JPH067262B2 - 光可溶化組成物 - Google Patents

光可溶化組成物

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JPH067262B2
JPH067262B2 JP60178714A JP17871485A JPH067262B2 JP H067262 B2 JPH067262 B2 JP H067262B2 JP 60178714 A JP60178714 A JP 60178714A JP 17871485 A JP17871485 A JP 17871485A JP H067262 B2 JPH067262 B2 JP H067262B2
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明 梅原
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/72Photosensitive compositions not covered by the groups G03C1/005 - G03C1/705

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、平版印刷版、多色印刷の校正刷、オーバーヘ
ッドプロジェクター用図面、IC回路、ホトマスクの製
造に適する光可溶化組成物に関する。更に詳しくは、
(a)活性光線の照射により、酸を発生し得る化合物、及
び(b)酸により分解し得るシリルエーテル基を繰り返し
単位として含むポリマーを含有する新規な光可溶化組成
物に関する。
「従来の技術」 活性光線により可溶化する、いわゆるポジチブに作用す
る感光性物質としては、従来オルトキノンジアジド化合
物が知られており、実際平版印刷版、ホトレジスト等に
広く利用されてきた。このようなオルトキノンジアジド
化合物としては、例えば米国特許第2,766,118
号、同第2,767,092号、同第2,772,97
2号、同第2,859,112号、同第2,907,6
65号、同第3,046,110号、同第3,046,
111号、同第3,046,115号、同第3,04
6,118号、同第3,046,119号、同第3,0
46,120号、同第3,046,121号、同第3,
046,122号、同第3,046,123号、同第
3,061,430号、同第3,102,809号、同
第3,106,465号、同第3,635,709号、
同第3,647,443号の各明細書をはじめ、多数の
刊行物に記されている。
これらのオルトキノンジアジド化合物は、活性光線の照
射により分解を起こして5員環のカルボン酸を生じ、ア
ルカリ可溶性となることを利用したものであるが、いず
れも感光性が不十分であるという欠点を有する。これ
は、オルトキノンジアジド化合物の場合、本質的に量子
収率が1を越えないということに由来するものである。
オルトキノンジアジド化合物を含む感光性組成物の感光
性を高める方法については、今までいろいろと試みられ
てきたが、現像時の現像許容性を保持したまま感光性を
高めることは非常に困難であった。例えば、このような
試みの例として、特公昭48−12242号、特開昭5
2−40125号、米国特許第4,307,173号な
どの明細書に記載された内容を挙げることができる。
また最近、オルトキノンジアジド化合物を用いずにポジ
チブに作用させる感光性組成物に関して、いくつかの提
案がされている。その1つとして、例えば特公昭56−
2696号の明細書に記載されているオルトニトロカル
ビノールエステル基を有するポリマー化合物が挙げられ
る。しかし、この場合も、オルトキノンジアジドの場合
と同じ理由で感光性が十分とは言えない。また、これと
は別に媒触作用により活性化される感光系を使用し、感
光性を高める方法として、光分解で生成する酸によって
第2の反応を生起させ、それにより露光域を可溶化する
公知の原理が適用されている。
このような例として、例えば光分解により酸を発生する
化合物と、アセタール又はO、N−アセタール化合物と
の組合せ(特開昭48−89003号)、オルトエステ
ル又はアミドアセタール化合物との組合せ(特開昭51
−120714号)、主鎖にアセタール又はケタール基
を有するポリマーとの組合せ(特開昭53−13342
9号)、エノールエーテル化合物との組合せ(特開昭5
5−12995号)、N−アシルアミノ炭酸化合物との
組合せ(特開昭55−126236号)、主鎖にオルト
エステル基を有するポリマーとの組合せ(特開昭56−
17345号)及びシリルエーテル化合物との組合せ
(特開昭60−37549号、同60−121446
号)などを挙げることができる。これらは原理的に量子
収率が1を越える為、高い感光性を示す可能性がある
が、アセタール又はO、N−アセタール化合物の場合、
及び主鎖にアセタール又はケタール基を有するポリマー
の場合、光分解で生成する酸による第2の反応の速度が
遅い為、実際の使用に十分な感光性を示さない。またオ
ルトエステル又はアミドアセタール化合物の場合及び、
エノールエーテル化合物の場合、更にN−アシルイミノ
炭酸化合物の場合は確かに高い感光性を示すが、経時で
の安定性が悪く、長期に保存することができない。主鎖
にオルトエステル基を有するポリマーの場合も、同じく
高感度ではあるが、現像時の現像許容性が狭いという欠
点を有する。上記シリルエーテル化合物の場合、他の化
合物及びポリマーに比べ高感度であり、経時安定性に優
れてはいるが、実際に使用するには経時安定性が十分と
は言えない。
「発明が解決しようとする問題点」 本研究の目的は、これらの問題点が解決された新規な光
可溶化組成物を提供することである。即ち高い感光性を
有し、且つ経時での安定性が優れ長期に保存が可能な新
規な光可溶化組成物を提供することである。
本研究の別の目的は、製造が簡便で容易に取得できる新
規な光可溶化組成物を提供することである。
「問題点を解決するための手段」 本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を加えた結
果新規な光可溶化組成物を用いることで前記目的が達成
されることを見い出し本発明に到達した。
即ち本発明は、 (a)活性光線の照射により酸を発生し得る化合物、及び
(b)下記一般式(I)で示される、酸により分解し得る
シリルエーテル基単位を繰り返し単位として含み、現像
液中でのその溶解度が酸の作用により増大するポリマ
ー、を含有する光可溶化組成物を提供するものである。
より好ましくは、上記成分(b)が下記一般式(II)で示さ
れるポリマーである。
式中、Rは二価の脂肪族又は芳香族炭化水素基を示
す。好ましくは、親水性基、ウレタン基、ウレイド基、
アミド基、エステル基を有する2価の脂肪族又は芳香族
炭化水素を示す。
なお本発明でいう親水性基としては、具体的には下記に
示されるものがある。
前記の式中、lは1〜4の整数を示し、m、nは2以上
の整数、好ましくは2〜100の整数、更に好ましくは
2〜20の整数を示す。Rはアルキル、又は置換基を有
していてもよいフェニル基を示す。特に好ましい親水性
基は である。
一般式(I)のR、R、R′、R′は同一でも
相異していてもよく、それぞれ水素原子、アルキル、ア
ルケニル、置換基を有していてもよいアリールもしくは
アラルキル、又は−ORを示す。好ましくはアルキル
又は−OR、更に好ましくは炭素数1〜4個のアルキ
ル基を示す。Rは2価の脂肪族又は芳香族炭化水素を
示す。Rは置換基を有していてもよいアルキル、アリ
ール、もしくはアラルキル基を示す。好ましくは炭素数
1〜8個のアルキル、又は炭素数6〜15個のアリール
基を示す。またRとRが結合して脂肪族環又は芳香
族環の一部を形成してもよい。
は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル、
アリール、アラルキル、又はアシル基、もしくは を示す。好ましくは水素原子、炭素数1〜4個のアルキ
ル基、もしくは を示す。
a、bは0又は1を示す。nは正の整数、好ましくは1
〜500の整数を示す。また本発明に用いられる(b)の
ポリマーは、一般式(I)で示されるシリルエーテル基
単位を2種以上含有していてもよい。
本発明の(b)におけるポリマーの化合物例としては、次
に示すものが含まれる。
No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 No.9 No.10 No.11 No.12 No.13 No.14 No.15 No.16 No.17 No.18 No.19 No.20 No.21 No.22 No.23 No.24 なお具体例中のnは2以上の整数を示す。またx、yは
モル比を示し、化合物例No.14〜24では、x=5〜
