JPH0668069B2 - カーボン含有成形体の製造方法 - Google Patents

カーボン含有成形体の製造方法

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JPH0668069B2
JPH0668069B2 JP62143419A JP14341987A JPH0668069B2 JP H0668069 B2 JPH0668069 B2 JP H0668069B2 JP 62143419 A JP62143419 A JP 62143419A JP 14341987 A JP14341987 A JP 14341987A JP H0668069 B2 JPH0668069 B2 JP H0668069B2
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デイーター・フライターク
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ベルンハルト・シユルテ
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バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/02Elements
    • C08K3/04Carbon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は押出法または射出成形法による a) 熱可塑性ポリカーボネート40〜85重量%、 b) 熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート35〜5重
量%、および c) カーボンブラツクとグラフアイト35〜10重量%、
好ましくは30〜15重量% を含有する、カーボンブラツクとグラフアイトの重量比
が5:1〜1:3、好ましくは、3:2〜2:3の範囲にあり、成分
a)+b)+c)の重量%の合計がすべての場合に100
重量%である。
カーボン含有成形体の製造方法に関する。
本発明による成形体にはたとえば押出キヤストシートお
よびあらゆる種類の射出成形品が含まれる。それらは導
電度までの静電防止挙動、大きな剛性、破断時の引張強
さおよび加熱時の寸法安定性を特徴とする。したがって
本発明による成形製品は、たとえば電子測定器または電
子構造部品、とくに静電荷の蓄積が危険であるもの、た
とえばコンピユーター、テレビ受像機などの包装に適す
る。
本発明はカーボン含有成形体の製造方法において、熱可
塑性ポリカーボネートをカーボンブラツクおよびグラフ
アイトとよく混合し、熱可塑性ポリアルキレンテレフタ
レートの添加後全混合物を目的の成形品を製造するため
押出しまたは射出成形する方法に関する。
米国特許第3,218,372号により、ポリカーボネートとポ
リアルキレンテレフタレートとの混合物は公知である。
これらの混合物から、フイルムを得ることができる(米
国特許第3,218,372号の第4欄、第9行)。カーボンブ
ラツクまたはグラフアイトの添加は述べられていない。
日本特許第932,197号によると、ポリカーボネート50重
量部またはそれ以上とポリブチレンテレフタレート50重
量部またはそれ以下の混合物は公知である。カーボンブ
ラツク、TiO2、ガラス繊維などのような充てん剤および
ほかの染色顔料を加えてもよい。フイルムの製造は述べ
られていない。
日本特許出願第47−121,683号により、ビスフエノール
Aから製造されたポリカーボネート100重量部およびポ
リテトラメチレンテレフタレート10〜70重量部からなる
混合物からのフイルムが特許請求されている。顔料、染
料または、たとえば安定剤、充てん剤などのような無機
もしくは有機の添加剤を加えてもよい。カーボンブラツ
クまたはグラフアイトは充てん剤としても顔料としても
述べられていない。
本発明に対して用いられる熱可塑性ポリカーボネートは
ジフエノール、とくにジヒドロキシジアリールアルカン
とホスゲンまたは炭酸のジエステルとの反対によって得
られる重縮合物であってよい。用いられるジヒドロキシ
ジアリールアルカンは未置換の化合物であっても、ある
いはアリール基が水酸基に対してo−および/またはm
−位にメチル基またはハロゲン原子を有する化合物であ
ってもよい。枝分れ鎖ポリカーボネートもまた適当であ
る。
ここで用いられる熱可塑性ポリカーボネートはCH2Cl2
25℃において濃度0.5g/100mlにおける相対粘度の測定
によって求めた、22,000〜50,000、好ましくは28,000〜
40,000の範囲の平均分子量wを有する。
次のものが適当なジフエノールの例である。ヒドロキノ
ン、レゾルシノール、4,4′−ジヒドロキシジフエニ
ル、たとえばC1〜C8アルキレンビスフエノールまたはC2
〜C8アルキリデンビスフエノールのようなビス(ヒドロ
キシフエニル)アルカン、たとえばC5〜C15シクロアル
キレンビスフエノールまたはC5〜C15シクロアルキリデ
