JP2016206009A - トルクセンサの零点誤差の補正方法 - Google Patents

トルクセンサの零点誤差の補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トルクセンサと評価設備との相対的な位置関係が変化して芯振れや面振れなどが生じても、トルク測定の精度を改善できる、トルクセンサの零点補正方法を提供する。
【解決手段】トルクセンサの零点誤差の補正補法は、第一ステップ、第二ステップ及び第三ステップの三つのステップを有する。第一ステップでは、トルクセンサ1が評価設備に取り付けされた状態で評価設備に相対的なトルクセンサ1の位相を一定の間隔で変化させ、位相のそれぞれに対するトルクセンサ1の指示値をそれぞれ取得する。第二ステップでは、第一ステップで取得したトルクセンサ1の指示値の平均値を算出し、取得したトルクセンサ1の指示値が平均値に最も近いものに対応するトルクセンサ1の位相を決定する。第三ステップでは、トルクセンサ1の位相を、第二ステップで決定した位相で静止させた状態で零点誤差の補正を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は特に、エンジンやモータなどの回転体のトルク測定を行うトルクセンサの零点誤差の補正方法に関する。
エンジンやモータなどの回転体のトルク測定を行うトルクセンサとして、例えば、ひずみゲージ式トルクセンサや地歪式トルクセンサなどが知られている。
特許文献1には、係るトルクセンサに関連する技術として、トルクセンサの零点誤差の補正方法について開示されている。具体的には、トルクセンサを起動後、無負荷状態で一定時間ごとにトルク信号値を計測し、それらのトルク信号値の平均に基づいて零点誤差の補正を行うようにしている。これにより、トルクセンサを落下させるなどしてトルクセンサの零点が大幅に変化した場合にも適正に零点誤差の補正を行うことができるとしている。
特開平6−317492号公報 特開2013−231646号公報
評価設備において、トルクセンサは、軸受や継手などの連結部を介して、測定対象及び測定対象に負荷を与えるモータなどの駆動源と連結される。部品の公差や取付誤差などによりトルクセンサと評価設備との相対的な位置関係に誤差が生じ、トルクセンサと駆動源との連結において芯振れや面振れなどが生じることがある。しかしながら、トルクセンサと評価設備との相対的な位置関係の誤差により芯振れや面振れなどが生じた場合、特許文献1に開示されたトルクセンサの零点誤差の補正方法により、測定対象物のトルク測定を実施する前にトルクセンサの零点誤差の補正を行ってもトルク測定の精度が改善されないおそれがある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、トルクセンサと評価設備との相対的な位置関係の誤差により芯振れや面振れなどが生じても、トルク測定の精度を改善できる、トルクセンサの零点補正方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明は、回転体のトルクを測定するトルクセンサの零点誤差の補正補法であって、前記トルクセンサが評価設備に取り付けされた状態で評価設備に相対的な前記トルクセンサの位相を一定の間隔で変化させ、前記位相のそれぞれに対する前記トルクセンサの指示値をそれぞれ取得する第一ステップと、前記第一ステップで取得した前記指示値の平均値を算出し、取得した前記指示値が前記平均値に最も近いものに対応する前記トルクセンサの位相を決定する第二ステップと、前記トルクセンサの位相を、前記第二ステップで決定した位相で静止させた状態で零点誤差の補正を行う第三ステップと、を有するものである。
本発明によれば、トルクセンサと評価設備との相対的な位置関係の誤差により芯振れや面振れなどが生じても、トルク測定の精度を改善できる、トルクセンサの零点補正方法を提供できる。
実施の形態1にかかるトルクセンサの零点誤差の補正方法を適用した評価設備の概略構成の一例を示す図である。 芯振れや面振れなどが発生したときに、無負荷状態でトルクセンサの位相に対するトルクセンサの指示値を測定した結果を示すグラフである。 実施の形態1にかかるトルクセンサの零点誤差の補正方法の処理フローの一例を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかるトルクセンサの零点誤差の補正方法の、トルク測定の精度を改善できる効果を確認する実験における装置の概略構成を示す図である。 実施の形態1にかかるトルクセンサの零点誤差の補正方法の、測定精度の低下を抑制する効果を確認する実験における伝達効率の評価結果を示すグラフである。 実施の形態2にかかるトルクセンサの零点誤差の補正方法を適用した、トルク測定を行う評価設備の概略構成の一例を示す図である。 実施の形態2にかかるトルクセンサの零点誤差の補正方法の処理フローの一例を示すフローチャートである。
[実施の形態1]
以下、図面を参照して実施の形態1に係るトルクセンサの零点誤差の補正方法について説明する。
