JPH0674563B2 - 吊り金具を具備した敷鉄板 - Google Patents

吊り金具を具備した敷鉄板

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JPH0674563B2
JPH0674563B2 JP1024968A JP2496889A JPH0674563B2 JP H0674563 B2 JPH0674563 B2 JP H0674563B2 JP 1024968 A JP1024968 A JP 1024968A JP 2496889 A JP2496889 A JP 2496889A JP H0674563 B2 JPH0674563 B2 JP H0674563B2
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JP
Japan
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iron plate
shackle
hook
iron
hanging metal
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JP1024968A
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JPH02204507A (ja
Inventor
尚助 小川
Original Assignee
阪東基礎工業株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は建築工事等に使用する大型機械の安定性を保持
するために、工事現場に敷設する敷鉄板に関し、特にそ
の吊り下げ移動を安全に行なえるようにした敷鉄板に関
する。
[従来の技術] 高層建築物等の大型建築物の基礎工事においては、その
土台形成のために杭打ち工事が行なわれているが、この
工事では、通常約100トンもの重量の杭打ち機が使用さ
れ、これが現場内を走行移動しつつ、所定位置において
杭打ち作業が実施される。そこで地盤の軟弱さにより上
記杭打ち機が傾いたり、転倒する事故を防止するため
に、予めそれを走行、設置させる場所には鉄板を敷設し
その安定性を確保している。この鉄板は、例えば、厚さ
25mm、縦1.6m、横6m、重量約1.6トン程度のものが使用
されている。したがって、これを運搬し、所定の場所に
敷設する作業は大がかりなものとならざるを得ない。ま
た、杭打ち作業が進行し、順次、その杭打ち実施場所が
移っていくにつれ、杭打ち機を移動させるから、それに
従い予め上記鉄板を、次の杭打ち機の設置場所に移動さ
せておく必要がある。
従来はこれを運搬するために、鉄板の一端の中央に掛止
孔を設けて、これにワイヤーを通し、該ワイヤーを介し
て鉄板をクレーン等により吊り上げ、所定位置に降ろす
ようにして移動させていた。
[発明が解決しようとする課題] この場合、鉄板の重量に充分耐えられるワイヤーを使用
しても、表面全体に泥が付着して上記掛止孔やワイヤー
が見えなくなった鉄板上において、上記の杭打ち機が方
向転換等を行なうから、ワイヤーが杭打ち機のクローラ
に踏みつけられ、傷つけられる場合が多い。したがっ
て、損傷してもはや鉄板の重量を支持できるのに充分な
強度を失ったワイヤーによって、鉄板を吊り上げた場合
はワイヤーが切断され、思わぬ重大事故につながるケー
スが多く発生した。
一方、上記のようにワイヤーを使用しないで、第5図に
示すようなフック16によって鉄板を吊り上げ、これを移
動させて所定個所に降ろすことにより作業を行なうこと
もあった。しかし、かかる場合は、鉄板に衝撃が与えら
れると、簡単にこのフックが掛止孔から外れてしまう欠
点があった。また、敷設された鉄板は泥に埋もれるの
で、単に掛止孔のみ設けた鉄板では、上記掛止孔の位置
が分かりにくくなり、移動作業の際にこれを探す手間を
要する難点があった。
さらに、アスファルト舗装が施されている場合のよう
に、比較的固く平らな地盤であっても上記の杭打ち機の
走行、設置のためには上記鉄板の敷設が必要となるが、
かかる場合には、従来の鉄板では、敷設後に地面と当該
鉄板との間に隙間がなくなり、鉄板の掛止孔にワイヤー
やフックを掛止する作業が、極めて困難となる場合があ
った。
[課題を解決するための手段] 本発明は上述したような事情に鑑みてなされたものであ
って、クレーン等のフックを容易に着脱可能に掛止させ
ることができ、かつ衝撃等によりフックが外れることが
なく、安全性が極めて高い敷鉄板を提供せんとするもの
である。
本発明は上記の目的を達成するために以下のような構成
としている。即ち、敷鉄板の端部に、クレーンのフック
等を掛止するシャックルを収納する切り欠き部を形成
し、上記シャックルは棒材を往復曲成して設けられ、上
記切り欠き部に横架して固定したシャフトに回動自在に
取り付けられ、この敷鉄板のシャックルを取り囲む部分
の厚みを他の部分より厚くして敷鉄板の表面から突出さ
せるとともに、前記切り欠き部内に収納したシャックル
が敷鉄板の表面から突出しないように形成したものであ
る。
[作用] 前記シャックルを敷鉄板の端部から突出させてにクレー
ン等のフックを掛止して、この敷鉄板を吊り下げ移動す
ることができる。またこれを所定の場所に敷設した場合
には、シャックルを回動させてこれを切り欠き部内に収
納する。
収納したシャックルは敷鉄板の表面から突出することが
ないので、敷鉄板上を走行する大型の杭打ち機等のキャ
