JPH0669747U - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH0669747U
JPH0669747U JP1150793U JP1150793U JPH0669747U JP H0669747 U JPH0669747 U JP H0669747U JP 1150793 U JP1150793 U JP 1150793U JP 1150793 U JP1150793 U JP 1150793U JP H0669747 U JPH0669747 U JP H0669747U
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case
flow rate
measuring unit
measurement unit
measuring
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JP1150793U
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Inventor
英明 池田
達郎 黒丸
幸治 澤本
秀則 若林
広明 長谷川
繁憲 岡村
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は箱状のケース内に計測ユニットを組
み付ける際の作業の簡略化を図るよう構成した流量計を
提供することを目的とする。 【構成】 ケース21内には、都市ガスの流量を計測す
る計測ユニット22と流量表示部23とが収納される。
ケース21は合成樹脂製で、樹脂成形用金型により一体
成形されており、底部に計測ユニット挿入用の底部開口
24を有する箱型に成形されている。ケース21の前面
に設けられた流量表示用窓25には、透明な透明板26
がインサート成形され、ケース21の内部には計測ユニ
ット22の挿入位置を規制する段部27と、通信用リー
ド線28を収納するリード線収納室29とが形成されて
いる。計測ユニット22及び流量表示部23は、底部開
口24よりケース21内に挿入され、ビスが締め付けら
れると、ケース21に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は流量計に係り、特に箱状のケース内に計測ユニットを収納させてなる 流量計の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
各家庭毎に都市ガスの使用量を計測する流量計が設置されている。この種の流 量計としては、例えばガスの流量に応じた回転数で回転するタービンの回転を検 出するタービン式流量計、又はフルイディック素子を利用して流体を振動させる 流体振動式流量計などが開発されている。
【0003】 図14乃至図16に示すように、上記流量計は、箱状のケース1内に流量を計 測する計測ユニット2,流量表示部3が収納され、ケース1の底部には上流側配 管が接続される上流側接続部4と下流側配管が接続される下流側接続部5とが設 けられている。組立時、計測ユニット2は上部に流量表示部3が固定され、且つ 計測ユニット本体2aがケース1の底部1aに載置されてビス6によりケース1 内に固定される。その後、ケース1の背面に設けられた開口部1bを裏蓋7によ り閉蓋し、裏蓋7をビス8により固定する。
【0004】 さらに、ケース1には、上記計測ユニット2を収納する計測ユニット収納室1 cと、外部装置と通信可能に接続される通信用リード線9を収納するリード線収 納室1dとが設けられている。
【0005】 通信用リード線9は、リード線収納室1dを形成する壁面1eに設けられたリ ード線ガイド部材10を挿通されてリード線収納室1dの内部に引き込まれ、折 り畳んだ状態で収納される。リード線収納室1dの開口部1fはケース1の側面 1gに開口しており、平板状の蓋11により閉塞されている。この蓋11は、ケ ース1の側面1gに固定された鍔付きの係止ピン12に取り付け孔を嵌合させて 係止される。
【0006】 通常、リード線収納室1dは蓋11に閉塞されているが、結線作業時に蓋11 が側方に引っ張られると、係止ピン12に係止された蓋11が外される。そして 、リード線収納室1d内の通信用リード線9がケース1の外部に引き出されて端 末装置(図示せず)等に接続される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記流量計では、ケース1の背面に開口部1bがあるため、開 口部1bを閉蓋する裏蓋7が必要であり、しかもケース1の底部1aからビス6 により計測ユニット本体2aを固定するとともに裏蓋7をビス8により固定しな ければならないので、ビス本数が多くなって組立作業が面倒であるといった課題 がある。
