JPH0629399Y2 - カ−ド錠 - Google Patents
カ−ド錠Info
- Publication number
- JPH0629399Y2 JPH0629399Y2 JP1986105950U JP10595086U JPH0629399Y2 JP H0629399 Y2 JPH0629399 Y2 JP H0629399Y2 JP 1986105950 U JP1986105950 U JP 1986105950U JP 10595086 U JP10595086 U JP 10595086U JP H0629399 Y2 JPH0629399 Y2 JP H0629399Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- pin
- slide plate
- engagement
- engaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Conveying Record Carriers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカード錠に関する。
(従来技術) 従来押ボタン錠は種々提案されており、本出願人も提案
している。例えば実開昭61−32465号公報に開示
されている。この押ボタン錠は複数個の押ボタンと複数
個の係合ピンとスライド板と該スライド板に直接又は間
接的に連動する錠部材とからなり、所望の押ボタンの押
動操作によって係合ピンを移動せしめ、係合ピンとスラ
イド板との係合を保持又は解除することによりスライド
板の移動を阻止又は可能として錠部材の施錠又は解錠が
行われるのである。
している。例えば実開昭61−32465号公報に開示
されている。この押ボタン錠は複数個の押ボタンと複数
個の係合ピンとスライド板と該スライド板に直接又は間
接的に連動する錠部材とからなり、所望の押ボタンの押
動操作によって係合ピンを移動せしめ、係合ピンとスラ
イド板との係合を保持又は解除することによりスライド
板の移動を阻止又は可能として錠部材の施錠又は解錠が
行われるのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが上記構造の押ボタン錠では常に施錠、解錠の際
の押動操作する押ボタンが特定されているので、その押
ボタン錠の使用頻度が増えるとややもすれば押ボタンの
頂部が他の不使用の押ボタンのそれと比べて変色又は退
色していた。そのために第三者には押ボタンの操作手順
が見破られたことになり施錠メリットを逸していた。
の押動操作する押ボタンが特定されているので、その押
ボタン錠の使用頻度が増えるとややもすれば押ボタンの
頂部が他の不使用の押ボタンのそれと比べて変色又は退
色していた。そのために第三者には押ボタンの操作手順
が見破られたことになり施錠メリットを逸していた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために工夫を重ねた結果
操作手順が長期使用によっても外部から見破られること
のない構造のカード錠を見出したのである。
操作手順が長期使用によっても外部から見破られること
のない構造のカード錠を見出したのである。
その構成は「カード挿入口を形成した錠本体には、複数
個の係合ピンを並設して、かつ回動可能にして支持して
いる固定板が形成され、その固定板を挟んでカード挿入
口とは反対側に複数個のピン嵌入孔を有するスライド板
が形成されており、さらにこのスライド板をスライドさ
せる把みと、前記スライド板と直接又は間接的に連動す
る錠部材とが形成されており、さらに前記カード挿入口
には、固定板の係合ピンに対設して係合ピンのカードと
の係合部の先端部が嵌入する凹部を、カードの挿入方向
に沿って形成しており、また前記固定板には前記係合ピ
ンがスプリングによって付勢されており、しかも前記ス
ライド板のピン嵌入孔に対設した状態で設けられてお
り、かつまた前記係合ピンはスライド板との係合部がス
ライド板のピン嵌入孔に係合している状態と、スライド
板との係合部がピン嵌入孔に係合していない状態で固定
板に支持されており、一方係合カードには前記係合ピン
のカードとの係合部が嵌入される穿孔を適宜形成してお
り、係合カードをカード挿入口に挿入した状態では、ス
ライド板のピン嵌入孔に係合している係合ピンは、カー
ドとの係合部が係合カードによって押し下げられて、ス
ライド板のピン嵌入孔との係合が解かれ、またスライド
板のピン嵌入孔に係合していない係合ピンは、カードと
の係合部が係合カードの穿孔に嵌入されて押動しない状
態となり、スライド板がスライド可能となることを特徴
とするカード錠。」 (作用) 本考案のカード錠はカード挿入口に係合カードを挿入し
た状態で係合ピンとスライド板との係合が解かれてスラ
イド板の移動が可能となり、それによって直接又は間接
的に錠部材の解錠が行われる。
個の係合ピンを並設して、かつ回動可能にして支持して
いる固定板が形成され、その固定板を挟んでカード挿入
口とは反対側に複数個のピン嵌入孔を有するスライド板
が形成されており、さらにこのスライド板をスライドさ
せる把みと、前記スライド板と直接又は間接的に連動す
る錠部材とが形成されており、さらに前記カード挿入口
には、固定板の係合ピンに対設して係合ピンのカードと
の係合部の先端部が嵌入する凹部を、カードの挿入方向
に沿って形成しており、また前記固定板には前記係合ピ
ンがスプリングによって付勢されており、しかも前記ス
ライド板のピン嵌入孔に対設した状態で設けられてお
り、かつまた前記係合ピンはスライド板との係合部がス
ライド板のピン嵌入孔に係合している状態と、スライド
板との係合部がピン嵌入孔に係合していない状態で固定
板に支持されており、一方係合カードには前記係合ピン
のカードとの係合部が嵌入される穿孔を適宜形成してお
り、係合カードをカード挿入口に挿入した状態では、ス
ライド板のピン嵌入孔に係合している係合ピンは、カー
ドとの係合部が係合カードによって押し下げられて、ス
ライド板のピン嵌入孔との係合が解かれ、またスライド
板のピン嵌入孔に係合していない係合ピンは、カードと
の係合部が係合カードの穿孔に嵌入されて押動しない状
態となり、スライド板がスライド可能となることを特徴
とするカード錠。」 (作用) 本考案のカード錠はカード挿入口に係合カードを挿入し
た状態で係合ピンとスライド板との係合が解かれてスラ
イド板の移動が可能となり、それによって直接又は間接
的に錠部材の解錠が行われる。
(実施例) 第1〜第11図は本考案カード錠の一実施例を示す。第
1図はワイヤー錠とも言われる自転車用等に使用される
錠の概略斜視図を示し、1は函状の錠本体、2は錠本体
に形成したカード挿入口、そのカード挿入口にはスライ
ド板側とは反対側つまり蓋部側には後述する固定板の係
合ピンに対設して、係合ピンのカードとの係合部の先端
部が嵌入する凹部2bをカードの挿入方向に沿って形成
している。2aは凹部間の凸部、3は蓋部、4aはスラ
イド板の把手部でスライド板をスライドさせる把み、5
は錠本体内の錠部材13に係合される錠杆、6は錠本体
と錠杆とを連結しているワイヤー(鎖状部)である。7
は係合カードでキャッシュカード程度かそれより小型の
大きさである。7aは該カードの前部に適宜形成した穿
孔で方形状を呈し、該穿孔は後述する係合ピンのカード
との係合部が嵌入される大きさである。
1図はワイヤー錠とも言われる自転車用等に使用される
錠の概略斜視図を示し、1は函状の錠本体、2は錠本体
に形成したカード挿入口、そのカード挿入口にはスライ
ド板側とは反対側つまり蓋部側には後述する固定板の係
合ピンに対設して、係合ピンのカードとの係合部の先端
部が嵌入する凹部2bをカードの挿入方向に沿って形成
している。2aは凹部間の凸部、3は蓋部、4aはスラ
イド板の把手部でスライド板をスライドさせる把み、5
は錠本体内の錠部材13に係合される錠杆、6は錠本体
と錠杆とを連結しているワイヤー(鎖状部)である。7
は係合カードでキャッシュカード程度かそれより小型の
大きさである。7aは該カードの前部に適宜形成した穿
孔で方形状を呈し、該穿孔は後述する係合ピンのカード
との係合部が嵌入される大きさである。
第2図〜第8図は前記錠本体に形成される各部材の概略
斜視図を示す。4は固定板を挟んでカード挿入口とは反
対側に形成されるスライド板で、複数個のピン嵌入孔4
b(図面では6対)を有している。4cは一端隅部に形
成した錠部材の係合片でコ字型を有している。8は固定
