JPH067305A - 非接触式眼圧計 - Google Patents
非接触式眼圧計Info
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- JPH067305A JPH067305A JP5076799A JP7679993A JPH067305A JP H067305 A JPH067305 A JP H067305A JP 5076799 A JP5076799 A JP 5076799A JP 7679993 A JP7679993 A JP 7679993A JP H067305 A JPH067305 A JP H067305A
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- Japan
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- cornea
- circuit
- deformation
- eye
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 角膜の所定変形後の空気の流圧の緩和を早め
ることができ、必要以上の空気圧により被検者に加わる
負担を軽減できる非接触式眼圧計を提供することを目的
とする。 【構成】 本発明の非接触式眼圧計は、シリンダー6内
を進退動可能なピストン12によりノズル部10から被
検眼角膜2に対して圧力が時間とともに変化する空気を
放出するための空気放出手段1と、被検眼角膜2の変形
を検出する角膜変形検出手段3、4を有する非接触式眼
圧計において、シリンダー6内の空気を開放するための
弁46と、角膜変形検出手段3、4からの信号に基づき
被検眼角膜2が所定変形したことを検出し、この検出信
号に基づき弁46を開放するための弁駆動制御部24と
を設けた。
ることができ、必要以上の空気圧により被検者に加わる
負担を軽減できる非接触式眼圧計を提供することを目的
とする。 【構成】 本発明の非接触式眼圧計は、シリンダー6内
を進退動可能なピストン12によりノズル部10から被
検眼角膜2に対して圧力が時間とともに変化する空気を
放出するための空気放出手段1と、被検眼角膜2の変形
を検出する角膜変形検出手段3、4を有する非接触式眼
圧計において、シリンダー6内の空気を開放するための
弁46と、角膜変形検出手段3、4からの信号に基づき
被検眼角膜2が所定変形したことを検出し、この検出信
号に基づき弁46を開放するための弁駆動制御部24と
を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気を被検眼角膜に放
出して、被検眼の眼圧を検出する非接触式眼圧計に関す
る。
出して、被検眼の眼圧を検出する非接触式眼圧計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、非接触式眼圧計にはシリンダ
ー内を移動可能なピストンによりノズル部から被検眼角
膜に向けて空気を放出する空気放出手段を設けたものが
知られている。この非接触式眼圧計では、ピストンによ
り時間的に圧力が変化する空気が被検眼角膜に向けて放
出されるが、被検眼角膜に必要以上の過大な圧力の空気
を放出しないようにすることも必要である。そのため、
被検眼角膜が所定量変形したときにピストンの可動制御
ためのソレノイド電流を遮断することによりピストンを
停止させることも提案されている。
ー内を移動可能なピストンによりノズル部から被検眼角
膜に向けて空気を放出する空気放出手段を設けたものが
知られている。この非接触式眼圧計では、ピストンによ
り時間的に圧力が変化する空気が被検眼角膜に向けて放
出されるが、被検眼角膜に必要以上の過大な圧力の空気
を放出しないようにすることも必要である。そのため、
被検眼角膜が所定量変形したときにピストンの可動制御
ためのソレノイド電流を遮断することによりピストンを
停止させることも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
非接触式眼圧計は、ソレノイド電流を遮断しても、ピス
トンの慣性が大きく、その後もピストンが移動するた
め、被検者に必要以上の圧力が加わることを免れ得な
い。
非接触式眼圧計は、ソレノイド電流を遮断しても、ピス
トンの慣性が大きく、その後もピストンが移動するた
め、被検者に必要以上の圧力が加わることを免れ得な
い。
【0004】本発明は上記従来技術が有する問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、角膜の
所定変形後の空気の流圧の緩和を早めることができ、必
要以上の空気圧により被検者に加わる負担を軽減できる
非接触式眼圧計を提供することにある。
みてなされたもので、その目的とするところは、角膜の
所定変形後の空気の流圧の緩和を早めることができ、必
要以上の空気圧により被検者に加わる負担を軽減できる
非接触式眼圧計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる非接触式
眼圧計は、上記の課題を解決するため、シリンダー内を
進退動可能なピストンによりノズル部から被検眼角膜に
対して圧力が時間とともに変化する空気を放出するため
の空気放出手段と、前記被検眼角膜の変形を検出する角
膜変形検出手段を有する非接触式眼圧計において、シリ
ンダー内の空気を開放するための弁と、前記角膜変形検
出手段からの信号に基づき被検眼角膜が所定変形したこ
とを検出し、この検出信号に基づき弁を開放するための
弁駆動制御部とを設けたことを特徴とする。
眼圧計は、上記の課題を解決するため、シリンダー内を
進退動可能なピストンによりノズル部から被検眼角膜に
対して圧力が時間とともに変化する空気を放出するため
の空気放出手段と、前記被検眼角膜の変形を検出する角
膜変形検出手段を有する非接触式眼圧計において、シリ
ンダー内の空気を開放するための弁と、前記角膜変形検
出手段からの信号に基づき被検眼角膜が所定変形したこ
とを検出し、この検出信号に基づき弁を開放するための
弁駆動制御部とを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係わる非接触式眼圧計によれば、空気
放出手段はシリンダー内を進退動可能なピストンにより
ノズル部から被検眼角膜に対して圧力が時間とともに変
化する空気を放出する。角膜変形検出手段はその空気の
放出に基づき角膜の変形を検出する。弁駆動制御部は角
膜変形検出手段からの信号に基づき弁を開放する。この
角膜が所定変形後の弁の開放により、シリンダー内の圧
力が低減される。
放出手段はシリンダー内を進退動可能なピストンにより
ノズル部から被検眼角膜に対して圧力が時間とともに変
化する空気を放出する。角膜変形検出手段はその空気の
放出に基づき角膜の変形を検出する。弁駆動制御部は角
