JPH0414495Y2 - - Google Patents

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JPH0414495Y2
JPH0414495Y2 JP1988004710U JP471088U JPH0414495Y2 JP H0414495 Y2 JPH0414495 Y2 JP H0414495Y2 JP 1988004710 U JP1988004710 U JP 1988004710U JP 471088 U JP471088 U JP 471088U JP H0414495 Y2 JPH0414495 Y2 JP H0414495Y2
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water
cylindrical sheet
dredging
pollution prevention
grab
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、グラブバケツトによる水底の浚渫作
業に起因して発生するヘドロシルト等の汚濁が周
辺水域に拡散するのを防止するために水中に設け
る浚渫作業用汚濁防止幕に関するものである。
〔従来技術〕
沿岸海域または河川の水底をグラブ船等に設け
たグラブバケツトにより浚渫作業を行なう際、水
底のヘドロシルト等が周辺水域を汚濁し、拡散す
るのを防止するためには、従来多くの発明及び考
案がなされている。
即ち、グラブによる浚渫現場を取り囲む大きさ
のループ形状で水面に浮遊可能なフロートと、こ
のフロートから水中に垂下張設したループ状の膜
体ならびにこのループ状膜体を動水圧に抗して張
り状態に維持するウエイト部材とからなる自己浮
遊式汚濁防止枠を浚渫船に対してワイヤ等を介し
て非固定状態に接続すると共に、前記膜体をフロ
ートに対して巻上げ可能に取付けた汚濁防止枠付
浚渫船に関する特開昭56−48423の発明がなされ
ているが、この場合、潮流がある時に、ループ状
膜体が内側に流されて、グラブバケツトによる水
底の掘削時に膜体が邪魔になり、非常に作業性が
悪化すると共に、膜体がグラブバケツトによつて
傷つけられてしまうという問題があつた。
一方、このような浚渫作業用汚濁防止対策とし
ては、上記のごときループ状の膜体を、水底面ま
で完全に到達するように設けなければグラブバケ
ツトによる浚渫作業時に汚濁が周辺水域に拡散す
ることになる。
そこで、フロータの全周下面より帆布を海底ま
で吊下げ、帆布の最下端の全周に重錐用のチエー
ンを取付けると共に、その上方の数個所の全周に
も他のチエーンを取付け、ウインチによつて帆布
を捲下げて、上記のいづれかのチエーンが着底し
て帆布を真直ぐにしかも海底面に隙間なく吊下げ
るようにした浚渫による汚濁拡散防止装置に関す
る実開昭52−87035の考案がなされている。
しかしながら、この場合、海底面まで垂下され
た帆布内でグラブバケツトにより掘削を行なう
と、帆布の内外で水位差ができるため、水圧差に
より帆布が内側にせばめられるという問題があ
り、浚渫作業性が悪化することになる。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来の問題点を解決するために
なされたものであり、浚渫作業中に汚濁防止用の
筒状シートを水面から水底面まで吊下げながら、
海流や潮流によつてその筒状シートが影響を受け
ることなく、その筒状シート内での掘削作業中で
も筒状シート内外の水位差を一定に保ちうる作業
性の良い浚渫作業用汚濁防止幕を提供することを
目的としたものである。
〔考案の構成〕
上記の目的を達成するため本考案の浚渫作業用
汚濁防止幕は、水面に浮遊可能な枠状のフロータ
から水底面までワイヤ及びウインチ等を介して吊
下げ可能な筒状シートの上端部から下端部までの
周囲に沿つてら線状鉄筋を配設することにより構
成され、このような筒状シートにら線状鉄筋を配
設したジヤバラ状の汚濁防止幕を海底面からの深
さに応じて調整しながら吊下げておくことによ
り、浚渫作業中の周辺水域の汚濁防止をしながら
グラブによる作業性の向上がはかれるが、筒状シ
ートの下端にゴム板を取付ければ水底面と筒状シ
ートの下端との間に隙間がなくなり、汚濁の拡散
防止効果が更に向上する。
更に、本考案では、上記筒状シートの中間に、
筒状シート内の水量を調整可能な方向にのみ水を
通す逆止弁を1個または複数個取付けることによ
り、グラブバケツトによる土砂浚渫時の筒状シー
ト内の水量を調整し、潮流に対する抵抗力を増大
するようにしている。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する
が、第1図は本考案の一実施例における汚濁防止
