JPH0670461B2 - 自動変速機の操作機構 - Google Patents

自動変速機の操作機構

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JPH0670461B2
JPH0670461B2 JP59126655A JP12665584A JPH0670461B2 JP H0670461 B2 JPH0670461 B2 JP H0670461B2 JP 59126655 A JP59126655 A JP 59126655A JP 12665584 A JP12665584 A JP 12665584A JP H0670461 B2 JPH0670461 B2 JP H0670461B2
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JP
Japan
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hydraulic
selector lever
switching valve
range
spool
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JP59126655A
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English (en)
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JPS616027A (ja
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正一 飯島
泉 高木
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Isuzu Motors Ltd
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
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Publication of JPH0670461B2 publication Critical patent/JPH0670461B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両の自動変速機の操作機構に関するものであ
る。
[従来の技術] 在来の同期噛合型歯車変速機におけるシフトロツドを油
圧アクチユエータにより駆動し、油圧アクチユエータの
油圧制御回路の電磁弁をマイクロコンピユータにより制
御するようにした自動変速機では、数多い変速段を有効
に利用するために、D,N,Rレンジ以外に電子制御を伴わ
ない油圧による変速段を数多く設け、運転者の好みにあ
つた走行ができるように配慮されている。
しかし、油圧切換弁がすべてのレンジと変速段にわたつ
て作動するようにすると、スプールが非常に長くなり、
弁の構造も複雑になるので、製造経費が嵩む。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は油圧切換弁を縮小・簡単化するために、
多数のレンジを備えたセレクタレバーに対して、特定の
レンジだけで油圧切換弁が連動するようにした、自動変
速機の操作機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成は油圧源と複
数のシフトロツドを各別に駆動する3位置動作型の油圧
アクチユエータを駆動する油圧制御回路との間に、D,N,
Rレンジを切り換える共通の油圧切換弁と車両の走行条
件に対応して作動する各対の電磁弁とを順に挿入接続
し、油圧切換弁のスプールに連結するロツドにセレクタ
レバーを離脱可能に係合し、油圧切換弁のDレンジで前
記ロツドから側方へ離脱するセレクタレバーに、L,2,3
レンジを選択する操作位置を備え、セレクタレバーの操
作位置に関連して前記電磁弁を作動するようにしたもの
である。
[作用] D,N,Rレンジの切換えはセレクタレバーにより油圧切換
弁を操作して行うが、変速範囲を制限するL,2,3レンジ
の切換えは、Dレンジでセレクタレバーを油圧切換弁か
ら切り離したうえで、セレクタレバーの操作に関連し
て、通常は走行条件に対応して作動する電磁弁を電気的
に制限する。換言すれば、作動可能のシフトロツドの数
と作動方向を限定する。
[発明の実施例] 第1図に示すように、油圧源12と油圧アクチユエータC
を駆動する油圧制御回路Bとの間に、油圧切換弁Aが挿
入接続される。油圧切換弁Aはハウジング3の弁室16に
スプール2を嵌合して構成され、スプール2の端部に設
けた穴2aにロツド30を介して、D,N,Rレンジ(運転モー
ド)の切換えを行うセレクタレバーを連結される。スプ
ール2を所定のレンジに保持するために、ハウジング3
に設けた円筒部にばね4によりスプール2のくぼみ7へ
付勢されるボール6が保持される。
弁室16は油圧源12に接続するポート8,18と、油圧制御回
路Bに接続するポート15と常時タンク17に接続するポー
ト13,14と、ポート18と相対向するポート19とを備えら
れる。
スプール2は環状溝11,10,9を備えられ、環状溝11はデ
イテント機構5のボール6にスプール2の下側のくぼみ
7が係合するRレンジで、ポート18をポート19に接続す
るようになつている。環状溝9はボール6にスプール2
の上側のくぼみ7が係合するDレンジで、ポート8をポ
ート15に接続するようになつている。スプール2は軸方
向の通路23と、通路23に連なる径方向の通路24とを備え
られており、スプール2が図示のNレンジにある時、ポ
ート19は通路24,23、ハウジング3の端室25を経てポー
ト13と接続される。
スプール2のレンジに応じて油圧源12に接続されるポー
ト15が複数の電磁弁からなる油圧制御回路Bへ接続さ
れ、最終的に複数のシフトロツドを各別に動作させる油
圧アクチユエータCへ圧油を送り、シフトロツドを駆動
するようになつている。また、スプール2のRレンジで
は、ポート19から圧油が直接油圧アクチユエータCへ送
られるよになつている。しかし、このような構成は本発
明の要旨には直接関係しないのでこれ以上説明しない。
スプール2は連結部材27の一端に連結され、連結部材27
の他端はピン29によりロツド30に連結される。連結部材
27の代りに、遠隔操作ケーブルを用いることができる。
ロツド30は側方へ突出する突片31,32を設けられ、両者
の間の溝33へ第2図に示すように、セレクタレバー34が
離脱可能に係合される。セレクタレバー34は基端部を車
体側に、球面軸受40により前後・左右傾動に支持され
る。
第2図に示すように、ロツド30は前後方向に移動できる
が、軸回りには回転できないように操作箱35に支持され
る。操作箱35の頂壁に横方向に延びるスリツト38が設け
られ、スリツト38の一端部に前方へ延びるスリツト36
が、また中央部に前方へ延びるスリツト37が、他端部に
前後方向へ延びるスリツト39がそれぞれ接続される。ス
リツト36〜39に沿つてセレクタレバー34が前後・左右に
傾けられるようになつている。
次に、本発明装置の作動について説明する。第2図にお
いて、セレクタレバー34は前方へ延びるスリツト36の中
央部に係合している。この時、第1図に示すように、セ
レクタレバー34がNレンジにあつて、油圧切換弁Aのス
プール2の中央のくぼみ7がデイテント機構5のボール
6に係合している。油圧源12から油圧制御回路Bが遮断
され、油圧アクチユエータCは中立位置とされ、機関の
回転は車輪に伝達されない。
次に、第2図において、セレクタレバー34を右側へ倒し
たまま前方(第1図の上方)へ倒すとRレンジになり、
セレクタレバー34によりロツド30が前方へ押され、第1
図において下側のくぼみ7がボール6に係合する。この
時、油圧源12がポート18、スプール2の環状溝11、ポー
ト19を経て油圧アクチユエータCへ直接送られ、シフト
ロツドが後進段へシフトされ、同時にクラッチ機構が自
動的に遮断・接続される。運転者はアクセルペダルを踏
込むだけで、円滑に車両を後退させることができる。
第2図に示すように、セレクタレバー34を右側へ倒した
ままで後方へ倒すとDレンジになり、第1図においてス
プール2が下方へ引かれ、上側のくぼみ7がボール6に
係合する。この時は油圧源12がポート8、スプール2の
環状溝9、ポート15を経て油圧制御回路Bへ接続され
る。機関の負荷、機関回転数、車速などの信号に基づく
マイクロコンピユータにより油圧制御回路Bの電磁弁が
選択的に作動され、運転者はアクセルペダルの操作だけ
で1速段から円滑に発進でき、アクセルペダルによる加
速操作に伴つて自動的に2速段、3速段、4速段、5速
段へと順次高速段へ変速歯車の噛合いが変更され、逆に
ブレーキペダルを踏むと、順次低速段と変速歯車の噛合
いが変更される。
登り坂路で軽快な運転を好む場合は、セレクタレバー34
をスリツト38に沿つて左側へ倒すと、セレクタレバー34
はロツド30の溝33から外れる。スリツト38の中央部でセ
レクタレバー34をスリツト37に沿って前方へ倒すと、油
圧切換弁AはDレンジのままに保持され、この時、油圧
制御回路Bの電磁弁のコンピユータによる動作が制限さ
れる。すなわち、1速段から3速段までのシフトロツド
を操作する油圧アクチユエータCの油圧回路だけが制御
され、4速段、5速段へシフトされることはない。
さらに、セレクタレバー34をスリツト38に沿つて左端ま
で倒し、かつスリツト39に沿つて後方へ倒すと、油圧制
御回路Bの動作範囲は1速段と2速段の自動変速に制限
される。また、セレクタレバー34をスリツト39に沿つて
前方へ倒すと、常時1速段の変速歯車の噛合い状態に保
持され、急な登り坂路の走行に適した運転をすることが
でき、途中で平坦路に出ても自動的に2速段へ変速され
ることはない。
本発明によれば上述のように、運転者の好みに応じてセ
レクタレバー34により運転モードに適したレンジを選択
することができる。特にマイクロコンピユータによる油
圧制御回路Bによる変速範囲を制限する操作では、油圧
切換弁Aを操作する必要はなく、この時セレクタレバー
34と油圧切換弁Aとの連係動作が遮断される。マイクロ
コンピユータで駆動される油圧制御回路Bの制御対象外
となる駐車または後進などの場合にだけ、セレクタレバ
ー34をロツド30と係合し、油圧切換弁Aを操作する。
第3,4図に示す実施例では、DレンジからNレンジを経
て連続的にRレンジへ切り換えられるのを防止するため
に、操作箱35に横方向のスリツト42,44が設けられ、車
両を後進させる場合にセレクタレバー34をスリツト43に
係合してNレンジとした後、横方向のスリツト42を経て
スリツト41に沿つて前方へ倒さなければRレンジへ油圧
切換弁Aを操作できないようになつている。
セレクタレバー34をスリツト44に沿つて左側へ倒すと、
ロツド30との係合が外れ、スリツト45に沿つて順次後方
へセレクタレバー34を倒すと、3,2,Lレンジへと切り換
えられる。
[発明の効果] 本発明は上述のように、構成したのち、次のような効果
が得られる。
(a)機関の負荷、機関回転数、車速などの走行条件に
基づく自動変速と、運転者の意志に委ねられた手動的な
変速との多様な運転操作が可能になる。
(b)D,N,Rレンジの切換えはセレクタレバーにより油
圧切換弁を操作して行う一方、変速範囲を制限するL,2,
3レンジの切換えはセレクタレバーだけの操作に関連し
て電気的に行うので、油圧切換弁の動作量が短く(動作
位置が少く)なり、油圧切換弁の構造が簡単になり、製
造経費の節減に役立つ。
(c)L,2,3レンジの切換え時、セレクタレバーは油圧
切換弁との機械的結合を解除されるので、この点でも油
圧切換弁の動作量が短くなり、さらに、セレクタレバー
の操作に関連するL,2,3レンジの切換え動作と、油圧切
換弁によるD,N,Rレンジの切換え動作とが同時に働くこ
とによる不具合を回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る自動変速機の操作機
構の概略構成を示す平面図、第2図は同装置の要部を示
す斜視図、第3図は本発明の第2実施例に係る自動変速
機の操作機構の要部の構成を示す平面図、第4図は同斜
視図である。 A:油圧切換弁、B:油圧制御回路、C:油圧アクチユエー
タ、2:スプール、3:ハウジング、8,18:ポート、12:油圧
源、15,19:ポート、27:連結部材、30:ロツド、31,32:突
片、33:溝、34:セレクタレバー、35:操作箱、36〜39:ス
リツト、41〜45:スリツト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧源と複数のシフトロツドを各別に駆動
    する3位置動作型の油圧アクチユエータを駆動する油圧
    制御回路との間に、D,N,Rレンジを切り換える共通の油
    圧切換弁と車両の走行条件に対応して作動する各対の電
    磁弁とを順に挿入接続し、油圧切換弁のスプールに連結
    するロツドにセレクタレバーを離脱可能に係合し、油圧
    切換弁のDレンジで前記ロツドから側方へ離脱するセレ
    クタレバーに、L,2,3レンジを選択する操作位置を備
    え、セレクタレバーの操作位置に関連して前記電磁弁を
    作動するようにしたことを特徴とする、自動変速機の操
    作機構。
JP59126655A 1984-06-20 1984-06-20 自動変速機の操作機構 Expired - Lifetime JPH0670461B2 (ja)

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JPS616027A JPS616027A (ja) 1986-01-11
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5023939U (ja) * 1973-06-28 1975-03-18
JPS5786650A (en) * 1980-05-23 1982-05-29 Toyota Motor Corp Controller for automatic transmission of vehicle

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JPS616027A (ja) 1986-01-11

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