JP3548838B2 - 眼圧測定装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、被検眼の眼圧を測定することが可能な眼圧測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、眼圧測定装置として、被検眼に向けて空気を噴射して角膜を変形させ、この角膜からの反射光の光量と空気圧とから眼圧を測定するものが知られている。角膜が平圧されると反射光量が最大となるため、このときの空気圧から眼圧を求めることができる。
【0003】
このものでは、被検眼の角膜に向けてアライメント光を照射し、被検眼に対する装置本体の上下左右方向のアライメント、被検眼に対する装置本体の作動距離を調節して眼圧測定を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の眼圧測定装置は、アライメント指標光の情報に基づいてのみ作動距離の調整を行っていたので、作動距離の調節精度の向上を図り難いという問題がある。
また、従来の眼圧測定装置はこれにのみ専用の構成であるので、検査の効率が芳しくないという問題がある。
【0005】
【発明の目的】
この発明は、上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、作動距離の調節精度の向上を図ることができる眼圧測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に記載の眼圧測定装置は、上記の課題を解決するため、被検眼の角膜を変形させるために該角膜に向けて流体を噴射する流体噴射装置と、前記流体噴射装置の作動により変形された前記角膜からの反射光と前記流体噴射装置からの流体の噴射圧とに基づいて眼圧を測定する眼圧測定手段と、前記角膜からの反射光が導かれるラインセンサと、前記ラインセンサの各番地の素子の出力が入力される合焦判断回路とを備え、前記合焦判断回路は、前記角膜の表面による反射光のピークから前記角膜の裏面による反射光のピークまでの全ての信号を記憶するとともに前記角膜の裏面による反射光のピークの番地を検出し、合焦を判断した後に信号を送出して前記流体噴射装置及び前記眼圧測定手段を作動させることを特徴とする。
この発明の請求項2に記載の眼圧測定装置は、照明光源からの照明光を被検眼の角膜に向けて斜め方向から照射する照射光学系と、前記被検眼の角膜からの反射光が導かれるラインセンサと、前記ラインセンサの各番地の素子の出力が入力される合焦判断回路と、前記角膜を変形させるために該角膜に向けて流体を噴射する流体噴射装置と、前記流体噴射装置の作動により変形された前記角膜からの反射光と前記流体噴射装置からの流体の噴射圧とに基づいて眼圧を測定する眼圧測定手段とを備え、前記合焦判断回路は、前記角膜の表面による反射光のピークから前記角膜の裏面による反射光のピークまでの全ての信号を記憶するとともに前記角膜の裏面による反射光のピークの番地を検出し、合焦を判断した後に信号を送出して前記流体噴射装置及び前記眼圧測定手段を作動させることを特徴とする。
【0007】
【作用】
この発明にかかる眼圧測定装置によれば、角膜の表面からの反射光のピークと角膜の裏面からの反射光のピークとを利用して作動距離調整を行うことができる。
【0008】
【実施例】
次に、この発明の眼科測定装置(眼圧測定装置)の実施例を図1から図10に基づいて説明する。
【0009】
図1は眼科測定装置の光学系を示す平面図であって、符号1は被検眼Eの前眼部を観察する前眼部観察光学系である。前眼部観察光学系1は、カバーガラス200´、ハーフミラー2、301、対物レンズ3、ハーフミラー4、光路切り換えミラー5、CCD6から大略構成され、O1はその光軸である。被検眼Eの前眼部は前眼部照明光源7によって照明される。ハーフミラー2はアライメント光学系8の一部を構成している。
【0010】