幕の側断面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は第1図の逆止弁取付部の要部拡大側断面図、第
4図は第3図の正面図である。
まず、この汚濁防止幕は、第2図に示すごと
く、グラブ船1の船首にワイヤ2等で取付けら
れ、第1図の水面Wに浮遊可能な枠状のフロータ
3と、このフロータ3から水底Bまで吊上げワイ
ヤ4またはチエーンを介してグラブ船1上の図示
されていないウインチ等により吊下げ可能な筒状
シート5と、この筒状シート5の上端部から下端
部までの周囲に沿つて配設された、ら線状鉄筋6
とから構成されており、これにより、ジヤバラ状
の筒状シート5の汚濁防止幕を浚渫位置の水中に
吊下げた状態内でグラブ船1上のグラブバケツト
により水底Bの掘削作業を行なうことになる。
上記のごとく、ら線状鉄筋6で補強することに
より、汚濁防止幕には剛性が高まり、潮流で筒状
シート5が流されてグラブバケツトの作業中に邪
魔になつたり、グラブバケツトにより損傷するこ
とがなくなる。
また第1図において、この筒状シート5の下端
の周囲には、ゴム板7が取付けられており、浚渫
中に水底面Bに段差ができても、筒状シートにら
線状鉄筋を配設してあるので、それに追従して筒
状シート5と海底面Bとの間の隙間がなくなり、
汚濁の拡散を更に完全に防止することになる。
なお、第1図中の8はターンバツクルであり、
第2図中の9はボラードであり、そして10は巻
上げワイヤである。
更に、本考案では、第1図に示すごとく、複数
個の逆止弁11が筒状シート5の中間部の下方に
設けられている。
この逆止弁11は、第5図および第4図に示す
ごとく、筒状シート5の開口部の上部に設けたヒ
ンジ12によりゴム板13を取付けたものであ
り、第4図のごとく、ゴム板13には外側に下部
を重くした補強材14を設け、この逆止弁11は
筒状シート5にボルト15で取付けられている。
この逆止弁11は、筒状シート5内でグラブバ
ケツトにより浚渫を行なつた際、筒状シート5内
の水位が下がると、自動的に外部から内部に対し
第2図の矢印Fのごとく水が流入するものであ
り、水底面Bの土砂の浚渫時の筒状シート5内の
水位と周囲の水位を同一に保つことができ、水位
差によつて筒状シート5が内側に押されることが
ない。
なお、この汚濁防止幕は、第2図の巻上げワイ
ヤ10で、巻上げた状態で移動したり、作業終了
時にグラブ船1上に引揚げ可能になつている。
〔考案の効果〕
以上説明したごとく、本考案の浚渫作業用汚濁
防止幕は、筒状シートにら線状鉄筋で剛性をもた
せているので海流や潮流によつて押圧されたり流
されることがなく、グラブバケツトによる掘削作
業時の邪魔にならず、その作業性が向上すると共
に、グラブバケツトにより損傷を受ける恐れがな
くなるという効果がある。
また、筒状シートにシート内の水量調整が可能
な逆止弁を設けているので、土砂浚渫時の汚濁防
止幕内外の水位差ができるのを防止するという効
果がある。
更に、筒状シートには、その上端部から下端部
までら線状鉄筋が配設されているので、水底面に
段差があつても追従して、筒状シートと水底面と
の間に隙間が生じないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における汚濁防止幕
の側断面図、第2図は第1図の平面図、第3図は
第1図の逆止弁取付部の要部拡大側断面図、第4
図は第3図の正面図である。 3……フロータ、5……筒状シート、6……ら
線状鉄筋、11……逆止弁、B……水底面、W…
…水面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 水面に浮遊可能な枠状のフロータから水底面
    またで吊下げ可能な筒状シートの上端部から下
    端部までの周囲に沿つてら線状鉄筋を配設した
    浚渫作業用汚濁防止幕。 2 筒状シートに、筒状シート内の水量を調整可
    能な逆止弁を設けた請求項1記載の浚渫作業用
    汚濁防止幕。
JP1988004710U 1988-01-20 1988-01-20 Expired JPH0414495Y2 (ja)

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JPH01111736U JPH01111736U (ja) 1989-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6216128B2 (ja) * 1979-05-07 1987-04-10 Leer Koninklijke Emballage

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