JP5184275B2 - 作業船の鉛直動揺低減構造 - Google Patents

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本発明は、作業船の鉛直動揺低減構造および作業船の鉛直動揺低減方法に関するものである。
従来、作業船に設置したクレーンを用いて、様々な海上作業が行われてきた。図12は、作業船101の縦揺れの原因を示す図である。海上の作業船101において、図12の矢印Cに示す方向の回転と、矢印Dに示す方向の上下動の位相が、後方向に回転する際に上方向に、前方向に回転する際に下方向に変位するように一致すると、作業船101の端部の吊荷109が大きく縦方向(上下方向)に揺れ、施工精度や作業効率が低下するという問題点があった。
図13は、船体の縦揺れによる影響の例を示す図である。例えば、図13(a)図に示すように、水底105に構造物107を構築する作業では、作業船101の端部付近の縦揺れによって吊荷109が上下に動揺し、構造物107に衝突して破損することがあった。また、図13(b)図に示すように、水底105を掘削する作業では、作業船101の端部付近の縦揺れによってグラブ117が上下に動揺し、施工精度が確保できないことがあった。
作業船101の揺れに対する対策として、(1)船体と水底105との間に係留索を設置する方法があった。また、(2)クレーンに吊り下げた吊枠とジブ先端とに加速度計を取り付け、加速度計の検出信号を用いてそれぞれの変位の位相差を演算し、船上の制震装置で揺れ止めを行う方法があった(例えば、特許文献1参照)。さらに、(3)平面形状が略V型の二又アームの交合部をクレーンの吊りフックに連結し、両脚部を自在継ぎ手を介してジブに連結して、吊りフックの揺れ止めを行う方法があった(例えば、特許文献2参照)。
特許3621954号公報 特許2758568号公報
しかしながら、(1)の方法は、作業船の水平方向、すなわち、前後方向および左右方向の揺れに対しては効果的であるのに対して、上述した縦方向すなわち上下方向の揺れに対しては効果が小さかった。また、船体重心の揺れを防止するため、吊荷の揺れ防止には限界があった。(2)の方法は、吊枠の水平(左右)方向の揺れを減衰させるものであり、上述した縦方向の揺れを対象としていなかった。(3)の方法は、船体や吊りフックの水平(左右)方向の動揺を抑えるものであり、上述した縦方向の揺れを対象としたものではなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、作業船による海上作業を、波浪の状態に係わらず安定して効率よく進めることができ、工事費用を大幅に削減できる作業船の鉛直動揺低減構造および作業船の鉛直動揺低減方法を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、作業船に設置されたクレーンと、所定の張力が導入された索を用いて前記クレーンに連結され、水底に設置された係留用の反力材と、を具備し、前記作業船の吊荷位置において、回転による変位量および上下動による変位量を小さくし、回転と上下動の位相をずらすことにより、前記吊荷位置での縦方向の揺れを低減し、前記索が複数本のワイヤからなり、前記索が、鉛直方向と所定の角度を成して配置され、前記複数本のワイヤは、多数掛けしたクレーンのワイヤであることを特徴とする作業船の鉛直動揺低減構造である。
索は、通常のアンカで用いられるワイヤよりも剛性の高いものが用いられる。索は、例えば、複数本のワイヤからなり、多数掛けにしたクレーンのワイヤ等が用いられる。索は、多数掛けにしたクレーンのワイヤと、そのワイヤの端部の吊り部に接続されたチェーン等の線材とからなる場合もある。索は、略垂直方向に配置してもよいし、鉛直方向と所定の角度を成すように作業船の側方に斜めに張り出して配置してもよい。
係留用の反力材には、例えばアンカ、コンクリート製のシンカやケーソン、杭などが用いられる。
第1の発明では、所定の張力が導入された索を用いて、クレーンと水底に設置された係留用の反力材とが連結される。これにより、吊荷位置における、船体左右方向を軸とする回転による変位量および上下動による変位量が小さくなる。また、船体の左右方向を軸とする回転の中心が船体の前方となるため、回転と上下動の位相がずれる。そのため、第1の発明では、波浪条件が厳しい場合にも、吊荷位置での縦方向の揺れが低減される。
本発明によれば、作業船による海上作業を、波浪の状態に係わらず安定して効率よく進めることができ、工事費用を大幅に削減できる作業船の鉛直動揺低減構造および作業船の鉛直動揺低減方法を提供することである。
