JPH0672391B2 - スクリ−ンプレ−ト - Google Patents

スクリ−ンプレ−ト

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JPH0672391B2
JPH0672391B2 JP61085995A JP8599586A JPH0672391B2 JP H0672391 B2 JPH0672391 B2 JP H0672391B2 JP 61085995 A JP61085995 A JP 61085995A JP 8599586 A JP8599586 A JP 8599586A JP H0672391 B2 JPH0672391 B2 JP H0672391B2
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Inventor
英夫 吉田
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石川島播磨重工業株式会社
石川島産業機械株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は紙パルプ産業においてパルプスラリーより異物
例えば未解繊木質、未解繊紙片、プラスチック片、毛
髪、砂、金属片等を分離除去するスクリーンに使用され
るスクリーンプレートに関する。
<従来技術およびその問題点> 紙パルプ産業では0.3〜3.5%程度の濃度のパルプスラリ
ーから異物を除去するためスクリーンが使用される。
第3図および第4図にかかるスクリーンに使用される丸
孔スクリーンプレートを示している。第3図は平面図、
第4図は断面図であり、図中1はスクリーンプレート、
2は丸孔の目孔で、図のようにパルプスラリー入口側で
は小径で、出口側に向って拡径していて目詰りしにくく
なっている。3はスクリーパーブレード、7はランド部
分である。除塵効果を高めるためには目孔2の径を小さ
くせねばならないが、そうするとパルプスラリーの通過
量が減少するので処理量が低下してしまう。しかも近時
パルプスラリーの濃縮装置の簡略化や移送動力の低減化
のためスクリーンの高濃度処理が要求されているが、か
かる高濃度処理ではパルプスラリーがスクリーンプレー
トを通過しにくく、処理量が低下するとともにリジェク
ト量を多くせねばならないので良質繊維がリジェクト中
に排出される割合も多いという問題がある。尚ブレード
は第4図に示すように流体力学的にブレード3後縁部の
負圧により異物をスクリーン目孔2から吸い上げる形式
のものや第5図に示すように機械的に掻き取る形式のブ
レード3′がある。又スクリーンプレートは円筒状に形
成されたものや円板状に形成されたものがある。
高濃度であっても処理できかつスクリーンの通過量を増
大させるには、異物除去のためのブレード3の速度を増
すか、ブレード3の本数を増せばよいが、速度の増大は
必然的に駆動動力の増大をもたらすし、ブレード3の本
数を増すことは液流入路の干渉という問題を惹き起す。
そこでスクリーンプレート自体の形状を変えて通過量を
増加させる種々の試みがなされ、それなりの効果を挙げ
ている。例えば、 (1)第6図の断面図に示すように丸孔の目孔2の流れ
方向の下流側の縁が上流側の縁より低く形成され、スク
リーンプレートに沿って平行に流れてきたパルプ繊維の
先端が孔に入りやすいようにして通過量を増加させるよ
うにしたもの(特公昭53−25138号)や、 (2)第7図の断面図に示すように丸孔の目孔2が窪み
cの底面に設けられていて、スクリーンプレートに沿っ
て平行に流れてきたパルプ繊維の先端が孔に入りやすい
ようにして通過量を増加させるようにしたもの(特開昭
59−137594号)、 などがある。
しかしこれらの試みはそれなりの通過量の増大の効果が
あるものの目孔そのものの位置で乱流を起させているた
め目孔の縁部が摩耗し易く、開口寸法が増大して除塵効
率が低下することや、構造上深さがあまり大きくとれな
い(通常0.5〜0.7mm)ため流れ方向下流側の側壁bが速
やかに磨耗するので処理能力向上の効果の減退が早く、
これらの理由からスクリーンプレートの寿命が短い。
尚以上の説明において、スクリーンプレートの厚さtは
3〜8mm、丸孔の目孔の直径は0.5〜10mm、相隣り合う目
孔の間隔eは4〜15mm程度である。
<発明の目的> 本発明は従来技術のかかる問題点に鑑み案出されたもの
で除塵効率を高く維持しつつ、スクリーン通過量が大き
くかつ寿命の長い丸孔のスクリーンプレートを提供する
ことを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するため本発明のスクリーンプレートは
第1図および第2図に示すようにスクリーン目孔の入口
側のスクリーンプレート面Eに沿って移動するスクレー
パーブレード3により目詰りを除去される、丸孔スクリ
ーンプレート1においてスクリーン目孔の入口側のスク
リーンプレート面Eのランド部分7に多数の円形または
多角形の窪み4が設けられていることを特徴とするもの
である。
<作用> 一般に異物を含むパルプスラリーをスクリーンプレート
を通過させると第8図(a)図に示すようにパルプ繊維
はスクリーンの目孔を通過するが、スクリーンの目孔よ
り大きい異物は(b)図に示すように目孔の入口で捕捉
され、いわゆる除塵が行われる。異物は目孔を塞いで目
詰りを起し、次第にスクリーン通過量が減少するので、
これらを目孔から除去するため第4図または第5図に示
