JPH0669742B2 - 加工性にすぐれた制振材料 - Google Patents

加工性にすぐれた制振材料

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JPH0669742B2 JP58192019A JP19201983A JPH0669742B2 JP H0669742 B2 JPH0669742 B2 JP H0669742B2 JP 58192019 A JP58192019 A JP 58192019A JP 19201983 A JP19201983 A JP 19201983A JP H0669742 B2 JPH0669742 B2 JP H0669742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は深絞り、折り曲げ等の加工性にすぐれた制振材
料に関するものである。
近年、自動車、鉄道、車両等交通機関による騒音や工
場、工事現場の騒音あるいは振動の周囲住民に与える影
響は日毎に大きくなり、大きな社会問題となっている。
その解決の一手段として、材料自身が振動吸収能を持つ
ような振動吸収材料の研究開発が進められ、振動吸収性
能が高く、用途に適した制振材料が車両、船舶、産業機
械や鉄橋等の構造部材として使用されている。このよう
な制振材料としては、従来より酢酸ビニル−エチルアク
レート共重合物(特公昭45−35662号)、酢酸ビニル−
エチレン共重合物にスチロールとアクリロニトリルとの
混合物をグラフトさせた共重合体(特公昭46−17064
号)などの組成物を中間層とした積層構造物やビチュー
メンに炭酸カルシウム等の充填材を加えた材料等が知ら
れている。
しかしながら、これらは金属板と積層構造物にした場
合、特定の温度域において振動吸収能を有しているもの
の、金属板との接着性が不充分であるとか、中間層の組
成物の弾性率が低いとかにより機械プレスによる深絞り
加工や折り曲げ加工性に劣ることや、耐熱性に劣る等の
欠点があり、制振性金属板として、二次加工性に難点を
有しているのが実情である。
従来の制振性金属板の機械プレスなどによる加工性の欠
点は例えば、深絞り加工においては、金属板端部にずれ
を生じたり、ひどい場合には積層した上下二枚の金属板
が制振性樹脂層からはずれて口開きを起すという問題に
加えて、樹脂層の低弾性に起因する成形品表面の波打ち
やコーナー曲面のシワ発生などを生じる。また、ヘミン
グ加工といわれる180゜折り曲げ加工が制振性金属板の
端部加工に実施されるが、このような厳しい加工におい
ては金属板表面の波打ち、シワ寄りはいっそうひどいも
のとなり、実用に耐えられないものとなっていた。
本発明は、このような問題点に鑑み、深絞り、折り曲げ
等の加工性にすぐれ、かつ制振性能にすぐれた制振性材
料を提供することを目的としたものである。
本発明者らは、かようにすぐれた制振性材料を提供する
ため鋭意検討を重れた結果、温度20℃におけるせん断弾
性率が3×109〜1×107dyne/cm2、伸び率が50%以上で
損失係数(tanδ)のピーク温度が−120〜80℃の範囲に
あるポリオレフィン系樹脂またはアイオノマー樹脂の群
から選ばれる少なくとも1種の樹脂(A)からなるフィ
ルムの内外面に、温度20℃におけるせん断弾性率が、樹
脂(A)よりも高く、伸び率10%以上で損失係数(tan
δ)のピーク温度が−40℃〜180℃の範囲であり、か
つ、金属板との接着強度が温度20℃、180℃ピーリング
において3kg/cm以上であるポリオレフィン系樹脂(B)
が設けられ、そのポリオレフィン系樹脂(B)が、結晶
性ポリオレフィン(C)を不飽和カルボン酸およびその
無水物から選ばれた単量体(D)の1種または2種以上
の混合物で変性された重合体と(メタ)アクリル酸エス
テル系重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体か
ら選ばれる無定型重合体(E)および/または、エチレ
ン系重合体(F)からなる組成物である複層フィルムを
二枚の金属板の間に挟んで、加熱圧着することを特徴と
する制振性材料が、すぐれた加工性とともに耐熱性およ
び振動吸収性能を合わせ持つことを見出し、本発明に至
った。
本発明によれば金属板に対して比較的低温の接着加工条
件においても良好な接着性を有するとともに、弾性率、
伸び率の異なる複層樹脂構造により深絞り、折り曲げ等
のきびしい加工条件下でもすぐれた加工性を有し、さら
に、損失係数(tanδ)のピーク温度の異なる樹脂の複
層によりきわめて広範囲な温度域にわたり高い振動吸収
性を示す制振材料が得られる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される温度20℃におけるせん断弾性率が3
