JP2008214055A - サイクロン集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被輸送物が衝突することによるフィルタの損傷を抑制してフィルタの長期使用を可能にするとともに設置スペースの低減を図ることが容易であるサイクロン集塵装置を提供する。
【解決手段】サイクロン部20とサイクロン部20より排出された輸送気体を濾過するフィルタ部30とを備えた集塵装置7であり、フィルタ部30には、サイクロン部20より排出された輸送気体を濾過するための濾布33と、濾布33に対してサイクロン部20より排出された輸送気体の気体流が直接衝突することを抑制するバッフル板35とが設けられている
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば工場等で製品を加工する際に生じる加工屑等を輸送する輸送システムに設けられるサイクロン集塵装置に関するものである。
従来、工場等で製品を加工する際に生じる加工屑やセメント等の粉粒体等の被輸送物を所定箇所(たとえば貯蔵タンク)まで輸送する際に、輸送路内に圧送される空気等の気体に被輸送物を混合して輸送する輸送システムが広く利用されている。この輸送システムには、輸送気体を被輸送物と清浄空気とに分離して被輸送物を捕集するための集塵装置が設けられている。たとえば、特許文献1に開示される発明の集塵装置は、サイクロン方式の分離機とフィルタ方式の分離機とを備えており、粉粒体が混合された輸送気体からサイクロン方式の分離機によって粉粒体を分離・捕集するとともに、下流に位置するフィルタ式の分離機によって輸送気体中に残存する粉粒体を更に除去して清浄空気に浄化するものである。このように構成された特許文献1に開示される集塵装置によれば、輸送気体に混合される被輸送物の大部分がサイクロン方式の分離機によって捕集されてフィルタ式の分離機に到達する被輸送物の総量が抑制されるため、フィルタの目詰まりが抑制される。
特開2000−108037号公報
しかしながら、特許文献1の集塵装置においては、フィルタ式の分離機に到達する被輸送物の総量は抑制されるものの、サイクロン式の分離機では分離できない微細な被輸送物は、フィルタ式の分離機に到達するとともに、輸送気体の気体流にのって所定の速さでフィルタに衝突することになる。そのため、金属の加工屑等の硬質で且つ鋭利な形状を有するような物質を被輸送物として分離・捕集する場合には、被輸送物によってフィルタが損傷し易く、フィルタの寿命が短くなるといった問題がある。
また、工場敷地の有効利用の観点から輸送システムの大型化は避けなければならない。しかしながら、特許文献1の集塵装置を備えた輸送システムを採用した場合には、集塵装置としてサイクロン方式の分離機とフィルタ方式の分離機との2台の装置を設置する必要がある。そのため、工場内において充分な設置スペースを確保する必要があり、工場敷地の有効利用が図れなくなるといった問題も生じる。
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被輸送物が衝突することによるフィルタの損傷を抑制してフィルタの長期使用を可能にするとともに、装置を小型化してその設置面積の低減を図ることが容易であるサイクロン集塵装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明のサイクロン集塵装置は、被輸送物が混合された輸送気体から前記被輸送物を分離するサイクロン部と該サイクロン部より排出された輸送気体を濾過するフィルタ部とを備えたサイクロン集塵装置であって、前記フィルタ部には、前記サイクロン部より排出された輸送気体を濾過するためのフィルタ本体と、該フィルタ本体に対して前記サイクロン部より排出された輸送気体の気体流が直接衝突することを抑制する防壁部材とが設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、サイクロン部より排出される輸送気体はフィルタ本体に到達する前に防壁部材に衝突することで、その流速が抑えられるとともに、輸送気体から被輸送物が分離される。詳述すると、被輸送物が混合された輸送気体が防壁部材に衝突した際に、輸送気体は防壁部材を迂回するとともに、フィルタ本体を通過して該フィルタ本体内に進入する一方、被輸送物は防壁部材に張り付くか、又ははね返されて落下する。したがって、フィルタ本体に到達する被輸送物の総量が低減されるとともに、フィルタ本体に対する被輸送物の衝突力が緩和されるため、被輸送物として金属屑等の硬質で鋭利な形状の物質を輸送した場合においても、フィルタ本体と被輸送物との衝突を原因とするフィルタ本体の損傷を抑制することができる。
また、上記構成によれば、サイクロン部とフィルタ部とを一の装置内に備えているため、装置全体の小型化を実現することができる。
請求項2に記載の発明のサイクロン集塵装置は、請求項1に記載の発明において、前記防壁部材は、前記サイクロン部より排出された輸送気体の気体流によって揺動可能に設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、装置の稼動時には、防壁部材は断続的に揺動して防壁部材に張り付いた被輸送物が振り落とされる。これにより、防壁部材に多量の被輸送物が堆積することなく下方に落下するため被輸送物の回収が容易となる。
請求項3に記載の発明のサイクロン集塵装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記サイクロン部は、外筒体と、前記輸送気体を旋回させるための旋回室と該旋回室から前記フィルタ部へ輸送気体を導く案内室とに前記外筒体の内域を区画する内筒体とを備え、前記外筒体は、その内周面に内方へ向かって突出する突部を設けているとともに、前記輸送気体の一部を前記外筒体外へ排出するための孔部を設けていることを特徴とする。
上記構成によれば、被輸送物が混合された輸送気体が外筒体に設けられた突部に衝突すると、被輸送物は自重により落下する一方、輸送気体はその一部が孔部より外筒体外に排出される。そのため、サイクロン部における輸送気体と被輸送物との分離効率が向上する。
請求項4に記載の発明のサイクロン集塵装置は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記サイクロン部には、被輸送物が混合された輸送気体に伴って前記サイクロン部内に供給された液体を回収する液体回収機構が設けられており、前記液体回収機構は、前記サイクロン部内から前記液体回収機構側への前記液体の通過を許容する通過部と、該通過部を通過した前記液体を回収する液体受部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、被輸送物としてサイクロン部に供給された液体が液体回収機構によって回収される。そのため、サイクロン部により分離された被輸送物に液体が混在することはほとんどなくなる。したがって、上記構成のサイクロン集塵装置を採用する輸送システムにおいては、被輸送物から液体を分離して回収するための処理手段をサイクロン集塵装置とは別に設ける必要がなく、輸送システムの簡略化を図ることができる。
請求項5に記載の発明のサイクロン集塵装置は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記フィルタ本体は、前記フィルタ部内に横向きに配置された筒状の濾布を備え、前記防壁部材は、その揺動中心軸が前記濾布の軸線と平行となるように配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、濾布を横向きに配置したことによって、サイクロン集塵装置の高さ方向の大きさを抑制することが可能となる。また、濾布の軸線に対して、防壁部材をその揺動中心軸が平行となるように配置させているため、輸送気体に押されて防壁部材が揺動した際においても、輸送気体の進路変更を促す。したがって、進路変更されることなくフィルタ部へ流入する輸送気体にフィルタ本体がさらされることはなく、フィルタ本体と被輸送物との衝突を原因とするフィルタ本体の損傷をさらに抑制することができる。
本発明のサイクロン集塵装置によれば、被輸送物が衝突することによるフィルタの損傷を抑制してフィルタの長期使用を可能にするとともに設置スペースの低減を図ることができる。
以下、本実施形態のサイクロン集塵装置を図面に基づいて説明する。図6は、被輸送物を輸送気体に混合させて輸送する輸送システムの全体構成を概略的に示している。なお、本実施形態では、NC旋盤1を用いた金属製品の加工により生じた金属屑を被輸送物とする。このような金属屑の種類としては鉄、鋳鉄、鋳鋼、アルミニウム等が挙げられる。
本実施形態の輸送システムには、2つの輸送路2、3が並設されている。各輸送路2、3の最上流にはそれぞれ輸送装置4が配設されている。輸送装置4は、NC旋盤1から排出された金属屑を輸送路2、3側へ供給するものである。各輸送路2、3の最下流側には共通の吸引ブロワー5が配設されている。この吸引ブロワー5は、輸送気体の供給源となっている。本実施形態の輸送システムでは、各輸送装置4によりそれぞれ輸送路2、3側に供給された金属屑は、吸引ブロワー5により吸引されることで、負圧状態の輸送路2、3の下流側へ輸送される。
各輸送路2、3において、輸送装置4の近傍には切換バルブ6がそれぞれ設けられている。これにより、いずれの輸送路2、3に輸送気体を供給するかが各切換バルブ6の開閉によって選択されるようになっている。吸引ブロワー5の下流側(下方)には、輸送気体を金属屑と清浄空気とに分離して金属屑を捕集するためのサイクロン集塵装置(以下、集塵装置7という。)、及び捕集された金属屑を貯蔵するための貯蔵タンク8が設けられている。
