JPS6192851A - 広温度範囲にわたつて高制振性能を有する材料 - Google Patents

広温度範囲にわたつて高制振性能を有する材料

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JPS6192851A
JPS6192851A JP59215007A JP21500784A JPS6192851A JP S6192851 A JPS6192851 A JP S6192851A JP 59215007 A JP59215007 A JP 59215007A JP 21500784 A JP21500784 A JP 21500784A JP S6192851 A JPS6192851 A JP S6192851A
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JP59215007A
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周治 北村
奥村 拓造
田所 義雄
戸谷 博雄
芳晃 東川
菊地 利注
大前 忠行
岡田 満幸
西原 実
俊明 塩田
弘行 長井
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Nippon Steel Corp
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は深絞り、折り曲げ等の加工性にすぐれ、また極
めて高制振性を有する材料に関するものである。
近年、自動車、鉄道、車両等交通機関による騒音や工場
、工事現場の騒音あるいは振動の周囲住民に与える影響
は日毎に大きくなり、大きな社会問題となっている。
その解決の一手段として、材料自身が振動吸収能を持つ
ような振動吸収材料の研究開発が進められ、振動吸収性
能が高く、用途に適した制振材料が車両、船舶、産業機
械や鉄橋等の構造部材として使用されている。
また自動車の騒音発生源としてはエンジン周囲の部品特
にオイルパンからの騒音が大きく、この低減が必要とな
って来ている。
このような制振材料としては、従来より酢酸ビニル−エ
チルアクリレート共重合物(特公昭45−85662号
)、酢酸ビニル−エチレン共重合物にスチロールとアク
リロニトリルとの混合物をグラフトさせた共重合体(特
公昭46−17064号)、カルボン酸変性ポリオレフ
ィン系樹脂を主体とした樹脂組成物(特開昭59−80
454号)などの組成物を中間層とした積層構造物やビ
チューメンに炭酸カルシウム等の充填材を加えた材料等
が知られている。
しかしながら、これらは金属板と積層構造物にした場合
、特定の温度域において振動吸収能を有しているものの
、金属板との接着性が不充分であるとか、中間層の組成
物の弾性率が低いとかにより機械プレスにより深絞り加
工や折り曲げ加工性に劣ることや、耐熱性に劣る等の欠
点があり、制振性金属板として、二次加工性に難点を有
しているのが実情である。
従来の制振性金属板の機械プレスなどによる加工性の欠
点は例えば、深絞り加工においては、金属板端部にずれ
を生じたり、ひどい場合には積層した上下二枚の金属板
が制振性樹脂層からはずれて口開きを起すという問題に
加えて、樹脂層の低弾性に起因する成形品表面の波打ち
ゃコーナー曲面のシワ発生などを生ずる。
また、ヘミング加工といわれる1 80’折り曲げ加工
が制振性金属板の端部加工に実施されるが、このような
厳しい加工においては金属板表面の波打ち、シワ寄りは
いっそうひどいものとなり、実用化に耐えられないもの
となっていた。
本発明は、このような問題点に鑑み、深絞り、折り曲げ
等の加工性にすぐれ、かつ制振性能に丁ぐれた高制振性
材料を提供することを目的としたものである。
本発明者らは、かようにすぐれた高制振材料を提供する
ため鋭意検討を重ねた結果、2枚の金属板の間に熱可塑
性樹脂からなる制振層を挾んで構成された制振材料であ
って、該制振層が、温度20℃における伸び率が80%
以上で損失係数(tanδ)のピーク温度が、0℃〜1
80℃の範囲にある樹脂面の組合せによる少なくとも2
層の多層で構成され、かつ金属板と接する層の金属板と
の接着強度が温度20℃,180゜ビーリング試験にお
いて8Kth以上である制振性材料がすぐれた加工性と
ともに、耐熱性および高振動吸収性能を合わせ持つこと
を見い出し、本発明に到達した。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明に使用される温度20℃における伸び率が80%
