JPH0669276B2 - 回転電機の固定子 - Google Patents

回転電機の固定子

Info

Publication number
JPH0669276B2
JPH0669276B2 JP33178888A JP33178888A JPH0669276B2 JP H0669276 B2 JPH0669276 B2 JP H0669276B2 JP 33178888 A JP33178888 A JP 33178888A JP 33178888 A JP33178888 A JP 33178888A JP H0669276 B2 JPH0669276 B2 JP H0669276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
slot
insulating plate
stator
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33178888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02179235A (ja
Inventor
旭 樋口
福六 平塚
甚一 志賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP33178888A priority Critical patent/JPH0669276B2/ja
Publication of JPH02179235A publication Critical patent/JPH02179235A/ja
Publication of JPH0669276B2 publication Critical patent/JPH0669276B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回転電機の固定子に関するものである。
〔従来の技術〕
回転電機では小形化により軸方向寸法を短くする等の目
的で、固定子鉄心に装着されるコイルのコイルエンド部
を固定子鉄心の軸方向端部(以下、端部と称する)に極
力近接させることが採用されている。この場合、コイル
エンド部と固定子鉄心の端部との間の絶縁を十分に確保
する必要があるため、固定子鉄心の端部に端面絶縁板を
設けるのが一般的である。すなわち第9図および第10
図に示されているように、固定子鉄心1の端部に固定子
鉄心1のスロツト2とほぼ同一形状の開口部を持つ端面
絶縁板3を配置し、スロツト2にコイルを装着した後、
このコイルのコイルエンド4を固定子鉄心1の端部側に
圧縮して端面絶縁板3をコイルエンド4と固定子鉄心1
の端部との間に装着する。このようにしてコイルエンド
4を固定子鉄心1に近接させ、回転電機の固定子の軸方
向寸法を短くし、回転電機の小形化を図るのである。な
お、これに関するものとして特開昭56-56150号公報があ
る。なおまた、同図において1aは固定子鉄心1のスロ
ツト底部、3aは端面絶縁板3の開口部の底部(開口部
底部)、5,6は溝絶縁物、7はコイル線である。
また、特開昭63-69447号公報に記載されているように、
端面絶縁板の開口部が固定子鉄心のスロツト形状より小
さく、端面絶縁板が熱可塑性樹脂製のものでは、端面絶
縁板の熱変形可能温度以上に加熱した状態でスロツト内
に突型を押込み、端面絶縁板の開口部周縁がスロツト内
周面に密着するように変形させ、端面絶縁板を固定子鉄
心に固着させる。このようにして端面絶縁板を固定子鉄
心に固着し、コイルエンド部を圧縮して固定子を小形化
しようとするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は次に述べるような問題を有している。従
来技術の前者の端面絶縁板を固定子鉄心と圧縮させたコ
イルエンドとの間に装着させる場合、この端面絶縁板が
固定子鉄心に対して周方向および捩れ方向にずれ動く懸
念がある。ずれ動くと、固定子鉄心のスロツト底部と端
面絶縁板の開口部底部との間で部分的に固定子鉄心の端
部が露出してしまい、コイル間の渡り線およびたるみ線
などのコイル線が固定子鉄心の端部に接触(第10図参
照)し、絶縁不良となる場合がある。すなわち溝絶縁物
と端面絶縁板との間に固定子鉄心の端部の露出部が生じ
るのである。これを防止するため、端面絶縁板を固定子
鉄心に対し正確に位置を合わせながら接着することもで
きる。しかし、このようにすると接着剤の塗布工程,位
置合わせ作業,接着完了までの保持,乾燥工程の待ち時
間が必要であるなど製造工程上で大幅な経済的損失が生
ずる。
後者の端面絶縁板を熱可塑性樹脂製とし、スロツト内に
突型を押込み、端面絶縁板の開口部周縁がスロツトの内
周面に密着するように端面絶縁板を熱変形固着させる場
合は、固定子鉄心を予め端面絶縁板の熱変形可能温度以
上に加熱する作業工程が追加される。また、固定子鉄心
が加熱状態でのコイル挿入,組線作業は、固定子鉄心の
熱がコイルに伝達することになり、コイルの抵抗値がこ
の伝達熱の程度により変化し管理が極めて困難となるの
で、端面絶縁板を熱変形固着させた固定子鉄心をコイル
挿入および組線作業の環境条件の周囲温度と同一になる
まで冷却させる工程が必要となるなど、前者の場合と同
様製造工程における経済的損失が大きい。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、容易にコ
イルエンドの軸方向寸法を縮少して小形化を可能とした
回転電機の固定子を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、端面絶縁板を、その外周縁部の少なくとも
一部が固定子鉄心の外周縁部と嵌合するようにし、かつ
開口部の底部がスロツトの溝絶縁物によつてコイルエン
ド側に押出されるように、開口部の径方向寸法をスロツ
トの径方向寸法より小さくして形成することにより、達
成される。
〔作用〕
上記手段を設けたので、固定子鉄心の外周縁部に嵌合し
た端面絶縁板はその押出された開口部底部がスロツト外
の溝絶縁物と密着するようになつて、コイルエンドを固
定子鉄心側に圧縮してもコイル線が固定子鉄心に接触す
ることがなくなり、容易にコイルエンドの軸方向寸法を
縮少することができる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
1図から第8図には本発明の一実施例が示されている。
なお従来と同じ部品には同じ符号を付したので説明を省
略する。本実施例では端面絶縁板3Aを、その外周縁部
3bの少なくとも一部が固定子鉄心1の外周縁部と嵌合
するようにし、かつスロツト2に溝絶縁物5を挿入時に
その開口部底部3aが溝絶縁物5によつてコイルエンド
4側に押出されるように、開口部の径方向寸法をスロツ
ト2の径方向寸法より小さくして形成した。このように
することにより固定子鉄心1の外周縁部に嵌合した端面
絶縁板3Aはその押出された開口部底部3aがスロツト
外の溝絶縁物5と密着するようになつて、コイルエンド
4を固定子鉄心1側に圧縮してもコイル線7が固定子鉄
心1に接触することがなくなり、容易にコイルエンド4
の軸方向寸法を縮少して小形化を可能とした回転電機の
固定子を得ることができる。
すなわち第2図および第6図に示されているように、固
定子鉄心1の一方の端部に端面絶縁板3Aをまず装着す
る。この端面絶縁板3Aは固定子鉄心1の各スロツト2
に対応してスロツト2とほぼ同一形状の開口部を有し、
かつこの開口部の底部である開口部底部3aの径方向寸
法は、固定子鉄心1のスロツト底部1aの径方向寸法よ
り小さくした(第1図,第3図参照)。また、端面絶縁
板3Aの外周の外周縁部3bの内側を固定子鉄心1の外
周部形状に一致させた。このように形成した端面絶縁板
3Aを固定子鉄心1の一方の端部に装着したら溝絶縁物
5,6を固定子鉄心1のスロツト2内に挿入する。この
溝絶縁物5,6の長さは固定子鉄心1の積厚、換言すれ
ばスロツト2の軸方向長さより長く、固定子鉄心1の両
端部より溝絶縁物5,6の端が出るように挿入される。
挿入されると第7図にも示されているように、端面絶縁
板3Aの開口部底部3aがスロツト底部より径方向の寸
法が小さいので、開口部底部3aが溝絶縁物5により固
定子鉄心1の端部の外側に押し広げられ、溝絶縁物5と
密着する。このようにしたら第8図にも示されているよ
うに、固定子鉄心1の他方の端部に端面絶縁板3Aを装
着させる。装着すると、固定子鉄心1のスロツト内に挿
入され、固定子鉄心1の端部より外側に出ている溝絶縁
物5の端部により端面絶縁板3Aの開口部底部3aが固
定子鉄心1の端部の外側に向つて押し広げられ、上述の
場合と同様、溝絶縁物5と密着する。
このようにすることにより第4図および第5図に示され
ているように、端面絶縁板3Aはその外周縁部3bが固
定子鉄心1の外周縁部と嵌合し、開口部底部3aが溝絶
縁物5と密着する。従つて端面絶縁板3Aはその外周縁
部3bにより、固定子鉄心1に対して周方向、捩れ方向
ともずれ動きがなく、また端面絶縁板3Aの開口部底部
3aは、固定子鉄心1の端部より出ている溝絶縁物5と
密着され、端面絶縁板3Aの開口部底部3aと溝絶縁物
5との間が絶縁される。このように固定子鉄心1の端部
は端面絶縁板3Aで覆われ絶縁されるので、コイルエン
ド4を固定子鉄心1側に圧縮すれば端面絶縁板3Aはこ
れら固定子鉄心1の端部と圧縮されたコイルエンド4と
の間に固定され、かつ渡り線やたるみ線などのコイル線
7が固定子鉄心1と接触して絶縁耐圧,絶縁抵抗の低下
することがなくなり、固定子コイルの軸方向寸法を縮少
して固定子の小形化ができ、回転電機の小形化ができ
る。
このように本実施例によれば固定子鉄心の外周部を案内
として簡単に端面絶縁板の位置決めめが可能で、かつ固
定子鉄心の各スロットに対応した端面絶縁板の開口部底
部の径方向寸法を固定子鉄心の各スロットの底部径より
小さくしたので、コイル線が固定子鉄心の端部へ直接接
触することがなく、絶縁性能が十分確保できる。従つて
コイルエンドを固定子鉄心側に押付け成形して、容易に
軸方向寸法の短い回転電機の固定子を得ることができ、
製造性を大幅に向上させ、品質的にもすぐれた効果を奏
することができる。
なお本実施例では固定子鉄心の一方の端部に端面絶縁板
をその外周縁部を介して装着し、次いで溝絶縁物をスロ
ツトに挿入して端面絶縁板の開口部底部が溝絶縁物と密
着するようにしたが、これのみに限るものではなく溝絶
縁物をスロツトに挿入し、その両端が固定子鉄心の両端
部より外側に所定寸法突出した状態で、端面絶縁板を固
定子鉄心に装着するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
上述のように本発明は容易にコイルエンドの軸方向寸法
を縮少して小形化できるようになつて、容易にコイルエ
ンドの軸方向寸法を縮少して小形化を可能とした回転電
機の固定子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回転電機の固定子の一実施例の固定子
鉄心に端面絶縁板を装着した状態を示す正面図、第2図
は第1図の側面図、第3図は同じく一実施例の固定子鉄
心に端面絶縁板を装着した状態を示す一部拡大正面図、
第4図は同じく一実施例の固定子の縦断側面図、第5図
は第4図の固定子端部の拡大縦断側面図、第6図は同じ
一実施例の端面絶縁板を固定子鉄心の一方側端部に装着
した状態を示す固定子鉄心要部の縦断側面図、第7図は
同じく一実施例の溝絶縁物を挿入して端面絶縁板の開口
部底部をスロツト外の溝絶縁物と接触させた状態を示す
縦断側面図、第8図は同じく一実施例の端面絶縁板の開
口部底部を固定子鉄心の両側のスロツト外の溝絶縁物と
接触させた状態を示す縦断側面図、第9図は従来の回転
電機の固定子の固定子鉄心に端面絶縁板を装着した状態
を示す一部拡大正面図、第10図は同じく従来の固定子
端部を示す固定子要部の拡大縦断側面図である。 1…固定子鉄心、2…スロツト、3A…端面絶縁板、3
a…開口部の底部(開口部底部)、3b…外周縁部、4
…コイルエンド、5,6…溝絶縁物。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子鉄心と、この固定子鉄心のスロット
    に溝絶縁物を介して挿入され、かつその端部が前記スロ
    ットより突出されるコイルエンドとを備え、前記固定子
    鉄心の軸方向端部には前記固定子鉄心のスロットに対応
    したほぼ同一形状の開口部を持った端面絶縁板が設けら
    れ、前記溝絶縁物は前記スロットの軸方向長さより長い
    大きさを有している回転電機の固定子において、前記端
    面絶縁板を、その外周縁部の少なくとも一部が前記固定
    子鉄心の外周縁部と嵌合するようにし、かつ前記開口部
    の底部が前記スロットの溝絶縁物によって前記コイルエ
    ンド側に押出されるように、前記開口部の径方向寸法を
    前記スロットの径方向寸法より小さくして形成したこと
    を特徴とする回転電機の固定子。
  2. 【請求項2】前記端面絶縁板の外周縁部が、その少なく
    とも一部が折曲げて形成されたものである特許請求の範
    囲第1項記載の回転電機の固定子。
JP33178888A 1988-12-29 1988-12-29 回転電機の固定子 Expired - Fee Related JPH0669276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33178888A JPH0669276B2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 回転電機の固定子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33178888A JPH0669276B2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 回転電機の固定子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02179235A JPH02179235A (ja) 1990-07-12
JPH0669276B2 true JPH0669276B2 (ja) 1994-08-31

Family

ID=18247647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33178888A Expired - Fee Related JPH0669276B2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 回転電機の固定子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0669276B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02179235A (ja) 1990-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06103974B2 (ja) 電動機用溝なし固定子の製造方法及び該方法によって製造される固定子からなる電動機
JP5228386B2 (ja) ブラシレスdcモータの固定子鉄芯およびそれを用いた電気機器
JP3921985B2 (ja) 絶縁部材を備えたコア及びその製造方法
JPH0669276B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2536126Y2 (ja) 電機子コアの絶縁機構
JPS6188743A (ja) ブラシホルダ
JP2009232522A (ja) 分割固定子製造方法
JPH0522908A (ja) 回転電機用固定子及びその製造方法
JPH01248937A (ja) 電機子コアのスロット絶縁材およびその装着方法
JPH08140295A (ja) 回転電機及びその製造方法
JP3633234B2 (ja) 回転電機のステータのコイルピース製造方法及びコイルピースの製造装置
JPH08130844A (ja) 電動機の電機子
JP2886083B2 (ja) 電動機の固定子
JP2528228Y2 (ja) 電動機の相間絶縁体
JP2000078804A (ja) 無刷子電動機の樹脂モールド固定子の製造方法
JPH06303745A (ja) 電動機の固定子製造方法
JPH0538084A (ja) 回転電機の固定子鉄心
JPS6130502B2 (ja)
JPS5932201Y2 (ja) 回転電機の整流子
JPH03256551A (ja) 電動機の固定子製造方法
JPH08182265A (ja) 回転電機の電機子
JP2003077746A (ja) リアクトルおよびその製造方法
JPH02890Y2 (ja)
JPH0543756U (ja) トルクモータ用ステータ
JPH06284652A (ja) 電動機の固定子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees