JPH067068Y2 - 地盤改良装置 - Google Patents

地盤改良装置

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JPH067068Y2
JPH067068Y2 JP13750788U JP13750788U JPH067068Y2 JP H067068 Y2 JPH067068 Y2 JP H067068Y2 JP 13750788 U JP13750788 U JP 13750788U JP 13750788 U JP13750788 U JP 13750788U JP H067068 Y2 JPH067068 Y2 JP H067068Y2
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JP
Japan
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casing
ground improvement
sand
sludge
improvement device
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JP13750788U
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JPH0258039U (ja
Inventor
澄雄 伊藤
Original Assignee
朝日基礎株式会社
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば海底ヘドロの浚渫や護岸基礎固めの
工事に使用する地盤改良装置に関する。
〔従来の技術〕
海上や河川又は溜池等での杭打ちや護岸の地盤改良工事
等は、オーガによって杭孔を掘削すると共に鋼管杭を差
し込み、セメントミルクを充填する作業が行われる。た
とえば、海底のヘドロの浚渫又は護岸の地盤改良では、
台船に設けた旋回自在なブームに駆動装置付きのオーガ
を吊り下げ、下端のカッタによって杭孔を開けてゆく。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、水中で作業するとき、カッタがヘドロを掻き
回すので、堆積したヘドロは周囲に広く飛び散る。この
ため、従来では水面下での地盤改良の場合には、ヘドロ
層の2〜3m程度を素堀りした後、水中掘削する方法が
採用されている。
しかし、このような作業要領でも、ヘドロの飛散は避け
られず、セメントミルクとの混合も十分ではない。この
ため、施工を確実にするには、セメントミルクを実際に
必要な量よりも多く使うことになり、経済面で不利であ
る。また、作業中に水が激しく撹拌されるので、作業位
置だけでなくその周囲の汚濁も激しく、これを防ぐため
にフェンス等を現場毎に張り巡らす等の必要もある。
そこで、本考案は、カッタ廻りからの掘削土砂の飛散を
なくし効率的な各種作業が行えるようにすることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の地盤改良装置は、以上の目的を達成するため
に、オーガのロッドの下端部に設けたカッタ及び攪拌羽
根を含めて囲む下端開口のケーシングを前記ロッドに取
り付け、該ケーシングの下端を前記ロッドの下端よりも
下にし、更に該ケーシングに砂投入口を設けたことを特
徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本考案の特徴を具体的に
説明する。
第1図は本考案の地盤改良装置の要部を示す一部切欠正
面図、第2図は第1図のI−I線矢視による平面図であ
る。なお、本実施例では、海底の護岸改良工事の場合を
示す。
第1図において、オーガの2本のロッド1a,1bが並列配
置され、その下端にケーシング2が設けられている。ロ
ッド1a,1bは、第3図に示すように、それぞれの下端に
カッタ1c,1dを設けると共に上方に攪拌羽根1e,1fを取り
付けたもので、従来のオーガ装置をそのまま利用でき
る。そして、2本のロッド1a,1bは、その上端部を図示
しない台船に設けたブームに吊り下げられると共に中途
に回転駆動用のドライブ機構を備えている。
ケーシング2は、第2図に示すようにほぼ長円状の平面
形状として、カッタ1c,1d及び攪拌羽根1e,1fの旋回半径
を含める内部容量を持たせている。ケーシング2の上端
面には、ロッド1a,1bに対してケーシング2が上下に移
動できるように、スリーブ2a,2bが設けられる。そし
て、ケーシング2の上端中央にワイヤロープWを掛け、
これを引き上げるとケーシング2のみをロッド1a,1bに
沿って上に移動させることができる。
また、ロッド1a,1bの間は、スリーブ2a,2bの下端に突き
当たってケーシング2が下にそれ以上下降しないよう
に、拘束リング1gによって連結されている。そして、第
1図のように、拘束リング1gにスリーブ2a,2bの下端が
当たってケーシング2が最も下にあるとき、ケーシング
2の下端がカッタ1c,1dよりも下側に位置するように、
各部材の寸法及び位置関係を持たせる。
ケーシング2の上端壁3には、砂投入部4及び水中ポン
プ装着部5がそれぞれ設けられる。第4図は砂投入部4
の詳細を示すもので、ケーシング2の上端壁3に開けた
開口3aの周囲にアングルを利用したフランジ3bが設けら
れ、これに蓋4aがボルト・ナット3cによって着脱自在に
取り付けられている。また、水中ポンプ装着部5も同様
な構造であり、上面には着脱自在な蓋5aを設けている。
第5図(a)は、砂投入部4から蓋4aを外して砂を送り込
むためのサンド供給ホース6が接続した状態を示す。サ
ンド供給ホース6は、屈曲自在なフレキシブルホースで
あり下端に設けた接続フランジ6aをボルト・ナットによ
って砂投入部4側のフランジ3bに一体化する。なお、接
続フランジ6aの形状やボルト孔の位置等は蓋4aと同じと
してフランジ3bへ接続することは無論である。
また、第5図(b)は水中ポンプ装着部5に水中ポンプ7
を取り付けた例を示すものである。水中ポンプ7は、サ
ンド供給ホース6と同様に接続フランジ7aによって固定
される。そして、ケーシング2の中にインペラを含む吸
引部7bを位置させると共に揚水ホース7cを台船に設けた
回収槽に接続して汚濁水等を回収する。