90モル%、y=10〜95モル%を示す。本発明の
(b)におけるポリマーの分子量は、重量平均で500以
上、好ましくは1500〜100,000である。
これらの酸により分解し得るシリルエーテル基単位を少
なくとも1個有する化合物と組合せて用いる、本発明の
(a)における活性光線の照射により酸を発生し得る化合
物としては多くの公知化合物及び混合物、例えばジアゾ
ニウム、ホスホニウム、スルホニウム、及びヨードニウ
ムのBF 、PF 、AsF 、SbF 、S
iF −−、ClO などの塩、有機ハロゲン化合
物、オルトキノンジアジドスルホニルクロリド、及び有
機金属/有機ハロゲン化合物の組合せ物が適当である。
もちろん、米国特許第3,779,778号及び西ドイ
ツ国特許第2,610,842号の明細書中に記載され
た光分解により酸を発生させる化合物も本発明の組成物
として適する。更に適当な染料と組合せて露光の際、未
露光部と露光部の間に可視的コントラストを与えること
を目的とした化合物、例えば特開昭55−77742
号、同57−163234号の明細書に記載された化合
物も本発明の組成物として使用することができる。
上記光分解により酸を発生させる化合物の中で特にトリ
ハロメチル基が置換したs−トリアジン及びトリハロメ
チル基が置換したオキサジアゾール化合物が好ましい。
本発明の(a)における活性光線の照射により酸を発生し
得る化合物と、(b)における酸により分解し得るシリル
エーテル基単位を繰り返し単位として含むポリマーとの
割合は、好ましくは重量比で0.001:1〜2:1で
あり、好ましくは0.02:1〜0.8:1の範囲で使
用される。
本発明の光可溶化組成物は、上記活性光線の照射により
酸を発生し得る化合物と、酸により分解し得るシリルエ
ーテル基単位を繰り返し単位として含むポリマーの組合
せのみで使用することができるが、アルカリ可溶性樹脂
と混合して用いた方が好ましい。好適なアルカリ可溶性
樹脂には、ノボラック型フェノール樹脂が含まれ、具体
的には、フェノールホルムアルデヒド樹脂、o−クレゾ
ールホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾールホルムアル
デヒド樹脂などが含まれる。更に特開昭50−1258
06号公報に記されている様に上記のようなフェノール
樹脂と共に、t−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹
脂のような炭素数3〜8のアルキル基で置換されたフェ
ノールまたはクレゾールとホルムアルデヒドとの縮合物
とを併用すると、一層好ましい。アルカリ可溶性樹脂
は、感光性レジスト形成性組成物の全重量を基準として
約40〜約90重量%、より好ましくは60〜80重量
%含有させられる。
本発明の光可溶化組成物には必要に応じて、更に染料、
顔料、可塑剤及び前記酸を発生し得る化合物の酸発生効
率を増大させる化合物(所謂増感剤)などを含有させる
ことができる。好適な染料としては油溶性染料及び塩基
性染料がある。具体的には、オイルイエロー#101、
オイルイエロー#130、オイルピンク#312、オイ
ルグリーンBG、オイルブルーBOS、オイルブルー#
603、オイルブラックBY、オイルブラックBS、オ
イルブラックT−505(以上、オリエント化学工業株
式会社製)クリスタルバイオレット(CI4255
5)、メチルバイオレット(CI42535)、ローダ
ミンB(CI45170B)マラカイトグリーン(CI
42000)、メチレンブルー(CI52015)など
をあげることができる。
本発明の光可溶性組成物は、上記各成分を溶解する溶媒
に溶かして支持体上に塗布する。ここで使用する溶媒と
しては、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、メ
チルエチルケトン、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2−メ
トキシエチルアセテート、トルエン、酢酸エチルなどが
あり、これらの溶媒を単独あるいは混合して使用する。
そして上記成分中の濃度(添加物を含む全固形分)は、
2〜50重量%である。このうち、本発明の組成の好ま
しい濃度(固形分)は0.1〜25重量%である。ま
た、塗布量は用途により異なるが、例えば感光性平版印
刷版についていえば一般的に固形分として0.5〜3.
0g/m2が好ましい。塗布量が少くなるにつれ感光性は
大になるが、感光膜の物性は低下する。
本発明の光可溶性組成物を用いて平版印刷版を製造する
場合、その支持体としては、親水化処理したアルミニウ
ム板、たとえばシリケート処理アルミニウム板、陽極酸
化アルミニウム板、砂目立てしたアルミニウム板、シリ
ケート電着したアルミニウム板があり、その他亜鉛板、
ステンレス板、クローム処理網板、親水化処理したプラ
スチックフィルムや紙を上げることができる。
また印刷用校正版、オーバーヘッドプロジェクター用フ
ィルム第2原図用フィルムの製造に適する支持体として
はポリエチレンテレフタレートフィルム、トリアセテー
トフィルム等の透明フィルムや、これらのプラスチック
フィルムの表面を化学的あるいは物理的にマット化した
ものをあげることが出来る。ホトマスク用フィルムの製
造に適する支持体としてはアルミニウム、アルミニウム
合金やクロムを蒸着させたポリエチレンテレフタレート
フィルムや着色層をもうけたポリエチレンテレフタレー
トフィルムをあげることが出来る。またホトレジストと
して上記以外の種々の支持体、例えば銅板、銅メッキ
板、ガラス板上に本発明の光可溶化組成物を塗布して使
用される。
本発明に用いられる活性光線の光源としては例えば、水
銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ケミカ
ルランプ、カーボンアーク灯などがある。また高密度エ
ネルギービーム(レーザービーム又は電子線)による走
査露光も本発明に使用することができる。このようなレ
ーザービームとしてはヘリウム・ネオンレーザー、アル
ゴンレーザー、クリプトンイオンレーザー、ヘリウム・
カドミウムレーザーなどが挙げられる。
本発明の光可溶性組成物に対する現像液としては、珪酸
ナトリウム、珪酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム、第
二リン酸ナトリウム、第三リン酸アンモニウム、第二リ
ン酸アンモニウム、メタ珪酸ナトリウム、重炭酸ナトリ
ウム、アンモニア水などのような無機アルカリ剤の水溶
液が適当であり、それらの濃度が0.1〜10重量%、
好ましくは0.5〜5重量%になるように添加される。
また、該アルカリ性水溶液には、必要に応じ界面活性剤
やアルコールなどのような有機溶媒を加えることもでき
る。
「実施例」 以下、本発明を合成例、実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明の内容がこれにより限定されるものではな
い。
合成例1(化合物例No.3の合成) ジヒドロキシエチルハイドロキノン19.9g(0.1
00mole)、ピリジン17.4g(0.220mole)、
をメチルエチルケトン100mに溶解し、これにビス
(クロロジメチルシリル)エタン21.5g(0.10
0mole)のトルエン20m溶液を攪拌しながら滴下ロ
ートより30分間かけて添加した。添加後50゜Cにて、
5時間攪拌を続けた。生成した白色の塩(ピリジンの塩
酸塩)を別し、メチルエチルケトン溶液を3%重炭酸
ナトリウム水溶液100m、続いて飽和食塩水100
mにて洗浄した。これを無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た後、減圧下溶媒を留去させると淡褐色粘稠固体が得ら
れた。収量24.0g。NMRにより、その構造が化合
物例No.3であることを確認した。更にゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC、ポリスチレン標
準)により分子量を測定したところ重量平均でw=3
500であった。
合成例2(化合物例No.7の合成) 合成例1におけるジヒドロキシエチルハイドロキノンの
代わりにp−キシリレングリコール13.8g(0.1
00mole)を使用し、合成例1と同様に反応、後処理を
行った。無色粘稠固体、収量20.2g。NMRによ
り、その構造が化合物例No.7であることを確認し、G
PCにより分子量を測定したところw=5400であ
った。
合成例3(化合物例No.15の合成) 合成例1におけるジヒドロキシエチルハイドロキノンの
代わりに1,4−シクロヘキサンジオール5.81g
(0.0500mole)、及びテトラエチレングリコール
9.71g(0.0500mole)を使用し、合成例1と
同様に反応、後処理を行った。無色液体、収量23.3
g。NMRにより、その構造が化合物例No.15である
ことを確認し、GPCにより分子量を測定したところ
w=5800であった。
実施例1 厚さ0.24mmの2Sアルミニウム板を80゜Cに保った
第3燐酸ナトリウムの10%水溶液に3分間浸漬して脱
脂し、ナイロンブラシで砂目立てした後アルミン酸ナト
リウムで約10秒間エッチングして、硫酸水素ナトリウ
ム3%水溶液でデスマット処理を行った。このアルミニ
ウム板を20%硫酸中で電流密度2A/dmにおいて
2分間陽極酸化を行いアルミニウム板を作製した。
次に下記感光液〔A〕の本発明の化合物(b)の種類を変
えて、4種類の感光液〔A〕−1〜〔A〕−4を調整
し、この感光液を陽極酸化されたアルミニウム板の上に
塗布し、100゜Cで2分間乾燥して、それぞれの感光性
平版印刷版〔A〕−1〜〔A〕−4を作製した。このと
きの塗布量は全て乾燥重量で1.5g/mであった。
また感光液〔A〕−1〜〔A〕−4に用いた本発明の化
合物(b)は第1表に示す。
感光液〔A〕 次に比較例として下記の感光液〔B〕及び〔C〕を感光
液〔A〕と同様に塗布し、感光性平版印刷版〔B〕及び
〔C〕−1〜〔C〕−2を作製した。
感光液〔B〕 感光液〔C〕 〔C〕−1 重量平均分子量w=3200(GPC、ポリスチレン
標準) 〔C〕−2 重量平均分子量w=4800(GPC、ポリスチレン
標準) 乾燥後の塗布重量は全て1.5g/m2であった。感光
性平版印刷版〔A〕−1〜〔A〕−4、〔B〕、及び
〔C〕−1〜〔C〕−2の感光層上に濃度差0.15の
グレースケールを密着させ、30アンペアのカーボンア
ーク灯で70cmの距離から露光を行った。
本発明の優れた感光性を示す為に露光された感光性平版
印刷版〔A〕−1〜〔A〕−4、〔B〕、及び〔C〕−
1〜〔C〕−2をDP−4(商品名:富士写真フィルム
(株)製)の8希釈水溶液で25℃において60秒間浸
漬現像し、濃度差0.15のグレースケールで5段目が
完全にクリアーとなる露光時間を求めたところ第1表に
示すとおりとなった。
第1表からわかるように本発明の化合物を用いた感光性
平版印刷版〔A〕−1〜〔A〕−4はいずれも〔B〕、
〔C〕−1より露光時間が少く、感度が高い。また
〔C〕−2と比較して同程度の感度を有する。
なお第1表における本発明の化合物No.1、7、13、
17の分子量はGPC(ポリスチレン標準)でいずれも
w=4500〜7000であった。また化合物No.1
7ではx/yはモル比で50/50であった。
実施例2 本発明の優れた経時安定性を示す為、実施例1において
作製した感光性平版印刷版〔A〕−1〜〔A〕−4、
〔B〕、及び〔C〕−1〜〔C〕−2を温度45゜C、湿
度75%の条件下、3日間放置した。上記条件下、放置
前と3日間放置後の感光性平版印刷版〔A〕−1〜
〔A〕−4、〔B〕、及び〔C〕−1〜〔C〕−2の感
光層上に濃度差0.15のグレースケールを密着させ、
30アンペアのカーボンアーク灯で70cmの距離から3
0秒間露光を行った。露光された感光性平版印刷版
〔A〕−1〜〔A〕−4、〔B〕、及び〔C〕−1〜
〔C〕−2を実施例1に示した方法により現像し、温度
45゜C、湿度75%の条件下、放置前と3日間放置後に
おける各感光性平版印刷版の完全にクリアーとなるグレ
ースケールの段数の差を求めたところ、第2表に示すと
おりとなった。
第2表からわかるように本発明の化合物を用いた感光性
平版印刷版〔A〕−1〜〔A〕−4はいずれもグレース
ケールの段数差が〔B〕、〔C〕−2より小さく、経時
安定性が優れたものである。また〔C〕−1と比較して
同程度の経時安定性をする。
実施例1と合わせて、本発明の化合物を用いた組成物
は、高感度で且つ経時での安定性が優れたものであるこ
とがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)活性光線の照射により酸を発生し得る
    化合物、及び(b)下記一般式(I)で示される、酸によ
    り分解し得るシリルエーテル基単位を繰り返し単位とし
    て含み、現像液中でのその溶解度が酸の作用により増大
    するポリマー、を含有する光可溶化組成物。 式中、R、Rは2価の脂肪族又は芳香族炭化水素基
    を示す。R、R、R′、R′は同一でも相異し
    ていてもよく、それぞれ水素原子、アルキル、アルケニ
    ル、置換基を有していてもよいアリールもしくはアラル
    キル基、又は−ORを示す。Rは置換基を有してい
    てもよいアルキル、アリール、もしくはアラルキル基を
    示す。
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JPS6037549A (ja) * 1983-08-10 1985-02-26 Fuji Photo Film Co Ltd 光可溶化組成物
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JPS6052845A (ja) * 1983-09-02 1985-03-26 Japan Synthetic Rubber Co Ltd パタ−ン形成材料

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