【0008】 又、上記構成の流量計では、リード線収納室1dがケース1の側面1gに開口 するように設けられており、例えば風雨の強いときには、ケース1の側面1gに も雨水が直接吹き付けることがあり、リード線収納室1dに雨水が侵入すること があった。しかも、計測ユニット2には、大気圧を基準圧力として作動する圧力 スイッチ(図示せず)や各センサ(図示せず)が設けられているので、太陽熱等 によりケース1内の空気が膨張しても大気圧が保たれるようにしなければならず 、リード線収納室1dを完全に密閉することができない。そのため、計測ユニッ ト収納室1cとリード線収納室1dとの間を画成する壁面1eには、上下方向に 貫通する通気孔13を穿設することにより、リード線収納室1dを大気圧に保つ とともに、雨水がリード線収納室1dから計測ユニット収納室1cに侵入しにく いようにしていた。そして、通気孔13の上端には、小さな虫等が計測ユニット 収納室1cに侵入することを防止する網14が設けられている。
【0009】 しかしながら、上記のような構成にしても通気性を保ちながら防水性を高める といった根本的に相反する条件を同時に満足させることができなかった。
【0010】 そこで、本考案は上記課題を解決した流量計を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記請求項1の考案は、流量を計測する計測ユニットと、該計測ユニットを収 納する箱状のケースとを有する流量計において、 前記ケースの底部に前記計測ユニットを挿入する開口部を設け、 前記ケースを前記計測ユニットの上方より被せるように取り付けてなることを 特徴とする。
【0012】 又、請求項2の考案は、流量を計測する計測ユニットと、該計測ユニットを収 納する箱状のケースとを有する流量計において、 前記ケースは、底部に前記計測ユニットを挿入する開口部を有するよう合成樹 脂材により一体成形され、前面の流量表示用窓に透明板をインサート成形され、 前記計測ユニットの上方より被せるように取り付けることを特徴とする。
【0013】 又、請求項3の考案は、流量を計測する計測ユニットと、該計測ユニットを収 納する箱状のケースと、該ケースの壁面に穿設された通気孔とを有する流量計に おいて、 前記ケースの底部に前記計測ユニットを挿入する開口部を設け、 前記通気孔に気体の通過を許容し、液体の通過を阻止する防水性通気部材を設 け、 前記ケースを前記計測ユニットの上方より被せるように取り付けてなることを 特徴とする。
【0014】
【作用】
本考案によれば、ケースの底部に計測ユニットを挿入する開口部を設けること により、ケースを計測ユニットの上方より被せるように取り付けて計測ユニット をケースに固定するだけなので、短時間で固定することが可能になる。
【0015】 又、ケースが合成樹脂材により一体成形されるとともに流量表示用窓に透明板 をインサート成形することにより、ケースを容易に制作できる。
【0016】 又、ケースの壁面に設けた通気孔に気体の通過を許容し、液体の通過を阻止す る防水性通気部材を設けることにより、ケース内に雨水が侵入することを防止す るとともに、ケース内を大気圧に保つことができる。
【0017】
【実施例】
図1乃至図4に本考案になる流量計の一実施例を示す。
【0018】 各図中、ケース21内には、都市ガスの流量を計測する計測ユニット22と流 量表示部23とが収納される。ケース21は合成樹脂製で、樹脂成形用金型によ り一体成形されており、底部に計測ユニット挿入用の底部開口24を有する箱型 に成形されている。又、ケース21の前面に設けられた流量表示用窓25には、 透明なガラス又は合成樹脂製の透明板26がインサート成形され、ケース21の 内部には計測ユニット22の挿入位置を規制する段部27と、通信用リード線2 8を収納するリード線収納室29とが形成されている。
【0019】 ケース21は合成樹脂製であるので、軽量且つ安価に制作される。又、ケース 21の内部の各角部には、図3に示すように円弧状に形成された補強用リブ21 e〜21hが設けられている。そのため、ケース21の強度が四隅の補強用リブ 21e〜21hにより高められている。
