JP2948807B1 - チェーントレミー - Google Patents

チェーントレミー

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JP2948807B1
JP2948807B1 JP15261798A JP15261798A JP2948807B1 JP 2948807 B1 JP2948807 B1 JP 2948807B1 JP 15261798 A JP15261798 A JP 15261798A JP 15261798 A JP15261798 A JP 15261798A JP 2948807 B1 JP2948807 B1 JP 2948807B1
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stone
chain
chains
hopper
tremy
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Inventor
公一 村上
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立興建設株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 被覆石等の石を海底の所定位置にきわめて精
度よく投入することができるチェーントレミーを提供す
る。 【解決手段】 ホッパ11の下部出口12の周囲から複
数のチェーン13を吊り下げ、そのチェーン13で囲ま
れた内側を落下案内路Aとする。ホッパ11の下部出口
12から排出される石を上記落下案内路Aに沿って落下
させて目的場所に石を投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、海底や川底等の
水底に被覆石等の石を投入する際に用いられるチェーン
トレミーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、基礎30上に基礎捨
石31を並べ、その基礎捨石31上にケーソン32を載
置した防波堤においては、基礎捨石31の保護を図るた
め、普通、基礎捨石31上に根固めブロック33と被覆
石Sを載置して、基礎捨石31が崩れるのを防止してい
る。
【0003】上記被覆石Sの敷設には、ガット船上に積
み込まれた被覆石をバケットで掴んで海水に投入し、基
礎捨石31上に沈下した上記被覆石Sを潜水夫が平坦に
並べるようにした方法が知られている。
【0004】しかし、上記敷設方法においては、人手に
よる非能率的な方法であるため、施工に手間と時間を要
する問題がある。
【0005】その問題点を解決するため、トレミー船
用いる敷設方法が採用されることが多くなってきてい
る。この方法は、船体の中心部にトレミー管を貫通させ
て昇降自在に支持したトレミー船を海面上に浮かべ、ク
レーンのバケットによってガット船上から積みおろされ
る被覆石を上記トレミー管の上方から管内に投入し、そ
のトレミー管によって落下案内される被覆石をトレミー
管の下端の開口から基礎捨石31上に投入し、トレミー
船の移動によって被覆石Sの投入位置を変えるようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トレミー船
を用いる被覆石の敷設方法においては、トレミー管が鋼
管から成るため、トレミー船が波で動揺すると、トレミ
ー管も共に揺動する。また、潮の流れがあると、トレミ
ー管に揺れが生じて下端の開口の位置が定まらず、被覆
石を目的の位置に投入することができないという不都合
がある。
【0007】また、トレミー管の下端と海底までの距離
が長いと、トレミー管の下端から排出される被覆石は落
下の途中で潮の影響を受けて散乱するため、海底の深さ
に応じてトレミー管を高さ調整する必要がある。このと
き、重量のあるトレミー管を昇降させる必要があるた
め、調整に非常に手間がかかる不都合もある。
【0008】この発明の課題は、被覆石等の石を波や潮
流の影響を受けることなく目的の位置に精度よく投入す
ることができるようにした石投入用のチェーントレミー
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、ホッパと、そのホッパの下部
出口の周囲から垂れ下がる環状に配置された複数のチェ
ーンとから成り、前記複数のチェーンを線材により連結
し、その連結用の線材を上下方向に間隔をおいて設けた
構成を採用している。
【0010】ここで、チェーンとして、アンカーチェー
ンを用いるのが好ましい。
【0011】上記のチェーントレミーを用いる石の投入
に際しては、水面上にホッパを配置して複数のチェーン
を水中に沈め、ホッパ上からホッパ内に石を投入し、ホ
ッパ出口から排出される石を複数のチェーンで囲まれた
内側の落下案内路に沿って落下させる。
【0012】上記のような石の投入に際し、投入現場に
例えば潮の流れがある場合、その潮はチェーン間を通り
抜けるため、チェーンの揺れ動きは小さく、石の落下を
案内する落下案内路は略一定の形状を確保すると共に傾
斜することもない
【0013】また、複数のチェーンは線材で連結され、
その連結用線材は上下方向に間隔をおいて設けられてい
るため、チェーンの揺れ動きは少なく、石の落下を案内
する落下案内路の形状は常に一定の形状に保持され、石
を目的の位置に確実に投入することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1乃至図3は、トレミー船を
示す。このトレミー船は、船体1と、その船体1に支持
されたチェーントレミー10とから成る。
【0015】船体1は内部中空とされ、その中央に上下
に貫通する角形の投入口2が設けられている。
【0016】上記船体1は図示のような角形の他、円
形、楕円形等の任意の形状を採ることができる。船体1
の上面には井桁状の支持枠3が設けられている。支持枠
3の一対の縦枠3aおよび一対の横枠3bのそれぞれ
は、投入口2の外周部を横切り、その下面には投入口2
と対向する位置に複数の連結片4が溶接による手段を介
して固着されている。
【0017】チェーントレミー10は、ホッパ11と、
そのホッパ11の下部出口12の周囲から垂れ下がる環
状に配置された複数のチェーン13とから成り、ホッパ
11は船体1の支持枠3によって支持され、下部出口1
2が船体1の投入口2と対向している。
【0018】チェーン13はアンカーチェーンから成
り、各チェーン13は支持枠3の下面に取付けられた前
記連結片4の連結孔4aにシャックル14を介して吊り
下げ支持されている。
【0019】チェーン13のそれぞれは、船体1の投入
口2を通って船体1の下面に垂れ下がり、複数のチェー
ン13で囲まれた内側が石の落下を案内する落下案内路
Aとされている。
【0020】ここで、チェーン13の間隔が案内しよう
とする石の大きさよりも必要以上に大き過ぎると、落下
の途中において石が潮流の影響を受けて隣接するチェー
ン13間より逃げるおそれがあるため、石の大きさに応
じてチェーン13の間隔を適宜に決定する。
【0021】例えば、図6に示すように、基礎捨石31
を保護する被覆石Sのように、800〜1000kg/
個程度の大きさの石の場合、チェーン13のピッチは、
300mm程度とする。
【0022】また、チェーン13は、チェーンリンク1
3aの軸径が細すぎると、潮流の影響を受けて揺れるお
それがあり、また、落下する石との衝突によって破断す
るおそれがあるため、潮流の影響を受けることが少ない
強度的に強いチェーンリンク13aを用いるようにす
る。実施の形態では、チェーンリンク13aの軸径を3
0mm程度としている。
【0023】複数のチェーン13は、チェーンリンク1
3a内に挿通されたワイヤ等の線材15によって連結さ
れ、この連結用線材15は上下方向に間隔をおいて設け
られている。
【0024】図4は、上記の構成から成るトレミー船を
用いて被覆石を投入する場合の使用の一例を示す。被覆
石搬送用のガット船20は係留ロープ21によってケー
ソン32に係留され、そのガット船20に船体1が係留
されている。なお、船体1を係留するため、その船体1
には図1に示すように、複数の係合軸5が設けられてい
る。
【0025】いま、ガット船20に搭載されたクレーン
22を操作し、バケット23によってガット船20に積
み込まれた被覆石を掴み、そのバケット23をホッパ1
1上に移動させてホッパ11内に被覆石Sを落下投入す
ると、被覆石Sはホッパ11の下端出口12から複数の
チェーン13により形成される落下案内路Aに沿って落
下し、その落下案内路Aの下端開口から基礎捨石31上
に排出される。
【0026】ここで、被覆石Sの落下を案内する落下案
内路Aは複数のチェーン13によって形成されているた
め、船体1が波で動揺しても、その揺れはチェーン13
の吊り下げ位置およびチェーンリンク13aの連結部で
吸収される。また、潮の流れがある場合、その潮はチェ
ーン13あるいはチェーンリンク13a間を流通する。
このため、チェーン13は揺れ動くことが少なく、その
チェーン13の複数によって形成される落下案内路Aの
下端出口は一定位置に保持される。したがって、落下案
内路Aにより落下案内される被覆石Sは定位置から排出
されることになり、被覆石Sを目的の位置に精度よく投
入されることになる。
【0027】なお、目的地に所定量の被覆石Sを投入す
ると、ガット船20と共に船体1を移動させて被覆石S
の投入位置を変更する。
【0028】チェーン13は、被覆石Sの投入深さに応
じて長さを調整する。その調整に際しては、チェーン1
3の引き上げ、あるいは引き降しによってチェーンリン
ク13aに対するシャックル14の係合位置を変更す
る。
【0029】図1に示す実施の形態においては、石の落
下を案内するチェーントレミー10を船体1によって支
持するようにしたが、図5に示すように、クレーンのワ
イヤ24によって吊り下げられ、ケーソン32の側面に
沿って移動される走行架台25によりチェーントレミー
10を支持するようにしてもよい。
【0030】実施の形態においては、ホッパ11を支持
する支持枠3にチェーン13を吊り下げ支持するように
したが、ホッパ11の下部出口の周囲にチェーン13を
吊り下げ支持してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ホ
ッパの下部出口の周囲から垂れ下がる複数のチェーンに
よってホッパの下部出口から排出される石の落下を案内
するようにしたので、波のある現場や潮の流れの速い現
場においても、波や潮の流れの影響を受けることが少な
く、被覆石等の石を目的地に精度よく投入することがで
きる。
【0032】また、チェーンのチェーンリンクの係合位
置を変更することによって案内筒の長さを調整すること
ができるため、調整作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るチェーントレミーの実施の形態
を示す斜視図
【図2】同上の縦断正面図
【図3】同上のチェーンの吊り下げ部を拡大して示す断
面図
【図4】同上の使用状態を示す概略図
【図5】この発明に係るチェーントレミーの他の例を示
す斜視図
【図6】防波堤の一例を示す断面図
【符号の説明】
10 チェーントレミー 11 ホッパ 13 チェーン 15 線材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパと、そのホッパの下部出口の周囲
    から垂れ下がる環状に配置された複数のチェーンとから
    り、前記複数のチェーンを線材により連結し、その連
    結用の線材を上下方向に間隔をおいて設けたチェーント
    レミー。
JP15261798A 1998-06-02 1998-06-02 チェーントレミー Expired - Lifetime JP2948807B1 (ja)

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KR102074685B1 (ko) * 2019-03-05 2020-02-07 김종설 체인 타입 해저 공사용 사석 투하장치

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