JPS5941904Y2 - 作業車のエンジンボンネツト構造

Info

【考案の詳細な説明】本考案は、横軸芯周りで回動開閉自在に構成した作業車
のエンジンボンネットの構造に関し、簡単な改良でもっ
て、大きく開放できるようにしかも、開放時におけるヒ
ンジ部破損を防止し易くする事を目的とする。

次に、本考案の実施の態様を例示図に基づいて説明する
。

クローラ式自走機台１上の後端側に原動部２と運転部３
を機台横方向に並設し、前記機台１上の原動部２及び運
転部３より前方に荷台４を流体圧シリンダ５により機体
前端部の軸芯周りで上下揺動自在に取付けてあり、もっ
て、荷台４のダンプを可能にした運搬作業車を構成しで
ある。

前記原動部２を構成するに、第２図に示すように、前記
機台１土にボンネット６を機台後端部の横軸芯７周りで
回動開閉自在に取付け、エンジン８及びその付属機器を
前記ボンネット６内に位置させて機台１上に取付けであ
る。

前記ボンネット６を構成するに、第２図に示す如く、開
放量が大きくなるように、全開状態において道端側が地
面近くに位置するべく構成すると共に、その際にヒンジ
９の取付部に掛かるボンネット重量の軽減を図るべく、
遊端側を接地支持させる部材１０を遊端側上部に付設し
である。

前記支持部材１０を丸棒部材を屈曲成形して成るボンネ
ット開閉用把手に構成してあり、部材の兼用により構造
の簡略化を図りながら開閉操作を容易化できるように配
慮しである。

尚、第２図中に示す緩衝材１１及び１２は、閉じ状態に
おけるボンネット６のヒンジ部と遊端側とに各別に接当
し、閉じ操作時の衝撃音を吸収すると共に、衝撃破損を
防止するものである。

以上要するに、本考案による作業車のエンジンボンネッ
ト構造は、横軸芯７周りで回動開閉自在なボンネット６
に、全開状態において接地させる支持部材１０を設けで
ある事を特徴とする。

すなわち、遊端側が地面近くに位置するまで開けられる
ようにしたから、傾斜状態や水平状態で止めていた従来
に比して、大きく開放できるようになり、内部点検が行
い易くなった。

しかも、前記支持部材１０を設けるだけの簡単な改良で
もって、その接地支持作用によりヒンジ部に掛かる重量
支持負荷を軽減できて、その負荷に起因する変形等の破
損を防止し易くなった。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る作業車のエンジンボンネット構造の
実施の態様を例示し、第１図は運搬作業車の全体側面図
、第２図は要部を示す側面図である。６・・・・・・ボンネット、７・・・・・・横軸芯、１
０・・・・・・支持部材。

【実用新案登録請求の範囲】 ■ 横軸芯１周りで回動開閉自在なボンネット６に、全
開状態において接地させる支持部材１０を設けである事
を特徴とする作業車のエンジンボンネット構造。 ■ 前記支持部材１０をボンネット開閉用把手に構威し
である事を特徴とする実用新案登録請求の範囲第■項に
記載の構造。