JP3096353U - サウナ風呂用蒸気熱発生装置 - Google Patents

サウナ風呂用蒸気熱発生装置

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博美 山本
稔 笹原
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中山産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気を帯びた熱気の発生を人手を掛けずに全
て自動的に、且つ、安全に行うことができると共に、熱
気を発生させる作動工程に遊び心と話題性を持たせて、
サウナ入浴を退屈なものにしないように工夫したサウナ
風呂用蒸気熱発生装置を提供する。 【解決手段】 容器体50に収めたサウナストーンST
をストーン用ストーブ10で加熱し、この加熱したサウ
ナストーンSTを容器体50に収めた状態で搬送手段4
0が水槽31に運んで水WTに浸漬することにより蒸気
と熱気を発生させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、サウナ入浴に適した蒸気を帯びた熱気を発生させることができるサ ウナ風呂用蒸気熱発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なサウナ用ヒータ装置(サウナ用ストーブ)は、例えば特許文献 1に見られるように、放熱管又はヒータの上に多数のサウナストーンを積載して 、放熱管又はヒータによって加熱されたサウナストーンに手桶等で水を掛けるこ とによって、蒸気を帯びた高温の熱気を発生させるように構成されている。
【0003】 また、ヨーロッパ等では、サウナマイスターと呼ばれている専門の係員が、上 記サウナストーンに水を掛けたり、サウナストーブから発生する蒸気を帯びた熱 気をタオルを振り回してサウナ室内の全域に行き渡らせたり、或は、蒸気と熱気 を含んだタオルを入浴客に掛けて熱気を直接体中に伝えたりして、サウナ入浴の 効能と効果を高めると共に、サウナ入浴に変化を与えて退屈させないように工夫 している。
【0004】
【特許文献1】 特開平11−221265号公報
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、入浴客自身が高温に加熱されたサウナストーンに手桶等で直接水を掛 けることは、火傷等の不測の事故が発生する危険があり、また、サウナマイスタ ーのような専門の係員を配属させることは、入浴の安全性が確保できると共に、 サウナマイスターによる各種パフォーマンスが楽しめてサウナ入浴を退屈なもの にしない利点はあるが、反面、人件費等の経費が嵩んで入浴料に影響を及ぼす問 題があり、更に、サウナストーブに直接水が掛かるため、メンテナンスが非常に 面倒であるといった問題もあって、その改善が望まれていた。
【0006】 そこで本考案の技術的課題は、蒸気を帯びた熱気の発生を人手を掛けずに全て 自動的に、且つ、安全に行うことができると共に、熱気を発生させる作動工程に 遊び心と話題性を持たせて、サウナ入浴を退屈なものにしないように工夫したサ ウナ風呂用蒸気熱発生装置を提供することである。
【0007】 更に本考案の他の技術的課題は、発生した蒸気を帯びた熱気をサウナ室内に効 果的に行き渡らせることができると共に、ストーブのメンテナンスを比較的簡単 に行うことができるように工夫したサウナ風呂用蒸気熱発生装置を提供すること である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために本考案で講じた手段は以下の如くである。
【0009】 (1) 前記請求項1に記載の如く、サウナ入浴に適した蒸気を帯びた熱気を発 生させるサウナ風呂用蒸気熱発生装置であって、サウナストーンを収めた全体が 通気構造を成す耐熱性の容器体と、この容器体を収納してサウナストーンを加熱 するストーン用ストーブと、水を収容した水槽と、上記加熱したサウナストーン を収めた容器体を、上記ストーン用ストーブから水槽に向けて自動的に搬送して 水に浸漬することにより、蒸気を帯びた熱気を発生させることができ、且つ、熱 気発生後は再び上記のストーン用ストーブに向けて自動的に復帰搬送することが できる搬送手段、とを備えて成ることを特徴とするものである。
