JPH0670641U - 吊り戸棚固定構造 - Google Patents

吊り戸棚固定構造

Info

Publication number
JPH0670641U
JPH0670641U JP1403693U JP1403693U JPH0670641U JP H0670641 U JPH0670641 U JP H0670641U JP 1403693 U JP1403693 U JP 1403693U JP 1403693 U JP1403693 U JP 1403693U JP H0670641 U JPH0670641 U JP H0670641U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
fixing
cabinet
main body
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1403693U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2591484Y2 (ja
Inventor
圭律 石鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP1993014036U priority Critical patent/JP2591484Y2/ja
Publication of JPH0670641U publication Critical patent/JPH0670641U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591484Y2 publication Critical patent/JP2591484Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 戸棚本体の固定を、外からも、戸棚本体の内
部からも見えないすっきりしたものとし、収納空間も広
げた吊り戸棚固定構造を提供する。 【構成】 箱状に形成された戸棚本体20に固定された吊
り戸棚固定体30と、壁10に固定された被固定体50とによ
って、戸棚本体20を壁10に固定するための吊り戸棚固定
構造である。吊り戸棚固定体30は、側板21の背板22側
に、吊り戸棚固定体30に合致して欠設された固定体収納
空間21Dに固定されるものであって、箱状の本体31から
背板22方向へ突出して下方に折曲された固定片32と、本
体31を側板21内に隠すための固定体用内側板35とを備え
て形成される。被固定体50は、垂直断面形状が略横コ字
形をなした長尺部材であって、壁10に対して長尺方向を
水平に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】
この考案は、吊り戸棚固定構造、更に詳しくは、吊り戸棚を壁に固定するため の構造であって、固定具が吊り戸棚の内方からも、吊り戸棚外側からも見えない ような吊り戸棚固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、いわゆる吊り戸棚と呼ばれるものは、建物の収納空間として広く使 われていた。この吊り戸棚とは、箱状の収納部たる吊り戸棚を壁の所定高さに固 定することにより、床面などのある基準面よりも上方に収納空間を形成する収納 器具である。
【0003】 このような吊り戸棚を壁に固定する固定器具については様々なものがあったが 、その代表的なものとしてBLUM社のWALL−MOUNTING−BRAC KETがある。以下、同社の吊り戸棚固定器具について説明する。なお、図5及 び図6も参照する。ここで図5は側面断面図であり、図6は平面断面図である。 壁60に対し固定される戸棚本体70の両方の側板71は、背板72に対し若 干壁60側に突出している。また、背板72における両側板71付近における上 板73付近には、貫通穴72Aを有している。その貫通穴72Aに対応する位置 付近において、小さな箱状体である吊り戸棚固定体80が位置する。この吊り戸 棚固定体80は、全体形状が箱状体である本体81と、その本体81から背板7 2の貫通穴72Aを貫通して壁60方向へ突出する固定片82を備え、側板71 に固定されるものである。
【0004】 また、本体81においては、固定片82を本体81に対して上下方向へ移動さ せることができる上下調節ネジ83と、同じく固定片82を本体81に対して前 後方向へ調節できる前後調整ネジ84とを備えている。なお、本体81は、本体 固定ネジ85によって側板71に固定されるものである。 一方、吊り戸棚70が吊り下げられるべき壁60には、垂直断面形状がL字形 をなす被固定体90が固定されている。即ち、被固定体90を壁60に対して固 定することにより、壁60において戸棚本体70側に溝部を形成することとなる 。
