JPH0673952U - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置本体上の操作パネルの面積を小さくし、
それによって装置本体の小型化、設置面積の縮小、及び
操作パネルのスペースの有効利用ができるファクシミリ
装置を提供することを目的とする。 【構成】 装置本体Ｆ上の第一操作パネル１とは別に、
装置本体Ｆ内に収納可能な第二操作パネル２を設け、使
用頻度の低いキーは第二操作パネル２上に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はファクシミリ装置の操作パネルの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、オフィス間の情報伝達手段としてファクシミリ装置が活用されている。 その場合、主要な取引先等、特に通信頻度が高い通信相手ができてくるのは当然 のことである。一方、ファクシミリ通信において、送信する場合、通常テンキー を用いて受信側のファックス番号を入力してファクシミリ送信を行っているため 、通信頻度の高い相手に送信する場合、操作が煩わしくなる。そこで、通信頻度 の高い通信相手のファックス番号を予めメモリに記憶させておいて、送信する際 に該通信相手に対応するキーを操作すれば、記憶されたファックス番号が自動的 に上記メモリから出力されるようにしたワンタッチキーが採用されたファクシミ リ装置が提案されている。また、近年、短縮ダイヤル機能や時刻設定送信、ポー リング受信等、様々な機能を備えたファクシミリ装置が登場している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、一般にファクシミリ装置の操作キー類はファクシミリ装置本体 の上面に設けられた操作パネル上に設けられるため、上述のワンタッチキーや、 各種機能のための設定キー等を設けると操作パネルの装置置本体に占める割合が 大きくなる。また、上述のワンタッチキーは多い場合数十個設けられることもあ るが、必ずしも全部使うとは限らず、またユーザーによっては全く使わないこと もあり、ワンタッチキーの設けられたスペースが無駄になり、装置の不必要な大 型化を招き、また、デザイン上の制約となってしまうという問題点があった。

【０００４】 本考案は上記のような問題点を解決して、操作パネルの面積を小さくして、そ れによって装置本体の小型化を図ることを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため、本考案のファクシミリ装置は装置本体上に設けら れた操作パネルとは別に、第二の操作パネルを設け、この第二の操作パネルを装 置本体に収納可能としたことを特徴とする。

【０００６】

【作用】

本考案のファクシミリ装置によれば、キー群の内の一部を第二の操作パネルに 設け、上記一部のキーを使用時以外は装置本体内に収納することが出来る。この め、装置本体上に設けられた第一の操作パネル上には必要最小限のキーのみを設 ければよく、上記第一操作パネルの面積を小さくすることが出来る。

【０００７】

【実施例】

以下図面を参照して本考案の実施例の説明をする。図１は本考案の第一実施例 のファクシミリ装置を示す斜視図であり、図２は、該ファクシミリ装置の側断面 図である。図１において、Ｆはファクシミリ装置本体を示しており、全体として 箱状の形状をしている。１は装置本体Ｆ上面に設けられた第一操作パネル、１ａ は、操作パネル上に設けられた、ファックス番号等各種数値データを入力するた めのテンキー、１ｂはファクシミリ送受信動作を開始するための通信キー、１ｃ は原稿の複写を行うためのコピーキー、１ｄは各種動作を停止させるストップキ ー、１ｅは装置の制御状態等各種情報を表示する液晶表示部を示す。２は第二の 操作パネルであり、装置前面に設けられた開口部１５から出し入れ自在になって いる。２ａは該第二の操作パネル上に設けられたワンタッチキーである。３は、 装置本体Ｆの上面に設けられた原稿トレイである。Ｇは原稿トレイ上に設けられ た一対の原稿ガイドであり、原稿のサイズにあわせて両原稿ガイドＧ間の距離を 調節することができる。４は装置前面に設けられた原稿排出口を示す。

【０００８】 図２において、原稿トレイ３下端部から原稿排出口４にかけて設けられた原稿 Ｄの読み取り時の搬送経路に沿って、分離ローラ５、分離ローラに弾性的に接触 している分離パッド６、密着イメージセンサ７、密着イメージセンサ上に密着し たプラテンローラ８、互いに圧接した一対のエキストローラ９が配設されており 、原稿トレイ３に載せられた原稿Ｄの内、分離パッド６と分離ローラ５との協働 により、最下位のものが分離される。分離された原稿Ｄはプラテンローラ８によ って密着イメージセンサ７上を密着したまま搬送され原稿Ｄ上の画情報の読み取 りが行われた後、原稿排出口４から排出される。

【０００９】 Ｐは記録紙であり、本実施例では感熱ロール紙が用いられている。１０は感熱 記録を行うサーマルヘッド、１１は、サーマルヘッド１０に記録面に密着したプ ラテンローラ、１２は記録紙排出口を示し、記録紙Ｐがプラテンローラ１１によ ってサーマルヘッド１０に圧接されながら移送されることによって受信された画 情報が記録紙Ｐ上に記録され、その後プラテンローラ１１の働きによって、記録 紙Ｐが記録紙排出口１２から装置Ｆ外に排出される。

【００１０】 １３は制御回路が設けられた基板部であり、第二操作パネル２とフラットケー ブル１４で接続されている。また該第二操作パネル２は本体１内に図中矢印方向 に設けられた図示しないガイドレール上を摺動自在になっており、それによって 開口部１５から出し入れ自在になっている（図２一点鎖線部及び二点鎖線部参照 ）。図３は第二操作パネル２の平面図である。第二操作パネル２には、複数個の ワンタッチキー２ａが設けられている。

【００１１】 通常の送信を行う場合は第一操作パネル１上のテンキー１ａを操作して受信側 のファックス番号を入力し、通信キー１ｂを操作して送信動作を開始する。送信 動作を中断したい場合はストップキー１ｃを操作する。

【００１２】 ワンタッチキー送信の場合は、予め所定の手順で受信側のファックス番号を登 録することによって、第二操作パネル上のワンタッチキー２ａを押すだけで、自 動的に、登録された受信側のファックス番号が発信され、テンキー１ａを操作す ることなく送信が行える。尚、第二操作パネルは上述のように開口部１５から出 し入れ自在になっているため使用しない時は装置本体Ｆ内の収納することができ るし、図１に示すように使用するキーだけを出しておくこともできる。

【００１３】 続いて、図４及び図５を参照して本考案の第二実施例の説明をする。図４及び 図５は第二実施例のファクシミリ装置の外観を示す斜視図である。図１と同じ符 号は第一実施例と同様の構成部材を示している。図４において、Ｆ２は装置本体 、１６はワンタッチキー１６ａの設けられた第二操作パネルを示す。本実施例で はファクシミリ装置本体Ｆ２の前面に第二操作パネル１６が設けられ、第二操作 パネル１６と装置本体Ｆ２の間に設けられた図示しないヒンジ部を介して第二操 作パネル１６が装置本体Ｆ２に対して開閉自在となっており、使用しない時は図 ５に示すように本体Ｆ２内に収納しておくことができる。

【００１４】 上記二つの実施例においては、ワンタッチキーのみを第二操作パネルに設けて いるが、各種設定キー等、通常の通信時には操作しない、使用頻度に低いキーを 第二操作パネルに設けることも可能である。

【００１５】

【考案の効果】

上述のように、本考案のファクシミリ装置はキー群の内、使用頻度低いものを 装置本体に収納することができるため装置本体上に設けられる操作パネルの面積 を小さくすることができ、装置本体の小型化、設置面積の縮小、及び操作パネル のスペースの有効利用が出来、更に、装置本体のデザインの自由度が増すという 効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例のファクシミリ装置の外観を
示す斜視図である。

【図２】図１に示すファクシミリ装置の側断面図ある。

【図３】図１に示すファクシミリ装置の第二操作パネル
の平面図である

【図４】本考案の第二実施例を示すファクシミリ装置の
外観斜視図である。

【図５】図４に示すファクシミリ装置の第二操作パネル
を収納した状態での外観を示す斜視図である。

【符号の説明】

Ｆ ファクシミリ装置本体 １ 第一操作パネル ２、１６ 第二操作パネル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 装置本体上に設けられた操作パネルとは
   別に、第二の操作パネルを設け、該第二の操作パネルが
   装置本体に収納可能であることを特徴とするファクシミ
   リ装置。