【0010】 (2) 前記請求項2に記載の如く、前記の搬送手段を、制御作動自在に構成し たモータと、このモータによって作動する搬送アームとによって構成して、該ア ームの先端部に前記サウナストーンを収めた容器体を水平に吊下げるように構成 すると共に、サウナ室内に設置される機台の中央部に上記の搬送手段を設け、機 台の左右両側には前記ストーン用ストーブと水槽を設けて、上記搬送手段のモー タによる回動アームの作動によって、上記サウナストーンを収めた容器体を左右 のストーン用ストーブと水槽の間を半円を描いた状態に往復移動するように構成 したことを特徴とするものである。
【0011】 (3) 前記請求項3に記載の如く、前記の機台に、乾燥した熱気を放射するサ ウナストーブと、エアーを前記水槽の周囲と搬送手段及びサウナストーブ側に放 出して、加熱されたサウナストーンの浸漬によって発生した蒸気を帯びた熱気を 水槽の上方に送出し、且つ、上記搬送手段の冷却と上記サウナストーブから放射 された熱気の放出を行うことができる送気ブロアーとを設けたことを特徴とする ものである。
【0012】 (4) 前記請求項4に記載の如く、前記搬送手段を構成する回動アームの先端 部に縦軸を揺動自在に垂設し、この縦軸を前記サウナストーンを収めた容器体の 開放された上面口を開閉する開閉蓋と、該容器体の内部に挿通して、その下端部 側に該容器体と開閉蓋を上下摺動自在に装着すると共に、上記縦軸と開閉蓋との 間を、上記回動アームの降下回動によって容器体をストーン用ストーブの中に収 納すると、上記の開閉蓋を閉じ作動し、上記回動アームの上方への回動によって 容器体をストーン用ストーブの外に引上げると、上記の開閉蓋を開作動するよう に連繋せしめたことを特徴とするものである。
【0013】 (5) 前記請求項5に記載の如く、前記のストーン用ストーブとサウナストー ブの各ヒータをユニット構造に構成して、これ等各ヒータユニットを機台に対し て着脱自在に構成すると共に、該ストーン用ストーブのヒータユニットの取出し を、前記回動アームの先端部に吊下げて行うように構成したことを特徴とするも のである。
【0014】 上記(1)で述べた手段によれば、ストーン用ストーブによって加熱されたサ ウナストーンを収めた容器体を、搬送手段が水槽に向けて搬送して水に直接浸漬 すると、水槽から蒸気を帯びた熱気とマイナスイオンが発生するため、気持ちの よい刺激が入浴者の体中に伝わって、心地よくサウナ入浴を楽しむことができる と共に、加熱されたサウナストーンの搬送と水への浸漬を、入浴者やサウナマイ スター等の係員の人手を掛けることなく全て搬送手段が自動的に行うため、蒸気 を帯びた心地よい熱気とマイナスイオンによるサウナ入浴を、火傷等の心配をす ることなく安全に、且つ、経済的に楽しむことを可能にする。
【0015】 上記(2)で述べた手段によれば、サウナ室内に設置した機台の中央に搬送手 段を設け、その左右両側にはストーン用ストーブと水を入れた水槽を設けて、サ ウナストーンを収めた容器体を搬送手段の回動アームが上記ストーン用ストーブ と水槽の間を半円を描いた状態に往復移動して、サウナストーンの加熱と、高温 の放射熱及び蒸気熱の発生を交互に行うと共に、この往復移動の状態をモータを 制御して如何様にも変化させることができるため、その作動状態が如何にも斬新 で遊び心と話題性を備えるものであって、この作動状態をながめながら入浴する ことで、サウナ入浴を退屈することなく楽しく過ごすことを可能にする。
【0016】 上記(3)で述べた手段によれば、送気用ブロアーより送出されるエアーが、 加熱されたサウナストーンの浸漬によって水槽から発生する蒸気を帯びた熱気を 上方に送出するため、この熱気がサウナ室の天井部から室内の全域に対流して心 地よくサウナ入浴を楽しむことができると共に、上記送出されるエアーは搬送手 段を冷却して、モータ等をサウナストーンの熱によって影響を受けることなく安 定した状態で作動することを可能と成し、且つ、サウナストーブから放射される 乾燥した熱気をサウナ室内に強制的に送出して、サウナ室内を入浴に適した温度 に維持することを可能にする。
【0017】 上記(4)で述べた手段によれば、サウナストーンを収めた容器体がストーン 用ストーブ内に入ると、開閉蓋が閉じて熱の放出が防止されるため、ストーン用 ストーブによるサウナストーンの加熱を比較的短時間で効率良く済ませることが できると共に、搬送手段による搬送中と水への浸漬時には、上記の開閉蓋は開い ているため、搬送途中で加熱されたサウナストーンから乾燥された熱気がサウナ 室内に放射され、また、水への浸漬時には、蒸気を帯びた熱気の発生を効果的に 行うことを可能にする。
【0018】 上記(5)で述べた手段によれば、ユニット化したストーン用ストーブとサウ ナストーブの各ヒータユニットを機台から取出して、清掃や修繕といった各種メ ンテナンスを容易に行うことを可能にする。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下に、上述した本考案に係るサウナ風呂用蒸気熱発生装置の実施の携帯を図 面と共に説明すると、図1は本考案に係る装置の設置例を示した平面図で、図中 、符号1で全体的に示したのが本考案のサウナ風呂用蒸気熱発生装置、SLは本 考案を設置したサウナルーム、CH…は入浴用のベンチであって、本考案に係る 装置1は、機台1Tと、機台1Tの中央部に設けた搬送手段40と、その左右両 側に設けたストーン用ストーブ10と、蒸気を帯びた熱気の発生部30によって 構成され、更に機台1Tの中央部には、乾燥した熱気を発生するサウナストーブ 20が設けられている。尚、図1に示したサウナルームSLの構成と、本考案に 係る装置1の設置状態はいずれも実施の一例であって、サウナルームSLと設置 状態が図示のものに限定されないことは勿論である。
【0020】 次に、本考案に係る装置1の構成部材である上記搬送手段40と、ストーン用 ストーブ10と、蒸気を帯びた熱気の発生部30、及び、サウナストーブ20の 各構成を、図2に示した平面図と図3に示した正面図、並びに図4に示した側断 面図の記載に従って説明する。
【0021】 〔搬送手段40の構成〕 搬送手段40は、機台1の中央部背面側に立設したケーシング40′内に設け たモータ41と、モータ用のセンサ42と、モータ41によって回転されるシヤ フト43と、機台1の中央上側部に突出した上記シヤフト43の先端部に取付け た軸取付盤43Aと、この軸取付盤43Aの一側に根端部を一体に接続した平面 視の形状が略L字状を成す回動アーム44と、軸取付盤43Aの他側に取付けた 断面円弧形状のバランサー(重錘体)とによって構成されていて、回動アーム4 4の先端部44Aには、耐熱性の金属材等を用いて全体を通気性のある籠状また は網状に造った容器体50が水平に吊下げられている。
【0022】 STは容器体50に収めたサウナストーン、48,48は開放された容器体5 0の上面口に開閉作動自在に取付けた2枚の開閉蓋、48Aはこれ等2枚の開閉 蓋48,48を容器体50の上面口に取付ける取付金具で、2枚の開閉蓋48, 48は夫々半円形状を成していて、2枚で容器体50の上面口より少し大きな円 形を成す仕組に成っている。45は上記回動アーム44の先端部44Aに回動取 付板44Bを解して揺動自在に、且つ、垂設状態(吊下げ状態)に取付けた縦軸 、46は縦軸45の中間部に略T字状に取付けた固定枠で、この縦軸45の下端 側は上記開閉蓋48,48の中間部、及び、上記容器体50の内部中心に設けた ガイド筒45Bを挿通して、容器体50の底面側に突出していて、この底面側に 突出した縦軸45の下端部には、該縦軸45に対して上下摺動自在(スライド自 在)に取付けられた容器体50の抜け出しを防止するナット等のストッパー45 Aが取付けられている。
【0023】 また、47,47は上記各開閉蓋48,48と、上記固定枠46の両端部の間 に掛渡した紐またはフック構造の連繋部材で、前記モータ41によるシヤフト4 3の回転によって回動アーム44が上方に回動して容器体50を吊上げると、固 定杆46が連繋部材47,47を介して開閉蓋48,48を図3及び図4の如く 開動する一方、回動アーム44が降下開動して容器体50を前記サウナストーン STを加熱するストーン用ストーブ10の内部に降下させると、図5に示した構 成図に見られるように開閉蓋48,48の縁が上記容器体50用の入口10K( 図3参照)に係合して、容器体50の降下が制止され、図5に示すように縦軸4 5のみが下方にスライドして突出する関係で、両開閉蓋48,48が閉動して容 器体50の上面口を閉じる仕組に成っている。
【0024】 〔ストーン用ストーブ10の構成〕 機台1Tの一側に設けられたこのストーン用ストーブ10は、サウナストーン を例えば450℃程度の高温に加熱できるものであって、図3並びに図7に示す ように、全体を断面略円筒状に形成した断熱筒13の内側に、複数本のヒータ1 2H…を円形状に配したユニット構造に構成されていて、このユニット構造のス トーン用ヒータユニット11を機台1Tの一側に凹設した組込部1T′(図12 (C)参照)の内部に組込むことによって、その内部を上記容器体50に収めた サウナストーンSTの加熱室11Xとし、その開口された上側部を容器体50用 の入口10Kとしたストーン用ストーブ10が構成される仕組に成ってい。
