JPH0674522B2 - 人工毛髪 - Google Patents

人工毛髪

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JPH0674522B2
JPH0674522B2 JP61262991A JP26299186A JPH0674522B2 JP H0674522 B2 JPH0674522 B2 JP H0674522B2 JP 61262991 A JP61262991 A JP 61262991A JP 26299186 A JP26299186 A JP 26299186A JP H0674522 B2 JPH0674522 B2 JP H0674522B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は側鎖にメルカプト基又はジスルフィド基を担持
したポリアミノ酸からなり、酸化又は還元処理により任
意に変形しうる人毛と同様なしなやかさを有する人工毛
髪に関する。人工毛髪はかつら、ヘアーピース、つけま
つ毛、つけひげなど本来の人毛の代替として又アクセサ
リーとして用いられる。
特に男性用かつらは、薄毛、若禿、病的脱毛で悩む人々
に自信と勇気を与え、社会人として積極的な生き方を取
り戻すために役立っており、女性用においては時、場
所、場合に応じたヘアーファション、イージーなヘアー
メイクの手段として賞用されている。
なかでも、男性用かつらにおいては、今後ますます高令
化社会を迎えるにあたり、いつまでも心の若さと自信を
保とうとする人々の願望に応えるものの一つとして、近
年男性用かつら産業が急速にのびてきている。
〔従来の技術〕
かつらやヘアーピースなどの素材としては、従来人毛が
賞用されて来たが、 女性のヘアースタイルが変化した結果、最近では頭髪
が全体的に短くなったこと、パーマネントウェーブ処理
された頭髪が多くなったことなどにより、かつらやヘア
ーピースなどの素材に適したストレートで長く良質な頭
髪が急速に入手し難くなった。
かつら用の素材として人毛を使用するためには、主原
材の頭髪の表面をウロコ状に被うキューティクルを化学
処理により除去することに始まり、さらに殺菌、脱色、
染色、光沢付与等多くの処理工程を経るので人毛の強度
が損われてしまう。
人毛はその長さ、太さが不揃いのため、カツラの基地
に植毛するにあたっては、機械化することが難しく、人
手により一本一本植付けなければならない。従って莫大
な費用と時間を必要とし、これが製品のコストを高める
最大の要因となって、社会的ニーズがあるにもかかわら
ず、広い普及を妨げている。
などの理由により、人毛に代る素材として、アクリル系
の合成繊維が提案され、その一部は実用化されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
アクリル系の合成繊維を人毛の代替としてかつらやヘア
ーピースの素材に使用するには次のような欠点がある。
熱で溶融するため、かつらやヘアーピースとしてのス
タイルの発現、保持には特別の技術と装置を必要とす
る。
耐熱性が弱いため、着用者の不用意なヘヤドライヤー
の使用等により使用不能となる。
人毛固有の特徴である温和な酸化・還元処理(コール
ドパーマ)によるスタイルの発現と保持ができない。
一方着用者にとっては気分によるスタイルの変更も困
難であり、人毛のように自然な変形もなく不自然さを感
じる。
人毛構成する蛋白とは全く異常のポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアクリロニトリルが素材となっており、光沢・
触感が囲りの人毛と同一化せず、人工毛のイメージを強
く着用者や周囲の者に与える。
〔問題点を解決するための手段〕
かつらやヘアーピースなどの素材として、人毛は先に述
べたいくつかの欠点を持つにもかかわらず、依然として
賞用されているゆえんは、人毛であるという物質的同一
性にあることはさておき、蛋白質のため熱に強く溶融し
