JPH11290724A - サイクロン分離装置及び同装置用ストレーナ - Google Patents

サイクロン分離装置及び同装置用ストレーナ

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JPH11290724A
JPH11290724A JP9759198A JP9759198A JPH11290724A JP H11290724 A JPH11290724 A JP H11290724A JP 9759198 A JP9759198 A JP 9759198A JP 9759198 A JP9759198 A JP 9759198A JP H11290724 A JPH11290724 A JP H11290724A
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disk
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Yoji Nagano
洋士 長野
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C5/00Apparatus in which the axial direction of the vortex is reversed
    • B04C5/12Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits
    • B04C5/13Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits formed as a vortex finder and extending into the vortex chamber; Discharge from vortex finder otherwise than at the top of the cyclone; Devices for controlling the overflow

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  • Cyclones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単体で、理想的な捕集率が得られるサイクロ
ン分離装置及び同装置用ストレーナを提供する。 【解決手段】 装置は、円筒部2の上蓋5に円筒部の中
央を垂下するストレーナSを設けてなる。ストレーナS
は、周壁に内外を貫通させる孔9を有する円筒体7の下
端面を遮蔽板8で遮蔽して構成され、円筒部2に生じる
旋回流体流のうち、ストレーナSの孔9に向かって流入
する流体に含まれる粒子を前記周壁で遠心方向に反射さ
せる。ストレーナは、周面に縦スリットと邪魔板とを円
周方向に交互に有する円筒体の下端部を、前記円筒体の
径よりも大きい径を有する円板で遮蔽してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイクロン分離装
置及び同装置用ストレーナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、サイクロン分離装置は、図1
0にサイクロン集塵器について示すように、垂直な円筒
部51と、その下端部に同心状に接続された垂直な円錐
部52とを有し、円筒部の周壁に接線方向の流入管53
を、円筒部51の中央上部と、円錐部52の下端頂点に
それぞれ排出管53、排出口54を有する容器で構成さ
れていて、流入管53から固体粒子を含む気体が円筒部
51に接線方向に流入すると、その勢いで内部に旋回気
流56が発生し、固体粒子は遠心力の作用で外壁に向か
って沈降し、外壁に沿って下降して下部排出口54から
ダストボックス5に収容され、粒子を除去された気体は
円筒部51の中央上部の排出管53から排出されるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のサイクロン集塵
機は、排出管53が下端部で開口され、円錐部52の中
が中空であるため、流入気流の風量又は風速条件によっ
ては、円筒部51の内部に生じる旋回気流56が一旦円
錐部52の周壁に沿って降下した後、円錐部52の中央
に竜巻状の上昇気流57を生じる場合があり、発生した
