JPH0843216A - 多機能トルクセンサ装置 - Google Patents

多機能トルクセンサ装置

Info

Publication number
JPH0843216A
JPH0843216A JP20287894A JP20287894A JPH0843216A JP H0843216 A JPH0843216 A JP H0843216A JP 20287894 A JP20287894 A JP 20287894A JP 20287894 A JP20287894 A JP 20287894A JP H0843216 A JPH0843216 A JP H0843216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
torque sensor
circuit
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20287894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Arinaga
雄司 有永
Yasushi Yoshida
吉田  康
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP20287894A priority Critical patent/JPH0843216A/ja
Publication of JPH0843216A publication Critical patent/JPH0843216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルクセンサのみで、トルクだけでなくモー
タの回転速度と回転数も同時に測定できるようにし、装
置の小型・軽量化、コスト低減を図る。 【構成】 モータのシャフト表面にA、B相の2つの磁
歪膜を取り付け、前記磁歪膜を取り付けた前記シャフト
と同芯上に励磁コイルと、A相、B相の2つの検出コイ
ルを配置し、A相の前記検出コイルとB相の前記検出コ
イルから出力される信号を各々全波整流する2つの全波
整流回路と、2つの前記全波整流回路から出力れる信号
を差動増幅する差動増幅回路からなるトルクセンサ装置
において、どちらか一方の前記全波整流回路からの出力
信号にハイパスフィルタ回路に入力し、前記ハイパスフ
ィルタ回路の出力信号から前記モータの回転速度信号又
は回転数信号を得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータのシャフトに加
わるトルク、モータ回転速度、回転数の測定を一つのセ
ンサで実現するトルクセンサの多機能化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータのシャフトに加わるトル
ク、回転速度、回転数を同時に測定するためには、図4
に示されるようにトルクを検出するためのトルクセンサ
10、回転速度を検出するためのタコジェネレータ、回
転数を検出するためのエンコーダ等の別々のセンサをモ
ータに取り付けていた。モータ制御装置4は、トルクセ
ンサ10の信号を処理するトルク検出回路10aから出
力されるトルク信号と、回転速度信号と回転数信号を用
いて、モータを制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、測定対象に合わせてセンサを一つずつ取り付けるの
で、装置全体が大きくなり、またコストも増大するとい
う問題点があった。そこで、本発明は一つのトルクセン
サに、トルクだけでなく、モータの回転速度、回転数も
同時に測定できる機能をもたせることにより、装置の小
型・形量化、コスト低減を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、モータのシャフト表面にA相、B相の2
つの磁歪膜を取り付け、前記磁歪膜を取り付けた前記シ
ャフトと同芯上に励磁コイルと、A相、B相の2つの検
出コイルを配置し、A相の前記検出コイルとB相の前記
検出コイルから出力される信号を各々全波整流する2つ
の全波整流回路と、2つの前記全波整流回路から出力れ
る信号を差動増幅する差動増幅回路からなるトルクセン
サ装置において、どちらか一方の前記全波整流回路から
の出力信号をハイパスフィルタ回路へ入力し、前記ハイ
パスフィルタ回路の出力信号から前記モータの回転速度
信号又は回転数信号を得るものである。また、前記トル
クセンサ装置において、前記ハイパスフィルタ回路の出
力信号をF/V変換回路へ入力し、前記モータの前記回
転速度信号を得るものである。また、前記トルクセンサ
装置において、前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を
計数手段へ入力し、前記モータの前記回転数信号を得る
ものである。
【0005】
【作用】上記手段により、モータシャフト1回転に対し
て、1周期の回転リップルを前記ハイパスフィルタでト
ルク信号から抽出できる。従って、前記ハイパスフィル
タから出力される信号からモータの回転速度と回転数が
得られる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の多機能トルクセンサの実施例を示す
図である。本発明の構成は、モータ1のシャフト2とこ
のシャフト2上に取り付けた磁歪膜31とこれを励磁す
る励磁コイル32とトルク印加時の磁歪膜の透磁率変化
によるインダクタンス変化を検出する検出コイル33と
この検出コイル33から出力された信号からトルク信号
54a、回転速度信号57a、回転数信号58aを出力
するセンサ信号処理回路5で構成されている。前記セン
サ信号処理回路5において、従来の構成と異なるところ
は、ハイパスフィルタ回路55、コンパレータ56、F
