JP2591014Y2 - 自動車用駆動装置 - Google Patents

自動車用駆動装置

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JP2591014Y2
JP2591014Y2 JP1993057755U JP5775593U JP2591014Y2 JP 2591014 Y2 JP2591014 Y2 JP 2591014Y2 JP 1993057755 U JP1993057755 U JP 1993057755U JP 5775593 U JP5775593 U JP 5775593U JP 2591014 Y2 JP2591014 Y2 JP 2591014Y2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K23/00Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for
    • B60K23/08Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for changing number of driven wheels, for switching from driving one axle to driving two or more axles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,持続的に駆動される両
車輪の滑りに関係して2輪駆動と4輪駆動との間で自動
切換えを行う自動車用駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】持続的に駆動される両車輪の滑りを,こ
れらの持続的に駆動される車輪と場合に応じて持続可能
な車輪との回転速度比較により求め,持続的に駆動され
る車輪の滑りが大きくなる際4輪駆動への切換えを行う
ことは,既に公知である(FISITA Belgra
d 2〜6.Juni 1986,Proceedin
gs,Band 2,Seiten 277〜28
3)。4輪駆動に切換えられている場合,持続的に駆動
される車輪と接続可能な車輪との回転速度比較により,
4輪駆動が正当である程度に,持続的に駆動される車輪
の滑りが大きいか否かをそのつど確認するために,短い
間隔を置いて,接続されている車輪を駆動装置から機械
的に切離さねばならない。駆動装置からのこの機械的切
離しを行わないと,接続可能な車輪へ至る駆動経路に差
動装置又は液体摩擦分離クラツチが組込まれていない限
り,持続的に駆動される車輪と接続可能な車輪との間に
回転速度差は存在しない。接続可能な車輪の短い間隔を
置いて行われる接続及び遮断は,分離クラツチに特別の
要求を課し,差動装置等は技術的出費を増加させ,多く
の場合正当化されない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の基礎になつて
いる課題は,これらの欠点を除去し,冒頭に述べた駆動
装置を改良して,比較的簡単な構造で,測定のため又は
回転速度比較のため4輪駆動から2輪駆動へ又はその逆
への頻繁な切換えが不要となるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本考案によれば,持続的に駆動される両車輪のそれぞれ
に付属する2つの回転速度用センサによつて,これらの
車輪の回転速度差が継続的に形成されて計算機へ送ら
れ,2輪駆動及び4輪駆動のためこの計算機が車両に特
有の特性回転速度差を記憶し,かつ送られた回転速度差
を,駆動状態に関係してこれらの特性回転速度差の1つ
と比較し,この比較の結果,2輪駆動に対応した特性回
転速度差を上回るか又は4輪駆動に対応した特性回転速
度差を下回ることが判明した時,計算機の後に接続され
た操作部材によつて,駆動装置が2輪駆動から4輪駆動
へ又は4輪駆動から2輪駆動へ切換え可能であり,更に
制動操作用センサ及び走行速度用センサが計算機に接続
され,それにより,4輪駆動において限界走行速度を上
回ると,制動操作の際駆動装置が4輪駆動から2輪駆動
へ切換え可能である。
【0005】
【考案の効果】本考案は,各走行中に,1つの車軸の持
続的に駆動される両方の車輪の間に回転速度差が生ずる
が,これらの回転速度差の大きさは,高い道路摩擦係数
を持つ乾いた車道では,例えば一層小さい摩擦係数を持
つぬれた車道又は大きい動的車軸荷重移動即ち大きい滑
りを持つ乾いた車道におけるより,著しく小さいという
事実を利用している。計算機に記憶された特性回転速度
差は,経験的に得られた走行状態用特性値であり,これ
らの走行状態のもとでは滑りが限界値をとり,これらの
限界値において他の両方の車輪の接続なしに走行できる
か,又は4輪駆動後に再び2輪駆動へ切換えることがで
きる。従つて持続的に駆動される車輪の回転速度と接続
可能な車輪の回転速度との比較を必要とせず,従つて又
は測定目的のための4輪駆動の頻繁な遮断も必要でな
い。
【0006】4輪駆動の際強い制動が行われると,接続
可能な車輪例えば後輪も同じ程度に制動される。この強
い制動の際,動的車軸荷重移動により,後輪の荷重が軽
減されるので,持続的に駆動される車輪例えば前輪に滑
りが生ずる前に,後輪が路面付着力を失う。それによ
り,高い走行速度では,後輪がコースから外れ,車両が
横滑りして,非常に危険な走行状態となる。しかしなが
ら本考案により,制動操作用センサ及び走行速度用セン
サが計算機に接続され,それにより4輪駆動において所
定の限界走行速度を上回ると,制動操作の際駆動装置が
4輪駆動から2輪駆動へ切換えられるので,上述した危
険な走行状態が防止される。
【0007】
【実施態様】周知のように,カーブ走行の際は,異なる
道路摩擦係数による回転速度差が生ぜしめられることな
しに,1つの車軸の両方の車輪に異なる回転速度が生ず
