ダなどが利用され、その出力は、演算回路10に接続され
ている。
【0008】このような構成において、軸1にトルクが
負荷されると、それに応じて検出コイル4、4にそれぞ
れ出力が現れ、これら出力は、整流回路6およびフィル
タ7を経て差動増幅器8で差し引かれる。その結果が、
トルク検出出力として、A/D変換器9を経て演算回路
10に供給される。
【0009】トルクゼロのときの検出出力、すなわち零
点出力は、図2に示すようにトルク伝達軸1の1回転中
に変動し、しかも同じ回転角度ではほぼ同じ零点変動が
発生する傾向にある。この零点変動の最大幅は、定格出
力の1%程度の大きさ12となる。
【0010】軸1に負荷されたトルクの検出に際して
は、まず回転角度検出器11で軸1の回転角度を検出し、
1回転に要する1周期T0を計算する。この1周期T0の値
は、軸1の回転速度に応じて変化する。
【0011】そして、1周期の 1/N(N は整数)の周期
でトルク検出信号すなわちトルク信号を測定する。この
測定値を、
【0012】
【数1】
【0013】とする。これら測定値より、軸1回転分の
測定値の平均値を求め、その平均値から、トルク伝達軸
にトルクが負荷されていないときに同様にして求めたト
ルクゼロ時の平均値を差し引いた値を求め、その値を測
定トルク値とする。すなわち、
【0014】
【数2】
【0015】となる。このトルク値は、演算回路10から
の出力ラインに現れる。トルク伝達軸1の回転速度が変
化して1周期T0の値が変化した場合には、回転角度検出
器11によってそれが検出され、演算回路10によって、そ
の変化に同期して自動的にトルク測定周期も変化され
る。
【0016】このように、軸1の1回転分のトルク測定
値の平均値からトルクゼロ時の測定値の平均値を差し引
いて測定トルク値とするため、軸1の回転による零点変
動誤差の影響を小さくすることができ、トルク測定精度
が向上する。また、軸1の回転速度に同期してトルク測
定周期を変化させるので、その回転速度が変化しても、
速度変化率が大きくなければ、この点からも軸1の回転
による零点変動誤差の影響を小さくすることができる。
【0017】したがって本発明のトルク測定方法は、軸
の回転速度の変動が小さく、かつ回転速度があまり大き
くない場合に効果的に適用できる。たとえば、200 〜50
0 rpm で回転する攪拌機や混練機における過負荷(オー
バートルク)の検出に特に効果的に適用できる。また、
500 〜3000rpm で回転するモータのトルク性能試験にも
適用できる。
【0018】なお、上記トルク測定値の平均値の演算に
際しては、測定値の数Nは大きいほど良く、少なくとも
12以上であることが望ましい。また、軸1の回転速度か
一定値よりも低くなった場合には、トルク測定の遅れを
防止するため、上記のような平均値の計算をやめ、瞬時
値をトルク値とする。すなわち、
【0019】
【数3】
【0020】とする。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、軸の
1回転分のトルク測定値の平均値からトルクゼロ時の測
定値の平均値を差し引いて測定トルク値とするため、軸
の回転による零点変動誤差の影響を小さくすることがで
きて、トルク測定精度を向上することができる。また、
軸の回転速度に同期してトルク測定周期を変化させるの
で、その回転速度が変化しても、速度変化率が大きくな
ければ、この点からも軸の回転による零点変動誤差の影
響を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するためのトルク測定装置
の一実施例の回路図である。
【図2】トルク伝達軸の回転角度にともなう零点変動の
発生状態を示す図である。
【符号の説明】
1 トルク伝達軸 4 検出コイル 10 演算回路 11 回転角度検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク伝達軸の1回転中に複数回トルク
    を測定するとともに、前記トルク伝達軸の回転速度に同
    期してトルク測定周期を変化させ、かつ、前記トルク伝
    達軸の1回転分のトルク測定値の平均値を求めて、その
    平均値から、前記トルク伝達軸にトルクが負荷されてい
    ないときに同様にして求めたトルクゼロ時の平均値を差
    し引いた値を測定トルク値とすることを特徴とするトル
    ク測定方法。
JP22764992A 1992-08-27 1992-08-27 トルク測定方法 Pending JPH0674843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22764992A JPH0674843A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 トルク測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22764992A JPH0674843A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 トルク測定方法

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Publication Number Publication Date
JPH0674843A true JPH0674843A (ja) 1994-03-18

Family

ID=16864185

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JP22764992A Pending JPH0674843A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 トルク測定方法

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JP (1) JPH0674843A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016206009A (ja) * 2015-04-22 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 トルクセンサの零点誤差の補正方法
JP2017156265A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 シンフォニアテクノロジー株式会社 零点設定方法、評価装置およびプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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