JPS64967Y2 - - Google Patents

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JPS64967Y2
JPS64967Y2 JP1984156594U JP15659484U JPS64967Y2 JP S64967 Y2 JPS64967 Y2 JP S64967Y2 JP 1984156594 U JP1984156594 U JP 1984156594U JP 15659484 U JP15659484 U JP 15659484U JP S64967 Y2 JPS64967 Y2 JP S64967Y2
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JP
Japan
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rail
sliding
scraping
sliding contact
board
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JP1984156594U
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JPS6171204U (ja
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  • Framework For Endless Conveyors (AREA)
  • Removal Of Floating Material (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、下水処理場や浄水場の沈殿池に沈殿
している汚泥を所定の箇所へ掻き寄せるための汚
泥掻き寄せ装置に関する。
(従来の技術) この種の汚泥掻き寄せ装置にあつては、第5図
に略示したように、所定間隔おきの複数箇所に掻
き寄せ板1が取り付けられたエンドレスチエン等
の帯状体2を沈殿池P内の複数箇所に設置された
スプロケツト等の輪体3に巻き掛け、駆動モータ
4によつて回転駆動される特定の輪体3Aの回転
力で帯状体2を定位置で回転させることにより掻
き寄せ板1を走行させる一方、沈殿池Pに敷設し
たレール5によつて走行中の掻き寄せ板1が環状
の走行路の適所で支持される。図示例においてレ
ール5は掻き寄せ板1の往路の全域と帰還路の二
箇所に敷設されている。
第6図から明らかなように、レール5は左右一
対設けられている。また、掻き寄せ板1は上記往
路の全域に沿つて敷設されたレール51に対して
摺動される左右一対の摺接具11,11と、上記
帰還路の二箇所に沿つて敷設されたレール52に
対して摺動される左右一対の摺接具12,12を
具備している。
従来の汚泥掻き寄せ装置において、掻き寄せ板
1の摺接具11,12は構造用炭素鋼や鋳物でつ
くられているのに対し、レール51,52は鉄で
つくられていた。そのため、例えばレール51の
上を摺接具11が摺動するときには金属どうしが
擦れ合つて大きな摩擦抵抗を生じ、そのことが動
力コストの増大を招いて稼動コストの高騰につな
がる難点があつた。また、掻き寄せ板1はレール
51に支持されて該レール51の上を繰り返し走
行するから、その走行時に摺接具11とレール5
1の双方が摩耗する。この摩耗は上記した金属ど
うしの擦れ合いによるものであるから比較的早期
に生じ、特にレール51が偏摩耗すると掻き寄せ
板1の走行安定性が確保されなくなり、池底の汚
泥を不要に舞い上げてしまうことにもなる。さら
に、レール51及び摺接具11が上記のように金
属で構成されていると常に腐蝕の問題がつきまと
い、それらが腐蝕すると上述した摩擦抵抗が一層
大きくなつて動力コスト及び稼動コストが一層増
大する不都合がある。従つて、上記した摩耗や腐
蝕がひどくなつたときには摺接具11やレール5
1を取り替える必要がある。ところが、摺接具1
1は比較的容易に取り替えられるものの、レール
51は長く、しかも池底での作業になるので取り
替えに多大な手間と労力が必要になるという問題
がある。他のレール52と摺接具12についても
同様の難点及び問題があるが、レール52の上を
摺接具12が摺動しているときは掻き寄せ板1が
帰還路を走行しているときであり、その掻き寄せ
板1による汚泥の掻き寄せはなされていないの
で、レール52及び摺接具12の摩耗が上記の場
合ほど問題にはならない。しかし、摩耗ができる
だけ起こりにくい構成であることが望ましいこと
は勿論である。腐蝕についても同様である。
そこで、取り替えの面倒なレール51,52の
摩耗をできるだけ抑制し、レール51,52に比
べて取り替えが容易な摺接具11,12の摩耗を
容認することによつてレール51,52の取り替
えに要する手間と労力を軽減しようとする試みが
なされている(実開昭58−19045号公報、実開昭
55−91904号公報)。この試みは摺接具11,12
をレール51,52に比べて摩耗しやすい合成樹
脂製にしたものである。このようにすると、摺接
具11,12が金属製である場合に比べてレール
51,52の摩耗が大幅に軽減され、レール5
1,52の取り替えに要する手間と労力を軽減で
きる。しかし、その反面で摺接具11,12自体
の摩耗はそれが金属製である場合に比べて大幅に
増大し、摺接具11自体の取り替え頻度が増大す
る。したがつて、上掲の実用新案公報のもので
は、摺接具11の取り替えを如何に簡単に行うか
ということに主眼が置かれている。一方、これら
の実用新案公報のものではレール51,52の腐
食に伴う摩擦抵抗の増大については何らの解決も
なされていない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上掲の実用新案公報のものとは異な
り、レールと摺接具の双方の摩耗を抑制してそれ
ら両方の取り替え頻度を少なくすることを主眼に
してなされたものである。すなわち、掻き寄せ板
がレールに支持されて繰り返し走行されても従来
のような金属どうしの擦れ合いによるほどレール
や掻き寄せ板の摺接面が摩耗しないようにして掻
き寄せ板のレールの上での走行安定性を長期にわ
たつて確保させ、しかも、掻き寄せ板がレールに
支持されて走行するときの摩擦抵抗を小さく抑え
て動力コスト及び稼動コストの高騰を防ぎ、さら
に腐蝕によつて上記摩擦抵抗が増大することを防
いで動力コスト及び稼動コストの高騰を防ぐこと
である。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段は、掻き寄せ
板に対するレールの摺接面及びレールに対する掻
き寄せ板の摺接面をいずれも合成樹脂で構成する
ことである。
(作用) 上記手段によると、レールの摺接面及び掻き寄
せ板の摺接面がいずれも発錆のおそれのない合成
樹脂によつて構成されるから、上述した腐蝕に伴
う問題は完全に解消される。また、上記合成樹脂
としてポリエチレン、ナイロン、四フツ化エチレ
ンのような表面滑性に優れたものを用いれば、掻
き寄せ板がレールに支持されて走行するときの摩
擦抵抗が小さく抑えられて動力コスト及び稼動コ
ストの高騰が抑制され、また、摩耗を生じにくく
なるので長期にわたる掻き寄せ板の走行安定性が
確保される。
(実施例) 第1図に例示した掻き寄せ板1は第6図で説明
したものと同様に摺接具11,12を具備してい
る。また、掻き寄せ板1の所定箇所には帯状体2
が固着されている。
上記した摺接具11,12のうち、掻き寄せ板
1の往路に沿つて敷設されたレール51に対して
摺動される摺接具11は、第2図から明らかなよ
うに、ボルト・ナツト6によつて掻き寄せ板1に
一体化されており、その下面に形成された凹所1
11に表面滑性に優れた合成樹脂よりなる板片7
が貼り付け等の適宜手段によつて保持されてい
る。そして、この板片7は第3図に詳細に示した
ようにその一端面71が傾斜しており、第2図矢
印×のように掻き寄せ板1が走行されたときに板
片7がレールの摺接面イにひつ掛かることのない
ように工夫されている。
また、第1図に例示したレール51はその上面
に表面滑性に優れた合成樹脂よりなるプレート8
が固着されている。このプレート8は、例えば第
4図のようにボルト9によつてレール51に固定
される。この場合、ボルト9の頭部91はプレー
ト8に形成された凹所81に収容しておく必要が
ある。
上記によると、掻き寄せ板1に対するレール5
1の摺接面イ及びレール51に対する掻き寄せ板
1の摺接面ロはいずれも表面滑性に優れた合成樹
脂となり、掻き寄せ板1の走行時には合成樹脂ど
うしが擦れ合うことになる。そのため、掻き寄せ
板1がレール51に支持されて走行するときの摩
擦抵抗が小さく抑えられ、摩耗がほとんど進行し
なくなる。また、上記した双方の接触面イ,ロが
腐蝕することもない。
上記においては、摺接具11に合成樹脂の板片
7を保持させ、レール51の上面に合成樹脂のプ
レート8を固着したものを説明したが、これ以外
に例えば、摺接具11及びレール51をそれぞれ
合成樹脂によつて成形しておいてもよい。また、
板片7及びプレート8を構成する合成樹脂は同種
であつても異種であつてもよい。
なお、掻き寄せ板1の帰還路に沿つて敷設され
たレール52及びレール52に対して摺動する摺
接具12の各摺接面も上記したものと同様に合成
樹脂としてもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案による
汚泥掻き寄せ装置は、レールの摺接面と掻き寄せ
板の摺接面がいずれも合成樹脂であるから、腐蝕
に伴う不都合を生じるおそれは全くない。また、
合成樹脂として表面滑性に優れたもの、例えばポ
リエチレン、ナイロン、四フツ化エチレン等を用
いれば、摩擦抵抗が小さく抑えられて動力コスト
及び稼動コストの低減が図られ、しかも、レール
の摺接面と掻き寄せ板の摺接面はいずれも摩耗し
にくくなる。したがつて、上掲の実用新案公報の
もののようにレールが摺接しにくくなる分だけ摺
接具が激しく摩耗するといつたことがなくなり、
掻き寄せ板の走行安定性が長期にわたつて良好に
確保されることは勿論、レールの摺接面や掻き寄
せ板の摺接面のいずれの取り替え頻度も従来に比
べて大幅に少なくなるといた利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による汚泥掻き寄せ装置
の要部を示す正面図、第2図は掻き寄せ板の縦断
側面図、第3図は第2図のZ部を拡大した図、第
4図はレールの要部を示す縦断正面図、第5図は
汚泥掻き寄せ装置が設置された沈殿池の縦断側面
図、第6図は同沈殿池の概略縦断正面図である。 1…掻き寄せ板、51…レール、7…合成樹脂
の板片、8…合成樹脂のプレート、イ…レールの
摺接面、ロ…掻き寄せ板の摺接面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 沈殿池に敷設されたレールとこのレールに支持
    されて繰り返し走行される汚泥の掻き寄せ板とを
    備えてなる汚泥掻き寄せ装置において、掻き寄せ
    板に対するレールの摺接面及びレールに対する掻
    き寄せ板の摺接面がいずれも合成樹脂であること
    を特徴とする汚泥掻き寄せ装置。
JP1984156594U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPS64967Y2 (ja)

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JP1984156594U JPS64967Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JP1984156594U JPS64967Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JPS6171204U JPS6171204U (ja) 1986-05-15
JPS64967Y2 true JPS64967Y2 (ja) 1989-01-11

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ID=30714598

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JPS6171204U (ja) 1986-05-15

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