ンビスフエノールのようなビス−(ヒドロキシフエニ
ル)−シクロアルカンならびにビス−(ヒドロキシフエ
ニル)スルフイド、エーテル、ケトン、スルホキシドお
よびスルホン、またα,α′−ビス−(ヒドロキシフエ
ニル)−ジイソプロピルベンゼンおよび核をアルキル化
またはハロゲン化した対応する化合物。ビス−(4−ヒ
ドロキシフエニル)−プロパン−(2,2)(ビスフエノ
ールA)、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフ
エニル)−プロパン−(2,2)(テトラクロロビスフエ
ノールA)、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモ
フエニル−プロパン−(2,2)(テトラブロモビスフエ
ノールA)、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル
フエニル)−プロパン(2,2)(テトラメチルビスフエ
ノールA)、ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−シク
ロヘキサン−(1,1)(ビスフエノールZ)に、ならび
にたとえばα,α′−ビス−(4−ヒドロキシフエニ
ル)−p−ジイソプロピルベンゼンのような三核ビスフ
エノールにもとずくポリカーボネートを用いるのが好ま
しい。
ポリカーボネートの合成に対して適当なその他のジフエ
ノールは米国特許第2,970,131号、第2,991,273号、第2,
999,835号、第2,999,846号、第3,028,365号、第3,062,7
81号、第3,148,172号、第3,271,367号および第3,275,60
1号に記載されている。
芳香族ポリカーボネートは公知の方法で少量の、好まし
くは0.05〜2.0モル%(ジフエノールの量に対して)の
三官能性またはより高い官能性の化合物、とくに3もし
くは3以上のフエノール性水酸基を含んでいる化合物を
組み入れることによって枝分れさせてもよい。
この種のポリカーボネートはたとえばドイツ特許出願公
開第1,570,533号および第1,595,762号、英国特許第1,07
9,821号、米国特許Re27,682号およびドイツ特許第2,50
0,092号に記載されている。
次のものが3個もしくは3個以上のフエノール酸水酸基
を含んでいる適当な化合物のいくつかの例である。2,4
−ビス−(ヒドロキシフエニル−イソプロピル)−フエ
ノール、2,6−ビス−(2′−ヒドロキシ−5′−メチ
ルベンジル)−4−メチルフエノール、2−(4−ヒド
ロキシフエニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフエニ
ル)−プロパンおよび1,4−ビス(4,4″−ジヒドロキシ
トリフエニルメチル)−ベンゼン。
次のものが三官能性化合物のそのほかの例である。2,4
−ジヒドロキシ安息香酸、トリメシン酸、塩化シアヌル
および3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフエニ
ル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドール(イサチ
ン−ビス−クレゾール)。
本発明の意味の範囲内で熱可塑性ポリアルキレンテレフ
タレートは、テレフタル酸と脂肪族ジオール、好ましく
はブタン−1,4−ジオール、エタンジオールおよびシク
ロヘキサン−1,4−ジメタノールの群からのもの、とく
にブタン−1,4−ジオールのポリエステルである。
上記のグリコール群に加えて、上記のテレフタレートは
3〜12個の炭素原子を含んでいるほかの脂肪族ジオール
または6〜21個の炭素原子を含んでいるシクロ脂肪族ジ
オール、たとえばプロパン−1,3−ジオール、ネオペン
チルグリコール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン
−1,6−ジオール、3−メチルペンタン、2,4−ジオー
ル、2−メチルペンタン、2,4−ジオールおよび2,2,4−
トリメチルペンタン−1,3−ジオールの残基を30モル%
まで含んでもよい。
テレフタル酸エステルに加えて、本製品は15モル%まで
のほかのジカルボン酸、たとえばイソフタル酸、アジピ
ン酸、コハク酸、セバシン酸、ナフタレン−2,6−ジカ
ルボン酸、ジフエニルカルボン酸、アゼライン酸または
シクロヘキサンジ酢酸の残基を含んでよい。ポリアルキ
レングリコールテレフタレントは公知の方法によって、
たとえばジアルキルテレフタレートと対応するジオール
からエステル交換によって合成してもよい(たとえば米
国特許第2,647,885号、第2,643,989号、第2,534,028
号、第2,578,660号、第2,742,494号および第2,901,466
号参照)。テレフタル酸の低級アルキルエステル、好ま
しくはジメチルエステルは、過剰のジオールと反応させ
てもよい出発物質として、テレフタル酸のビスヒドロキ
