JPH0668835U - 印刷機の安全装置 - Google Patents

印刷機の安全装置

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JPH0668835U
JPH0668835U JP1686693U JP1686693U JPH0668835U JP H0668835 U JPH0668835 U JP H0668835U JP 1686693 U JP1686693 U JP 1686693U JP 1686693 U JP1686693 U JP 1686693U JP H0668835 U JPH0668835 U JP H0668835U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 版胴に対する排版作業や給版作業の安全化を
図る。 【構成】 刷版12を保持するローダ7と印刷機のフレ
ーム4との間を伸縮自在なカバー18,19,20によ
って着脱自在に連結し、ローダ7を格納位置から作動位
置へ揺動させることによりこの揺動動作に連動してカバ
ー18,19,20を扇形状に開かせ、ローダ7とフレ
ーム4との間に形成される空間の側方をカバー18,1
9,20で閉塞させるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は揺動自在な刷版保持装置を備えた印刷機において、刷版保持装置の作 動時に形成される空間を閉塞し作業者と印刷機内部との間を遮断する閉塞部材を 備えた印刷機の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
印刷機の版胴外周部には、胴の全長におよぶ切欠きが設けられており、この切 欠き内には、刷版(以下、単に版という)のくわえ側端部をくわえるくわえ側版 万力と、これにくわえられたのち胴周面に巻付けられた版の尻側端部をくわえる 尻側版万力とからなる版万力装置が、切欠き底面に固定されて版胴の軸線方向に 延設されている。
【0003】 このような版万力装置を備えた印刷機において、印刷物の仕様が変わって版を 交換する場合には、尻側版万力のくわえ板を開くと、版の尻側端部がくわえから 解放されるので、版胴とこれに対接するゴム胴とを回動させると、版が両胴の間 から排出される。そこで、版の尻側端部を手で保持して引っ張り出したのち、く わえ側版万力を開いて版のくわえを解放することにより使用済の旧版を取出すこ とができる。
【0004】 このようにして排版を行ったのち、これから使用しようとする新版を手で保持 してそのくわえ側端部を版万力にくわえさせたのち、版胴とゴム胴とをほゞ1回 転させると、版が版胴の周面に巻付けられるので、版の尻側端部を版万力にくわ えさせることにより、新版が装着される。
【0005】 しかしながら、このような従来の版万力装置においては、上記のように版くわ え面を開閉するためにカム軸を手動で回動操作しなければならないので、工数が 増加して作業性が悪く、多大の労力を必要とするばかりでなく、準備時間が延長 して印刷機の稼働率が低下するという問題がある。また、版の交換に際し、排出 される旧版や装着する版を手で保持しなければならないので、多大の労力を必要 とするばかりでなく、安全性の点においても問題がある。
【0006】 そこで本出願人は新版を保持した刷版保持装置を印刷機のユニット間に設け、 版胴から取外した旧版をこの刷版保持装置内へ排出して保持し、刷版保持装置内 に予め保持させた新版を、旧版の代りに刷版保持装置から排出して版胴に装着す るようにした刷版交換装置を開発して提案した。
【0007】 この刷版交換装置は例えば上端部を隣接する印刷ユニットの上端部に揺動自在 に枢支されて格納時には垂下された刷版保持装置としてのローダを備えており、 このローダ内には、版胴の版万力によるくわえから解放されて版胴から排出され る使用済の旧版をローダ内へ引上げる排版装置と、この版を保持する旧版保持装 置と、これから使用しようとする新版を保持する新版保持装置と、この版を把持 して版胴の版万力へ供給する給版装置とを備えている。
【0008】 このように構成されていることにより、版を交換する場合には、ローダを傾動 させてその先端部を版胴の周面に近接させ、版胴の版万力を開いて版のくわえを 解放したのち、版胴とこれに対接するゴム胴とをほゞ1回転させると、旧版は版 胴から排出されてローダ内へ進入する。進入した旧版は排版装置の吸口で吸引さ れるなどして引上げられることによりローダ内の旧版保持装置で保持されて収納 される。
