JPH0674457U - 自動車用駆動装置 - Google Patents
自動車用駆動装置Info
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- JPH0674457U JPH0674457U JP057755U JP5775593U JPH0674457U JP H0674457 U JPH0674457 U JP H0674457U JP 057755 U JP057755 U JP 057755U JP 5775593 U JP5775593 U JP 5775593U JP H0674457 U JPH0674457 U JP H0674457U
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- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 持続的に駆動される2つの車輪の滑りに関係
して2輪駆動から4輪駆動へ自動的に切換えを行う自動
車において,測定のため又は回転速度比較のため4輪駆
動から2輪駆動又はその逆への頻繁な切換えを,簡単な
構造で回避する。 【構成】 持続的に駆動される2つの車輪5にそれぞれ
付属するセンサ12によつて,これらの車輪5の回転速
度差が連続的に形成されて,計算機11へ供給される。
2輪駆動及び4輪駆動のため計算機11は,車両に特有
の特性回転遠度差を記憶しており,そのつどの駆動状態
に関係して,供給される回転速度差をこの特性回転速度
差と比較する。2輪駆動に対応する特性回転速度差を上
回るか,又は4輪駆動に対応する特性回転速度差を下回
ると,操作部材10により2輪駆動から4輪駆動へ,又
は4輪駆動から2輪駆動への切換えが可能となる。
して2輪駆動から4輪駆動へ自動的に切換えを行う自動
車において,測定のため又は回転速度比較のため4輪駆
動から2輪駆動又はその逆への頻繁な切換えを,簡単な
構造で回避する。 【構成】 持続的に駆動される2つの車輪5にそれぞれ
付属するセンサ12によつて,これらの車輪5の回転速
度差が連続的に形成されて,計算機11へ供給される。
2輪駆動及び4輪駆動のため計算機11は,車両に特有
の特性回転遠度差を記憶しており,そのつどの駆動状態
に関係して,供給される回転速度差をこの特性回転速度
差と比較する。2輪駆動に対応する特性回転速度差を上
回るか,又は4輪駆動に対応する特性回転速度差を下回
ると,操作部材10により2輪駆動から4輪駆動へ,又
は4輪駆動から2輪駆動への切換えが可能となる。
Description
【0001】
本考案は,持続的に駆動される両車輪の滑りに関係して2輪駆動から4輪駆動 へ自動切換えを行う自動車用駆動装置に関する。
【0002】
持続的に駆動される両車輪の滑りを,これらの持続的に駆動される車輪と場合 に応じて持続可能な車輪との回転速度比較により求め,持続的に駆動される車輪 の滑りが大きくなる際4輪駆動への切換えを行うことは,既に公知である(FI SITA Belgrad 2〜6.Juni 1986,Proceedin gs,Band 2,Seiten 277〜283)。4輪駆動に切換えられ ている場合,持続的に駆動される車輪と接続可能な車輪との回転速度比較により ,4輪駆動が正当である程度に,持続的に駆動される車輪の滑りが大きいか否か をそのつど確認するために,短い間隔を置いて,接続されている車輪を駆動装置 から機械的に切離さねばならない。駆動装置からのこの機械的切離しを行わない と,接続可能な車輪へ至る駆動経路に差動装置又は液体摩擦分離クラツチが組込 まれていない限り,持続的に駆動される車輪と接続可能な車輪との間に回転速度 差は存在しない。接続可能な車輪の短い間隔を置いて行われる接続及び遮断は, 分離クラツチに特別の要求を課し,差動装置等は技術的出費を増加させ,多くの 場合正当化されない。
【0003】
本考案の基礎になつている課題は,これらの欠点を除去し,冒頭に述べた駆動 装置を改良して,比較的簡単な構造で,測定のため又は回転速度比較のため4輪 駆動から2輪駆動へ又はその逆への頻繁な切換えが不要となるようにすることで ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この課題を解決するため本考案によれば,持続的に駆動される両車輪のそれぞ れに付属する2つのセンサによつて,これらの車輪の回転速度差が継続的に形成 されて計算機へ送られ,2輪駆動及び4輪駆動のためこの計算機が車両に特有の 特性回転速度差を記憶し,かつ送られた回転速度差を,駆動状態に関係してこれ らの特性回転速度差の1つと比較し,この比較の結果,2輪駆動に対応した特性 回転速度差を上回り又は4輪駆動に対応した特性回転速度差を下回ることが判明 した時,駆動装置が,計算機の後に接続された操作部材によつて,2輪駆動から 4輪駆動へ又は4輪駆動から2輪駆動へ切換え可能である。
【0005】
本考案は,各走行中に,1つの車軸の持続的に駆動される両方の車輪の間に回 転速度差が生ずるが,これらの回転速度差の大きさは,高い道路摩擦係数を持つ 乾いた車道では,例えば一層小さい摩擦係数を持つぬれた車道又は大きい動的車 軸荷重移動即ち大きい滑りを持つ乾いた車道におけるより,著しく小さいという 認識から出発している。計算機に記憶された特性回転速度差は,経験的に得られ た走行状態用特性値であり,これらの走行状態のもとでは滑りが限界値をとり, これらの限界値において他の両方の車輪の接続なしに走行できるか,又は4輪駆 動後に再び2輪駆動へ切換えることができる。従つて持続的に駆動される車輪の 回転速度と接続可能な車輪の回転速度との比較を必要とせす,従つて又は測定目 的のための4輪駆動の頻繁な遮断も必要でない。
【0006】
周知のように,カーブ走行の際は,異なる道路摩擦係数による回転速度差が生 ぜしめられることなしに,1つの車軸の両方の車輪に異なる回転速度が生ずる。 特に比較的長いカーブを走行する際この事実を考慮するため,計算機と接続され たかじ取り角用センサを設けることができ,かつ持続的に駆動される両方の車輪 の回転速度差をかじ取り角に関係して修正可能にすることができる。
【0007】 2輪駆動から4輪駆動へ及びその逆の切換えの頻度を最小限に減少するために ,自動車用原動機の荷重状態用のセンサが計算機に接続され,自動車のオーバラ ンニングにおいて又は駆動経路が原動機から切離される時,前にとつていた切換 え状態を維持する。
【0008】 既に述べたように,乾いた車道に一層高い動的車軸荷重移動が起こる場合,持 続的に駆動される車軸の車輪の回転速度差も変化する。この事実を考慮するため に,特性回転速度差が車軸荷重センサによつて変化可能である。
【0009】 最後に本考案の別の構成では,制動操作用センサ及び走行速度用の別のセンサ が計算機に接続され,それにより4輪駆動の際及び所定の限界速度を上回る際, 4輪駆動が制動操作で2輪駆動へ切換え可能である。
【0010】
図1において原動機1により走行クラツチ2と変速機3と差動装置4とを介し て,自動車の前輪5が持続的に駆動される。駆動経路6は差動装置7へ至り,こ の差動装置から後輪8の駆動動力が取出される。駆動経路6に,2輪駆動から4 輪駆動への切換えのため分離クラツチ9が組込まれ,この分離クラツチは操作部 材10により操作され,この操作部材が計算機11により制御される。計算機1 1に,種々のセンサからデータが供給される。
【0011】 即ち両方の前輪5にセンサ12が付属して,これらの前輪の回転速度差を形成 し,かつ計算機11へ送る。別のセンサ13がかじ取り角用に設けられている。 原動機1の気化器の絞り弁に付属するセンサ14は,原動機1のそのつどの負荷 状態を検知し,最後に制動操作及び走行速度用の2つのセンサ15,16は,制 動ペダル又はタコメータに付属している。計算機11は,操作部材10の接続状 態について,従つて2輪駆動が行われているか又は4輪駆動が行われているかに ついて,データも受取る。
【0012】 図2によるフローチヤートから,計算機11のプログラムがどのように経過す るかがわかる。
【0013】 点火装置の付勢により,計算機は″開始″(段階a)の命令を受ける。開始後 に,センサ15のデータを読み出す段階bにおいて,目下制動されるか否かが検 査される。YESの場合別の段階cにおいて,センサ16のデータに基いて,目 下の走行速度vが所定の限界速度v0より大きいかどうかが検査される。NOの 場合,制動されない車両の場合のような処理が行われ,YESの場合段階dにお いて,4輪駆動が接続されているか否かが検査される。NOの場合再び主プログ ラムに戻され,YESの場合計算機11が2輪駆動への切換え用の接続命令を操 作部材10に与える(段階e)。この命令が実行されると,新しいプログラムサ イクルが開始される。
【0014】 論理ループb,c,dが出力″NO″を生ずると,主プログラムについて更に 次のように処理が行われる。まず段階fにおいて,加速ペダルが操作されている か否かが検査される。次の段階gにおいて,加速ペダルが戻されるか否かが検査 される。これらの両段階はセンサ14からデータを受取る。加速ペダルが操作さ れていない場合(段階f)又は加速ペダルが戻される場合(段階g),新しいプ ログラムサイクルが開始される。加速ペダルが操作されて戻されない場合,セン サ12,13を介して回転速度差Δn及びハンドルの旋回角αの測定が行われる 。段階hにおいて検出されるこれらのデータから,段階iにおいて,計算機がか じ取り角に基いて,回転速度差用修正値ΔnLを形成し,この値が引続く計算の 基礎にされる。まず段階kにおいて,4輪駆動が接続されているか否かが検知さ れる。YES又はNOに応じて,2つの異なる特性回転速度K1及びK2がそれ ぞれの車両に特有の量C1又はC2と修正値ΔnLとから形成され,この場合値 K1は,4輪駆動の投入のために考慮すべき値であり,値K2は2輪駆動の投入 のための値を形成する。これらの段階は1及びnで示されている。4輪駆動が投 入され,従つて値K2を考慮すべき場合,段階nにおいて,所定の危険回転速度 がこの値K2より大きいか否かが検知される。YESの場合,4輪駆動が投入さ れたままであり,計算機は次のプログラムを開始する。NOの場合接続命令が実 際に存在しているか否かをまず確認することができる。この目的のため,各プロ グラム遂行の際1だけ送られる事象計数器,ループ計数器等において,実際値T を求めることができ,この値が段階oにおいて所定値と比較される。この値が所 定値T0より大きいと,次の段階pにおいてプログラム用の値Tが零に設定され ,″2輪駆動への切換え″の接続命令が与えられる(段階q)。
【0015】 段階kにおいて,4輪駆動が投入されていないことが確認されると,段階rに おいて,回転速度差Δnが計算された値K1より大きいか否かが再び検査される 。YESの場合,再び,場合によつて段階o′で事象又は時間を考慮し,またT がT0より大きい時,段階p′においてTが0にリセットされ,段階sにおいて 4輪駆動の投入命令が与えられる。段階rにおいて,修正回転速度差がK1より 大きいことが確認されると,警報ランプ17を付勢することができ,4輪駆動の 投入後この警報ランプが自動的に消える。このプログラムは,点火が投入されて いる間行われる。段階tにおいて確認される点火の遮断の際,プロクラムが終了 せしめられる。
【図1】駆動装置の概略構成図である。
【図2】制御のためのフローチヤートである。
5 前輪 10 操作部材 11 計算機 12 センサ
Claims (5)
- 【請求項1】 持続的に駆動される両車輪の滑りに関係
して2輪駆動から4輪駆動へ自動切換えを行う自動車用
駆動装置において,持続的に駆動される両車輪(5)の
それぞれに付属する2つのセンサ(12)によつて,こ
れらの車輪(5)の回転速度差が継続的に形成されて計
算機(11)へ送られ,2輪駆動及び4輪駆動のためこ
の計算機が車両に特有の特性回転速度差を記憶し,かつ
送られた回転速度差を,駆動状態に関係してこれらの特
性回転速度差の1つと比較し,この比較の結果,2輪駆
動に対応した特性回転速度差を上回り又は4輪駆動に対
応した特性回転速度差を下回ることが判明した時,駆動
装置が,計算機(11)の後に接続された操作部材(1
0)によつて,2輪駆動から4輪駆動へ又は4輪駆動か
ら2輪駆動へ切換え可能であることを特徴とする,自動
車用駆動装置。 - 【請求項2】 計算機(11)に接続されたかじ取り角
用センサ(13)が設けられ,持続的に駆動される両車
輪(5)の回転速度差が,かじ取り角に関係して修正可
能であることを特徴とする,請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 自動車用原動機(1)の荷重状態用のセ
ンサ(14)が計算機(11)に接続され,自動車のオ
ーバランニングにおいて又は駆動経路(6)が原動機
(1)から切離される時,この計算機(11)が前にと
つていた切換え状態を維持することを特徴とする,請求
項1に記載の装置。 - 【請求項4】 特性回転速度差が車軸荷重センサによつ
て変化可能であることを特徴とする,請求項1に記載の
装置。 - 【請求項5】 制動操作用センサ(15)及び走行速度
用の別のセンサ(16)が計算機(11)に接続され,
それにより,4輪駆動の際及び所定の限界速度を上回る
際,4輪駆動が制動操作で2輪駆動へ切換え可能である
ことを特徴とする,請求項1に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT0307387A AT396093B (de) | 1987-11-23 | 1987-11-23 | Antriebsanordnung fuer ein kraftfahrzeug |
AT3073/87 | 1987-11-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674457U true JPH0674457U (ja) | 1994-10-21 |
JP2591014Y2 JP2591014Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=3544876
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63293776A Pending JPH01168528A (ja) | 1987-11-23 | 1988-11-22 | 自動車用駆動装置 |
JP1993057755U Expired - Lifetime JP2591014Y2 (ja) | 1987-11-23 | 1993-09-22 | 自動車用駆動装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63293776A Pending JPH01168528A (ja) | 1987-11-23 | 1988-11-22 | 自動車用駆動装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
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US (1) | US4872525A (ja) |
JP (2) | JPH01168528A (ja) |
AT (1) | AT396093B (ja) |
DE (1) | DE3838709A1 (ja) |
GB (1) | GB2212772B (ja) |
IT (1) | IT1227492B (ja) |
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