【0005】 戸棚本体70における背板72の貫通穴72Aから壁60側に突出させた固定 片82と壁60に固定された被固定体90とを噛み合わせることによって戸棚本 体70を壁60に吊り下げる。そして、上下調節ネジ83を調整することにより 壁60に対する戸棚本体70の水平を出し、前後調節ネジ84を調整することに より側板71及び上板73の壁60側突出端面を壁60に隙間なく押し付けられ 、戸棚本体70を壁60に対して、ぐらつかずに固定できる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の吊り戸棚固定構造にあっては、以下に記すような問題点 があった。 即ち、吊り戸棚固定体80は、戸棚本体70の内部収納空間の一部を占めて戸 棚本体70に固定されるため、内方からの見栄えが悪く、また収納空間を狭める という問題があった。
【0007】 また、被固定体90については、固定片82に対応する位置にのみ用意されて いるものであったため、被固定体90の固定位置を決定する場合において壁60 への固定時には認識できなかったものの、戸棚本体70を固定した後にあっては 、その戸棚本体70が壁60に対して水平に固定されていないような事態が生じ ていた。
【0008】 一方、上下調節ネジ83を調整することにより壁60に対する戸棚本体70の 水平を出すことはできるが、被固定体90が水平でないため、安定性に欠ける場 合もあった。 本考案が解決すべき課題は、上記のような問題点を解決できるような吊り戸棚 固定構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した課題を解決するためのものである。 請求項1記載の吊り戸棚固定構造は、複数の側板(21)とその側板(21)の間に位 置する背板(22)と底板と上板とを備えて箱状に形成された戸棚本体(20)に固定さ れた吊り戸棚固定体(30)と、壁(10)に固定された被固定体(50)とによって、戸棚 本体(20)を壁(10)に固定するための吊り戸棚固定構造であって、吊り戸棚固定体 (30)は、戸棚本体(20)の側板(21)の背板(22)側に吊り戸棚固定体(30)に合致して 欠設された固定体収納空間(21D)に固定されるものであって、箱状の本体(31)と 、その本体(31)から壁(10)方向へ突出して下方に折曲された垂直部(32B)を有す る固定片(32)と、本体(31)が固定される固定体収納空間(21D)において側板(21) の内面と同一平面を形成するように本体(31)に固定される固定体用内側板(35)と を備えて形成され、被固定体(50)は、垂直断面形状が略コ字形をなして開口部を 上向きとした長尺部材であって、壁(10)に対して長尺方向を水平にして固定され 、被固定体(50)における垂直断面形状が略横コ字形の内方に、吊り戸棚固定体(3 0)の固定片(32)の垂直部(32B)を係止させることによって、戸棚本体(20)を壁(10 )に吊り下げ固定させることとしたことを特徴とする。
【0010】 また、請求項2記載の吊り戸棚固定構造は、吊り戸棚固定体(30)には、本体(3 1)に対しての固定片(32)の位置を、上下に調整するための調整構造を備えたこと を特徴とする。
【0011】
【作 用】
請求項1記載の吊り戸棚固定構造の組立順序を以下に説明する。 まず、壁(10)に対し被固定体(50)を固定する。即ち、被固定体(50)を壁(10)に 対して、水平を保ったことを確認しつつ固定する。 一方、吊り戸棚固定体(30)は、固定体用側板(35)を外した状態で、側板(21)の 固定体収納空間(21D)に合致するように固定する。このとき、固定片(32)の垂直 部(32B)は、固定片収納空間(21D)の下方に位置することとなる。
【0012】 続いて、側板(21)から突出した固定片(32)の垂直部(32B)を被固定体(50)に対 して引っかけることにより、戸棚本体(20)を壁(10)に対して固定する。 最後に、固定体用側板(35)を吊り戸棚固定体(30)にはめ込む。このようにする と、吊り戸棚固定体(30)は側板(21)の一部となる。戸棚本体(20)は、壁(10)に対 して固定されているが、その固定部分は、戸棚本体(20)の内部からも外からも見 えないものとなっている。