【0009】 次いで、版胴の回動によりくわえ側版万力をローダの先端部に対接させてこの くわえ側版万力を開き、ローダ内の新版保持装置で保持された新版を給版装置の 吸口で吸引するなどにより移動させて版の先端をくわえ側版万力にくわえさせた のち、版胴をほゞ1回転させて版の他端を尻側版万力にくわえさせることにより 新版の装着が終わるので、ローダを垂下格納状態に揺動させる。旧版の取外しと 新版の保持とは印刷作業中など任意のときに行われる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような刷版交換装置を備えた印刷機においては、ローダを作動 位置へ傾動させた版の交換作業中、ローダとこれを支持する印刷機のフレームと の間に、印刷機の側方へ開放する三角形状の空間が形成されるが、ローダが移動 するように構成された上記従来の印刷機においては、この開放空間と作業者との 間を遮断するカバーを設けることが難しく、またカバーを設けたとしてもこのカ バーを着脱するのに多大の労力と長時間を必要とする。
【0011】 そこで従来は、上記空間を閉塞するカバーが設けられていないが、インキロー ラや給水ローラをを回転させながら版の交換作業を行っているときに、作業者が 誤ってつまずいたりすると、手をつこうとして上記開放空間に手を入れるおそれ があり、回転しているインキローラや給水ローラなどに手を挟まれるおそれがあ るしまた、ローダが作動位置から格納位置へ揺動するときにフレームとローダと の間に手等を挟まれるおそれがあってきわめて危険である。なお、これらは排版 と給版との両方を行うローダに限らず、排版のみを行うローダの場合や給版のみ を行うローダの場合にも同様の危険性がある。
【0012】 本考案は以上のような点に鑑みなされたもので、安全で短時間の作業により給 版と排版との少なくとも一方を行うことを可能にした印刷機の安全装置を提供す ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本考案では、刷版を保持し作動位置と格納位 置との間で揺動できるように印刷機のフレーム側に支持された刷版保持装置を有 する印刷機において、刷版保持装置の揺動動作に連動して開閉し刷版保持装置と 印刷機本体側との間に形成される空間を閉塞する閉塞部材を設けた。
【0014】
【作用】 版替え時に刷版保持装置を格納位置から作動位置へ移動させると、この移動動 作に連動して閉塞部材が移動し、刷版保持装置と印刷機本体側との間の空間が、 閉塞部材で閉塞される。版替え作業を終わって刷版保持装置を格納位置へ移動さ せると、この移動動作に連動して閉塞部材が移動し、印刷機のフレーム側に格納 される。
【0015】
【実施例】
図1ないし図5は本考案に係る印刷機の安全装置を印刷機の刷版交換装置に実 施した例を示し、図1は本考案を実施した刷版交換装置の格納位置における正面 図、図2は同じく格納位置における側面図、図3は同じく作動位置における側面 図、図4は安全装置を構成する閉塞部材の連結部を示す一部破断拡大側面図、図 5は図2の V−V 断面図である。
【0016】 図において、印刷機の左右のフレーム1には、版胴2とゴム胴3とが互いに周 面を対接させて両端軸を回転自在に軸支されており、版胴2の外周部に設けられ た切欠き内には、カム機構等で開閉する図示しないくわえ側版万力と尻側版万力 とが配設されている。
【0017】 そして、例えば4色刷枚葉印刷機の場合、各色の印刷ユニットには、使用済の 旧版とこれから使用する新版とを交換する刷版交換装置が付設されている。すな わち、2色目,3色目,4色目の各印刷ユニットに設けられたフレーム4の上端 面と、排紙装置始端部に4色目印刷ユニットのフレーム4と空間部を隔てて設け られたフレームの上端面とには、左右一対のブラケット5がそれぞれ版胴2の斜 め上方に位置して固定されていて、これらブラケット5の軸受部5aに両端部を 回動自在に軸支されたローダ軸6には、正面視を版胴2とほゞ同長の横長長方形 状に形成された刷版保持装置としてのローダ7が、基端部を固定されている。
【0018】 フレーム4の上端部には、流体圧シリンダとしてのエアシリンダ8が下端部を 回動自在に枢着されて支持されており、このエアシリンダ8のエア圧で進退する ピストンロッド9の作用端部には、フレーム4側に回動自在に枢着されたレバー 10と、ローダ7側に枢着されたレバー11とが回動自在に枢着されている。
【0019】 こうすることにより、エアシリンダ8のピストンロッド9をエア圧で進退させ ると、レバー10,11を介してローダ7が揺動し、図1,図2に示す垂下状の 格納位置と、図3に示す傾斜状の作動位置とを占めるように構成されている。