×109〜1×107dyne/cm2伸び率が50%以上で損失係数
(tanδ)のピーク温度が−120〜80℃の範囲であるポリ
オレフィン系樹脂またはアイオノマー樹脂(以下樹脂A
と称する)としては、α−オレフィンの単独重合体、α
−オレフィンを主成分とする異種単量体との共重合体で
あり、例えば低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エ
チレン−メタアクリレート共重合体等が挙げられる。ま
たアイオノマー樹脂はα−オレフィンとα,β−不飽和
カルボン酸共重合体の金属イオン架橋構造を有する樹脂
で、通常α−オレフィンとしてはエチレンをα,β−不
飽和カルボン酸としてはメタアクリル酸を用いメタアク
リル酸の割合が1〜5モル%の共重合体で、金属イオン
としてはNa+,Zn++を用いたものが例えばデュポン社より
商品名サーリンとして販売されているものである。
これらのうち、エチレン−酢酸ビニル共重合体や、エチ
レン−アクリル酸共重合体が易加工性の点で好ましい。
本発明において内外層に使用される温度20℃における弾
性率が樹脂(A)よりも高く、伸び率10%以上で損失係
数(tanδ)のピーク温度が−40〜180℃の範囲であり、
かつ金属板との接着強度が温度20℃、180゜ピーリング
において3kg/cm以上であるポリオレフィン系樹脂(以
下、樹脂Bと称する)としては、中間層に使用されるオ
レフィン系樹脂と同じ範ちゅうに属するが、不飽和カル
ボン酸およびその無水物から選ばれた単量体の1種また
は2種以上の混合物で変性された結晶性ポリオレフィン
であり、その結晶性ポリオレフィン(C)としては低,
中または高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン−1などのモノオレフィンポリマー類、エチレン−
プロピレンコポリマー、エチレン−ブテンコポリマーな
どのオレフィンコポリマーおよびこれらポリマーの混合
物またはこれらポリマーと少量のコム状物質の混合物な
どをあげることができる。この中で低,中または高密度
ポリエチレン、ポリプロピレンが好ましい。このうちで
もさらに線状低密度ポリエチレンが好ましい。
前記変性された結晶性ポリオレフィンの変性剤の一つと
して使用される不飽和脂肪族カルボン酸及びその無水物
(D)としてはアクリル酸、メタアクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸および無水マレイン酸、無水
イタコン酸が例示されるが、なかでもアクリル酸、メタ
アクリル酸および無水マレイン酸が好ましい。この変性
された結晶性ポリオレフィンの製法は種々の方法が可能
であるが、結晶性ポリオレフィンに不飽和カルボン酸お
よびその無水物から選ばれた単量体とラジカル発生剤と
を添加して密閉系において、該ポリオレフィンの融点以
上(好ましくは170℃以上)の温度で反応させる工程が
好ましい方法として例示できる。
上記変性ポリオレフィンと、さらに(メタ)アクリル酸
エステル系重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合
体から選ばれる無定型重合体(E)および/または、エ
チレン系重合体(F)との混合物とすることにより、金
属板に対してよりすぐれた接着性と、振動吸収温度域を
広げることができる。
また、エチレン系重合体(F)として、エチレン単独重
合体、エチレン−α−オレフィン共重合体およびエチレ
ン−不飽和エステル共重合体から選ばれた少なくとも1
種の重合体をあげることができる。
本発明の実施の方法は、ポリオレフィン系樹脂又は、ア
イオノマー樹脂の群から選ばれる少なくとも1種の樹脂
(A)を例えばインフレーション加工、カレンダー加
工、Tダイ加工等の通常の成形加工方法でフィルム状に
成形する。このフィルムの内外面に変性された結晶性ポ
リオレフィン組成物の少なくとも1種の樹脂層(B)を
設ける方法としては、それぞれのフィルムを形成してド
ライラミネート、ヒートラミネート法等により積層フィ
ルムとする方法、ポリオレフィン系樹脂又はアイオノマ
ー樹脂の群から選ばれる少なくとも1種の樹脂のフィル
ムに、結晶性ポリオレフィン(C)を不飽和カルボン酸
およびその無水物から選ばれた単量体(D)の1種また
は2種以上の混合物で変性された重合体と(メタ)アク
リル酸エステル系重合体、アクリロニトリル−スチレン
共重合体から選ばれる無定型重合体(E)および/また
は、エチレン系重合体(F)からなる組成物の少なくも
と1種の樹脂を押出ラミネートする方法、多層押出方に
より、積層フィルム同時に成形する方法等、既存の技術
を用いればよく、特に多層押出法により成形する方法
が、成形の容易さ、得られるフィルムの層間接着性、コ
ストの点で好ましい。
弾性率、伸び率および損失係数のピーク温度が異なる中
間層樹脂と内外層樹脂の厚さは、すぐれた加工性および
広範囲な温度域での高い振動吸収性という点で中間層樹
脂の厚さが全フィルム厚さの20%以上90%以下であるこ
とが好ましい。
本願発明の制振材料の製造法としては、通常のバッチ式
あるいは連続式の熱プレス法など任意に適用できる。た
とえば金属板と金属板の間に、該樹脂組成物を介在さ
せ、加熱圧着させる方法がある。接着は一般に150〜220
℃で行なわれる。
以下に本発明を実施例によって具体的に説明するが、こ
れらは例示的なものであり、これらによって本発明が制
限されるものではない。
実施例中、無水マレイン酸の含有量は、樹脂をキシレン
に溶解した後、フェノールフタレインを指示薬として、
アルコール性NaOHで中和滴定することによって求めた。
また、内外層および中間層フィルムの弾性率および損失
係数(tanδ)は東洋ボールドウイン製レオバイブロン
(110Hz)を用いて測定し、伸び率は200mm/分の引張り
速度で求めた。
制振材料の振動吸収能を表わす損失係数(η)は機械イ
ンピーダンス法(中央加振)による強制振動で周波数は
1000Hz,温度は20〜180℃で測定した。接着性試験の耐鋼
板接着性は冷間圧延鋼板(0.8mm)/該樹脂組成物(100
μ)/冷間圧延鋼板(0.8mm)の構成で190℃、5分、30
kg/cm2の条件で接着し、180゜の角度、50mm/分の引張り
速度で評価した。
加工性は、第1図および第2図に示す金型を使用し、そ
れぞれ曲げ戻しおよび絞り加工性を試験しすべり、剥
れ、しわ等を評価した。第1図(a)は曲げ戻し加工試
験金型の断面図である。同図において、1,2,3は金型部
材、4はスペーサー、5は試料を示す。また2R、5Rなど
は曲率を示す。第1図(b)は曲げ戻し加工試験成形品
の斜視図である。同図において、A部、B部、C部はそ
れぞれ評価観察部分を示す。
第2図(a)は加工性試験金型の断面図である。同図に
おいて、1,2,3、4、5は金型部材、6は試料を示す。
また、5Rは曲率、50φ、56φは該当部を示す。第2図
(b)は絞り加工性試験成形品の斜視図である。同図に
おいて、1はA部しわ、2はフランジしわ、3は板のす
べりのそれぞれ評価観察部分を示す。
参考例1〜3 メルトインデックス4g/10分の線状低密度ポリエチレン
(CdF Chimie製)に対して無水マレイン酸0.7重量%
と、t−ブチルパーオキシラウレート0.1重量%を添加
して、ヘンシェルミキサーで2分間混合したものを、19
0℃に設定した30mmφの押出機により混練したのちペレ
ット化した。
以下上記混合物を内外層用樹脂と呼ぶことにする。二種
三層インフレダイス(口径150mm)を装備した多層イン
フレ装置を使用し、該ダイスの内外層には、口径40mmの
押出機を通して上記内外層用樹脂を溶融ゾーン180℃ダ
イス温度180℃の条件で供給し、中間層には住友化学工
業製エチレン−酢酸ビニル共重合体エバテート (メル
トインデックス3g/10分)を溶融ゾーン170℃、ダイス温
度180℃の条件で供給し、各層に供給した樹脂は該ダイ
スの内部で貼合し、三層サンドイッチ構造の管状体を、
引取速度3.5m/分、ブローアップレシオ2.0の条件で引取
り、折径470mm、各層の厚みを第1表に示した厚みで構
成される三層サンドイッチ構造のフィルムを得た。得ら
れたフィルムを用い、0.8mm厚の冷間圧延鋼板の間に加
熱圧着(190℃,5分,30kg/cm2)し接着性、加工性および
振動吸収性を測定した。その結果を第2〜第4表、第3
図に示した。
第3図は、制振材料の温度−損失係数(η)の関係図で
ある。
実施例1〜2 参考例1〜3で得られた内外層用樹脂にメルトインデッ
クス4g/10分の線状低密度ポリエチレン(CdF Chimie
製)およびメチルメタクリレート重合体を第5表の配合
に混合し押出機を用いて190℃の温度で再造粒した混合
物を内外層用樹脂とした。
中間層用樹脂にはメルトインデックス2g/10分のエチレ
ン−アクリル酸共重合体(Dow Chemical製)使用し、参
考例1〜3と同様な方法にて第1表の厚み構成でフィル
ムを得た。
得られたフィルムを用い、0.8mm厚の冷間圧延鋼板の間
に加熱圧着(190℃,5分,30kg/cm2)し、接着性、加工性
および振動吸収性を測定した。その結果を第2〜4表,
第3図に示した。
比較例1〜4 参考例1〜3、実施例1〜2の内外層用樹脂、中間層用
樹脂を、それぞれ単体で、インフレダンス(口径100m
m)を装備したインフレ装置を使用し、口径30mmの押出
機を通して、上記樹脂を溶融ゾーン170℃、ダイス温度1
70℃の条件で供給し得た管状体を引取速度3m/分、ブロ
ーアップレシオ2.0の条件で引取り、折径300mm第6表の
厚み構成でフィルムを得た。得られたフィルムを用い、
0.8mm厚の冷間圧延鋼板の間に加熱圧着(180℃,5分,30K
g/cm2)して接着性、加工性および振動吸収性を測定し
た。その結果を第2〜第4表、第3図に示した。
第2〜4表、第3図より明らかなように、本発明の制振
材料は、接着性にすぐれ曲げ戻し深絞しの加工性が卓越
しており、かつ広範囲温度域において制振性にすぐれる
ものが得られた。他方内外層だけの複合体は、曲げ戻
し、深絞り加工時に、剥離やしわが認められ、又、中間
層だけの複合体は金属との接着性がないため制振材料と
しては劣るものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は曲げ戻し加工試験金型の断面図である。 第1図(b)は曲げ戻し加工試験成形品の斜視図であ
る。 第2図(a)は絞り加工性試験金型の断面図である。 第2図(b)は絞り加工性試験成形品の斜視図である。 第3図は、制振材料の温度−損失係数(η)の関係図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 周治 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 中江 清彦 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 東川 芳晃 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 児谷 晃造 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 菊地 利注 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 柴田 誠一 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−156052(JP,A) 特開 昭58−18253(JP,A) 特開 昭54−47764(JP,A) 特公 昭58−40491(JP,B2)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の金属板の間に熱可塑性樹脂からなる
    制振層を挟んで構成された制振材料であって、前記樹脂
    層が温度20℃におけるせん断弾性率が3×109〜1×107
    dyne/cm2、伸び率が50%以上で損失係数(tanδ)のピ
    ーク温度が−120〜80℃の範囲にあるポリオレフィン系
    樹脂またはアイオノマー樹脂の群から選ばれる少なくと
    も1種の樹脂(A)からなるフィルムの内外面に、温度
    20℃におけるせん断弾性率が、樹脂(A)よりも高く、
    伸び率10%以上で損失係数(tanδ)のピーク温度が−4
    0℃〜180℃の範囲であり、かつ、金属板との接着強度が
    温度20℃、180℃ピーリングにおいて3kg/cm以上である
    ポリオレフィン系樹脂(B)が設けられ、そのポリオレ
    フィン系樹脂(B)が、結晶性ポリオレフィン(C)を
    不飽和カルボン酸およびその無水物から選ばれた単量体
    (D)の1種または2種以上の混合物で変性された重合
    体と(メタ)アクリル酸エステル系重合体、アクリロニ
    トリル−スチレン共重合体から選ばれる無定型重合体
    (E)および/または、エチレン系重合体(F)からな
    る組成物であることを特徴とする加工性にすぐれた制振
    材料。
  2. 【請求項2】樹脂(A)がエチレン−酢酸ビニル共重合
    体である特許請求の範囲第1項記載の制振材料。
  3. 【請求項3】樹脂(A)がエチレン−アクリル酸共重合
    体である特許請求の範囲第1項記載の制振材料。
  4. 【請求項4】樹脂(B)中の結晶性ポリオレフィン
    (C)が、線状低密度ポリエチレンである特許請求の範
    囲第1項記載の制振材料。
  5. 【請求項5】樹脂(B)中の結晶性ポリオレフィン
    (C)が、低、中または高密度ポリエチレンおよびポリ
    プロピレンからなる群より選ばれたポリオレフィンであ
    る特許請求の範囲第1項記載の制振材料。
  6. 【請求項6】樹脂(B)中の不飽和カルボン酸およびそ
    の無水物(D)が、アクリル酸、メタクリル酸および無
    水マレイン酸からなる群より選ばれた化合物である特許
    請求の範囲第1項記載の制振材料。
  7. 【請求項7】樹脂(B)中のエチレン系重合体(F)
    が、エチレンホモ重合体、エチレン−α−オレフィン共
    重合体およびエチレン−不飽和エステル共重合体から選
    ばれた少なくとも1種の重合体である特許請求の範囲第
    1項記載の制振材料。
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