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。図1は、作業船の鉛直動揺低減構造1の概要を示す図である。図1に示すように、作業船の鉛直動揺低減構造1は、クレーン5、索の一部を成す線材15、係留用の反力材であるコンクリート製等のシンカ17、ブイ19等からなる。
クレーン5は、作業船3の船体27上に設置される。クレーン5は、ジブ7、ワイヤ9a、索の一部であるワイヤ9b、吊り部11a、吊り部11b等からなる。ワイヤ9aおよびワイヤ9bは、ジブ7から下垂される。吊り部11aは、ワイヤ9aの下端部に設けられる。吊り部11bは、ワイヤ9bの下端部に設けられる。ワイヤ9bは、多数掛けすなわち複数回巻きにされる。
作業船3において、定格重量に比べて軽い吊荷13を吊る場合には、全ての吊り部を使用しないことがある。図1に示す作業船の鉛直動揺低減構造1では、使用していない吊り部11bに、線材15の一端が連結される。線材15の他端は、水底21に設置されたシンカ17に連結される。シンカ17は、例えば、吊り部11aに吊り下げられた吊荷13の下方付近の水底21に配置される。線材15は、略垂直方向に配置され、吊り部11bとシンカ17とを接続する。
ワイヤ9bおよび線材15からなる索には、所定の張力が導入される。索に導入する張力は、作業船3の総トン数の2.5%程度とするのが望ましい。例えば、作業船3が2万tクラスの場合、の初期張力は500t程度とする。線材15には、図2に示すようなチェーン等が用いられる。
ブイ19は、線材15およびシンカ17を設置する際に使用されるもので、線材15に連結される。
図2は、索の設置方法を示す図である。図1に示す作業船の鉛直動揺低減構造1を形成する際には、まず、作業船3を施工水域付近の所定の位置に移動する。そして、図2の(a)図に示すように、水深と略同等の長さの線材15の一端をシンカ17に連結し、線材15の他端に仮ワイヤ25を介してブイ19を取り付けた状態で、シンカ17を水底21に設置する。
次に、図2の(b)図に示すように、線材15の仮ワイヤ25側の端部をクレーン7の吊り部11bで吊り上げ、仮ワイヤ25を撤去する。その後、ワイヤ9bと線材15とからなる係留策に所定の初期張力を導入する。
次に、図1に概要を示した作業船の鉛直動揺低減構造1を用いた場合に、どの程度の低減効果が見込めるかを計算した事例について説明する。図3は、計算のモデルを示す図である。図3の(a)図は計算モデルの平面図、図3の(b)図は計算モデルの側面図である。
図3に示すように、計算モデルは、クレーン7を有する矩形の作業船3と吊荷13とで構成される。計算事例では、波向き0度、入射波高1mの条件で、後述する4つのケースについて、図3に示す全体の重心29における矢印Aに示す方向の変位と、図3に示す吊荷13の下端31における矢印Bに示す方向の変位とを算出した。
ケース1では、作業船3を係留しない。ケース2では、ワイヤ(15t、8本)を船体27から水底21に斜めに配置して作業船3を係留する。ケース3では、図1に示すクレーン7のワイヤ9bを4往復させ、ワイヤ9bおよび線材15からなる索に500tの初期張力を導入して作業船3を鉛直係留する。ケース4は、図1に示すクレーン7のワイヤ9bを10往復させ、ワイヤ9bおよび線材15からなる索に500tの初期張力を導入して作業船3を鉛直係留する。
図4は、図3に示す全体の重心29における矢印Aに示す方向の変位の計算結果を示す図である。実線37はケース1の、破線39はケース2の、点線41はケース3の、一点鎖線43はケース4の計算結果を示す。図4に示すように、線材15とシンカ17とを用いて吊荷13付近から鉛直係留したケース3(点線41)およびケース4(一点鎖線43)では、係留なしのケース1(実線37)や従来のようにアンカを用いて係留したケース2(破線39)と比較して、変位が小さい。ケース3(点線41)およびケース4(一点鎖線43)では、特に、通常の海上作業において問題となる6〜15秒程度の周期において、船体27の左右方向を軸とする回転による変位を小さく抑えることができる。
図5は、図3の(b)図に示す吊荷13の下端31における矢印Bに示す方向の変位の計算結果を示す図である。実線45はケース1の、破線47はケース2の、点線49はケース3の、一点鎖線51はケース4の計算結果を示す。図5に示すように、線材15とシンカ17とを用いて吊荷13付近から鉛直係留したケース3(点線49)およびケース4(一点鎖線51)では、係留なしのケース1(実線45)や従来のようにアンカを用いて係留したケース2(破線47)と比較して、変位が小さい。ワイヤ9bを10往復させたケース4(一点鎖線51)では、4往復させたケース3(点線49)よりもさらに変位が小さく抑えられる。ケース3(点線49)およびケース4(一点鎖線51)では、特に、通常の海上作業において問題となる6〜15秒程度の周期において、上下動による変位を小さく抑えることができる。