以下、本実施形態の集塵装置7を図面に基づいて説明する。図1に示すように、集塵装置7は、上方を開口する箱状の下部ケーシング11と、その下部ケーシング11の上縁に固定された蓋板12を備えている。蓋板12の中央部には略長方形状の孔部12aが形成されているとともに、同孔部12aには、断面略L字状に形成された枠状の取付具13を介してホッパー21が取り付けられている。ホッパー21は、取付具13に固定されている上端部側ほどその断面積が大きくなるような漏斗状に形成されているとともに、図3に示すように、その上端縁の断面形状が略長方形状に、且つ下端縁の断面形状が略円形状になるように形成されている。
図1に示すように、ホッパー21の下端縁には円筒状の排出部14が設けられているとともに、排出部14は、下部ケーシング11の底壁に形成された排出孔11aに連結されている。なお、排出部14にはバルブ15が備えられており、このバルブ15は、バルブ15に接続されるバルブ制御手段41によりその開閉動作が制御されている。また、下部ケーシング11の底面には、キャスタ16が備えられており、集塵装置7を容易に移動させることができるように構成されている。
ホッパー21の内部には、筒体22が収容されており、筒体22は外筒体23及び内筒体24を備える二重筒構造を有している。外筒体23は、その両端部が開口する円筒形状に形成されているとともに、図3に示すように、その外周面に接続固定される支持部材25によってホッパー21内に固定されている。このとき、図1に示すとおり、外筒体23の上端部はホッパー21の上端縁よりも高い位置に位置決め固定されており、外筒体23の上端部がホッパー21の上端縁から突出するように固定されている。内筒体24は、下方に向かうほど先細に絞られた円錐台部分とその下端から下方に延びる円筒部分とからなる部材であって、外筒体23の内周面との間に所定の空間が形成されるように外筒体23の内側に配置される。なお、外筒体23と内筒体24とは、互いにその上端縁において接合固定される。また、外筒体23と内筒体24との間に形成される空間は、輸送気体を旋回させるための旋回室Sとして機能し、内筒体24の内側空間は、輸送気体を後述するフィルタ部30へ導く案内室Aとして機能する。
また、外筒体23には、金属屑に混合されて筒体22内に供給された液体を旋回室S側から筒体22外へ液体を通過させる通過部が設けられている。図5に示すように、本実施形態では、外筒体23はパンチングメタルで形成されており、外筒体23全面が通過部として機能する。なお、このパンチングメタルの孔の大きさは、金属屑は通過せずに液体のみを通過させる大きさに設定されている。また、外筒体23の外周部には有底の液体受部51が形成されているとともに、液体受部51に溜まった液体を集塵装置7の外部に排出するための液体抜き手段52が備えられている。この液体抜き手段52は、たとえば吸引ポンプやバルブ等によって構成される。本実施形態においては、外筒体23、液体受部51、及び液体抜き手段52により液体回収機構50が構成されている。
図4に示すように、外筒体23の内周面には、突部としてのジャマ板26が一定間隔毎に5枚設けられている。ジャマ板26は、その基端部が外筒体23の内周面に固着されているとともに、その先端部が旋回室Sに突出するように形成されている。ジャマ板26は、その基端部が旋回室Sを流れる輸送気体の旋回流Rの下流側に位置しているとともに、その先端部が旋回流Rの上流側に位置している。ジャマ板26の基端部から先端部にかけては、外筒体23の内周面とのクリアランスが徐々に大きくなっており、ジャマ板26の基端部から先端部にかけての延設方向が旋回流Rに対して交差するように傾斜している。
外筒体23においてジャマ板26の基端部が固着される位置から旋回流Rの上流側には外筒体23を内外に貫通する通気口27が設けられている。この通気口27は、外筒体23の内周面とジャマ板26とのクリアランスに押しやられた輸送気体を外筒体23の外方へ排出するように機能する。なお、この通気口27は、ジャマ板26の基端部に沿って外筒体23の軸方向に延びる略長方形状の孔であるとともに、外筒体23の周方向における通気口27の大きさは、ジャマ板26の突出高さよりも小さくなるように形成されている。
図3に示すように、外筒体23には輸送気体を筒体22内に取り込むための吸入路28が連結されている。この吸入路28は、外筒体23の接線方向に取付配置されており、吸入路28から吸入される輸送気体が内筒体24に対向しないように構成されている。吸入路28の一方の端部は外筒体23の中央上部に取り付けられているとともに、他方の端部は、下部ケーシング11及びホッパー21を貫通して外部に露出しており、輸送システムにおける輸送路に接続されている。本実施形態においては、ホッパー21及び筒体22によりサイクロン部20が構成されている。
また、図2に示すように、ホッパー21の上部には、エア噴射ノズル21aが設けられている。このエア噴射ノズル21aは、開閉弁(図示略)を介して下部ケーシング11内に配置された圧縮空気供給装置43に連結されている。このエア噴射ノズル21aは、ホッパー21の内側面に沿って、その側方及び下方に向けて圧縮空気を噴射可能に構成されている。なお、開閉弁及びエア噴射ノズル21aは、図示しない制御部に接続されており、制御部の指令によって開閉弁が開弁されてホッパー21内に圧縮空気が噴射される。本実施形態においては、エア噴射ノズル21a、開閉弁、圧縮空気供給装置43、及び制御部により払い落とし手段が構成されている。