【0020】 版胴2とゴム胴3との対接部近傍には、これら両胴2,3との間などに指や異 物が挟まれることを防止しかつ排出される版12を案内する安全バー13が、左 右のフレーム1間に支架されており、尻側版万力のくわえから解放された使用済 の版12は、両胴2,3の回転により排出されて安全バー13で案内され、作動 位置にあるローダ7内へ進入するように構成されている。
【0021】 ローダ7内には、進入した版12を引上げる図示しない排版装置と、この版1 2を保持する図示しない旧版保持装置と,これから使用する版を保持する図示し ない新版保持装置と、保持された版を吸口で吸引するなどして移動することによ り版胴2の版万力にくわえさせる図示しない給版装置とが設けられている。
【0022】 そして本装置には作動位置にあるローダ7とフレーム4との間に形成される三 角形状の空間を側方において閉塞する閉塞部材が設けられている。すなわち、ロ ーダ7が枢支されたフレーム4の隣接フレーム1側端部には、上下3個の支持板 14が固定されて後方へ突設されており、この支持板14には、図5に破断して 示すように板材により断面形状をほゞコ字状に形成されローダ7の高さよりもや ゝ短い全長を有する左右一対のカバー支持板15が垂直状に支持されている。
【0023】 このカバー支持板15の上端部にナット16で固定されたピン17には、上下 に長い板状に形成された複数枚、本実施例では8枚のカバー18,19,20が 重なり合って揺動自在に枢支されており、これらのカバー18,19,20は前 記カバー支持板15とその折曲げ片15aおよび前記ローダ7とに囲まれた空間 部21内に垂下されている。
【0024】 これらカバー18,19,20のうちもっともカバー支持板15寄りのカバー 18の下端部に形成された長孔18aは、図4に示すようにカバー支持板15に ナットで固定されたピン22と摺動自在に係合されており、また、カバー18に 隣接するカバー19の下端部に形成された長孔19aは、カバー18に溶着され たピン23と摺動自在に係合されている。
【0025】 さらに、隣接するカバー19同士は、その一方の下端部に形成された長孔19 aと他方の下端部に溶着されたピン24とを摺動自在に係合させることによって 連結されており、また、もっともローダ7寄りのカバー20の下端部に形成され た長孔20aは、隣接するカバー19に溶着されたピン25と摺動自在に係合さ れている。
【0026】 26はもっともローダ7寄りのカバー20に固着された突片であって、この突 片26には、ローダ7側に固定された板ばね27が着脱自在に係合されており、 これら突片26と板ばね27とが係合することにより、ローダ7の揺動時にロー ダ7とカバー20とが一体化されるように構成されている。
【0027】 こうすることにより、ローダ7を格納位置から作動位置へ揺動させると、この 動作に連動してカバー20,19,18がこの順序で順次揺動し、ローダ7の作 動位置では、図3に示すようにカバー18,19,20が扇形状に開き、ローダ 7とフレーム4との間に形成される三角形状の空間が印刷機の側方において閉塞 されるように構成されている。
【0028】 また、このようにカバー18,19,20が閉塞された状態からローダ7を格 納位置へ揺動させることにより、この動作に連動してカバー18,19,20が 図2に示すように閉じて垂直状態に格納されるように構成されている。
【0029】 さらに、前記ローダ軸6を軸支するブラケット5の軸受部5aは、ブラケット 5の本体に設けた図示しないU字状部と係合していて、ローダ7はブラケット5 に対し上下方向へ着脱自在に形成されており、ブラケット5の上端部には、これ を水平方向に回動操作することによりローダ7の上昇を規制したり上昇を許した りするハンドル28が設けられている。
【0030】 ローダ7の上端部とフレーム4側のばね掛け29との間には、ローダ7を上方 へ付勢するガススプリング30が介装されており、常時はガススプリング30の 弾発力で上昇しようとするローダ7はハンドル28で上昇を規制されているが、 図3に示すインキローラ群31や給水ローラ群32などの保守や点検,ニップ圧 調整時等にハンドル28を回動操作することにより、ローダ7がガススプリング 30の弾発力で上昇し作業面が開放されるように構成されている。
【0031】 以上のような安全装置が付設された刷版交換装置の動作を説明する。印刷作業 中、ローダ7は、ブラケット5から垂下されて格納されており、また、カバー1 8,19,20も垂下されて格納されている。この状態のローダ7には、これか ら使用しようとする新版が、印刷作業中等に準備されて保持されている。
【0032】 印刷作業が終了したのち使用済の旧版5を新版に交換する場合には、図示しな い刷版交換用押ボタン等を押すと、エアシリンダ8のピストンロッド9が前進し てレバー10,11を介しローダ7が図2に示す垂下格納位置から図3に示す傾 斜作動位置へ向って傾動する。
【0033】 このようなローダ7の傾動に際しては、板ばね27と突片26との係合により ローダ7と一体化されたカバー20、および長孔20a,19a,18aとピン 25,24,23,22との係合により連結されたカバー20,19,18がロ ーダ7の揺動動作に連動して揺動する。この結果、図3に示すように、ローダ7 とフレーム4との間に形成される空間がカバー18,19,20によって閉塞さ れるので、万一作業者がつまずいたりして手を付いたりすることがあっても、イ ンキローラ群31や給水ローラ群32等に手を挟まれたりすることがなく安全で ある。
【0034】 このように準備したのち、図示しないくわえ側万力が開いて旧版12のくわえ 側端部がくわえから解放されると同時に、図示しない尻側版万力が開くので、旧 版12の尻側端部は、その剛性により尻側版万力のくわえ面間から飛び出し、安 全バー13で受けられる。この状態で版胴2とゴム胴3とが矢印方向に回動する と、旧版12は安全バー13に摺接しながらローダ7内に進入して図示しない排 版装置で引上げられ、旧版保持装置で保持されてローダ7内に収納される。
【0035】 このようにして排版が終わると版胴2がわずかに回動し、図示しないくわえ側 版万力の開いた版くわえ面がローダ7に保持された新版の延長線上に来た位置で 停止し、このとき、新版を把持した把持部材が移動するので、新版のくわえ側端 部がくわえ側版万力に挿入される。このとき版万力開閉用の駆動装置が作動する ので、新版はくわえ側版万力にくわえられる。
【0036】 この状態で版胴2が反矢印方向に回動し、新版は版胴2の周面に巻付けられて その尻側折曲げ端がローダ7に対応した位置で停止するが、版胴2の回動に際し ては、図示しない押えころが新版を押圧するので、新版は版胴2の周面に密着す る。また、版胴2の回動終期においては、エアシリンダの作動により図示しない 押えころが、新版の折曲げ端を尻側版万力の開いているくわえ面に挿入させると 同時に、くわえ面が閉じるので、新版がくわえられる。
【0037】 このようにして新版が装着されたのち、押ボタン操作等によりローダ7を傾斜 作動位置から垂下格納位置へ揺動させると、ローダ7に連結されたカバー18, 19,20がローダ7の揺動動作に連動して揺動し、重なり合って垂下状態でカ バー支持板15とローダ7との間の空間21内に垂下状態で格納される。
【0038】 版の交換後、印刷作業を再開させたのち、適当なときにローダ7の正面に立っ て旧版をローダ7から取り出し、また、前述したように、印刷作業中に新版をロ ーダ7に保持させて準備することができる。
【0039】 印刷作業の合間等においてインキローラ群31や給水ローラ群32等フレーム 4内に設けられた部材の保守,点検やニップ圧調整等を行う場合には、ハンドル 28を水平方向に回動操作すると、ローダ7はハンドル28による上昇の規制が 解かれ、ガススプリング30の弾発力により上昇するので、フレーム4内の作業 面が開放され、上記点検,保守作業等を実施することができる。
【0040】 そして、ローダ7の上昇に際しては、ローダ7側の板ばね27が下方へ開放し ていることにより、これまでローダ7とカバー18,19,20とを一体化して いた板ばね27とカバー20側突片26との係合が、ローダ7の上昇によって自 動的に解かれる。このようにローダ7をカバー18,19,20と無関係に上下 動させることができ、カバー18,19,20は、垂下姿勢のまゝ残って移動し ないので、作業面が全面的に開放され、作業が容易に行われる。
【0041】 インキローラ群31の保守作業等が終わると、ローダ7をガススプリング30 の弾発力に抗して下降させたのち、ハンドル28を水平方向に回動させると、ロ ーダ7は、上昇を規制されて印刷作業へ移行できる状態に復帰する。この場合、 ローダ7側の板ばね27が下方へ開放していることにより、板ばね27と突片2 6とがローダ7の下降とともに自動的に係合し、ローダ7とカバー18,19, 20とが一体化される。
【0042】 なお、本実施例においては、カバー18をフレーム4側に固定し、カバー20 をローダ7側に着脱自在に引っ掛ける例を示したが、これを逆にしてカバー20 をローダ7側に固定し、カバー18をフレーム4側に着脱自在に引っ掛けるよう にしてもよい。
【0043】 また、本実施例においては、本考案を給版と排版との両方を行うローダ7に実 施した例を示したが、給版のみのローダや排版のみのローダにも実施することが でき同様の効果が得られる。
【0044】 さらに、本実施例においてはローダ7とフレーム4との間の空間を、複数枚に 分割されたカバー18,19,20で開閉する例を示したが、これに限定するも のではなく、ローダ7の格納時にフレーム1,4内の構成部品の保守,点検作業 等の邪魔にならないものであれば、カバーは1枚物でもよい。
【0045】 また、本実施例ではローダ7の上端部をフレーム4側に揺動自在に枢支させた 例を示したが、これに限定するものではなく、例えば図3においてローダ7の下 端部をフレーム1側に揺動自在に枢支させローダ7の作動時には下端部を揺動支 点にして上端部をフレーム1側に移動させるようにしてもよい。この場合には三 角形状の空間がローダ7とフレーム1との間に形成されるので、カバー18,1 9,20をこの位置に設ける必要があるとともに、作動位置へ揺動後にローダ7 の下端部を版胴2に近づけるように移動させる必要がある。
【0046】
【考案の効果】
以上の説明により明らかなように本考案によれば、刷版を保持し作動位置と格 納位置との間で揺動できるように印刷機のフレーム側に支持された刷版保持装置 を有する印刷機において、刷版保持装置の揺動動作に連動して開閉し刷版保持装 置と印刷機本体側との間に形成される空間を閉塞する閉塞部材を設けたことによ り、給版または排版中に作業者がつまずいたりして手をついても、フレーム内の ローラ類に手等を挟まれるおそれがないし,また、刷版保持装置と印刷機本体と の間に手などを挟まれるおそれがなく、作業の安全性が向上する。また、刷版保 持装置を格納位置へ揺動させるときに刷版保持装置と閉塞部材とが一体的に連結 されているので、印刷ユニット間が広く使用でき作業者の操作が容易になり、作 業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した刷版交換装置の格納位置にお
ける正面図である。
【図2】本考案を実施した刷版交換装置の格納位置にお
ける側面図である。
【図3】本考案を実施した刷版交換装置の作動位置にお
ける側面図である。
【図4】安全装置を構成する閉塞部材の連結部を示す一
部破断拡大側面図である。
【図5】図2の V−V 断面図である。
【符号の説明】
4 フレーム 6 ローダ軸 7 ローダ 5 ブラケット 8 エアシリンダ 9 ピストンロッド 10 レバー 11 レバー 12 刷版 15 カバー支持板 17 ピン 18 カバー 18a 長孔 19 カバー 19a 長孔 20 カバー 20a 長孔 22 ピン 23 ピン 24 ピン 25 ピン 26 突片 27 板ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刷版を保持し作動位置と格納位置との間
    で揺動可能なように印刷機のフレーム側に支持された刷
    版保持装置を有する印刷機において、前記刷版保持装置
    の揺動動作に連動して開閉し前記刷版保持装置と印刷機
    本体側との間に形成される空間を閉塞する閉塞部材を設
    けたことを特徴とする印刷機の安全装置。
JP1993016866U 1993-03-15 1993-03-15 印刷機の安全装置 Expired - Lifetime JP2597630Y2 (ja)

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JP1993016866U JP2597630Y2 (ja) 1993-03-15 1993-03-15 印刷機の安全装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001060618A1 (fr) * 2000-02-16 2001-08-23 Nissha Printing Co., Ltd. Dispositif de support destine a enlever et enrouler une plaque elastique

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WO2001060618A1 (fr) * 2000-02-16 2001-08-23 Nissha Printing Co., Ltd. Dispositif de support destine a enlever et enrouler une plaque elastique

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