JPH067094B2 - 蛍光x線分析装置 - Google Patents

蛍光x線分析装置

Info

Publication number
JPH067094B2
JPH067094B2 JP1328690A JP32869089A JPH067094B2 JP H067094 B2 JPH067094 B2 JP H067094B2 JP 1328690 A JP1328690 A JP 1328690A JP 32869089 A JP32869089 A JP 32869089A JP H067094 B2 JPH067094 B2 JP H067094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turntable
sample
vacuum chamber
insertion hole
vertical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1328690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03188349A (ja
Inventor
良男 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP1328690A priority Critical patent/JPH067094B2/ja
Publication of JPH03188349A publication Critical patent/JPH03188349A/ja
Publication of JPH067094B2 publication Critical patent/JPH067094B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、試料にX線を照射し、これにより励起され
て試料から放出される蛍光X線を分光分析する蛍光X線
分析装置に関する。
(従来の技術) 一般に、蛍光X線分析装置は、多種の試料の元素をオン
ラインで分析するために使用されることがある。このよ
うな多くの試料を効率良く分析するために、従来のもの
では、装置本体の外部に露出して配設したターンテーブ
ルに多数の試料を装填し、このターンテーブルの所定位
相の試料をスイングアームによって装置本体内に取り込
んで内装したX線照射用の真空室に搬入装填する型式の
ものや、装置本体内に設けた真空チェンバ内にターンテ
ーブルを配備し、真空チェンバ内でターンテーブル上の
所定位置の試料をそれぞれX線照射部位まで持ち上げる
型式のものが提供されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者のスイングアーム搬送型式のもの
は、装置本体内の真空室内に1個の試料だけを装填する
ので、真空室内の容積を小さくでき、したがって所定の
真空度に達するまで短時間で真空排気できる利点がある
ものの、試料搬入搬出用のスイングアーム機構自体が複
雑で、大きな作動用スペースを要して大型化する。しか
も、試料搬送距離が長いために搬送に時間がかかってい
た。また、搬送時間の短縮のためにスイング速度を大き
くすると、スイング中に試料が脱落するので、搬送速度
を大きくすることは自ずから制限があった。
また、後者の真空チェンバ内にターンテーブルを設置し
た型式のものは、試料搬入搬出時の上記不具合はないも
のの、真空チェンバが大型であるために、所要の真空度
に達っするまでの真空排気時間が長くなり、また、ター
ンテーブルの所定試料装填数に満たない少数の試料分析
時にも真空チェンバ全体の排気を行わねばならないので
無駄が多く、また、一旦排気してしまうと途中で試料の
追加が容易に出来ない等の不具合があった。
本発明は、従来型式に見られた上記不具合を解消し、試
料数に関係なく能率的な分析を行うことができる蛍光X
線分析装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、次の構成を採る。
装置本体ケース内に配置したX線照射用の真空室を備
え、この真空室の下面には試料挿入孔が形成されるとと
もに、この試料挿入孔を開閉するシャッタが設けられ、
また、前記真空室の下方には、試料挿入孔の中心を上下
に通る鉛直軸と平行な縦軸心を有するターンテーブルが
回転可能に設けられ、このターンテーブルの外周縁部に
は所定のピッチで円弧状に切り欠いて凹部が形成され、
また、このターンテーブルの下側には、このターンテー
ブルよりも大径の固定円形テーブルが該ターンテーブル
と同心に設けられ、この固定円形テーブルの前記鉛直軸
との交点位置には前記凹部の大きさに略合致する大きさ
の円形孔が形成される一方、前記円形孔の直下には、前
記円形孔よりも小径で前記試料挿入孔の封止を兼ねる受
台を備えたリフト機構が前記鉛直軸の軸方向に沿って上
下動可能に設けられている構成とした。