図1及び図2に示すように、本実施形態の集塵装置7は、サイクロン部20の上方にフィルタ部30を備えている。フィルタ部30は、筒体22の上部に配置されて、取付具13上に固定される取付板31と取付板31の上面に配置される下方を開口する箱状のフィルタケーシング32とを有しており、取付板31の略中央部に形成された連通孔31aを通してサイクロン部20とフィルタ部30とが連通されている。
フィルタケーシング32内には、フィルタ本体としての濾布33が配設されている。濾布33は有底で円筒形状を成し、フィルタケーシング32の側壁に設けられたフィルタ装着部34に対して、その開口33aがフィルタケーシング32の外部に露出するように装着されている(図2参照。)。本実施形態においては、フィルタケーシング32内において、濾布33は横向きに配置されているとともに、水平方向に3本の濾布33が所定の間隔を空けて並設されている。
また、図2に示すように、各濾布33の下方、すなわち、サイクロン部20からフィルタ部30内に流入する輸送気体の上流側には、防壁手段としてのバッフル板35が設けられている。バッフル板35は、支持軸36に軸支され、この支持軸36は、フィルタ装着部34が設けられている側壁を含むフィルタケーシング32の対向する一対の側壁(図2において左右の側面)に形成された軸受37に対して回動可能に取り付けられている。また、支持軸36は、濾布33の真下、且つ該濾布33の軸線Lに対して平行となるように配置されている。
この支持軸36は、各濾布33の下方にそれぞれ配置されており、濾布33と同様に水平方向に3本の支持軸36が並設されている。図1の一点鎖線、及び図3の仮想線に示すように、この3本の支持軸36のうち、中央に位置する支持軸36は、内筒体24の軸線上において該軸線と直交するように配置されているとともに、外側に位置する支持軸36は、内筒体24の上端縁の真上に位置するように配置されている。
バッフル板35は、板状部材をくの字状に折曲げ形成した断面逆V字状の部材であって、その内角において支持軸36に固着されている。図1に示すように、バッフル板35の側端部間の離間長さXは、濾布33の径と等しく形成されているとともに、図2に示すように、バッフル板35の支持軸36方向の長さは、外筒体23の径よりも大きく形成されている。
図2に示すように、フィルタケーシング32におけるフィルタ装着部34が設けられた側壁には、開口33aを覆う箱状の接続ケーシング39が取り外し可能に固定されており、その内部にエア給排室Kを形成している。エア給排室Kには、下部ケーシング11内に配置された吸引ブロワー42が連結されており、エア給排室Kを介してフィルタ部30内、及びサイクロン部20内のエアを吸引可能に構成されている。吸引ブロワー42には、吸引したエアを集塵装置7の外部へ排出するための排出路17が連結されており、この排出路17は下部ケーシング11を貫通して配置されている。
また、エア給排室K内には、3つの濾布33の並設方向に延びるエア供給管38が設けられており、このエア供給管38は、開閉弁(図示略)を介して下部ケーシング11内に配置された圧縮空気供給装置43に連結されている。エア供給管38の周面には濾布33の開口33aと対向する位置にそれぞれノズル38aが設けられており、そのノズル38aは、エア供給管38を介して濾布33内に圧縮空気を噴射可能に構成されている。なお、開閉弁及び圧縮空気供給装置43は、図示しない制御部に接続されており、制御部からの指令によって開閉弁が開弁されて濾布33内に圧縮空気が噴射される。本実施形態においては、エア供給管38、開閉弁、圧縮空気供給装置43、及び制御部により目詰まり防止手段が構成されている。
次に、このように構成された集塵装置7を用いて、金属屑が混合された輸送気体から金属屑を分離・捕集する態様を説明する。NC旋盤1を用いた金属加工により生じた金属屑は、輸送装置4により輸送路2、3内に供給される。輸送路2、3内を輸送される金属屑は、輸送気体とともに吸入路28から旋回室Sに吸入される。
図4に示すように、金属屑が混合された輸送気体は、旋回室S内を上方から見て反時計回りに旋回しながら次第に下降する旋回流Rとなってサイクロン部20内を流れる。このとき、輸送気体に混合された金属屑は、旋回流Rが引き起こした遠心力により旋回流Rの外側に移行するとともに外筒体23の内周面に沿って集められ、筒体22内を落下していく。そして、金属屑はホッパー21に案内されてその下部に蓄積する。
なお、ホッパー21内に蓄積された金属屑は、バルブ15を開放することによって、排出部14及び排出孔11aを介して集塵装置7外へ排出される。本実施形態では、バルブ15の開閉動作は、バルブ制御手段41によって制御されており、一定時間毎、或いは所定量の金属屑が蓄積した際にバルブ15が開放される。
