JPH0674574B2 - 洗掘防止装置 - Google Patents

洗掘防止装置

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JPH0674574B2
JPH0674574B2 JP61017882A JP1788286A JPH0674574B2 JP H0674574 B2 JPH0674574 B2 JP H0674574B2 JP 61017882 A JP61017882 A JP 61017882A JP 1788286 A JP1788286 A JP 1788286A JP H0674574 B2 JPH0674574 B2 JP H0674574B2
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JP
Japan
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scour
net
prevention device
scour prevention
chain
Prior art date
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JP61017882A
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English (en)
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JPS62178611A (ja
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秀博 勝井
良隆 中川
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は洗掘防止装置に関し、詳しくは海洋構造物の脚
柱等の周囲におこる洗掘を防止するための装置に関す
る。
<従来の技術> 海洋や河川等では、流水の作用により海底や河床等が削
りくずされる現象(以降、洗掘と呼ぶ)が起こる。
海洋構造物の脚柱や橋脚等の周辺におこる洗掘を防止す
るために、従来、次のようなものが存在する。
<イ>脚柱等の周囲に、ナイロン製の網をテント状に張
り、周辺を鋼製ピンで止めたもの。(第4図) <ロ>脚柱等の周辺に、開孔群を有するポリプロピレン
製布状物をロープで張り、ピンで止めたもの。(第5
図) <ハ>グラスファイバーの笠を半分に割り、脚柱等の周
囲でボルト結合して柱と笠の間に空洞部を形成し、設置
後に空洞部に砂を吹き込むもの。
<ニ>脚柱の周囲に、柱の直径の1.4倍〜1.7倍の大きさ
のつばを取り付けた、リングプレート型と呼ばれるも
の。
<本発明が解決しようとする問題点> 従来の洗掘防止装置には、次のような問題点が存在す
る。
<イ>洗掘防止装置を設置するためには、装置や布状物
が流水の作用でまくれないように、ロープやピンを使用
して水中で固定する必要がある。
従って、設置作業には多大な労力と時間が必要であり、
手間がかかる。
<ロ>流水抵抗のために、ピンが抜けたり布状物が破れ
ることがある。
従って、長時間経過すると洗掘防止効果が弱まることが
ある。
<ハ>リングプレート型は剛性が強く、プレートの下か
ら砂が吸出される。
従って、洗掘が進行するとプレートの下に空洞部が生じ
る。
<本発明の目的> 本発明は以上のような問題点を解決した、洗掘防止装置
を提供することを目的とする。
<実施例> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
<イ>全体の構成(第1図) 本発明は、網状物1にチェーン2を取り付けて全体を構
成する。
<ロ>網状物 網状物1は、海底等が削り崩れるのを防止するため、海
底の表面の砂等を押さえるものであり、可撓性を有する
ステンレス・ポリプロピレン等で形成する。
形状は、例えば円形状とし、中心部分を脚柱の大きさだ
け開孔して環対11を位置させ、網状物1が脚柱の周囲に
位置するようにする。
この網状物1は、可撓性を有するので、海底の表面に凹
凸がある場合でも、隙間なく押さえることができる。
網状物1の網目は、海底の表面に堆積した砂等の粒径と
同程度の大きさとし、砂等の流出を防ぐと共に、透水性
が良くなるようにする。
海底の表面に堆積した砂等の粒径が粗い場合、後述する
チェーン2を、チェーン2の隙間が粒径以下となるよう
に選んで、網状物1としてそのまま使用することも考え
られる。
<ハ>チェーン チェーン2は網状物1のまくれあがりを防止するため
に、網状物1に取り付ける重りである。
網状物1への取り付け位置は、網状物1の表面に沿って
全範囲的に取り付ける。
例えば、網状物1の周囲と、網状物1の中心部から放射
状や同心円状に取り付ける。
網状物1の周囲に取り付けるチェーン2の重さを調節す
ることで、流水抵抗の増大と海底へと定着を図ることが
できる。
次に、本発明の洗掘防止装置の設置作業について説明す
るが、まず、設置作業に使用する吊腕3について説明す
る。(第2図〜第3図) [吊腕] 吊腕3は、ワイヤロープ4やジャッキ等を介して洗掘防
止装置の吊り下げを行う。
吊腕3とワイヤロープ4との接続部分にはクイックリリ
ース31等を使用し、洗掘防止装置が海底に着底したら外
れるようにする。
鋼板等の板体を円形又は多角形に形成することで吊腕3