まず、本実施の形態に係るトルクセンサの零点誤差の補正方法を適用した評価設備の概略構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るトルクセンサの零点誤差の補正方法を適用した評価設備の概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、評価設備100は、トルクセンサ1、位相センサ2、連結部3、モータ4、制御盤5などを備えている。
トルクセンサ1は、エンジンなどが備えた回転体(測定対象物200)のトルクを測定するためのセンサで、例えば、ひずみゲージ式トルクセンサを用いることができる。ひずみゲージ式トルクセンサは、回転体に接続する丸棒の表面にひずみゲージを、例えば丸棒の中心線に対し45°の角度で貼り付けしたものである。ひずみゲージ式トルクセンサは、トルクが及ぼされて丸棒にねじりが発生したときの丸棒のせん断ひずみをひずみゲージで検出するもので、例えば、特許文献2に詳細が記載されている。トルクセンサ1による検出信号は、アンプ6によってトルク情報(トルク指示値)に変換される。
位相センサ2は、評価設備100に相対的なトルクセンサ1の位相を検出するためのロータリエンコーダなどの回転角センサである。連結部3は、継手や軸受など、トルクセンサ1と測定対象物200との連結、およびトルクセンサ1とモータ4との連結をするものである。モータ4は、測定対象物200に負荷を与えるための駆動源である。また、モータ4は、評価設備100に相対的なトルクセンサ1の位相を変更するためにトルクセンサ1を回転させることもできる。制御盤5は、モータ4の回転駆動を制御する。
次に、部品の公差や取付誤差などによりトルクセンサと評価設備との相対的な位置関係に誤差が生じた際に、測定対象物200のトルク測定を実施する前にトルクセンサ1の零点誤差の補正を行ってもトルク測定の精度は改善されない理由について以下で説明する。ここで、測定精度とは、複数回行った測定における測定ばらつきがどの程度かを示す尺度である。すなわち、測定精度が低いとは測定ばらつきが大きいことを意味する。
測定を繰り返すうちに、トルクセンサに負荷がかかっていない状態(無負荷状態)でもトルク指示値が零にならないことがある(これを零点誤差という)。この零点誤差は、トルクセンサ1と測定対象200との連結、およびトルクセンサ1とモータ4との連結において、芯振れや面振れなどが発生していなければ、評価設備に相対的なトルクセンサ1の位相(以下、単に「位相」という)が変わっても一定になる。しかし、部品の公差や取付誤差などによりトルクセンサ1とモータ4との相対的な位相関係に誤差が生じると、トルクセンサ1と測定対象200との連結、およびトルクセンサ1とモータ4との連結において芯振れや面振れなどが発生する。芯振れや面振れなどが発生すると、無負荷状態でのトルク指示値が、評価設備に相対的なトルクセンサ1の位相(以下、単に「トルクセンサ1の位相」という)によって異なる。
図2は、芯振れや面振れなどが発生したときに、無負荷状態でトルクセンサ1の位相に対するトルクセンサ1の指示値を測定した結果を示すグラフである。
図2に示すように、測定は、90[°]間隔で、トルクセンサ1の位相が0[°]から360[°]を一周期として三周期分行った。位相0[°]、90[°]、270[°]に対するトルクセンサ1の指示値は大きく異なっている。
測定対象物200のトルク測定を実施する前と、トルク測定を実施しているときではトルクセンサ1の位相は異なる。例えば、トルクセンサ1として、ひずみゲージ式トルクセンサを用いる場合、トルク測定を実施中は、ひずみゲージを貼り付けた丸棒にねじりが生じるので、トルク測定を実施する前とトルク測定を実施中とではひずみゲージを貼り付けしてある位相が異なる。
このため、測定対象物200のトルク測定を実施する前にトルクセンサ1の零点誤差の補正を行っても、トルク測定を実施する前とトルク測定を実施中とではトルクセンサの位相が異なるので、トルク測定を実施中のトルクセンサ1の位相においては零点誤差の補正が完全にはされない。このため、測定対象物200のトルク測定を実施する前にトルクセンサ1の零点誤差の補正を行ってもトルク測定の精度は改善されない。
次に、本実施形態に係る、トルクセンサ1の零点誤差の補正方法について説明する。
図3は、トルクセンサ1の零点誤差の補正をする処理フローの一例を示すフローチャートである。
ステップS1では、制御盤5が、トルクセンサ1が一定の位相間隔(例えば、90[°]間隔)で回転移動及び静止をするように、モータ4の回転駆動を制御する。トルクセンサ1の回転移動及び静止は、トルクセンサ1の位相が0[°]から360[°]を一周期として、N周期(Nは正の整数)行う。トルクセンサ1を静止させた状態で、無負荷状態でトルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値とをそれぞれ取得する。
ステップS2では、取得したトルクセンサ1の指示値の平均値を算出する。続いて、ステップS3では、その平均値と一致するトルクセンサ1の位相を正弦波形にフィッティングし算出する。