また、本実施形態においては、外筒体23の内周面に、旋回流Rに対して対向するようにジャマ板26が突設されており、ジャマ板26に対して旋回流Rの一部が衝突するように構成されている。ジャマ板26に対して旋回流Rが衝突した際、旋回流Rに含まれる金属屑は、衝突の際に旋回流Rから離脱する。そして、その一部は自重によりジャマ板26に沿って落下し、ホッパー21の下部に蓄積するとともに、残りの一部は、再び旋回流Rに取り込まれる。ジャマ板26に対して旋回流Rが衝突した際、旋回流Rを成していた輸送気体は、通気口27を通じて旋回室S外へ流出する。
また、本実施形態においては、パンチングメタルにより構成された外筒体23、液体受部51及び液体抜き手段52からなる液体回収機構50が設けられている。この液体回収機構50によれば、金属屑に混合されて筒体22内に供給された液体は、旋回流Rに起因する遠心力によって金属屑とともに外筒体23の内周面に押し付けられる。このとき、液体のみがパンチングメタルの孔を通過して旋回室Sの外側に排出され、液体受部51に貯留される。そして、液体受部51に貯留された液体は、液体抜き手段52によって集塵装置7の外部に排出される。
旋回室Sを通過して大部分の金属屑が分離された輸送気体は、吸引ブロワー42によって吸引され、内筒体24の内部を通ってサイクロン部20からフィルタ部30へと流入する。フィルタ部30内へ流入した輸送気体は、バッフル板35に衝突するとともに、バッフル板35の板面に沿って濾布33を迂回するようにその進路が変更される。輸送気体がバッフル板35に衝突した際に、輸送気体に混合される金属屑の一部は、輸送気体から離脱するとともにバッフル板35の内側面に付着することで、さらに輸送気体から金属屑が分離される。
また、バッフル板35は、フィルタ部30に流入する輸送気体の圧力を受けて、支持軸36を軸中心として時計回り又は反時計回り方向に揺動する。このバッフル板35の揺動によって、バッフル板35の内側面に付着した金属屑は振り落とされるため、バッフル板35から金属屑が自動的に取り除かれる。
一方、バッフル板35及び濾布33を迂回するようにしてフィルタケーシング32内に散乱した輸送気体は、吸引ブロワー42によって濾布33を通過して排出路17から集塵装置7外へ排出される。濾布33を通過する際に、輸送気体内に残留する微細な金属屑が濾過されて、輸送気体は清浄な空気として排出される。
本実施形態では、金属屑の付着による濾布33の目詰まりを防止する目詰まり防止手段を定期的に作動させている。目詰まり防止手段の作動に際して、制御部は、吸引ブロワー42の駆動を停止させる。続いて、制御部からの指令により開閉弁が開弁されることで、圧縮空気供給装置43からエア供給管38に圧縮空気が供給されるとともに、ノズル38aから濾布33内に圧縮空気が噴射される。この圧縮空気の噴射により濾布33は急激に膨張し、その勢いによって濾布33に付着した金属屑が濾布33から取り除かれる。制御部は、この動作を数回行なった後に、吸引ブロワー42の駆動を可能にする。
また、本実施形態では、ホッパー21の内面に付着した金属屑を払い落とす払い落とし手段を定期的に作動させている。制御部からの指令により開閉弁が開弁されるとともに、ホッパー21の内側面上に圧縮空気が噴射される。この圧縮空気の噴射圧により、ホッパー21の内側面に付着した金属屑が払い落とされる。なお、この払い落とし手段は、吸引ブロワー42の駆動中に定期的に作動される。
次に本実施形態における作用効果について、以下に記載する。
(1)本実施形態では、集塵装置7内に、金属屑と輸送気体とを分離するサイクロン部20と該サイクロン部20の上部においてサイクロン部20から排出された輸送気体を濾過するフィルタ部30とを一体に形成している。そのため、サイクロン部20とフィルタ部30とを別体として備え、それらを輸送路等で連結した集塵装置よりも小型化されているとともにその設置面積を抑制することができる。
(2)本実施形態では、輸送気体の流路における濾布33とサイクロン部20との間には、バッフル板35が配設されるように構成されている。これにより、サイクロン部より排出される輸送気体は濾布33に到達する前にバッフル板35に衝突する。その際に、輸送気体はバッフル板35を迂回するとともに、濾布33を通過して該濾布33内に進入する一方、金属屑はバッフル板35に張り付くか、又ははね返されて落下する。したがって、濾布33に到達する金属屑の総量が低減されるとともに、濾布33に対する金属屑の衝突力が緩和されるため、濾布33と金属屑との衝突を原因とする濾布33の損傷を抑制することができる。
(3)本実施形態では、バッフル板35は、軸受37に対して回動可能に取り付けられる支持軸36に固着されており、サイクロン部20より排出された輸送気体の気体流がバッフル板35に衝突することによって、バッフル板35は支持軸36を中心にして揺動する。これにより、バッフル板35に張り付いた金属屑は、振り落とされてホッパー21により回収されるか、又はサイクロン部20を流れる旋回流Rに取り込まれて再び分離される。そのため、バッフル板35に張り付いた金属屑を容易に回収することが可能である。
