JPH0673009A - ピリジン誘導体、染料及び熱転写シート - Google Patents

ピリジン誘導体、染料及び熱転写シート

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JPH0673009A
JPH0673009A JP4141130A JP14113092A JPH0673009A JP H0673009 A JPH0673009 A JP H0673009A JP 4141130 A JP4141130 A JP 4141130A JP 14113092 A JP14113092 A JP 14113092A JP H0673009 A JPH0673009 A JP H0673009A
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Ryohei Takiguchi
良平 滝口
Hiroshi Eguchi
博 江口
Masaaki Kafuku
公明 加福
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鮮明,かつ優れた耐光性を示すを与える熱転
写法用の昇華性染料及び熱転写シートを提供する。 【構成】 一般式(A)又は(B)で表されるピリジン
誘導体,及び該ピリジン誘導体A又はBを任意のカップ
ラーにカップリングさせて得られる染料(たとえば式
(6−a)で表わされる染料)及び該染料を使用した熱
転写シート。 〔式中,ZはNH,NO,NO等のカップリング可
能な原子又は原子団;R,RはH,アルキル基,ア
リール基,アルコキシアルキル基,アルコキシカルボニ
ルアルキル基,アシル基,アシルアミノ基等;RはO
H,Cl,Br,CN,アルキル基,ホルシルアミノ
基,スルホニルアミノ基等;R,RはH,Cl,ア
ルキル基,アルコキシ基,(置換)アミノ基等;nは0
〜3の整数;をそれぞれ表わし,又R,Rはお互い
にあるいはX又はYと環を形成してもよい〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は染料中間体、染料及び熱
転写シートに関し、更に詳しくは発色濃度、鮮明性、耐
光性及び安全性等に優れた染料を与える中間体、染料及
び上記特性に優れた記録画像を形成することが出来る熱
転写シートの提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写方法が公知である
が、それらの中で昇華性染料を記録剤とし、これを紙等
の基材シートに担持させて熱転写シートとし、昇華性染
料で染着可能な被転写材、例えば、ポリエステル製織布
等に重ね、熱転写シートの裏面からパターン状に熱エネ
ルギーを与えて、昇華性染料を被転写材に移行させる昇
華転写方法が行われている。又、最近では上記昇華タイ
プの熱転写方式を使用して、紙やプラスチックフイルム
上に各種のフルカラー画像を形成する方法が提案されて
いる。この場合には加熱手段としてプリンターのサーマ
ルヘッドが使用され、極めて短時間の加熱によって3色
又は4色の多数の色ドットを被転写材に転移させ、該多
色の色ドットにより原稿のフルカラー画像を再現する。
この様に形成された画像は、使用する色材が染料である
ことから非常に鮮明であり、且つ透明性に優れている
為、得られる画像は中間色の再現性や階調性に優れ、従
来のオフセット印刷やグラビア印刷による画像と同様で
あり、且つフルカラー写真画像に匹敵する高品質の画像
が形成可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
上記熱転写方法における最も重要な問題として、形成さ
れた画像の発色濃度、鮮明性及び耐光性等の問題がある
が、これらの問題を十分解決した染料は未だ知られてい
ない。従って、本発明の目的は、昇華性染料を使用する
熱転写方法において、十分に濃度のある鮮明な画像を与
え、しかも形成された画像が優れた耐光性を示す染料及
び熱転写シートを提供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段)上記目的は
以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、下
記式A又はBで表されるピリジン誘導体、及び該ピリジ
ン誘導体A又はBを任意のカップラーにカップリングさ
せて得られる染料及び該染料を使用した熱転写シートで
ある。 【化8】 (式中、Zは水素原子、アミノ基、ハロゲン原子、ニト
ロ基、ニトロソ基等のカップリング可能な原子又は原子
団を表し、R又はRは夫々独立に水素原子、置換又
は非置換のアルキル基、ビニル基、アリル基、アリール
基、アルコキシアルキル基、アラルキル基、アルコキシ
カルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルコ
キシカルボキシアルキル基、置換基を有してもよいシク
ロアルキル基、置換基を有してもよいアシルアミノ基、
置換基を有してもよいアルキルスルホニルアミノ基、置
換基を有してもよいウレイド基、置換基を有してもよい
カルバモイル基、置換基を有してもよいスルファモイル
基、置換基を有してもよいオキシカルボニル基、置換基
を有してもよい複素環基、置換基を有してもよいアシル
基、置換基を有してもよいアミノ基又は置換基を有して
もよいスルホニル基を表し、RとRとは互いに環を
形成してもよく、又、R又はRはX又はYと環を形
成してもよい。Rは水酸基、ハロゲン原子、シアノ
基、置換又は非置換のアルキル基、アルキルホルミルア
ミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、ホルミルアミノ
基、アリルホルミルアミノ基、スルホニルアミノ基、ア
リルスルホニルアミノ基、カルバモイル基、スルファモ
イル基、アミノ基、カルボキシル基、アルコキシ基又は
ウレイド基を表し、nは0〜3の整数を表す。)
【0005】
【作用】特定の構造の染料を使用することによって、優
れた発色濃度、鮮明性及び耐光性に優れた記録画像を与
える熱転写シートが提供される。
