JPH0670727A - 大型自立性袋入り液状食品 - Google Patents

大型自立性袋入り液状食品

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JPH0670727A
JPH0670727A JP4250568A JP25056892A JPH0670727A JP H0670727 A JPH0670727 A JP H0670727A JP 4250568 A JP4250568 A JP 4250568A JP 25056892 A JP25056892 A JP 25056892A JP H0670727 A JPH0670727 A JP H0670727A
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敏雄 岸
Masaharu Mochizuki
雅治 望月
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開封前に振る等により、短時間で充分な撹拌
効果を奏することができる大型自立性袋入り液状食品を
提供する。 【構成】 大型自立性袋に、粘度1000〜15000
cpの液状食品を、充填密封後の含気量が袋全体の2容
量%を超え20容量%以下であるように充填密封してな
る大型自立性袋入り液状食品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型自立性袋入り液状
食品に関し、特に多人数分の製品として好適に利用され
る大型自立性袋入り液状食品に関する。
【0002】
【従来の技術】多人数分のカレー、シチュー等の液状食
品を容器に収納した製品としては、大型缶入りのものが
ある。しかしながら、大型缶は、使用後廃棄する際に嵩
ばり、取扱い難いとの問題点があった。こうした問題点
のないものとして、大型の袋を使用するものがある。大
型の袋にカレー、シチュー等の液状食品を充填密封する
ものとしては、特開昭61−63271号、特開平3−
277261号、特開平3−247262号等に開示が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多人数分の
製品は、1人分の製品と異なり、開封後一度に使い切ら
ず二度に分けて使用することがある。自立性がない袋
は、こうした使い方をした場合には、開封後に別の容器
等に移し替えなければならず、極めて煩雑であった。本
発明者等は、こうした問題点のない袋として、自立性を
有する袋を採用した。ところが、こうした袋を利用した
製品すなわち大型自立性袋入り液状食品は、立てられて
いる状態が長いために、油等の分離や具材等の沈降が生
じることがあり、液状食品の上方部分(一度目に使用す
る部分に相当する)と下方部分(二度目に使用する部分
に相当する)とで風味が異なるものとなるとの虞があっ
た。
【0004】本発明者等は、上記問題点を解決するため
に鋭意研究を行った結果、上記した問題を回避するため
には、開封前に袋を振る等により、液状物を充分に撹拌
することが有効であるのだが、こうした方法を重量の重
い大型自立性袋入り液状食品に適用するには、短時間で
充分な撹拌効果を奏し得ることが実用上極めて重要な課
題であることを知った。本発明は、開封前に振る等によ
り、短時間で充分な撹拌効果を奏することができる大型
自立性袋入り液状食品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく鋭意研究を行った結果、液状食品の粘度
を特定範囲にすること、袋内部の含気量を特定範囲に
すること、以上2つの要件を満足することにより、開封
前に振る等により、短時間で充分な撹拌効果を奏し得る
大型自立性袋入り液状食品を得ることができるとの知見
を得たのである。
【0006】上記知見を基に完成された本発明の要旨
は、大型自立性袋に、粘度1000〜15000cpの
液状食品を、充填密封後の含気量が袋全体の2容量%を
超え20容量%以下であるように充填密封してなる大型
自立性袋入り液状食品にある。
【0007】以下、本発明の内容について詳細に説明す
る。図中1は、大型自立性袋入り液状食品を示す。大型
自立性袋入り液状食品1は、基本的に大型自立性袋2、
液状食品3及び気体4から構成される。先ず、大型自立