【0025】 尚、図面に於いて10Sは機台1Tの上面部に取付けた装飾と防火をかねる化 粧用石板で、上記の組込部1T′内に組込まれたストーン用ヒータユニット11 は、図12に示すように吊下げ紐11Pと吊下げボルト11Z…を用いて前記回 動アーム44の先端部44Aに吊下げると共に、上記の石板10Sを外して入口 10Kを少し広げ、更に、モータ41を作動して回動アーム44を図12(A) ,(B),(C)に示すように時計回転方向に開動することによって、組込部1 T′から自由に取出すことができ、また、上記の作動を反対に行うことにより、 取出したヒータユニット11を再び組込部1T′内に自由に組込むことができる 仕組に成っている。
【0026】 〔蒸気を帯びた熱気発生部30の構成〕 中央の搬送手段40を挾んで機台1Tの他側に設けたこの熱気発生部30は、 機台1Tの上面側内部に嵌込んだ状態に取付けられた水槽31と、この水槽31 内に収容した蒸気発生用の水WTと、水槽31を囲む断熱材37(図5参照)に よって構成されている。水槽31にはオーバーフローパイプ32(図2参照)が 設けられ、更に、図3に見られるように水位検知用、給水用、オーバーフロー用 及び排水用の各パイプ33,34,35,36が配管されていて、常に一定量の 水位が保たれるように構成されている。また、30Kは機台1Tの上面に開口し た水槽31の入口で、この入口30Kから加熱されたサウナストーンSTを収め た容器体50が、図3に示した仮想線の如く水中内に浸漬される仕組に成ってい る。
【0027】 〔サウナストーブ20の構成〕 機台1Tの中央部に嵌込んだこのサウナストーブ20は、サウナルームSL内 に乾燥した熱気を放出する一般的なサウナストーブを用いて構成されている。全 体をユニット構造に構成したこのサウナストーブ20を構成するサウナ用ヒータ ユニット23には、図2乃至図4に示すように室温に応じてON/OFFする多 数のヒータ23Hが一体に設けられていて、ハンドル24を用いて機台1Tの正 面中央部に設けたヒータ室20Xに対して自由に着脱できる仕組に成っている。 また、このヒータ室20Xを設けた機台1Tの上面は開口され、この開口部に底 面に金網22を張った受皿21が設けられていて、受皿21の上に山盛りに積載 したサウナストーンST′を、上記のヒータユニット23の各ヒータ23Hが加 熱することにより、乾燥した熱気をサウナルームSL内に放射することができる 。
【0028】 更に図中、60は機台1Tに設けたエアー送風用のブロアー、60Mはブロア ー用モータであって、図5はその送風経路を示した構成図である。送風経路には 、前記搬送手段40のケーシング40′内に送風して、内部のモータ41等を冷 却する第1経路60Aと、上記サウナ用ヒータユニット23に向けて送風して、 その乾燥した熱気を下側のルーバー24を通してサウナルームSLに送出する第 2経路60Bと、上記搬送手段40の前面に設けたエアーカーテン用ノズル61 (図2乃至図4参照)に向けて送風して、搬送手段40の前面に加熱防止用のエ アーカーテンを造る第3経路60Cと、前記水槽31の周囲に向けて送風して、 加熱されたサウナストーンSTの浸漬によって水槽31の上方に立ち昇った蒸気 を、空気の流れに乗せて上方にガイドしてサウナルームSLの全域に対流させる 第4経路60Dが存在する。
【0029】 尚、図4に於いて62は前記ブロアー60とエアーカーテン用ノズル61の根 端部61Aとの間を結ぶ第3経路60Cのダクトを示し、また、図5にいて60 Sは上記第4経路60Dを構成するダクトを示す。また、図6に於いて、30T は機台1T内に設けた水槽31用の支持板、31Aは水槽31のフランジ部、1 0Zは前記化粧用石板10Sとフランジ部31Aと支持板30Tとの各間に形成 された通気用の隙間で、前記ブロアー60よりダクト60Sを通して送られて来 るエアーは、水槽31の上面外周縁に形成された上記の隙間10Zより上方に向 けて送出されるため、この空気の流れに乗せて水槽31より立ち昇った蒸気を帯 びた熱気を、サウナルームSLの天井方向に舞い上げることができる仕組に成っ ている。更に図中、25は機台1Tの底面に設けたドレーン排出パイプである。