【0006】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明のピリジン誘導体は
前記一般式A又はBで表され、例えば、2−クロル−5
−ニトロピリジン50g及びジエチルアミン150ml
を封管中に仕込み、120℃で7時間加熱し、析出した
結晶は純水を加えた後濾取して水洗し、メタノール30
0mlにて再結晶し、2−ジエチルアミノ−5−ニトロ
ピリジン53gを得た(収率86%、融点75〜76
℃)。上記の2−ジエチルアミノ−5−ニトロピリジン
40gを10%Pd−C2gを用いてメタノール1リッ
トル中で接触還元を行い、触媒を濾過後濾液を濃縮し、
32gの5−アミノ−2−ジエチルアミノピリジンを得
た(収率95%、オイル状)。
【0007】本発明の染料は上記のピリジン誘導体A又
はBを公知の任意のカップラーに公知の方法でカップリ
ングさせることによって得られ、下記一般式A´又はB
´で表される。
【化9】 (式中のR〜R、X、Y及びnは前記定義の通りで
あり、式中のAは任意のカップラーの残基を表す)。上
記染料の幾つかの合成法について具体的に例示する。 <合成例1>2−アセチルアミノ−4,6−ジクロロ−
5−メチルフェノール7gと5−アミノ−2−ジエチル
アミノピリジン5gをエタノール240mlに溶解さ
せ、撹拌しながら炭酸ナトリウム15.8gの水溶液8
0ml及び赤血塩11.9gの水溶液60mlを順次加
え室温で2時間撹拌した。その後水300mlを加え3
0分間撹拌した後、酢酸エチル400mlで抽出した。
有機層を分離し、水洗、乾燥後留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムで精製した後、エタノールから2回再結晶し
て0.5gの下記構造式の染料を得た。図3に得られた
染料の紫外可視吸収スペクトルを示す。
【0008】
【化10】 <合成例2>2−プロピルアミド−1−ナフトール5g
と5−アミノ−2−ジエチルアミノピリジン7.0gを
エタノール250mlに溶解させ、撹拌しながら炭酸ナ
トリウム15.8gの水溶液80ml及び赤血塩11.
9gの水溶液60mlを加え室温で2時間撹拌した。そ
の後水300mlを加え30分間撹拌した後、酢酸エチ
ル400mlで抽出した。有機層を分離し水洗、乾燥後
留去した。残渣をシリカゲルカラムで精製した後、エタ
ノールから2回再結晶して3.7gの下記構造式の染料
を得た。図4に得られた染料の紫外可視吸収スペクトル
を示す。
【0009】
【化11】 上記と同様の酸化縮合によって得られる染料のλma
x、モル吸光系数(ε)及び融点(mp)を表1〜表3
に例示する。 (1)下記構造の染料
【化12】
【0010】
【表1】 (2)下記構造の染料
【化13】
【0011】
【表2】 (3)下記構造の染料
【化14】
【0012】
【表3】
【0013】 表3続き
【0014】 表3の続き (4)下記構造の染料
【化15】 (式中のKは−N=N−を表し、R〜Rは水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換又は非置
換のアルキル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ
アルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコ
キシ基、シクロアルキル基又はアルコキシカルボキシア
ルキル基を表す。)
【0015】(4−a)下記構造の染料
【化16】 (式中のR〜R、X及びnは前記定義の通りであ
る。)上記の染料4−aの具体例及び後述の熱転写シー
トに用いた場合の性能を下記表4−aに例示する。
【表4−a】
【0016】 表4−aの続き
【0017】(4−b)下記構造の染料
【化17】 (式中のR〜R、X、Y及びnは前記定義の通りで
ある。)上記の染料4−bの具体例及び後述の熱転写シ
ートに用いた場合の性能を下記表4−bに例示する。
【0018】
【表4−b】
【0019】 表4−bの続き
【0020】(5)下記構造の染料
【化18】 (式中のRは水素原子、ハロゲン原子、置換又は非置
換のアルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ウレイド
基、カルバモイル基、スルファモイル基、−NHCOR
、−NHCSR、−NHCON(R)(R)、
−NHCSN(R)(R)、−NHCOOR、−
NHCSOR、−NHCONHR、−NHCSNH
、−NHSO、−NHSON(R)(R
)を表し、R又はRは水素原子、ハロゲン原子、
置換又は非置換のアルキル基、アリール基、ビニル基、
アリル基、シクロアルキル基、芳香族複素環基を表し、
とRとは環を形成してもよい。R〜Rは水素
原子、ハロゲン原子、置換又は非置換のアルキル基、ア
ルコキシ基、アミノ基、ホルミルアミノ基、アルキルホ
ルミルアミノ基、スルホニルアミノ基、アルキルスルホ
ニルアミノ基、ウレイド基、カルバモイル基、スルファ
モイル基又はカルボキシル基を表す。)
【0021】一般式5の染料の具体例及び後述の熱転写
シートに用いた場合の性能を下記表5に例示する。
【化19】
【0022】
【表5】
【0023】 表5の続き
【0024】 表5の続き
【0025】 表5の続き
【0026】 表5の続き
【0027】 表5の続き
【0028】 表5の続き
【0029】 表5の続き(5−a)
【0030】 表5の続き(5−a)
【0031】 表5の続き(5−a)
【0032】 表5の続き(5−a)
【0033】 表5の続き(5−a)
【0034】 表5の続き(5−a)
【0035】 表5の続き(5−a)
【0036】 表5の続き(5−b)
【0037】 表5の続き(5−b)
【0038】 表5の続き(5−b)
【0039】 表5の続き(5−b)
【0040】 表5の続き(5−b)
【0041】 表5の続き(5−b)
【0042】 表5の続き(5−b)
【0043】 表5の続き(5−c)
【0044】 表5の続き(5−c)
【0045】 表5の続き(5−c)
【0046】 表5の続き(5−c)
【0047】 表5の続き(5−c)
【0048】 表5の続き(5−c)
【0049】 表5の続き(5−c)
【0050】(6)下記構造の染料
【化20】 (式中のR〜Rは水素原子、ハロゲン原子、置換又
は非置換のアルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ウレ
イド基、−CON(R10)(R11)、−CSN(R
10)(R11)、−SON(R10)(R11)、
−COOR10、−CSOR10を表し、R10又はR
11は水素原子、ハロゲン原子、置換又は非置換のアル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、ビニル基、ア
リル基、シクロアルキル基又は芳香族複素環基を表し、
10とR11とは環を形成してもよい。)一般式6の
染料の具体例及び後述の熱転写シートに用いた場合の性
能を下記表6に例示する。
【0051】
【化21】
【0052】
【表6】
【0053】 表6の続き
【0054】 表6の続き
【0055】 表6の続き
【0056】 表6の続き
【0057】 表6の続き
【0058】 表6の続き
【0059】 表6の続き
【0060】 表6の続き(6−a)
【0061】 表6の続き(6−a)
【0062】 表6の続き(6−a)
【0063】 表6の続き(6−a)
【0064】 表6の続き(6−b)
【0065】 表6の続き(6−b)
【0066】 表6の続き(6−b)
【0067】 表6の続き(6−b)
【0068】 表6の続き(6−c)
【0069】 表6の続き(6−c)
【0070】 表6の続き(6−c)
【0071】 表6の続き(6−c)
【0072】(7)下記構造の染料
【化22】 (式中のKは−N=N−を表し、Rは水素原子、ハロ
ゲン原子、置換又は非置換のアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリル基、アリール基、アラルキル基又は芳香族
複素環基を表し、Rはシアノ基、ニトロ基、置換又は
非置換のホルミルアミノ基、スルホニルアミノ基、アル
コキシカルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル
基又はウレイド基を表す。)
【0073】一般式7の染料の具体例及び後述の熱転写
シートに用いた場合の性能を下記表7に例示する。 (7−1)
【化23】
【0074】
【表7】
【0075】 表7の続き
【0076】 表7の続き
【0077】 表7の続き (7−1−a K:−N
=N−)
【0078】 表7の続き (7−1−a K:−N
=N−)
【0079】 表7の続き (7−1−a K:−N
=N−)
【0080】 表7の続き (7−1−b K:−N
=N−)
【0081】 表7の続き (7−1−b K:−N
=N−)
【0082】 表7の続き (7−1−b K:−N
=N−)
【0083】 表7の続き (7−1−c K:−N
=N−)
【0084】 表7の続き (7−1−c K:−N
=N−)
【0085】 表7の続き (7−1−c K:−N
=N−)
【0086】(7−2)
【化24】
【0087】 表7の続き
【0088】 表7の続き
【0089】 表7の続き
【0090】 表7の続き(7−2−a K:−N=N
−)
【0091】 表7の続き(7−2−a K:−N=N
−)
【0092】 表7の続き(7−2−a K:−N=N
−)
【0093】 表7の続き(7−2−b K:−N=N
−)
【0094】 表7の続き(7−2−b K:−N=N
−)
【0095】 表7の続き(7−2−b K:−N=N
−)
【0096】 表7の続き(7−2−c K:−N=N
−)
【0097】 表7の続き(7−2−c K:−N=N
−)
【0098】 表7の続き(7−2−c K:−N=N
−)
【0099】(8)下記構造の染料
【化25】 (式中のZは水素原子又はシアノ基である。)一般式8
の染料の具体例及び後述の熱転写シートに用いた場合の
性能を下記表8に例示する。
【化26】
【0100】
【表8】
【0101】 表8の続き
【0102】 表8の続き
【0103】 表8の続き(8−a Z:H)
【0104】 表8の続き(8−a Z:CN)
【0105】 表8の続き(8−b Z:H)
【0106】 表8の続き(8−b Z:CN)
【0107】(9)下記構造の染料
【化27】 (式中のR又はRは水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、ニトロ基、置換又は非置換のアルキル基、アリー
ル基又は芳香族複素環基、ホルミルアミノ基、スルホニ
ルアミノ基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル
基、スルファモイル基を表す。)一般式9の染料の具体
例及び後述の熱転写シートに用いた場合の性能を下記表
9に例示する。
【化28】 (式中のR〜R、X、Y及びnは前記定義の通りで
ある。)
【0108】
【表9】
【0109】 表9の続き
【0110】 表9の続き(9−a)
【0111】 表9の続き(9−b)
【0112】(10)下記構造の染料
【化29】
【0113】(式中のKは−N=N−を表し、R又は
は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、ニ
トロ基、置換又は非置換のアルキル基、アリル基、アリ
ール基、アラルキル基、アルコキシアルキル基、アルコ
キシ基、複素環基、アラルキルアルコキシアルキル基、
カルバモイル基、スルファモイル基、オキシカルボニル
アルキル基、オキシカルボニル基、カルボキシアルキル
基、ホルミルアミノ基、スルホニルアミノ基、アミノ基
を表し、Rは水素原子、置換又は非置換のアルキル
基、アリル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ
アルキル基、アラルキルオキシアルキル基、アリルオキ
シアルキル基、アリールオキシアルキル基、アルコキシ
カルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、複素環
基、カルバモイル基、スルファモイル基、シクロアルキ
ル基を表す。)一般式10の染料の具体例及び後述の熱