シアルキルエステルへのエステル交換に対する適当な触
媒の存在で用いてもよい。この方法において、温度は14
0℃から210〜220℃に上げられ、遊離したアルコールは
留去される。次に縮合は210〜180℃の温度で行い、その
間圧力は過剰のジオールを留去するように1トール以下
に段階的に低下する。
テレフタレートの分子量wは30,000〜80,000の範囲に
あり、テレフタル酸とイソフタル酸の共ポリエステルの
分子量wもまた30,000〜80,000の範囲にある。wは
フエノール/o−ジクロロベンゼン(1:1)中で25℃に
おいて5%溶液を用いて固有粘度(極限粘度数、0に外
挿した還元比粘度の値)I.V.を測定することによって求
めるか、測定に対して用いられる溶液の濃度によって割
った比粘度であるRSV値(還元比粘度)から求めてもよ
い。RSV値はフエノール/テトラクロロエタン(60/4
0)中の23%溶液について20℃で求める。I.V.値は一般
に0.85〜1.25の範囲にある。
30,000〜60,000の範囲のw値を有するポリブチレンテ
レフタレートがとくに好ましい脂肪族熱可塑性ポリエス
テルである。
本発明の目的に対して用いられるカーボンブラツクは、
一般に電子顕微鏡によって求めた、200nm以下の平均一
次粒子径、好ましくは100nm以下の、そしてとくに50nm
以下の平均一次粒子径を有するガスブラツク、フアーネ
スブラツクまたはフレームブラツクであつてよい。
本発明の目的に対して用いられるグラフアイトは、たと
えば電極グラフアイトとして5mmまでの粒子を有する、
広い範囲の粒子径で入手できるグラフアイト粉末または
グラフアイトダストであってよいが、一般に用いられる
グラフアイト粉末は1mmまで、好ましくは0.5mmまでの平
均粒子径を有する。
用いられるカーボンブラツクは、非常に小さい一次粒子
径ばかりでなく、大きな外部および内部表面積、すなわ
ち高い多孔性、したがって窒素吸着に対して得られるBE
T表面積および高いジブチルフタレート(DBP)吸着値を
有する、いわゆる電導度カーボンブラックが好ましい。
それに加えて、それらは高度に構造化している。すなわ
ちそれらは個々の粒子がアグロメレーションまたは凝集
してより大きな構造、たとえば鎖の形を作る強い傾向を
有する。カーボンブラツクのBET表面積は一般に20m2
gより大きく、DBP吸着は一般にカーボンブラツク100g
あたり40ml以上である。
50m2/g以上のBET表面積、80ml/100g以上のDBP吸着量
および50nm以下の平均一次粒子径を有する電導度カーボ
ンブラツクがとくに適する。この種の電気伝導性カーボ
ンブラツクは著しい構造と高い電気伝導性を有する特殊
グレードのカーボンブラツクとして入手できる。
カーボブラツクおよびグラフアイトの熱可塑性ポリカー
ボネートとの混合はたとえば当該技術において用いられ
る通常の粉末混合法によって行ってよい。すなわちポリ
カーボネート粉末はカーボンブラツクおよびグラフアイ
トと室温でよく混合し、次に約250〜約300℃で押出機を
通して押出し、粒を形成させることができる。あるい
は、ポリカーボネートは成分の計量した量を適当な混和
機に通し、得られた混合物を直接粒状化することによっ
てカーボンブラックおよびグラフアイトと混合してもよ
い。この方法に対する温度はまた約250〜300℃に維持す
るが、粒状化は脱ガス装置によって作り出される真空で
行わねばならない。
上記のように粒の形で得られるポリカーボネート、カー
ボンブラツクおよびグラフアイトの混合物は一般に熱可
塑性ポリアルキレンテレフタレートとともに通常の脱ガ
ス押出機で押出し、たとえば押出シート、異形品、プレ
ートまたは吹込製品のような押出成形部品を作る。押出
プロセスは一般に約220〜280℃の範囲の温度で行う。
熱可塑性ポリアルキレンテレフタレートおよび適宜ほか
の熱可塑性ポリカーボネートと上記のポリカーボネー
ト、カーボンブラツクおよびグラフアイトの粒の射出成
形は一般に通常の射出成形装置で約270℃〜約300℃の範
囲の温度で行う。全混合物は好ましくは成分a)+b)
+c)の全重量に対して少なくとも15重量%の熱可塑性
ポリアルキレンテレフタレートを含まねばならない。
したがって、本発明はまた、それらが a) 熱可塑性ポリカーボネート40〜75重量%、 b) 熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート35〜15重
量%、および c) カーボンブラツクとグラフアイト35〜10重量%、
好ましくは30〜15重量% を含み、カーボンブラツク対グラフアイトの重量比が5:
1〜1:3、好ましくは3:2〜2:3の範囲にあるべきであり、
重量%の合計が100であることを特徴とする、射出成形
法によるカーボン含有成形体の製造方法に関する。
熱可塑性ポリカーボネートと熱可塑性ポリアルキレンテ
レフタレートの混合物ならびにそれらから製造した成形
品とシートは公知である(たとえばヨーロッパ特許出願
公開第0,120,394号(LeA22,232−EP)、ヨーロツパ特許
出願公開第0,143,352号(LeA22,591−EP)およびヨーロ
ッパ特許出願公開第0,016,225号(LeA21,855−EP)およ
びこれらのヨーロツパ特許出願公開中におよびそれらに
対して引用されている文献を参照)。
カーボンブラツクまたはグラフアイトを含んでいるポリ
カーボネートは公知である(たとえばヨーロツパ特許出
願公開第0,143,352号(LeA22,591)およびヨーロツパ特
許出願公開第0,141,310号(LaA22,590)およびこれらの
ヨーロツパ特許出願公開中におよびそれらに対して引用
されている文献を参照)。
ポリエーテルエステルエラストマー中のカーボンブラツ
クおよびグラフアイトの組合わされた使用はヨーロツパ
特許出願公開第0,032,375号に記載されている。
熱可塑性ポリカーボネートおよび熱可塑性ポリアルキレ
ンテレフタレートに対して用いられる熱、水分および空
気に対する公知の安定剤は熱可塑性ポリカーボネートお
よび熱可塑性ポリアルキレンテレフタレートに加えても
よい。
実施例 基本配合物の調製法 トリス−(2−エチルオキセタニル−2)−メチルホス
フイン0.07重量%で安定化したビスフエノールA/ポリ
カーボネート粒ηrel 1300、および電導性カーボンブ
ラツク(カーボンブラツクは非常に小さい一次粒子径お
よび大きな外部と内部の表面積、すなわち高い多孔性、
したがってN2吸着に対する大きなBET表面積および高い
ジブチルフタレート(DBP)吸着値を持ち、それらは高
度に製造化されねばならない。すなわちそれらはより大
きな構造、たとえば鎖を形成する個々の粒子のアグロメ
レーシヨンへの強い傾向を示さねばならず、そしてカー
ボンブラツクのBET表面積は一般に20m2/gより大き
く、DBP吸着値はカーボンブラツク100gあたり40ml以上
でなければならない)およびグラフアイト粉末(グラフ
アイト粉末は1mmまで、好ましくはそしてとくに0.5mmま
での平均粒子径を持たねばならない)から、基本配合物
は配合押出機でポリカーボネート、カーボンブラツクお
よびグラフアイトの割り当てられた導入による脱ガス条
件下で調製する。
配合押出機の溶融領域における温度は280℃である。
以後基本配合物1.1および基本配合物2.1と呼ぶ、この方
法から得られる粒はシートの押出または射出成形のため
に用いられる。
1.帯電防止押出シートの製造 1.1 ポリカーボネート 80重量% カーボンブラツク 12重量% グラフアイト 8重量% からの上記の基本配合物の調製 1.2 シートの製造に対する粒状化混合物の調製に対し
て、ポリブチレンテレフタレートをこの基本配合物に5:
1の割合で適当な混合装置(タンブラーミキサーまたは
コニカルスクリユーミキサー)で充分な混合の後で加
え、シートをこの粒混合物から直接押出す。押出温度は
ポリブチレンテレフタレートの添加のため230〜260℃の
範囲でなければならない。続く平滑化装置(シート押出
のためのアプリケーターローラー)の温度はシート内で
結晶化を避けるために60℃またはそれ以下に保たねばな
らない。得られるシートは次の組成を有する。
ポリカーボネート 66.66重量% ポリブチレンテレフタレート 16.66重量% 導電性カーボンブラツク 9.99重量% グラフアイト 6.69重量% A. 1.2の力学的特性 試 験 単位 試験規定 破断時の引張強度 Mpa ISO/R527 66 引裂き時の伸び % DIN53455 6 降伏時の引張応力 MPa DIN53455 69 密度 g/cm2 1.28 B.1.2の電気的性質 比表面抵抗 ρS 104ohm 比体積抵抗 ρD 102ohm・cm 2.導電性押出シートの製造 導電性シートの製造に対する出発物質は基本配合物に対
して与えられた製造法によって製造された基本配合物で
ある。混合物中のポリカーボネート、カーボンブラツク
およびグラフアイトの割合は次の組成に調節された。
2.1 ポリカーボネート 70重量% 導電性カーボンブラツク 18重量% グフアイト 12重量% からの基本配合物の製造 2.2 押出シートの製造に対して、基本配合物 2.1の80重量%をポリブチレンテレフタレート20重量%
と混合し、混合物を1.2で述べたシートに押出す。得ら
れたシートは次の組成を有する。
ポリカーボネート 56.00重量% ポリブチレンテレフタレート 20.00重量% 電導性カーボンブラツク 14.40重量% グラフアイト 9.60重量% 3.静電防止射出成形用配合物の製造 静電防止射出成形用配合物の製造に対して用いられる出
発物質は要求される静電防止性に依存して、ポリブチレ
ンテレフタレート20重量%または30重量%と混合した2
つの基本配合物1.1および2.1である。加工温度:260℃〜
280℃。
3.1 基本配合物1.1からの射出成形用配合物の組成 ポリカーボネート 64.00重量% ポリブチレンテレフタレート 20.00重量% 電導性カーボンブラツク 9.60重量% グラフアイト 6.40重量% 3.2 基本配合物2.1から得られた射出成形用配合物の組
成 ポリカーボネート 49.00重量% ポリブチレンテレフタレート 30.00重量% 電導性カーボンブラツク 12.60重量% グラフアイト 8.40重量% 比較例 上記1.1に記載した基本化合物をあらかじめ調製するこ
となく、上記1.2に記載した組成に従って、 ポリカーボネート 66.66重量% ポリブチレンテレフタレート 16.66重量% 電導性カーボンブラツク 9.99重量% グラフアイト 6.69重量% を同時に混合して、上記の組成を有する比較配合物を調
製した。
この比較配合物を用いて1.2と同様の押出物を調製しよ
うとしたが、熱可塑性材料の劣化のため、粒状化しうる
押出物をつくることができなかった。ただ標準試験用棒
状物をつくることができた。
その力学的特性を下に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 67:00 69:00 105:16 (72)発明者 クラウス・ブルクハルト ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエルト 1・ハーゼンハイデ12 (72)発明者 ベルンハルト・シユルテ ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエルト 1・ドツペルフエルトシユトラーセ 15 (56)参考文献 特開 昭59−71358(JP,A) 特開 昭59−96142(JP,A) 特開 昭60−51747(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性ポリカーボネートを、カーボンブ
    ラツクおよびグラフアイトと混合し、生成した混合物を
    粒状化し、次いで熱可塑性ポリアルキレンテレフタレー
    トを加え、粒状物を押出または射出成形して所望の成形
    体とすることを特徴とする押出または射出成形による、 a)熱可塑性ポリカーボネート40重量%〜85重量%、 b)熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート35重量%〜
    5重量%、および c)カーボンブラツクおよびグラフアイト35重量%〜10
    重量% を含有し、カーボンブラツクとグラフアイトの重量比が
    5:1〜1:3の範囲にあり、成分a)+b)+c)の重量%
    の合計が100重量%である、カーボン含有成形体の製造
    方法。
  2. 【請求項2】熱可塑性ポリカーボネートをカーボンブラ
    ツクおよびグラフアイトと混合し、生成した混合物を粒
    状化し、次いで熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート
    を加え、粒状物を射出成形して所望の成形体とすること
    を特徴とする射出成形による、 a)熱可塑性ポリカーボネート40重量%〜75重量%、 b)熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート35重量%〜
    15重量%、および c)カーボンブラツクおよびグラフアイト35重量%〜10
    重量% を含有し、カーボンブラツクとグラフアイトの重量比が
    5:1〜1:3の範囲にあり、成分a)+b)+c)の重量%
    の合計が100重量%である、特許請求の範囲第1項記載
    のカーボン含有成形体の製造方法。
JP62143419A 1986-06-10 1987-06-10 カーボン含有成形体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0668069B2 (ja)

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DE3619094.2 1986-06-10
DE19863619094 DE3619094A1 (de) 1986-06-10 1986-06-10 Kohlenstoff-haltige formkoerper

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JPS62297353A JPS62297353A (ja) 1987-12-24
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JP62143419A Expired - Lifetime JPH0668069B2 (ja) 1986-06-10 1987-06-10 カーボン含有成形体の製造方法

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US (1) US4876033A (ja)
EP (1) EP0249101B1 (ja)
JP (1) JPH0668069B2 (ja)
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