【0030】 図8乃至図11は、前記ストーン用ストーブ10によって容器体50内のサウ ナストーンSTを加熱する作動工程と、加熱されたサウナストーンSTを収めた 容器体50を、搬送手段40によって加熱室11Xから引き出して、前記水槽3 1に向けて搬送する作動工程を、工程順に説明したものであって、図8(A)は ストーン用ストーブ10の加熱室11X内でサウナストーン(図面には省略)を 加熱している状態を示した正面図、図8(B)はその側面図であって、この状態 では容器体50の開閉蓋48,48は閉じられている。
【0031】 また、図9(A)は搬送手段40が回動アーム44を図面上時計回転方向に回 動して、容器体50を加熱室11Xの上方に吊上げるための始動時の工程を示し た正面図、図9(B)はその側面図であって、この始動時の工程では縦軸45の 上方へのスライドによって開閉蓋48,48が既に開いている。図10(A)は 開動アーム44の回動が更に進んで容器体50を完全に加熱室11Xの外に引上 げた状態を示した正面図、図10(B)はその側面図であり、更に図11(A) と図11(B)は、回動アーム44の回動によって上記の容器体50が水槽31 に向けて搬送されている状態を示した正面図とその側面図であって、この様に加 熱されたサウナストーンSTを収めた容器体50は、機台1Tの上で搬送手段4 0(回動アーム44)によって半円を描くように搬送され、次いで、図5におい て仮想線で示すように水槽31の水中内に浸漬されて、高温の放射熱と蒸気熱を 発生させることができる。
【0032】 上記搬送手段40を構成するモータ41は、プログラム制御(シーケンス制御 )可能に構成されていて、ストーン用ストーブ10と水槽31の間を往復移動す る容器体50の搬送スピードに変化を与えたり、水槽31に対する容器体50の 浸漬と引上げを何回か繰返した後に、容器体50をストーン用ストーブ10に向 けて復帰回動させたりすることが可能であって、単なる往復運動の繰返しではな く、パフォーマンスに富んだ容器体50の作動と、加熱されたサウナストーンの 浸漬によって水槽31から音を発しながら激しく立ち昇る水蒸気とによって、視 覚的にも入浴者を楽しませることができる。
【0033】 尚、本考案で使用するサウナストーンST,ST′としては、例えばフィンラ ンド産の香化石が使用されるが、これは実施の一例であって、他の石を用いても 勿論よい。
【0034】
【考案の効果】
以上述べた次第で、本考案に係るサウナ風呂用蒸気熱発生装置によれば、スト ーン用ストーブによって熱せられたサウナストーンが自動的に水槽に運ばれて蒸 気を発生し、蒸気を帯びた心地よい熱気とマイナスイオンを発生するため、気持 ちのよい刺激が体中に伝わって心地よくサウナ入浴を楽しむことができ、火傷等 の危険性が高い蒸気熱の発生を人手を掛けずに安全に、且つ、経済的に行うこと ができるものであって、熱気を発生させる工程に遊び心と話題性を持たせて、サ ウナ入浴を楽しくすることができる点と相俟って、サウナ用の設備としてまこと に画期的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサウナ風呂用蒸気熱発生装置の配
置例を示した平面図。
【図2】本考案の構成を説明した平面図。
【図3】本考案の構成を説明した正面図。
【図4】本考案の構成を説明した側断面図。
【図5】本考案における空気の流れを説明した構成図。
【図6】水槽の構成を説明した正断面図。
【図7】ストーン用ストーブの構成を説明した正断面
図。
【図8】(A)は容器体に収めたサウナストーンを加熱
している状態を説明した正面図、(B)はその側面図。
【図9】(A)は加熱したサウナストーンを収めた容器
体を引上げている状態を説明した正面図、(B)はその
側面図。
【図10】(A)は容器体をストーン用ストーブから完
全に引上げた状態を説明した正面図、(B)はその側面
図。
【図11】(A)は容器体を水槽に向けて搬送している
状態を説明した正面図、(B)はその側面図。
【図12】(A)はストーン用のヒータユニットを吊上
げる状態に示した正面図で、(B)はその側面図、
(C)は完全に吊上げた状態を示した正面図。
【符号の説明】
1 本考案に係るサウナ風呂用蒸気熱発生
装置 1T 機台 10 ストーン用ストーブ 11 ストーン用ヒータユニット 20 サウナストーブ 23 サウナ用ヒータユニット 31 水槽 40 搬送手段 41 モータ 44 回動アーム 45 縦軸 48 開閉蓋 50 容器体 60 ブロアー ST,ST′ サウナストーン WT 水

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サウナ入浴に適した蒸気を帯びた熱気を