として使用することもできるし、フレームを円形又は多
角形に形成して使用することもできる。
<1>洗掘防止装置の吊り下げ(第2図) 吊腕3に、洗掘防止装置を広げた状態で吊り下げる。
この作業は、水中で行う必要がないので、簡単に行うこ
とができる。
<2>洗掘防止装置の着底(第3図) 洗掘防止装置が着底するまで、吊腕3を水中に降ろす。
本発明の洗掘防止装置は、網状物1にチェーン2が取り
付けてあるので、その重みで海底表面になじみ、容易に
まくれあがることがない。
従って、より重いチェーン2を使用すれば、あえてピン
等で固定することなく、海底に着底すれば、設置作業が
終了することになる。
しかも、可撓性の材質で形成してあるので、凹凸のある
場所にもよくなじむし、仮に洗掘防止装置の下に洗掘孔
が形成されたとしても、洗掘孔の表面に追随するので、
空洞部の形成を防止することが可能である。
一方、洗掘防止装置が外れた吊腕3は、それが板体であ
る場合リングプレートの役目を果たし、脚柱に当たって
下向きに流れる馬蹄渦を遮断するので、洗掘力を弱める
ことができる。
<3>洗掘防止装置の移動 煩雑に移動する海上作業台の脚柱の洗掘を防止する場合
には、洗掘防止装置を移動して使用することも可能であ
る。
この場合、吊腕3と洗掘防止装置とを接続するワイヤロ
ープ4等がうける流水の影響を無視することができれ
ば、設置の際にワイヤーロープ4を洗掘防止装置から外
さず、そのままにしておく。
そして、移動の際には、吊腕3を引き上げると共に、洗
掘防止装置を引き上げて回収し、移動箇所で再び使用す
る。
このように、洗掘防止装置の設置は簡単に行うことが可
能であるので、煩雑に移動する海上作業台等には、特に
適している。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるので、次のような効果
を期待することができる。
<イ>網状物にチェーンを取り付けて構成したので、透
水性が良好であり、しかも重い。
従って、流水抵抗が大きく、揚圧力をうけないので、あ
えてロープやピンを使用して固定する必要がない。
<ロ>水中で作業を行う必要もない。
その結果、設置作業に労力と時間を必要とせず、手間が
かからない。
<ハ>透水性が良好なので、長時間経過しても洗掘防止
効果が持続する。
<ニ>仮に、洗掘された場合でも可撓性の材質で形成さ
れているので、洗掘孔に追随し洗掘領域が拡大されるこ
とがない。
従って、空洞部が生じることがない。
<ホ>チェーンを網状物の表面に沿って全範囲的に取り
付けることによって、網状物の浮き上がりを全範囲的に
押さえることができ、柱回りの洗掘を効果的に防止する
ことができる。
<ヘ>網状物は、その中央部に直接開孔を設けて柱体に
装着するため、柱体の直ぐ根元から海底の凹凸に馴染ん
で設置することができる。
従って、洗掘防止効果をよりいっそう高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図:本発明の一実施例の説明図 第4〜5図:従来例の説明図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有し、中心部分が開孔し、洗掘さ
    れる砂等の粒径と同程度の網目を有する網状物と、 この網状物の表面に沿って全範囲的に取り付けたチェー
    ンとよりなる、 洗掘防止装置。
JP61017882A 1986-01-31 1986-01-31 洗掘防止装置 Expired - Lifetime JPH0674574B2 (ja)

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JP61017882A JPH0674574B2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31 洗掘防止装置

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JP61017882A JPH0674574B2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31 洗掘防止装置

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JPS62178611A JPS62178611A (ja) 1987-08-05
JPH0674574B2 true JPH0674574B2 (ja) 1994-09-21

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ID=11956070

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JP61017882A Expired - Lifetime JPH0674574B2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31 洗掘防止装置

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JPS62178611A (ja) 1987-08-05

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