第1の実施の形態によれば、吊荷13近くに配置された吊り部11bと水底21のシンカ17とをワイヤ9bと線材15とからなる索で連結して作業船3を係留することにより、吊荷13付近における、船体27の左右方向を軸とする回転による変位量や、上下動による変位量が小さくなる。また、船体27の左右方向を軸とする回転の中心が船体27の前方となり、船体27の回転と吊荷13の上下動の位相がずれる。そのため、吊荷13の位置での縦方向の揺れを低減することができる。
通常、安全に海上作業を行うためには波高が90cm程度以下である必要があるが、第1の実施の形態によれば、1.5m程度の波高であっても、船体27の回転や吊荷13の上下動による縦揺れを抑制し、海上作業を安定して効率よく進めることができる。
第1の実施の形態の作業船の鉛直動揺低減構造1では、船体27に既往特許にあるような特別な機能や装置を設置する必要がないため、作業船の改良等に多くの費用をかけることなく、作業効率や施工精度を向上させることができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。図6は、作業船の鉛直動揺低減構造1aを前方から見た立面図である。図6に示す作業船の鉛直動揺低減構造1aは、第1の実施の形態の作業船の鉛直動揺低減構造1(図1)と略同様の構成であるが、ワイヤ9bおよび線材15からなる索の設置角度、シンカ17の設置位置が異なる。
作業船の鉛直動揺低減構造1aでは、シンカ17が、吊荷13の下方ではなく、吊荷13の側方の水底21に配置される。ワイヤ9bおよび線材15からなる索は、作業船3の側方に斜めに張り出し、鉛直方向と所定の角度を成して配置される。線材15とシンカ17とは、点線で示したシンカ17aと線材15aやシンカ17bと線材15bのように、作業船や作業内容に適した位置に適宜設置される。
次に、第3の実施の形態について説明する。図7は、作業船の鉛直動揺低減構造1bを前方から見た立面図である。図7に示す作業船の鉛直動揺低減構造1bは、第1の実施の形態の作業船の鉛直動揺低減構造1(図1)と略同様の構成であるが、錘33がさらに設けられる。また、索の一部である線材15の設置角度およびシンカ17の設置位置が作業船の鉛直動揺低減構造1とは異なる。
作業船の鉛直動揺低減構造1bでは、ワイヤ9bの吊り部11bに錘33が吊り下げられる。錘33は、吊荷13より上方に配置されるのが望ましい。錘33は、ワイヤ9bの設置角度を鉛直方向に維持する。作業船の鉛直動揺低減構造1bでは、シンカ17が、吊荷13の下方ではなく、吊荷13の側方の水底21に配置される。線材15は、作業船3の側方に斜めに張り出し、鉛直方向と所定の角度を成して配置される。シンカ17と線材15は、作業船や作業内容に適した位置に適宜設置される。
第2および第3の実施の形態では、ワイヤ9bと線材15とからなる係留策や、係留策の一部である線材15を鉛直方向と所定の角度を成して配置することにより、係留策と吊荷13との干渉を防ぐことができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。図8は、作業船の鉛直動揺低減構造1cを示す図である。図8の(a)図は、作業船3の側方から見た図、図8の(b)図は、作業船3の前方から見た図である。第4の実施の形態の作業船の鉛直動揺低減構造1cは、第1の実施の形態の作業船の鉛直動揺低減構造1(図1)と略同様の構成であるが、ワイヤ23およびアンカ35がさらに設けられる。アンカ35は、従来から揺れの低減や船体の移動防止のために用いられてきたものと同様に、作業船3の周囲の水底21に設置され、船体27にワイヤ23で連結される。
第2から第4の実施の形態においても、吊荷13近くに配置された吊り部11bと水底21のシンカ17とを線材15で連結して作業船3を係留することにより、吊荷13付近における、船体27の左右方向を軸とする回転による変位量や、上下動による変位量が小さくなる。また、船体27の左右方向を軸とする回転の中心が船体27の前方となり、船体27の回転と吊荷13の上下動の位相がずれる。そのため、吊荷13の位置での縦方向の揺れを低減することができる。
また、通常は、安全に海上作業を行うためには波高が90cm程度以下である必要があるが、第2から第4の実施の形態によれば、1.5m程度の波高であっても、船体27の回転や吊荷13の上下動による縦揺れを抑制し、海上作業を安定して効率よく進めることができる。