アライメント光学系8は、図2に示すように、アライメント用光源9、ピンホール板10、投影レンズ11、絞り12、ハーフミラー13を有する。ピンホール板10は投影レンズ11の焦点に配置されている。ピンホール板10を透過したアライメント指標光は、投影レンズ11により平行光束とされる。アライメント指標光の一部は、ハーフミラー13を透過した後、ハーフミラー2で反射されて角膜Cに導かれる。ハーフミラー13は固視標投影光学系14の一部を構成している。
【0011】
カバーガラス200´には、流体噴射装置201の一部を構成する噴射ノズル200がハーフミラー2を貫通して光軸O1と同軸に設けられている。流体噴射装置201は、ロータリーソレノイド202、シリンダー203、ピストン204、圧力センサー205から概略構成される。また、カバーガラス200´、ハーフミラー13とハーフミラー2との間は気密室206になっている。気密室206と流体噴射装置201とはフレキシブルチューブ207により接続されている。なお、対物レンズ3を最も被検眼Eに近接した位置に設け、この対物レンズの光軸に沿ってノズルを貫通させる構成としてもよい。
【0012】
ロータリーソレノイド202は後述する噴射判断回路の判断結果に基づいて駆動され、ピストン204を押し上げて流体としての空気を噴射ノズル200を介して角膜Cに向けて噴射させ、角膜Cを所定量変形させる。なお、圧力センサー205はシリンダー室内の圧力を逐次検出しており、後述の圧平検出センサー304から検出される光量が所定値に達した時点で、ロータリーソレノイド202の駆動が停止される。噴射装置201の構造は、非接触眼圧計に使用される噴射装置と大略同一であるので、その詳細は割愛する。
【0013】
気密室206は、フレキシブルチューブ207を外すことによりアライメント光学系8、固視標投影光学系14と共に一体として取り外すことができる。流体噴射装置201の作動時、噴射される空気により被検眼から涙等が飛散し、噴射ノズル200やハーフミラー2が汚れる可能性がある。長期にわたる使用でこれらの部材が汚れた場合には、フレキシブルチューブ207を外して、気密室206を交換すればよい。
【0014】
固視標投影光学系14は、固視標光源17、ピンホール板18、複数の固視標を提示するための光学部材19、投影レンズ20を有する。固視標光源17は図示を略す装置本体の可動に連係しており、装置が被検眼に近付くに連れて輝度が低下するよう構成されている。
【0015】
固視標投影光学系14からの固視標光はハーフミラー13、ハーフミラー2を介してノズル200内を通り被検眼Eに導かれる。その際、固視標光は光学部材19の反射面19a、19bにおいて複数回反射されることにより、複数個の固視標が被検眼Eに提示される。アライメント調整は、被検者にその視度に応じた固視標を固視させつつ行われる。
【0016】
アライメント光束Kは図4に示すように噴射ノズル200の中を通して角膜Cの表面Tで反射され、角膜頂点Pと角膜曲率中心O3との間の中間位置に輝点像Rを形成する。角膜Cから反射されたアライメント光束の一部は、ハーフミラー2を透過して対物レンズ3により収束され、ハーフミラー4によって2つの成分に分離される。ハーフミラー4により反射された光束は、位置検出可能なセンサー等を用いた受光手段としてのアライメント検出センサー4´に導かれる。一方、ハーフミラー4を通過した光束は、光路切り換えミラー5が前眼部観察光学系1の光路から退避している場合にはCCD6に導かれて結像され、CCD6に輝点像が形成される。光路切り換えミラー5は、その一面が遮光面5a、他面が全反射面5bであり、常時は前眼部観察光学系1の光路から退避されている。
【0017】
アライメントパターン投影光学系21は、図1に示すように、アライメントパターン用光源22、アライメントパターン板23、投影レンズ24から概略なっている。アライメントパターン板23には円環状パターンが形成されている。ハーフミラー4は、アライメントパターン投影光学系21からの光束をCCD6側へ向けて反射させ、CCD6に円環状パターン像を形成する。
【0018】
CCD6は図示を略すモニター装置に接続され、モニター装置の画面25には図5に示すように被検眼Eの前眼部像26が表示される。また、円環状パターン像27も同様に表示される。角膜Cにより反射されて輝点像R´を形成する光束が円環状パターン像27の中央に位置するように図示省略の装置本体を上下(Y方向)、左右(X方向)に振らせてアライメント調整を行い、被検眼Eの眼球光軸O2と装置光軸O1とを合致させる。また、その装置本体を被検眼Eに対して前後(Z方向)にずらして作動距離を設定する。
【0019】
前眼部観察光学系1の両側には、照明光学系28と観察撮影光学系29とが設けられている。照明光学系28は被検眼Eの角膜Cに向けて斜め方向から照明光束を照射する。照明光学系28は、観察用の照明光源30、集光レンズ31、赤外フィルター31´、撮影用の照明光源32、集光レンズ33、スリット板34、投光レンズ35、光路長補正用光学部材35´を有する。照明光源30と照明光源32とは集光レンズ31に関して共役である。図1は内皮細胞観察時に光路中に光路長補正用光学部材35´が挿入された状態を示しており、可視光での撮影時には光路長補正用光学部材35´は照明光学系28の光路から退避される。
【0020】
照明光源30にはハロゲンランプが用いられ、照明光源32にはキセノンランプが用いられる。観察用の照明光束は、赤外フィルター31´が挿入されているので赤外光束となる。赤外光束は照明光源32の配設位置で一旦収束される。赤外光束は照明光源32から射出されたかのようにして集光レンズ33に導かれる。集光レンズ33により集光された赤外光束はスリット板34に導かれる。スリット板34には細長い長方形状のスリット36が形成されている。赤外光束はスリット36を通過して投光レンズ35に導かれる。アライメントが完了した状態では、スリット板34と角膜Cとは投光レンズ35に関してほぼ共役であり、角膜Cにはスリット光束が照射される。スリット光束は角膜Cをその表面Tから内部に向かって横切る。
【0021】
なお、照明光源30、集光レンズ31、赤外フィルター31´、照明光源32、集光レンズ33とからなる光源部は、図6に示すように配設してもよい。図6において、37はダイクロイックミラー、38、39は凹面反射鏡である。ダイクロイックミラー37は集光レンズ31とスリット板34との間に配設され、赤外光を透過させ、可視光を反射させる。
【0022】
観察撮影光学系29は、対物レンズ40、ハーフミラー41、マスク42、リレーレンズ43、ミラー44、変倍レンズ45、合焦レンズ46、光路切り換えミラー5から大略構成されている。光路切り換えミラー5はアライメント検出センサー4´とラインセンサ47との検出出力に基づいて前眼部観察光学系1の光路に自動的に挿入される。アライメントが完了した状態では、マスク42と角膜Cとは対物レンズ40に関してほぼ共役である。
【0023】
スリット光束は角膜Cにおいて反射される。その反射の状態を図7に示す。スリット光束の一部は空気と角膜Cとの境界面である角膜表面Tにおいてまず反射される。角膜表面Tからの反射光束Lの光量が最も多い。角膜内皮細胞Nからの反射光束Mの光量は相対的に小さい。角膜実質M´からの反射光束L´の光量が最も小さい。反射光束Mは対物レンズ40により集光されてハーフミラー41に導かれる。反射光束の一部はハーフミラー41により反射されて合焦状態検出センサーとしてのラインセンサ47に導かれる。また、ハーフミラー41を通過した反射光束はマスク42に導かれ、角膜内皮細胞Nを含めて角膜内皮細胞像がマスク42の配設位置に形成される。
【0024】
なお、マスク42は角膜内皮細胞像を形成する以外の余分の反射光束を遮光する役割を果たす。角膜内皮細胞像を形成する反射光束はリレーレンズ43、ミラー44、変倍レンズ45、合焦レンズ46を介して光路切り換えミラー5に導かれ、光路切り換えミラー5により反射されて、CCD6に結像される。画面25には角膜内皮細胞像48が図8に示すように表示される。なお、図8において、49はマスク42によって遮光されないとしたら角膜表面Tからの反射光束により形成される光像であり、50は角膜実質M´からの反射光束による光像である。
【0025】
角膜Cからの反射光に対してラインセンサ47は、図9(ロ)に示すように配置されており、反射光束の強度分布は図9(イ)に示すようなものとなる。図9(イ)において、符号Uは角膜Cの表面Tにおいて反射された反射光束によるピーク部である。符号Vは角膜Cの内皮細胞部分において反射された反射光束によるピーク部である。ピーク部Uは光像49に対応し、ピーク部Vは光像48に対応する。なお、ピークの検出には公知の手段を用いる。ラインセンサ47の各番地の素子の出力は図1に示すように合焦判断回路47´に入力される。
【0026】
合焦判断回路47´は図9(イ)に示すような、ピークU及びピークVの全ての信号を記憶し、演算処理することによりピークVの番地を判断する。そして、合焦判断回路47´はピーク部Vの番地Lがラインセンサ47の中心番地Qに一致するか否かを判断する。
【0027】
図示を略す装置本体を被検眼Eの前眼部に向かって離反接近させる(装置光学系をZ方向に移動させる)とピーク部Vの番地Lが移動する。装置本体はピーク部Vの番地Lが中心番地Qに一致するとき、角膜内皮細胞に焦点が合うように設計されている。ここで、番地Lが中心番地Qに一致したとき合焦判断回路47´は、撮影光源発光制御回路32´に向かって撮影信号S1を出力する。
【0028】
また、アライメント検出センサー4´は、その基準位置に反射光束が位置するか否かを検出し、基準位置に位置すると判断された場合には撮影信号S2を撮影光源発光制御回路32´へ出力する。
【0029】
撮影光源発光制御回路32´は、上記の撮影信号S1とS2とが共に入力されたときに照明光源32を発光させ、被検眼Eを照明して角膜内皮細胞像を自動的に撮影する。
【0030】
一方、撮影信号S1とS2は、噴射判断回路47″にも同時に入力され、噴射判断回路47″は、両信号が入力されてから照明光源32の発光時間Δtだけ遅延してロータリーソレノイド202に向かって駆動信号を出力する。これにより、ロータリーソレノイド202が駆動され、ピストン204が上昇して噴射ノズル200から空気が角膜Cに向けて吹き付けられ、角膜Cが圧平される。
【0031】
角膜Cが平圧されると、図3に示すように角膜Cから反射されるアライメント光が平行光となり、噴射ノズル200を通過し、その一部がハーフミラー2を透過してハーフミラー301により反射され、コンデンサレンズ302、ピンホール303を介して圧平検出センサー304に導かれる。
【0032】
眼圧測定回路400は、圧平検出センサー304からの出力と圧力センサー205からの情報とを受け、圧平検出センサー304の出力が最大となった時点での圧力センサー205からの情報に基づいて眼圧を求める。なお、眼圧測定回路400には、圧力センサー205から出力される情報を逐次検出する圧力検出回路と、検出された圧力から眼圧を求める演算回路とが設けられている。
【0033】
図10は、撮影した角膜内皮像と測定した眼圧測定値とを同一画面上に表示したモニター装置の画面である。
【0034】
以上の手順により、一回のアライメントで自動的に角膜内皮細胞を撮影し、眼圧を測定することができる。ただし、これらの撮影、測定をスイッチ等の切り替えにより別個に行なうようにしてもよい。また、上記実施例のように眼圧測定時の作動距離を角膜内皮からの反射光を受光するラインセンサ47の出力によらず、アライメント検出センサー4´により受光されるアライメント光の像の大きさで判断してもよい。
【0035】
なお、上記実施例では、圧平された角膜により反射されたアライメント光を受光することにより角膜の変形を検出して眼圧を測定しているが、角膜の変形を検出するためにはアライメント光学系を用いる他にも、図4に破線で示したように専用の投光光学系207と受光光学系208を設けてもよい。
