JPH0519233Y2 - - Google Patents

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JPH0519233Y2
JPH0519233Y2 JP1985043835U JP4383585U JPH0519233Y2 JP H0519233 Y2 JPH0519233 Y2 JP H0519233Y2 JP 1985043835 U JP1985043835 U JP 1985043835U JP 4383585 U JP4383585 U JP 4383585U JP H0519233 Y2 JPH0519233 Y2 JP H0519233Y2
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clutch
set value
road surface
surface condition
vehicle
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はメカニカル変速機構に電子制御方式を
取り入れた車両用自動変速装置に関し、特にクラ
ツチの断続制御の改良に関する。
〈従来の技術〉 自動車の自動変速装置においては、トルクコン
バータを使用するものとは別に、走行燃費の低減
や、トルクコンバータ使用車と同等のイージード
ライブが達せられる等の利点から、メカニカルク
ラツチやトランスミツシヨンにアクチユエータを
付加し、これを各種センサからの信号に基づいて
電子制御するものが出現してきている。
ところで、この種の自動変速装置では、エンジ
ンストール等を防止するためにエンジン回転数が
所定回転数以下に低下したとき自動的にクラツチ
が断となるように制御されており、この所定回転
数としては一般にはアイドル回転数+150rpm程
度に設定してある。
しかしながら、上述の設定値では急ブレーキ時
アクチユエータの応答が間に合わずエンジンスト
ールの防止効果としては十分でなかつた。この対
策として、サービスブレーキを踏み込んだときに
はクラツチを断とするエンジン回転数を、通常の
設定回転(アイドル回転数+150rpm)より若干
高い値(例えばアイドル回転数+250rpm)に切
り換わるようにしたものが提案されている(実願
昭59−97542号参照)。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、このようにクラツチ断の判定をエン
ジン回転数で行う従来方式の場合、サービスブレ
ーキが踏み込まれてから車輪がロツクするまでに
アクチユエータが作動し得る程度の時間がある場
合は十分であるが、サービスブレーキの踏み込み
とほとんど同時に車輪がロツクするときは、やは
りアクチユエータの応答遅れにより、エンジンス
トールを防止できないおそれがある。
本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、
サービスブレーキ使用時においてはブレーキ作動
流体圧力に基づいてクラツチの断続を判定するこ
とにより、従来の問題点を解決することを目的と
する。
〈問題点を解決するための手段〉 このため本考案では、アクチユエータによりク
ラツチを断続するクラツチ断続制御手段を備えた
車両用自動変速装置において、サービスブレーキ
の作動流体圧力を検出する検出手段を設けると共
に、この検出手段の検出圧力が設定値以上になつ
たか否かを判定し、設定値以上のとき前記クラツ
チ断続制御手段にクラツチの断指令を発する判定
手段を設け、且つ、車両の積載量を検出する積載
量検出手段と、路面状態を手動設定する路面状態
設定手段と、検出された積載量及び手動設定され
た路面状態に基づいて前記ブレーキ作動流体圧力
を判定するための前記設定値を変更する設定値変
更手段とを設ける構成とした。
〈作用〉 これにより、サービスブレーキの作動流体圧力
が設定圧力(車輪ロツク圧力より低い圧力)以上
になるとクラツチの断指令を発するので、確実に
車輪がロツクする以前にクラツチを断とすること
ができるようになる。また、その時の積載量や路
面状態に応じてブレーキの作動流体圧力の判定値
を変更するので、サービスブレーキを動作させた
時のクラツチ断の時期を車両の走行状態に応じて
より一層的確なものにすることができる。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例を第1図及び第2図に基
づいて説明する。
図において、エンジン本体10の駆動力はメカ
ニカルクラツチ20、変速機30を介して図示し
ないデイフアレンシヤルに出力される。
前記エンジン本体10には、燃料噴射ポンプ1
1のガバナコントロールレバーを制御するガバナ
装置11aと、エンジン出力軸からエンジン回転
数を検出するエンジン回転数センサ12が設けら
れている。また、クラツチ20には、クラツチス
トローク量に基づいてクラツチの断続状態を検出
するクラツチ位置センサ21と、クラツチ駆動用
のクラツチ断続装置22とが設けられている。更
に、変速機30には、その出力軸31から車速を
検出する車速センサ32と、カウンタシヤフト回
転数センサ33と、シフト位置を検出するシフト
位置センサ34及びギアシフト操作を行うギアシ
フト装置35が設けられている。
15はアクセルペダル14の踏み込み量に基づ
いてエンジン負荷を検出する負荷センサ、16は
ブレーキペダル17の踏み込みによりONとなる
サービスブレーキ作動スイツチ、18は路面状態
によりwetとdryの切換えを行う切換スイツチ、
19は積載状態を検出するための軸重センサ、1
3はサービスブレーキの作動油の圧力を検出する
圧力センサで、ホイールシリンダ25に接続され
る配管部に装着されている。
40はコントロールユニツトで、シフトチエン
ジ判定回路41、ガバナ制御回路43、クラツチ
断続制御回路44、トランスミツシヨン制御回路
45及び前記クラツチ断続制御回路44に接続さ
れるブレーキ操作判定回路46を備えている。
シフトチエンジ判定回路41は、車速センサ3
2、シフト位置センサ34及び負荷センサ15か
らの信号に基づいて運転状態を判定し最適な変速
段を演算する。ガバナ制御回路43は、エンジン
回転数センサ12と判定回路41からの信号によ
りガバナ装置11aを駆動する。クラツチ制御回
路44は、クラツチ位置センサ21、判定回路4
1及びブレーキ操作判定回路46からの信号によ
りクラツチ断続装置22を駆動する。トランスミ
ツシヨン制御回路45は、車速センサ32、カウ
ンタシヤフト回転数センサ33、シフト位置セン
サ34及び判定回路41の信号によりギアシフト
装置35を駆動する。
更に、ブレーキ操作判定回路46は、ブレーキ
作動スイツチ16からのON信号入力(サービス
ブレーキ作動)時に、圧力センサ13からの検出
圧力値が予め設定した値以上になつたときクラツ
チ断続制御回路44へクラツチ断指令を発する。
そして、切換スイツチ18及び軸重センサ19か
らの信号に基づいて前記設定圧力値が変更できる
ように構成されている。従つて、ブレーキ操作判
定回路46は、前記切換スイツチ18で手動設定
される路面状態及び軸重センサ19の検出する積
載量に基づいて圧力センサ13からの検出圧力値
を判定するための設定圧力値を変更するための設
定値変更手段の機能も備えているものである。
次にかかる構成の自動変速装置におけるクラツ
チ制御機能の作用について第3図のフローチヤー
トに基づき説明する。
走行中に車両停止モードが発生すると、まず、
ブレーキ作動スイツチ16がONか否かを判定す
る(S1)。ONであれば次に切換スイツチ18が
dryかwetかの判定を行う(S2)。そして、dry,
wetの各場合とも同様の制御が実行される。即
ち、S3,S4それぞれにおいて、軸重センサ19
からの信号に基づき現在の積載量Wを判別し、W
に応じてブレーキがロツクする直前の圧力値に設
定した設定値の変更を行い、そのときの設定値と
圧力センサ13からの実際のブレーキ作動油圧値
Pとを比較する(S5〜S10)。
尚、空荷状態のときをW=0、満載時をW=1
としその中間のときをW=1/2としている。また、 前記各状態に対応する設定値をαとα′,βとβ′、
γとγ′(α′,β′,γ′はwetの場合を示す)とし
、こ
れらの大小の関係はα<β<γ,α′<β′<γ′でか
つα>α′,β>β′、γ>γ′となつている。
そして、実際の油圧値Pが設定値より小さいと
きには、S11に進みエンジン回転数NがN≦アイ
ドル回転数+n(n≒150rpm)か否かを判定し、
YESであればクラツチを断とし(S12)、NOであ
れば上述の制御を繰り返す。また、S5〜S10にお
いて油圧値Pが設定値以上のときには、即座にク
ラツチ断の指令を出してクラツチを切る。
このようにすれば、急ブレーキをかけても車輪
がロツクする以前にクラツチを断にすることがで
きるので、エンジンストールを確実に防止するこ
とができる。また、積載量及び路面状態に応じて
クラツチを断とする設定値を変更するようにして
いるので、急ブレーキ時のクラツチ断制御がより
一層的確に行うことができる。一方、S1でブレ
ーキ作動スイツチ16がOFF、即ちサービスブ
レーキが踏まれていなければ、S11へ進み従来と
同様にしてエンジン回転数Nの値に基づいてクラ
ツチの断続制御が行われる。
尚、dryとwetの切り換えは本実施例のような
専用の切換スイツチで行う構成に限らず、例えば
ワイパースイツチ等で兼ねてもよい。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案によれば、サービスブ
レーキの作動流体圧に基づき、この流体圧が車輪
ロツク直前の設定値に達したらクラツチ断の指令
を発するようにしたので、エンジン回転数に基づ
いて判断する従来方式に比べてより一層エンジン
ストールの防止が確実になる。また、積載量及び
路面状態に基づいてサービスブレーキの作動流体
圧の閾値を変更しているので、ブレーキ動作時に
おけるクラツチ断の時期を車両の走行状態に合わ
せて的確に制御でき、より一層クラツチ断時期の
制御精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク図、
第2図は同上実施例の概略構成図、第3図は同上
実施例の制御フローチヤートを示す。 10……エンジン本体、12……エンジン回転
数センサ、13……圧力センサ、16……ブレー
キ作動スイツチ、18……切換スイツチ、19…
…軸重センサ、20……クラツチ、21……クラ
ツチ位置センサ、22……クラツチ断続装置、3
0……変速機、40……コントロールユニツト、
44……クラツチ断続制御回路、46……ブレー
キ操作判定回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクチユエータによりクラツチを断続するクラ
    ツチ断続制御手段を備えた車両用自動変速装置に
    おいて、サービスブレーキの作動流体圧力を検出
    する検出手段と、該検出手段の検出圧力が設定値
    以上になつたか否かを判定し設定値以上のとき前
    記クラツチ断続制御手段にクラツチの断指令を発
    する判定手段と、車両の積載量を検出する積載量
    検出手段と、路面状態を手動設定する路面状態設
    定手段と、検出された積載量及び手動設定された
    路面状態に基づいて前記ブレーキ作動流体圧力を
    判定するための前記設定値を変更する設定値変更
    手段とを備えたことを特徴とする車両用自動変速
    装置。
JP1985043835U 1985-03-28 1985-03-28 Expired - Lifetime JPH0519233Y2 (ja)

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JP1985043835U JPH0519233Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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JPS61161032U JPS61161032U (ja) 1986-10-06
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US9354735B2 (en) 2002-05-23 2016-05-31 Apple Inc. Light sensitive display
US9411470B2 (en) 2002-02-20 2016-08-09 Apple Inc. Light sensitive display with multiple data set object detection

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JPS59103064A (ja) * 1982-12-06 1984-06-14 Toyota Motor Corp 車輌用動力伝達装置の減速時制御方法

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JPS61161032U (ja) 1986-10-06

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