転写シートに用いた場合の性能を下記表10に例示する
【0114】
【化30】
【0115】
【化31】
【0116】
【化32】
【0117】
【表10】(10−1−a K:−N=N−)
【0118】 表10の続き(10−2−a K:−N
=N−)
【0119】 表10の続き(10−3−a K:−N
=N−)
【0120】 表10の続き(10−1−b K:−N
=N−)
【0121】 表10の続き(10−2−b K:−N
=N−)
【0122】 表10の続き(10−1−c K:−N
=N−)
【0123】 表10の続き(10−2−c K:−N
=N−)
【0124】 表10の続き(10−3−c K:−N
=N−)
【0125】(11)下記構造の染料
【化33】 (式中のKは−N=N−を表し、R又はRは水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換又は非置
換のアミノ基、ホルミルアミノ基、スルホニルアミノ
基、アルキル基、アリル基、アリール基、アラルキル
基、アルコキシアルキル基、アラルキルオキシアルキル
基、アリルオキシアルキル基、アリールオキシアルキル
基、カルバモイル基、スルファモイル基、オキシカルボ
ニル基、複素環基を表し、Rは水素原子、置換又は非
置換のアルキル基、アリル基、アリール基、アラルキル
基、アルコキシアルキル基、アラルキルオキシアルキル
基、アリルオキシアルキル基、アリールオキシアルキル
基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアル
キル基、複素環基、カルバモイル基、スルファモイル
基、シクロアルキル基を表す。)一般式11の染料の具
体例及び後述の熱転写シートに用いた場合の性能を下記
表11に例示する。
【0126】
【化34】
【0127】
【化35】
【0128】
【表11】
【0129】 表11の続き
【0130】 表11の続き
【0131】 表11の続き
【0132】(12)下記構造の染料
【化36】 (式中のKは−N=N−を表し、R又はRは水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換又は非置
換のアミノ基、ホルミルアミノ基、スルホニルアミノ
基、アルキル基、アリル基、アリール基、アラルキル
基、アルコキシアルキル基、アラルキルオキシアルキル
基、アリールオキシアルキル基、カルバモイル基、スル
ファモイル基、オキシカルボニル基、複素環基、アルコ
キシカルボニルアルキル基を表し、Rは水素原子、置
換又は非置換のアルキル基、アリル基、アリール基、ア
ラルキル基、アルコキシアルキル基、アラルキルオキシ
アルキル基、アリルオキシアルキル基、アリールオキシ
アルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボ
キシアルキル基、複素環基、カルバモイル基、スルファ
モイル基、シクロアルキル基を表わす。)一般式12の
染料の具体例及び後述の熱転写シートに用いた場合の性
能を下記表12に例示する
【0133】
【化37】
【0134】
【表12】
【0135】 表12の続き
【0136】(13)下記構造の染料
【化38】 (式中のKは−N=N−を表し、Q´は炭素、水素、窒
素、酸素及び硫黄からなる環であり、例えば、下記の環
が挙げられる。)
【化39】 (式中のR又はRは水素原子、ハロゲン原子、水酸
基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アミド基、置換又
は非置換のアルキル基、アリル基、アリール基、アラル
キル基、アルコキシアルキル基、アルコキシ基、複素環
基、、オキシカルボニル基、カルボキシ基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、ホルミルアミノ基、スルホニ
ルアミノ基を表し、Rは水素原子、置換又は非置換の
アルキル基、アリル基、アリール基、アラルキル基、複
素環、アルコキシアルキル基、、オキシカルボニルアル
キル基、カルボキシアルキル基、カルバモイル基、スル
ファモイル基、シクロアルキル基を表し、mは0〜4の
整数を表す。)
【0137】
【化40】
【0138】一般式13の染料の具体例及び後述する熱
転写シートに用いた場合の性能を以下の表13に示す。
【表13】
【0139】 表13の続き
【0140】 表13の続き
【0141】 表13の続き13−2−a K:−N=
N−
【0142】 表13の続き13−2−a K:−N=
N−
【0143】 表13の続き13−2−b K:−N=
N−
【0144】 表13の続き13−2−b K:−N=
N−
【0145】 表13の続き 13−2−c K:−N
=N−
【0146】 表13の続き 13−2−c K:−N
=N−
【0147】(14)下記構造の染料
【化41】 (式中のKは−N=N−を表し、Q´は炭素、水素、窒
素、酸素及び硫黄からなる環であり、例えば、下記の環
が挙げられる。)
【0148】
【化42】 (Rは水素原子、置換又は非置換のアルキル基、アリ
ル基、アリール基、アラルキル基、複素環基、アルコキ
シアルキル基、オキシカルボニルアルキル基、カルボキ
シアルキル基、カルバモイル基、スルファモイル基、シ
クロアルキル基を表し、R又はRは水素原子、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換又は非置換のアミ
ノ基、ホルミルアミノ基、スルホニルアミノ基、ウレイ
ド基、アルキル基、アリル基、ビニル基、アリール基、
アラルキル基、アルコキシアルキル基、アラルキルオキ
シアルキル基、アリルオキシアルキル基、アリールオキ
シアルキル基、カルバモイル基、スルファモイル基、オ
キシカルボニル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニ
ルアルキル基、カルボキシアルキル基、複素環基、アル
コキシカルボキシアルキル基、チオアルキル基、メルカ
プト基、シクロアルキル基を表す。)
【0149】
【表14】(14の化合物全てに共通)
【0150】
【化43】