板でここに複数個の係合ピンを並設して、かつ回動可能
に支持している。8aは係合ピンの嵌入孔で前記ピン嵌
入孔4bと合致するように同間隔をもって6個穿孔され
ている。これらピン嵌入孔8aは一端又は他端に係合ピ
ンを付勢しているスプリングが挿入される筒溝8bを順
次形成している。8cは係合ピンの枢軸孔である。9,
10は形状の異なる係合ピンを示し、9a,10aは枢
軸で上記枢軸孔8cに枢支されて回動する。9b,10
bはカードとの係合部、9c,10cはスライド板との
係合部である。この係合ピンはスライド板との係合部が
スライド板のピン嵌入孔に係合している状態、つまりス
ライド板のスライドを阻止する状態のものと、スライド
板のピン嵌入孔に係合せずに、スライド板のスライドを
阻止していない状態のものとが組立て状態で存在する。
よってスライド板に係合している係合ピンを係合カード
によって押動して、スライド板との係合を解けば、スラ
イド板はスライドできる。11は押え板、11aはピン
嵌入孔であり、上記スライド板のピン嵌入孔と略同様に
穿孔している。12は略L型の押動金具、13は錠部材
である。該部材は略L型で、錠杆が係脱できる嵌入孔1
3aを形成している。第8図の5は錠杆、6はワイヤー
(鎖状部)である。
斜視図を示す。4は固定板を挟んでカード挿入口とは反
対側に形成されるスライド板で、複数個のピン嵌入孔4
b(図面では6対)を有している。4cは一端隅部に形
成した錠部材の係合片でコ字型を有している。8は固定
板でここに複数個の係合ピンを並設して、かつ回動可能
に支持している。8aは係合ピンの嵌入孔で前記ピン嵌
入孔4bと合致するように同間隔をもって6個穿孔され
ている。これらピン嵌入孔8aは一端又は他端に係合ピ
ンを付勢しているスプリングが挿入される筒溝8bを順
次形成している。8cは係合ピンの枢軸孔である。9,
10は形状の異なる係合ピンを示し、9a,10aは枢
軸で上記枢軸孔8cに枢支されて回動する。9b,10
bはカードとの係合部、9c,10cはスライド板との
係合部である。この係合ピンはスライド板との係合部が
スライド板のピン嵌入孔に係合している状態、つまりス
ライド板のスライドを阻止する状態のものと、スライド
板のピン嵌入孔に係合せずに、スライド板のスライドを
阻止していない状態のものとが組立て状態で存在する。
よってスライド板に係合している係合ピンを係合カード
によって押動して、スライド板との係合を解けば、スラ
イド板はスライドできる。11は押え板、11aはピン
嵌入孔であり、上記スライド板のピン嵌入孔と略同様に
穿孔している。12は略L型の押動金具、13は錠部材
である。該部材は略L型で、錠杆が係脱できる嵌入孔1
3aを形成している。第8図の5は錠杆、6はワイヤー
(鎖状部)である。
上記各部材を組込んだ状態を第9〜11図で説明する。
カード挿入口2を形成した函状の錠本体1には、固定板
8を挟んでカード挿入口とは反対側にスライド板4が矢
印方向にスライド可能に設けられている。14はスプリ
ングを示し、L型の錠部材13を押圧し、該部材が係合
片4cに押圧状態で当接されている。よってスライド板
を矢印方向に押動すると錠部材が直接又は間接的に連動
するようになっている。しかして嵌入孔13aには錠本
体の挿入口1aより挿通された錠杆5の頭部が嵌入され
ており、スプリング15によって押圧されている押動金
具12に当接状態で矢印方向に押圧されている。つま
り、前記錠杆の頭部が嵌入孔13aの周縁にスプリング
を介して矢印方向に押圧状態で係合されている。つま
り、施錠状態を保持している。
カード挿入口2を形成した函状の錠本体1には、固定板
8を挟んでカード挿入口とは反対側にスライド板4が矢
印方向にスライド可能に設けられている。14はスプリ
ングを示し、L型の錠部材13を押圧し、該部材が係合
片4cに押圧状態で当接されている。よってスライド板
を矢印方向に押動すると錠部材が直接又は間接的に連動
するようになっている。しかして嵌入孔13aには錠本
体の挿入口1aより挿通された錠杆5の頭部が嵌入され
ており、スプリング15によって押圧されている押動金
具12に当接状態で矢印方向に押圧されている。つま
り、前記錠杆の頭部が嵌入孔13aの周縁にスプリング
を介して矢印方向に押圧状態で係合されている。つま
り、施錠状態を保持している。