【0013】 請求項2記載の吊り戸棚固定構造の組立順序について、請求項1記載の吊り戸 棚固定構造と異なる点を以下に説明する。 即ち、左右の固定片(32B)が被固定体(50)に固定されることによって戸棚本体( 20)が水平を保っていない場合には、どちらか一方または両方に設けられた調整 構造を調整することにより、固定片(32)の本体(31)に対する上下位置を調整し水 平を保つ。戸棚本体(20)の水平が確認できた後には、固定体用側板(35)を吊り戸 棚固定体(30)にはめ込む。
【0014】
【実施例】
以下、本考案における吊り戸棚固定構造の実施例について図面を使用しながら 説明する。ここで使用する図面は、図1乃至図4である。図1は、本実施例の側 面からの断面図を示したものである。図2は、本実施例の組立斜視図を示したも のである。図3は、本実施例の平面断面図を示したものである。図4は、本考案 に係る吊り戸棚固定構造の他の実施例を示した分解斜視図である。
【0015】 まず、図3等を用いて説明する。 壁10に対し固定される戸棚本体20は、直方体の箱状体をなしており、その 両方の側板21は、背板22に対し若干壁側に突出している。なお、壁10は、 壁板11とその壁板11の室内側に設けられる表面仕上げ板12とを有すると共 に、各所に芯材13を設けている。側板21は、戸棚本体20の外側を形成する 外板21Aと、戸棚本体20の内側空間の表面に位置する内板21Bと外板21 A及び内板21Bとに挟まれる芯材21Cとから形成されている。上板23もま た、戸棚本体20の外側に位置する外板23Aと、戸棚本体20の内側面を形成 する内板23Bと、それら外板23Aと内板23Bとに挟まれる芯材23Cとか ら形成されている。
【0016】 両方の側板21の上板23付近であって背板22寄りの角部には、固定体収納 空間21Dという欠設部を有しており、固定体収納空間21Dに該当する部分に 小さな箱状体である吊り戸棚固定体30が収納される。また、その固定体収納空 間21Dの下方には、固定片突出空間21Eという欠設部を有しており、吊り戸 棚固定体30から背板22方向へ突出する固定片32が収納される。吊り戸棚固 定体30及び固定片32については、以下に詳述する。
【0017】 吊り戸棚固定体30は、箱状の本体31と、前述の固定片32と、その固定片 32を本体31に対しての位置を上下に調整するための調整ネジ33と、本体3 1が固定される部分において側板21の内板21Bと同一平面を形成するように 本体31に固定される固定体用内側板35とを備えて形成されている。 本体31は、図2で明らかなように側板21の固定体収納空間21Dに本体固 定ピン31Aを用いて固定される。
【0018】 固定片32は、水平状の板部分である水平部32Aと、その水平部32Aの壁 10側端部より下方に垂直に折曲されて形成される垂直部32Bと水平部32A の反壁10側の端部に設けられる調整端部32Cとから形成されている。上下調 整ネジ33は、水平方向に設けられたものであり、この上下調整ネジ33に垂直 に交差することによって上下調整ネジ33の回転に従ってその回転方向を垂直な 軸方向に対する軸回りの回転に変える変換ネジ33Aを有すると共に、その変換 ネジ33Aに対する雌ネジを設けて上下調整ネジ33の回転を固定片32の本体 31に対する上下方向への移動とする被調整体33Bとを備えている。なお、上 下調整ネジ33の回転に応じて固定片32は上下動するわけであるが、前述した 背板22に設けられた貫通穴22Aは、その調整幅ほどの大きさを有している。 また、固定片32における反壁10側端部に設けられた調整端部32Cは、本体 31から反壁10側へ突出しており、その本体31の外壁に合致するための形状 、即ち、図1の側断面図にあっては、横T字状をなすように形成されている。そ して、貫通穴22Aと同様に、調整端部32Cが調整幅ほどの上下動ができる貫 通穴31Bも備えられている。
【0019】 続いて、吊り戸棚固定体30が固定される被固定体50について説明する。 この被固定体50は、垂直断面形状が略コ字形をなした長尺部材であって、壁 10に対して長尺方向を水平として固定される壁固定部50Aと、その壁固定部 50Aの下端から反壁10側に折曲されて形成される下端受け部50Bと、その 下端受け部50Bの反壁10側短部から上方へ折曲されて形成される立設部50 Cとからなっている。このように形成された被固定体50は、立設部50C及び 壁固定部50Aに設けられた貫通穴へ、被固定体埋め込みネジ51を用いて壁1 0における芯材13へねじ込むことによって、壁10に被固定体50を水平に固 定する。
