JPH0673158U - 電気めっき設備のエッジマスク装置 - Google Patents
電気めっき設備のエッジマスク装置Info
- Publication number
- JPH0673158U JPH0673158U JP1573093U JP1573093U JPH0673158U JP H0673158 U JPH0673158 U JP H0673158U JP 1573093 U JP1573093 U JP 1573093U JP 1573093 U JP1573093 U JP 1573093U JP H0673158 U JPH0673158 U JP H0673158U
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- insulator
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- masking
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マスキング部材が損傷した場合、その交換を
簡易、迅速、安価に行うこと。 【構成】 電気めっき設備10のエッジマスク装置は、
電極にめっき液の流速を与えるように構成されている電
気めっき設備において、被めっき材4のエッジ部と電極
とを遮断する絶縁体2と、絶縁体2に着脱自在に取り付
けられて被めっき材4のエッジ部をマスキングするマス
キング部材3とからなる。絶縁体2の側縁にそって上下
面に長溝21を設け、マスキング部材3の側縁にそって
片面に突条部31を設け、突条部31を長溝21に着脱
自在に嵌合させる。
簡易、迅速、安価に行うこと。 【構成】 電気めっき設備10のエッジマスク装置は、
電極にめっき液の流速を与えるように構成されている電
気めっき設備において、被めっき材4のエッジ部と電極
とを遮断する絶縁体2と、絶縁体2に着脱自在に取り付
けられて被めっき材4のエッジ部をマスキングするマス
キング部材3とからなる。絶縁体2の側縁にそって上下
面に長溝21を設け、マスキング部材3の側縁にそって
片面に突条部31を設け、突条部31を長溝21に着脱
自在に嵌合させる。
Description
【0001】
本考案は、電気めっき設備、特に垂直方向に走行する被めっき材の片側、また は両側に連続的に電気めっき(亜鉛、ニッケル、鉄等の電着)をする設備に用い るエッジマスク装置に関するものである。
【0002】
従来、電気めっき設備において、被めっき材(例えば、鋼帯)をめっきセルで 通板する場合、鋼帯両側のエッジ部にエッジマスクをかぶせることによって、め っき付着量と処理の均一化を行っている。
【0003】 そのエッジマスクは、めっき液中の浸漬による腐食、鋼帯エッジ部による衝突 、摩擦等によって、月に1回程度の交換が必要となる。
【0004】 エッジマスク装置のマスキングガイド部の交換方法として、図7,8に示すよ うなマスキング部材が提案されている(実公平4−10220号公報)。このエ ッジマスク装置においては、摩耗損傷したエッジマスクガイド部1の交換作業は 、カートリッジ部11の一端部の結合ボルト12を緩め、カートリッジ部11を 長手方向に引き抜き、他端部の本体との位置決めピン(図示せず)の係合を外し て、ガイド部1から取り外される。
【0005】 しかし、カートリッジ部11は、比較的大型で、重量があり、その交換に手間 がかかる。また、損傷部がカートリッジ部11の一部だけでも、カートリッジ部 全体を取り外し、補修を行っている。さらに、カートリッジ部の形状によっては 、マスキング量の増加時に被めっき材との接触が多くなる。
【0006】
本考案は、電気めっき設備のエッジマスク装置において、マスキング部材が損 傷した場合に、その交換作業を簡易迅速に行えるようにするとともに、マスキン グ部材の費用低減を図ることを課題としている。
【0007】
本考案の電気めっき設備のエッジマスク装置は、電極にめっき液の流速を与え るように構成されている電気めっき設備において、被めっき材のエッジ部と電極 とを遮断する絶縁体と、該絶縁体に着脱自在に取り付けられて被めっき材のエッ ジ部をマスキングするマスキング部材とからなり、前記絶縁体の側縁にそって上 下面に長溝を設け、前記マスキング部材の側縁にそって片面に突条部を設け、該 突条部を前記長溝に着脱自在に嵌合させることを特徴とした手段によって、上記 課題を解決している。
【0008】 マスキング部材をその長手方向に複数分割することが好ましい。
【0009】
本考案のエッジマスク装置においては、絶縁体の上下両面にそれぞれ別個にマ スキング部材を嵌め込み、また、マスキング部材自体をも複数分割しているので 、部材の交換作業が容易になるとともに、損傷した部分のみを交換すればよいの で、材料費も安価になる。
【0010】 絶縁体とマスキング部材とが溝と突条部との嵌込み式結合であるので、ボルト 締め、ピン差込み等の作業が不要になる。マスキング量を増加させても、マスキ ング部材間隔は変らない。
【0011】
図1−6を参照して、本考案の電気めっき設備のエッジマスク装置の実施例に ついて説明する。
【0012】 本考案のエッジマスク装置は、図1に最もよく示すように、絶縁体2と、マス キング部材3とからできている。エッジマスク装置は、図7に関連して述べたよ うに、電極(図示せず)にめっき液の流速を与えるように構成されている電気め っき設備10に用いられる。
【0013】 絶縁体2は、被めっき材4のエッジ部と電極とを遮断する。マスキング部材3 は、絶縁体2に着脱自在に取り付けられて、被めっき材4のエッジ部をマスキン グする。
【0014】 絶縁体2は、耐摩耗性、耐薬品性を有している合成樹脂材料からできている。 マスキング部材3は、軽量で、取扱いやすく、耐摩耗性、耐薬品性を有するFR P等の合成樹脂材料からできている。
【0015】 絶縁体2は、図2,3に示すように、その側縁にそって上下面に長溝21が設 けられている。マスキング部材3は、図4,5に示すように、その側縁にそって 片面に突条部31が設けられている。
【0016】 長溝21と突条部31とは、図6に示すように、相補形状に形成され、嵌込み 式に着脱自在に結合される。
【0017】 図1,4に示すように、マスキング部材3は、その長手方向に複数に分割され ることが好ましい。図示例では、2分割されている。この分割により、損傷の生 じたマスキング部材のみの交換が可能になる。
【0018】
本考案によれば、次の効果が得られる。
【0019】 1.絶縁体の上下両面に取り付けられるマスキング部材を別個独立としたので 、各部材の重量が軽くなり、交換作業も容易になる。
【0020】 2.マスキング部材自体を複数に分割したので、損傷部のみの交換が可能にな り、材料費を節約できる。
【0021】 3.嵌込み式結合なので、ボルト締め、ピン差込み等の作業が不要となり、作 業時間の短縮を図ることができる。
【0022】 4.材料を合成樹脂にすることにより、より緊密な嵌合が得られ、ボルト等の 締結手段が不要になる。
【図1】本考案のエッジマスク装置の斜視図である。
【図2】図1のエッジマスク装置の絶縁体の平面図であ
る。
る。
【図3】図2のIII−III線からみた横断面図であ
る。
る。
【図4】図1のエッジマスク装置のマスキング部材の平
面図である。
面図である。
【図5】図4のV−V線からみた横断面図である。
【図6】本考案の各種エッジマスク装置の横断面図であ
る。
る。
【図7】従来の電気めっき設備の一部の斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII線からみた従来のマ
スキング部材の分解横断面図である。
スキング部材の分解横断面図である。
2 絶縁体 3 マスキング部材 4 被めっき材 21 長溝 31 突条部
Claims (2)
- 【請求項1】 電極にめっき液の流速を与えるように構
成されている電気めっき設備において、被めっき材のエ
ッジ部と電極とを遮断する絶縁体と、該絶縁体に着脱自
在に取り付けられて被めっき材のエッジ部をマスキング
するマスキング部材とからなり、前記絶縁体の側縁にそ
って上下面に長溝を設け、前記マスキング部材の側縁に
そって片面に突条部を設け、該突条部を前記長溝に着脱
自在に嵌合させることを特徴とした電気めっき設備のエ
ッジマスク装置。 - 【請求項2】 前記マスキング部材をその長手方向に複
数分割したことを特徴とする請求項1記載のエッジマス
ク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993015730U JP2566212Y2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 電気めっき設備のエッジマスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993015730U JP2566212Y2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 電気めっき設備のエッジマスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673158U true JPH0673158U (ja) | 1994-10-11 |
JP2566212Y2 JP2566212Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=11896890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993015730U Expired - Lifetime JP2566212Y2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 電気めっき設備のエッジマスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566212Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010236037A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Hitachi Cable Ltd | 銅箔のめっき方法及びそのめっき装置 |
JP2015155563A (ja) * | 2014-02-20 | 2015-08-27 | 住友金属鉱山株式会社 | 連続電解めっき装置および方法、並びに、金属化樹脂フィルムおよびその製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0225570U (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-20 | ||
JPH0426797A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | エッヂマスクを備えた連続電気メッキ装置 |
JP3025566U (ja) * | 1995-03-29 | 1996-06-21 | 広至 橋本 | 吊りさげ傘カバー |
JP3096353U (ja) * | 2003-03-10 | 2003-09-12 | 中山産業株式会社 | サウナ風呂用蒸気熱発生装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP1993015730U patent/JP2566212Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0225570U (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-20 | ||
JPH0426797A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | エッヂマスクを備えた連続電気メッキ装置 |
JP3025566U (ja) * | 1995-03-29 | 1996-06-21 | 広至 橋本 | 吊りさげ傘カバー |
JP3096353U (ja) * | 2003-03-10 | 2003-09-12 | 中山産業株式会社 | サウナ風呂用蒸気熱発生装置 |
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JP2015155563A (ja) * | 2014-02-20 | 2015-08-27 | 住友金属鉱山株式会社 | 連続電解めっき装置および方法、並びに、金属化樹脂フィルムおよびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2566212Y2 (ja) | 1998-03-25 |
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