すようなブレード3まはた3′が使用され、除去された
異物はブレード3と平行な方向に移動してリジェクトと
して系外に排出される。
ところでパルプ繊維はスクリーンプレート近傍ではブレ
ードの作用によりブレードの移動方向に配向されている
ため、移動方向と直角方向に向いているスクリーンの目
孔を通りにくい傾向があり、スクリーンプレート近傍で
乱流を起してかかる繊維の配向に乱れを起してスクリー
ンプレート通過量を増加させようとする試みがなされ、
先に述べたように特公昭53−25138号、特開昭59−13759
4号等の発明が開示されている。
本発明は以上述べたようにスクリーンプレート近傍で乱
流を起してやるとともに、以下に述べる点に着目してな
されたものである。
即ちパルプ繊維の質量mと異物の質量Mとは後者が前者
の数倍ないし数十倍である。従って第9図に示すように
窪み4の影響によりパルプ繊維5と異物6が同じように
スクリーンプレート3から遠ざかる方向に同じ速度vで
はじき飛ばされたとしても、パルプ繊維5は運動量mvが
小さいのでスクリーン目孔を通る流れの影響ですぐにス
クリーンプレート1の方向に戻るのに対し異物6は運動
量Mvが大きいのでスクリーンプレート1の方向に戻ら
ず、窪み4と目孔2との位置関係を適当に選ぶことによ
り、異物6がスクリーンの目孔2を塞ぐ確率が少なくな
る。
<実施例> 以下本発明のスクリーンプレートを実際のスクリーンに
使用した場合の性能について従来の窪みのないスクリー
ンプレート(A)、本発明の円形の窪みのあるスクリー
ンプレート(B)の2種類のものを使用した場合の実験
データを比較しつつ説明する。
第10図は実験に使用されたスクリーンプレート(A)
(B)の平面図であり、第1表は実験データを示す。
第1表からわかるように一次スクリーンとして使用しリ
ジェクト率を通常の通り20%程度とって操業したときの
処理量は本発明の(B)形式のものを使用した場合
(A)形式のものに対し約1.6倍である。
尚、スクリーン処理量はリジェクト率に密接な関係があ
り、リジェクト率を低くして操業すると処理量が減ると
いう関係にある。そこで出口処理量をリジェクト率で割
った値はスクリーンの処理能力の重要な目安となるので
これをスクリーンの能力係数と名付けると、第1表の最
下欄で比較しているように(B)形式がはるかに優れて
いる。
尚かかる窪み4の寸法は第2表のような範囲にある。
又窪みの形状は円形に限らず多角形でもよく、窪みの底
の形も平面状であっても、円錐状であってもよい。
<発明の効果> 以上述べたように本発明のスクリーンプレートには以下
の効果がある。
(1)スクリーン目孔の中間のランド部分に円形または
多角形の多数の窪みを設けたので、異物が目孔から遠ざ
かる方向に移動し、目詰が起りにくくなるのでスクリー
ンプレートの通過流量が増加し、スクリーン処理量が増
加する。
(2)窪みの深さを十分大きくとれるので、窪みの側壁
が摩耗しにくく、スクリーンプレートの寿命が長い。
(3)目孔部分で乱流を起す形式のものに比べ、目孔の
摩耗による開口の変化が起りにくいのでスクリーンプレ
ートの寿命が長い。
(4)第6図および第7図に示す形式のものは、流れ方
向下流側の側壁により流れを部分的に堰止めて目孔に強
制的に流入させようとする作用があるためアクセプト側
に異物の混入する割合が多い、即ち分離効率が低いとい
う問題があるが本発明では処理量が増えても分離効率が
ほとんど低下しない。
(5)スクリーンプレートの強度上の問題があるので目
孔の数を増して処理量を増加させるのには限度がある
が、窪みはスクリーンプレートの強度をほとんど低下さ
せない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスクリーンプレートの平面図、第2図
は第1図のII−II矢視断面図、第3図は従来のスクリー
ンプレートの平面図、第4図は第3図のIV−IV矢視断面
図、第5図は第4図と同様の断面図で、スクレーパーブ
レードとして機械的に掻き取る形式のものを示す図面、
第6図は特公昭53−25183号に開示されたスクリーンプ
レート、第7図は特開昭59−137594号に開示されたスク
リーンプレート、第8図はスクリーンプレートのスクリ
ーニング作用を説明する説明図、第9図は本発明のスク
リーンプレートの作用を示す断面図、第10図は実験例の
スクリーンプレートの寸法を示す平面図である。 1……スクリーンプレート 2……目孔 3……スクレーパーブレード 4……窪み 5……ランド部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーン目孔の入口側のスクリーンプレ
    ート面に沿って移動するスクレーパーブレードにより目
    詰りを除去される丸孔スクリーンプレートにおいて、ス
    クリーン目孔の入口側のスクリーンプレート面のランド
    部分に多数の円形または多角型の窪みが設けられている
    ことを特徴とするパルプスラリー用のスクリーンプレー
    ト。
JP61085995A 1986-04-16 1986-04-16 スクリ−ンプレ−ト Expired - Fee Related JPH0672391B2 (ja)

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JPS62243896A JPS62243896A (ja) 1987-10-24
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