JPH0670453U - モールドモータの結線板 - Google Patents
モールドモータの結線板Info
- Publication number
- JPH0670453U JPH0670453U JP1107893U JP1107893U JPH0670453U JP H0670453 U JPH0670453 U JP H0670453U JP 1107893 U JP1107893 U JP 1107893U JP 1107893 U JP1107893 U JP 1107893U JP H0670453 U JPH0670453 U JP H0670453U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- motor
- solder
- molded
- circuit board
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 家電用、電装用等に使用される樹脂モールド
モータにおいて、内部結線用プリント基板のはんだ溶融
によるショート等を未然に防止する。 【構成】 コネクタとコイル等を電気的に接続している
内部結線用プリント基板のランドとランドの間に貫通ス
リットを設けることにより、万一のはんだ溶融に対する
信頼性を向上させる。
モータにおいて、内部結線用プリント基板のはんだ溶融
によるショート等を未然に防止する。 【構成】 コネクタとコイル等を電気的に接続している
内部結線用プリント基板のランドとランドの間に貫通ス
リットを設けることにより、万一のはんだ溶融に対する
信頼性を向上させる。
Description
【0001】
本考案は、家電分野、電装分野において使用される樹脂モールドモータに関す るものである。
【0002】
近年、家電、電装分野においては低騒音化、小形軽量化が要望されており、さ らに高信頼性も同時に要望されている。このような要望の中で、モータは従来の 金属ケースタイプから樹脂モールドタイプが脚光をあびてきている。樹脂モール ドタイプは、金属ケースタイプに比して次のような点で優れていると考えられる 。
【0003】 1つは、熱可塑性樹脂を使用した場合、コネクタがステータ部と一体で成形で きるためリード線、コネクタが不要となり、外形をコンパクトにまとめることが できる。また、上記コネクタを防水コネクタと組合わせることによって、比較的 簡単に完全防水タイプのモータを製作できる。
【0004】 さらに、振動、騒音の点から見ると、樹脂は金属に比してかなり大きい減衰特 性をもっており、モータの静音化に対して有利である。
【0005】 以下に、従来の樹脂モールドモータについて説明する。 図2は、従来の樹脂モールドモータの構造を示すものである。図3は、樹脂で モールドされるモータのステータ部を示している。図4は、ステータ部の一部を 形成するプリント基板のコネクタ接続部のパターンとプリント基板の外形の一部 を示している。
【0006】 図2において1はモールド樹脂、2はステータ組立、3はコイル、4はプリン ト基板、5はコネクタピンである。図3において6はピン保持器、7はインシュ レータである。図4において8は銅箔パターン、9は銅箔ランドである。図3, 図4において、その他の番号は図2と共通にしてある。
【0007】 以上のように、構成された樹脂モールドモータの構造について以下説明する。 図3においてステータ組立2にインシュレータ7がセットされ、コイル3が巻 回される。一方、コネクタピン5がピン保持器6にセットされ、それをプリント 基板4に挿入し、ピン先をプリント基板の穴に挿入した後折り曲げ、図4のラン ド9にはんだ付する。
【0008】 モールドに熱可塑性樹脂を使用するとき、その樹脂温度は260℃〜280℃ となるため、このはんだは通常の共晶はんだではなく、高温はんだを使用する。 このようにして形成されたステータ部を図2のように樹脂で一体成形する。
【0009】
モータの生産量が多く安定している機種においては、プリント基板4は製作し てから一定期間内に使用されるため、銅箔ランド9には特に予備はんだを行なっ ていなくても、酸化のためにはんだ作業性が悪くなることはなく、特に問題はな い。しかしながら、モータの生産量が少なくその数量も安定していない機種にお いてはプリント基板はあるロット数を生産してストックしなければならず、また 一定期間内に使用される保証もないため、銅箔ランドの酸化を防止しかつはんだ 作業性の悪化を防止するために、予備はんだを行なっておくことがよく行なわれ る。予備はんだは通常の設備においては多くが共晶はんだで行なうようになって おり、高温はんだで行なうことは設備投資等の問題で現実にはなかなか実行でき ない。
【0010】 本モータにおいては、樹脂に熱可塑性樹脂を使用するため、樹脂温度が高く、 はんだ付は高温はんだを使用する必要がある。プリント基板に共晶はんだで予備 はんだを施し、その上から高温はんだを行なうと、樹脂モールドしたとき、その 熱で予備はんだの共晶はんだが溶解しランドとランドがショートすることも考え られる。通常はその予備はんだ量は管理されているが、万一の対策を考えておく ことも必要である。
【0011】 本考案は、上記従来の問題点を解決し、予備はんだが樹脂モールド時の熱で溶 解しても近接ランド間でショートしない信頼性の高いモールドモータの結線板を 提供することを目的とするものである。
【0012】
この目的を達成するために、本考案はプリント基板のランドとランドの間に貫 通したスリットを有している。
【0013】
この構成によって、万一ランド上の予備はんだ成分が溶解して流れたとしても 、ランドとランドの間にモールド樹脂が入り込むためショートを発生しないので 、はんだによるショートについての問題は解消される。
【0014】
以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】 図1において4はプリント基板、8はパターン、9はランド、10はプリント 基板にあけられた貫通スリットである。
【0016】 本図においては、ピン数は5としている。それぞれの端子またはランドに図の ようにA,B,C,D,Eの記号を付けると、AとCまたはBとEまたはDとC またはDとEは、この実施例図の場合は近接している。モータの設計に制約がな い場合はA,B,C,D,E間を広く設計すればよいが、小型化のためまたはコ ネクタの仕様のために近接して配置されることが多い。そこで図1のように、そ れぞれのランド間にスリット10を形成し、この中に樹脂が充填されるようにす る。万一、ランド上の共晶はんだが溶解すれば、そのはんだは上記ランド間のプ リント基板表面を伝って流れようとする。
【0017】 しかしランド間にスロットが存在し、かつ樹脂により近接したランドとの間に 壁ができ、そのはんだの流れは遮断される。その壁を迂回して流動することの確 率は低いと考えられる。
【0018】
以上のように本考案は、樹脂モールドされるプリント基板のランドとランドと の間に貫通したスリットを形成することにより、プリント基板の予備はんだ等に 使用されたはんだが流動したとしても、近接するランドとの間でショート状態等 を発生させないような構造であり、信頼性に優れたモールドモータを実現できる ものである。
【図1】本考案の一実施例を示すプリント基板図
【図2】従来の樹脂モールドモータの構造を示す断面図
【図3】(a)は従来の樹脂でモールドされる前のモー
タのステータ組立平面図 (b)は同正面図
タのステータ組立平面図 (b)は同正面図
【図4】従来のプリント基板図
1 モールド樹脂 2 ステータ組立 3 コイル 4 プリント基板 5 コネクタピン 6 ピン保持器 7 インシュレータ 8 パターン 9 ランド 10 貫通スリット
Claims (1)
- 【請求項1】 モータと外部システムの電気的接続を行
なうコネクタが、モータ本体の樹脂モールドと一体に成
形されるモールドモータにおいて、 コネクタのピンと、モータコイルその他の電気的素子を
電気的に接続するプリント配線板の、ランドとランドの
間に貫通スリットを入れたことを特徴とするプリント基
板で製作されたモールドモータの結線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1107893U JPH0670453U (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | モールドモータの結線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1107893U JPH0670453U (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | モールドモータの結線板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670453U true JPH0670453U (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=11767953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1107893U Pending JPH0670453U (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | モールドモータの結線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0670453U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03230732A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無刷子電動機の固定子 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP1107893U patent/JPH0670453U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03230732A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無刷子電動機の固定子 |
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