JPH0674570U - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JPH0674570U
JPH0674570U JP1546993U JP1546993U JPH0674570U JP H0674570 U JPH0674570 U JP H0674570U JP 1546993 U JP1546993 U JP 1546993U JP 1546993 U JP1546993 U JP 1546993U JP H0674570 U JPH0674570 U JP H0674570U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントウインドガラスの支持剛性を向上さ
せると共にカウルの断面剛性も併せて向上させる。 【構成】 車幅方向に延びるカウルパネル2によりカウ
ル部を形成する自動車の前部車体構造において、上記カ
ウルパネル2と共に車幅方向に延びる閉断面を形成する
ように配置されたカウルパネルレインフォースメント
4,5と、この閉断面を車幅方向に仕切ると共に車両前
後方向で上記カウルパネル2とカウルパネルレインフォ
ースメント4,5とをそのフランジで結合するステー2
6,28と、を有することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の前部車体構造に係わり、特に、カウル部の構造を改良した 自動車の前部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の前部車体構造の一部を構成するカウルは、フロントウインドガラスの 下部を形成するとともに、左右のフロントピラーと結合しているパネルであり、 ステアリングシャフトの取り付け部位でもあり、車体のねじれ剛性、衝突安全性 及び高速走行時のステアリング共振にも影響を及ぼす重要な部位である。
【0003】 このような自動車の前部車体構造において、フロントウインドーの支持剛性を 向上させたものが、実開昭59−167069号公報に記載されている。この公 報に記載のものは、ダッシュパネルアッパとカウルパネルとが、それぞれの上端 部同士および下端部同士を接合して閉断面構造をなすとともに、上端部同士の接 合部近傍でのダッシュパネルアッパ若しくはカウルパネルにフロントウインドガ ラスを取り付け、このフロントウインドガラス取り付け部を、ダッシュパネルア ッパとカウルパネルとで構成するガラス支持閉断面構造によって支持するように したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この従来の自動車の前部車体構造においては、ダッシュパネルアッパとカウル パネルとで構成するガラス支持閉断面構造によりフロントウインドガラスを支持 するようにしているため、フロントウインドガラスの支持剛性は向上している。 しかしながら、カウル自体の剛性は、ダッシュパネルアッパとカウルパネルとに より閉断面構造を形成することにより確保しているが、剛性をさらに向上させる ことが要望されている。また、ねじり剛性については、充分ではないという問題 点も存在している。特に、カウルがオープンカウルの場合には、閉断面構造とす ることができないため、断面剛性を向上させる必要がある。
【0005】 そこで、本考案は、従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、 フロントウインドガラスの支持剛性を向上させると共にカウルの断面剛性も併せ て向上させた自動車の前部車体構造を提供することを目的としている。 また、本考案は、カウルのねじれ剛性を向上させた自動車の前部車体構造を提 供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、車幅方向に延びるカウルパネルにより カウル部を形成する自動車の前部車体構造において、上記カウルパネルと共に車 幅方向に延びる閉断面を形成するように配置されたカウルパネルレインフォース メントと、この閉断面を車幅方向に仕切ると共に車両前後方向で上記カウルパネ ルとカウルパネルレインフォースメントとをそのフランジで結合するステーと、 を有することを特徴としている。
【0007】 このように構成された本考案においては、カウルパネルとカウルパネルレイン フォースメントとにより閉断面を形成しているので、この閉断面をフロントウイ ンドガラス取付閉断面構造として機能させることができ、ガラス支持剛性が向上 する。さらに、ステーを車体前後方向に配置し、このステーのそれぞれのフラン ジにより、カウルパネル及びカウルパネルレインフォースメントを結合し、閉断 面を、車幅方向に仕切るようにしている。この結果、カウル部の断面剛性及びね じり剛性が著しく向上する。
【0008】 また、本考案においては、上記ステーのフランジによる結合は、ボルト結合で あることが好ましい。 また、本考案においては、上記カウルパネルレインフォースメントは、カウル パネルの両側部にそれぞれ設けられ、さらに上記ステーは、これらのカウルパネ ルレインフォースメントとカウルパネルをそれぞれ結合するようにすることが好 ましい。
【0009】 また、本考案においては、上記カウルパネルレインフォースメントは、その端 部がフロントピラーに接続されていることが好ましい。 さらに、本考案においては、上記カウル部は、オープンカウルであってもよい 。
【0010】
【実施例】
以下本考案の一実施例について図1乃至図4を参照して説明する。 図1は、本考案の自動車の前部車体構造の一実施例を示す斜視図である。図2 は、図1のA−A線に沿う断面図である。図3は、図1のB−B線に沿う断面図 である。図4は、カウル部を構成する各部材に分解して示す展開図である。
【0011】 図1乃至図3に示すように、運転席前部には、車幅方向に延び且つその断面形 状がほぼ凹形状のオープンカウルであるダッシュアッパパネル1が配置されてい る。このダッシュアッパパネル1の上方には、車幅方向に延びるカウルパネル2 が配置され、ダッシュアッパパネル1の上端フランジ1aとカウルパネル2の後 端フランジ2aとがスポット溶接により接続されている。また、カウルパネル2 の下方には、このカウルパネル2aに沿って車幅方向に延びる2つのカウルパネ ルレインフォースメント4,5が配置され、このカウルパネルレインフォースメ ント4,5はカウルパネル2とともに閉断面6を形成している。このカウルパネ ル2とカウルパネルレインフォースメント4,5とにより形成される閉断面6は 、ガラス取付閉断面構造として機能し、フロントウインドガラス8が接着材によ り接着されている。このカウルパネルレインフォースメント4,5も同様に、そ の後端部4a,5aがダッシュアッパパネル1の上端フランジ1aにスポット溶 接により接続されている。また、ダッシュアッパパネル1の後方部には、ダッシ ュアッパメンバ10が車幅方向に設けられ、このダッシュアッパメンバ10は、 ダッシュアッパパネル1と共に閉断面12を形成している。さらに、ダッシュア ッパパネル1の前方部には、カウルフロントパネル13が設けられ、ダッシュア ッパパネル1と接続されている。
【0012】 15は、車体の両側に配置されたフロントピラーであり、このフロントピラー 15には、上記のダッシュアッパパネル1、カウルパネル2、カウルパネルレイ ンフォースメント4,5及びダッシュアッパメンバ10のそれぞれの車体側部側 の端部がスポット溶接により接続されている。 図2に示すように、ダッシュアッパパネル1は、車体の側部において、下方に 位置するカウルサイドパネル14、上方に位置するカウルサイドアッパパネル1 6及びカウルサイドパネル14のさらに外側に位置するカウルサイドレインロア ーパネル18にそれぞれ接続している。これら各パネル14,16,18は、そ れぞれ車体前後方向に延びるように配置されている。
【0013】 図1に示すように、フロントピラー15には、前方に延びるホイールエプロン 20が接続して設けられ、このホイールエプロン20の上方には、ホイールエプ ロンレインフォースメント22が配置されホイールエプロン20とともに閉断面 を形成している。 各カウルパネルレインフォースメント4,5の内側の端部には、ステー26, 28が車体前後方向に配置され、これらのステー26,28には、それぞれフラ ンジ30,32が形成されており、これらのフランジ30,32により、カウル パネル2及びカウルパネルレインフォースメント4,5がボルト34により結合 される。この結果、カウルパネル2とカウルパネルレインフォースメント4,5 とにより形成される閉断面6が、車幅方向に仕切られる。
【0014】 この実施例においては、カウルパネルレインフォースメント4,5が、車幅方 向に2個に分割して設けられているが、車幅方向に延びる1個のカウルパネルレ インフォースメントにより構成してもよい。 さらに図3に示すように、36,38は、カウルサイドパネル14に接続され るカウルプレートアッパアセンブリである。
【0015】 次にこのように構成された実施例の作用を説明する。先ず、カウルパネル2と カウルパネルレインフォースメント4,5とにより閉断面6を形成し、この閉断 面6をガラス取付閉断面構造として機能させているため、ガラス支持剛性を向上 させることができる。 次に、ステー26,28を車体前後方向に配置し、このステー26,28のそ れぞれのフランジ30,32により、カウルパネル2及びカウルパネルレインフ ォースメント4,5を結合し、閉断面6を、車幅方向に仕切るようにしている。 この結果、カウル部の断面剛性及びねじり剛性が著しく向上する。本実施例の場 合、カウルがオープンカウルであるため、それ自体で閉断面を形成することがで きないため剛性上に問題があるが、本実施例においては、上記のようにステー2 6,28を配置したため、断面剛性及びねじり剛性が向上し、特に効果的である 。
【0016】 また、ステー26,28のそれぞれのフランジ30,32と、カウルパネル2 及びカウルパネルレインフォースメント4,5との結合は、ボルト34により行 っているため、結合強度が増大すると共に組み立てる際にも作業性が向上する。 さらに、カウルパネルレインフォースメント4,5が、車幅方向に2個に分割 して設けられているため、重量を減らすことができ軽量化に有利である。また、 カウルパネルレインフォースメント4,5の車体側部側の端部が、フロントピラ ー15に接続されているため、この点でも、剛性が向上する。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、フロントウインドガラスの支持剛性を向 上させると共にカウルの断面剛性も併せて向上させることができる。さらに、カ ウルのねじれ剛性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車の前部車体構造の一実施例を示
す斜視図
【図2】図1のA−A線に沿う断面図
【図3】図1のB−B線に沿う断面図
【図4】カウル部を構成する各部材に分解して示す展開
【符号の説明】
1 ダッシュアッパパネル 2 カウルパネル 4,5 カウルパネルレインフォースメント 6 閉断面 8 フロントウインドガラス 15 フロントピラー 26,28 ステー 30,32 フランジ 34 ボルト

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に延びるカウルパネルによりカ
    ウル部を形成する自動車の前部車体構造において、 上記カウルパネルと共に車幅方向に延びる閉断面を形成
    するように配置されたカウルパネルレインフォースメン
    トと、この閉断面を車幅方向に仕切ると共に車両前後方
    向で上記カウルパネルとカウルパネルレインフォースメ
    ントとをそのフランジで結合するステーと、を有するこ
    とを特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 【請求項2】 上記ステーのフランジによる結合は、ボ
    ルト結合である請求項1記載の自動車の前部車体構造。
  3. 【請求項3】 上記カウルパネルレインフォースメント
    は、カウルパネルの両側部にそれぞれ設けられ、さらに
    上記ステーは、これらのカウルパネルレインフォースメ
    ントとカウルパネルをそれぞれ結合する請求項1記載の
    自動車の前部車体構造。
  4. 【請求項4】 上記カウルパネルレインフォースメント
    は、その端部がフロントピラーに接続されている請求項
    1記載の自動車の前部車体構造。
  5. 【請求項5】 上記カウル部は、オープンカウルである
    請求項1記載の自動車の前部車体構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475856B1 (ko) * 2002-07-02 2005-03-10 현대자동차주식회사 자동차의 카울사이드 결합부 보강구조

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52132514U (ja) * 1976-04-03 1977-10-07
JP3061479U (ja) * 1999-02-16 1999-09-17 ミクロ株式会社 ノック式シャ―プペンシル

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