膜変形検出手段からの信号に基づき弁を開放する。この
角膜が所定変形後の弁の開放により、シリンダー内の圧
力が低減される。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係る非接触式眼圧計の実施
例1を示すもので、この図1において、1は流体放出手
段、2は被検眼角膜、3は射出光学系、4は検出光学系
である。流体放出手段1は、被検眼角膜(以下、角膜と
いう。)2に変形を与えるべく、この角膜2に対して流
体を放出するためのものである。
例1を示すもので、この図1において、1は流体放出手
段、2は被検眼角膜、3は射出光学系、4は検出光学系
である。流体放出手段1は、被検眼角膜(以下、角膜と
いう。)2に変形を与えるべく、この角膜2に対して流
体を放出するためのものである。
【0008】この流体放出手段1は、ロータリソレノイ
ド5とシリンダ6とロータリソレノイド駆動回路7とか
ら大略構成されており、8はロータリソレノイド5のド
ラムである。シリンダ6は、シリンダ筒部9とノズル筒
部10とセンシング筒部11とを有している。シリンダ筒部
9には、ピストン12が往復動可能に設けられており、ピ
ストン12はピストンロッド13を介してロータリソレノイ
ド5のドラム8に連結されている。ノズル筒部10は角膜
2に向かって真直ぐ延びるようにされるもので、流体は
ピストン12の往復動により、このノズル筒部10から放出
されるようになっている。ロータリソレノイド駆動回路
7のオン・オフ条件については後述する。センシング筒
部11はシリンダ筒部9の周壁から延出しており、このセ
ンシング筒部11には後述する圧力センサ素子が装着され
ている。
ド5とシリンダ6とロータリソレノイド駆動回路7とか
ら大略構成されており、8はロータリソレノイド5のド
ラムである。シリンダ6は、シリンダ筒部9とノズル筒
部10とセンシング筒部11とを有している。シリンダ筒部
9には、ピストン12が往復動可能に設けられており、ピ
ストン12はピストンロッド13を介してロータリソレノイ
ド5のドラム8に連結されている。ノズル筒部10は角膜
2に向かって真直ぐ延びるようにされるもので、流体は
ピストン12の往復動により、このノズル筒部10から放出
されるようになっている。ロータリソレノイド駆動回路
7のオン・オフ条件については後述する。センシング筒
部11はシリンダ筒部9の周壁から延出しており、このセ
ンシング筒部11には後述する圧力センサ素子が装着され
ている。
【0009】角膜2は、流体の流圧に基づいて変形を受
けるもので、流体の流圧の増大に伴なって凸面状態から
平面状態を経て凹面状態に変形するものであり、符号C
は、角膜2が変形を受けた状態を示している。符号mは
その変形量を示すもので、この変形量mは、角膜2の中
心線 O1上に存在して変形を受ける前の角膜2の頂点を
O2、角膜2の中心線O1上に存在して変形を受けたと
きの角膜Cの頂点をO3とするとき、頂点O2と頂点O3
との距離を指すものである。
けるもので、流体の流圧の増大に伴なって凸面状態から
平面状態を経て凹面状態に変形するものであり、符号C
は、角膜2が変形を受けた状態を示している。符号mは
その変形量を示すもので、この変形量mは、角膜2の中
心線 O1上に存在して変形を受ける前の角膜2の頂点を
O2、角膜2の中心線O1上に存在して変形を受けたと
きの角膜Cの頂点をO3とするとき、頂点O2と頂点O3
との距離を指すものである。
【0010】射出光学系3と検出光学系4とは角膜2の
変形量mを光電的に検出する角膜変形を示す物理量角膜
反射光量検出手段を構成するものである。射出光学系3
は、光源14と集光レンズ15と絞り16と投光レンズ17とか
ら構成されており、O4は、この射出光学系3の光軸で
ある。絞り16はレンズ17の焦点位置に存するように設け
られていて、光源14の射出光は集光レンズ15、絞り16及
び投光レンズ17を通して平行光束からなる検出光となっ
て角膜2に射出されるようになっている。検出光学系4
は、結像レンズ18と絞り19と光電変換回路20とから構成
されており、光電変換回路20は受光素子21と増幅回路22
とから構成されている。
変形量mを光電的に検出する角膜変形を示す物理量角膜
反射光量検出手段を構成するものである。射出光学系3
は、光源14と集光レンズ15と絞り16と投光レンズ17とか
ら構成されており、O4は、この射出光学系3の光軸で
ある。絞り16はレンズ17の焦点位置に存するように設け
られていて、光源14の射出光は集光レンズ15、絞り16及
び投光レンズ17を通して平行光束からなる検出光となっ
て角膜2に射出されるようになっている。検出光学系4
は、結像レンズ18と絞り19と光電変換回路20とから構成
されており、光電変換回路20は受光素子21と増幅回路22
とから構成されている。
【0011】射出光学系3から射出されて角膜2を経由
する検出光は、結像レンズ18及び絞り19を介して受光素
子21によって受光され、かつ光電変換され、増幅回路22
を通して、角膜2の変形量mに対応する角膜変形量対応
信号となって出力されるようになっている。
する検出光は、結像レンズ18及び絞り19を介して受光素
子21によって受光され、かつ光電変換され、増幅回路22
を通して、角膜2の変形量mに対応する角膜変形量対応
信号となって出力されるようになっている。
【0012】23は対応圧力検出手段としての対応圧力検
出回路であり、この対応圧力検出回路23は圧力センサ素
子23aと増幅回路25とから構成されている。圧力センサ
素子23aは前述したようにシリンダ6のセンシング筒部1
1に装着されているもので、この圧力センサ素子23aはノ
ズル筒部10に案内され放出される流体の流圧と対応する
センシング筒部11に案内される流体の流圧を検出するも
のであり、その検出信号は増幅回路25を通して対応圧力
検出信号として出力されるようになっている。
出回路であり、この対応圧力検出回路23は圧力センサ素
子23aと増幅回路25とから構成されている。圧力センサ
素子23aは前述したようにシリンダ6のセンシング筒部1
1に装着されているもので、この圧力センサ素子23aはノ
ズル筒部10に案内され放出される流体の流圧と対応する
センシング筒部11に案内される流体の流圧を検出するも
のであり、その検出信号は増幅回路25を通して対応圧力
検出信号として出力されるようになっている。
【0013】24は眼圧値換算手段としての計測回路であ
ってこの計測回路24は、光電変換回路20と対応圧力検出
回路23とから出力される検出信号の有する情報に基づい
て角膜2の変形量mに対応する検出光の光量と流体の対
応圧力との相関関数曲線を確立し、角膜2の変形量mの
予め設定される値に対応する対応圧力の値を、この相関
関数曲線から割り出し、その割り出した対応圧力の値を
眼圧値に換算する機能を有するもので、その回路構成を
図2に基づいて説明する。
ってこの計測回路24は、光電変換回路20と対応圧力検出
回路23とから出力される検出信号の有する情報に基づい
て角膜2の変形量mに対応する検出光の光量と流体の対
応圧力との相関関数曲線を確立し、角膜2の変形量mの
予め設定される値に対応する対応圧力の値を、この相関
関数曲線から割り出し、その割り出した対応圧力の値を
眼圧値に換算する機能を有するもので、その回路構成を
図2に基づいて説明する。
【0014】この図2に示すように、計測回路24は、中
央処理回路(以下、CPUと略記する。)25とメモリ回路26
と切換スイッチ回路27とを有している。CPU 25は、この
計測回路24の中枢をなすもので、その機能については、
他の回路構成要素との関連において説明する。切換スイ
ッチ回路27は、この図2においては有接点スイッチと見
たてて概念的に示されており、ここでは3個の切換スイ
ッチ28,29,30を備え、各切換スイッチ28,29,30は、2
つの切換接点A,Bを有することとされている。
央処理回路(以下、CPUと略記する。)25とメモリ回路26
と切換スイッチ回路27とを有している。CPU 25は、この
計測回路24の中枢をなすもので、その機能については、
他の回路構成要素との関連において説明する。切換スイ
ッチ回路27は、この図2においては有接点スイッチと見
たてて概念的に示されており、ここでは3個の切換スイ
ッチ28,29,30を備え、各切換スイッチ28,29,30は、2
つの切換接点A,Bを有することとされている。
【0015】計測回路24は、この他、相関関数曲線を確
立するためのデータをサンプリングする2系統のサンプ
リング回路系を備えている。一方のサンプリング回路系
は、サンプル・アンド・ホールド回路31と加算回路32と
基準電圧発生回路33と比較回路34とパルス発生回路35と
アドレスカウンタ回路36とオア回路37とから構成される
ものである。
立するためのデータをサンプリングする2系統のサンプ
リング回路系を備えている。一方のサンプリング回路系
は、サンプル・アンド・ホールド回路31と加算回路32と
基準電圧発生回路33と比較回路34とパルス発生回路35と
アドレスカウンタ回路36とオア回路37とから構成される
ものである。
【0016】サンプル・アンド・ホールド回路31には対応
圧力検出回路23からの対応圧力検出信号が入力されてお
り、このサンプル・アンド・ホールド回路31は制御端子を
有して、この制御端子にパルス信号が入力されると、そ
の時点の対応圧力検出電圧の電圧値をサンプリングして
次に制御端子にパルス信号が入力されるまでこの電圧値
をホールドするものである。
圧力検出回路23からの対応圧力検出信号が入力されてお
り、このサンプル・アンド・ホールド回路31は制御端子を
有して、この制御端子にパルス信号が入力されると、そ
の時点の対応圧力検出電圧の電圧値をサンプリングして
次に制御端子にパルス信号が入力されるまでこの電圧値
をホールドするものである。
【0017】加算回路32は、このサンプル・アンド・ホー
ルド回路31と基準電圧発生回路33との電圧値を加算し、
その加算電圧値の電圧を出力するものである。比較回路
34には、そのプラス端子に加算回路32の出力電圧が入力
され、マイナス端子に対応圧力検出電圧が入力されてお
り、この比較回路34は、対応圧力検出電圧が加算回路32
の出力電圧よりも大となると、その出力がハイレベルと
なるものとされている。この比較回路34の出力がハイレ
ベルとなるとパルス発生回路35から単発のパルス信号が
出力されるようになっており、このパルス発生回路35
は、例えば単安定マルチバイブレータにより構成される
ものである。
ルド回路31と基準電圧発生回路33との電圧値を加算し、
その加算電圧値の電圧を出力するものである。比較回路
34には、そのプラス端子に加算回路32の出力電圧が入力
され、マイナス端子に対応圧力検出電圧が入力されてお
り、この比較回路34は、対応圧力検出電圧が加算回路32
の出力電圧よりも大となると、その出力がハイレベルと
なるものとされている。この比較回路34の出力がハイレ
ベルとなるとパルス発生回路35から単発のパルス信号が
出力されるようになっており、このパルス発生回路35
は、例えば単安定マルチバイブレータにより構成される
ものである。
【0018】アドレスカウンタ回路36は、このパルス発
生回路35のパルス信号をカウントして、そのカウント値
である番地情報を切換スイッチ30を通じてメモリ回路26
に伝送するようにされている。パルス発生回路35のパル
ス信号はオア回路37を通してサンプル・アンド・ホールド
回路31の制御端子にも入力されるようになっており、こ
のオア回路37にはCPU25からパルス信号を入力されるよ
うになっている。
生回路35のパルス信号をカウントして、そのカウント値
である番地情報を切換スイッチ30を通じてメモリ回路26
に伝送するようにされている。パルス発生回路35のパル
ス信号はオア回路37を通してサンプル・アンド・ホールド
回路31の制御端子にも入力されるようになっており、こ
のオア回路37にはCPU25からパルス信号を入力されるよ
うになっている。
【0019】すなわち、このサンプリング回路系は、対
応圧力の増大過程において、所定圧力のステップおきに
アドレスカウンタ回路36をインクリメントして、その出
力が対応圧力データに対応し、かつ番地情報として得ら
れるものである。他方のサンプリング回路系は、サンプ
ル・アンド・ホールド回路38とアナログ・デジタル変換回
路39とから構成されている。
応圧力の増大過程において、所定圧力のステップおきに
アドレスカウンタ回路36をインクリメントして、その出
力が対応圧力データに対応し、かつ番地情報として得ら
れるものである。他方のサンプリング回路系は、サンプ
ル・アンド・ホールド回路38とアナログ・デジタル変換回
路39とから構成されている。
【0020】サンプル・アンド・ホールド回路38には光電
変換回路20からの角膜変形量に対応した角膜反射光検出
信号が入力されており、このサンプル・アンド・ホールド
回路38は制御端子を有して、この制御端子にパルス信号
が入力されると、その時点の角膜反射光量検出信号の電
圧値をサンプリングし、次に制御端子にパルス信号が入
力されるまでこの電圧値をホールドするものである。
変換回路20からの角膜変形量に対応した角膜反射光検出
信号が入力されており、このサンプル・アンド・ホールド
回路38は制御端子を有して、この制御端子にパルス信号
が入力されると、その時点の角膜反射光量検出信号の電
圧値をサンプリングし、次に制御端子にパルス信号が入
力されるまでこの電圧値をホールドするものである。
【0021】このサンプル・アンド・ホールド回路38のホ
ールドしている電圧値はアナログ・デイジタル変換回路
39によってデイジタル量に変換され、切換スイッチ29を
介してメモリ回路26に入力されるようになっている。サ
ンプル・アンド・ホールド回路38の制御端子へのパルス信