【0036】
また、上記実施例では、角膜内皮細胞を撮影する際に角膜を自然状態で撮影する構成としている。ところが、角膜の厚さは薄いため、角膜内皮細胞を観察するためには倍率を高くしなければならずに焦点深度が浅くなり、かつ、角膜は曲率を持つため、撮影中心部にピントが合うよう設定すると、撮影周辺部ではピントがずれて撮影されるという不具合がある。
【0037】
そこで、流体噴射装置により角膜に流体を吹き付け、角膜をほぼ圧平させて観察・撮影すれば、撮影中心部から撮影周辺部までの広い範囲にわたってピントの良好な撮影像を得ることができる。また、この場合には、角膜内皮細胞の観察時に同時に眼圧の測定をすることもできる。
【0038】
流体噴射装置は、眼圧の測定のために必須の要素であるため、これを角膜内皮細胞の観察・撮影の際にも利用することにより、新たな手段を設けることなく角膜内皮細胞の観察・撮影の際のピントのずれをなくすことができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、角膜の表面からの反射光のピークと角膜の裏面からの反射光のピークとを検出でき、これを利用して作動距離調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる眼圧測定装置の実施例を示す光学系の説明図である。
【図2】実施例の装置のアライメント光学系、流体噴射装置、圧平検出光学系を示す図である。
【図3】図2と同様で角膜が圧平された状態を示す図である。
【図4】実施例の装置のアライメント指標光束の反射状態を示す図である。
【図5】前眼部像の表示状態を示す図である。
【図6】照明光学系の変形例を示す図である。
【図7】角膜におけるスリット光束の反射状態を示す図である。
【図8】この発明に係わる角膜内皮細胞像の説明図である。
【図9】角膜内皮細胞像とラインセンサに受光される光量との対応関係を示す図である。
【図10】撮影、および測定結果を表すモニター画面である。
【符号の説明】
28…照明光学系
29…観察撮影光学系
30、32…照明光源
32´…発光量制御回路
47…ラインセンサ(検出センサ)
200…噴射ノズル
201…流体噴射装置
400…眼圧測定回路
E…被検眼
C…角膜
N…角膜内皮細胞
Claims (2)
- 被検眼の角膜を変形させるために該角膜に向けて流体を噴射する流体噴射装置と、前記流体噴射装置の作動により変形された前記角膜からの反射光と前記流体噴射装置からの流体の噴射圧とに基づいて眼圧を測定する眼圧測定手段と、前記角膜からの反射光が導かれるラインセンサと、前記ラインセンサの各番地の素子の出力が入力される合焦判断回路とを備え、前記合焦判断回路は、前記角膜の表面による反射光のピークから前記角膜の裏面による反射光のピークまでの全ての信号を記憶するとともに前記角膜の裏面による反射光のピークの番地を検出し、合焦を判断した後に信号を送出して前記流体噴射装置及び前記眼圧測定手段を作動させることを特徴とする眼圧測定装置。
- 照明光源からの照明光を被検眼の角膜に向けて斜め方向から照射する照射光学系と、前記被検眼の角膜からの反射光が導かれるラインセンサと、前記ラインセンサの各番地の素子の出力が入力される合焦判断回路と、前記角膜を変形させるために該角膜に向けて流体を噴射する流体噴射装置と、前記流体噴射装置の作動により変形された前記角膜からの反射光と前記流体噴射装置からの流体の噴射圧とに基づいて眼圧を測定する眼圧測定手段とを備え、前記合焦判断回路は、前記角膜の表面による反射光のピークから前記角膜の裏面による反射光のピークまでの全ての信号を記憶するとともに前記角膜の裏面による反射光のピークの番地を検出し、合焦を判断した後に信号を送出して前記流体噴射装置及び前記眼圧測定手段を作動させることを特徴とする眼圧測定装置。
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