JPH0672206U - 単安定有極電磁石浮上防止装置 - Google Patents
単安定有極電磁石浮上防止装置Info
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- JPH0672206U JPH0672206U JP1436693U JP1436693U JPH0672206U JP H0672206 U JPH0672206 U JP H0672206U JP 1436693 U JP1436693 U JP 1436693U JP 1436693 U JP1436693 U JP 1436693U JP H0672206 U JPH0672206 U JP H0672206U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バラツキが少なく、安定したバネ力を備える
とともに、加工性に優れた経済的な単安定有極電磁石浮
上防止装置を提供する。 【構成】 ヨークのヒンジ端20に接触したアマチュア
の一端14と、コイル端子3を支持する絶縁性の支持体
2との間を導電性のN字形状板バネ1で押えた単安定有
極電磁石浮上防止装置を構成する。
とともに、加工性に優れた経済的な単安定有極電磁石浮
上防止装置を提供する。 【構成】 ヨークのヒンジ端20に接触したアマチュア
の一端14と、コイル端子3を支持する絶縁性の支持体
2との間を導電性のN字形状板バネ1で押えた単安定有
極電磁石浮上防止装置を構成する。
Description
【0001】
この考案は単安定有極電磁石のヒンジ部の浮上がりによる効率低下、特性劣化 を防止する単安定有極電磁石浮上防止装置に係り、特に加工が容易で、安定な押 え力を備えた単安定有極電磁石浮上防止装置に関する。
【0002】
従来の単安定有極電磁石浮上防止装置は、特許出願公告平3―43764号公 報に開示されているように、アマチュアの一端と、これに接触したヨークの一方 のヒンジ部をバネ性を有する導電性挟圧部材で挟んで圧接することにより構成さ れている。
【0003】 図3に従来の単安定有極電磁石浮上防止装置の構成図を示す。 図3において、アマチュア12はコイル枠21に巻かれたコイル11内を貫通 しており、アマチュア12の一端13は、永久磁石19を介して配置された2個 のヨーク15および16の先端の対向片17、18の間に配置される。 一方、アマチュア12の他端14は、ヨーク16の他端に設けられ、L字形に 曲げられたヒンジ端20に沿って配置される。 また、アマチュア12の一端13は、2個のヨーク対向片17、18間を反転 移動するよう構成される。
【0004】 このような構成のため、コイル11が励磁されてない状態では永久磁石19の 磁性によって、例えばヒンジ端20がS極、ヨーク15の一端17がN極となり 、 アマチュア12の一端13はヨーク15の一端17に、アマチュア12の他端1 4はヒンジ端20に吸引されるため、アマチュア12の一端13とヨーク15の 一端17間およびアマチュア12の他端14とヒンジ端20間は互いに密着され 、間隙はなくなるように構成される。
【0005】 一方、コイル11に電流を流して、永久磁石19の磁性によるヨーク15、1 6の着磁磁極と反発するよう励磁すると、アマチュア12の一端13はヨーク1 5の一端17と反発して、ヨーク16の一端18に吸引されて反転移動する。 また、アマチュア12の他端14とヒンジ端20には両者間に間隙が生じるよ うな磁気的反発力が作用する。 このような間隙が生じると、磁気回路の効率が低下するとともに、動作および 開放電圧特性も不安定になる。
【0006】 従来の単安定有極電磁石浮上防止装置は、このような反発力の作用によるアマ チュア12の他端14とヒンジ端20の間隙の発生を防止するため、弾性金属で 成形された挟圧部材23を準備し、この挟圧部材23を用いてアマチュア12の 他端14とヒンジ端20を挟み込むように構成され、さらに挟圧部材23の圧接 力が反発力を超えるように構成されているため、アマチュア12の他端14とヒ ンジ端20は密着を保ち、ヒンジ部20の浮き上がりを防止することができ、磁 気回路の効率低下を防止することができるとともに開放電圧特性も安定にするこ とができる。
【0007】
しかし、従来の単安定有極電磁石浮上防止装置は、アマチュア12の他端14 とヒンジ端20を挟み込む挟圧部材23の構造に曲げ箇所が多いため、加工が複 雑となるとともに、挟圧力にバラツキが多くなる課題がある。
【0008】 この考案はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的はアマ チュアの一端とヒンジ端を安定した力で押えて磁気回路の効率低下を防止する、 加工性に優れ経済的であるとともに、バラツキの少ない安定したバネ力を備えた 単安定有極電磁石浮上防止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するためこの考案に係る単安定有極電磁石浮上防止装置は、ヨ ークと接触したアマチュアの一端と、コイル端子を貫通させて支持する絶縁性の 支持体との間に、接触したヨークとアマチュア相互間に作用する磁気的反発力よ り大きなバネ力を有する導電性の板バネを挿入したことを特徴とする。
【0010】
この考案に係る単安定有極電磁石浮上防止装置は、ヨークと接触したアマチュ アの一端と、コイル端子を貫通させて支持する絶縁性の支持体との間に、接触し たヨークとアマチュア相互間に作用する磁気的反発力より大きなバネ力を有する 導電性の板バネを挿入したので、ヨークとアマチュアをバラツキの少ない安定し た力で押えることができる。
【0011】 また、この考案に係る単安定有極電磁石浮上防止装置は、導電性の板バネ形状 が単純なので、容易に加工することができる。
【0012】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1はこの考案に係る単安定有極電磁石浮上防止装置の一実施例要部構成図で ある。 なお、図1の(a)〜(c)図はいずれも単安定有極電磁石浮上防止装置の板 バネを弾性を有する導電性のN字形バネで構成した実施例を示す。
【0013】 (a)図において、単安定有極電磁石浮上防止装置を構成するN字形バネ1は 、ヨークのヒンジ端20とアマチュアの一端14との間に作用する磁気的な反発 力(Fm)より充分大きなバネ力(Fb)を有する(Fb>Fm)ように構成し 、コイル端子3が貫通した絶縁性の支持体2と、ヨークのヒンジ端20が接触す るアマチュアの一端14と間に挿入する。
【0014】 N字形バネ1は、曲げ部1A、1BでN字を形成し、N字の短い側面部で支持 体2の側面を押え、N字の長い側面部でアマチュアの一端14を押えて、バネ力 Fbをアマチュアの一端14に加え、磁気的反発力Fmによりアマチュアの一端 14とヨークのヒンジ端20を引き離なそうとする力に打ち勝って、常にアマチ ュアの一端14とヨークのヒンジ端20を密着した状態に保つ。
【0015】 また、N字形の板バネ1は単純なN字で構成できるので、容易に加工ができ、 部品間でバネ力のバラツキを少なくすることができる。
【0016】 (b)図は、コイル端子3を支持する絶縁性の支持体4に突起部4Aを設け、 この突起部4AでN字形板バネ1の曲げ部1Aを押えるようにし、N字形板バネ 1を安定に押えるとともに、コイル端子3とN字形板バネ1間の空間および沿面 距離が長くなるように構成したものである。
【0017】 (c)図は、(a)図のN字形板バネ1を変形し、N字の長い辺の側面に凸部 5Aを設けたN字形板バネ5を用いて単安定有極電磁石浮上防止装置を構成した 例を示す。
【0018】 N字形板バネ5は、(b)図の支持体4の突起部4AでN字の短い曲げ部1A を固定され、凸部5Aによりアマチュアの一端14を押圧する位置をより正確に 設定できるように構成するため、より安定した力でアマチュアの一端14を押え ることができる。
【0019】 図2はこの考案に係る単安定有極電磁石浮上防止装置の別実施例要部構成図で ある。 なお、図2の(a)〜(c)図はいずれも単安定有極電磁石浮上防止装置の板 バネを弾性を有する導電性のZ字形バネで構成した実施例を示す。
【0020】 (a)図において、単安定有極電磁石浮上防止装置を構成するZ字形バネ6は 、ヨークのヒンジ端20とアマチュアの一端14との間に作用する磁気的な反発 力(Fm)より充分大きなバネ力(Fb)を有する(Fb>Fm)ように構成し 、曲げ部6Aをコイル端子3が貫通した絶縁性の支持体4で固定し、曲げ部6B でアマチュアの一端14を押え、Z字の長い辺を支持体4とヨーク16の底部の 間に挿入して固定する。
【0021】 Z字形板バネ6は、曲げ部6Bによりアマチュアの一端14を押圧する位置を より正確に設定できるように構成するため、より安定した力でアマチュアの一端 14を押えることができる。
【0022】 また、(b)図、(c)図には、それぞれ(a)図のZ字形板バネ6を変形し た板バネ7、8が用いられており、(a)図の板バネ6と同様にアマチュアの一 端14を押えることができるよう構成する。
【0023】 Z字変形板バネ7および8は、(a)図のZ字形板6と同様に、アマチュアの 一端14を押圧することにより、ヨークのヒンジ端20とアマチュアの一端14 との間に作用する磁気的な反発力(Fm)に打ち勝つ充分大きなバネ力(Fb) でアマチュアの一端14押えることができ、バラツキの少ない安定した単安定有 極電磁石浮上防止装置を構成できる。
【0024】
以上説明ように、この考案に係る単安定有極電磁石浮上防止装置は、N字形、 Z字形、またはこれらを変形した単純な構成の板バネを用いて、ヨークのヒンジ 部と接触したアマチュアの一端押えることができる。
【0025】 よって、バラツキがなく、安定したバネ力を備えた単安定有極電磁石浮上防止 装置を提供することができる。
【0026】 また、板バネの加工が容易なため、経済性に優れた単安定有極電磁石浮上防止 装置を実現することができる。
【図1】この考案に係る単安定有極電磁石浮上防止装置
の一実施例要部構成図
の一実施例要部構成図
【図2】この考案に係る単安定有極電磁石浮上防止装置
の別実施例要部構成図
の別実施例要部構成図
【図3】従来の単安定有極電磁石浮上防止装置の構成図
1,5,6,7,8 板バネ 2,4 支持体 4A 突起部 3 コイル端子 11 コイル 12 アマチュア 13,14 アマチュアの一端 15,16 ヨーク 17,18 ヨークの一端 19 永久磁石 20 ヨークのヒンジ端 21 コイル枠
Claims (1)
- 【請求項1】 コイルボビンに巻かれたコイルの中を貫
通したアマチュアと、2個のヨーク相互間の中央に配置
した永久磁石と、前記アマチュアを前記ヨーク相互両端
間に対向して配置して、前記アマチュアの一端を前記両
ヨーク間に反転移動させるように構成するとともに、前
記アマチュアの他端を前記ヨークの一方に接触させるよ
うに構成した単安定有極電磁石浮上防止装置において、 前記ヨークと接触した前記アマチュアの一端と、コイル
端子を貫通させて支持する絶縁性の支持体との間に、接
触した前記ヨークと前記アマチュア相互間に作用する磁
気的反発力より大きなバネ力を有する導電性の板バネを
挿入したことを特徴とする単安定有極電磁石浮上防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1436693U JP2580160Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 単安定有極電磁石浮上防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1436693U JP2580160Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 単安定有極電磁石浮上防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672206U true JPH0672206U (ja) | 1994-10-07 |
JP2580160Y2 JP2580160Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=11859061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1436693U Expired - Fee Related JP2580160Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 単安定有極電磁石浮上防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580160Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP1436693U patent/JP2580160Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2580160Y2 (ja) | 1998-09-03 |
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