JPH0669072U - エンジンフードのサイドパネル構造 - Google Patents

エンジンフードのサイドパネル構造

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JPH0669072U
JPH0669072U JP1661893U JP1661893U JPH0669072U JP H0669072 U JPH0669072 U JP H0669072U JP 1661893 U JP1661893 U JP 1661893U JP 1661893 U JP1661893 U JP 1661893U JP H0669072 U JPH0669072 U JP H0669072U
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panel
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closed
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準一 井上
裕史 大内
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東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エンジンフード本体9aの側面に形成された
開口9bを開閉する3枚以上の各サイドパネル20、2
1、22は、その開口9bの周縁部にヒンジ30、3
1、40、41、50、51を介し取り付けられる。各
サイドパネル20、21、22の開閉順序は一定であっ
て開放順序と閉鎖順序とは逆とされる。最初に閉じられ
るサイドパネル20は前記本体に対し着脱可能とされ、
サイドパネル20、21、22の枚数をNとして、2番
目以降に閉じられるサイドパネル21、22は(N−
1)番目に閉じられるサイドパネルに対し着脱可能であ
る。 【効果】 エンジンフード本体の側面に形成された開口
に仕切りを設けることなくサイドパネルを複数に分割し
て小型化でき、エンジンルーム内の保守点検等の作業性
が良くなると共にサイドパネルを取り扱い易いものにで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンフードのサイドパネル構造に関し、例えば大型建設車両の エンジンルームを構成するエンジンフードに適用できる。
【0002】
【従来の技術】
例えば、建設車両のエンジンルームを構成するエンジンフードは、エンジンフ ード本体と、この本体の側面に形成された開口を開閉するサイドパネルとを備え 、そのサイドパネルを開閉することで、エンジンルーム内部の保守点検等の整備 を行なっている。
【0003】 そのサイドパネルを単一のものとすると、大型の建設車両では閉鎖すべき開口 面積が大きくなるため開閉の際に取り扱い難くなる。そこで従来は、エンジンフ ード本体の側面の開口をセンターピラーやビーム等により仕切り、そのセンター ピラーやビームに3枚以上のサイドパネルをそれぞれヒンジやボルトを介し取り 付けることで、その開口の開閉を行なっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、エンジンフード本体の側面開口をセンターピラー等により仕切ってし まうと、その仕切りがエンジンルーム内部の整備を行なう際の邪魔になるという 問題があった。
【0005】 本考案は、上記従来技術の問題を解決することのできるエンジンフードのサイ ドパネル構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のエンジンフードのサイドパネル構造は、エンジンフード本体と、この 本体の側面に形成された開口を開閉する複数のサイドパネルとを備え、各サイド パネルは開口の周縁部にヒンジを介し取り付けられ、各サイドパネルの開閉順序 は一定であって開放順序と閉鎖順序とは逆とされ、最初に閉じられるサイドパネ ルは前記本体に対し着脱可能とされ、サイドパネルの枚数をNとして、2番目以 降に閉じられるサイドパネルは(N−1)番目に閉じられるサイドパネルに対し 着脱可能とされる。各サイドパネルのうち最初に開放されるサイドパネルの開口 閉鎖面積が最小であるのが好ましい。
【0007】
【作用】
本考案の構成によれば、エンジンフード本体の側面に形成された開口を開閉す る各サイドパネルは、その開口の周縁部にヒンジを介し取り付けられ、その開口 の閉鎖状態においては、最初に閉じられるサイドパネルは本体に着脱可能とされ 、その他のサイドパネルは他のサイドパネルに対し着脱可能とされるので、その 開口をセンターピラー等により仕切ることなく、複数のサイドパネルにより開閉 できる。また、開閉頻度が大きく且つ開口閉鎖面積を大きくする必要のないサイ ドパネルがある場合は、そのサイドパネルを各サイドパネルのうちで最初に開放 されると共に開口閉鎖面積が最小のものとするのが合理的である。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0009】 図3に示すホイールローダ1は、前輪2と後輪3とに支持された車体4を備え 、この車体4の前部にブーム5が油圧シリンダ7により昇降可能に取り付けられ 、このブーム5の前端にバケット6が油圧シリンダ7aにより揺動可能に取り付 けられている。その車体4の中央部に設けられたキャビン8の内部が運転室とさ れ、そのキャビン8の後方がエンジンフード9に覆われたエンジンルーム10と されている。