また、バッフル板35が揺動することから、バッフル板35に金属屑が堆積しにくい。そのため、バッフル板35付近の輸送気体の通過面積が極端に小さくなることはなく、また、バッフル板35に金属屑が堆積することに伴うメンテナンスの必要性が低くなる。
(4)本実施形態では、外筒体23の内周面にジャマ板26が、その基端部から先端部にかけての延設方向が旋回流Rに対して交差するように傾斜して設けられている。また、外筒体23においてジャマ板26の基端部が固着される位置から旋回流Rの上流側には外筒体23を内外に貫通する通気口27が設けられている。
これにより、旋回室S内において旋回流Rの一部がジャマ板26に衝突する。その際に、旋回流Rに含まれる金属屑は自重により落下する一方、輸送気体は外筒体23の内周面とジャマ板26とのクリアランスに押しやられて通気口27を通じて外筒体23の外方へ排出される。そのため、サイクロン部20における輸送気体と金属屑との分離効率が向上する。
また、上記構成によれば、旋回流Rに含まれる金属屑とサイクロン部20との衝突は、ジャマ板26に集中して、外筒体23の内周面等の他の部位との衝突が抑制される。そのため、ジャマ板26のみを硬質な物質で構成する、又はコーティング処理するなどの対策を講じることで、金属屑とサイクロン部20との衝突を原因とするサイクロン部20の損傷を容易に抑制することができる。
(5)本実施形態では、フィルタケーシング32内において、濾布33が横向きに配置されている。そのため、フィルタ部30の高さ方向の大きさ及び集塵装置7全体の高さ方向の大きさが抑制されている。
(6)本実施形態では、バッフル板35の揺動中心である支持軸36が濾布33の軸線Lに対して平行となるように配置されている。このため、サイクロン部20より排出された輸送気体の気体流に押されてバッフル板35が揺動した場合においても、濾布33に衝突しない方向へ輸送気体の進路変更を促す。したがって、サイクロン部20より排出された輸送気体が進路変更を促されることなく濾布33に衝突することはなく、その衝突を原因とする濾布33の損傷を抑制することができる。
(7)本実施形態では、エア供給管38、開閉弁、圧縮空気供給装置43及び制御部から構成される目詰まり防止手段を備えている。この目詰まり防止手段によれば、エア供給管38のノズル38aから濾布33内に圧縮空気が供給されて濾布33が急激に膨張するとともに、この膨張の勢いによって濾布33に付着した金属屑が振り落とされる。そのため、濾布33に金属屑が付着して濾布33が目詰まりすることによる濾過効率の低下を抑制できる。また、目詰まり防止手段を定期的に作動させていため、濾布33の消耗を抑制して長期間にわたり使用することが可能となる。
(8)本実施形態では、エア噴射ノズル21a、開閉弁、圧縮空気供給装置43、及び制御部から構成される払い落とし手段を備えている。この払い落とし手段によれば、圧縮空気供給装置43から供給される圧縮空気が、定期的にホッパー21の内側面上に噴射されることで、ホッパー21の内側面に付着した金属屑がホッパー21の下方に払い落とされる。そのため、金属屑がホッパー21の内側面に付着した金属屑を容易に回収することが可能となるとともに、ホッパー21に金属屑が堆積することに伴うメンテナンスの必要性が低くなる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 本実施形態では、被輸送物として金属屑を輸送する輸送システムを採用したが、この被輸送物は金属屑に限られるものではない。すなわち、ガラス、プラスチック、板材、生ごみ、ビニール等の粉砕体や、セメント、木の粉等の粉体等を輸送する輸送システムを採用してもよい。
・ 本実施形態の輸送システムには、2つの輸送路2、3を設けたが、同輸送路を3つ以上設ける構成を採用してもよい。このような構成とした場合、様々な種類の金属屑(たとえば鉄、鋳鉄、鋳鋼、アルミニウム等)の輸送がその種類別に可能となり、効率的である。また、輸送路を1つとする構成を採用してもよい。この場合、切換バルブ6は省略される。
・ 本実施形態では、外筒体23の形状について両端部が開口する円筒形状に形成するとともに、内筒体24の形状について下方に向かうほど先細に絞られた円錐台部分とその先端から下方に延びる円筒部分を有するように形成した。しかし、外筒体23及び内筒体24の形状はこれに限定されるものではなく、筒体22内に旋回室Sが設けられればよい。たとえば、外筒体23と内筒体24の形状を逆にしてもよいし、外筒体23及び内筒体24の形状をともに円錐台形状としてもよい。
・ 本実施形態では、外筒体23の内周面にジャマ板26が5枚設けられていたが、ジャマ板26の枚数はこれに限られるものではなく、何枚であってもよい。また、ジャマ板26を設けなくてもよい。この場合には、通気口27を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、ジャマ板26をその基端部から先端部にかけての延設方向が旋回流Rに対して交差するように傾斜させて設けたが、ジャマ板26の延設方向はこれに限られるものではない。たとえば、外筒体23の内周面に対して直立するように設けてもよい。
・ 本実施形態では、外筒体23においてジャマ板26の基端部が固着される位置から旋回流Rの上流側に通気口27を設けたが、通気口27の位置はこれに限定されるものではない。たとえば、外筒体23において、ジャマ板26の基端部が固着される位置よりも旋回流Rの下流側に通気口27を設けてもよいし、各ジャマ板26の基端部が固着される位置の中間位置に通気口27を設けてもよい。
・ 本実施形態では、通気口27をジャマ板26の基端部に沿って外筒体23の軸方向に延びる略長方形状の孔としたが、通気口27の形状、数はこれに限定されるものではない。たとえば、略円形状であってもよいし、多角形状であってもよく、また、通気口27の数を複数にしてもよい。通気口27の数を複数にする場合、たとえば、通気口27をジャマ板26の基端部に沿って外筒体23の軸方向に並ぶように形成してもよい。
・ 本実施形態では、フィルタ本体として濾布33を採用したが、濾布33に代えてその他のフィルタ本体を採用してもよい。この場合には、採用したフィルタ本体の形状に合わせて、バッフル板35の形状、サイズ、取付位置等を変更することで、フィルタと被輸送物との衝突によるフィルタ本体の損傷を抑制することができる。
・ 本実施形態では、フィルタケーシング32内に濾布33を横向きに3本配置したが、濾布33の配置方向はこれに限られるものではなく、縦向きであってもよいし、斜めに傾斜させて配置してもよい。また、濾布33の数は2本以下であってもよいし4本以上であってもよい。
・ 本実施形態では、支持軸36は濾布33の軸線Lに対して平行となるように配置したが、支持軸36の配置方向はこれに限定されるものではない。たとえば、濾布33の軸線Lに対して直交するように配置してもよい。また、本実施形態では、支持軸36は、内筒体24の軸線上において該軸線と直交する位置、又は内筒体24の上端縁の真上に位置するように配置されていたが、支持軸36の配置はこれに限定されるものではなく、内筒体24と無関係に配置してもよい。
・ 本実施形態では、バッフル板35は、軸受37に対して回動可能に取り付けられた支持軸36に固着していたが、バッフル板35の取付方法はこれに限られるものではない。たとえば、フィルタケーシング32の内面に突部を形成して、その突部にバッフル板35を軸支させてもよいし、バッフル板35をフィルタケーシング32に直接固着させてもよい。
・ 本実施形態では、バッフル板35として、板状部材をくの字状に折曲げ形成した断面逆V字状の部材を採用したが、バッフル板35の形状はこれに限定されるものではない。たとえば、折曲げ形成されていない板状部材をそのままバッフル板35として採用してもよいし、断面略U字状となるように湾曲させた部材を採用してもよい。また、バッフル板35の側端部間の離間長さXを濾布33の径と等しくなるように形成していたが、離間長さXを濾布33の径よりも大きくしてもよいし、小さくしてもよい。
・ 本実施形態では、各濾布33の下方に1枚ずつ計3枚のバッフル板35を設けていたが、バッフル板35の数はこれに限られるものではなく、何個であってもよい。たとえば、フィルタケーシング32に配置される濾布33全てを覆うことのできる大きさのバッフル板35であれば、1枚でも十分に機能する。
・ 本実施形態では、バッフル板35をサイクロン部20より排出された輸送気体の気体流によって揺動するように設けていたが、揺動不能に固定されていてもよい。この場合には、バッフル板35によって進路変更される輸送気体の進路を所定方向のみに限定することができる。また、バッフル板35の揺動範囲を一定の角度以内に規制してもよい。この場合には、バッフル板35によって進路変更される輸送気体の進路範囲を限定することができる。
・ 本実施形態では、目詰まり防止手段は、エア供給管38、開閉弁、圧縮空気供給装置43及び制御部とから構成されていたが、目詰まり防止手段の構成はこれに限られるものではない。たとえば、目詰まり防止手段として振動発生装置を備え、濾布33を振動させることによって濾布33に付着した被輸送物を振り落とすように構成してもよい。また、目詰まり防止手段を備えなくてもよい。
・ 本実施形態では、通過部として、外筒体23をパンチングメタルで形成したが、通過部の構成はこれに限られるものではない。たとえば、外筒体23に部分的に通過部を形成するとともに、各通過部にそれぞれ液体受部51を設ける構成としてもよい。また、通気口27を通過部として構成してもよい。
・ 液体受部51に貯留された液体を排出することができるのであれば、液体回収機構50の構成はとくに限定されるものではない。たとえば、吸引ポンプを省略する代わりに、液体受部51に連通するとともに同液体受部51から下方へ勾配をもって延びる排出管を設け、そうした排出管を通じて液体を集塵装置7外へ排出する構成を採用してもよい。また、液体回収機構50を備えなくてもよい。
・ 本実施形態では、払い落とし手段は、エア噴射ノズル21a、開閉弁、圧縮空気供給装置43、及び制御部から構成されていたが、払い落とし手段の構成はこれに限られるものではない。たとえば、払い落とし手段として振動発生装置を備え、ホッパー21を振動させることによって、ホッパー21の内側面に付着した被輸送物を振り落とすように構成してもよい。また、振り落とし手段を備えなくてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
○ 被輸送物が混合された輸送気体から前記被輸送物を分離するサイクロン部と該サイクロン部より排出された輸送気体を濾過するフィルタ部とを備えたサイクロン集塵装置であって、前記サイクロン部は、外筒体と、前記輸送気体を旋回させるための旋回室と該旋回室から前記フィルタ部へ輸送気体を導く案内室とに前記外筒体の内域を区画する内筒体とを備え、前記外筒体は、その内周面に内方へ向かって突出する突部を設けているとともに、前記輸送気体の一部を前記外筒体外へ排出するための孔部を設けていることを特徴とするサイクロン集塵装置。
○ 前記サイクロン部をホッパーとホッパー内に収容される筒体とから構成したことを特徴とするサイクロン集塵装置。上記構成によれば、旋回流を発生させる筒体が、被輸送物を捕集するホッパー内に収容されているため装置の高さ方向の大きさを抑制することができる。
○ 被輸送物が混合された輸送気体から前記被輸送物を分離するサイクロン部と該サイクロン部より排出された輸送気体を濾過するフィルタ部とを備えたサイクロン集塵装置であって、前記サイクロン部には、被輸送物が混合された輸送気体に伴って前記サイクロン部内に供給された液体を回収する液体回収機構が設けられており、前記液体回収機構は、前記サイクロン部内から前記液体回収機構側への前記液体の通過を許容する通過部と、該通過部を通過した前記液体を回収する液体受部とを有することを特徴とするサイクロン集塵装置。
本実施形態のサイクロン集塵装置の断面図。 図1におけるY−Y線断面図。 図2におけるZ−Z線断面図。 本実施形態の筒体内における輸送気体の流れを示す概略図。 本実施形態の筒体を示す半断面図。 本実施形態の集塵装置を備えた輸送システムを示す概略図。
符号の説明
A…案内室、L…軸線、S…旋回室、20…サイクロン部、23…外筒体、24…内筒体、26…ジャマ板、27…通気口、30…フィルタ部、33…濾布、35…バッフル板、36…支持軸、50…液体回収機構、51…液体受部。

Claims (5)

  1. 被輸送物が混合された輸送気体から前記被輸送物を分離するサイクロン部と該サイクロン部より排出された輸送気体を濾過するフィルタ部とを備えたサイクロン集塵装置であって、
    前記フィルタ部には、前記サイクロン部より排出された輸送気体を濾過するためのフィルタ本体と、該フィルタ本体に対して前記サイクロン部より排出された輸送気体の気体流が直接衝突することを抑制する防壁部材とが設けられていることを特徴とするサイクロン集塵装置。
  2. 前記防壁部材は、前記サイクロン部より排出された輸送気体の気体流によって揺動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のサイクロン集塵装置。
  3. 前記サイクロン部は、外筒体と、前記輸送気体を旋回させるための旋回室と該旋回室から前記フィルタ部へ輸送気体を導く案内室とに前記外筒体の内域を区画する内筒体とを備え、
    前記外筒体は、その内周面に内方へ向かって突出する突部を設けているとともに、前記輸送気体の一部を前記外筒体外へ排出するための孔部を設けていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイクロン集塵装置。
  4. 前記サイクロン部には、被輸送物が混合された輸送気体に伴って前記サイクロン部内に供給された液体を回収する液体回収機構が設けられており、
    前記液体回収機構は、前記サイクロン部内から前記液体回収機構側への前記液体の通過を許容する通過部と、該通過部を通過した前記液体を回収する液体受部とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のサイクロン集塵装置。
  5. 前記フィルタ本体は、前記フィルタ部内に横向きに配置された筒状の濾布を備え、前記防壁部材は、その揺動中心軸が前記濾布の軸線と平行となるように配置されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のサイクロン集塵装置。
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