号の入力はオア回路37からなされるようにされている。
したがって、このサンプリング回路系においては、対応
圧力データが更新されると同時に、その対応圧力データ
に対応した光量データがサンプリングされるようになっ
ている。
ールドしている電圧値はアナログ・デイジタル変換回路
39によってデイジタル量に変換され、切換スイッチ29を
介してメモリ回路26に入力されるようになっている。サ
ンプル・アンド・ホールド回路38の制御端子へのパルス信
号の入力はオア回路37からなされるようにされている。
したがって、このサンプリング回路系においては、対応
圧力データが更新されると同時に、その対応圧力データ
に対応した光量データがサンプリングされるようになっ
ている。
【0022】計測回路24は更にロータリソレノイド5を
停止させるための回路系を備えている。この回路系は比
較回路40と基準電圧発生回路41とパルス発生器42とから
構成されている。すなわち、比較回路40、基準電圧発生
回路41、パルス発生器42は角膜変形検出手段からの信号
に基づき流体放出手段の加圧力を弱める制御手段を構成
し、比較回路40には、そのプラス端子に基準電圧発生回
路41からの出力電圧が入力され、マイナス端子に光電変
換回路20からの角膜反射光量検出信号が入力されてい
る。
停止させるための回路系を備えている。この回路系は比
較回路40と基準電圧発生回路41とパルス発生器42とから
構成されている。すなわち、比較回路40、基準電圧発生
回路41、パルス発生器42は角膜変形検出手段からの信号
に基づき流体放出手段の加圧力を弱める制御手段を構成
し、比較回路40には、そのプラス端子に基準電圧発生回
路41からの出力電圧が入力され、マイナス端子に光電変
換回路20からの角膜反射光量検出信号が入力されてい
る。
【0023】基準電圧発生回路41の出力電圧は角膜2の
変形量mが最大となる少し手前の時の光電変換回路20か
らの角膜反射光量検出信号の電圧に設定されており、比
較回路40は、角膜反射光量検出信号の電圧が基準電圧発
生回路41の出力電圧以上になるとハイレベル出力するも
のとされている。この比較回路40の出力がハイレベルか
らローレベルになるとパルス発生回路42から単発のパル
ス信号が出力されるもので、このパルス信号はロータリ
ソレノイド駆動回路7に入力されるようになっており、
ロータリソレノイド駆動回路7は、このパルス信号を受
けるとロータリソレノイド5を停止させるものである。
変形量mが最大となる少し手前の時の光電変換回路20か
らの角膜反射光量検出信号の電圧に設定されており、比
較回路40は、角膜反射光量検出信号の電圧が基準電圧発
生回路41の出力電圧以上になるとハイレベル出力するも
のとされている。この比較回路40の出力がハイレベルか
らローレベルになるとパルス発生回路42から単発のパル
ス信号が出力されるもので、このパルス信号はロータリ
ソレノイド駆動回路7に入力されるようになっており、
ロータリソレノイド駆動回路7は、このパルス信号を受
けるとロータリソレノイド5を停止させるものである。
【0024】ところで、CPU25には図示しないパワース
イッチとスタートスイッチ43と表示器44とが接続されて
いる。まず、パワースイッチをオンさせると、このCPU2
5から切換スイッチ回路27に向けて切換スイッチ制御信
号が出力され、切換スイッチ28,29,30がB接点側へ設
定されて、メモリ回路26がイニシャライズされる。と同
時に、CPU25からアドレスカウンタ36に向けてリセット
信号が入力され、このアドレスカウンタ36はリセットさ
れたままとなる。この後CPU25から再び、切換スイッチ
回路27に向けて切換スイッチ制御信号が出力され、切換
スイッチ28,23,30はA接点側に設定されるものである。
イッチとスタートスイッチ43と表示器44とが接続されて
いる。まず、パワースイッチをオンさせると、このCPU2
5から切換スイッチ回路27に向けて切換スイッチ制御信
号が出力され、切換スイッチ28,29,30がB接点側へ設
定されて、メモリ回路26がイニシャライズされる。と同
時に、CPU25からアドレスカウンタ36に向けてリセット
信号が入力され、このアドレスカウンタ36はリセットさ
れたままとなる。この後CPU25から再び、切換スイッチ
回路27に向けて切換スイッチ制御信号が出力され、切換
スイッチ28,23,30はA接点側に設定されるものである。
【0025】この状態で、スタートスイッチ43がオンさ
れた或いはオンされていて、CPU25にスイッチ入力があ
ったとすると、このCPU25は、これを読み込み次の処理
を行なう。まず、オア回路37に向けてパルス信号を出力
し、サンプル・アンド・ホールド回路31,38に現時点での
対応圧力検出信号の電圧および角膜反射光量検出信号の
電圧をサンプリングさせ、かつホールドさせる。それと
同時に現在の圧力データと光量データとをメモリ回路26
に格納する。なお現時点では流体は放出されてなく、こ
れに伴ない角膜2は変形を受けていないので、両電圧共
0Vであり、比較回路34には、そのマイナス端子に0V
が加わり、プラス端子にはパワースイッチのオンと同時
に基準電圧発生回路33が作動するためその出力電圧が加
わっているので、比較回路34の出力はローレベルとなっ
ている。この後、アドレスカウンタ36のリセットを解除
し、ロータリソレノイド駆動回路7に駆動制御信号を入
力して、ロータリソレノイド5の作動を開始させるもの
である。
れた或いはオンされていて、CPU25にスイッチ入力があ
ったとすると、このCPU25は、これを読み込み次の処理
を行なう。まず、オア回路37に向けてパルス信号を出力
し、サンプル・アンド・ホールド回路31,38に現時点での
対応圧力検出信号の電圧および角膜反射光量検出信号の
電圧をサンプリングさせ、かつホールドさせる。それと
同時に現在の圧力データと光量データとをメモリ回路26
に格納する。なお現時点では流体は放出されてなく、こ
れに伴ない角膜2は変形を受けていないので、両電圧共
0Vであり、比較回路34には、そのマイナス端子に0V
が加わり、プラス端子にはパワースイッチのオンと同時
に基準電圧発生回路33が作動するためその出力電圧が加
わっているので、比較回路34の出力はローレベルとなっ
ている。この後、アドレスカウンタ36のリセットを解除
し、ロータリソレノイド駆動回路7に駆動制御信号を入
力して、ロータリソレノイド5の作動を開始させるもの
である。
【0026】ロータリソレノイド5の作動が開始された
後は、2系統のサンプリング回路系によって所定圧力の
ステップで得られる対応圧力データに対する角膜変形量
に相当する光量データがサンプリングされ、そのサンプ
リングデータがメモリ回路26内にサンプリング毎に逐時
格納される。すなわち、メモリ回路26は圧力検出手段と
角膜変形検出手段との出力に基づき所定ステップごとの
圧力情報と角膜変形情報とをそれぞれ対応して記憶する
記憶手段として機能する。
後は、2系統のサンプリング回路系によって所定圧力の
ステップで得られる対応圧力データに対する角膜変形量
に相当する光量データがサンプリングされ、そのサンプ
リングデータがメモリ回路26内にサンプリング毎に逐時
格納される。すなわち、メモリ回路26は圧力検出手段と
角膜変形検出手段との出力に基づき所定ステップごとの
圧力情報と角膜変形情報とをそれぞれ対応して記憶する
記憶手段として機能する。
【0027】この過程において、比較回路40の出力がハ
イレベルからローレベルになるとロータリソレノイド5
が停止され、流体の流圧の増加が止まる。これに伴なっ
て対応圧力検出信号の電圧の増加が止まるため、その後
は比較回路34の出力がローレベルのままとなるので、デ
ータのサンプリングが行なわれなくなる。
イレベルからローレベルになるとロータリソレノイド5
が停止され、流体の流圧の増加が止まる。これに伴なっ
て対応圧力検出信号の電圧の増加が止まるため、その後
は比較回路34の出力がローレベルのままとなるので、デ
ータのサンプリングが行なわれなくなる。
【0028】その後、CPU25のタイマによる予め定めら
れた時間経過後、このCPU25から切換スイッチ回路27に
向けて切換スイッチ制御信号が入力され、切換スイッチ
28,29,30はB接点側に設定される。そして、CPU25はメ
モリ回路26内のサンプリングデータを読み込み、このサ
ンプリングデータに基づいて図3に示すような対応圧力
Pと角膜変形量mに相当する検出光の光量Lとの相関関
数を確立する。なお、この図3中、Pmaxは対応圧力の最
大値、Lmaxは光量の最大値である。
れた時間経過後、このCPU25から切換スイッチ回路27に
向けて切換スイッチ制御信号が入力され、切換スイッチ
28,29,30はB接点側に設定される。そして、CPU25はメ
モリ回路26内のサンプリングデータを読み込み、このサ
ンプリングデータに基づいて図3に示すような対応圧力
Pと角膜変形量mに相当する検出光の光量Lとの相関関
数を確立する。なお、この図3中、Pmaxは対応圧力の最
大値、Lmaxは光量の最大値である。
【0029】CPU25は、この相関関数を確立したら予め
設定される角膜変形量に相当する光量に対応した対応圧
力を、この相関関数から割り出し、その割り出した対応
圧力値を眼圧値に換算する。ここでは、光量Lの最大値
Lmaxにおける対応圧力値Pl,Phを眼圧値に換算する
ようにされている。なお、図3では、実線による曲線H
iと破線による曲線Loとが示されているが、これらの曲
線Hi,Loは各々別途の角膜のものである。勿論、曲線
Hiに係る角膜の方が曲線Loに係る角膜よりも眼圧値が
大なることは言うまでもない。CPU25は眼圧値を求める
と、その眼圧値を表示器44に表示させるものとなってい
る。
設定される角膜変形量に相当する光量に対応した対応圧
力を、この相関関数から割り出し、その割り出した対応
圧力値を眼圧値に換算する。ここでは、光量Lの最大値
Lmaxにおける対応圧力値Pl,Phを眼圧値に換算する
ようにされている。なお、図3では、実線による曲線H
iと破線による曲線Loとが示されているが、これらの曲
線Hi,Loは各々別途の角膜のものである。勿論、曲線
Hiに係る角膜の方が曲線Loに係る角膜よりも眼圧値が
大なることは言うまでもない。CPU25は眼圧値を求める
と、その眼圧値を表示器44に表示させるものとなってい
る。
【0030】ところで、図4に詳細に示すように、この
実施例のシリンダ6には流体逃し筒部45が設けられ、こ
の流体逃し筒部45に電磁弁46が設けられている。そし
て、この非接触式眼圧計には、パルス発生回路42のパル
ス信号が入力されて電磁弁46を開く電磁弁駆動回路47が
設けられているので、角膜2に加わる流圧の緩和を早め
ることができる。
実施例のシリンダ6には流体逃し筒部45が設けられ、こ
の流体逃し筒部45に電磁弁46が設けられている。そし
て、この非接触式眼圧計には、パルス発生回路42のパル
ス信号が入力されて電磁弁46を開く電磁弁駆動回路47が
設けられているので、角膜2に加わる流圧の緩和を早め
ることができる。
【0031】また、光電変換回路20と対応圧力検出回路
23とを入れ改め、光電変換回路20をサンプル・アンド・ホ
ールド回路31側の回路系に接続し、対応圧力検出回路23
をサンプル・アンド・ホールド回路38側の回路系に接続す
る構成としても良い。この場合には、図5に示すような
かたちで相関関数が確立されるものである。
23とを入れ改め、光電変換回路20をサンプル・アンド・ホ
ールド回路31側の回路系に接続し、対応圧力検出回路23
をサンプル・アンド・ホールド回路38側の回路系に接続す
る構成としても良い。この場合には、図5に示すような
かたちで相関関数が確立されるものである。
【0032】次に、本発明に係る非接触式眼圧計の実施
例2を図6に基づいて説明する。なお、この実施例2
は、実施例1のと同一の構成要素を有しているため、こ
こでは、その同一構成要素について実施例1のものと同
一符号を付して、その詳細なる説明は省略する。
例2を図6に基づいて説明する。なお、この実施例2
は、実施例1のと同一の構成要素を有しているため、こ
こでは、その同一構成要素について実施例1のものと同
一符号を付して、その詳細なる説明は省略する。
【0033】図6において、流体放出手段1のシリンダ
6は、略T字形状とされており、このシリンダ6はシリ
ンダ筒部9の他、ノズル筒部48,49を有している。ノズ
ル筒部48は角膜2に向かって真直ぐに延びており、ノズ
ル筒部49はノズル筒部48と反対方向に延びている。ノズ
ル筒部49の開口端部に圧力センサ素子24は装着されてい
る。ピストン12の往復動によりシリンダ6内で流動する
流体は、ノズル筒部48とノズル筒部49とに案内されるも
のであり、ノズル筒部48から流体が角膜2に向かって放
出されるものである。
6は、略T字形状とされており、このシリンダ6はシリ
ンダ筒部9の他、ノズル筒部48,49を有している。ノズ
ル筒部48は角膜2に向かって真直ぐに延びており、ノズ
ル筒部49はノズル筒部48と反対方向に延びている。ノズ
ル筒部49の開口端部に圧力センサ素子24は装着されてい
る。ピストン12の往復動によりシリンダ6内で流動する
流体は、ノズル筒部48とノズル筒部49とに案内されるも
のであり、ノズル筒部48から流体が角膜2に向かって放
出されるものである。
【0034】射出光学系3は、投光レンズ50と赤外発光
ダイオード51とを備えており、投光レンズ50の光軸O4
が、被検眼角膜2の中心線軸O1と平行となるようにし
て、投光レンズ50は設けられている。赤外発光ダイオー
ド51は、その発光中心が投光レンズ50の焦点位置に存す
るようにして設けられており、投光レンズ50は、絞り
A′を通して平行光束からなるスポット光を検出光とし
て角膜2に向かって射出するものである。検出光学系4
は、結像レンズ52と光電変換器53とを備えており、検出
光学系4は、射出光学系3から射出されて角膜2を経由
する検出光を受光し、その検出光を光電変換して被検眼
角膜変形量に対応する被検眼角膜変形対応信号を出力す
る機能を有している。結像レンズ52は、その光軸O5が
光軸O4と交差するようにして設けられており、光電変
換器53は結像レンズ52の焦点位置に設けられており、角
膜2によって反射された検出光が光電変換器53において
結像するようにされている。光電変換器53には、ここで
は、一次元構成の CCDリニアセンサアレイが使用されて
いる。
ダイオード51とを備えており、投光レンズ50の光軸O4
が、被検眼角膜2の中心線軸O1と平行となるようにし
て、投光レンズ50は設けられている。赤外発光ダイオー
ド51は、その発光中心が投光レンズ50の焦点位置に存す
るようにして設けられており、投光レンズ50は、絞り
A′を通して平行光束からなるスポット光を検出光とし
て角膜2に向かって射出するものである。検出光学系4
は、結像レンズ52と光電変換器53とを備えており、検出
光学系4は、射出光学系3から射出されて角膜2を経由
する検出光を受光し、その検出光を光電変換して被検眼
角膜変形量に対応する被検眼角膜変形対応信号を出力す
る機能を有している。結像レンズ52は、その光軸O5が
光軸O4と交差するようにして設けられており、光電変
換器53は結像レンズ52の焦点位置に設けられており、角
膜2によって反射された検出光が光電変換器53において
結像するようにされている。光電変換器53には、ここで
は、一次元構成の CCDリニアセンサアレイが使用されて
いる。
【0035】図6において、符号P1は変形を受ける前
の被検眼角膜2によって反射された検出光を示してお
り、符号P2は変形量mだけ変形を受けたときの被検眼
角膜Cによって反射された検出光を示しており、ここで
は、検出光P1が光電変換器53の構成素子54のr1番目に
結像されている状態が示されており、検出光P2が構成
素子54のr2番目に結像されている状態が示されてい
る。光電変換器53からの時系列の出力信号は、検出回路
55に入力されており、この検出回路55は、各構成素子54
の番地情報に相当する電圧を出力する機能を有してい
る。この検出回路55の出力は計測回路24のサンプル・ア
ンド・ホールド回路38と比較回路40とに入力されるよう
に構成されている。
の被検眼角膜2によって反射された検出光を示してお
り、符号P2は変形量mだけ変形を受けたときの被検眼
角膜Cによって反射された検出光を示しており、ここで
は、検出光P1が光電変換器53の構成素子54のr1番目に
結像されている状態が示されており、検出光P2が構成
素子54のr2番目に結像されている状態が示されてい
る。光電変換器53からの時系列の出力信号は、検出回路
55に入力されており、この検出回路55は、各構成素子54
の番地情報に相当する電圧を出力する機能を有してい
る。この検出回路55の出力は計測回路24のサンプル・ア
ンド・ホールド回路38と比較回路40とに入力されるよう
に構成されている。
【0036】角膜2が変形量mだけ変形すると、検出光
の結像位置はΔrだけ変化するものであり、この結像位
置の変化Δrと変形量mとは対応関係にある。この結像
位置の変化Δrは電圧の差として把握されるものとな
る。
の結像位置はΔrだけ変化するものであり、この結像位
置の変化Δrと変形量mとは対応関係にある。この結像
位置の変化Δrは電圧の差として把握されるものとな
る。
【0037】すなわち、検出回路55の出力電圧に基づい
て角膜変形量データがサンプリングされるものである。
この実施例では、射出光学系として、微小のスポット光
を利用する構成としたが、円形パターン、格子状パター
ンを角膜に投影し、その変形量を検出する構成とするこ
ともできる。
て角膜変形量データがサンプリングされるものである。
この実施例では、射出光学系として、微小のスポット光
を利用する構成としたが、円形パターン、格子状パター
ンを角膜に投影し、その変形量を検出する構成とするこ
ともできる。
【0038】この実施例では、検出光学系としては、結
像位置の一次元的変化を利用する構成となっているが、
円形パターンの面積変化を検出する二次元的な構成とす
ることもできる。
像位置の一次元的変化を利用する構成となっているが、
円形パターンの面積変化を検出する二次元的な構成とす
ることもできる。
【0039】さらに、被検者が角膜性乱視眼である場合
には、角膜経線方向に沿って反射スポット光の位置、変
位量が異なるので、その場合には、角膜経線方向に沿っ
て、例えば、60度毎に変形検出光学系を配置するとよ
い。
には、角膜経線方向に沿って反射スポット光の位置、変
位量が異なるので、その場合には、角膜経線方向に沿っ
て、例えば、60度毎に変形検出光学系を配置するとよ
い。
【0040】次に本発明に係る非接触式眼圧計の実施例
3を図7ないし図9に基づいて説明する。
3を図7ないし図9に基づいて説明する。
【0041】この実施例では、流体放出手段1及び計測
回路24は前記実施例1のと同一構成のため、その図示は
省略する。射出光学系3は、光源56と集光レンズ57とス
リット板58と投影レンズ59とから大略構成されている。
光源56には、白熱電球が使用されており、光源56は集光
レンズ57の焦点位置に設けられており、スリット板58は
集光レンズ57と投影レンズ59との間に設けられており、
スリット板58には細長いスリット60が設けられており、
このスリット60を通過する検出光がスリット投影光61と
して投影レンズ59によって被検眼角膜2に向かって投影
される。被検眼角膜2は、このスリット投影光61により
切断される。
回路24は前記実施例1のと同一構成のため、その図示は
省略する。射出光学系3は、光源56と集光レンズ57とス
リット板58と投影レンズ59とから大略構成されている。
光源56には、白熱電球が使用されており、光源56は集光
レンズ57の焦点位置に設けられており、スリット板58は
集光レンズ57と投影レンズ59との間に設けられており、
スリット板58には細長いスリット60が設けられており、
このスリット60を通過する検出光がスリット投影光61と
して投影レンズ59によって被検眼角膜2に向かって投影
される。被検眼角膜2は、このスリット投影光61により
切断される。
【0042】検出光学系4は、観察顕微鏡構成とされて
おり、対物レンズ62と左眼光学系63と右眼光学系64とか
ら大略構成されている。左眼光学系63は、変倍光学系65
と結像レンズ66と正立光学系67と焦点板68と接眼レンズ
69とを有しており、右眼光学系64は、変倍光学系70と結
像レンズ71と正立光学系72と焦点板73と接眼レンズ74と
を有しており、角膜2のスリット状断面が測定者に観察
されるものとなっている。右眼光学系64には、変倍光学
系70と結像レンズ71との間に、ハーフミラー75がその右