タピラに接触して損傷することがない。
またシャックルを取り囲む部分の厚みを他の部分より厚
くして敷鉄板の表面から突出させたので、敷鉄板上に土
が積もりこれが覆われても、シャックルの位置を容易に
知ることができる。
[実施例] 次に、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は、本発明に係る敷鉄板に取り付けられたの吊り
下げ具の平面図である。この敷鉄板1の長手方向の一端
の中央部には、切り欠き部2が形成されている。該切り
欠き部2は、シャックル3を収納可能なように、該シャ
ックル3より僅かに大きく、かつ該シャックル3の形状
に対応する形状に設けられている。該シャックル3は、
鉄板1の厚みよりも小さな径の鉄棒を往復曲成すると共
に、接合端7、7にシャフト5を挿通させる孔4を穿設
して形成されたものであり、上記孔4にシャフト5を挿
通させ、回動自在に該シャフト5に取り付けられてい
る。上記シャックル3は、切り欠き部2内に収納したと
きには、鉄板の表面から突出することはない。また、そ
の接合端7、7間の上記シャフト5には、カラー8を嵌
合させて、該接合端7、7間の所定間隔を保持せしめる
ようにしている。
さらに、上記シャフト5の両端部15、15は、上記切り欠
き部2の開口部9に近接して設けられた溝10、10に夫々
嵌合され、該嵌合部分11は溶接により固定される。ここ
では上記嵌合部分11を保護するために、溶接により該部
分11を覆う保護板13を固着させ、第4図に示すように、
その周囲を上記保護板13に向かって次第に高くなるよう
な傾斜面12としている。即ち、シャフト5の両端部15、
15は、溶接により鉄板1内に埋設されることになる。そ
して、鉄板の敷設時には、この吊り下げ金具のシャック
ル3は、第4図のように、切り欠き部2内に収納された
状態となるので不都合はない。また、この保護板13は、
泥に埋まった鉄板を吊り上げる場合に、この吊り下げ金
具の位置を知る手掛かりとなり好都合である。さらに、
上記保護板13や、切り欠き部2上を杭打ち機が走行して
も、そのキャタピラが直接シャックル3には接触せず、
よって上記部分が破壊される等の事態は起こらない。
一方、上記鉄板1を移動させる場合には、第3図に示す
ように、シャックル3を回動して、これを鉄板1の外側
に引き出し、フック14に掛止させてクレーン等によって
吊り上げ、所定位置まで搬送し、降ろすことにより行な
う。この場合、フック14は、その開口部を閉鎖可能なも
のを使用すれば、より安全性が高い作業が可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明はシャックルが収納可能で
ある切り欠き部を一端に形成し、上記シャックルは棒材
を往復曲成して形成されて、上記切り欠き部に横架した
シャフトに回動自在に取り付けられているから、鉄板の
使用時には何ら不都合を生ずることなく、該鉄板の移動
を安全に行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明に係る敷鉄板に取り付けられた吊り下
げ具の平面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3
図は、本発明に係る吊り下げ具により、鉄板をクレーン
等により吊り下げる状態を示す図、第4図は敷鉄板の側
面図、第5図は、従来使用されていたフックの斜視図で
ある。 1:敷鉄板、2:切り欠き部 3:シャックル、4:孔 5:シャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】敷鉄板の端部に、クレーンのフック等を掛
    止するシャックルを収納する切り欠き部を形成し、上記
    シャックルは棒材を往復曲成して設けられ、上記切り欠
    き部に横架して固定したシャフトに回動自在に取り付け
    られ、この敷鉄板のシャックルを取り囲む部分の厚みを
    他の部分より厚くして敷鉄板の表面から突出させるとと
    もに、前記切り欠き部内に収納したシャックルが敷鉄板
    の表面から突出しないように形成したことを特徴とする
    吊り金具を具備した敷鉄板。
JP1024968A 1989-02-02 1989-02-02 吊り金具を具備した敷鉄板 Expired - Lifetime JPH0674563B2 (ja)

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JPH02204507A JPH02204507A (ja) 1990-08-14
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JPH0470304U (ja) * 1990-10-26 1992-06-22
JP2887062B2 (ja) * 1993-12-28 1999-04-26 株式会社日立製作所 表層地盤造成用ブロックとそれを用いた表層地盤及びその表層地盤を利用したプラントの建設方法
JP2556604Y2 (ja) * 1996-07-23 1997-12-08 大成建設株式会社 吊り治具付敷鉄板
CN109989333A (zh) * 2019-02-19 2019-07-09 中国建筑第八工程局有限公司 用于混凝土水平支撑的型钢栈桥结构及其安装方法

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