    発生させるサウナ風呂用蒸気熱発生装置であって、 サウナストーンを収めた全体が通気構造を成す耐熱性の
    容器体と、 この容器体を収納してサウナストーンを加熱するストー
    ン用ストーブと、 水を収容した水槽と、 上記加熱したサウナストーンを収めた容器体を、上記ス
    トーン用ストーブから水槽に向けて自動的に搬送して水
    に浸漬することにより、蒸気を帯びた熱気を発生させる
    ことができ、且つ、熱気発生後は再び上記のストーン用
    ストーブに向けて自動的に復帰搬送することができる搬
    送手段、 とを備えて成ることを特徴とするサウナ風呂用蒸気熱発
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記の搬送手段を、制御作動自在に構成
    したモータと、このモータによって作動する搬送アーム
    とによって構成して、該アームの先端部に前記サウナス
    トーンを収めた容器体を水平に吊下げるように構成する
    と共に、サウナ室内に設置される機台の中央部に上記の
    搬送手段を設け、機台の左右両側には前記ストーン用ス
    トーブと水槽を設けて、上記搬送手段のモータによる回
    動アームの作動によって、上記サウナストーンを収めた
    容器体を左右のストーン用ストーブと水槽の間を半円を
    描いた状態に往復移動するように構成したことを特徴と
    する請求項1に記載のサウナ風呂用蒸気熱発生装置。
  3. 【請求項3】 前記の機台に、乾燥した熱気を放射する
    サウナストーブと、エアーを前記水槽の周囲と搬送手段
    及びサウナストーブ側に放出して、加熱されたサウナス
    トーンの浸漬によって発生した蒸気を帯びた熱気を水槽
    の上方に送出し、且つ、上記搬送手段の冷却と上記サウ
    ナストーブから放射された熱気の放出を行うことができ
    る送気ブロアーとを設けたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載のサウナ風呂用蒸気熱発生装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段を構成する回動アームの先
    端部に縦軸を揺動自在に垂設し、この縦軸を前記サウナ
    ストーンを収めた容器体の開放された上面口を開閉する
    開閉蓋と、該容器体の内部に挿通して、その下端部側に
    該容器体と開閉蓋を上下摺動自在に装着すると共に、上
    記縦軸と開閉蓋との間を、上記回動アームの降下回動に
    よって容器体をストーン用ストーブの中に収納すると、
    上記の開閉蓋を閉じ作動し、上記回動アームの上方への
    回動によって容器体をストーン用ストーブの外に引上げ
    ると、上記の開閉蓋を開作動するように連繋せしめたこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3に記載のサウナ風呂
    用蒸気熱発生装置。
  5. 【請求項5】 前記のストーン用ストーブとサウナスト
    ーブの各ヒータをユニット構造に構成して、これ等各ヒ
    ータユニットを機台に対して着脱自在に構成すると共
    に、該ストーン用ストーブのヒータユニットの取出し
    を、前記回動アームの先端部に吊下げて行うように構成
    したことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の
    サウナ風呂用蒸気熱発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0673158U (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 住友金属工業株式会社 電気めっき設備のエッジマスク装置
JP2015096111A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 日精オーバル株式会社 ロウリュサウナシステム

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JP2015096111A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 日精オーバル株式会社 ロウリュサウナシステム

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