JPH0629401Y2 - カ−ド錠のスライド機構 - Google Patents

カ−ド錠のスライド機構

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JPH0629401Y2
JPH0629401Y2 JP18083486U JP18083486U JPH0629401Y2 JP H0629401 Y2 JPH0629401 Y2 JP H0629401Y2 JP 18083486 U JP18083486 U JP 18083486U JP 18083486 U JP18083486 U JP 18083486U JP H0629401 Y2 JPH0629401 Y2 JP H0629401Y2
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JP18083486U
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Inventor
治男 松本
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松本金属株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は南京錠、鎖錠、かま錠、かんぬき錠などに適用
できるものであり、これら錠の錠杆をスライド板と連動
せしめ、かつスライド板の移動をカードの操作によって
行うカード錠のスライド機構に関する。
(従来技術) 従来押ボタン錠は種々提案されており、本出願人も提案
している。例えば実開昭61−32465号公報に開示
されている。この押ボタン錠は複数個の押ボタンと複数
個の係合ピンとスライド板と該スライド板に直接又は間
接的に連動する錠部材とからなり、所望の押ボタンの押
動操作によって係合ピンを移動せしめ、係合ピンとスラ
イド板との係合を保持又は解除することによりスライド
板の移動を阻止又は可能として錠部材の施錠又は解錠が
行われるのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記構造の押ボタン錠では常に施錠、解錠の
際の押動操作する押ボタンが特定されているので、その
押ボタン錠の使用頻度が増えるとややもすれば押ボタン
の頂部が他の不使用の押ボタンのそれと比べて変色又は
退色していた。そのために第三者には押ボタンの操作手
順が見破られたことになり施錠メリットを逸していた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために工夫を重ねた結果
操作手順が長期使用によっても外部から見破られること
のない構造のカード錠のスライド機構を見出したのであ
る。
その構成は「カード挿入口を挟んで一側面には、複数個
の係合ピンを並設して、かつ回動可能にして支持してい
るピン装着部が形成されており、他側面には係合ピンに
対設して係合ピンのカードとの係合部の先端部が嵌入す
る凹部を、カードの挿入方向に沿って形成している固定
板と、その固定板のピン装着部の側に配置される複数個
のピン嵌入孔を有するスライド板とが形成されており、
また前記固定板には前記係合ピンがスプリングによって
付勢されており、しかも前記スライド板のピン嵌入孔に
対設した状態で設けられており、かつまた前記係合ピン
はスライド板との係合部がスライド板のピン嵌入孔に係
合している状態と、スライド板との係合部がピン嵌入孔
に係合していない状態で固定板に支持されており、一方
係合カードには前記係合ピンのカードとの係合部が嵌入
される穿孔を適宜形成しており、係合カードをカード挿
入口に挿入した状態では、スライド板のピン嵌入孔に係
合している係合ピンは、カードとの係合部が係合カード
によって押し下げられて、スライド板のピン嵌入孔との
係合が解かれ、またスライド板のピン嵌入孔に係合して
いない係合ピンは、カードとの係合部が係合カードの穿
孔に嵌入されて押動しない状態となり、スライド板がス
ライド可能となることを特徴とするカード錠のスライド
機構」である。
(作用) 本考案のカード錠はカード挿入口に係合カードを挿入し
た状態で係合ピンとスライド板との係合が解かれてスラ
イド板の移動が可能となり、それによって直接又は間接
的に錠部材の解錠が行われる。
(実施例) 第1図は本考案の固定板と係合ピンの分解斜視図を示
す。1は固定板の本体、2は固定板の押え板でこれを組
合せて固定板ができている。3,4は形状の異なる係合
ピンである。固定板の本体1はカード挿入口を挟んで一
側面には複数個のピン装着部が形成される。言わば複数
個(6個)のピン嵌入孔1aを穿孔しており、そのピン
嵌入孔の一端又は他端に筒溝1bを形成し、該溝に係合
ピンの一端を受け、該ピンを付勢しているスプリング
(コイルバネ)5が挿入される。1cは各嵌入孔1aの
中央部に一対形成している係合ピン3,4の枢軸孔であ
り、係合ピン3,4はその枢軸3a,4aを介して枢軸
孔に回動可能に支持された状態で並設されている。固定
板本体1はカード挿入口を挟んで他側面に複数個の凹、
凸部1d,1e(図面では凹部6個、凸部7個)をカー
ドの挿入方向に沿って並設している。また上記6個の凹
部は上記係合ピンに対設している。言わば嵌入孔に枢支
される係合ピンのカードとの係合部の先端部が該凹部に
嵌入する。又、凸部はその間に位置して形成されてい
る。カード挿入口1fはカードが挿入できる厚み間隙で
ある。
2は固定板の押え板、2aはピン嵌入孔であり、上記固
定板の本体のピン嵌入孔と略同様に穿孔している。そし
て固定板本体の嵌入孔側に固定されて係合ピンの脱落を
押えている。係合ピン3,4において、3b,4bはカ
ードとの係合部、3c,4cは後述のスライド板との係
合部である。
第2図の6は固定板のピン装着部の側に配置されるスラ
イド板で、複数個のピン嵌入孔6b(図面では6対)
は、前記固定板のピン装着部に支持されている係合ピン
に対設する状態、言わばピン嵌入孔1a,2aに合致す
るように同間隙をもって形成している。6aは押え部、
6cは一端部に形成した錠部材の係合片でコ字型を有し
ている。
第3図の7は係合カードで、キャッシュカード程度かそ
れより小型の大きさである。7aは該カードの前部に適
宜形成した穿孔で方形状を呈し、その穿孔には係合ピン
のカードとの係合部が嵌入する。7bは凹、凸部で、固
定板にカードを挿入したとき固定板に設けた凹凸部と係
合関係を保つようにしている。7bは必ずしも必要では
ない。
第4図は固定板に係合ピンを取付けた状態を示す。第5
図、第6図はそれらに係合カードを挿入した状態を示
す。第4図示において固定板は本体1に押え板2をビス
止め、接着等で固着している。係合ピン3はその上端は
固定板の押え板の嵌入孔2aの上方に突出しており、そ
の下端は固定板の下面側の凹部1dに嵌入している。係
合ピン4はその上端は押え板の嵌入孔2aの中にはいっ
ており、その下端は凹部1dに嵌入している。この状態
では係合ピン3のスライド板との係合部がスライド板の
ピン嵌入孔に係合することになる。
第5図は第4図の係合ピンの状態のものに係合カード7
をカード挿入間隙1fに挿入している状態を示す。つま
り係合ピン3,4を全てそのカードとの係合部を係合カ
ードによって押下げて回動せしめている。かくすること
によって係合ピン3はスライド板との係合部がピン嵌入
孔に係合していない状態で押え板2の嵌入孔2aの中に
入っており、係合ピン4はスライド板との係合部は押え
板2の上方に突出してスライド板6のピン嵌入孔6bに
係合している。それ故この状態ではスライド板6は係合
ピン4によって移動が阻止されている。
第6図は第4図の係合ピンの状態のものに所望の係合カ
ードをカード挿入口から挿入して所望の係合ピンのみを
押下げている。言わばスライド板に係合している係合ピ
ン3を押下げて、スライド板のピン嵌入孔との係合を解
いて、スライド板6をスライド可能としている。そして
係合カード7の穿孔7aにはスライド板のピン嵌入孔に
係合していない係合ピン4のカードとの係合部が嵌入し
ているので、このピンは押動しない。
第7図は係合カード7を固定板のカード挿入口1fに挿
入した状態の断面略図を示す。固定板の本体1の枢軸孔
に枢軸3aを介して係合ピン3が回動自在にとりつけら
れており、かつスライド板6のピン嵌入孔6bとの係合
が解かれている。つまりスライド板がスライドできる状
態を示している。またカード7の穿孔7aに係合ピンの
カードとの係合部3bが嵌入されて、係合ピンはカード
によって押動されていない。5はスプリングで筒溝1b
内に装入されており、係合ピンの他端を押下げる方向に
付勢している。
第8図はカード7の穿孔されていない箇所によって係合
ピンが押下げられ、スライド板との係合部3cがスライ
ド板のピン嵌入孔6bに嵌入して係合している状態を示
している。つまりスライド板はスライドできない。係合
ピンとスライド板とはカードによる係合ピンの押動状態
によって上記説明のとおり、係合又は非係合の関係状態
を保つのであり、係合ピン3,4のレイアウトとそれに
合うカードの穿孔との組合せによって種々の錠機構を設
けることができる。
第9図、第10図は本考案のスライド機構を用いたカー
ド錠の概略を示すもので、第9図はスライド板と錠部材
および錠杆との連動状態を示す平面略図、第10図はカ
ード錠の略斜視図である。第9図において、函状の錠ケ
ース8にはスライド板6が後方(矢印方向)にスライド
可能に設けられている。14はスプリングを示しL型の
錠部材13を押圧し、該部材が係合片6cに押圧状態で
当接されている。しかして嵌入孔13aには錠ケースの
挿入口8aより挿通された錠杆9の頭部が嵌入係止され
ておりスプリング15によって押圧されている押動金具
12に当接状態で矢印方向に押圧されている。つまり、
前記錠杆の頭部が嵌入孔13aの周縁にスプリングを介
して矢印方向に押圧状態で係止されている。つまり、施
錠状態を保持している。
上記説明および図示に基づいて説明すれば、カード挿入
口1fよりカードを挿通して係合ピンを適宜移動せしめ
てスライド板が移動可能になった状態、すなわち係合ピ
ン3,4がスライド板のピン嵌入孔6bよりの係合が解
かれた状態でスライド板の押手部6aを把手して矢印方
向にスライド板を押動するとそれと一体の係合片6cも
移動し、それによって錠部材13がスプリング14に抗
して押動される。その際錠杆9の頭部がスプリング15
の付勢力で押動金具によって常時押圧されているので嵌
入孔13aから脱出する。つまり、錠部材13と錠杆9
との係合が解かれる。いわゆる解錠状態になる。またこ
の場合スライド板の押手部より手を離すとスプリング1
4の付勢力によって錠部材13が押圧されスライド板は
元の位置に戻る。錠杆9の錠部材への施錠はこの実施例
では錠杆9を錠ケースの挿入口8aより挿入してさらに
錠部材の嵌入孔13aに挿入すればその頭部が嵌入孔周
縁に係合して施錠状態を保つようにしている。
第10図において錠ケース8には係合カードの挿入口1
1を形成している。10はワイヤーである。
(効果) 本考案は上記説明の構成を有しており、従来押ボタン錠
に比べて操作ボタンが変色、退色して第三者に解錠手段
が見破られるという欠点がない。又操作する押ボタンを
覚えておき、個々に押動するという面倒さがいらず、一
枚のカードを挿入するだけで解錠状態にでき、操作が大
変簡単である。また固定板はカード挿入口を挟んで一面
側に係合ピンを回動可能に支持している装着部を形成
し、他面側に係合ピンのカードとの係合部の先端部が嵌
入する凹部を形成しているので、固定板がユニットにで
きるので錠として組立がよい。また前記凹部にカードと
の係合部が突出して嵌入しているのでカード厚みを薄く
しても係合ピンの回動角度が大きく係合ピンとカードと
の係脱が確実になる。またカード厚みがうすくできるこ
とはカードが軽くて保管が便利であり、材料費も安くな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す。第1図は固定板と係合ピ
ンの分解斜視図、第2図はスライド板の斜視図、第3図
は係合カードの斜視図、第4図は固定板に係合ピンを取
付けた状態を示す正面図、第5図、第6図は係合カード
をカード挿入口に挿入した状態図、第7図、第8図はカ
ードを固定板のカード挿入口に挿入した状態の断面略
図、第9図、第10図はカード錠の概略を示し、第9図
は平面略図、第10図は略斜視図である。 1……固定板の本体、2……固定板の押え板、1a……
ピン嵌入孔、2a……ピン嵌入孔、1d……凹部、1e
……凸部、1f……カード挿入口、6……スライド板、
6b……ピン嵌入孔、3,4……係合ピン、5……スプ
リング、7……係合カード、7a……穿孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード挿入口を挟んで一側面には、複数個
    の係合ピンを並設して、かつ回動可能にして支持してい
    るピン装着部が形成されており、他側面には係合ピンに
    対設して係合ピンのカードとの係合部の先端部が嵌入す
    る凹部を、カードの挿入方向に沿って形成している固定
    板と、その固定板のピン装着部の側に配置される複数個
    のピン嵌入孔を有するスライド板とが形成されており、
    また前記固定板には前記係合ピンがスプリングによって
    付勢されており、しかも前記スライド板のピン嵌入孔に
    対設した状態で設けられており、かつまた前記係合ピン
    はスライド板との係合部がスライド板のピン嵌入孔に係
    合している状態と、スライド板との係合部がピン嵌入孔
    に係合していない状態で固定板に支持されており、一方
    係合カードには前記係合ピンのカードとの係合部が嵌入
    される穿孔を適宜形成しており、係合カードをカード挿
    入口に挿入した状態では、スライド板のピン嵌入孔に係
    合している係合ピンは、カードとの係合部が係合カード
    によって押し下げられて、スライド板のピン嵌入孔との
    係合が解かれ、またスライド板のピン嵌入孔に係合して
    いない係合ピンは、カードとの係合部が係合カードの穿
    孔に嵌入されて押動しない状態となり、スライド板がス
    ライド可能となることを特徴とするカード錠のスライド
    機構。
JP18083486U 1986-11-25 1986-11-25 カ−ド錠のスライド機構 Expired - Lifetime JPH0629401Y2 (ja)

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JPS6321380U JPS6321380U (ja) 1988-02-12
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