(作用) 上記構成によると、装置本体ケースから外部に露出した
ターンテーブルの凹部に試料を装填して、ターンテーブ
ルの回転によって試料を装置本体ケース内に持ち込み、
所定の取り出し部位に至った試料をリフト機構によって
持ち上げて真空室の試料挿入孔に装填するとともに、試
料挿入孔を受台で封止し、真空室を排気した後、X線照
射を行う。
分析の完了した試料は再びターンテーブルに戻し、ター
ンテーブルの1ピッチ回転によって新しい試料を取り出
し部位に送り込み、同様な手順で試料装填およびX線照
射を行う。
このような操作をターンテーブルの定ピッチ回転ごとに
行って試料を1個ずつ分析してターンテーブルに回収
し、再び装置本体外にまで送り出された試料はターンテ
ーブルより取り出し、必要に応じて新しい試料を供給す
る。
(実施例) 第1図に本発明に係る蛍光X線分析装置の実施例の縦断
面図である。
この実施例の蛍光X線分析装置は、箱状に構成された装
置本体ケース1の上半部内に、X線管2、分光器3など
の分析用機器を備えた真空室4が設けられ、この真空室
4の中央下部には上下に貫通する試料挿入孔6が形成さ
れるとともに、この試料挿入孔6と真空室4との間に
は、両者間を連通および遮断するシャッター7が設けら
れている。また、試料挿入孔6の下端部は、下拡がりテ
ーパー状に開口され、その内面に密封用のOリング8が
装着されている。
一方、装置本体ケース1の下半部には試料搬入搬出用の
ターンテーブル5が試料挿入孔6の中心を上下に通る鉛
直軸Oと平行な縦軸心Pを中心に回転可能に設けられて
いる。このターンテーブル5は、その略半分が試料挿入
孔6を上下に通る鉛直軸Oと交差する位置まで装置本体
ケース1内に入り込んでおり、ターンテーブル5の他の
略半部は装置本体ケース1の外側に露出するように配置
されている。また、このターンテーブル5の下側には、
このターンテーブル5よりも大径の固定円形テーブル9
が設けられ、この固定円形テーブル9が装置本体ケース
1の下半部に固定されている。さらに、固定円形テーブ
ル9の下部にはステッピングモータ10が取り付けら
れ、このステッピングモータ10の回転軸が縦軸心Pと
同心に配置されるとともに、固定円形テーブル9を貫通
してターンテーブル5に固定されている。ターンテーブ
ル5の外周縁部には略半円形に切り欠いて形成された試
料搬送用の凹部11が周方向に沿って一定ピッチで形成
されている。そして、この凹部11に短円柱形状の試料
12を装填することにより固定円形テーブル9上に載置
される。また、固定円形テーブル9の前記真空室4の試
料挿入孔6を上下に通る鉛直軸Oと交差する位置には、
該位置を中心として前記凹部11の曲率に合致する大き
さの円形孔13が形成されている。
この円形孔13の下方に試料持ち上げ用のリフト機構1
4が鉛直軸Oの軸方向に沿って上下動可能に設けられて
いる。リフト機構14は、前記円形孔13よりも小径で
かつ円形孔13と同心に配置された円盤状の受台15
と、これを支持するラック軸16と、このラック軸16
を昇降駆動するモータ17とからなる。
なお、22はラック軸16の下端に設けた検知片、2
3、24は上下一組みのフォトインタラプタであり、フ
ォトインタラプタ23、24が検知片22を検知するこ
とにより、受台15の昇降ストロークが制御される。
次に、上記構成を有する蛍光X線分析装置における試料
12の充填操作の動作を説明する。
分析に際しては、装置本体ケース1の外部に露出したタ
ーンテーブル5の凹部11を介して固定円形テーブル9
上に試料12を載置しつつ、ステッピングモータ10に
よりターンテーブル5を1ピッチずつ回転させて、試料
12を装置本体ケース1内に送り込んでいく。
所要の試料12が円形孔13内で待機していた受台15
上に乗りかかると、モータ17が起動されてラック軸1
6が回転し、これによって受台15が円形孔13を通っ
て上昇する。これに伴なって試料12が試料挿入孔6に
挿入されるとともに、受台15の拡がり状のテーパー外
周面が試料挿入孔6のテーパー開口に押し付けられるた
め、この受台15によって試料挿入孔6がOリング8を
介して下方から密封される。その際、シャッター7は閉
じている。
シャッター7よりも上部は、前回の操作で既に真空のま
まに保持しているので、試料挿入孔6内の空気を図示省
略した真空ポンプで排気して、内部を真空状態にした
後、シャッター7を開き、X線管2からX線を照射し
て、試料12から出た放出された蛍光X線を分光器3に
導いて分光する。
分析が完了すると、シャッター7を閉じて真空室4内と
試料挿入孔6との連通を断ち、試料挿入孔6をリークし
て大気にもどした後、受台15を元のターンテーブル高
さまで下降する。
以上の動作で一つの試料12に対する分析操作が完了す
るので、以後は、ターンテーブル5の1ピッチ回動に伴
って上記操作を順次繰り返す。
なお、上記操作において、分析後にシャッター7を閉じ
て真空室4内の真空を維持しておくことで、次回の分析
に要する時間が短縮化される。