【0010】 図1、図2にも示すように、そのエンジンフード9は、車体フレーム11に取 り付けられたリアグリル12と、このリアグリル12の前方において車体フレー ム11に取り付けられたサポートフレーム13と、そのリアグリル12とサポー トフレーム13とに取り付けられてエンジンルーム10の上方を覆う天板14と により本体9aが構成されている。その本体9aの左側面に形成された開口9b は3枚のサイドパネル20、21、22により開閉され、右側面に形成された開 口もサイドパネル(図示省略)により覆われている。
【0011】 本実施例では、その本体9aの左側面の開口9bを開閉する3枚のサイドパネ ル20、21、22は開口閉鎖面積が互いに異なり、最も開口閉鎖面積の大きな 長方形の第1パネル20と、次に開口閉鎖面積の大きな台形の第2パネル21と 、最も開口閉鎖面積の小さな長方形の第3パネル22とからなる。
【0012】 その第1パネル20の上端部に一対のヒンジ30、31の一端が溶接され、各 ヒンジ30、31の他端は前記開口9bの周縁部を構成する天板14にボルトに よって取り付けられ、これにより第1パネル20は、その開口9bの上端部に沿 う前後方向軸中心に揺動可能とされている。また、第1パネル20は前記リアグ リル12に第1係合装置32を介し着脱可能とされる。すなわち、その係合装置 32は、図4に示すように、第1パネル20に取り付けられた支持体32dと、 この支持体32dに支軸32e中心に回転可能に取り付けられてパネル外方から 回転操作可能なハンドル32aと、その支軸32e中心に回転可能に取り付けら れてパネル内方に突出するフック32bと、リアグリル12に取り付けられたス トッパー32cとを有する。そのフック32bがストッパー32cに係合するこ とで第1パネル20の開放が阻止される。また、そのハンドル32aに固定され たプレート32fが、そのフック32bに固定されたロッド32gに当接し、ハ ンドル32aを図4において矢印A方向に回転させると、フック32bが矢印B 方向に回転し、フック32bとストッパー32cとの係合が解除される。これに より、第1パネル20は開放可能とされる。そのハンドル32aとフック32b は、バネ32hの弾性力により元の位置に復帰する。なお、ハンドル32aには シリンダ錠32iが取り付けられ、鍵により往復動するロックプレート32jを ハンドル32aと支持体32dとに形成された孔(図示省略)に挿入することで 、ハンドル32aを回転操作不能にロックできる。また、第1パネル20の前後 端に溶接されたブラケット35、36に、ガスシリンダ33、34のシリンダ筒 33a、34aが前後方向軸中心に相対回転可能に連結され、前方のガスシリン ダ33のロッド33bは前記サポートフレーム13に前後方向軸中心に相対回転 可能に連結され、後方のガスシリンダ34のロッド34bは前記リアグリル12 に前後方向軸中心に相対回転可能に連結されている。各ガスシリンダ33のロッ ド33bは伸長方向に付勢されており、これにより、フック32bとストッパー 32cとの係合を解除することで第1パネル20は開き方向に揺動する。
【0013】 その第2パネル21の下端部に一対のヒンジ40、41の一端が溶接され、各 ヒンジ40、41の他端は前記開口9bの周縁部を構成する車体フレーム11に ボルトによって取り付けられ、これにより第1パネル20は、その開口9bの下 端部に沿って前方から後方に向かうに従い下方に向かうよう傾斜する軸中心に揺 動可能とされている。また、第2パネル21は第1パネル20に第2係合装置4 2を介し着脱可能とされる。すなわち、その第2係合装置42は、前記第1係合 装置32と同様の構成で、回転操作可能なハンドル42aと、このハンドル42 aに連動して回転する第2パネル21の裏面側に配置されたフック42bと、第 1パネル20に取り付けられたストッパー42cとを有し、そのフック42bが ストッパー42cに係合することで第2パネル21の開放が阻止され、そのハン ドル42aの回転操作によりフック42bが回転してストッパー42cとの係合 が解除されることで第2パネル21は開放可能とされる。
【0014】 その第3パネル22の右端部に一対のヒンジ50、51の一端が溶接され、各 ヒンジ50、51の他端は前記開口9bの周縁部を構成するリアグリル12にボ ルトによって取り付けられ、これにより第3パネル22は、その開口9bの後端 部に沿う上下方向軸中心に揺動可能とされている。また、第3パネル22は第2 パネル21に第3係合装置52を介し着脱可能とされる。すなわち、その第3係 合装置52は、前記第1係合装置32と同様の構成で、回転操作可能なハンドル 52aと、このハンドル52aに連動して回転する第3パネル22の裏面側に配 置されたフック52bと、第2パネル21に取り付けられたストッパー52cと を有し、そのフック52bがストッパー52cに係合することで第3パネル22 の開放が阻止され、そのハンドル52aの回転操作によりフック52bが回転し てストッパー52cとの係合が解除されることで第3パネル22は開放可能とさ れる。
【0015】 上記構成において、エンジンフード本体9aの側面の開口9bを開放するには 、まず、第3係合装置52のハンドル52aを操作してフック52bとストッパ ー52cとの係合を解除して第3パネル22を開放し、次に、第2係合装置42 のハンドル42aを操作してフック42bとストッパー42cとの係合を解除し て第2パネル21を開放し、次に、第1係合装置32のハンドル32aを操作し てフック32bとストッパー32cとの係合を解除して第1パネル20を開放す ればよい。また、エンジンフード本体9aの側面の開口9bを閉鎖するには、ま ず、第1パネル20をガスシリンダ33、34の伸長力に抗して閉鎖した後に第 1係合装置32のハンドル32aを操作してフック32bとストッパー32cと を係合させ、次に、第2パネル21を閉鎖した後に第2係合装置42のハンドル 42aを操作してフック42bとストッパー42cとを係合させ、次に、第3パ ネル22を閉鎖した後に第3係合装置52のハンドル52aを操作してフック5 2bとストッパー52cとを係合させればよい。
【0016】 上記構成によれば、エンジンフード本体9aの側面の開口9bを、センターピ ラー等を用いることなく、3枚のサイドパネル20、21、22により開閉でき る。また、第3パネル22は、開閉頻度が大きく且つ開口閉鎖面積を大きくする 必要のないものとされ、例えばエンジンのオイル量の点検等のために開閉される 。なお、エンジンフード本体9aの右側面の開口を覆うサイドパネルも上記と同 様の構成にしてもよい。
【0017】 本考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、ホイールローダ以外 のエンジンルームを覆うエンジンフードのサイドパネル構造にも本考案を適用で きる。また、サイドパネルを4枚以上としてもよい。また、各サイドパネルを本 体および他のサイドパネルに対し着脱可能とする構造は上記のような係合装置に 限定されない。
【0018】
【考案の効果】
本考案のエンジンフードのサイドパネル構造によれば、エンジンフード本体の 側面に形成された開口に仕切りを設けることなくサイドパネルを複数に分割して 小型化でき、エンジンルーム内の保守点検等の作業性が良くなると共にサイドパ ネルを取り扱い易いものにできる。また、各サイドパネルのうち最初に開放され るサイドパネルの開口閉鎖面積を最小にすることで、開閉頻度の大きなサイドパ ネルをより取り扱い易くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のサイドパネルの開放状態での
斜視図
【図2】本考案の実施例のサイドパネルの閉鎖状態での
側面図
【図3】本考案の実施例のホイールローダの側面図
【図4】本考案の実施例の係合装置の平断面図
【符号の説明】
9 エンジンフード 9a エンジンフード本体 9b 開口 20、21、22 サイドパネル 30、31、40、41、50、51 ヒンジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンフード本体と、この本体の側面
    に形成された開口を開閉する3枚以上のサイドパネルと
    を備え、各サイドパネルは開口の周縁部にヒンジを介し
    取り付けられ、各サイドパネルの開閉順序は一定であっ
    て開放順序と閉鎖順序とは逆とされ、最初に閉じられる
    サイドパネルは前記本体に対し着脱可能とされ、サイド
    パネルの枚数をNとして、2番目以降に閉じられるサイ
    ドパネルは(N−1)番目に閉じられるサイドパネルに
    対し着脱可能とされるエンジンフードのサイドパネル構
    造。
  2. 【請求項2】 各サイドパネルのうち最初に開放される
    サイドパネルの開口閉鎖面積が最小であるエンジンフー
    ドのサイドパネル構造。
JP1993016618U 1993-03-10 1993-03-10 エンジンフードのサイドパネル構造 Expired - Fee Related JP2575263Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220118205A (ko) * 2021-02-18 2022-08-25 두산산업차량 주식회사 지게차의 기계실 개폐 도어

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KR20220118205A (ko) * 2021-02-18 2022-08-25 두산산업차량 주식회사 지게차의 기계실 개폐 도어

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JP2575263Y2 (ja) 1998-06-25

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