JPH0673627A - トラベラー交換機 - Google Patents

トラベラー交換機

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JPH0673627A
JPH0673627A JP25208092A JP25208092A JPH0673627A JP H0673627 A JPH0673627 A JP H0673627A JP 25208092 A JP25208092 A JP 25208092A JP 25208092 A JP25208092 A JP 25208092A JP H0673627 A JPH0673627 A JP H0673627A
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ring
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wheels
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Hirao Otojima
比良雄 音島
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リング精紡機への装着が容易にできると共
に、リング精紡機からリング精紡機へと運搬も容易にで
きるトラベラー交換機を提供する。 【構成】 動作部11と該動作部11を昇降自在に保持
する台車部12とからなり、動作部11はリングレール
4に寄りかかって走行させるための走行手段としての車
輪50とトラベラー取り外し装置等のトラベラー交換機
器とを有し、台車部12は運搬時に動作部11を傾けた
姿勢で安定させる運搬用車輪35と動作部11を立てて
リングレール4に寄りかかった姿勢で支える動作用車輪
34とを有するトラベラー交換機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リング精紡機のリング
に挿着されたトラベラーを自動的に交換するトラベラー
交換機に関し、特にリング精紡機への装着と運搬が容易
にできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、トラベラーが用いられるリング精
紡機を図7により説明する。リング精紡機101は加撚
機構102とドラフト機構103を有している。ドラフ
ト機構103は、バックローラ104、エプロン105
を有するミドルローラ106、およびフロントローラ1
07の上下ローラ対を順に上から下へと配列し、各ロー
ラ対の上ローラがクレードルアームで開閉可能に支持さ
れ、各ローラ対の下ローラが駆動されるものである。太
径のスライバS又は粗糸Sはドラフト機構103を経て
糸となる。この糸に以下に述べる加撚機構102を経て
紡績糸となる。加撚機構102は、ボビン2が挿着され
るスピンドル軸1と、ボビン2の長手方向に沿って上下
動自在でありトラバース可能なリングレール4と、リン
グレール4に固定されたリング5と、リング5に挿着さ
れて周方向に走行自在なトラベラー7と、バルーン制御
リング9と、スネルワイヤ8とを下から上へと配列した
ものである。スピンドル軸1は複数錘に共通のベルト3
で通常1〜2万RPM前後の高速回転している。糸Y
は、スネルワイヤ8及びバルーン制御リング9及びトラ
ベラー7を経てボビン2に巻き取られる。ボビン2が回
ると、トラベラー7は糸に引っ張られて、リング5の上
を走行し、糸に撚りを与える。上方から送られた糸の長
さに相当した分だけ、ボビン2とトラベラー7との間に
回転数の差があり、この長さだけボビン2に巻き取られ
る。すなわち、リング5とトラベラー7は回転数差を生
じさせるための摩擦抵抗体であると同時に、加撚作用を
巻取作用に変えるための走行方向変換機構となってい
る。
【0003】トラベラー7は全長5mmで幅1mmにも
満たない小さな金具であって通常C字型状やクランプ状
をしており、リング5に挿着されている。このトラベラ
ー7はリング5上を1〜2万RPM前後で高速回転する
ため、摩耗する。そこで、1〜2週間毎にトラベラー7
を古いものから新しいものへと交換する必要がある。従
来このトラベラー交換は人手によっており、トラベラー
交換機による自動化が望まれるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トラベラー交換機を用
いて自動交換を行う場合、多数錘を有するリング精紡機
は多数台が列設されているため、リング精紡機への装着
が容易にできると共に、リング精紡機からリング精紡機
へと運搬が容易にできる必要がある。しかしながら、ト
ラベラー交換機をリング精紡機への装着が容易な構造に
すると運搬が不便になり、運搬が容易なトラベラー交換
機にするとリング精紡機への装着が不便になるという問
題点を有していた。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、リング精紡
機への装着が容易にできると共に、リング精紡機からリ
ング精紡機へと運搬も容易にできるトラベラー交換機を
提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のトラベラー交換機は、動作部と該動作部を
昇降自在に保持する台車部とからなり、動作部はリング
レールに寄りかかって走行させるための走行手段とトラ
ベラー交換機器とを有し、台車部は運搬時に動作部を傾
けた姿勢で安定させる運搬用車輪と動作部を立ててリン
グレールに寄りかかった姿勢で支える動作用車輪とを有
するものである。
【0007】
【作用】台車部の運搬用車輪によって動作部を傾けて自
立させ、オペレータが全体を押す等でリング精紡機間を
運搬される。台車部の動作用車輪によってリングレール
に寄りかかる動作部を支えるため、オペレータが全体を
寄りかかる方向に傾けるか持ち上げるとリング精紡機に
装着される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はトラベラー交換機の全体を示す図であり、
同図(a)は側面図、同図(b)は正面図である。
【0009】図1において、トラベラー交換機は、動作
部11と、該動作部11を昇降自在に保持する台車部1
2とからなっている。台車部12は側面視で上部30、
側部31及び下部32の略Z型の枠組になっており、上
部30に支柱33が立設され、枠組の側部31にレール
10に乗る2個の動作用車輪34が軸支され、枠組の下
部32に4個の運搬用車輪35が軸支されている。枠組
の下部32は側部31に対して90°よりやや小さい角
度θで設けられており、動作用車輪34がレール10に
乗り動作部11がリングレール4に寄りかかった状態
(図示の実線状態)では、運搬用車輪35はフロア36
より浮き上がっている。運搬用車輪35がフロア36に
乗っていると、支柱33及び動作部11は傾いた状態
(図示の二点鎖線状態)となっている。この時、動作部
11の重心Gは運搬用車輪35の中間を指向するように
なっている。なお、37は電源操作部であり、台車部1
2とは別の台車に載せて台車部12に連結する構造とす
ることもできる。
【0010】動作部11はリングレール4に寄りかかっ
て走行させるための走行手段としての磁石付き車輪50
を有している。また、動作部11は支柱33にリニアベ
アリング等を介して昇降自在であると共に、スプリング
38で動作部11の重量を支えつつリングレール4の往
復動区間L内の何処でも追随可能に保持されている。こ
の磁石付き車輪50で動作部11のリングレール4に寄
りかかった状態が保持され、車輪50の駆動で動作部1
1がリングレール4に沿って走行する。
【0011】図2により車輪50を更に詳しく説明す
る。図2(a)は断面図、同図(b)は同図(a)のA
−A断面図である。この車輪50の外周凹部には磁石が
嵌入されており、リングレール4のコーナーに吸着し、
リンクとカム機構により駆動される。すなわち、固定軸
70に中間回転体71が回転自在に支持されており、中
間回転体71に車輪50が回転自在に支持されている。
中間回転体71に爪車71aが取り付けられ、この爪車
71aに一方向で噛み合い、他方向で滑るラッチ72が
車輪50に取り付けられている。また、中間回転体71
の外周にはカム列73により往復動するリンク74が連
結されている。このカム列73はトラベラー挿着装置な
どの各機器を作動させるためのものであり、予め決めら
れたタイミングでリンク74が往復動する。リンク74
が矢印方向に移動すると、爪車71aとラッチ72を介
して車輪50が矢印方向に回転し、動作部がリングの配
列ピッチに相当する距離だけ速やかに走行する。そし
て、図示されない位置決め機構でリングレール4のリン
グに位置決めされるようになっている。なお、リンクと
カム機構に代わり、車輪50をモータで回転駆動するこ
ともできる。
【0012】また、図3は図2の車輪50に付ける磁石
を別にした場合を示す図であり、図3(a)は上面図、
同図(b)は側面図である。リングレール4に縦車輪5
4と横車輪55とが乗るようになっており、動作部11
の適所に磁石56が取り付けられたものである。車輪5
4,55は標準であっても、リングレール4と磁石56
の隙間は最小に設定され、リングレール4と動作部11
の間には強力な吸着力が作用するようになっている。
【0013】上述したトラベラー交換機のリング精紡機
への装着と運搬を以下に説明する。図1において、二点
鎖線で図示のように、運搬用車輪35でフロア36に乗
せた状態では、動作部11の重心Gは運搬用車輪35の
中間に位置しており、自立状態を保ったまま安定してい
る。したがって、オペレータが動作部11等を押してト
ラベラー交換機の全体を所定のリング精紡機の側まで運
搬できる。そして、二点鎖線の位置まで運搬すると、オ
ペレータが動作部11を矢印39方向に傾けると、まず
運搬用車輪34がレール10に乗り、ついで動作部11
の高さをリングレール4が停止している高さに合わせ、
磁石付きの車輪50をリングレール4に吸着させて実線
の装着状態となる。実線のようにリングレール4に寄り
かかった動作部11の重量は動作用車輪34で支えら
れ、運搬用車輪35はフロア36から浮き上がってい
る。
【0014】そして、リング交換に際しては、図2のリ
ンク74によって車輪50が所定の回転をし、動作部1
1がリングレール4のリングの配列ピッチ毎の走行が可
能となっている。
【0015】なお、図4は台車部の他の実施例を示す図
である。図4(a)のものは、図1の2個の動作用車輪
34が運搬用車輪を兼ねている点が異なる。そのため、
台車部12の下部32が図1より上方に位置しており、
この下部32に図1の4個より少ない2個の運搬用車輪
35が設けられている。運搬時のフロア36のレベルは
動作時には二点鎖線まで上がるため、オペレータがリン
グ精紡機の側までトラベラー交換機の全体を運搬した
後、全体を持ち上げて動作用車輪34をレール10に載
せる。また、図4(b)のものは、図1の運搬用車輪3
5が動作用車輪と運搬用車輪を兼ねる点が異なる。車輪
40が動作部11の走行精度に影響を与えることがない
ように、スプリング41を介して車輪40が支持されて
いる。運搬時には2点鎖線のように、車輪40がフロア
36上を走行する。なお、レール10がない場合には、
フロア36上を走行させることになるので、図4(b)
の如く動作用車輪34が運搬用車輪を兼ねる構造が好ま
しい。
【0016】つぎに、トラベラー交換機器が搭載された
動作部11の概要を図5及び図6で説明する。図5は動
作部の正面図、図6は動作部の上面図である。動作部1
1は3つのステーションS1,S2,S3に区分され
る。ステーションS1には位置決め板16とローラ17
とレバー27とが設けられ、ステーションS2には回収
ボックス15とローラ18とテンサ20と糸寄せレバー
21とトラベラー取り外し装置22とトラベラー挿着装
置23とが設けられ、ステーションS3にはローラ19
と弛み除去装置24とが設けられている。
【0017】つぎに、上述した動作部11によるトラベ
ラー交換手順を説明する。ステーションS1で糸を弛ま