/V変換回路57、カウンタ回路58を持つ点である。
さらに本発明を以下に詳しく説明する。モータ1のシャ
フト2の表面上にシャフトの中心軸に対して45度の方
向に平行な縞状のA相磁歪膜(Ni−Fe等)31a
を、前記A相磁歪膜方向に対して90度の方向に平行な
縞状のB相磁歪膜31bを取り付ける。前記磁歪膜31
を取り付けたシャフト2の円周方向に円筒形の励磁コイ
ル32をA相、B相磁歪膜上に非接触で配置し、同様に
円筒形の検出コイル33を励磁コイルの外周上に配置す
る。励磁コイル32に、センサ信号処理回路5内の励磁
回路51によって周波数数kHzのAC電流を流し、励
磁を施す。このとき、シャフト2の回転方向にトルクが
加わった場合、A相、B相磁歪膜31の透磁率が変化
し、これにより励磁コイル32と検出コイル33との相
互インダクタンスが変化し、検出コイル33のAC電圧
の振幅が印加トルクの値に比例して変化する。このとき
磁歪膜31が前述のように取り付けられているので、A
相の検出コイル33aの電圧振幅値が大きくなるような
トルクが印加された場合、B相の検出コイル33bの電
圧振幅はトルク印加前よりも小さくなる。この検出コイ
ルからのAC電圧信号を全波整流回路52a、52bで
平滑し、フィルタ回路53a、53bでノイズを除去す
る。前記フィルタ回路を通過した信号は図3(a)に示
されるようなモータシャフト1回転に対して1周期の回
転リップルが発生する。この回転リップルは磁歪膜31
の特性の不均一性と励磁コイルによる磁界の不均一性に
より発生するものである。この回転リップルはA相、B
相ともに発生し、この回転リップルを含むA相、B相の
トルク信号は差動増幅回路により回転リップルの影響を
除去したトルク信号54aが生成され、しかもトルクの
加わる方向によりA相、B相の信号変化が反転するの
で、トルク信号54aの符号によりトルク印加方向がわ
かるトルク信号54aが生成される。A相、またはB相
の前記フィルタ回路出力信号をハイパスフィルタ回路5
5によりAC信号分のみを取り出し(図3(b))、こ
の信号を波形整形するためコンパレータ56に通して図
3(c)の信号が得られる。この図3(c)の信号をF
/V変換器57で信号の立ち上がり〜立ち上がりの周期
(周波数)の大きさに比例した電圧信号に変換すること
によって、回転速度信号57aが生成される。また、図
3(c)の信号を計数手段、例えばカウンタ回路58で
信号の立ち上がりをカウントし、このカウント数に比例
した電圧信号に変換することにより、回転数信号58a
を生成する。計数手段としては、前記カウンタ回路の
他、ソフトウェアタイマでもよい。このように構成され
る多機能トルクセンサを図2に示すようにモータに取り
付け、トルク信号、回転速度信号、回転数信号を得るこ
とができる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ト
ルクセンサのみで、トルクだけでなく、モータの回転速
度と回転数も同時に測定できるので、モータと検出器を
含めた装置全体の小形・軽量化、コスト低減を実現でき
る。また検出器の数を1つに集約できるため、システム
全体の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例を示すブロック図。
【図3】本実施例の信号波形を示す図。
【図4】従来例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 モータ 2 モータのシャフト 3 多機能トルクセンサ 31 磁歪膜、31a A相磁歪膜、31b B相磁歪
膜 32 励磁コイル 33 検出コイル、33a A相検出コイル、33b
B相検出コイル 4 モータ制御装置 5 センサ処理回路 51 励磁回路 52a A相全波整流回路、52b B相全波整流回路 53a A相フィルタ回路、53b B相フィルタ回路 54 差動増幅回路、54a トルク信号 55 ハイパスフィルタ回路 56 コンパレータ 57 F/V変換回路、57a 回転速度信号 58 カウンタ回路、58a 回転数信号 10 トルクセンサ、10a トルクセンサアンプ 20 エンコーダ 30 タコジェネレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのシャフト表面にA相、B相の2
    つの磁歪膜を取り付け、前記磁歪膜を取り付けた前記シ
    ャフトと同芯上に励磁コイルと、A相、B相の2つの検
    出コイルを配置し、A相の前記検出コイルとB相の前記
    検出コイルから出力される信号を各々全波整流する2つ
    の全波整流回路と、2つの前記全波整流回路から出力れ
    る信号を差動増幅する差動増幅回路からなるトルクセン
    サ装置において、 どちらか一方の前記全波整流回路からの出力信号をハイ
    パスフィルタ回路へ入力し、前記ハイパスフィルタ回路
    の出力信号から前記モータの回転速度信号又は回転数信
    号を得ることを特徴とする多機能トルクセンサ装置。
  2. 【請求項2】 前記トルクセンサ装置において、 前記ハイパスフィルタ回路の出力信号をF/V変換回路
    へに入力し、前記モータの前記回転速度信号を得ること
    を特徴とする請求項1記載の多機能トルクセンサ装置。
  3. 【請求項3】 前記トルクセンサ装置において、 前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を計数手段へ入力
    し、前記モータの前記回転数信号を得ることを特徴とす
    る請求項1記載の多機能トルクセンサ装置。
JP20287894A 1994-08-03 1994-08-03 多機能トルクセンサ装置 Pending JPH0843216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20287894A JPH0843216A (ja) 1994-08-03 1994-08-03 多機能トルクセンサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20287894A JPH0843216A (ja) 1994-08-03 1994-08-03 多機能トルクセンサ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0843216A true JPH0843216A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16464702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20287894A Pending JPH0843216A (ja) 1994-08-03 1994-08-03 多機能トルクセンサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0843216A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001065537A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Ntn Corp ドライブシャフト
US10983019B2 (en) 2019-01-10 2021-04-20 Ka Group Ag Magnetoelastic type torque sensor with temperature dependent error compensation
US11486776B2 (en) 2016-12-12 2022-11-01 Kongsberg Inc. Dual-band magnetoelastic torque sensor
US11821763B2 (en) 2016-05-17 2023-11-21 Kongsberg Inc. System, method and object for high accuracy magnetic position sensing

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001065537A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Ntn Corp ドライブシャフト
US11821763B2 (en) 2016-05-17 2023-11-21 Kongsberg Inc. System, method and object for high accuracy magnetic position sensing
US11486776B2 (en) 2016-12-12 2022-11-01 Kongsberg Inc. Dual-band magnetoelastic torque sensor
US10983019B2 (en) 2019-01-10 2021-04-20 Ka Group Ag Magnetoelastic type torque sensor with temperature dependent error compensation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090167296A1 (en) Resolver apparatus and angle detection device and method of resolver
JP3414893B2 (ja) 回転位置検出装置
JP2010096552A (ja) 振動速度センサ校正方法及び装置
JPH0843216A (ja) 多機能トルクセンサ装置
US5471361A (en) Vehicle wheel sensors, and method of converting a sine wave signal in a counting or measuring device
US3178641A (en) Drag cup tachometer accelerometer
JPS5913708B2 (ja) レゾルバ検出方式
JPH0610813U (ja) エンコーダ装置
JPH0318759A (ja) 輪速検出装置
EP0571886A1 (en) Apparatus for measuring angular acceleration
JPH0622166Y2 (ja) レゾルバ式位置検出装置
JPS62458B2 (ja)
JPH045337B2 (ja)
JP2003161643A (ja) 角度および角速度一体型検出装置
JP2566617B2 (ja) 軸の回転数の検出装置
JP3456500B2 (ja) トルクセンサ信号処理方法
JP2007024556A (ja) 回転センサ
JPH07213021A (ja) 同期モータの負荷検出装置
JPS5950304A (ja) 変位測定装置
JP2958846B2 (ja) 角度検出器
JPH0820464B2 (ja) 角加速度計
SU554514A1 (ru) Способ контрол однородности цилиндрических тонких магнитных пленок и устройство дл осуществлени способа
JP3423225B2 (ja) 不釣合い測定装置
SU938144A1 (ru) Устройство дл ультразвукового контрол изделий
JPH0753021B2 (ja) 誘導子形レゾルバの位相誤差補償励磁方法