【0151】 表14の続き
【0152】
【化44】
【0153】 表14の続き
【0154】(15)下記の構造で表される染料
【化45】 (式中のR4〜R6は後に定義の通りである)
【0155】
【化46】
【0156】
【化47】
【0157】
【化48】
【0158】
【化49】
【0159】
【化50】
【0160】
【化51】
【0161】
【化52】
【0162】、R、Rの定義:水素原子、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換又は非置換のアル
キル基、アリル基、アリール基、アラルキル基、アルコ
キシアルキル基、アラルキルオキシアルキル基、チオア
ルキル基、アリルオキシアルキル基、アリールオキシア
ルキル基、カルバモイル基、スルファモイル基、オキシ
カルボニル基、アミノ基、ホルミルアミノ基、スルホニ
ルアミノ基、アルコキシカルボニルアルキル基、複素環
基、シクロアルキル基、アルキルチオ基、アルキルスル
フィニル基、アルキルスルホニル基。の定義 :水素原子、ハロゲン原子、置換又は非置換
のアルキル基、アリル基、アリール基、アラルキル基、
アルコキシアルキル基、アラルキルオキシアルキル基、
アリールオキシアルキル基、複素環基、シクロアルキル
基。の定義 :水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニト
ロ基、置換又は非置換のアルキルカルボニル基、アミノ
基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル基、
オキシカルボニル基、複素環カルボニル基、アリール
基、アリル基、置換又は非置換のアルキル基、アリル
基、カルバモイル基、ホルミルアミノ基、スルホニルア
ミノ基、スルファモイル基、シクロアルキル基。 一般式15の染料の具体例及び後述の熱転写シートに用
いた場合の性能を下記表15に例示する
【0163】
【表15】 15−1−a
【0164】 表15の続き 15−1−a
【0165】 表15の続き 15−1−b
【0166】 表15の続き 15−1−b
【0167】 表15の続き 15−1−c
【0168】 表15の続き 15−1−c
【0169】 表15の続き 15−2−a
【0170】 表15の続き 15−2−a
【0171】 表15の続き15−2−b
【0172】 表15の続き 15−2−b
【0173】 表15の続き 15−2−c
【0174】 表15の続き 15−2−c
【0175】 表15の続き 15−3−a
【0176】 表15の続き 15−3−b
【0177】 表15の続き 15−3−c
【0178】 表15の続き 15−4−a
【0179】表15の続き 15−4−a
【0180】 表15の続き 15−4−b
【0181】 表15の続き 15−4−b
【0182】 表15の続き 15−4−c
【0183】 表15の続き 15−4−c
【0184】 表15の続き 15−5−a
【0185】 表15の続き 15−5−a
【0186】 表15の続き 15−5−b
【0187】 表15の続き 15−5−c
【0188】 表15の続き 15−5−c
【0189】 表15の続き 15−5−c
【0190】 表15の続き 15−6−a
【0191】 表15の続き 15−6−a
【0192】 表15の続き 15−6−b
【0193】 表15の続き 15−6−b
【0194】 表15の続き 15−6−a
【0195】 表15の続き 15−6−c
【0196】 表15の続き 15−7−a
【0197】 表15の続き 15−7−a
【0198】 表15の続き 15−7−b
【0199】 表15の続き 15−7−b
【0200】 表15の続き 15−7−c
【0201】 表15の続き 15−7−c
【0202】(16)下記構造の染料
【化53】 (式中のKは=CH−、=C(CN)−又は=N−を表
し、R又はRは後に定義の通り) 一般式16の染料の具体例及び後述する熱転写シートに
用いた場合の性能を以下の表16に示す。
【化54】
【0203】
【表16】 16−a K:=N−
【0204】 表16の続き 16−a K:=N−
【0205】 表16の続き 16−a K:=CH−
【0206】 表16の続き 16−a K:=CH−
【0207】 表16の続き 16−b K:=N−
【0208】 表16の続き 16−b K:=N−
【0209】 表16の続き 16−b K:=CH−
【0210】 表16の続き 16−b K:=CH−
【0211】 表16の続き 16−c K:=N−
【0212】 表16の続き 16−c K:=N−
【0213】 表16の続き 16−c K:=CH−
【0214】 表16の続き 16−c K:=CH−
【0215】 表16の続き 16−a K:=C(C
N)−
【0216】 表16の続き 16−a K:=C(C
N)−
【0217】 表16の続き 16−b K:=C(C
N)−
【0218】 表16の続き 16−b K:=C(C
N)−
【0219】 表16の続き 16−c K:=C(C
N)−
【0220】 表16の続き 16−c K:=C(C
N)−
【0221】(17)下記構造の染料
【化55】 (式中のKは=CH−、=C(CN)−、=N−を表
し、Zは=O又は=C(CN)(R)を表し、Q´は
炭素、水素、窒素、酸素及び硫黄からなる環であり、
m:0〜2の整数を表し、例えば、下記の環が挙げられ
る。)
【化56】 (Rは同一又は異なってもよく、R又はRは後に
定義の通りであり、pは0〜4の整数を表す。)
【0222】一般式17の染料の具体例及び後述する熱
転写シートに用いた場合の性能を以下の表17に示す。
【化57】
【0223】
【化58】
【0224】
【化59】
【0225】
【化60】
【0226】
【化61】
【0227】
【化62】
【0228】
【表17】 17−1−a
【0229】 表17の続き 17−1−c
【0230】 表17の続き 17−2−b
【0231】 表17の続き 17−3−a
【0232】 表17の続き 17−3−b
【0233】 表17の続き 17−3−c
【0234】 表17の続き 17−4−a
【0235】 表17の続き 17−4−b
【0236】 表17の続き 17−4−c
【0237】 表17の続き 17−5−a
【0238】 表17の続き 17−5−c
【0239】 表17の続き 17−6−b
【化240】(18)下記構造の染料
【化64】 (式中のKは−N=N−を表し、mは0〜2の整数を表
す。)
【0241】
【化64】
【0242】
【表18】 18−1
【0243】 表18の続き 18−1
【0244】 表18の続き 18−1
【0245】 表18の続き 18−1
【0246】 表18の続き 18−2
【0247】 表18の続き 18−2
【0248】 表18の続き 18−2
【0249】 表18の続き 18−2
【0250】(19)下記構造の染料
【化65】 (式中のKは−N=Nを表し、Q´は何もないか或いは
炭素、水素、窒素、酸素及び硫黄からなる環であり、m
は0〜3の整数を表し、例えば、下記の環が挙げられ
る。)
【化66】 (R、R又はRは後に定義の通りで、同一又は異
なってもよく、pは0〜4の整数を表す) 一般式19の染料の具体例及び後述する熱転写シートに
用いた場合の性能を以下の表19に示す。
【0251】
【化67】
【0252】
【化68】
【0253】
【表19】 19−1−a K:−N=N−
【0254】 表19の続き 19−1−b K:−N
=N−
【0255】 表19の続き 19−1−c K:−N
=N−
【0256】 表19の続き 19−2−a K:−N
=N−
【0257】 表19の続き 19−2−b K:−N
=N−
【0258】 表19の続き 19−2−c K:−N
=N−
【0259】 表19の続き 19−3−a K:−N
=N−
【0260】 表19の続き 19−3−c K:−N
=N−
【0261】(20)下記構造の染料
【化69】 (式中のKは−N=N−を表し、Rは後に定義の通
り) 一般式20の染料の具体例及び後述する熱転写シートに
用いた場合の性能を以下の表20に示す。
【0262】
【化70】
【0263】
【化71】
【0264】
【表20】 20−1
【0265】 表20の続き 20−1
【0266】 表20の続き 20−1
【0267】 表20の続き 20−1
【0268】 表20の続き 20−2
【0269】 表20の続き 20−2
【0270】 表20の続き 20−3
【0271】 表20の続き 20−3
【0272】 表20の続き 20−3
【0273】(21)下記構造の染料
【化72】 (式中のKは=N−を表し、Q´は何もないか或いは炭
素、水素、窒素、酸素及び硫黄からなる環であり、mは
0〜4の整数を表し、例えば、下記の環が挙げられ
る。)
【0274】
【化73】
【0275】
【化74】
【0276】
【化75】
【0277】
【化76】
【0278】
【表21】 21−1−a K:=N−
【0279】 表21の続き 21−1−c K:=N
【0280】 表21の続き 21−2−a K:=N
【0281】 表21の続き 21−2−b K:=N
【0282】 表21の続き 21−2−c K:=N
【0283】 表21の続き 21−3−a K:=N
【0284】 表21の続き 21−3−b K:=N
【0285】 表21の続き 21−3−c K:=N
【0286】本発明の熱転写シートは以上の如き特定の
染料を使用することを特徴とし、それ以外の構成は従来
公知の熱転写シートの構成と同様でよい。前記の染料を
含む本発明の熱転写シートに使用する基材シートとして
は、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するもので
あればいずれのものでもよく、例えば、0.5〜50μ
m、好ましくは3〜10μm程度の厚さの紙、各種加工
紙、ポリエステルフイルム、ポリスチレンフイルム、ポ
リプロピレンフイルム、ポリスルホンフイルム、ポリカ
ーボネートフイルム、アラミドフイルム、ポリビニルア
ルコールフイルム、セロファン等であり、特に好ましい
ものはポリエステルフイルムである。
【0287】上記の如き基材シートの表面に設ける染料
担持層は、前記一般式(I)の染料を任意のバインダー
樹脂で担持させた層である。前記の染料を担持する為の
バインダー樹脂としては、従来公知のものがいずれも使
用出来、好ましいものを例示すれば、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、
ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル
系樹脂等が挙げられ、これらの中で特にポリビニルブチ
ラール及びポリビニルアセタールが、耐熱性、染料の移
行性等の点から好ましいものである。
【0288】本発明の熱転写シートの染料担持層は、基
本的には上記の材料から形成されるが、その他必要に応
じて従来公知と同様な各種の添加剤をも包含し得るもの
である。この様な染料担持層は、好ましくは適当な溶剤
中に前記の染料、バインダー樹脂その他の任意成分を加
えて各成分を溶解又は分散させて担持層形成用塗液又は
インキを調製し、これを上記の基材シート上に塗布及び
乾燥させて形成する。この様にして形成する担持層は、
0.2〜5.0μm好ましくは0.4〜2.0μm程度
の厚さであり、又、担持層中の前記の染料は担持層の重
量の5〜70重量%、好ましくは10〜60重量%の量
で存在するのが好適である。上記の如き本発明の熱転写
シートは、そのま迄熱転写用として十分に有用である
が、更にその染料担持層表面に粘着防止層、即ち離型層
を設けてもよく、この様な層を設けることにより、熱転
写時における熱転写シートと被転写材の粘着を防止し、
更に高い熱転写温度を使用し、一層優れた濃度の画像を
形成することが出来る。
【0289】この離型層としては、単に粘着防止性の無
機粉末を付着させたのみでも相当の効果を示し、更に、
例えば、シリコーンポリマー、アクリルポリマー、フッ
素化ポリマーの如き離型性に優れた樹脂から0.01〜
5μm、好ましくは0.05〜2μmの離型層を設ける
ことによって形成することが出来る。尚、上記の如き無
機粉体或いは離型性ポリマーは染料担持層中に包含させ