以上で損失係数(tanδ)のピーク温度が、0”C−
180℃の脆囲にある樹脂間中のポリエステル系樹脂と
しては、少なくとも40モル%がテレフタル酸であるジ
カルボン酸成分およびジオール成分からなり、上記テレ
フタル酸以外のジカルボン酸成分としてはアゼライン酸
、セバシン酸、アジピン酸、ドデカンジカルボン酸など
の炭素数2〜20の脂肪酸ジカルボン酸、イソフタル酸
、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、
またはシクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカル
ボン酸の単独ないしは混合物、ジオール成分としてはエ
チレングリコール、l、8−プロパンジオール、1,4
−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、1.1
0−デカンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4
−シクロヘキサンジオール、2−エチル−2−ブチル−
t、a−プロパンジオールなどの脂肪族グリコール、脂
環式グリコールの単独または混合物より重合された樹脂
である。
これらのうち、テレフタル酸残基とエチレングリコール
残基および1,4−シクロヘキサンジオール残基よりな
るポリエステル系共重合体が好ましく、特に好ましくは
エチレングリコール残基に比較して1,4−シクロヘキ
サリンメタノール残基が多い非晶性ポリエステル共重合
体樹脂(例えばEastman Kodak社KODA
R■PETG6768)であり、またテレフタル酸とイ
ソフタル酸および1,4−シクロヘキサリンメタノール
より合成されたポリエステル樹脂(例えばEastma
n Kodak社、 Kodar PCTA樹脂A−1
50)も特に好ましい樹脂である。
上記樹脂の混合物も好ましい物性を備えている。
またテレフタル酸とイソフタル酸および1゜4−シクロ
ヘキサリンメタノールより合成されたポリエステル樹脂
(例えばEastman Kodak社Kodar P
CTA A−150)も好ましく、また熱可塑性高分子
量ポリエステル系樹脂の中で、非晶性であるポリエステ
ル樹脂【例えば東洋紡バイロン#200(Tg67℃)
、1108 (Tf47℃)、#290(TF87”C
)、#800CTf7℃)、#500(Tg 4℃)、
1600(T147℃)、5GK180(TflO”C
))についても、Tfに基因する損失係数(tanδ)
が極めて高く、それに伴って損失係数(η)も高く特に
好ましい樹脂である。
また樹脂間中のビニル果樹filとしては、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−エチレン
・酢酸ビニル共重合体樹脂などが挙げられるが、これら
の単独物あるいは混合物については特に好ましい樹脂で
ある。
このポリエステル系樹脂単独でも、金属板との接着性に
すぐれ、加工性および制振性のすぐれた材料となり得る
が、特に金属板どの接着力を高めプレス加工性を良好と
するためには、金属板との接着性にすぐれる変性ポリオ
レフィン系樹脂を混合することが望ましい。
このポリオレフィン系樹脂としては、α−オレフィン−
グリシジルメタクリレート共重合体またはα−オレフィ
ン−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル共重合体な
どがあり、この共重合体におけるグリシジルメタクリレ
ート含有量は、0.5〜20!J1%好ましくは1〜1
5重麓%であり、酢酸ビニル含有量は0〜20重量%、
好ましくは1〜10M量%である。
その他エチレンーアクリル酸共重合体樹脂、アイオノマ
ー樹脂、マレイン酸変性ポリエチレン樹脂、マレイン酸
変性ポリプロピレン樹脂、マレイン酸変性エチレン−酢
酸ビニル共重合体樹脂等も好ましい性質を持っている。
上記α−オレフ□インーグリシジルメタクリレート共重
合体またはα−オレフィン−グリシジルメタクリレート
−酢酸ビニル共重合体他のオレフィン系樹脂は、ポリエ
ステル系共重合体樹脂100重量部に対して、1〜90
0重量部混合することが可能であり、特に好ましくは、
20〜150重量部である。
これらの樹脂の中で、特にα−オレフィン−グリシジル
メタクリレート共重合体またはα−オレフィン−グリシ
ジルメタクリレート−酢酸ビニル共重合体とポリエステ
ル系樹脂との混合物を使用してフィルムを作成し、鋼板
間に挾んでサンドイッチ構造の板を作成し、制振性能で
ある損失係数(η)を測定したところ、一般的に混合物
は単独物に比較し、ピーク高さが低くなる欠点を有する
のであるが、上記の様なポリエステル系樹脂とポリオレ
フィン系樹脂の混合物では、同等ピーク高さを変化する
ことなく高制振性能が保たれることがわかった。
また本発明内容の樹脂層として使用する場合、常温域に
おける易加工性および適用温度域での高制振性の観点よ
り、検討した結果、損失係数(tanδ)のピーク値が
0.5以上であり、ピーク温度が5〜20℃異なる樹脂
組成物cA)層の組合せを行なうと、適めで幅広く高制
振が得られるという優秀な性能が得られることがわかっ
た。
また、樹脂層の構成としてガラス転移温度(Tf)が5
〜15−0異なるポリエステル系樹脂あるいはポリエス
テル系樹脂とポリオレフィン系樹脂の混合物である樹脂
組成物層を用いると、制振材として損失係数(ηンが0
.5以上の特に好ましい性能が得られることがわかった
この場合ポリエステル系樹脂が非晶性共重合体樹脂であ
れば一段と高制振性が得られることがわかった。
ここで言う適用温度域とは、制振性能が必要な温度範囲
のことであって、例えば自動車用エンジン部品の場合、
80〜90”Cを中心として50〜180℃の温度範囲
で高い制振性能が保たれればよい。
この用途には、ガラス転移温度(Tf)が45〜60℃
の樹脂層と、60〜76℃の樹脂層と75〜90℃の樹
脂層より構成された8層構造の多層フィルムを使用する
のが最も好ましいことがわかった。
またこの場合金属板と接する樹脂組成物層には、α−オ
レフィン70〜99.5.Wti%、グリシジルメタク
リレート0.6〜20重量%および酢酸ビニル0〜20
重量%からなるポリオレフイン系樹脂が含まれる場合が
、金属板との接着力が向上し、常温域ではプレス加工性
が特に向上することがわかった。
樹脂層合計の厚みつまり複合フィルム厚は、80μ以上
あれば制振性能は良好であるが、良好な曲げ絞り等の加
工性を有するためには、100μ以下であることが好ま
しく、最も好ましくは30μ以上60μ以下であること
が望ましい。
本発明の実施の方法は、1種類の樹脂内を例えばインフ
レーシ町ン加工、カレンダー加工、Tダイ加工等の通常
の成形加工方法でフィルム状に成形する。
このフィルムの内外面に他の樹脂■の1種類を設ける方
法としては、それぞれのフィルムを形成してドライラミ
ネート、ヒートラミネート法等により積層フィルムとす
る方法、押出ラミネートする方法、多層押出法により、
積層フィルムを同時に成形する方法等既存の技術を用い
ればよく、特に多層押出法により成形する方法が、成形
の容易さ、得られるフィルムの層間接着性、コストの点
で好ましい。
また多層成形方法としては8種8層加工までが、コスト
、成形の谷易さ等の点で一般的であるが、この8種8層
加工したフィルムを重ねて5〜6層化すると一段と制振
性能が向上することがわかった。
この場合、インフレーシ田ン加工した2種3層又は8種
8層構成フィルムをピンチロール後チユーブ状に重ねた
まま供給し5層構造状態とするのがコストの点および鋼
板との貼合の容易さで好ましいことがわかった。
本発明の制振材料の製造法としては、通常のバッチ方式
あるいは連続式の熱プレス法など任意に適用できる。
hとえば金属板と金属板の間に、該樹脂組成物を介在さ
せ、加熱圧着させる方法がある。
接着は一般に150〜260℃で行なわれる。
本発明の制振材料の用途としては、自動車より発生する
騒音振動防止のために特に使用できる。
この場合自動車の騒音、振動の発生源はエンジン部品で
ありその中でもオイルパンからのものが主たるものであ
る。
本発明の材料を、中型トラックのディーゼルエンジン用
オイルパンに適用したところエンジンより約1m離れた
場所で8 dBの騒音低減をはかれることがわかった。
また車内にはいる騒音、振動防止には、車体材料特にフ
ロア−パネルに適用した場合の効果が大きいことがわか
った。
次に家庭あるいは事務所などの騒音、振動の防止には、
m化部品に適用するのが望ましく、特にモーター用ある
いは安定器用カバーの材料に適用するのが望ましい。
またこの目的では部屋の間仕切あるいは壁材あるいは床
材等の建築用部材に適用するのが望ましく、他に雨戸あ
るいはアルミサツシ戸に適用した場合にも、騒音公害防
止に役立つことがわかった。
また一般に騒音レベルの萬いものとして、道路工事用エ
ンジンあるいは発電機よりの騒音があり、これらの部材
に適用するのも好ましい用途である。
また一般交通手段としての自転車、オートバイ等よりの
騒音を防止するには、制動用ブレーキ部材あるいは駆動
用チェーン部材として用いると好結果が得られる。
また公的交通手段として鉄道車両用床材、壁材に用いる
ことも騒音公害防止として効果が高い。
以下に本発明を実施例によって具体的に説明するが、こ
れらは例示的なものであり、これらによって本発明が制
限されるものではない。
実施例中、内外層゛および中間層フィルムの弾性率およ
び損失係数(tanδ)は東洋ボールドウィン製レオパ
イブロン(11QHz)を用いて測定し、伸び率は20
0m/分の引張り速度で求めた。
制振材料の振動吸収能を表わす損失係数(η)は機械イ
ンピーダンス法(中央加振)による強制振動で周波数は
1000Hz1温度は20〜180”Cで測定した。接
着性試験の耐鋼板接着性は冷間圧延鋼板(0,8m )
 /該樹脂組成物(50μ)/冷間圧延鋼板、(0,8
m)の構成で190℃、5分、80助/dの条件で接着
し、180°の角度、5ON/分の引張り速度で評価し
た。
加工性は、第1図および第2図に示す金型を使用し、そ
れぞれ曲げ戻しおよび絞り加工性を試験しすべり、剥れ
、しわ等を評価した。
第1図(a)は曲げ戻し加工試験金型の断面図である。
同図において、1,2.8は金型部材、4はスペーサー
、5は試料を示す。また2R15Rなどは曲率を示す。
第1図(b)は曲げ戻し加工試験成形品の斜視図である
。同図において、A部、B部、0部はそれぞれ評価観察
部分を示す。
第2図(a)は絞り加工性試験金型の断面図である。同
図において、1,2,8,4.5は金型部材、6は試料
を示す。また、5Rは曲率、5(1156ρは該当部の
径を示す。
第2図(b)は絞り加工性試験成形品の斜視図である。
同図において、1はA部しわ、2はフランジしわ、8は
板のすべりのそれぞれ評価観察部分を示す。
実施例1 非晶質共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂(Eas
tman Kodak社Kodar■PJI!:TG6
76B )を供給する押出機とP CT Aポリエステ
ル樹脂(Eastman  Kodak社PCTAA−
150)を供給する押出機と、高分子量ポリエステル樹
脂(東洋紡、バイロン#200)を供給する押出機を装
備したインフレーシランダイス(口径150 msm 
)を有するインフレ装置を使用し管状体を、引取速度7
.0 m /分、ブローアツプレジ第2.0の条件で引
取り、折径470ng、厚みを第1表に示した様に50
μであるフィルムを得た。
得られたフィルムを用い、0.8 tyre 厚の冷間
圧延鋼板の間に加熱圧着(280℃、5分、80KI/
cd)Ii接着性、加工性および振動吸収性を測定した
その結果を第2〜第4表、第8図に示した。
第8図は、制振材料の温度−損失係数(η)の関係図で
ある。
実施例2 非晶質共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂(Eas
tman Kodak社Kodar’ PETG676
8 )70重量%、エチレン−グリシジルメタクリレー
ト−酢酸ビニル共重合体樹脂(住人化学工業111M、
1.7)80重量%の混合物ペレット(ヘンシェルミキ
サーで混合し、その混合物を280℃に設定した80w
xf3の押出機により混練したのちペレット化)を供給
する押出機と、PCTAポリエステル樹脂(Eastm
an Kodak社PCTA A−150) 80重量
%、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体樹脂
(住人化学工業にて試作、M、I’8)、20重量%の
混合物ペレット(上記と同様の方法でペレット化)を供
給する押出機と高分子量ポリエステル樹脂て東洋紡 バ
イロン$1200)90i社%、エチレン−グリシジル
メタクリレート−酢酸ビニル共重合体樹脂(住人化学工
業にて試作 MI7)10重量%の混合物ペレット(上
記と同様の方法でペレット化)を供給する押出機を装備
したインフレーシランダイス(口径150m)を有する
インフレ装置を使用し管状体を、引取速度7.0 m 
/分、ブローアツプレジ第2.0の条件で引取り、折径
470m、厚みを第1表に示した様に50μであるフィ
ルムを得た。
得られたフィルムを用い、0.8WeM厚の冷間圧延鋼
板の間に加熱圧着(280℃、5分、80Kf/d)L
、接着性、加工性および振動吸収性を測定した。
その結果を第2〜第4表、第3図に示した。
第8図は、制振材料の温度−損失係数(η)の関係図で
ある。
比較例1 待洲昭59−80454号で開示されたカルボン酸変性
ポリオレフィン系樹脂を主体とした樹脂組成物中の実施
例4について次の様に作成した。
メルトインデックス4f/10分の線状低密度ポリエチ
レン(CciF Chimie lR) lc無水マレ
イン酸0.7重量%と、t−ブチルパーオキシラウレー
ト0.1jtm%を添加して、ヘンシェルミキサーで2
分間混合したものを、190℃に設定した30鴫0の押
出機により混練したのちペレット化した。
この変性ポリエチレンとメルトインデックス4f/10
分の線状低密度ポリエチレン(CdF  Chimie
製)、メチルメタクリレート重合体を第5表の様な割合
で混合し、その混合物を190℃に設定した30簡のの
押出機により混練したのちペレット化した。
この材料を用いて実施例1〜8と同様の方法でフィルム
化し得られたフィルムを用い、0、8 m厚の冷間圧延
鋼板の間に加熱圧着(280℃、5分、80に丙)し接
着性、加工性および振動吸収性を測定した。
その結果を第2〜第4表、第3図に示した。
第8図は、制振材料の温度−損失係数(η)の関係図で
ある。
第  1  表 第  2  表 第  8  表 第  5  表
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は曲げ戻し加工試験金型の断面図である。 第1図(b)は曲げ戻し加工試験成形品の斜視図である
。 第2図(a)は絞り加工性試験金型の断面図である。 第2図向は絞り加工性試験成形品の斜視図である。 第3図は、制振材料の温度−損失係数(η)の関係図で
ある。 (a)              (h)第1図 (a)      (b) 第2図 手続補正書(自発) 昭和61年1月9日 1、事件の表示 昭和59年 特許願第216007号 2、発明の名称 広温度範囲にわたって高制振性能を有する名 称  (
209)住友化学工業株式会社代表者  森    英
 雄 4、代理人 住 所  大阪市東区北浜5丁目16番地6、補正の対
象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、 補正の内容 (1)  明細書第11頁第7行目の後に「また結晶性
であるポリエステル樹脂、例えば、東洋紡製バイロン[
株]す80P(TP−28℃)、同参〇M900(TP
−20℃)、同す0M40G(TP19℃)、同す0M
99G(謬−20℃)、同+GV100(TP52℃)
 及ヒ[GV700(Ty54℃)も損失係数が高く、
かつ広温度範囲にわたって平担であり好ましい樹脂であ
る。 上記熱可塑性高分子ゑポリエステル系樹脂の混合物も好
ましい物性を備えている。この混合物の場合、非晶性ポ
リエステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂の組合せを用
いることもできる」を加入し補正する。 (2)  明細書第17頁第10行目「材料特にフロア
−パネル」を「材料特にダッシュバネ)Q及びフロア−
パネル」と補正する。 nl     μ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2枚の金属板の間に熱可塑性樹脂からなる制振層
    を挾んで構成された制振材料であって、該制振層が、温
    度20℃における伸び率が 30%以上で損失係数(tanδ)のピーク温度が0℃
    〜130℃の範囲にある樹脂への組合せによる少なくと
    も2層の多層で構成され、かつ金属板と接する層の金属
    板との接着強度が温度20℃、180°ピーリング試験
    において3Kg/cm以上であることを特徴とする制振
    性材料。
  2. (2)制振層の構成が、損失係数(tanδ)のピーク
    値が0.5以上であり、ピーク温度が相互に5〜20℃
    異なる樹脂(A)層の組合せである特許請求の範囲第1
    項記載の材料。
  3. (3)樹脂(A)が、ポリエステル系樹脂、ビニル系樹
    脂、ポリオレフィン系樹脂の単独あるいは混合物より選
    択されるものである特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の材料。
  4. (4)樹脂間が、テレフタル酸残基とエチレングリコー
    ル残基および1,4−シクロヘキサンジオール残基より
    なるポリエステル系共重合体樹脂を含むものである特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の材料。
  5. (5)ポリエステル系共重合体樹脂が、エチレングリコ
    ール残基に比較して1,4−シクロヘキサリンメタノー
    ル残基が多い非晶性ポリエステル共重合体樹脂である特
    許請求の範囲第4項記載の材料。
  6. (6)樹脂(A)が、テレフタル酸とイソフタル酸およ
    び1,4−シクロヘキサリンメタノールより合成された
    ポリエステル系共重合体樹脂を含むものである特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の材料。
  7. (7)樹脂(A)が非晶性高分子量ポリエステル樹脂を
    含むものである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    材料。
  8. (8)樹脂(A)がポリ酢酸ビニール樹脂を含むもので
    ある特許請求の範囲第1項又は第2項記載の材料。
  9. (9)樹脂(A)がポリ塩化ビニル樹脂を含むものであ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の材料。
  10. (10)樹脂(A)が塩化ビニル−エチレン酢酸ビニル
    共重合体樹脂を含むものである特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の材料。
  11. (11)樹脂(A)が、α−オレフィン70〜99.5
    重量%、グリシジルメタクリレート0.5〜20重量%
    および酢酸ビニル0〜20重量%からなる共重合体を含
    む特許請求の範囲第1項又は第2項記載の材料。
  12. (12)制振層の構成が、ガラス転移温度(Tg)が相
    互に5〜15℃異なるポリエステル系樹脂あるいは該ポ
    リエステル系樹脂とポリオレフィン系樹脂の混合物であ
    る樹脂組成物層が少なくとも2層設けられた多層である
    特許請求の範囲第1項記載の制振性材料。
  13. (13)制振層がガラス転移温度(Tg)が45〜60
    ℃の樹脂層と、60〜75℃の樹脂層と75〜90℃の
    樹脂層より構成された3層構造である特許請求の範囲第
    12項記載の材料。
  14. (14)少なくとも2層の構成ポリエステル系樹脂が、
    非晶性ポリエステル共重合体樹脂である特許請求の範囲
    第13項記載の材料。
  15. (15)金属板と接する樹脂がα−オレフィン70〜9
    9.5重量%、グリシジルメタクリレート0.5〜20
    重量%および酢酸ビニル0〜20重量%からなるポリオ
    レフィン系樹脂を含むものである特許請求の範囲第12
    項、第13項又は第14項記載の材料。
  16. (16)制振層が、熱可塑性樹脂による2種3層又は3
    種3層構成フィルムを、インフレーション成形で加工し
    、ピンチロール後チューブを重ねた状態のまま供給して
    つくった5層構造フィルムである特許請求の範囲第1項
    又は第12項記載の材料。
  17. (17)熱可塑性樹脂からなる制振層の厚みが、30μ
    以上60μ以下である特許請求の範囲第1項又は第12
    項記載の材料。
  18. (18)2枚の金属板の間に熱可塑性樹脂からなる制振
    層を挾んで構成された制振材料であって該制振層が、上
    記樹脂(A)の組合わせによる少なくとも2層の多層で
    構成され、かつ金属板と接する層の金属板との接着強度
    が温度20℃、180°ピーリング試験において3Kg
    /cm以上である材料を使用したエンジン部品。
  19. (19)エンジン用部品がオイルパンである特許請求の
    範囲第18項記載の部品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01249435A (ja) * 1988-03-31 1989-10-04 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 複合制振体
JPH0691803A (ja) * 1993-02-02 1994-04-05 Nippon Steel Chem Co Ltd スポット溶接可能な複合型制振材料

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