る。特に比較的長いカーブを走行する際この事実を考慮
するため,計算機と接続されたかじ取り角用センサを設
けることができ,かつ持続的に駆動される両方の車輪の
回転速度差をかじ取り角に関係して修正可能にすること
ができる。
【0008】2輪駆動から4輪駆動へ及びその逆の切換
えの頻度を最小限に減少するために,自動車用原勤機の
荷重状態用のセンサが計算機に接続され,自動車の被動
側が駆動側より高い速度になるオーバラン(過走)にお
いて又は駆動経路が原動機から切離される時,前にとつ
ていた切換え状態を維持する。
【0009】既に述べたように,乾いた車道に一層高い
動的車軸荷重移動が起こる場合,持続的に駆動される車
軸の車輪の回転速度差も変化する。この事実を考慮する
ために,特性回転速度差が車軸荷重センサによつて変化
可能である。
【0010】
【実施例】図1において原動機1により走行クラツチ2
と変速機3と差動装置4とを介して,自動車の前輪5が
持続的に駆動される。駆動経路6は差動装置7へ至り,
この差動装置から後輪8の駆動動力が取出される。駆動
経路6に,2輪駆動から4輪駆動への切換えのため分離
クラツチ9が組込まれ,この分離クラツチは操作部材1
0により操作され,この操作部材が計算機11により制
御される。計算機11に,種々のセンサからデータが供
給される。
【0011】即ち両方の前輪5にセンサ12が付属し
て,これらの前輪の回転速度差を形成し,かつ計算機1
1へ送る。別のセンサ13がかじ取り角用に設けられて
いる。原動機1の気化器の絞り弁に付属するセンサ14
は,原動機1のそのつどの負荷状態を検知し,最後に制
動操作及び走行速度用の2つのセンサ15,16は,制
動ペダル又はタコメータに付属している。計算機11
は,操作部材10の接続状態について,従つて2輪駆動
が行われているか又は4輪駆動が行われているかについ
て,データも受取る。
【0012】図2によるフローチヤートから,計算機1
1のプログラムがどのように経過するかがわかる。
【0013】点火装置の付勢により,計算機は″開始″
(段階a)の命令を受ける。開始後に,センサ15のデ
ータを読み出す段階bにおいて,目下制動されるか否か
が検査される。YESの場合別の段階cにおいて,セン
サ16のデータに基いて,目下の走行速度vが所定の限
界速度vより大きいかどうかが検査される。NOの場
合,制動されない車両の場合のような処理が行われ,Y
ESの場合段階dにおいて,4輪駆動が接続されている
か否かが検査される。NOの場合再び主プログラムに戻
され,YESの場合計算機11が2輪駆動への切換え用
の接続命令を操作部材10に与える(段階e)。この命
令が実行されると,新しいプログラムサイクルが開始さ
れる。
【0014】論理ループb,c,dが出力″NO″を生
ずると,主プログラムについて更に次のように処理が行
われる。まず段階fにおいて,加速ペダルが操作されて
いるか否かが検査される。次の段階gにおいて,加速ペ
ダルが戻されるか否かが検査される。これらの両段階は
センサ14からデータを受取る。加速ペダルが操作され
ていない場合(段階f)又は加速ペダルが戻される場合
(段階g),新しいプログラムサイクルが開始される。
加速ペダルが操作されて戻されない場合,センサ12,
13を介して回転速度差Δn及びハンドルの旋回角αの
測定が行われる。段階hにおいて検出されるこれらのデ
ータから,段階iにおいて,計算機がかじ取り角に基い
て,回転速度差用修正値Δnを形成し,この値が引続
く計算の基礎にされる。まず段階kにおいて,4輪駆動
が接続されているか否かが検知される。YES又はNO
に応じて,2つの異なる特性回転速度K及びKがそ
れぞれの車両に特有の量C又はCと修正値Δn
から形成され,この場合値Kは,4輪駆動の投入のた
めに考慮すべき値であり,値Kは2輪駆動の投入のた
めの値を形成する。これらの段階は1及びnで示されて
いる。4輪駆動が投入され,従つて値Kを考慮すべき
場合,段階nにおいて,所定の危険回転速度がこの値K
より大きいか否かが検知される。YESの場合,4輪
駆動が投入されたままであり,計算機は次のプログラム
を開始する。NOの場合接続命令が実際に存在している
か否かをまず確認することができる。この目的のため,
各プログラム遂行の際1だけ送られる事象計数器,ルー
プ計数器等において,実際値Tを求めることができ,こ
の値が段階oにおいて所定値と比較される。この値が所
定値Tより大きいと,次の段階pにおいてプログラム
用の値Tが零に設定され,″2輪駆動への切換え″の接
続命令が与えられる(段階q)。
【0015】段階kにおいて,4輪駆動が投入されてい
ないことが確認されると,段階rにおいて,回転速度差
Δnが計算された値Kより大きいか否かが再び検査さ
れる。YESの場合,再び,場合によつて段階o′で事
象又は時間を考慮し,またTがTより大きい時,段階
p′においてTが0にリセットされ,段階sにおいて4
輪駆動の投入命令が与えられる。段階rにおいて,修正
回転速度差がKより大きいことが確認されると,警報
ランプ17を付勢することができ,4輪駆動の投入後こ
の警報ランプが自動的に消える。このプログラムは,点
火が投入されている間行われる。段階tにおいて確認さ
れる点火の遮断の際,プロクラムが終了せしめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動装置の概略構成図である。
【図2】制御のためのフローチヤートである。
【符号の説明】
5 前輪 10 操作部材 11 計算機 12 センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−77527(JP,A) 特開 昭61−102328(JP,A) 特開 昭61−229620(JP,A) 特開 昭62−77228(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 23/08

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 持続的に駆動される両車輪の滑りに関係
    して2輪駆動と4輪駆動との間で自動切換えを行う自動
    車用駆動装置において,持続的に駆動される両車輪
    (5)のそれぞれに付属する2つの回転速度用センサ
    (12)によつて,これらの車輪(5)の回転速度差が
    継続的に形成されて計算機(11)へ送られ,2輪駆動
    及び4輪駆動のためこの計算機が車両に特有の特性回転
    速度差を記憶し,かつ送られた回転速度差を,駆動状態
    に関係してこれらの特性回転速度差の1つと比較し,こ
    の比較の結果,2輪駆動に対応した特性回転速度差を上
    回るか又は4輪駆動に対応した特性回転速度差を下回る
    ことが判明した時,計算機(11)の後に接続された操
    作部材(10)によつて,駆動装置が2輪駆動から4輪
    駆動へ又は4輪駆動から2輪駆動へ切換え可能であり,
    更に制動操作用センサ(15)及び走行速度用センサ
    (16)が計算機(11)に接続され,それにより,4
    輪駆動において所定の限界走行速度を上回ると,制動操
    作の際駆動装置が4輪駆動から2輪駆動へ切換え可能で
    あることを特徴とする,自動車用駆動装置。
  2. 【請求項2】 計算機(11)に接続されたかじ取り角
    用センサ(13)が設けられ,持続的に駆動される両車
    輪(5)の回転速度差が,かじ取り角に関係して修正可
    能であることを特徴とする,請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 自動車用原動機(1)の荷重状態用のセ
    ンサ(14)が計算機(11)に接続され,自動車の
    ーバラン(過走)において又は駆動経路(6)が原動機
    (1)から切離される時,この計算機(11)が前にと
    つていた切換え状態を維持することを特徴とする,請求
    項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 特性回転速度差が車軸荷重センサによつ
    て変化可能であることを特徴とする,請求項1に記載の
    装置。
JP1993057755U 1987-11-23 1993-09-22 自動車用駆動装置 Expired - Lifetime JP2591014Y2 (ja)

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AT0307387A AT396093B (de) 1987-11-23 1987-11-23 Antriebsanordnung fuer ein kraftfahrzeug
AT3073/87 1987-11-23

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JPH0674457U JPH0674457U (ja) 1994-10-21
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JP63293776A Pending JPH01168528A (ja) 1987-11-23 1988-11-22 自動車用駆動装置
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GB (1) GB2212772B (ja)
IT (1) IT1227492B (ja)

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