上昇気流は、円筒部51の上面中央の排出管53から排
出されるので、その際に、円錐部52の下部に沈降して
いた固体粒子の一部、とくに比重の小さい、微細な粒子
がその竜巻状の上昇気流57に吸引されて舞い上がり、
排出管53から流出してしまう。
【0004】従来のサイクロン分離装置は、上記のよう
に、円筒部51の中央上部の排出管53は下端部が開口
され、円錐部52は中空とされている単純な構造である
ため、捕集可能な固体粒子は、小さくとも10ミクロン
程度のものまでであり、これよりも径の小さな粒子は、
気体又は液体からの分離率が低く、5ミクロン以下の固
体粒子の捕集率は精々70%止まりである。また、大型
のサイクロンの場合は、遠心力の作用が少なく、微細粒
子の捕集効率が悪いので、小型のサイクロンを用いて捕
集率を高めるには、圧力損失を抑圧するため、複数段連
設する必要があった。その場合でも、微細粒子の場合
は、捕集率が90%を越えることは困難であった。その
ため、従来は、排出管の後段に、排出流体に残留してい
る固体粒子を化学的に除去するための除去装置を設ける
必要があり、設備コスト及び溶剤などの薬品コストがか
かる問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、単体のサイクロンで、理想的な捕
集率が得られるように改善されたサイクロン分離装置及
び同装置のためのストレーナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、サイクロンの円筒部の上部中央にストレ
ーナを垂設してなり、前記ストレーナは、周壁に内外を
貫通させる孔を有する円筒体の下端部を遮蔽して構成さ
れ、前記円筒部に生じる旋回流体流のうち、前記ストレ
ーナの孔に向かって流入する流体に含まれる粒子を前記
周壁で遠心方向に反らすものであることことを特徴とし
ている。上記構成により、流体に分散する固体粒子が流
入口からサイクロンの円筒部に接線方向に流入すると、
その勢いで内部に旋回流体流が発生し、固体粒子のうち
径の比較的大きい粒子は、遠心力の作用で外壁に向かっ
て沈降し、器壁に沿って下降するが、径の比較的小さな
粒子は、旋回流体流とともにストレーナの周囲を旋回し
ながら孔に向かう。流体は円筒体の周面から孔方向に急
激に曲進してその孔を通過するが、粒子は遠心力の作用
により、孔の方向に急激に曲進することはできず、遠心
方向に直進する。そのため、再び旋回気流に運ばれ、器
壁に沿って沈降する。また、ストレーナの下端部は遮蔽
されているので、円錐部の中央に強い竜巻現象が起きる
ことが効果的に抑制される。従って、粒子捕集率が向上
する。
【0007】ストレーナの下端部を円板で遮蔽し、その
円板の径を円筒体の径よりも大きくして、円板の周縁と
器壁の間に空隙を狭くすることが望ましい。このような
構成とした場合は、空隙から円錐部に降下する旋回流体
流から粒子が沈降しやすくなり、かつ、円錐部の中央に
生じやすい弱い竜巻現象により舞い上がる微粒子は、空
隙から円錐部に降下する流体流により再び円錐部に誘導
され、円筒部側に流出しないので、捕集率がさらに向上
する。ストレーナの中に、精密濾材を備えた場合は、非
捕集粒子の径が1ミクロン以下の場合でも、ほぼ100
%の捕集が可能である。
【0008】本発明に係るサイクロン分離装置用ストレ
ーナは、周面に多数の貫通孔を有する円筒体の下端部
を、前記円筒体よりも大きい径を有する円板で遮蔽して
なることを特徴としている。上記構成により、これを従
来のサイクロン分離装置の上部排出管の下端部に結合す
るだけで、サイクロン分離装置の捕集率を顕著に向上さ
せることができる。
【0009】ストレーナは、周面に縦スリットと邪魔板
とを円周方向に交互に有する円筒体の下端部を、前記円
筒体よりも大きい径を有する円板で遮蔽し、前記邪魔板
を、周面に沿った所定の円周方向に対向して凸面となる
断面円弧状に形成し、かつ、遠心方向に傾斜させた構成
とすることもできる。このような構成により、ストレー
ナの周面至近を旋回する気流に含まれる粒子が、邪魔板
により遠心方向に効率良く反射される。そして、ストレ
ーナは、容易安価に入手することができる。
【0010】ストレーナは、円筒の周壁の一部を円周方
向に等間隔をもって切除して縦スリットを形成し、残部
周壁を垂直軸回りに所定方向に所定角度ひねることより
邪魔板を形成した構成とすることもできる。このような
構成により、ストレーナを安価に量産できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る
サイクロン分離装置の一例の縦断面図、図2は同じく平
面図、図3は本発明に係るストレーナの一例の正面図、
図4は図3のA−A線断面図である。1はサイクロンの
器体であり、円筒部2の下端部に円錐部3の上端部を接
続して構成されている。円筒部2には、固体粒子を含む
流体を流入させる流入管4が接線方向に接続されてい
る。また、円筒部2の上面を閉鎖する蓋5の中央に、円
筒部2の中央から蓋5の外まで貫通する排出管6が設け
られている。
【0012】Sは本発明に基づいて新規に設けられたス
トレーナである。ストレーナSは、円筒体7と、その円
筒体の下端部を遮蔽する円板8とを有している。円筒体
7には周壁に多数の孔9が形成されている。孔9の形状
は特に限定されない。図1に示されている例は、図3,
4に示すように、円筒体7の周壁の一部を円周方向に等
間隔をもって切除して縦スリット状の孔9を形成し、残
部周壁を垂直軸回りに所定方向に所定角度ひねることよ
り邪魔板10を形成して、ストレーナSが製造されてい
る。しかし、製造方法は、とくに制限されない。例え
ば、図5に例示するように、矩形平板7´にプレス加工
により孔9と邪魔板10とを交互に形成し(a)、これ
を丸めて円筒体を形成し(b)、その円筒体の上下にそ
れぞれ短い円筒11,12を溶接又は嵌合などにより接
続して(c)もよい。
【0013】邪魔板10をひねる所定方向とは、ストレ
ーナの外周に発生する旋回流体流に対して、下流方向で
ある。これにより、ストレーナSの邪魔板10は、図6
に示すように、流入管4から円筒部2に接線方向に流入
されて生じる旋回流体流13のうち、ストレーナSの至
近周囲を旋回しながら孔9に向かう流体流13´に含ま
れる粒子を器壁方向、すなわち、遠心方向に反射する反
射面14となる。ストレーナSを上記のように円筒の周
壁に孔を形成し、残部周壁をひねることにより、邪魔板
10を形成する場合は、邪魔板10の外側面の全体が反
射面となるので、本発明の期待する効果が最もよく発揮
される。
【0014】しかし、流体から分離される粒子の径又は
比重が比較的大きい場合は、円筒7にその放射方向に貫
通するスリット状の孔を形成するだけで、残部周壁をひ
ねらない状態でも、粒子を流体から分離する効果が得ら
れる。また、粒子の径又は比重がさほど大きくない場合
は、残部周壁に形成される反射面14の面積が小さくと
も、所期の効果が得られる場合がある。その場合は、図
7(a)に例示するように、円筒7の残部周壁で構成さ
れる邪魔板10の旋回流体流の上流側端部に、すなわ
ち、孔9の下流側端部に、旋回流体流13に斜めに対面
するように面取りをして、反射面14を形成してもよ
い。この場合は、円筒の残部周壁をひねる加工を施す必
要がない。図7(b)に示すように、円筒7に形成され
る孔9を、放射線15に対して旋回流体流の下流方向に
傾斜させて形成する場合には、孔9に向かう流体流13
´に含まれる粒子を流体から分離する効果がより大にな
る。
【0015】以上では、円筒体7に縦スリット状の孔を
設けた好ましいストレーナの実施例について説明した
が、円筒体7には縦スリットに代えて、三角形、矩形、
楕円形又は円形などの孔を設けても、従来装置よりも格
段に高い捕集率が得られる。図8は、円筒体7の周壁の
一部を半円状に、その直径線に沿って外側に打出し加工
することにより、外周面から旋回流体流の下流方向に傾
斜する反射面14と同方向に貫通する孔9を形成した例
を示している。
【0016】本発明の好ましい実施の形態においては、
ストレーナSの下端部を閉鎖する円板8は、円筒体7よ
りも大きい径を有して、その周縁は円筒部2又は円錐部
3の内壁面に接近され、円板8の周縁と器壁との間に、
僅かな空隙15が形成されている。
【0017】円錐部3の下端部に設けてある排出口16
には、ダストボックス17が着脱自在に結合される。
【0018】ストレーナが図3.4及び図6の構成を有
する場合の作用を説明する。固体粒子を含む流体体が流
入管4から円筒部1に接線方向に流入すると、サイクロ
ン集塵器内には旋回流体流13が生じ、径又は比重の大
きい粒子は遠心力の作用により、器壁に沿って沈降し、
ストレーナSの下端部の円板8と器壁の間の空隙15か
ら円錐部3の中に降下堆積する。また、円板8よりも上
方に生じる旋回流体流に含まれる比重又は径が著しく小
さな粒子は、流体流とともにストレーナSの周面至近位
置を旋回しながらスリット状の孔9に向かう。流体は、
邪魔板10の下流側端部至近からスリット9に急激に曲
進してスリット9を通過する。しかし、粒子は、気体よ
りも比重が大きく、かつ、僅かでも径を有するので、邪
魔板10の下流側端部至近からスリット方向に曲進でき
ずに直進するため、邪魔板の反射面14に当たって器壁
方向、すなわち、遠心方向に反射される。従って、反射
された粒子は再び器内外側の旋回気流13とともに器壁
に沿って沈降され、ストレーナSの下端部の円板8と器
壁の間の空隙15から円錐部3の中に降下堆積する。こ
のようにして、このサイクロン集塵器は、ストレーナS
の邪魔板10による粒子に対する遠心力付与作用によ
り、捕集率が著しく向上される。
【0019】従来のサイクロンにおける上部排出管は、
下端部が閉鎖されていないために、流入管からの風量及
び風速によっては、円錐部の中央に竜巻現象が発生し、
そのために、折角円錐部の底部に堆積した微小粒子が竜
巻により舞い上げられて、上部排出管から排出されるこ
とが避けられなかったが、本発明においては、ストレー
ナの下端部が円板8により閉鎖され、かつ、その円板の
周縁が器壁に近接されているので、円錐部3の中央に強
い竜巻現象が発生することが抑圧される。円筒部2の中
から円板8と器壁の間の空隙15を下降する旋回流体流
13fに含まれる粒子は、その流体との比重差により円
錐部3内に沈下する。そして、円錐部3まで下降した旋
回流体流により発生する僅かな圧力差により、円錐部3
の下部から円板8に向けて上昇流体流13rが発生する
が、その上昇流体流は、円板8に遮られてストレーナS
の中に直接流入することはなく、円板8と器壁の間の空
隙15からストレーナSの方向に流出しようとする。し
かし、その上昇流体流13rに含まれる粒子は、円板8
と器壁の間の空隙15を円錐部3方向に流下する下降流
体流13fにより再び沈降され、円錐部3の底部に沈下
するに至る。従って、従来と異なり、竜巻現象による捕
集率の低下の問題が、完全に解消されている。
【0020】上記ストレーナの邪魔板10による遠心力
付与作用及び円板8による竜巻阻止作用の総和により、
例えば、半導体製造装置から発生する粉塵の捕集に適用
した場合は、1〜3ミクロンオーダの粒子まで効率的に
捕集することが可能になり、実験装置のテスト結果は、
1ミクロンオーダの粒子の場合で、捕集率97〜98%
であった。また、フライアッシュの集塵に適用した場合
は、11ミクロンまで捕集可能であり、捕集率は100
%であった。
【0021】上記ストレーナSは円筒体7を用いるの
で、図9に示すように、その円筒体7の中に、プリーツ
付き円筒状ペーパフィルタ等の1ミクロン以下の粒子捕
捉が可能な精密濾材Fを容易に備えることができる。こ
のような精密濾材Fを備えたストレーナを用いる場合
は、1ミクロンの粒子の捕集率が100%に向上する。
【0022】捕集対象物の粒径や比重によっては、スト
レーナSは、上部排出管6を取り去り、蓋5に直接取付
けても良いし、また、ストレーナSを蓋5に取付けた場
合に、ストレーナの下端部と器壁の間に、円錐部中央で
の竜巻現象による堆積微粒子の舞い上がりを防止するこ
とが可能な空隙が形成されるならば、ストレーナSの下
端部を閉塞する円板8は、ストレーナの径より大きくし
なくとも良い。従って、本発明は、このような場合の構
成も技術的範囲に含むものである。
【0023】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、旋回流
体流に残存して上部排出管から排出されようとする粒子
は、ストレーナによって遠心方向に反射されて、再び沈
降作用が得られる気流に乗せられるから、捕集効果が向
上する。また、ストレーナの下端部が閉鎖されているた
め、円錐部に生じることがある竜巻現象により舞い上げ
られる捕集粒子の流出が有効に防止される。従って、1
〜3ミクロン程度の微細粒子まで効率的な捕集が可能と
なり、捕集率が著しく向上した。
【0024】ストレーナの下端部を遮蔽する円板の径を
円筒体の径よりも大きくして、その円板の周縁と器壁の
間の空隙を狭くした場合は、円錐部の中央に発生するこ
とがある竜巻現象により円錐部の捕集粒子が舞い上がっ
ても、空隙を流下する気流や粒子により、その舞い上が
った粒子は、再び沈降される。従って、捕集率がさらに
向上する。
【0025】ストレーナの中に、精密濾材を備えた場合
は、1ミクロン以下の微細粒子も高率で捕集することが
可能である。
【0026】本発明に係るサイクロン集塵器用ストレー
ナは、周壁に多数の孔を有する円筒体の下端部を、前記
円筒体の径よりも大きい径を有する円板で遮蔽してなる
ので、これを従来のサイクロン集塵器の上蓋に結合する
だけで、サイクロン集塵器の捕集率を顕著に向上させる
ことができる。
【0027】また、トスレーナが、周壁の孔と邪魔板と
を有し、邪魔板が周面に沿った所定の円周方向に対向し
て凸面となる断面円弧状に形成され、かつ、遠心方向に
傾斜されている場合は、ストレーナの周面至近を旋回す
る流体流に含まれる粒子が、邪魔板により遠心方向に効
率良く反射される。そして、ストレーナは、容易安価に
入手することができる。
【0028】サイクロン集塵器用ストレーナが、円筒の
周壁の一部を円周方向に等間隔をもって切除して縦スリ
ットを形成し、残部周壁を垂直軸回りに所定方向に所定
角度ひねることより邪魔板を形成した構成を有する場合
は、ストレーナを安価に量産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサイクロン集塵器の一例の断面図
である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】本発明に係るストレーナの一例の正面図であ
る。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】ストレーナの製造方法の一例を示す説明図であ
る。
【図6】邪魔板の作用を説明する要部拡大断面図であ
る。
【図7】邪魔板の他の構造例及び作用を示す要部拡大断
面図である。
【図8】ストレーナの孔の他の例を示す斜視図である。
【図9】ストレーナのさらに他の例を示す断面図であ
る。
【図10】従来のサイクロン集塵器の断面図である。
【符号の説明】
1 器体 2 円筒部 3 円錐部 4 流入管 5 蓋 6 排出管 S ストレーナ 7 円筒体 8 遮蔽板 9 縦スリット 10 邪魔板 13 旋回流体流 14 反射面 15 空隙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイクロンの円筒部の上部中央にストレ
    ーナを垂設してなり、前記ストレーナは、周壁に内外を
    貫通させる孔を有する円筒体の下端部を遮蔽して構成さ
    れ、前記円筒部に生じる旋回流体流のうち、前記ストレ
    ーナの孔に向かって流入する流体に含まれる粒子を前記
    周壁で遠心方向に反らすものであることを特徴とするサ
    イクロン分離装置。
  2. 【請求項2】 ストレーナの下端部を円板で遮蔽し、そ
    の円板の径を円筒体の径よりも大きくして、前記円板の
    周縁と器壁の間に空隙を形成したことを特徴とする請求
    項1に記載されたサイクロン分離装置。
  3. 【請求項3】 ストレーナの中に、1ミクロン以下の粒
    子を捕捉する精密濾材を備えたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載されたサイクロン分離装置。
  4. 【請求項4】 周面に多数の貫通孔を有する円筒体の下
    端部を、前記円筒体よりも大きい径を有する円板で遮蔽
    してなるサイクロン分離装置用ストレーナ。
  5. 【請求項5】 周面に縦スリットと邪魔板とを円周方向
    に交互に有する円筒体の下端部を、前記円筒体よりも大
    きい径を有する円板で遮蔽してなり、前記邪魔板は、周
    面に沿った所定の円周方向に対向して凸面となる断面円
    弧状に形成され、かつ、遠心方向に傾斜されていること
    を特徴とするサイクロン分離装置用ストレーナ。
  6. 【請求項6】 円筒の周壁の一部を円周方向に等間隔を
    もって切除して縦スリットを形成し、残部周壁を垂直軸
    回りに所定方向に所定角度ひねることより邪魔板を形成
    してあることを特徴とする請求項4又は5に記載された
    サイクロン分離装置用ストレーナ。
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