【0020】 しかも、前面側のリブ21e,21fの曲率半径r1 と後面側のリブ21e, 21fとの曲率半径r2 との大きさが異なり、本実施例ではr1 <r2 となるよ うに設定されている。又、図4に示すように、ケース21の底部開口24に嵌合 する計測ユニット本体22aの各角部にも上記補強用リブ21e〜21hに対応 する曲率半径r1 ,r2 の円弧形状とされた円弧状角部22e〜22hが設けら れている。
【0021】 そのため、上記補強用リブ21e〜21hと円弧状角部22e〜22hとによ って計測ユニット22の取り付け時の向きが一方向にのみ規制されるため、計測 ユニット22をケース21内に挿入する際は、その前後方向を間違えることがな く能率良く組み付けることができる。
【0022】 ここで、計測ユニット22の構成について説明する。
【0023】 計測ユニット22は、後述するようにフルイディック素子を利用して流体を振 動させる流体振動式の計測ユニットであり、ケース21の底部に開口する底部開 口24よりケース21内に挿入されて組み付けられる。この計測ユニット22の 計測ユニット本体22aは、ダイキャスト製で成形用金型により成形されており 、底部には上流側配管が接続される上流側接続部30aと下流側配管が接続され る下流側接続部30bとが設けられている。
【0024】 又、計測ユニット本体22aの底部外周には、Oリング溝31が設けられ、こ のOリング溝31には計測ユニット本体22aの底部外周とケース21の内壁と の間をシールするOリング32が嵌合している。さらに、計測ユニット本体22 aの上部には、流量表示部23及び後述する圧電膜センサ46からの検出信号を 積算して流量を算出して流量表示部23に表示させる測定部23aが固定され、 その両側には前述したケース21の内部に設けられた段部27に当接するストッ パ33が突出している。
【0025】 従って、計測ユニット22及び流量表示部23をケース21内に組み付ける際 は、計測ユニット22及び流量表示部23を底部開口24に挿入し、上記ストッ パ33がケース21の段部27に当接するまでX方向に挿入する。これにより、 流量表示部23は、流量表示用窓25に対向する位置に保持され、外部から透明 板26を介して目視される。同時に、Oリング溝31に設けられたOリング32 がケース21の底部開口24に嵌合してケース21と計測ユニット本体22aと の間をシールする。
【0026】 そして、固定用のビス52をケース21の正面21aの下方に穿設された取り 付け孔21bに挿入し、計測ユニット本体22aのネジ孔22bに螺入させる。 このように、計測ユニット22及び流量表示部23は、ケース21内に挿入され てビス52が締め付けられると、ケース21に固定され、従来よりも簡単な作業 で組立られる。従って、組立時間がより短縮されて生産効率が高められ、その結 果製造コストを安価に抑えることができる。
【0027】 尚、上記ケース21は、合成樹脂製に限らず、例えば金属製の板金等により上 記構成に形成するようにしても良い。
【0028】 又、計測ユニット本体22aの内部には、上流側接続部30aに連通する流入 路34と、緊急時に流入路34を遮断する遮断弁35と、流入路34が予め設定 された圧力値に達するとオンに切り換わりその検出信号を出力する圧力スイッチ 36と、流入路34に設けられた整流用網37と、流量計測部38とよりなる。 又、流量計測部38は、噴出ノズル39、柱状ターゲット40、第1〜第4のガ イド部材41〜44、噴出ノズル39を通過する流速を検出する流速センサ45 、流体の発振に伴う圧力変化を検出する圧電膜センサ46を有する。上記噴出ノ ズル39、柱状ターゲット40、第1〜第4のガイド部材41〜44は、上下方 向に延在する中心線Jに対して左右対称に設けられている。
【0029】 上記計測ユニット本体22aには、流入路34に連通する流入室47と、下流 側接続部30bに連通する発振室48とが設けられている。そして、流入室47 と発振室48との間には噴出ノズル39が設けられている。従って、流入路34 より流入室47へ流入した流体(本実施例では、都市ガス)は、噴出ノズル39 で加速されて噴流Aとなり発振室48へ噴出され、柱状ターゲット40及びコア ンダ効果により生ずる帰還流B,Cの作用で発振した後流出口49より流出する 。
【0030】 噴流Aが左右方向に発振した際に通過する位置は、流体付着壁としてのガイド 部材41と44との間に向う左方向の流れDと、流体付着壁としてのガイド部材 43と44との間に向う右方向の流れEとなる。
【0031】 即ち、噴出ノズル39からの噴流Aは、柱状ターゲット40の作用及びコアン ダ効果により図1中左方向又は右方向に偏向され帰還流B又は帰還流Cとなる。 この帰還流Bにより噴流Aの向きが右方向に切換り、そして帰還流Cによりこの 噴流Aの向きが左方向に切換わる。この噴流Aの振動周波数は流量に比例する。
【0032】 上記噴流Aが通過する流れD,Eの下方には圧力導入孔50,51が穿設され ている。そして、上記圧力導入孔50,51から導入された圧力は、計測ユニッ ト本体22aの裏面に設けられた圧電膜センサ46により検出され、この圧電膜 センサ46の出力より振動周波数が求まる。
【0033】 又、図5乃至図7に示すように、ケース21の内部上端に設けられたリード線 収納室29は、計測ユニット22から引き出された通信用リード線28を収納す るとともに、ケース21内を大気圧に保つための通気孔53を有する。この通信 用リード線28は通常リード線収納室29に収納され、ケース21の側面21c に開口するリード線収納室29の開口部29aは、蓋55により閉蓋されている 。そして、外部装置と計測ユニット22を通信させるとき、上記蓋55が開けら れて通信用リード線28をリード線収納室29の開口部29aから引出して外部 の機器(図示せず)に接続する。
【0034】 上記通気孔53の端部には、空気を通過させるが水の通過を阻止する防水性通 気部材54が設けられている。防水性通気部材54としては、高分子分離膜(例 えば酢酸セルロース、芳香族ポリアミド、ポリスルフォン、フッ素系ポリマーな どよりなるろ過膜)が考えられる。
【0035】 通気孔53に防水性通気部材54を設けるのは、リード線収納室29の開口部 29aが蓋55により閉蓋されているが、雨水がリード線収納室29に侵入する ことがあるからである。つまり、ケース21内には、大気圧を基準圧として作動 する圧力検出用の圧力スイッチ36等の電子部品が配設されており、例え太陽熱 等によりケース21内の空気が膨張しても内部圧力を大気圧に保つ必要があり、 一方計測ユニット22の各電子部品が湿気に弱いので、ケース21内は通気性と 防水性とが要求されている。よって、上記防水性通気部材54をリード線収納室 29の通気孔53に設けることにより、ケース21内は通気性が確保されて常に 大気圧に保持され、且つ雨水の侵入が防止される。
【0036】 又、図8に示すように、上記膜状に形成された防水性通気部材54の代わりに 棒状に形成された防水性通気部材56を上記通気孔53内に挿入させる構成とし ても良い。
【0037】 図9に示すように、ケース21の前面21aには、各流量計の製造番号、型式 、仕様等を特定するためのメータ番号61aが浮き出し文字により設けられた銘 板61と、メータ番号を表すバーコード62aが印刷されたバーコード板62と が貼着され、ケース21の前面21aは2種類の表示方法を併せ持っている。上 記銘板61は例えばアルミ製の薄板をプレス加工してメータ番号が浮き出し文字 によりメータ番号「NO. 12・3456」が形成され、この浮き出し文字には黒等 の塗装が施されている。従って、銘板61を目視することによりメータ番号が分 かるとともに、上記流量計を設置した後は、紙を上記メータ番号61aに被せて その上を鉛筆等でなぞることにより、紙にメータ番号61aの輪郭が移る。
【0038】 このようにして、流量計固有のメータ番号を記録することができる。又、バー コードリーダ(図示せず)をバーコード板62にあてがい、上記バーコード板6 2に印刷されたバーコード62aを光学的に読み取らせ直接端末装置(図示せず )にメータ番号を入力することができる。従って、通常はバーコードリーダを使 用してバーコード板62のバーコード62aを読み取らせ、バーコードリーダが 故障したときに前述したように紙を上記銘板61のメータ番号61aに被せてそ の上を鉛筆等でなぞって紙にメータ番号61aを移し取ることができる。
【0039】 尚、このようなメータ番号の登録は流量計設置完了時、メータ番号の登録が簡 単且つ迅速に行うことができる。
【0040】 図10は図9の変形例であり、上記ケース21の前面21aには、浮き出し文 字により設けられたメータ番号63aと、メータ番号を表すバーコード63bと が一体に設けられたメータ番号表示板63が貼着されている。
【0041】 即ち、メータ番号表示板63は、図11に拡大して示すように、例えばアルミ 製の薄板にバーコード63bを印刷した後、プレス加工してメータ番号を浮き出 し文字により形成してなる。尚、メータ番号63aは浮き出し文字のみにより形 成されているので、バーコードリーダの読み取り動作を妨げることがない。又、 図11では浮き出し文字が分かりやすくするため、「NO. 12・3456」の浮き 出し文字の輪郭を破線で示してある。
【0042】 従って、1枚のメータ番号表示板63をケース21の前面21aに貼着するだ けで、バーコードリーダを使用して利用者の登録番号を端末装置に入力すること ができるとともに、紙を上記メータ番号表示板63のメータ番号63aに被せて その上を鉛筆等でなぞって紙にメータ番号63aを移し取ることもできる。
【0043】 図12及び図13に上記図10に示すバーコードにより表示方法の変形例を示 す。
【0044】 両図中、メータ番号を表すバーコード64aが印刷されたバーコード板64は 、計測ユニット本体22aの前面側に起立するバーコード取付部65に貼着され ている。このバーコード取付部65の下方にはOリング66が載置される段部6 7が計測ユニット本体22aの全周に突出しており、段部67の下方には水平方 向に突出する突部68が設けられている。
【0045】 ケース21は合成樹脂製で、上記バーコード板64に対向する部分に透明なバ ーコード読み取り用窓69が設けられている。尚、ケース21はこのバーコード 読み取り用窓69以外が不透明となるように形成されており、例えばケース21 を透明に成形して上記窓69以外の部分を塗装しても良いし、あるいは窓69以 外の部分を目の細かい凹凸が設けられたくもりガラスのようにしても良い。
【0046】 又、上記窓69は上記バーコードリーダ(図示せず)の読み取り動作を容易に するため、バーコードリーダの先端外形に対応する凹部70が設けられている。 従って、バーコード板64のバーコード64aを読み取る際は、バーコードリー ダの先端部を上記凹部70に挿入するだけで、確実にバーコード64aを読み取 ることができる。このバーコード板64は、計測ユニット本体22aのバーコー ド取付部65に貼着され、且つケース21のバーコード読み取り用窓69により 覆われているので、流量計が風雨に晒されてもバーコード64aが汚れたりある いは剥げることが防止される。そのため、バーコード64aは経年変化せず、常 にバーコードリーダはバーコード64aを正確に読み取ることができる。
【0047】 又、ケース21はバーコード読み取り用窓69の下方内壁に、Oリング66が 載置される段部67と対向するように形成された段部71と、この段部71の下 方で内側に突出する突部72,73とを有する。この突部72,73は、前述し た計測ユニット本体22aの突部68に係合するように設けられており、Oリン グ66に当接する段部71がOリング66の弾性により上方に付勢されると、突 部68に当接する。そして、Oリング66によりケース21の内壁と計測ユニッ ト本体22aの外周との間がシールされるとともに、ケース21と計測ユニット 本体22aとがガタツキの無い状態に保持される。
【0048】 尚、上記突部72はケース21の前面21aを除く周囲に設けられ、突部73 はケース21の前面21aの内壁に設けられている。そして、前述したようにケ ース21内に計測ユニット22を挿入する際、ケース21内壁の突部72,73 が計測ユニット本体22aの突部68を乗り越えて組み付けられる。そのとき、 その突部72,73がケース21内壁の全周に設けられていると、突部72,7 3が外側に弾性変形しにくくなり突部68を乗り越えることができない。
【0049】 しかしながら、本実施例では、この突部73はバーコード取付部65の下方に のみ設けられており、突部73の両側には突部68に係合しないように平面形状 とされた内壁74が設けられている。従って、ケース21内に計測ユニット22 を挿入する際は、突部73が外側に弾性変形して容易に突部68を乗り越えるこ とができる。
【0050】 尚、上記実施例では、フルイディック素子を利用して流体を振動させる流体振 動式の計測ユニットがケース内に収納されているとして説明したが、これに限ら ず、例えばタービン式流量計、ルーツ式流量計等の他の形式の流量計にも適用で きるのは勿論である。
【0051】 又、上記実施例では、都市ガスを計測する流量計を一例として説明したが、こ れに限らず、他の流体(例えばプロパンガス、液化天然ガスあるいはガソリン、 軽油、灯油等の液体)を計測する流量計にも適用できる。
【0052】
【考案の効果】
上述の如く、本考案になる流量計は、ケースの底部に計測ユニットを挿入する 開口部が設けられているので、ケースの計測ユニット挿入用の開口部を閉蓋する 必要がなく、その分部品点数を削減できるとともに、ケースを計測ユニットの上 方より被せるように取り付けることにより、組立作業が容易となり短時間で計測 ユニットを固定することができる。
【0053】 又、ケースが合成樹脂材により一体成形されるとともに流量表示用窓に透明板 をインサート成形することにより、ケースを容易に制作でき、製造コストを安価 にしうるとともに軽量化を図ることができる。
【0054】 又、ケースの壁面に設けた通気孔に気体の通過を許容し、液体の通過を阻止す る防水性通気部材を設けることにより、ケース内に雨水が侵入することを防止す るとともに、ケース内を大気圧に保つことができ、ケース内の電子部品が正常に 動作して計測精度を保つことができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる流量計の一実施例の縦断面図であ
る。
【図2】図1中Z−Z線に沿う流量計の縦断面図であ
る。
【図3】ケースの底面図である。
【図4】計測ユニットがケース内に挿入された底面図で
ある。
【図5】リード線収納室を示す縦断面図である。
【図6】ケースの横断面図である。
【図7】防水性通気部材の取り付け部分を示す図であ
る。
【図8】防水性通気部材の変形例の取り付け部分を示す
横断面図である。
【図9】ケース前面のメータ番号表示を示す正面図であ
る。
【図10】ケース前面のメータ番号表示の変形例を示す
正面図である。
【図11】図10に示すメータ番号表示板を拡大して示
す図である。
【図12】ケース前面の変形例を示す縦断面図である。
【図13】ケース前面の変形例を示す正面図である。
【図14】従来の流量計の縦断面図である。
【図15】従来のケースを正面から見た縦断面図であ
る。
【図16】図15中B−B線に沿う横断面図である。
【符号の説明】
21 ケース 22 計測ユニット 22a 計測ユニット本体 23 流量表示部 28 通信用リード線 29 リード線収納室 38 流量計測部 39 噴出ノズル 40 柱状ターゲット 41〜44 第1〜第4のガイド部材 53 通気孔 54 防水性通気部材 55 蓋 61 銘板 62 バーコード板 63 メータ番号表示板 64 バーコード板 65 バーコード取付部 69 バーコード読み取り用窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 黒丸 達郎 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)考案者 澤本 幸治 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)考案者 若林 秀則 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)考案者 長谷川 広明 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)考案者 岡村 繁憲 大阪府大阪市西区千代崎3丁目2番95号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量を計測する計測ユニットと、該計測
    ユニットを収納する箱状のケースとを有する流量計にお
    いて、 前記ケースの底部に前記計測ユニットを挿入する開口部
    を設け、 前記ケースを前記計測ユニットの上方より被せるように
    取り付けてなることを特徴とする流量計。
  2. 【請求項2】 流量を計測する計測ユニットと、該計測
    ユニットを収納する箱状のケースとを有する流量計にお
    いて、 前記ケースは、底部に前記計測ユニットを挿入する開口
    部を有するよう合成樹脂材により一体成形され、前面の
    流量表示用窓に透明板をインサート成形され、前記計測
    ユニットの上方より被せるように取り付けることを特徴
    とする流量計。
  3. 【請求項3】 流量を計測する計測ユニットと、該計測
    ユニットを収納する箱状のケースと、該ケースの壁面に
    穿設された通気孔とを有する流量計において、 前記ケースの底部に前記計測ユニットを挿入する開口部
    を設け、 前記通気孔に気体の通過を許容し、液体の通過を阻止す
    る防水性通気部材を設け、 前記ケースを前記計測ユニットの上方より被せるように
    取り付けてなることを特徴とする流量計。
JP1150793U 1993-03-16 1993-03-16 流量計 Pending JPH0669747U (ja)

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JP1150793U JPH0669747U (ja) 1993-03-16 1993-03-16 流量計

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