性袋2について説明すると、大型自立性袋は、開封した
状態でも自立可能なものであり、また、その容量は、特
に制限されないが、1000cc以上好ましくは200
0cc以上更に好ましくは3000〜5000ccであ
ることが適当である。また、その材質は特に制限されな
いが、加熱殺菌処理を施す場合には、耐熱性を有するも
のである必要があり、その例として、ポリエステル/ナ
イロン/アルミ箔/延伸ポリプロピレン等がある。
【0008】次に、液状食品3について説明すると、該
液状食品は、図に示すように具材等の固形物5を含有す
るものであっても良いし、含有しないものであっても良
いが、前者とりわけミートソースのミンチ肉等の小さな
固形物を含有するものである場合、液状食品の流動性が
悪く、撹拌効率が低下する傾向が顕著であり、本発明が
特に有用である。上記固形物としては、牛肉、豚肉、鶏
肉等の畜肉類、イカ、タコ、エビ、アサリ、鮭、カニ等
の魚介類、タマネギ、ニンジンの野菜類、ジャガイモ、
サツマイモ等のイモ類、小豆、エンドウ豆、大豆等の豆
類、油揚げ、豆腐等の大豆加工品、椎茸、マッシュルー
ム等のきのこ類等が例示できる。また、上記液状食品は
油脂を含有するものであることが、本発明の効果の点で
望ましい。油脂の量は、特に制限されないが、液状食品
全体の0.5重量%以上更に5重量%以上更に好ましく
は8〜15重量%であることが適当である。上記液状食
品の具体例としては、例えばカレー、シチュー、カレー
ソース、デミグラソース、ホワイトソース、ミートソー
ス、ハヤシ、トマトソース、クリームスープ、コーンス
ープ、ポタージュスープ、中華スープ等が挙げられる。
【0009】上記液状食品3は、その粘度が1000〜
15000cpであることが本発明の目的を達成する上
で特に重要である。上記範囲を下回る場合、液状食品の
油等の分離や具材等の固形物の沈降が生じ易く、液状食
品全体の風味を均一にし難い傾向にあり、上記範囲を上
回る場合、短時間での撹拌効果が低下する傾向にある。
尚、本発明において粘度は、B型粘度計を用い、品温2
0°Cで測定した値である。
【0010】また、液状食品3の大型自立性袋2への充
填量は、特に制限されないが、1kg以上好ましくは1
〜3kgであることが適当である。また、上記液状食品
3のpHは、特に制限されないが、pH4.0〜7.5
であることが好ましい。
【0011】次に、気体4について説明すると、気体の
種類は特に限定されず、空気であっても良いし、窒素ガ
ス、アルゴンガス等であってもよい。上記大型自立性袋
2中における気体の含有量は、袋全体の2容量%を超え
20容量%以下であることが本発明の目的を達成する上
で特に重要であり、好ましくは3〜10容量%が適当で
ある。含気量が上記範囲を下回る場合、液状食品の量に
対しヘッドスペースの割合が少なく、短時間で充分な撹
拌効果が得られない傾向にある。一方、含気量が上記範
囲を超える場合、含気量の上昇に比例して液状物の撹拌
効率が上昇せず、また大型自立性袋が嵩高になり、搬送
・保管に不利である。さらに、気体が空気である場合に
は、液状食品が酸化して変色したり品質の劣化するおそ
れが高くなり、気体が窒素ガス、アルゴンガス等である
場合には不経済である。以上が大型自立性袋入り液状食
品の構成であるが、大型自立性袋入り液状食品に保存性
を付与するための方法は、特に制限されず、例えば加圧
加熱殺菌や無菌充填等がある。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
大型自立性袋に、粘度1000〜15000cpの液状
食品を、充填密封後の含気量が袋全体の2容量%を超え
20容量%以下であるように充填密封することにより、
開封前に振る等によって短時間で充分な撹拌効果を奏す
ることができる。その結果、大型自立性袋入り液状食品
を二度に分けて使用した場合でも、一度目に使用する部
分と二度目に使用する部分とで風味が異なるものになる
ことがない。また、本発明によれば、大型自立性袋が所
定量の気体を含有しているので、保管時・輸送時等にお
ける外部からの衝撃に対して緩衝材の役割を果たし、破
袋や傷の発生を有効に防止することができる。以下、本
発明の内容を実施例を基に説明する。
【0013】
【実施例】
実施例1 小麦粉6重量部を食用油脂6重量部で充分に炒めた。一
方、タマネギ30重量部を食用油脂3重量部で充分に炒
めた。次に、上記炒めた小麦粉とタマネギにウスターソ
ース1重量部、砂糖1重量部、食塩1重量部、グルタミ
ン酸ナトリウム0.5重量部、カレー粉1重量部及び水
50.5重量部を加え、撹拌しつつ微沸するまで煮込み
カレーソースを得た。次に、得られたカレーソース3K
gを、ポリエステル/ナイロン/アルミ箔/延伸ポリプ
ロピレン製のスタンディングパウチ(240mm×35
0mm)に、充填密封後の空気の含有量がパウチ全体の
3容量%になるように、充填密封した。次いで、該スタ
ンディングパウチに120°C、40分間、30rpm
の条件で回転式の加圧加熱殺菌処理を施し、スタンディ
ングパウチ入りカレーソースを得た。
【0014】次に、得られたスタンディングパウチ入り
カレーソースを1ケ月間立てた状態で保存した。その
後、スタンディングパウチ入りカレーソースを数回振っ
た後、開封し、二度に分けて使用した(具体的には、カ
レーソースを鍋で加温し、ご飯にかけて喫食した)が、
一度目と二度目とのカレーソースの風味は同等であっ
た。尚、保存後のスタンディングパウチ入りカレーソー
スの粘度は4500cpであった。
【0015】実施例2 小麦粉2重量部を食用油脂2重量部で充分に炒めた。一
方、タマネギ30重量部、ガーリック1重量部、ミンチ
肉20重量部を食用油脂3重量部で充分に炒めた。次
に、炒めた小麦粉、タマネギ、ガーリック、ミンチ肉に
トマトケチャップ8重量部、トマトペースト6重量部、
ウスターソース2重量部、ワイン2重量部、砂糖1重量
部、食塩1重量部、香辛料0.1重量部及び水21.9
重量部を加え、撹拌しつつ微沸するまで煮込みミートソ
ースを得た。次に、得られたミートソース3Kgを、ポ
リエステル/ナイロン/アルミ箔/延伸ポリプロピレン
製のスタンディングパウチ(240mm×350mm)
に、充填密封後の空気の含有量がパウチ全体の3容量%
になるように、充填密封した。次いで、該スタンディン
グパウチに120°C、40分間、30rpmの条件で
回転式の加圧加熱殺菌処理を施し、スタンディングパウ
チ入りミートソースを得た。
【0016】次に、得られたスタンディングパウチ入り
ミートソースを1ケ月間立てた状態で保存した。その
後、スタンディングパウチ入りミートソースを数回振っ
た後、開封し、二度に分けて使用した(具体的には、ミ
ートソースを鍋で加温し、茹でたスパゲティーにかけて
喫食した)。一度目と二度目とのミートソースは、どち
らもほぼ均等にミンチ肉を含有するものであり、風味も
同等であった。尚、保存後のスタンディングパウチ入り
ミートソースの粘度は4600cpであった。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の大型自立性袋入り液状食品の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 大型自立性袋入り液状食品 2 大型自立性袋 3 液状食品 4 気体 5 固形物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型自立性袋に、粘度1000〜150
    00cpの液状食品を、充填密封後の含気量が袋全体の
    2容量%を超え20容量%以下であるように充填密封し
    てなる大型自立性袋入り液状食品。
  2. 【請求項2】 液状食品が油脂を含有するものである請
    求項1記載の大型自立性袋入り液状食品。
  3. 【請求項3】 液状食品が固形物を含有するものである
    請求項1又は請求項2記載の大型自立性袋入り液状食
    品。
  4. 【請求項4】 液状食品がミートソースである請求項1
    記載の大型自立性袋入り液状食品。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003169644A (ja) * 2001-12-07 2003-06-17 House Foods Corp 液状物又はペースト状物を含有するレトルト食品
JP2008154551A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Kao Corp パスタソース

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