JP2903753B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2903753B2
JP2903753B2 JP8281991A JP8281991A JP2903753B2 JP 2903753 B2 JP2903753 B2 JP 2903753B2 JP 8281991 A JP8281991 A JP 8281991A JP 8281991 A JP8281991 A JP 8281991A JP 2903753 B2 JP2903753 B2 JP 2903753B2
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movable contact
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coil
spring
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勉 本山
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可動接点ばねとコイル端
子の間で発生するアークを防止する機構を具えた電磁継
電器に関する。
【0002】近年、電話機等において使用される電磁継
電器は接点とコイルの間における耐電圧が高く、しかも
装置の低価格化を可能にするため従来の物より簡略化さ
れていることが要求される。接点とコイルの間の高耐電
圧化を図った電磁継電器は従来から提案されているが簡
略化には限度があった。そこで接点とコイルの間の高耐
電圧化を図ると共に簡略化を可能にする電磁継電器の実
現が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図2は従来の電磁継電器の主要部を示す
分割斜視図である。図において従来の電磁継電器はベー
ス1の中央に装着された駆動部2と、駆動部2の片側も
しくは両側に配設された接点ばね部3を有し、駆動部2
と接点ばね部3はベース1に嵌挿されたカバー4の内部
に封止されている。
【0004】駆動部2はコイルボビン21に巻回され両端
がコイル端子22に接続されてなるコイル23と、永久磁石
51の両極に接し互いに対向する一対の磁極片52と、一端
にヒンジ部53を有し他端に磁極片52が磁気的に接続され
てなる継鉄54と、コイル23が巻回されてなるコイルボビ
ン21を貫通する可動鉄心55とで構成されている。
【0005】またコイルボビン21は一対の磁極片保持溝
24を有する磁極片保持部25が一端に形成されており、中
間に可動バネ駆動用のカード6を具えた可動鉄心55は一
端がヒンジ部53により揺動自在に支承され、他端は磁極
片保持溝24に圧入された一対の磁極片52の間に挿入され
ている。
【0006】駆動部2の片側もしくは両側に配設された
接点ばね部3は、ベース1に支持された可動ばね端子31
に溶接されてなる可動接点ばね32と、可動接点ばね32の
自由端側を挟んで配置された一対の固定接点ばね33とで
構成され、前記カード6に設けられた一対の溝61がそれ
ぞれ可動接点ばね32に嵌合するよう構成されている。
【0007】図示省略されているが可動接点ばね32の自
由端近傍には可動接点が固着されており、固定接点ばね
33には可動接点と対向する位置に固定接点が固着されて
いる。したがってカード6を介して可動接点ばね32を駆
動することによって、可動接点ばね32に固着された可動
接点がいずれか一方の固定接点に当接する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電磁継
電器は図示の如くコイル端子と可動接点ばねの固定端側
が近接しており、コイル端子または可動接点ばねに高い
電圧を印加すると両者の間にアークが発生する。その結
果、接点とコイルの間における耐電圧の向上が阻害され
るという問題があった。
【0009】また、構造を簡略化するには可動接点ばね
の固定端側を直接ベースにより支持することが望ましい
が、適切なばね特性を得ると共に省電力化を図るため可
動接点ばねは比較的薄い金属で形成されており、図示の
電磁継電器では可動接点ばねを直接支持することができ
ないという問題があった。
【0010】本発明の目的は接点とコイルの間における
耐電圧の向上を図り、且つ構造の簡略化が可能な電磁継
電器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明になる電磁
継電器の主要部を示す分割斜視図である。なお全図を通
し同じ対象物は同一記号で表している。
【0012】上記課題はコイルボビン12に巻回され両端
がコイル端子22に接続されてなるコイル23、絶縁体から
なるベース1の中央に装着されたコイルボビン21を貫通
する可動鉄心55、およびコイルボビン21の片側若しくは
両側に配設された可動接点ばね32を有し、可動鉄心55が
カード6を介して可動接点ばね32に連結されてなる電磁
継電器において、可動接点ばね32と可動接点ばね32の固
定端を支持する可動ばね端子31が一体形成されると共
に、可動接点ばね32の固定端とコイル端子22の間を仕切
るようベース1に形成された保持部11によって、可動接
点ばね32の固定端と可動ばね端子31が抱持され、この抱
持された可動接点ばね32の固定端と可動ばね端子31の部
分が、保持部11を介してコイル端子22に対向している
発明の電磁継電器によって達成される。
【0013】
【作用】図1において可動接点ばねと可動接点ばねを
支持する可動ばね端子を一体形成することによって、部
品点数が減少して価格を低減すると同時に組立に要する
人件費を削減することが可能になる。また可動接点ばね
の固定端とコイル端子の間を仕切るよう絶縁体からなる
ベースに形成された保持部が、可動接点ばねの固定端と
可動ばね端子を抱持するよう構成することによって可動
ばね端子が機械的に補強される。更にこの抱持された可
動接点ばねの固定端と可動ばね端子の部分が、保持部を
介してコイル端子と対向するよう構成することで、コイ
ル端子と可動接点ばねとの間におけるアークの発生を抑
止することが可能になる。即ち、コイルの間における耐
電圧の向上を図り且つ構造の簡略化が可能な電磁継電器
を実現することができる。
【0014】
【実施例】以下図1により本発明の実施例について説明
する。図において本発明になる電磁継電器はベース1の
中央に装着された駆動部2と、駆動部2の片側もしくは
両側に配設された接点ばね部3を有し、駆動部2と接点
ばね部3はベース1に嵌挿されたカバー4の内部に封止
されている。
【0015】駆動部2はコイルボビン21に巻回され両端
がコイル端子22に接続されてなるコイル23と、永久磁石
51の両極に接し互いに対向する一対の磁極片52と、一端
にヒンジ部53を有し他端に磁極片52が磁気的に接続され
てなる継鉄54と、コイル23が巻回されてなるコイルボビ
ン21を貫通する可動鉄心55とで構成されている。
【0016】またコイルボビン21は一対の磁極片保持溝
24を有する磁極片保持部25が一端に形成されており、中
間に可動バネ駆動用のカード6を具えた可動鉄心55は一
端がヒンジ部53により揺動自在に支承され、他端は磁極
片保持溝24に圧入された一対の磁極片52の間に挿入され
ている。
【0017】接点ばね部3は固定端側において可動ばね
端子31と一体形成されてなる可動接点ばね32と、可動接
点ばね32の自由端側を挟んで配置された一対の固定接点
ばね33とで構成されており、駆動部2と組み合わせたと
きにカード6に設けられた溝61がそれぞれ可動接点ばね
32に嵌合する。
【0018】ベース1には可動接点ばね32の固定端とコ
イル端子22の間を仕切るよう保持部11が形成されてお
り、一体形成された可動接点ばね32の固定端と可動ばね
端子31は保持部11によって抱持されている。
【0019】図示省略されているが可動接点ばね32の自
由端近傍には可動接点が固着されており、固定接点ばね
33には可動接点と対向する位置に固定接点が固着されて
いる。したがってカード6を介して可動接点ばね32を駆
動することによって、可動接点ばね32に固着された可動
接点がいずれか一方の固定接点に当接する。
【0020】このように可動接点ばねと可動接点ばねを
支持する可動ばね端子を一体形成することによって、部
品点数が減少して価格を低減すると同時に組立に要する
人件費を削減することが可能になる。
【0021】また可動接点ばねの固定端とコイル端子の
間を仕切るよう絶縁体からなるベースに形成された保持
部が、可動接点ばねの固定端と可動ばね端子を抱持する
よう構成することによって可動ばね端子が機械的に補強
される。更にこの抱持された可動接点ばねの固定端と可
動ばね端子の部分が、保持部を介してコイル端子と対向
するよう構成することで、コイル端子と可動接点ばねと
の間におけるアークの発生を抑止することが可能にな
る。即ち、コイルの間における耐電圧の向上を図り且つ
構造の簡略化が可能な電磁継電器を実現することができ
る。
【0022】なお本発明と実施例は有極電磁継電器を対
象として説明しているが類似した構造を有するものであ
れば、一般の電磁継電器にも適用して同等の効果が得ら
れることはいうまでも無い。
【0023】
【発明の効果】上述の如く本発明によればコイルの間に
おける耐電圧の向上を図り、且つ構造の簡略化が可能な
電磁継電器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる電磁継電器の主要部を示す分割
斜視図である。
【図2】 従来の電磁継電器の主要部を示す分割斜視図
である。
【符号の説明】
1 ベース 2 駆動部 3 接点ばね部 4 カバー 6 カード 11 保持部 21 コイルボビン 22 コイル端子 23 コイル 24 磁極片保持溝 25 磁極片保持部 31 可動ばね端子 32 可動接点ばね 33 固定接点ばね 51 永久磁石 52 磁極片 53 ヒンジ部 54 継鉄 55 可動鉄心 61 溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンに巻回され両端がコイル端
    子に接続されてなるコイル、絶縁体からなるベースの中
    央に装着された該コイルボビンを貫通する可動鉄心、お
    よび該コイルボビンの片側若しくは両側に配設された可
    動接点ばねを有し、該可動鉄心がカードを介して該可動
    接点ばねに連結されてなる電磁継電器において、 可動接点ばねと該可動接点ばねの固定端を支持する可動
    ばね端子が一体形成されると共に、該可動接点ばねの固
    定端とコイル端子の間を仕切るようベースに形成された
    保持部によって、該可動接点ばねの固定端と該可動ばね
    端子が抱持され、この抱持された該可動接点ばねの固定
    端と該可動ばね端子の部分が、該保持部を介して該コイ
    ル端子に対向していることを特徴とする電磁継電器。
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