【0020】 被固定体50は上板23の下方であって背板22の壁10側に隠れるので、戸 棚本体20の外方から見えることがないし、戸棚本体20の内部からも見えない ところに位置する。 以下、本実施例の組み立て順序について説明する。 まず、壁10に対し被固定体50を固定する。即ち、被固定体50を壁10に おける芯材13の位置に合わせ、水平を保ったことを確認しつつ、被固定体埋め 込みネジ51を用いて壁10に固定する。
【0021】 一方、吊り戸棚固定体30は、固定体用側板35を外した状態で本体固定ピン 31Aを用いて側板21の固定体収納空間21Dに合致するように固定する。こ のとき、固定片32の垂直部32Bは、固定片突出空間21Eに位置することと なる。 続いて、側板21から突出した固定片32の垂直部32Bを被固定体50に対 して引っかけることにより、戸棚本体20を壁10に対して固定する。このとき 、左右の固定片32Bが被固定体50に固定されることによって戸棚本体20が 水平を保っていない場合には、どちらか一方または両方の上下調整ネジ33を調 整することにより、固定片32の本体31に対する上下位置を調整し、戸棚本体 20の水平を保つ。
【0022】 戸棚本体20の水平が確認できた後に、固定体用側板35を吊り戸棚固定体3 0にはめ込む。このようにすると、吊り戸棚固定体30は側板21の一部となる 。戸棚本体20は、壁10に対して固定されているが、その固定部分は、戸棚本 体20の内部からも外からも見えないものとなっている。 以下、本実施例の効果について説明する。
【0023】 本実施例の吊り戸棚固定構造によれば、吊り戸棚固定体30を側板21に内装 してしまったことにより、戸棚本体20の固定部分を、外からも、戸棚本体20 の内部からも見えない、見栄えの良いすっきりしたものとすることができた。そ のため、戸棚本体20の収納空間も広がった。 また、被固定体50を水平方向に長い一部材として形成したため戸棚本体20 の固定に際し、水平状態を確保し易い。その固定によっても水平が取れない場合 には、吊り戸棚固定体30において、固定片32の本体31に対する上下方向を 調整できる構造としているので、ある程度の固定が終了した段階で水平を取るこ とができる。
【0024】 以下、上記実施例のバリエーションについて説明する。 上記実施例は、請求項2記載の吊り戸棚固定構造であり、固定片32を本体3 1に対しての位置を上下に調整するための調整構造として、両方の吊り戸棚固定 体30に上下調整ネジ33を備えているが、いずれか一方にのみ設けることとし ても水平状態の調整は行える。
【0025】 続いて、図4を用いて本考案に係る吊り戸棚固定構造の他の実施例について説 明する。 以下に示す吊り戸棚固定構造の実施例は、前記した実施例にあっては、固定片 32が本体31に対して上下方向のみ移動調整することができるものであったが 、ここに示す実施例では、上下方向のみならず上板23の長手方向、即ち、前後 方向にも調整できるものである。
【0026】 以下、主な相違点について説明する。 固定片32は、水平部32A、垂直部32Bを有すると共に、水平部32Aの 反垂直部32B側において、90度ひねることによって形成される垂直平面部3 2Bを形成し、更にその垂直平面部32Dの中央付近には、水平方向に長手方向 を持つ長穴32Eを備えている。
【0027】 一方、前記した実施例における本体31の代わりに、上下にも前後にも調整で きる構造を有すると捕らえて説明すると、吊り戸棚固定体30を側板21に対し て固定する基体41と、その基体41に対し上下方向への調整可能に固定される 上下調整部材42とからなっている。基体41は、水平断面形状が略L字形をな しており、側板21に設けられた固定体収納空間21Dにおける壁10に向かい 合う面にネジを用いて固定される固定部41Aと、上下調整部材42を固定する ための板状の蟻溝対応部41Bを備えて形成されている。なお、固定部41Aに は、垂直方向に長手方向を有する長穴が形成されており、側板21に対して若干 の上下方向への固定調整が行える。
【0028】 上記のように形成された基体41に対して固定される上下調整部材42は、基 体41の蟻溝対応部41Bに対応するものの、若干大きめに形成された蟻溝42 Aと、上下調整部材42を基体41に固定するための固定部42Bと、固定片3 2の垂直平面部32Dを固定格納する固定片格納部42Cとを有して形成されて いる。固定部42Bには、垂直方向に長手方向を有する長穴が設けられており、 基体41に対し、上下調整部材42Bを上下方向に調整させて固定させることが できる。固定片格納部42Cは、垂直断面がコの字形に欠設して形成されたもの であり、その欠設幅は、固定片32の幅に合致している。
【0029】 以下、上記のように形成された吊り戸棚固定構造の組み立て順序を説明する。 被固定体50の壁10に対する固定については、前記した実施例と同様である。 吊り戸棚固定体30の組み立てについて説明すると、まず、基体41をその固 定部41Aを用いて側板21に固定する。この際、固定部41Aに設けられた長 穴を用いて上下方向への調整を行いつつ固定する。続いて、基体41の蟻溝対応 部41Bに対応させた蟻溝42Aにはめ込むことにより、上下調整部材42Bを 基体41に対して合致させ、その上下方向位置を確認しながら固定部42Bの長 穴を用いて上下調整部材42を基体41に対して固定する。このときも、固定部 42Bに設けられた長穴を用いて上下方向への調整を行いつつ固定する。
【0030】 そして、固定片32の垂直平面部32Dを固定片格納部42Cに合致させ、垂 直平面部32Dの長穴32Eにて、前後方向の調整を行いながら固定片32を上 下調整部材42に対して固定する。このような固定が終了した後、固定対応側板 35を吊り戸棚固定体30に対してはめ込み、吊り戸棚固定体30を側板21に 内装させる。
【0031】 以下、上記した実施例の効果について説明すると、前述した実施例では前後方 向の調整が行なえなかったものの、ここに記した実施例にあっては前後方向の調 整も行える吊り戸棚固定構造を提供することができたという効果がある。 なお、上記した2つの実施例にあっては特に説明しなかったが、側板を3枚以 上備えたような水平方向に大きく形成された戸棚本体において、側板の3つ以上 に吊り戸棚固定体を設けた場合には、すべての吊り戸棚固定体に、本体に対して の固定片の位置を上下に調整するための調整構造を設けることが望ましい。前後 方向への調整構造を設ける場合もまた、すべての吊り戸棚固定体に設けることが 望ましい。
【0032】
【考案の効果】
請求項1記載の吊り戸棚固定構造によれば、戸棚本体の固定を、外からも、戸 棚本体の内部からも見えないすっきりしたものとすることができ、戸棚本体の収 納空間も広がった。また、被固定体を水平方向に長い一部材として形成したため 、戸棚本体の固定に際し、水平状態を確保し易いので、安定性の高い吊り戸棚固 定構造を提供することができた。
【0033】 また、請求項2記載の吊り戸棚固定構造によれば、請求項1記載の吊り戸棚固 定構造の効果を奏するとともに、被固定体によっては調整しきれない水平状態を 確保できる吊り戸棚固定構造を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の側面からの断面図を示したものであ
る。
【図2】本実施例の斜視図を示したものである。
【図3】本実施例の平面断面図を示したものである。
【図4】本考案に係る吊り戸棚固定構造の他の実施例を
示した分解斜視図である。
【図5】従来の吊り戸棚固定構造を示す側面断面図であ
る。
【図6】従来の吊り戸棚固定構造を示す平面断面図であ
る。
【符号の説明】
10 壁 11 壁板 12 表面仕上げ板 13 心材 20 戸棚本体 21 側板 21A 外板 21B 内板 21C 心材 21D 固定体収納空間 21E 固定片突出空
間 22 背板 22A 貫通穴 23 上板 23A 外板 23B 内板 23C 心材 30 吊り戸棚固定体 31 本体 31A 本体固定ピン 31B 貫通穴 32 固定片 32A 水平部 32B 垂直部 32C 調整端部 32D 垂直平面部 32E 長穴 33 上下調整ネジ 33A 変換ネジ 33B 被調整体 35 固定体用側板 40 上下前後調整構造 41 基体 41A 固定部 41B 蟻溝対応部 42 上下調整部材 42A 蟻溝 42B 固定部 42C 固定片格納部 50 被固定体 50A 壁固定部 50B 下端受け部 50C 立設部 51 被固定体埋め込みネジ 60 壁 70 戸棚本体 71 側板 72 背板 73A 貫通穴 73 上板 80 吊り戸棚固定体 81 本体 82 固定片 83 上下調整ネジ 84 前後調整ネジ 85 本体固定ネジ 90 被固定体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の側板とその側板の間に位置する背
    板と底板と上板とを備えて箱状に形成された戸棚本体に
    固定された吊り戸棚固定体と、壁に固定された被固定体
    とによって、戸棚本体を壁に固定するための吊り戸棚固
    定構造であって、吊り戸棚固定体は、戸棚本体の側板の
    背板側に吊り戸棚固定体に合致して欠設された固定体収
    納空間に固定されるものであって、箱状の本体と、その
    本体から壁方向へ突出して下方に折曲された垂直部を有
    する固定片と、本体が固定される固定体収納空間におい
    て側板の内面と同一平面を形成するように本体に固定さ
    れる固定体用内側板とを備えて形成され、被固定体は、
    垂直断面形状が略コ字形をなして開口部を上向きとした
    長尺部材であって、壁に対して長尺方向を水平にして固
    定され、被固定体における垂直断面形状が略横コ字形の
    内方に、吊り戸棚固定体の固定片の垂直部を係止させる
    ことによって、戸棚本体を壁に吊り下げ固定させること
    としたことを特徴とする吊り戸棚固定構造。
  2. 【請求項2】吊り戸棚固定体には、本体に対しての固定
    片の位置を、上下に調整するための調整構造を備えたこ
    とを特徴とする吊り戸棚固定構造。
JP1993014036U 1993-03-25 1993-03-25 吊り戸棚固定構造 Expired - Fee Related JP2591484Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993014036U JP2591484Y2 (ja) 1993-03-25 1993-03-25 吊り戸棚固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993014036U JP2591484Y2 (ja) 1993-03-25 1993-03-25 吊り戸棚固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0670641U true JPH0670641U (ja) 1994-10-04
JP2591484Y2 JP2591484Y2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=11849915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993014036U Expired - Fee Related JP2591484Y2 (ja) 1993-03-25 1993-03-25 吊り戸棚固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591484Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2591484Y2 (ja) 1999-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4432590A (en) Structural system for supporting furniture, shelf and wall panels
US5707125A (en) Wall-mounted storage cabinet
US20080224579A1 (en) Modular storage system
US11950691B2 (en) Storage systems including back channels and walls mountable along the back channels
JPH0670641U (ja) 吊り戸棚固定構造
JP6732632B2 (ja) 物品載置什器
WO2017213220A1 (ja) 配線収容什器
JP4188439B2 (ja) 吊戸棚
JP3097447U (ja) 収納棚
JPH03236806A (ja) 組立式間仕切兼収納壁
JPH0542750Y2 (ja)
JP3235692U (ja) 組立式棚
JP2003184264A (ja) 住宅の内装構成システム
JP2521702Y2 (ja) 納骨壇
JP7151341B2 (ja) 収納棚の配線構造
JP7155828B2 (ja) 収納システム
JPH0517948Y2 (ja)
JP3081050B2 (ja) 組み立て収納体の施工方法
JPH0535708Y2 (ja)
JP3364977B2 (ja) 組合せ家具
JPH0525462Y2 (ja)
KR200199558Y1 (ko) 붙박이장 구조물의 설치구조
JPH0737557Y2 (ja) 陳列台におけるベース脚板の取付部構造
KR20200105571A (ko) 인터넷 카페용 모니터 설치 장치
JPH0866262A (ja) 書架等のアジャスター装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981210

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees