JPH067247Y2 - リード線保持具 - Google Patents

リード線保持具

Info

Publication number
JPH067247Y2
JPH067247Y2 JP1989062500U JP6250089U JPH067247Y2 JP H067247 Y2 JPH067247 Y2 JP H067247Y2 JP 1989062500 U JP1989062500 U JP 1989062500U JP 6250089 U JP6250089 U JP 6250089U JP H067247 Y2 JPH067247 Y2 JP H067247Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
mounting surface
mounting
wire holder
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989062500U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH032987U (ja
Inventor
泰彦 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP1989062500U priority Critical patent/JPH067247Y2/ja
Publication of JPH032987U publication Critical patent/JPH032987U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH067247Y2 publication Critical patent/JPH067247Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、多数のリード線を取付け面に固定するため
のリード線保持具の改良に関する。
《従来の技術》 車両,電子機器などに用いられるワイヤーハーネス,す
なわちリード線は、電源部、または一方の機器側から車
体,機器の内部に沿って引き回され、分岐配線された状
態で該当する他方の機器側に接続される。
このため、リード線は他の部品との干渉を避けた形で車
体などの取付け面に添わせて配線する必要があり、系統
毎に多数のリード線を束ねて車体側に固定している。
この結束および固定のための構造としては、従来フィル
ム,絶縁テープ等からなる結束バンドで多数のリード線
を束ね、この状態で両面テープを介して前記バンドを車
体,機器本体側に固定していた。
しかしながら、この固定のための構造では以下に述べる
欠点があった。
《考案が解決しようとする課題》 まずこの構造では、リード線を束ねた状態ではそれぞれ
のリード線が平面状に配列されず、厚みを持ってしま
い、断面径が大きくなり、他部品と干渉しやすい欠点が
あり、束ねた状態で所要の断面厚みに設定することが難
しかった。
また、両面テープで取付け面に接着したのでは剥れ易
く、安定的な固定ができず、作業性,コスト面でも問題
があった。
この考案は以上の欠点を解決するものであって、その目
的は、多数のリード線を適宜の厚さに配列して束ね、こ
の状態で確実に取付け面側に固定できるようにしたリー
ド線の保持具を提供するものである。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、取付け部品の取
付け面との間にリード線を挟持する挟持プレートを備
え、該挟持プレートにはその両側に係止爪が設けられ、
前記リード線を前記取付け面との間に挟持するととも
に、取付け面側に設けられた係止段部に前記係止爪を係
合固定する合成樹脂製のリード線保持具であって、前記
挟持プレートは、前記係止爪との間に一体に形成され
て、前記係止段部間の長さやリード線の厚み変化による
寸法誤差を吸収可能なバネ部を有していることを特徴と
する。
《作用》 以上の構成によれば、バネ部を引き伸ばして各係止爪を
取付け部品の係止段部に引掛け係止することで挾持プレ
ートは取付け部品の取付け面に安定的に固定される。
この場合、挟持プレートの係止爪はバネ部の存在により
取付け面側の係止段部間に寸法誤差があっても、またリ
ード線の厚みが異なってもその係止段部に確実に係合固
定することが可能となる。
挾持プレートと取付け部品の取付け面の間隔を適宜設定
しておくことで、リード線は平面状から多段状態に配列
されて両者間の間隙に挾持固定される。
《実施例》 以下、この考案の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図はこの考案の第一実施例を示すもの
である。
1はパネル状の取付け部品、すなわち取付け板、2は取
付け板1の取付け面1aに固定されてこの取付け面に多
数条のリード線3を挾持状態に固定する弾力性に富む材
質の合成樹脂製のリード線保持具である。
リード線保持具2は、前記取付け面1aとの間にリード
線3を挾持する挾持プレート4と、挾持プレート4の長
手方向両側にあって、略O形をなして伸縮可能に一体化
された一対のバネ部5と、バネ部5の外側部中央に連接
片6を介して一体に形成された一対の爪片7(これは係
止爪の形態例である)とからなっている。
前記挾持プレート4の幅方向両側部には断面コ字形とな
るべく一対の立壁2aが突設されている。
この立壁2aは、前記取付け面1aと挾持プレート4と
の間の間隙を設定するもので、各リード線2の径に等し
い間隙dとなるようその高さが設定されている。
以上の構成は、取付け板1の長さL1がリード線保持具
2の全体長さL2よりやや大きめに設定され、リード線
3を取付け板1の長さ方向側面に沿って固定する場合を
示している。
すなわちこの構成では、リード線3を取付け板1の側面
に添わせた状態で、リード線保持具2の一方の爪片7を
取付け板1の長手方向一端部に形成された係止段部、す
なわちエッジ部1bに引掛け係止し、次いで他端側を引
っ張れば、第1図の円内に示すように、バネ部5が弾性
拡開し、取付け板1の他端側エッジ部1bに他方の爪片
7を引掛け係止することができる。
この両端係止状態では、前記各バネ部5に長手方向にリ
ード線保持具2を縮小しようとする力が常時加わり、こ
の緊縮力によって挾持プレート4を取付け面1aの側面
に保持する。
これによって、前記各リード線3は挾持プレート4と取
付け面1aとの間に形成された間隙dの内部に挾持さ
れ、第3図に断面して示すように、同一面状に一列に配
列された状態で取付け板1の側面に保持されるのであ
る。
次に第4図ないし第6図はこの考案の第二実施例を示し
ている。
図におけるリード線保持具10は、挾持プレート11の
幅方向両側に略O形をなしてバネ部12が形成され、こ
のバネ部12の外側部にそれぞれ爪片14が形成されて
いる。
そして、この実施例では取付け板1の幅W1よりもリー
ド線保持具10の幅W2がやや短めに設定されており、
一方の爪片14を取付け板1の幅方向一端側のエッジ部