せ、ステーションS2でトラベラーの交換を行い、ステ
ーションS3で糸を張るように役割分担している。ステ
ーションS1では、ローラ17が中央のボビン2に位置
しており、中央のボビン2を逆転させ、糸を弛ませてお
く。そして、動作部11が1ピッチPだけ図面左側に走
行しステーションS2の図示の状態となる。この時、ト
ラベラー7が次に述べるトラベラー取り外し装置22の
作動位置と干渉する場所から外れるように、レバー27
がトラベラー7を少し移動させる。そして、位置決め板
16が進出してリング5に嵌入して位置決めされる。つ
ぎに、テンサ20により糸Yが貯められ、糸Yは所定の
糸張力で繰り出し又は送り込みができるようになる。そ
して、トラベラー取り外し装置22の先端がリング5の
上に進出し、ローラ18がボビン2を正転させてトラベ
ラー7を走行させ、トラベラー7をトラベラー取り外し
装置22の先端に引っ掛ける。つぎに、糸寄せレバー2
1が糸をリング5を横切るように寄せ、トラベラー挿着
装置23が新たなトラベラー7を挿着した後、トラベラ
ー取り外し装置22が古いトラベラーを取り外して回収
ボックス15に入れる。そして、テンサ20や糸寄せレ
バー21もトラベラー取り外し装置22やトラベラー挿
着装置23が退避し、動作部11が1ピッチPだけ図面
左側に走行する。そして、ローラ19がボビンを正転さ
せて弛んだ糸Yを巻き取り、弛み除去装置24で完全に
糸が張った状態にする。
【0018】
【発明の効果】本発明のトラベラー交換機は、動作部と
該動作部を昇降自在に保持する台車部とからなり、動作
部はリングレールに寄りかかって走行させるための走行
手段とトラベラー交換機器とを有し、動作部は運搬時に
動作部を傾けた姿勢で安定させる運搬用車輪と動作部を
立ててリングレールに寄りかかった姿勢で支える動作用
車輪とを有するものであり、動作部を傾けて自立させて
オペレータが全体を押す等でリング精紡機間を運搬し、
オペレータが全体を寄りかかる方向に傾けるか持ち上げ
るとリング精紡機に装着されるので、リング精紡機への
装着と運搬が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラベラー交換機の全体を示す図である。
【図2】動作部の車輪の構造図である。
【図3】動作部の他の車輪の構造図である。
【図4】他のトラベラー交換機の側面図である。
【図5】トラベラー交換機の動作部の正面図である。
【図6】トラベラー交換機の動作部の上面図である。
【図7】リング精紡機の正面図である。
【符号の説明】
11 動作部 12 台車部 34 動作用車輪 35 運搬用車輪 50 車輪(走行手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作部と該動作部を昇降自在に保持する
    台車部とからなり、動作部はリングレールに寄りかかっ
    て走行させるための走行手段とトラベラー交換機器とを
    有し、台車部は運搬時に動作部を傾けた姿勢で安定させ
    る運搬用車輪と動作部を立ててリングレールに寄りかか
    った姿勢で支える動作用車輪とを有するトラベラー交換
    機。
JP25208092A 1992-08-26 1992-08-26 トラベラー交換機 Expired - Lifetime JPH0816290B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP25208092A JPH0816290B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 トラベラー交換機

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JP25208092A JPH0816290B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 トラベラー交換機

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Publication Number Publication Date
JPH0673627A true JPH0673627A (ja) 1994-03-15
JPH0816290B2 JPH0816290B2 (ja) 1996-02-21

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ID=17232275

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25208092A Expired - Lifetime JPH0816290B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 トラベラー交換機

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JP (1) JPH0816290B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101110528B1 (ko) * 2008-02-26 2012-01-31 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 송풍 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101110528B1 (ko) * 2008-02-26 2012-01-31 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 송풍 장치

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JPH0816290B2 (ja) 1996-02-21

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