更に、汚濁水の回収のために、ケーシング2の内壁には
逆止弁8を設ける。第6図は逆止弁8の概略を示す縦断
面図であり、ケーシング2の内壁にヒンジ軸8aを設けて
これにフラッパ式の弁板8bを取り付けている。そして、
水中ポンプ7によってケーシング2内の水を揚水すると
きには内圧が低下してケーシング2内と外部との圧力平
衡が崩れ、図中の一点鎖線で示すように弁板8bが内部側
に傾き、ケーシング2の周壁に開けた導入孔2cから水が
流れ込む。なお、第5図(b)では判りやすくするために
逆止弁8を水中ポンプ7から離れた位置に図示している
が、実際には第2図のように水中ポンプ7に近い位置に
設ける。
以上の構成において、砂投入部4及び水中ポンプ装着部
5のいずれにも蓋4a,5aを被せて、ケーシング2の下端
を海底に着けて掘削作業する。このとき、第1図に示す
ように、ケーシング2の下端が先に海底に着いた後にカ
ッタ1d,1cが順に掘削し始める。このため、カッタ1d,1c
によってヘドロ層等が撹拌されても、ケーシング2内に
封入されるので、外部の水が汚濁することはない。
また、砂投入部4の蓋4aを外してサンド供給ホース6を
接続すれば、掘削孔の中へ良質土を供給できる。そし
て、攪拌羽根1e,1fによって良質土をヘドロに混ぜるこ
とができ、陸上での改良工事と同様な杭頭部を造りだせ
る。また、セメントミルクを供給する場合でも、ヘドロ
が拡散しないので混合が速やかに行われ、セメントミル
クを無駄にすることもない。
更に、水中ポンプ7を第5図(b)のように取り付けれ
ば、ケーシング2内の汚濁水を揚水ホース7cから海上へ
回収できる。このため、台船上の処理槽で汚濁水を処理
すれば、海を汚染することのない作業も可能となる。
なお、以上の実施例では海底の護岸改良について述べた
が、その他の浚渫作業や各種の杭孔掘削等にも本考案の
地盤改良装置が利用できる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の地盤改良装置において
は、カッタの掘削部分を含めてケーシングでカバーし、
ヘドロ等の拡散をケーシング内だけに収めるようにして
いる。このため、従来のようにオーガのカッタを直接地
盤に突き刺す要領に比べて、汚濁水の発生等がなく環境
保全が図られる。また、セメントミルクをヘドロに混合
して地盤改良する場合でも、ヘドロが拡散しないので混
合が良好に行われ、多量のセメントミルクを無駄にする
こともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す地盤改良装置の部分縦
断面図、第2図は第1図のI−I線矢視図、第3図はオ
ーガ装置の下端部を示す正面図、第4図(a)は砂投入部
の部分切欠平面図、第4図(b)は部分縦断面図、第5図
(a)はサンド供給ホースをケーシングに接続した概略
図、第5図(b)は水中ポンプを備えたときの概略図、第
6図は逆止弁を示す拡大縦断面図である。 1a,1b:ロッド、1c,1d:カッタ 1e,1f:攪拌羽根、1g:拘束リング 2:ケーシング、2a,2b:スリーブ 2c:導入孔、3:上端壁 3a:開口、3b:フランジ 3c:ボルト・ナット、4:砂投入部 4a:蓋、5:水中ポンプ装着部 5a:蓋、6:サンド供給ホース 6a:接続フランジ、7:水中ポンプ 7a:接続フランジ、7b:吸引部 7c:揚水ホース、8:逆止弁 8a:ヒンジ軸、8b:弁板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーガのロッドの下端部に設けたカッタ及
    び攪拌羽根を含めて囲む下端開口のケーシングを前記ロ
    ッドに取り付け、該ケーシングの下端を前記ロッドの下
    端よりも下にし、更に該ケーシングに砂投入口を設けた
    ことを特徴とする地盤改良装置。
JP13750788U 1988-10-20 1988-10-20 地盤改良装置 Expired - Lifetime JPH067068Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13750788U JPH067068Y2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 地盤改良装置

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JP13750788U JPH067068Y2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 地盤改良装置

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Publication Number Publication Date
JPH0258039U JPH0258039U (ja) 1990-04-26
JPH067068Y2 true JPH067068Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=31398992

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JP13750788U Expired - Lifetime JPH067068Y2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 地盤改良装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5162105B2 (ja) * 2006-05-19 2013-03-13 株式会社竹中土木 水底の汚染土壌の原位置混合処理工法および原位置混合処理装置
JP5546083B1 (ja) * 2014-02-13 2014-07-09 株式会社不動テトラ 地盤改良装置及び該装置を用いる地盤改良方法
JP6404760B2 (ja) * 2015-03-31 2018-10-17 日本海工株式会社 地盤改良装置、地盤改良工法

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JPH0258039U (ja) 1990-04-26

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