ても十分な効果を奏するものである。更に、この様な熱
転写シートの裏面に、サーマルヘッドの熱による悪影響
を防止する為に耐熱層を設けてもよい。
【0290】以上の如き熱転写シートを用いて、画像を
形成する為に使用する被転写材は、その記録面が前記の
染料に対して染料受容性を有するものであればいかなる
ものでもよく、又、染料受容性を有しない紙、金属、ガ
ラス、合成樹脂等である場合には、その少なくとも一方
の表面に染料受容層を形成すればよい。上記の如き本発
明の熱転写シート及び上記の如き被記録材を使用して熱
転写を行う際に使用する熱エネルギーの付与手段は、従
来公知の付与手段がいずれも使用出来、例えば、サーマ
ルプリンター(例えば、日立製、ビデオプリンターVY
−100)等の記録装置によって、記録時間をコントロ
ールすることにより、5〜100mJ/mm程度の熱
エネルギーを付与することによって所期の目的を十分に
達成することが出来る。
【0291】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りの無い限り重量基準である。 実施例 下記組成の染料担持層形成用インキ組成物を調製し、背
面に耐熱処理を施した6μm厚のポリエチレンテレフタ
レートフイルムに、乾燥塗布量が1.0g/mになる
様に塗布及び乾燥して本発明の熱転写シートを得た。 前記表の染料 3部 ポリビニルブチラール樹脂 4.5部 メチルエチルケトン 46.25部 トルエン 46.25部 但し、上記組成において染料が不溶な場合には、溶媒と
してDMF、ジオキサン、クロロホルム等を適宜用い
た。又、上記溶媒を使用しても十分には溶解しない場合
には、その濾液を使用した。
【0292】次に、基材シートとして合成紙(王子油化
製、ユポFPG#150)を用い、この一方の面に下記
の組成の塗工液を乾燥時10.0g/mになる割合で
塗布し、100℃で30分間乾燥して被転写材を得た。 ポリエステル樹脂(Vylon200、東洋紡製) 11.5部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(VYHH、UCC 製) 5.0部 アミノ変性シリコーン(KF−393 、信越化学工業製) 1.2部 エポキシ変性シリーコーン(X-22-343、信越化学工業製) 1.2部 メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン(重量比4:4:2 ) 102.0部
【0293】前記の本発明の熱転写シートと上記の被転
写材とを、夫々の染料担持層と染料受容面とを対向させ
て重ね合せ、熱転写シートの裏面からヘッド印加電圧1
1V、印字時間14.0msec.の条件でサーマルヘッド
で記録を行い、前記表の結果を得た。
【0294】比較例1〜5 実施例1における染料に代えて下記表22の染料を使用
し、他は実施例1と同様にして下記表22の結果を得
た。
【0295】
【表22】 比較例1=C.I.ディスパーズブルー14 比較例2=C.I.ディスパーズブルー134 比較例3=C.I.ソルベントブルー63 比較例4=C.I.ディスパーズブルー26 比較例5=C.I.ディスパーズバイオレット4 尚、前記における発色濃度は米国マクベス社製のデンシ
トメーターRD−918で測定した値である。耐光性
は、50KLuxのキセノンアーク光で24時間照射
後、画像のシャープさが変化しないものを○とし、僅か
にシャープさが失われたものを△とし、シャープさが失
なわれものを×とした。
【0296】変異原性試験 前記本発明の中間体から得られた染料の代表例と、ピリ
ジン環がフェニル環に代わっている以外は全く同一構造
の対照染料について同一の変異原性試験としてAmes
試験を行った。Ames試験は、サルモネラ菌TA15
38及びTA98をプレインキュベーション法により代
謝活性した状態(+×9mix)で行った。1プレート
当たりの染料濃度は、0〜5mgの5段階にし、溶媒対
照としてアセトンを用いた。毒性は溶媒対照に対するコ
ロニーの増加倍率の最大値により判定し、復帰変異コロ
ニーを溶媒対照の2倍以上増加させたものを陽性とし、
一方、2倍未満のものを陰性として下記結果を得た。
【0297】
【表23】
【0298】表23の続き
【0299】
【効果】以上の如き本発明によれば、特定の構造の中間
体とその中間体を原料とした染料を使用することによっ
て、優れた発色濃度、鮮明性及び耐光性に優れた記録画
像を与える熱転写シートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピリジン誘導体のH−NMRの結果を
示す図。
【図2】本発明のピリジン誘導体のH−NMRの結果を
示す図。
【図3】本発明の染料の可視吸収スペクトルを示す図。
【図4】本発明の染料の可視吸収スペクトルを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 213/77 487/04 136 7019−4C 138 7019−4C 139 7019−4C 144 7019−4C C09B 29/036 7306−4H 29/09 B 7306−4H 29/36 Z 7306−4H B 7306−4H A 7306−4H 53/00 Z 8619−4H 55/00 A 8619−4H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式A又はBで表されるピリジン誘導
    体。 【化1】 (式中、Zは水素原子、アミノ基、ハロゲン原子、ニト
    ロ基、ニトロソ基等のカップリング可能な原子又は原子
    団を表し、R又はRは夫々独立に水素原子、置換又
    は非置換のアルキル基、ビニル基、アリル基、アリール
    基、アルコキシアルキル基、アラルキル基、アルコキシ
    カルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルコ
    キシカルボキシアルキル基、置換基を有してもよいシク
    ロアルキル基、置換基を有してもよいアシルアミノ基、
    置換基を有してもよいアルキルスルホニルアミノ基、置
    換基を有してもよいウレイド基、置換基を有してもよい
    カルバモイル基、置換基を有してもよいスルファモイル
    基、置換基を有してもよいオキシカルボニル基、置換基
    を有してもよい複素環基、置換基を有してもよいアシル
    基、置換基を有してもよいアミノ基又は置換基を有して
    もよいスルホニル基を表し、RとRとは互いに環を
    形成してもよく、又、R又はRはX又はYと環を形
    成してもよい。Rは水酸基、ハロゲン原子、シアノ
    基、置換又は非置換のアルキル基、アルキルホルミルア
    ミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、ホルミルアミノ
    基、アリルホルミルアミノ基、スルホニルアミノ基、ア
    リルスルホニルアミノ基、カルバモイル基、スルファモ
    イル基、アミノ基、カルボキシル基、アルコキシ基又は
    ウレイド基を表し、nは0〜3の整数を表す。)
  2. 【請求項2】 請求項1のピリジン誘導体A又はBを任
    意のカップラーにカップリングさせて得られる染料。
  3. 【請求項3】 下記一般式(1)又は(2)で表される
    請求項2に記載の染料。 【化2】 (式中のR〜Rは水素原子、ハロゲン原子、置換又
    は非置換のアルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ウレ
    イド基、−CON(R10)(R11)、−CSN(R
    10)(R11)、−SON(R10)(R11)、
    −COOR10、−CSOR10を表し、R10又はR
    11は水素原子、ハロゲン原子、置換又は非置換のアル
    キル基、シクロアルキル基、アリール基、ビニル基、ア
    リル基、シクロアルキル基又は芳香族複素環基を表し、
    10とR11とは環を形成してもよい。) 【化3】 (式中のRは水素原子、ハロゲン原子、置換又は非置
    換のアルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ウレイド
    基、カルバモイル基、スルファモイル基、−NHCOR
    、−NHCSR、−NHCON(R)(R)、
    −NHCSN(R)(R)、−NHCOOR、−
    NHCSOR、−NHCONHR、−NHCSNH
    、−NHSO、−NHSON(R)(R
    )を表し、R又はRは水素原子、ハロゲン原子、
    置換又は非置換のアルキル基、アリール基、ビニル基、
    アリル基、シクロアルキル基、芳香族複素環基を表し、
    とRとは環を形成してもよい。R〜Rは水素
    原子、ハロゲン原子、置換又は非置換のアルキル基、ア
    ルコキシ基、アミノ基、ホルミルアミノ基、アルキルホ
    ルミルアミノ基、スルホニルアミノ基、アルキルスルホ
    ニルアミノ基、ウレイド基、カルバモイル基、スルファ
    モイル基又はカルボキシル基を表す。)
  4. 【請求項4】 下記構造式(3)又は(4)で表される
    請求項2に記載の染料。 【化4】 (式中のIは−COJ、−CONHJ、−CONHCO
    J、−SOJ、−SONHJ、−SONHCO
    J、−COOJ、−CSJ、−CSOJ又は−CSNH
    Jを表し、Jは水素原子、ハロゲン原子、置換又は非置
    換のアルキル基、アリール基、ビニル基、アリル基、シ
    クロアルキル基、アラルキル基、アルケニル基又は複素
    環基を表す。
  5. 【請求項5】 基材シート及び該基材シートの一方の面
    に形成された染料担持層からなり、該染料担持層に包含
    される染料が請求項2に記載の染料であることを特徴と
    する熱転写シート。
  6. 【請求項6】 染料が請求項3に記載の染料である請求
    項5に記載の熱転写シート。
  7. 【請求項7】 染料が下記一般式(5)〜(13)の染
    料である請求項5に記載の熱転写シート。 【化5】 【化6】 (式中のR、R、R、R又はRは水素原子、
    ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、ニトロ基、置換又は
    非置換のアルキル基、アリール基、アリル基、アラルキ
    ル基、アルコキシアルキル基、アルコキシ基、複素環
    基、アラルキルアルコキシアルキル基、カルバモイル
    基、スルファモイル基、オキシカルボニルアルキル基、
    オキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、ホルミル
    アミノ基、スルホニルアミノ基、アミノ基又はシクロア
    ルキル基を表し、Zは水素原子又はシアノ基を表し、E
    は窒素原子又は炭素原子を表し、mは0〜3までの整数
    を表す。)
  8. 【請求項8】 染料が下記一般式(14)〜(21)の
    染料である請求項5に記載の熱転写シート。 【化7】 (式中のR、R、R、R又はRは水素原子、
    ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、ニトロ基、置換又は
    非置換のアルキル基、アリール基、アリル基、アラルキ
    ル基、アルコキシアルキル基、アルコキシ基、複素環
    基、アラルキルアルコキシアルキル基、カルバモイル
    基、スルファモイル基、オキシカルボニルアルキル基、
    オキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、ホルミル
    アミノ基、スルホニルアミノ基、アミノ基又はシクロア
    ルキル基を表し、Zは水素原子又はシアノ基を表し、E
    は窒素原子又は炭素原子を表し、Qは炭素、水素、窒
    素、酸素及び硫黄からなる環を表し、Rは=O又は=C
    (CN)2 、=CH(CN)を表し、KはN又はCH
    を表し、RはH、CN又はアルキル基を表す。)
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