ところで、試料12の半径は、ターンテーブル5の凹部
11の曲率半径よりも小さいものが用いられるので、タ
ーンテーブル5が回転する際に試料12が凹部11の曲
率中心よりも回転方向は逆方向に角度θ分だけ偏位した
状態で送られることになる。したがって、試料12が固
定円形テーブル9に形成された円形孔13まで送られて
きて、第3図に示すように、試料12の中心が円形孔1
3の中心と一致した時点では、ターンテーブル5の凹部
11の曲率中心は、円形孔13の中心から所定角θだけ
回転方向にオーバーランしていることになる。このた
め、この状態で受台15が上昇するとターンテーブル5
に当接してその上昇が不能となる。そこで、このターン
テーブル5のオーバーランを次のようにして修正する。
つまり、ターンテーブル5の下面には、各凹部11の曲
率中心と縦軸心Pとを結ぶ線上の内側には試料12の戻
し用割り出しピン18aが、外側に試料12の送り用割
り出しピン18bがそれぞれ下方に向けて突出され、ま
た、凹部11の曲率中心と縦軸心Pとを結ぶ一つの線上
にはターンテーブル5の回転量の基準を決めるための原
点出しピン19が下方に向けて突出されている。一方、
固定円形テーブル9上には、円形孔13の中心と縦軸心
Pとを結ぶ線上の戻し用割り出しピン18aが横切る交
点位置に試料12の戻し検出用のフォトインタラプタ2
0が設けられ、また、円形孔13の中心と縦軸心Pとを
結ぶ線上から所定角θだけ試料送り方向に先行した位置
で、かつ、送り用割り出しピン18bが横切る交点位置
に試料12の送り検出用のフォトインタラプタ21が設
けられており、さらに、円形孔13の中心と縦軸心Pと
を結ぶ線上から所定角θだけ試料送り方向とは逆方向に
戻った位置で、かつ、原点出しピン19が横切る交点位
置に原点検出用のフォトインタラプタ22が設けられて
いる。
したがって、送り検出用のフォトインタラプタ21が送
り用割り出しピン18bを検知するまでターンテーブル
5を回転させると、第3図に示すように試料12は受台
15の中心上に送り込まれるが、ターンテーブル5の凹
部11の曲率中心は、円形孔13の中心から所定角θだ
け試料送り方向にオーバーランしている。このため、送
り検出用のフォトインタラプタ21で送り用割り出しピ
ン18bが検知されると、次に、戻し検出用フォトイン
タラプタ20が戻し用割り出しピン18aを検知するま
でターンテーブル5を第3図の状態から反時計回りに逆
転することで第2図に示すように凹部11が円形孔13
に合致するので、リフト機構14における受台15の昇
降が可能となる。
なお、第4図に示すように、各試料12をそれぞれ皿状
の受台15に載置し、この受台15の半径をターンテー
ブル5の凹部11の曲率半径と一致させておけば、上記
のようにターンテーブル5を逆転修正する必要はなく、
単に定ピッチ送りだけをすればよい。また、この場合、
ターンテーブル5の周部に形成する凹部11は円形孔と
して実施することもできる。
(発明の効果) 本発明によれば、次の効果が得られる。
(1)真空室に試料を1個ずつ供給装填することができる
ので、スイングアーム方式と同様に真空室内の容積が小
さなものでよく、このため、真空室内が所要の真空度に
達するまでの排気に要する時間を短くできる。また、真
空室への試料搬入搬出がターンテーブルを用いた短距離
の係止搬送であるために、搬送途中での試料脱落のおそ
れがなく、搬送速度を充分大きくすることができ、排気
時間が短いことと相まって、処理サイクルの短い能率的
な分析を行うことができる。
(2)ターンテーブルの一部を装置本体外に露出させてあ
るので、試料の取り出しや追加を容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る蛍光X線分析装置の縦断側面図、
第2図はターンテーブル部の平面図、第3図は試料の定
ピッチ送り完了時点の平面図、第4図は変形例の縦断面
図である。 1…装置本体、4…真空室、5…ターンテーブル、6…
試料挿入孔、9…固定円形テーブル、11…凹部、12
…試料、13…円形孔、14…リフト機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体ケース内に配置したX線照射用の
    真空室を備え、この真空室の下面には試料挿入孔が形成
    されるとともに、この試料挿入孔を開閉するシャッタが
    設けられ、また、前記真空室の下方には、試料挿入孔の
    中心を上下に通る鉛直軸と平行な縦軸心を有するターン
    テーブルが回転可能に設けられ、このターンテーブルの
    外周縁部には所定のピッチで円弧状に切り欠いて凹部が
    形成され、また、このターンテーブルの下側には、この
    ターンテーブルよりも大径の固定円形テーブルが該ター
    ンテーブルと同心に設けられ、この固定円形テーブルの
    前記鉛直軸との交点位置には前記凹部の大きさに略合致