上記説明および図示に基づいて説明すれば、カード挿入
口2よりカードを挿通すると、スライド板のピン嵌入孔
に係合している係合ピンたとえば係合ピン10は、カー
ドとの係合部が係合カードによって押下げられて、ピン
嵌入孔との係合が解かれる。またスライド板のピン嵌入
孔に係合していない他の係合ピンはカードとの係合部が
係合カードの穿孔に嵌入されて押動しない状態となって
いる。よってスライド板の把手部4aを把手して矢印方
向にスライド板を押動するとそれと一体の係合片4cも
移動し、それによって錠部材13がスプリング14に抗
して押動される。その際錠杆5の頭部がスプリング15
の付勢力で押動金具によって常時押圧されているので嵌
入孔13aから脱出する。つまり、錠部材13と錠杆5
との係合が解かれる。いわゆる解錠状態になる。またこ
の場合スライド板の把手部より手を離すとスプリング1
4の付勢力によって錠部材13が押圧されスライド板は
元の位置に戻る。錠杆5の錠部材への施錠はこの実施例
では錠杆5を錠本体の挿入口1aより挿入してさらに錠
部材の嵌入孔13aに挿入すればその頭部が嵌入孔周縁
に係合して施錠状態を保つようにしている。16は係合
ピンが固定板に回動可能に支持されている軸、17はス
プリングで、係合ピンを押下げる方向に付勢している。
口2よりカードを挿通すると、スライド板のピン嵌入孔
に係合している係合ピンたとえば係合ピン10は、カー
ドとの係合部が係合カードによって押下げられて、ピン
嵌入孔との係合が解かれる。またスライド板のピン嵌入
孔に係合していない他の係合ピンはカードとの係合部が
係合カードの穿孔に嵌入されて押動しない状態となって
いる。よってスライド板の把手部4aを把手して矢印方
向にスライド板を押動するとそれと一体の係合片4cも
移動し、それによって錠部材13がスプリング14に抗
して押動される。その際錠杆5の頭部がスプリング15
の付勢力で押動金具によって常時押圧されているので嵌
入孔13aから脱出する。つまり、錠部材13と錠杆5
との係合が解かれる。いわゆる解錠状態になる。またこ
の場合スライド板の把手部より手を離すとスプリング1
4の付勢力によって錠部材13が押圧されスライド板は
元の位置に戻る。錠杆5の錠部材への施錠はこの実施例
では錠杆5を錠本体の挿入口1aより挿入してさらに錠
部材の嵌入孔13aに挿入すればその頭部が嵌入孔周縁
に係合して施錠状態を保つようにしている。16は係合
ピンが固定板に回動可能に支持されている軸、17はス
プリングで、係合ピンを押下げる方向に付勢している。
第10図において、固定板8の枢軸孔8cに枢軸9aを
介して係合ピン9が回動自在にとりつけられており、ス
ライド板4のピン嵌入孔4bより離脱して、係合してい
ない状態、つまりスライド板がスライドできる状態を示
している。またカード7の穿孔7aに係合ピンのカード
との係合部9bが嵌入されており、カードによって押下
げられることがない。11は押え板である。17はスプ
リングで筒溝8b内に装入されており係合ピンの他端を
押下げる方向に付勢している。
介して係合ピン9が回動自在にとりつけられており、ス
ライド板4のピン嵌入孔4bより離脱して、係合してい
ない状態、つまりスライド板がスライドできる状態を示
している。またカード7の穿孔7aに係合ピンのカード
との係合部9bが嵌入されており、カードによって押下
げられることがない。11は押え板である。17はスプ
リングで筒溝8b内に装入されており係合ピンの他端を
押下げる方向に付勢している。
第11図はカード7の穿孔されていない箇所によって係
合ピンが押下げられ、係合部9cがスライド板のピン嵌
入孔4bに嵌入して係合している状態を示している。つ
まりスライド板の移動はできない。係合ピンとスライド
板とはカードによる係合ピンの押動状態によって上記構
造のような係合状態を保ち、解錠又は施錠状態となる。
係合ピンのレイアウトとカードの穿孔との組合せによっ
て種々の錠機構を設けることができる。
合ピンが押下げられ、係合部9cがスライド板のピン嵌
入孔4bに嵌入して係合している状態を示している。つ
まりスライド板の移動はできない。係合ピンとスライド
板とはカードによる係合ピンの押動状態によって上記構
造のような係合状態を保ち、解錠又は施錠状態となる。
係合ピンのレイアウトとカードの穿孔との組合せによっ
て種々の錠機構を設けることができる。
尚不図示ではあるが、上記説明では係合ピン9がカード
を挿入しない場合にスライド板と係合していないように
しているので、カードを挿入していない場合は係合ピン
10がスライド板と係合してスライド板の移動を阻止す
ることは論ずるまでもない。
を挿入しない場合にスライド板と係合していないように
しているので、カードを挿入していない場合は係合ピン
10がスライド板と係合してスライド板の移動を阻止す
ることは論ずるまでもない。
また必要に応じて係合カードの先端に凹凸嵌合部(第1
図のカードでは凸嵌合部7bを2個形成)を形成し、一
方錠本体にはそれに合致した凹凸部を形成すれば錠の組
合せが増加する。
図のカードでは凸嵌合部7bを2個形成)を形成し、一
方錠本体にはそれに合致した凹凸部を形成すれば錠の組
合せが増加する。
第12図、第13図は別の実施例のカード錠を示す。前
記実施例と異なるところを説明すると、カードを挿入し
た状態で錠本体1の把み18を回動するとかんぬき19
が出入り自在に移動する。把み18の突片18aはかん
ぬき19の係合長孔19aおよびスライド板20の係合
孔20aに係合している。しかしてスライド板のピン嵌
入孔20bに係合ピンが嵌入していない状態となりスラ
イド板は押動する。それと同時にかんぬきも移動する。
カードを脱くとスライド板のピン嵌入孔に係合ピンが係
合し、スライド板は押動しなくなる。つまり把みも回動
しなくなる。
記実施例と異なるところを説明すると、カードを挿入し
た状態で錠本体1の把み18を回動するとかんぬき19
が出入り自在に移動する。把み18の突片18aはかん
ぬき19の係合長孔19aおよびスライド板20の係合
孔20aに係合している。しかしてスライド板のピン嵌
入孔20bに係合ピンが嵌入していない状態となりスラ
イド板は押動する。それと同時にかんぬきも移動する。
カードを脱くとスライド板のピン嵌入孔に係合ピンが係
合し、スライド板は押動しなくなる。つまり把みも回動
しなくなる。
本考案は上記実施例に限らずカード挿入口よりカードを
挿入して係合ピンを押動することにより、その係合ピン
がスライド板との係合を解いてスライド板が移動可能と
なる構造であれば種々設計変更はできる。
挿入して係合ピンを押動することにより、その係合ピン
がスライド板との係合を解いてスライド板が移動可能と
なる構造であれば種々設計変更はできる。
(効果) 本考案は上記説明の構成を有しており、従来押ボタン錠
に比べて操作ボタンが変色、退色して第三者に解錠手段
が見破られるという欠点がない。又操作する押ボタンを
覚えておき、個々に押動するという面倒さがいらず、一
枚のカードを挿入するだけで解錠状態にでき、操作が大
変簡単である。またカード挿入口にはカードの挿入方向
に沿って凸凹部2a,2bを設けたのでカード厚みを薄
くしても係合ピンとカードとの係合が確実にでき、スラ
イド板と係合ピンとの係脱がより確実になる。
に比べて操作ボタンが変色、退色して第三者に解錠手段
が見破られるという欠点がない。又操作する押ボタンを
覚えておき、個々に押動するという面倒さがいらず、一
枚のカードを挿入するだけで解錠状態にでき、操作が大
変簡単である。またカード挿入口にはカードの挿入方向
に沿って凸凹部2a,2bを設けたのでカード厚みを薄
くしても係合ピンとカードとの係合が確実にでき、スラ
イド板と係合ピンとの係脱がより確実になる。
図面は本考案のカード錠の実施例を示す。第1図は概略
斜視図、第2図〜第8図は各部材の概略斜視図を示す。
第9図は錠本体内に部材を組込んだ状態の要部平面略
図、第10,第11図は同じく要部断面図、第12図,
第13図は別の実施例を示すカード錠の概略斜視図およ
び部材の斜視図である。 1……錠本体、2b……凹部、4,20……スライド
板、4a,18……把み、4b,20b……ピン嵌入
孔、8……固定板、13,19……錠部材、9,10…
…係合ピン、2……カード挿入口、7……係合カード、
7a……穿孔、17……スプリング
斜視図、第2図〜第8図は各部材の概略斜視図を示す。
第9図は錠本体内に部材を組込んだ状態の要部平面略
図、第10,第11図は同じく要部断面図、第12図,
第13図は別の実施例を示すカード錠の概略斜視図およ
び部材の斜視図である。 1……錠本体、2b……凹部、4,20……スライド
板、4a,18……把み、4b,20b……ピン嵌入
孔、8……固定板、13,19……錠部材、9,10…
…係合ピン、2……カード挿入口、7……係合カード、
7a……穿孔、17……スプリング
Claims (1)
- 【請求項1】カード挿入口を形成した錠本体には、複数
個の係合ピンを並設して、かつ回動可能にして支持して
いる固定板が形成され、その固定板を挟んでカード挿入
口とは反対側に複数個のピン嵌入孔を有するスライド板
が形成されており、さらにこのスライド板をスライドさ
せる把みと、前記スライド板と直接又は間接的に連動す
る錠部材とが形成されており、さらに前記カード挿入口
には、固定板の係合ピンに対設して係合ピンのカードと
の係合部の先端部が嵌入する凹部を、カードの挿入方向
に沿って形成しており、また前記固定板には前記係合ピ
ンがスプリングによって付勢されており、しかも前記ス
ライド板のピン嵌入孔に対設した状態で設けられてお
り、かつまた前記係合ピンはスライド板との係合部がス
ライド板のピン嵌入孔に係合している状態と、スライド
板との係合部がピン嵌入孔に係合していない状態で固定
板に支持されており、一方係合カードには前記係合ピン
のカードとの係合部が嵌入される穿孔を適宜形成してお
り、係合カードをカード挿入口に挿入した状態では、ス
ライド板のピン嵌入孔に係合している係合ピンは、カー
ドとの係合部が係合カードによって押し下げられて、ス
ライド板のピン嵌入孔との係合が解かれ、またスライド
板のピン嵌入孔に係合していない係合ピンは、カードと
の係合部が係合カードの穿孔に嵌入されて押動しない状
態となり、スライド板がスライド可能となることを特徴
とするカード錠。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986105950U JPH0629399Y2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | カ−ド錠 |
US07/070,717 US4838058A (en) | 1986-07-10 | 1987-07-07 | Card lock |
KR2019870011370U KR910000192Y1 (ko) | 1986-07-10 | 1987-07-10 | 카아드 자물쇠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986105950U JPH0629399Y2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | カ−ド錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63122558U JPS63122558U (ja) | 1988-08-09 |
JPH0629399Y2 true JPH0629399Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=30980859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986105950U Expired - Lifetime JPH0629399Y2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | カ−ド錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629399Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0629398Y2 (ja) * | 1986-04-07 | 1994-08-10 | 松本金属株式会社 | カ−ド錠 |
-
1986
- 1986-07-10 JP JP1986105950U patent/JPH0629399Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63122558U (ja) | 1988-08-09 |
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