ないこと、ブラッシングによるスタイルのアレンジが容
易であることや着用時とか洗髪後もそのスタイルを保持
できるためであり、他の合成繊維等の材料の追従を許さ
ない点である。
これらの特性は、人毛が蛋白質で構成されており、なか
でも繊維状のポリペプチド鎖は螺旋状のα‐ヘリックス
構造をしているからである。即ち、ブラッシング等の
人毛を引き伸すような応力によりα‐ヘリックスが伸び
てβ型のジグザグ構造に変化する。ポリペプチド鎖分
子間または分子内の水素結合は水分、熱、または外部か
らの応力により容易に切断して、加えられた種々の歪み
を解消する。等のことから、前述の容易なスタイルのア
レンジ性が発現するものであり、ポリペプチド鎖で構成
しているもの特有の特長である。
これらのポリペプチド鎖は各種アミノ酸より構成されて
いるが、これらの中でシスチンは、ジスルフィド基を有
している。即ちシスチンは二つのペプチド鎖を架橋させ
ている役割をしており、共有結合のためペプチド分子鎖
間のづれを防止できる。従ってヘアースタイルの保持性
を発現できるのである。
すなわち本発明は特にかつらやヘアーピースなどの素材
として使用しうる、側鎖にメルカプト基又はジスルフィ
ド基を担持した重合度50〜10,000の人毛類似のポリアミ
ノ酸で、人工毛髪に最も適した素材である。即ち側鎖に
メルカプト基またはジスルフィド基を担持させたポリア
ミノ酸を繊維状にして使用することにより合成高分子で
ありながら、構造上人毛に近似して、かつ前述の人毛の
欠点を完全に解決しうる人工毛髪を開発し、本発明を完
成したものである。本発明の人工毛髪は人毛より耐熱性
が高く、300℃位迄は安定である。一方使用する者のみ
好みの髪形やコールドパーマにより任意なヘアースタイ
ルにアレンジできるという従来の合成高分子では追従で
きなかった人工毛髪としての特徴を持つものである。
本発明の人工毛髪ではコールドパーマによるスタイルの
アレンジと保持は人毛に対するパーマネントウェーブと
同様な方法で発現できる。側鎖に担持したメルカプト基
は無処理で、ジスルフィド基はコールドパーマ液として
用いるチオグリコール酸等の温和な還元剤で処理するこ
とにより、メルカプト基とする。
次にすすぎにより、過剰の還元剤を除去し、還元反応を
停止し、所望するスタイルにアレンジしたのち、最後に
臭素酸カリ等のコールドパーマ用の温和な酸化剤で処理
する。この処理でメルカプト基が酸化され、ペプチド分
子鎖間の架橋により、最終的なスタイルの固定ができ、
ブラッシング、洗髪、着用時の環境変化に対しても、ス
タイルの保持性が発現される。
人工毛髪に供し得るポリアミノ酸としては、繊維状に紡
糸できること、フィルム状に成膜し、これを細断して繊
維状とすることができることかつ十分な強度、耐久性と
が必須である。そのためには重合度が少くとも50〜10,0
00は必要であり、好ましくは100〜5,000である。
高分子量のポリアミノ酸の製造方法としてはN-カルボキ
シ‐α‐アミノ酸無水物の重縮合法が完成され工業化さ
れている。
繊維として得る場合には特公昭43-28787の方法にて、紡
糸することができ、又同様にポリアミノ酸の溶液から膜
として取り上げることもできる。
本発明に用いる側鎖にジスルフィド基またはメルカプト
基を持ったポリアミノ酸を調製するには、二塩基性酸
性アミノ酸ω‐エステルから成るか、あるいはこれをそ
の成分として含有するポリアミノ酸を活性エステル化
し、次いで2-アミノエタンチオール(システアミン)で
アミノリシスを行うか、二塩基性酸性アミノ酸のω‐
活性エステルからN-カルボキシ‐α‐アミノ酸無水物を
合成し、重縮合後全て若しくは一部または一種若しくは
それ以上を重合体を構成する単量体として2-アミノエタ
ンチオールまたはシスタミンでアミノリシスを行うこと
が好ましい。
即ち、メルカプト基を有するポリアミノ酸の合成に際し
てアミノ酸としてシステインを用いる場合、システイン
のメルカプト基を保護したのち、N-カルボキシ‐α‐ア
ミノ酸無水物を合成することができる。またジスルフィ
ド基を有するアミノ酸としてシスチンを用いる場合は、
二官能性のためN-カルボキシ‐α‐アミノ酸無水物の重
縮合の際ペプチド分子鎖間で架橋が起り、人工毛髪に供
するようなポリアミノ酸は得られない。
前述のシステインを用いる場合メルカプト基の保護基と
しては、S-ベンジル、S-p-メトキシベンジル、等々ペプ
チド合成にて用いられるものがあるが、重縮合したの
ち、再び保護基を外す場合にNa/NH3、熱トリフロロ酢
酸、弗化水素、等々を用いなければならない。
人工毛髪用ポリアミノ酸は高重合度であるため保護基の
脱離、反応性も低下し、より過酷な条件を必要とし、こ
のためポリマー主鎖の切断も著しく、人工毛髪に供する
ようなポリアミノ酸を製造することはできない。
前述の活性エステル化しうるポリアミノ酸とは、二塩基
性酸性アミノ酸のω‐エステルのみからなるか、あるい
はこれをその成分として含有するポリアミノ酸の総称で
あって、ポリγ‐メチル‐L-またはD-またはDL-グルタ
メート、ポリγ‐エチル‐L-またはD-またはDL-グルタ
メート、ポリγ‐プロピル‐L-またはD-またはDL-グル
タメート、ポリβ‐メチル‐L-またはD-またはDL-アス
パルテート、ポリβ‐エチル‐L-またはD-またはDL-ア
スペルテート、ポリβ‐プロピル‐L-またはD-またはDL
-アスパルテートおよびその他のアルコールたとえばブ
チルアルコール、アミルアルコール、ベンジルアルコー
ルなどのω‐エステルの一種またはそれ以上を重合体を
構成する単量体として含有するポリアミノ酸を指す。
又ポリアミノ酸の活性エステル化は、田中らの方法(日
本化学会誌1973、1770〜1775)により実施できる。活性
エステル化ポリアミノ酸を2−アミノエタンチオール
(システアミン)でアミノリシス化はKUDOらの方法(J.o
f Polymer Sci.:Polymer Chemistry Edition,Vol 17,78
9-796(′79))に基づき実施できる。
さらに前述の二塩基性酸性アミノ酸のω‐活性エステル
を作る場合の二塩基性酸性アミノ酸とは、L-またはD-ま
たはDL-グルタミン酸、L-またはD-またはDL-アスパラギ
ン酸を一般的なペプチド合成に使用される活性エステル
化法であるp-ニトロフェニルエステル等の各種エステ
ル、N-ヒドロキシスクシイミドでエステル化してもよい
が、エチレンクロルヒドリン、2級‐プロピレンクロル
ヒドリン、エチレンシアンヒドリン、β,β,β‐トリ
クロルエタノールを用いた方が経済的である。人工毛髪
の強度、伸度、ヤング率、親水性、疎水性等の物理的調
整のため活性エステム以外のエステル交換も行うことが
できる。
アミノリシスにより側鎖にメルカプト基を有するポリア
ミノ酸はそのN,N-ジメチルホルムアミド溶液をを水、ア
ルコール等のポリマーの非溶媒中に吐出させることによ
り繊維にすることができる。
更に本発明の特長をより明らかにすべく、実施例にて説
明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
〔発明の効果〕
側鎖にメルカプト基又はジスルフィド基を担持した重合
度50〜10,000のポリアミノ酸は長さ、太さ、形状とも一
定な繊維状に成形できる。該ポリアミノ酸は人毛と化学
的にも類似であり、人工毛髪として好適な素材である。
該ポリアミノ酸はメルカプト基又はジスルフィド基を側
鎖に担持しているのでかつらやヘアーピース素材として
用いた時、皮膚に対し安全性が高くかつ人毛と同様酸化
・還元処理(パーマネントウェーブ処理)が可能であ
る。
実施例1 特公昭43-28787の方法にて、太さ60デニールの円型断面
のポリ‐γ‐メチル‐L-グルタメートの繊維を調製し
た。
次に繊維状のままで、ポリグルタミン酸の側鎖のメチル
基をクロルエチル基に一部エステル交換する目的で次の
操作を行った。得られた繊維1gを枠に巻き固定し、二塩
化エタン30ml、エチレンクロールヒドリン2.7g、硫酸0.
72gの混合液に浸漬し、60℃にて15時間反応させる。反
応後メタノール浴、次いで水浴中で超音波洗浄を行い洗
浄液が中性になるまで繰り返し、その後乾燥した。
エステル交換率は、反応前後の重量変化及び塩素の含有
量により求めたところ、約60%であった。
次にアミノリシス化するため、システアミン2gを塩化メ
チレン50mlに溶解した。この溶液に前述のエステル交換
により得られた枠に固定した繊維を浸漬し、20℃にて24
時間反応した。メタノール浴、次いで水浴中で超音波洗
浄を行い洗浄液が中性になる迄繰返した。このアミノリ
シス化によりポリグルタメートのクロロエチルエステル
基が一部チオエタノールアミド基に交換された。
処理後の繊維は蛍光X線分析によりイオウの存在を確認
すると共にグルタミン酸残基当りのチオエタノールアミ
ド基担持率をC,H,N,Sの元素分析により求めた。チオエ
タノールアミド基の担持率は17%であった。この結果側
鎖にメルカプト基を担持したポリアミノ酸よりなる人工
毛髪を得ることができた。
実施例2 ポリ‐γ‐メチル‐L-グルタメート繊維0.455gを秤取
し、枠に巻き固定した。二塩化エタン60ml、エチレンシ
アンヒドリン2.2g、硫酸0.47gの混合液に浸漬し、60℃
で15時間反応させた。反応後メタノール浴、水浴中で超
音波洗浄を行い、洗浄液が中性になるまで繰返し、その
後乾燥した。エステル交換率は29%であった。この繊維
を塩化メチレン50ml、システアミン1.0g中に室温で64時
間浸漬した。次にメタノール浴、水浴中で超音波洗浄を
洗浄液が中性になる迄行った。グルタミン酸残基当りの
チオエタノールアミド基の担持率をC,H,N,Sの元素分析
により求めた所2.8%であった。
実施例3 実施例1においてアミノリシス化に際して用いたシステ
アミンの代りに2,2′‐ジチオビスエチルアミン2gを用
いた以外は実施例1と同様に行った。この操作によりポ
リグルタメートのクロロエチルエステル基は2,2′‐ジ
チオビスエチルアミドに変換され、部分的にジスルフィ
ド基を有したポリアミノ酸繊維が得られた。C,H,N,Sの
元素分析よりグルタミン酸残基2個当りの2,2′‐ジチ
オビスエチルアミド基の担持率を求めたところ15.6%で
あった。この結果、側鎖にジスルフィド基を担持したポ
リアミノ酸よりなる人工毛髪を得ることができた。
実施例4〜6 パーマネントウェーブがかかるかどうかの試験は次のよ
うにして行った。
繊維をテンション70gでロッドに巻き、パーマネントウ
ェーブ用第1液中に15分間浸漬した。次いで、パーマネ
ントウェーブ用第2液中に15分間浸漬した。繊維をロッ
ドより外し、フリーの状態にして水洗し、自然乾燥し
た。
比較のため、特公昭43-28787で得たポリ‐γ‐メチル‐
L-グルタメート繊維、人毛のバージンヘヤ(10才の女子
の毛髪)、かつら用人工毛として賞用されているアクリ
ル繊維を同じくパーマネントウェーブ処理した。ウェー
ブ効果は次の式により求めた。
結果は表に示す通りであった。
パーマネントウェーブ用第1液: チオグリコール酸アンモニウム塩の6.5%水溶液を調製
しアンモニア水にてpHを9.2〜9.6に調製した。
パーマネントウェーブ用第2液: 臭素酸ナトリウムの5%水溶液 実施例7〜14 特公昭43-28787の方法にて太さ108デニール(50〜120μ
mφ)円型断面のポリ‐γ‐メチル‐L-グルタメート
(PMG)の繊維を調製した。紡糸条件はPMGの重合度:極
限粘度−〔η〕=2.08、種々のドープ組成に調製した。
ノズル径0.6μmφドープ吐出速度3ml/min(10.6m/mi
n)、凝固溶剤;パークレン:灯油=1:3、凝固浴の長さ
約3.5mであった。
このPMG繊維1gをエチレンジクロライド50gに浸漬し、エ
チレンシアノヒドリン12.5gと濃硫酸0.47gを加え、60℃
で10〜17時間エステル交換を行った。30mlのメタノール
で洗浄を3回繰り返した後乾燥した。この繊維を塩化メ
チレン50ml中でシステアミン0.75gと室温で24時間反応
させチオエタノールアミド基を担持した人工毛髪を得
た。得られた人工毛髪を実施例4〜6の方法でコールド
パーマネント処理をしウェーブがかかることを確認し
た。本実験の条件と結果を表IIに示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側鎖にメルカプト基又はジスルフィド基を
    担持した、重合度50〜10,000のポリアミノ酸よりなる人
    工毛髪。
JP61262991A 1985-11-08 1986-11-05 人工毛髪 Expired - Fee Related JPH0674522B2 (ja)

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JP60-250336 1985-11-08
JP25033685 1985-11-08

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JPS62206007A JPS62206007A (ja) 1987-09-10
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