第2から第4の実施の形態の作業船の鉛直動揺低減構造においても、船体27に既往特許にあるような特別な機能や装置を設置する必要がないため、作業船の改良等に多くの費用をかけることなく、作業効率や施工精度を向上させることができる。
なお、第1から第4の実施の形態において、シンカ17および線材15の設置方法は、第1の実施の形態で説明したものに限らない。図9は、シンカ17および線材15の他の設置方法を示す図である。
図9に示す方法では、まず、作業船3を施工水域周辺の所定の位置まで移動させる。次に、水深と略同等の長さの線材15の一端をシンカ17に連結し、線材15の他端付近にブイ19を取り付けた状態で、シンカ17を水底21に設置する。そして、ブイ19を吊り部11bで吊り上げ、ワイヤ9bと線材15とからなる係留策に所定の初期張力を導入する。
図2および図9では、線材15としてチェーンを用いた例を示したが、線材15は、通常のアンカに用いられるワイヤよりも剛性の高い材質のものであればよい。例えば、複数本のワイヤを束ねたものを線材15として用いてもよい。
また、第1から第4の実施の形態では、ワイヤ9bと線材15とからなる索を用いたが、ワイヤ9bのみを索として用いる場合もある。この場合、クレーン7の吊り部11bに直接シンカ17を連結する。図10および図11は、ワイヤ9bのみを索として用いた際の、シンカ17の設置方法を示す図である。
図10に示す方法では、まず、クレーン7の吊り部11bにシンカ17を吊り下げた状態で、作業船3を施工水域周辺の所定の位置まで移動させる。そして、ワイヤ9bで吊り下ろしてシンカ17を水底21に設置した後、索であるワイヤ9bに所定の初期張力を導入する。
図11に示す方法では、まず、シンカ17を船上に載置した状態で作業船3を施工水域周辺の所定の位置まで移動させる。そして、クレーン7の吊り部11bにシンカを吊り下げ、ワイヤ9bで吊り下ろしてシンカ17を水底21に設置した後、索であるワイヤ9bに所定の初期張力を導入する。
本発明において、シンカ17および線材15の設置数は、作業船や作業内容に応じて適切に設定される。第1から第4の実施の形態では、係留のための反力材としてシンカ17を例示したが、反力材はシンカに限らない。反力材には、例えばアンカ、ケーソン、杭などを用いることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明にかかる作業船の鉛直動揺低減構造および作業船の鉛直動揺低減方法の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
作業船の鉛直動揺低減構造1の概要を示す図 策の設置方法を示す図 計算のモデルを示す図 図3の(a)図に示す全体の重心29における矢印Aに示す方向の変位の計算結果を示す図 図3の(b)図に示す吊荷13の下端31における矢印Bに示す方向の変位の計算結果を示す図 作業船の鉛直動揺低減構造1aを前方から見た立面図 作業船の鉛直動揺低減構造1bを前方から見た立面図 作業船の鉛直動揺低減構造1cを示す図 シンカ17および線材15の他の設置方法を示す図 ワイヤ9bのみを索として用いた際の、シンカ17の設置方法を示す図 ワイヤ9bのみを索として用いた際の、シンカ17の設置方法を示す図 作業船101の縦揺れの原因を示す図 船体の縦揺れによる影響の例を示す図
符号の説明
1、1a、1b、1c………作業船の鉛直動揺低減構造
3………作業船
5………クレーン
9a、9b………ワイヤ
11a、11b………吊り部
13………吊荷
15………線材
17………シンカ
19………ブイ
21………水底
25………仮ワイヤ
33………錘

Claims (2)

  1. 作業船に設置されたクレーンと、
    所定の張力が導入された索を用いて前記クレーンに連結され、水底に設置された係留用の反力材と、
    を具備し、
    前記作業船の吊荷位置において、回転による変位量および上下動による変位量を小さくし、回転と上下動の位相をずらすことにより、前記吊荷位置での縦方向の揺れを低減し、
    前記索が複数本のワイヤからなり、
    前記索が、鉛直方向と所定の角度を成して配置され、
    前記複数本のワイヤは、多数掛けしたクレーンのワイヤであることを特徴とする作業船の鉛直動揺低減構造。
  2. 前記索は、前記多数掛けしたクレーンのワイヤと前記多数掛けしたクレーンのワイヤに連結された線材とからなり、
    前記多数掛けしたクレーンのワイヤと前記線材との連結部に、錘が吊り下げられており、
    前記索の設置角度が、前記ワイヤは鉛直方向であり、前記線材は鉛直方向と所定の角度を成して配置されることを特徴とする請求項1記載の作業船の鉛直動揺低減構造。
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