JPH0671912U - ロック装置 - Google Patents
ロック装置Info
- Publication number
- JPH0671912U JPH0671912U JP1888193U JP1888193U JPH0671912U JP H0671912 U JPH0671912 U JP H0671912U JP 1888193 U JP1888193 U JP 1888193U JP 1888193 U JP1888193 U JP 1888193U JP H0671912 U JPH0671912 U JP H0671912U
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- Japan
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- lock
- button
- pin
- lock pin
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- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ロックボタンとそれに挿入係合したロックピ
ンとの間に、被固定物を挟んで固定している場合、ロッ
クピンをロックボタンから引き抜く方向に力が賦与され
ていても両者の係合の解除を、簡単かつ迅速にワンタッ
チで行なうことのできるロック装置を得る。 【構成】 ロックピン20,ロックボタン21,解除キ
ー22からなるロック装置において、ロックボタン内部
には互いに鏡面対称の一対のロック部材30a,30b
からなるロック機構29を設け、該ロック機構に前記ロ
ック部材を互いに接近する方向に付勢するバネ31を設
けると共に、ロック機構の中央にはロックピン挿入孔
と、ロックピンの頂頭に設けた凹溝23と係合する係止
片34、及び解除キー先端の解除片が当接し前記一対の
ロック部材を押し開く傾斜面とを備えた。
ンとの間に、被固定物を挟んで固定している場合、ロッ
クピンをロックボタンから引き抜く方向に力が賦与され
ていても両者の係合の解除を、簡単かつ迅速にワンタッ
チで行なうことのできるロック装置を得る。 【構成】 ロックピン20,ロックボタン21,解除キ
ー22からなるロック装置において、ロックボタン内部
には互いに鏡面対称の一対のロック部材30a,30b
からなるロック機構29を設け、該ロック機構に前記ロ
ック部材を互いに接近する方向に付勢するバネ31を設
けると共に、ロック機構の中央にはロックピン挿入孔
と、ロックピンの頂頭に設けた凹溝23と係合する係止
片34、及び解除キー先端の解除片が当接し前記一対の
ロック部材を押し開く傾斜面とを備えた。
Description
【0001】
この考案は、被固定物をロックボタンとロックピンで挾持し、ロックボタンに ロックピンを差込むことにより、両者間に位置させた被固定物を固定するロック 装置に関する。
【0002】
患者を寝かせておくベッドにおいて、患者がベッドから離脱し、転落し或いは 身体を動かすなどの行為を防止するために身体をベッドに固定することがある。 この固定にはバンドの組み合わせよりなる転落防止帯が用いられ、その固定目的 により適宜身体の各部を抱束するバンドを組み合わせて使用している。上記のバ ンドを適宜組み合わせ、バンド間の固定にロック装置が用いられているが、ベッ ドに患者を抱束するには素早い動作が必要であり、バンドの固定,解放には操作 が容易でなければならない。
【0003】 従来のロック装置は、図9に示すように、ロックピン1,ロックボタン2,及 びマグネットを備えた解除キー3からなるマグネット式のものが普通である。ロ ッキングピン1は、その先端周面にロックボタン2の内部空間4に設けられた揺 動板5の先端と係合する凹溝6を有している。
【0004】 前記ロックボタン2内の揺動板5は、鉄の如き磁性体の金属板から構成されてお り、その一端部はバネ7の付勢力により常に押圧された状態に置かれ、他端部は ゴムその他適宜弾性部材8と三角部材9との間に挾持され、前記三角部材9の稜 線を支点10として揺動可能とされている。
【0005】 従って今ロックピン1とロックボタン2とを係合するに当っては、ロックピン 1とロックボタン2との間にベルト等の被固定物B1 ,B2 を介在させ、被固定 物B1 ,B2 を通してロックピン1をロックボタン2に設けられた挿入孔11に 挿入し、バネ7の付勢力に抗して揺動板5先端を押上げる。押上げられた揺動板 5はロックピン1の先端面を摺動し、ロックピン1の凹溝6に嵌入し、バネ7の 付勢力が加わってロックピン1とロックボタン2とはしっかりと係合し、ロック ピン1を押しても引いてももはや外れることがない。
【0006】 次に前記ロックピン1とロックボタンの係合を解くに当っては、マグネットを 備えた解除キー3をロックボタン2の上方から近付けると、マグネによる吸引力 が磁性体からなる揺動板5に働き、揺動板5は支点10を中心にバネ7の付勢力 に抗して揺動し吸引される結果、その先端がロックピン1の凹溝6から外れ、ロ ックピン1をロックボタン2から引き抜きロックピン1とロックボタン2との係 合を解くことが出来る。
【0007】 然しながら、上記構成からなるロックボタン2は、互いに係合しているロック ピン1とロックボタン2との間に、両者を引離す方向の強い力が作用していると きは、解除キー3をロックボタン2に近付けても前記付勢力がマグネットの吸引 力に勝り、揺動板5は揺動することができず、その結果ロックピン1とロックボ タン2との係合を解くことができなかった。従って、このロック装置を患者をベ ッドに固定する転落防止帯に使用するときは、患者の動きによってはロック解除 が出来ない事態も生じた。更には、その構造が複雑なため製造に余分の工数を必 要とし、かつ故障も起り易く価格も高価につくといった問題点が認められた。
【0008】
本考案は、上記の点に鑑みて、ロックボタンとそれに挿入係合したロックピン との間に、被固定物を挟んで固定している場合、ロックピンをロックボタンから 引き抜く方向に力が賦与されていても両者の係合の解除を、簡単かつ迅速にワン タッチで行なうことのできるロック装置を得ることを目的とする。
【0009】
ロックピン,ロックボタン,解除キーからなるロック装置において、ロックボ タン内部には互いに鏡面対称の一対のロック部材からなるロック機構を設け、該 ロック機構に前記ロック部材を互いに接近する方向に付勢するバネを設けると共 に、ロック機構の中央にはロックピン挿入孔と、ロックピンの頂頭に設けた凹溝 と係合する係止片、及び解除キー先端の解除片が当接し前記一対のロック部材を 押し開く傾斜面とを備えた。
【0010】
この考案のロック装置は前記構成からなるものであるから、ロックボタンにロ ックピンを挿入し、バネの付勢力に抗してロック機構を構成する鏡面対称の一対 のロック部材を離反しつつ、ロックピン先端周面の凹溝に前記ロック部材の延出 部を嵌入せしめてロックピンとロックボタンを係合し、該係合を解くに当っては 、解除キーをロックボタンに挿入し、バネの付勢力に抗して前記ロック部材を互 いに離反し、これにより延出部をロッキングピンの凹溝から外して容易に係合を 解く。
【0011】
以下図面と共にこの考案の実施例を説明する。
【0012】 図1に示すようにこの考案のロック装置は、ロックピン20,ロックボタン2 1,解除キー22の3つの部分からなるものであることは従来のロック装置と変 るところがない。そしてロックピン20は盤状のつまみ20aに設けられ、ロッ クピン20の先端周面には係合用の凹溝23が環状に設けられており、ロックピ ン20の長さは使用目的等に応じて任意に定める。ロックピン20の頭頂20b は後述するロックボタン21への挿入に適するよう球形としている。
【0013】 ロックボタン21は蓋体24と底体25とからなり、蓋体24の上部平面中央 には解除キー22を挿入するスリット26が、底体25の底面中央にはロックピ ン20の挿入孔27が設けられている。解除キー22は先端に前記ロックボタン 21のスリット26に挿入可能な偏平な先端が角状に分かれた解除片28を備え た適宜長さの丸棒状をなしている。
【0014】 前記蓋体24と底体25とが形成するロックボタン21の内部空間には、図2 乃至図7に示す盤状のロック機構29が設けられる。ロック機構29は互いに鏡 面対称の平面形状が半月形をなす一対のロック部材30a,30bからなり、前 記ロック機構29の外周側面には環状のバネ31を嵌着する凹溝32が設けられ ている。そして該凹溝32に嵌着した環状のバネ31は、ロック部材30a,3 0bの対向面を互いに圧接し、全体として平面形状円形のロック機構29を形成 するよう付勢されている。
【0015】 前記ロック機構29の中央には、ロック部材30a,30bの双方に跨って、 ロックピン20の挿入孔33が設けられ、然も該ロック機構29の底面側には、 ロックピン20の先端周面に設けられた凹溝23に係合する係止片34が、前記 挿入孔33の径を狭めその間隔はロックピン20の、凹溝23の位置における直 径と等しいか又はそれより若干大きくロックピン20の凹溝23以外の部分の直 径よりは小さくなる状態に設けられている。
【0016】 更にロック機構29の上面側には、ロックボタン21の蓋体24のスリット2 6を通して挿入された解除キー22の解除片28が当接する、内側に向って傾斜 した傾斜面35がロックピン20の挿入孔33に面して設けられている。
【0017】 36はロックボタン21の底体25に設けられたピンであって、ロック機構2 9底面に設けられたガイド溝37に嵌入し、ロック機構29を位置決めすると共 に、ロック機構29を構成するロック部材30a,30bを互いに離反,近接す る方向にのみ移動可能としている。
【0018】 なお前記ロックボタン21,ロック機構29は何れも円板形状をなし、一対の ロック部材30a,30bは互いに鏡面対称の半円形をなしているものとして図 示しているが、必ずしもその必要はなく、角形その他適宜の形状とすることもで きる。
【0019】 次に本考案のロック装置の作用をバンドB1 ,B2 を固定する例(図8に示す )について述べる。被固定物であるパンドB1 ,B2 を重ね、ロックピン20を バンドB1 ,B2 に挿通してその頂頭20bをロックボタン21の底体に設けら れた挿入孔27に挿入する。その際ロック機構29を構成するロック部材30a ,30bの底面側係止片34は、ロックピン20の頭頂20bによりバネ31の 付勢力に抗して押し拡げられ、ロック部材30a,30bは底体25のピン36 にガイド溝37を嵌合した状態でピン36に案内され、係止片34,34の間隔 を拡げるよう摺動する。ロックピン20の先端周面に設けられた凹溝23と、前 記係止片34の位置とが一致したときに、バネ31の付勢力が作用してロック部 材30a,30bは互いに近接する方向に摺動し、前記係止片34は凹溝23に 嵌入しロックピン20を凹溝23の位置で係止片34,34が噛んだ状態となり ロックピン20とロックボタン21とはしっかりと係合し、ロックピン20を押 しても引いてももはや外れることはない。
【0020】 次に、前記ロックピン20とロックボタン21の係合を解くに当っては、解除 キー22先端をロックボタン21の蓋体24に設けられたスリット26に挿入し 、解除キー22の解除片28の先端をロック機構29に設けられた傾斜面35に 当接し、更に強く押圧するときはロック機構29を構成するロック部材30a, 30bはバネ31の付勢力に抗して押し拡げられ、ピン36はガイド溝37内を 摺動してロック部材30a,30bを互いに離反する結果、係止片34,34の 間隔はロックピン20の凹溝23以外の部分の直径より大となるため、係止片3 4,34のによるロックピン20の係合は解除され、ロックピン20をロックボ タン21から容易に引き抜くことができる。
【0021】 かくてロックピン20とロックボタン21の係合を解いた後、解除キー22を 抜去れば、ロック部材30a,30bはバネ31の付勢力によって互いに近接方 向に移動し旧位置に復するのである。
【0022】 本考案ロック装置は上記実施例で示した転落防止帯に用いる他、適宜固定手段 として用いることが出来るのは勿論である。
【0023】
以上詳細に述べた通り本考案のロック装置は、ロックピン,ロックボタン,解 除キーからなるロック装置において、ロックボタン内部には互いに鏡面対称の一 対のロック部材からなるロック機構を設け、該ロック機構に前記ロック部材を互 いに接近する方向に付勢するバネを設けると共に、ロック機構の中央にはロック ピン挿入孔と、ロックピンの頂頭に設けた凹溝と係合する係止片、及び解除キー 先端の解除片が当接し前記一対のロック部材を押し開く傾斜面とを備えたもので あるから、ロックボタンにロックピンを挿入するといった簡単な操作により容易 にロックすることができる。又ロックボタンとロックピンのそれぞれ又は双方に 外力が加わってロックピンをロックボタンから引き抜き或いは押し込もうとする ような力が賦与されていてもロックボタンに解除キーを差し込むだけて容易にロ ック解除できる。そして上記操作はすべてワンタッチで行なうことができるばか りでなく、その構造も単純化されているから、少ない工数で安価に製造すること ができ、故障も少ない。
【図1】本考案ロック装置の各パーツを示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案ロック装置におけるロックボタンの分解
部分切欠側面図である。
部分切欠側面図である。
【図3】本考案ロック装置におけるロック機構の平面図
である。
である。
【図4】同上底面図である。
【図5】同上側面図である。
【図6】図3VI−VI線断面図である。
【図7】図5VII−VII線断面図である。
【図8】本考案ロック装置の使用状態を示す部分断面側
面図である。
面図である。
【図9】従来のロック装置の使用状態を示す部分断面側
面図である。
面図である。
1,20 ロックピン 2,21 ロックボタン 3,22 解除キー 6,23,32 凹溝 7,31 バネ 11,27,33 挿入孔 29 ロック機構 30a,30b ロック部材 34 係止片 35 傾斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 ロックピン,ロックボタン,解除キーか
らなるロック装置において、ロックボタン内部には互い
に鏡面対称の一対のロック部材からなるロック機構を設
け、該ロック機構に前記ロック部材を互いに接近する方
向に付勢するバネを設けると共に、ロック機構の中央に
はロックピン挿入孔と、ロックピンの頂頭に設けた凹溝
と係合する係止片、及び解除キー先端の解除片が当接し
前記一対のロック部材を押し開く傾斜面とを備えている
ことを特徴とするロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1888193U JPH0750573Y2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1888193U JPH0750573Y2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | ロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671912U true JPH0671912U (ja) | 1994-10-07 |
JPH0750573Y2 JPH0750573Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=11983905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1888193U Expired - Lifetime JPH0750573Y2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750573Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007301165A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Tokyo Jomae Seisakusho:Kk | 係止機構付き留め具 |
WO2024174043A1 (en) * | 2023-02-26 | 2024-08-29 | LALANI, Hamid | Lock systems and methods |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP1888193U patent/JPH0750573Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007301165A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Tokyo Jomae Seisakusho:Kk | 係止機構付き留め具 |
JP4659671B2 (ja) * | 2006-05-11 | 2011-03-30 | 株式会社東京錠前製作所 | 係止機構付き留め具 |
WO2024174043A1 (en) * | 2023-02-26 | 2024-08-29 | LALANI, Hamid | Lock systems and methods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0750573Y2 (ja) | 1995-11-15 |
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