1cに引掛け係止した状態でバネ部12を引き伸ばしつ
つ他方の爪片14を取付け板1の他方側エッジ部1cに
引掛け係止することでリード線保持具10は取付け板1
の側面に固定され、これの挾持プレート11と取付け面
1aとの間に多数のリード線5を挾持状態に固定する。
なお、第6図に断面して示すように、挾持プレート11
に形成される膨らみによって、リード線3は平面状だけ
でなく、ある程度積層された状態でも固定することがで
きる。
なお、各実施例ではバネ部および爪片をリード線保持具
の長手方向両側か幅方向両側のいずれかに設けてある
が、双方に設けるようにすれば、より固定が確実とな
る。
《考案の効果》 以上各実施例によって詳細に説明したように、この考案
に係るリード線保持具は、多数のリード線を取付け部品
の取付け面と挟持プレートの間に位置させて係止爪を取
付け部品の係止段部に係合固定することにより、リード
線は挟持プレートに覆われた状態で取付け部品の取付け
面との間に挟み込まれるので、従来の両面接着テープに
よる固定に比べて一旦固定した状態での剥れなどがな
く、強固で安定した状態で固定される。
この場合、取付け部品側である係止段部間の長さやリー
ド線の厚みにバラッキがあっても、係止爪との間に一体
に設けられたバネ部によってその寸法バラッキを吸収で
きる。したがって、このバネ部の存在により、取付け部
品と保持具における設計寸法の精度および加工精度を緩
和し、保持具に汎用性を付与できる。
また、この考案では、挾持プレートの取付け面に対する
間隔を適宜設定しておくことで、リード線は平面状から
多段状態までの配列を得ることができ、所要の断面厚み
でリード線を束ねることができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第3図はこの考案の第一実施例を示すもの
で、第1図はリード線保持具を取付け板に固定する以前
の状態を示す分解斜視図、第2図は同固定状態を示す斜
視図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図ない
し第6図はこの考案の第二実施例を示し、第4図
(a),(b)はリード線保持具を取付け板に固定する
以前の状態を示す斜視図、第5図は同固定状態を示す斜
視図、第6図は第5図のVI−VI線断面図である。 1……取付け板(取付け部品) 1a……取付け面 1b,1c……エッジ部(係止段部) 2,10……リード線保持具 3……リード線 4,11……挾持プレート 5,12……バネ部 7,14……爪片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付け部品の取付け面との間にリード線を
    挟持する挟持プレートを備え、該挟持プレートにはその
    両側に係止爪が設けられ、前記リード線を前記取付け面
    との間に挟持するとともに、取付け面側に設けられた係
    止段部に前記係止爪を係合固定する合成樹脂製のリード
    線保持具であって、 前記挟持プレートは、前記係止爪との間に一体に形成さ
    れて、前記係止段部間の長さやリード線の厚み変化によ
    る寸法誤差を吸収可能なバネ部を有していることを特徴
    とするリード線保持具。
JP1989062500U 1989-05-31 1989-05-31 リード線保持具 Expired - Lifetime JPH067247Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989062500U JPH067247Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 リード線保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989062500U JPH067247Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 リード線保持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH032987U JPH032987U (ja) 1991-01-11
JPH067247Y2 true JPH067247Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=31591707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989062500U Expired - Lifetime JPH067247Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 リード線保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH067247Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56163877U (ja) * 1980-05-09 1981-12-05
JPS5788982U (ja) * 1980-11-21 1982-06-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH032987U (ja) 1991-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200442540Y1 (ko) 와이어 하네스용 클립
JPH067247Y2 (ja) リード線保持具
JP3016173B2 (ja) フレキシブルフラットケーブル用取付装置
JPH07336066A (ja) コードクランプの固定構造
JP3127687B2 (ja) ハーネスサポート
JPH04209417A (ja) 可撓性平型導体ケーブルの折り曲げ固定取付構造
JPH10336859A (ja) ワイヤーハーネス取付構造
JP2587372Y2 (ja) 電線固定具
JP2006353000A (ja) ワイヤーハーネスの固定構造およびワイヤーハーネスの固定方法
JPH0240369Y2 (ja)
JP2558414Y2 (ja) クリップ
JPH0721984Y2 (ja) 懸吊部材用支持具
JPH0710672U (ja) ワイヤハーネス用クリップ
JPH0321156Y2 (ja)
JPH0241413Y2 (ja)
JPH0429282B2 (ja)
JP2006262649A (ja) ワイヤーハーネスの固定構造およびワイヤーハーネスの固定方法
JP2574966Y2 (ja) バンドクランプ
JPS6224876Y2 (ja)
KR200300804Y1 (ko) 와이어 하네스 고정용 일자클립
JPH0417403Y2 (ja)
JPS62408Y2 (ja)
JPH09250661A (ja) 線材の保持具
JPH0736532U (ja) 電線固定治具
KR200147738Y1 (ko) 다기능클립