    する大きさの円形孔が形成される一方、 前記円形孔の直下には、前記円形孔よりも小径で前記試
    料挿入孔の封止を兼ねる受台を備えたリフト機構が前記
    鉛直軸の軸方向に沿って上下動可能に設けられているこ
    とを特徴とする蛍光X線分析装置。
JP1328690A 1989-12-18 1989-12-18 蛍光x線分析装置 Expired - Lifetime JPH067094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1328690A JPH067094B2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 蛍光x線分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1328690A JPH067094B2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 蛍光x線分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03188349A JPH03188349A (ja) 1991-08-16
JPH067094B2 true JPH067094B2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=18213082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1328690A Expired - Lifetime JPH067094B2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 蛍光x線分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH067094B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7301157B2 (en) * 2005-09-28 2007-11-27 Fei Company Cluster tool for microscopic processing of samples
JP7136211B2 (ja) * 2018-08-27 2022-09-13 株式会社島津製作所 X線分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03188349A (ja) 1991-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4501527A (en) Device for automatically transporting disk shaped objects
JPH04298060A (ja) ウエハの位置合わせ装置
JP2601780Y2 (ja) 検査セルの処理ステーション
JPH10332709A (ja) 試料を自動的に移送し混合し吸引する方法及び装置と試料管支持用ラック
US20040021071A1 (en) Apparatus and method for automated sample analysis by atmospheric pressure matrix assisted laser desorption ionization mass spectrometry
CN107433264A (zh) 一种采血管自动扫描装置及方法、试管座
KR20090105586A (ko) 반도체 웨이퍼 오염물질 측정장치의 스캔 스테이지
JPH067094B2 (ja) 蛍光x線分析装置
JPH10112484A (ja) 光文字認識器付き半導体ウェーハ検査装置
US6700951B2 (en) X-ray fluorescence spectrometer
CN207547056U (zh) 一种采血管自动扫描装置、试管座
JPH11121577A (ja) 半導体ウェハの検査システム
JP2587200Y2 (ja) 真空室への搬出入装置
JP3247665B2 (ja) X線分析装置における試料交換機
JP2002299421A (ja) ノッチ整列方法及びノッチ整列機構並びに半導体製造装置
JP3270828B2 (ja) 蛍光x線分析装置
JP3239981B2 (ja) 処理装置および処理方法
JP7485048B2 (ja) 自動分析装置
JPH06331574A (ja) 分析装置
JP3600848B2 (ja) 予備真空室のシール性を改善したx線分析装置
WO2022024506A1 (ja) 自動分析装置
JP3268977B2 (ja) 蛍光x線分析装置
JPS6045A (ja) 表面分析装置
JP2592135Y2 (ja) 蛍光x線分析装置
JP2005093789A (ja) 基板処理装置、および基板処理装置における基板の保持方法