眼光学系64の光軸に対して斜めに設けられている。角膜
2によって反射されたスリット投影光の一部は、このハ
ーフミラー75によって反射されるもので、反射方向先方
には、結像レンズ76とエリアセンサ77とが設けられてい
る。
おり、対物レンズ62と左眼光学系63と右眼光学系64とか
ら大略構成されている。左眼光学系63は、変倍光学系65
と結像レンズ66と正立光学系67と焦点板68と接眼レンズ
69とを有しており、右眼光学系64は、変倍光学系70と結
像レンズ71と正立光学系72と焦点板73と接眼レンズ74と
を有しており、角膜2のスリット状断面が測定者に観察
されるものとなっている。右眼光学系64には、変倍光学
系70と結像レンズ71との間に、ハーフミラー75がその右
眼光学系64の光軸に対して斜めに設けられている。角膜
2によって反射されたスリット投影光の一部は、このハ
ーフミラー75によって反射されるもので、反射方向先方
には、結像レンズ76とエリアセンサ77とが設けられてい
る。
【0043】この結像レンズ76とエリアセンサ77とは、
スリット投影光束に対してシャインプルフの原理を満足
するようにして配置されている。エリアセンサ77には、
面積型CCD が使用されており、このエリアセンサ77は少
なくとも3本の走査線を有している。対物レンズ62と左
眼光学系63と右眼光学系64とには、従来のスリットラン
プを使用でき、ハーフミラー75と結像レンズ76とエリア
センサ77とはケース78に収納して、オプション構成とす
ることができる。
スリット投影光束に対してシャインプルフの原理を満足
するようにして配置されている。エリアセンサ77には、
面積型CCD が使用されており、このエリアセンサ77は少
なくとも3本の走査線を有している。対物レンズ62と左
眼光学系63と右眼光学系64とには、従来のスリットラン
プを使用でき、ハーフミラー75と結像レンズ76とエリア
センサ77とはケース78に収納して、オプション構成とす
ることができる。
【0044】角膜2の断面位置は、左眼光学系63と右眼
光学系64とを使用して、測定者により所定の位置に調節
される。角膜2から反射されるスリット投影光は、結像
レンズ76により角膜断面像としてエリアセンサ77に結像
される。図8は、この角膜断面像を示すもので、符号C
1は角膜2が変形を受ける前の角膜断面像を示してお
り、符号C2は角膜2が変形量Δだけ変形を受けたとき
の角膜断面像を示し、L1,L2,L3は走査線を示して
おり、スタートスイッチを押すと、少なくとも3本の走
査線によってエリアセンサ77の構成素子が走査されるも
ので、この走査によって、どの構成素子に角膜断面像が
結像されているかという意味での結像位置が求められる
ものである。
光学系64とを使用して、測定者により所定の位置に調節
される。角膜2から反射されるスリット投影光は、結像
レンズ76により角膜断面像としてエリアセンサ77に結像
される。図8は、この角膜断面像を示すもので、符号C
1は角膜2が変形を受ける前の角膜断面像を示してお
り、符号C2は角膜2が変形量Δだけ変形を受けたとき
の角膜断面像を示し、L1,L2,L3は走査線を示して
おり、スタートスイッチを押すと、少なくとも3本の走
査線によってエリアセンサ77の構成素子が走査されるも
ので、この走査によって、どの構成素子に角膜断面像が
結像されているかという意味での結像位置が求められる
ものである。
【0045】ここでは、3個の結像位置S1,S2,S3が
求められ、これが結像位置信号として検出回路79に入力
され、この検出回路79により変形前の結像位置信号とし
て素子の番地情報に相当する電圧が計測回路24のサンプ
ル・アンド・ホールド回路38に入力されるものである。こ
の走査は、高速で行なわれるもので、結像位置は、角膜
2が変形を受けている過程においては、時々刻々と変化
するものであり、その変形過程における結像位置信号が
検出回路79に時々刻々と入力されるものであり、その検
出回路79からの出力電圧がサンプル・アンド・ホールド回
路38に入力されるものである。
求められ、これが結像位置信号として検出回路79に入力
され、この検出回路79により変形前の結像位置信号とし
て素子の番地情報に相当する電圧が計測回路24のサンプ
ル・アンド・ホールド回路38に入力されるものである。こ
の走査は、高速で行なわれるもので、結像位置は、角膜
2が変形を受けている過程においては、時々刻々と変化
するものであり、その変形過程における結像位置信号が
検出回路79に時々刻々と入力されるものであり、その検
出回路79からの出力電圧がサンプル・アンド・ホールド回
路38に入力されるものである。
【0046】すなわち、この検出回路79の出力電圧が角
膜変形量データとしてサンプリングされるものとなって
いる。なお、図8中、符号S1´,S2´,S3´は、角膜
2が変形量Δだけ変形したときの結像位置である。
膜変形量データとしてサンプリングされるものとなって
いる。なお、図8中、符号S1´,S2´,S3´は、角膜
2が変形量Δだけ変形したときの結像位置である。
【0047】ところで、被検眼角膜2の眼圧測定法とし
て、角膜自身が有する弾性力、涙液の眼圧測定への影響
を除去するために、被検眼角膜2を直径が3.06mmの円形
平面になるように圧平する圧平眼圧測定法があるが、こ
の圧平眼圧測定法を利用する場合には、結像位置S1″,
S2″,S3″が図9に示すように直線上に並んだときを
角膜所定変形位置として、そのときの流体の流圧をもと
に眼圧値を求めることができる。
て、角膜自身が有する弾性力、涙液の眼圧測定への影響
を除去するために、被検眼角膜2を直径が3.06mmの円形
平面になるように圧平する圧平眼圧測定法があるが、こ
の圧平眼圧測定法を利用する場合には、結像位置S1″,
S2″,S3″が図9に示すように直線上に並んだときを
角膜所定変形位置として、そのときの流体の流圧をもと
に眼圧値を求めることができる。
【0048】次に非接触式眼圧計の実施例4を図10に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0049】この実施例は、実施例2の変形例を示すも
のであって、変形前の角膜2の頂点O2からノズル筒部4
8の先端までの距離D1と等しい距離D2だけノズル筒部4
9の先端から圧力センサ素子23aを離間させて設け、角膜
2が受ける流圧に極力近づけて流体の流圧に対応する対
応圧力を検出する構成としたものであり、その他の構成
は実施例2と同一であるのでその説明は省略する。
のであって、変形前の角膜2の頂点O2からノズル筒部4
8の先端までの距離D1と等しい距離D2だけノズル筒部4
9の先端から圧力センサ素子23aを離間させて設け、角膜
2が受ける流圧に極力近づけて流体の流圧に対応する対
応圧力を検出する構成としたものであり、その他の構成
は実施例2と同一であるのでその説明は省略する。