ステップS4では、制御盤5が、モータ4を回転駆動させ、トルクセンサ1の位相がステップS3で決定したトルクセンサ1の位相になるよう、トルクセンサ1を回転移動させる。続いて、ステップS5では、静止させた後にトルクセンサ1の零点誤差の補正(零点キャリブレーション)を行う。零点キャリブレーションは、制御盤5から指示を受けてアンプ6が実施する。
上述のとおり、トルクセンサと評価設備との相対的な位置関係に誤差が生じて芯振れや面振れなどが生じると、トルク測定を実施する前とトルク測定を実施中とではトルクセンサの位相が異なる。本実施の形態で説明した方法によれば、トルク測定を実施する前のトルクセンサ1の零点誤差は平均値に近い値になっている。このため、トルク測定を実施する前のトルクセンサ1の零点誤差とトルク測定を実施中のトルクセンサ1の零点誤差との差は、平均値とトルク測定を実施中のトルクセンサ1の零点誤差との差になる。これに対し、トルク測定を実施する前のトルクセンサ1の位相を、平均値に最も近いトルクセンサ1の指示値に対応する位相にしなかった場合、トルク測定を実施する前のトルクセンサ1の零点誤差とトルク測定を実施中のトルクセンサ1の零点誤差との差は、平均値とトルク測定を実施中のトルクセンサ1の零点誤差との差、を上回ることもあれば下回ることもある。つまり、トルク測定の精度が低下する。以上より、本実施の形態で説明した方法によれば、トルクセンサと評価設備との相対的な位置関係が変化して芯振れや面振れなどが生じても、トルク測定の精度を改善できる。
トランスミッションに使用されるギヤの伝達効率を評価する装置に、本発明に係るトルクセンサの零点誤差の補正方法を適用してトルク測定の精度を改善できる効果を確認する実験を行った。この効果を確認する実験について以下で説明する。
図4は、トルク測定の精度を改善できる効果を確認する実験における装置の概略構成を示す図である。
本実験装置500は、モータ入力側設備500aとモータ出力側設備500bとからなる。モータ入力側設備500aは、図1で説明した評価設備の構成と同様で、トルクセンサ1、位相センサ2、連結部3、モータ4などを備えている。また、モータ入力側設備500bは、図1で説明したトルク測定を行う評価設備の構成と同様で、トルクセンサ1、位相センサ2、連結部3、モータ4などを備えている。なお、制御盤5及びアンプ6は、モータ入力側設備500aとモータ出力側設備500bとで同じものを共用するようにした。
モータ入力側設備500aには、測定対象としてのモータ入力側ギヤ200aを取り付けた。また、モータ出力側設備100bには、測定対象としてのモータ出力側ギヤ200bを取り付けた。モータ入力側ギヤ200aとモータ出力側ギヤ200bとが噛み合うように、モータ入力側設備100aとモータ出力側設備100bとを配置した。
ギヤの伝達効率の評価は、本発明の方法を実施する前と実施した後とで、それぞれ25回ずつ行った。ギヤの伝達効率ηは、η=R・(Tout+Tloss_out)/(Tin−Tloss_in)で表される。ここで、Toutは出力側トルク[N・m]、Tinは入力側トルク[N・m]、Tloss_out、Tloss_inはそれぞれ出力軸側と入力軸側の軸受損失、Rはギヤ比(モータ入力側ギヤの歯数Z1/モータ出力側ギヤの歯数Z2)である。つまり、ギヤの伝達効率ηの測定精度とトルクの測定精度とは相関する。
図5は、伝達効率の評価結果を示すグラフである。本発明に係るトルクセンサの零点誤差の補正方法を実施する前には、伝達効率ηは、98.6±0.2[%]の範囲である。これに対し、本発明に係るトルクセンサの零点誤差の補正方法を実施した後には、伝達効率ηは、98.6±0.1[%]の範囲に収まっている。本発明に係るトルクセンサの零点誤差の補正方法を実施することで、測定精度の低下を抑制できることが確認できた。
[実施の形態2]
以下、図面を参照して実施の形態2に係るトルクセンサの零点誤差の補正方法について説明する。
実施の形態1では、測定対象物200のトルク測定を実施する前に、トルクセンサ1の位相を平均値に最も近いトルクセンサ1の指示値に対応する位相にして零点キャリブレーションを行う。これに対し、本実施の形態では、測定対象物200のトルク測定を実施する前には零点キャリブレーションを行わない。
本実施の形態では、無負荷状態で取得した、トルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値より、トルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値との関係についてのマップを作成し、このマップに基づいて測定対象物200のトルク測定時におけるトルクセンサ1の位相におけるトルクセンサ1の零点誤差を算出する。そして、算出した零点誤差を、測定対象物200のトルク測定において取得したトルクセンサ1の指示値から差し引くようにする。
図6は、本実施の形態に係るトルクセンサの零点誤差の補正方法を適用した、トルク測定を行う評価設備の概略構成の一例を示す図である。
図6に示すように、評価設備600は、トルクセンサ1、位相センサ2、連結部3、モータ4、制御盤5、補正演算部7などを備えている。図6に示す評価設備の概略構成の一例と、図1を用いて説明した評価設備の概略構成の一例との相違点は、図6では補正演算部7を備えていることである。補正演算部7では、取得したトルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値との関係から、トルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値との関係についてのマップを作成する。トルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値との関係についてのマップは、例えば、図2に示すようなものである。
図7は、トルクセンサ1の零点誤差の補正をする処理フローの別の一例を示すフローチャートである。
ステップS11では、制御盤5が、トルクセンサ1が一定の位相間隔(例えば、90[°]間隔)で回転移動及び静止をするように、モータ4の回転駆動を制御する。トルクセンサ1の回転移動及び静止は、トルクセンサ1の位相が0[°]から360[°]を一周期として、N周期(Nは正の整数)行う。トルクセンサ1を静止させた状態で、無負荷状態でトルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値とをそれぞれ取得する。
続いて、ステップS12では、補正演算部7が、それぞれ取得したトルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値とから、トルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値との関係についてのマップを作成する。トルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値との関係についてのマップは、補正演算部7に備えられた記憶媒体に記憶させる。
ステップS13では、測定対象物200のトルク測定時において、補正演算部7が、トルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値との関係についてのマップから、測定対象物200のトルク測定時のトルクセンサ1の位相に対応する、トルクセンサ1の零点誤差を算出する。ステップS13に続いて、ステップS14では、算出したトルクセンサ1の零点誤差を測定対象物200のトルク測定において取得したトルクセンサ1の指示値から差し引く。
本実施の形態では、測定対象物200のトルク測定時のトルクセンサ1の位相に対応するトルクセンサ1の零点誤差をトルク測定で取得したトルク指示値から差し引く。このため、測定対象物200のトルク測定前に、トルクセンサ1の零点誤差の平均値に近いトルクセンサ1の位相で零点キャリブレーションを行う実施の形態1に対してトルク測定の精度をより向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態2で説明したトルクセンサ1の零点誤差の補正方法に対し、さらに以下のようにしてもよい。
まず、上述したトルクセンサ1の位相とトルクセンサ1の指示値との関係についてのマップから、無負荷状態におけるトルクセンサ1の指示値の平均値に対応するトルクセンサ1の位相を決定する。続いて、測定対象物200のトルク測定時において、トルクセンサ1の位相が、無負荷状態におけるトルクセンサ1の指示値の平均値に対応するトルクセンサ1の位相になるようにトルクセンサ1の位相を微調整する。そして、無負荷状態におけるトルクセンサ1の指示値の平均値を測定対象物200のトルク測定において取得したトルクセンサ1の指示値から差し引くようにする。
上述したように、トルクセンサと評価設備との間で発生する芯振れや面振れが、トルクセンサによる測定精度を低下させる要因の一つとなっている。トルクセンサと評価設備との間の芯振れや面振れを軽減する方策として、トルクセンサと評価設備とを接続するための軸受としてフレキシブルカップリングを用いることが考えらえる。しかし、トルクセンサと評価設備との間の芯振れや面振れをある程度は軽減できるものの大幅に軽減することはできない。また、トルクセンサの取り付け状態を調整する調整作業によっても上述した芯振れや面振れをある程度は軽減できるものの、やはり大幅に軽減することはできない。このため、本発明の方が、評価設備に取り付けされたトルクセンサの測定精度の低下を効果的に抑制できる。
1 トルクセンサ
2 位相センサ
3 連結部
4 モータ
5 制御盤
6 アンプ
100 評価設備
200 測定対象物

Claims (1)

  1. 回転体のトルクを測定するトルクセンサの零点誤差の補正補法であって、
    前記トルクセンサが評価設備に取り付けされた状態で評価設備に相対的な前記トルクセンサの位相を一定の間隔で変化させ、前記位相のそれぞれに対する前記トルクセンサの指示値をそれぞれ取得する第一ステップと、
    前記第一ステップで取得した前記指示値の平均値を算出し、取得した前記指示値が前記平均値に最も近いものに対応する前記トルクセンサの位相を決定する第二ステップと、
    前記トルクセンサの位相を、前記第二ステップで決定した位相で静止させた状態で零点誤差の補正を行う第三ステップと、を有するトルクセンサの零点誤差の補正方法。
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