【0050】
【効果】本発明は、以上説明したような構成としたの
で、角膜の所定変形後の空気の流圧の緩和を早めること
ができ、必要以上の過大な空気圧を被検者に与えること
がなく、被検者の負担の軽減を図ることができるという
効果を奏する。
で、角膜の所定変形後の空気の流圧の緩和を早めること
ができ、必要以上の過大な空気圧を被検者に与えること
がなく、被検者の負担の軽減を図ることができるという
効果を奏する。
【図1】本発明の実施例1の概略構成を示す全体図であ
る。
る。
【図2】図1に示す実施例の眼圧値換算手段である計測
回路のブロック図である。
回路のブロック図である。
【図3】図1に示す計測回路により確立される相関関数
のグラフである。
のグラフである。
【図4】図1に示す流体放出手段の詳細構成を示す断面
図である。
図である。
【図5】図2に示す計測回路に変形を加えたものによる
相関関数のグラフである。
相関関数のグラフである。
【図6】本発明の実施例2を示す要部構成図である。
【図7】本発明の実施例3を示す要部構成図である。
【図8】図7に示す実施例を説明するための説明図であ
って、湾曲状態の所定変形を受けた角膜断面像を破線で
示す図である。
って、湾曲状態の所定変形を受けた角膜断面像を破線で
示す図である。
【図9】図7に示す実施例を説明するための説明図であ
って、圧平状態の所定変形を受けた角膜断面像を二点鎖
線で示す図である。
って、圧平状態の所定変形を受けた角膜断面像を二点鎖
線で示す図である。
【図10】本発明の実施例4を示す要部構成図である。
1…流体放出手段 2…角膜 3…射出光学系(角膜変形検出手段) 6…シリンダー 10…ノズル筒部 12…ピストン 24…計測回路(弁駆動制御部) 47…電磁弁駆動回路(弁駆動制御部) 46…電磁弁(弁)
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダー内を進退動可能なピストンに
よりノズル部から被検眼角膜に対して圧力が時間ととも
に変化する空気を放出するための空気放出手段と、前記
被検眼角膜の変形を検出する角膜変形検出手段を有する
非接触式眼圧計において、 シリンダー内の空気を開放するための弁と、 前記角膜変形検出手段からの信号に基づき被検眼角膜が
所定変形したことを検出し、この検出信号に基づき弁を
開放するための弁駆動制御部とを設けたことを特徴とす
る非接触式眼圧計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076799A JPH08108B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 非接触式眼圧計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076799A JPH08108B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 非接触式眼圧計 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59242279A Division JPS61122839A (ja) | 1984-06-12 | 1984-11-19 | 非接触式眼圧計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067305A true JPH067305A (ja) | 1994-01-18 |
JPH08108B2 JPH08108B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=13615698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5076799A Expired - Lifetime JPH08108B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 非接触式眼圧計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08108B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5947898A (en) * | 1996-05-31 | 1999-09-07 | Nidek Co., Ltd. | Non-contact type tonometer |
US6985110B2 (en) | 2001-08-31 | 2006-01-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Antenna device, wireless communication terminal, external antenna and hand-strap |
JP2017055889A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 株式会社トーメーコーポレーション | 非接触式眼圧計 |
JP2018161217A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 株式会社トプコン | 眼科装置 |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP5076799A patent/JPH08108B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5947898A (en) * | 1996-05-31 | 1999-09-07 | Nidek Co., Ltd. | Non-contact type tonometer |
US6985110B2 (en) | 2001-08-31 | 2006-01-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Antenna device, wireless communication terminal, external antenna and hand-strap |
JP2017055889A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 株式会社トーメーコーポレーション | 非接触式眼圧計 |
JP2018161217A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 株式会社トプコン | 眼科装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08108B2 (ja) | 1996-01-10 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |