JPH0667734B2 - 鉄道車両の車体および車体製作方法 - Google Patents
鉄道車両の車体および車体製作方法Info
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- JPH0667734B2 JPH0667734B2 JP1141031A JP14103189A JPH0667734B2 JP H0667734 B2 JPH0667734 B2 JP H0667734B2 JP 1141031 A JP1141031 A JP 1141031A JP 14103189 A JP14103189 A JP 14103189A JP H0667734 B2 JPH0667734 B2 JP H0667734B2
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- horizontal beam
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B61—RAILWAYS
- B61D—BODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
- B61D17/00—Construction details of vehicle bodies
- B61D17/04—Construction details of vehicle bodies with bodies of metal; with composite, e.g. metal and wood body structures
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- B61D—BODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
- B61D17/00—Construction details of vehicle bodies
- B61D17/04—Construction details of vehicle bodies with bodies of metal; with composite, e.g. metal and wood body structures
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄道車両の車体に係り、特に高速で走行する
鉄道車両に好適な鉄道車両の車体および車体製作方法に
関するものである。
鉄道車両に好適な鉄道車両の車体および車体製作方法に
関するものである。
鉄道車両は、目的地までの所要時間の短縮および輸送量
の拡大を目的として、近年、ますます高速化の傾向にあ
る。ところで、鉄道車両が高速で走行する場合、特にト
ンネル内においては車外の圧力が変化する。このような
車外圧力の変動は、トンネル内で車両同志が擦れ違う場
合に最も大きくなる。そこで、鉄道車両の車体を気密構
造とし、前記車外圧力の変動が車内へ伝播するのを防止
している。このため、車体には前記車外圧力の変動が直
接作用することになる。したがって、前記車外圧力の変
動を考慮した車体構造とする必要があった。
の拡大を目的として、近年、ますます高速化の傾向にあ
る。ところで、鉄道車両が高速で走行する場合、特にト
ンネル内においては車外の圧力が変化する。このような
車外圧力の変動は、トンネル内で車両同志が擦れ違う場
合に最も大きくなる。そこで、鉄道車両の車体を気密構
造とし、前記車外圧力の変動が車内へ伝播するのを防止
している。このため、車体には前記車外圧力の変動が直
接作用することになる。したがって、前記車外圧力の変
動を考慮した車体構造とする必要があった。
一方、鉄道車両を高速で走行させる場合、軌道への影響
が大きくなるため、車体を軽量化する必要があった。
が大きくなるため、車体を軽量化する必要があった。
これらの要求を満足するものとして考えられたのが、車
体幅方向断面を円形に構成した車体である。このような
鉄道車両の車体の例としては、例えば実開昭51−151309
号公報が挙げられる。この車体構造は、平坦な台枠上に
両側壁および屋根を連続した円形曲面としている。
体幅方向断面を円形に構成した車体である。このような
鉄道車両の車体の例としては、例えば実開昭51−151309
号公報が挙げられる。この車体構造は、平坦な台枠上に
両側壁および屋根を連続した円形曲面としている。
前記従来の車体構造にあっては、該車体に前記車外圧力
変動に伴う圧力が作用した場合、両側壁および屋根が円
形曲面であるため、外板に面内の引張力が作用する。し
たがって、両側壁および屋根の外板に作用する面外の曲
げモーメントを低減できる。しかし、台枠は平坦な構造
となっているため、前記車外圧力が作用した場合、該台
枠に大きな曲げモーメントが作用することになる。した
がって、台枠を前記曲げモーメントに打ち勝つために強
固に構成する必要があった。台枠の強度向上を図るに
は、該台枠を構成する各種の部材を強固なものとする必
要があり、重量が増加する。車体の重量増加は、高速車
両においては好ましくない。
変動に伴う圧力が作用した場合、両側壁および屋根が円
形曲面であるため、外板に面内の引張力が作用する。し
たがって、両側壁および屋根の外板に作用する面外の曲
げモーメントを低減できる。しかし、台枠は平坦な構造
となっているため、前記車外圧力が作用した場合、該台
枠に大きな曲げモーメントが作用することになる。した
がって、台枠を前記曲げモーメントに打ち勝つために強
固に構成する必要があった。台枠の強度向上を図るに
は、該台枠を構成する各種の部材を強固なものとする必
要があり、重量が増加する。車体の重量増加は、高速車
両においては好ましくない。
また、高速で走行する鉄道車両は、大容量の電気機器を
備えている。これらの電気機器は、その大部分が台枠下
面すなわち床下に取付けられる。したがって、台枠は、
前記電気機器を支えるために十分な強度を有していなけ
ればならない。このことは、台枠の重量増大につなが
る。
備えている。これらの電気機器は、その大部分が台枠下
面すなわち床下に取付けられる。したがって、台枠は、
前記電気機器を支えるために十分な強度を有していなけ
ればならない。このことは、台枠の重量増大につなが
る。
本発明の目的は、高さ寸法が小さくて軽量で高耐圧の鉄
道車両の車体を提供することにある。
道車両の車体を提供することにある。
本発明は、車体の幅方向の両端位置において車体の長手
方向に沿って配置した一対の側梁と、該一対の側梁の間
に配置され、該側梁に取り付けた複数の横梁と、該横梁
に載せた床部材と、を備える鉄道車両の車体において、
前記床部材は、車体長手方向から見た場合に前記一対の
側梁の間の全幅において下方に凸の円弧状の板状部材で
構成してあり、該床部材は車体の幅方向の両端を前記一
対の側梁にそれぞれ接合しており、前記横梁と前記床部
材との間に該床部材を支持する支持部を設け、該支持部
は前記横梁上で前記床部材の下方に凸の円弧形状を保持
する支持面を備え、該支持部は前記横梁と前記床部材に
それぞれ接合されており、前記横梁の下面から前記床部
材までの垂直寸法を側梁に近づくにしたがって大きくし
たことを特徴とする。
方向に沿って配置した一対の側梁と、該一対の側梁の間
に配置され、該側梁に取り付けた複数の横梁と、該横梁
に載せた床部材と、を備える鉄道車両の車体において、
前記床部材は、車体長手方向から見た場合に前記一対の
側梁の間の全幅において下方に凸の円弧状の板状部材で
構成してあり、該床部材は車体の幅方向の両端を前記一
対の側梁にそれぞれ接合しており、前記横梁と前記床部
材との間に該床部材を支持する支持部を設け、該支持部
は前記横梁上で前記床部材の下方に凸の円弧形状を保持
する支持面を備え、該支持部は前記横梁と前記床部材に
それぞれ接合されており、前記横梁の下面から前記床部
材までの垂直寸法を側梁に近づくにしたがって大きくし
たことを特徴とする。
円弧状の床部材に作用する圧力は面内の膜応力として負
担されるので、曲げモーメントは低減される。また、円
弧状の床部材と横梁との接合部の高さが側梁に近づくほ
ど高くなるので、結合部の曲げ剛性を大きくできると共
に、該結合部の局部応力を緩和して強度向上を図ること
ができる。このため、横梁の高さを小さくして軽量にで
きると共に、高耐圧にできるものである。
担されるので、曲げモーメントは低減される。また、円
弧状の床部材と横梁との接合部の高さが側梁に近づくほ
ど高くなるので、結合部の曲げ剛性を大きくできると共
に、該結合部の局部応力を緩和して強度向上を図ること
ができる。このため、横梁の高さを小さくして軽量にで
きると共に、高耐圧にできるものである。
また、床部材は横梁の上にあるので、従来と同様に横梁
の下面に各種機器を設置することができるものである。
の下面に各種機器を設置することができるものである。
本発明の第1実施例を第1図ないし第4図によって説明
する。1は車体の側面をなす側構体である。2は、車体
の上面すなわち屋根をなす屋根構体である。10は車体の
下面をなす台枠である。前記側構体1は側柱5と該側柱
5に直行する水平方向の骨部材およびこれらの外側に取
付けられる側外板3から構成される。側構体1の下辺に
は車体長手方向に引き通される長土台4が取付けられ
る。なお、側構体1の側外板3の表面は垂直方向につい
て外側へ凸の曲面をなしている。前記屋根構体2は車体
長手方向に引き通される骨部材と車体幅方向に引き通さ
れる骨部材を組合せて接合し、これらの骨部材の外側に
屋根外板を接合して構成される。屋根構体2の屋根外板
の表面は車体幅方向について外側へ凸の曲面をなしてい
る。
する。1は車体の側面をなす側構体である。2は、車体
の上面すなわち屋根をなす屋根構体である。10は車体の
下面をなす台枠である。前記側構体1は側柱5と該側柱
5に直行する水平方向の骨部材およびこれらの外側に取
付けられる側外板3から構成される。側構体1の下辺に
は車体長手方向に引き通される長土台4が取付けられ
る。なお、側構体1の側外板3の表面は垂直方向につい
て外側へ凸の曲面をなしている。前記屋根構体2は車体
長手方向に引き通される骨部材と車体幅方向に引き通さ
れる骨部材を組合せて接合し、これらの骨部材の外側に
屋根外板を接合して構成される。屋根構体2の屋根外板
の表面は車体幅方向について外側へ凸の曲面をなしてい
る。
第2図に示した台枠の構造を説明する。11は台枠の車体
幅方向端部に、車体長手方向に引き通して配置される側
梁である。台枠の車体幅方向両側位置に配置される側梁
11は平行になっている。12は前記二つの側梁11の間に、
該側梁11に直行して配置される横梁である。横梁12の端
部は前記側梁11に接合される。また、横梁12は前記二つ
の側梁11の間で、車体長手方向に平行に並べて複数配置
される。横梁12の断面形状はI型となっている。13は前
記複数の横梁12の上に取付けられる床部材である。床部
材13の上部の板状部材は車体幅方向について円弧状に形
成されている。この円弧状部は図から明らかなように一
対の側梁11,11の間のの全幅において設けてある。床部
材13の上面は少なくとも一つの曲率半径からなる円弧面
に形成するのが望ましい。床部材13は複数の軽合金製の
押出し型材をその幅方向に並べ、これらを接合すること
により構成される。なお、前記押出し型材同士の接合あ
るいは床部材13と側梁11との接合は、アーク溶接によっ
て行い、強度および気密性を確保する。前記軽合金製の
押出し形材はその上面にリブ15を有し、その下面に支持
部14を有している。そして、前記リブ15および支持部14
は前記軽合金製の押出し型材に一体に構成される。前記
複数の支持部14は車体幅方向についてそれぞれ高さが異
なり、台枠中心に近い位置のものが低くなっている。前
記床部材13はこれらの支持部14によって、上面が曲面と
なるように横梁12上に取付けられる。前記リブ15は床部
材13の座屈を防止するために形成されている。リブ15は
客室に設けられる腰掛などの取付ける場合にも利用され
る。ところで、前記側梁11には前記横梁12が結合される
フランジおよび前記床部材13が接合されるフランジが形
成されている。また、側梁11の外表面は前記側外板3の
表面と連続した面をなす。
幅方向端部に、車体長手方向に引き通して配置される側
梁である。台枠の車体幅方向両側位置に配置される側梁
11は平行になっている。12は前記二つの側梁11の間に、
該側梁11に直行して配置される横梁である。横梁12の端
部は前記側梁11に接合される。また、横梁12は前記二つ
の側梁11の間で、車体長手方向に平行に並べて複数配置
される。横梁12の断面形状はI型となっている。13は前
記複数の横梁12の上に取付けられる床部材である。床部
材13の上部の板状部材は車体幅方向について円弧状に形
成されている。この円弧状部は図から明らかなように一
対の側梁11,11の間のの全幅において設けてある。床部
材13の上面は少なくとも一つの曲率半径からなる円弧面
に形成するのが望ましい。床部材13は複数の軽合金製の
押出し型材をその幅方向に並べ、これらを接合すること
により構成される。なお、前記押出し型材同士の接合あ
るいは床部材13と側梁11との接合は、アーク溶接によっ
て行い、強度および気密性を確保する。前記軽合金製の
押出し形材はその上面にリブ15を有し、その下面に支持
部14を有している。そして、前記リブ15および支持部14
は前記軽合金製の押出し型材に一体に構成される。前記
複数の支持部14は車体幅方向についてそれぞれ高さが異
なり、台枠中心に近い位置のものが低くなっている。前
記床部材13はこれらの支持部14によって、上面が曲面と
なるように横梁12上に取付けられる。前記リブ15は床部
材13の座屈を防止するために形成されている。リブ15は
客室に設けられる腰掛などの取付ける場合にも利用され
る。ところで、前記側梁11には前記横梁12が結合される
フランジおよび前記床部材13が接合されるフランジが形
成されている。また、側梁11の外表面は前記側外板3の
表面と連続した面をなす。
このような構成の鉄道車両の車体の製作状況を説明す
る。
る。
前記側構体1は側外板3の上に側柱5,長土台4および前
記側柱5に直交する骨部材を載せて、それぞれの部材を
接合することによって構成される。前記屋根構体2は屋
根外板の上に車体長手方向の骨部材および車体幅方向の
骨部材を載せて、それぞれの部材を接合することによっ
て構成される。前記台枠10は以下に説明するようにして
構成される。まず、平行に配置された二つの側梁11の間
に複数の横梁12を配置し、これらを接合する。そして、
前記複数の横梁12の上面に床部材13を接合する。車体の
車体長手方向端部をなす妻構体は、垂直方向の骨部材と
水平方向の骨部材を組合せ結合し、これら骨部材の外側
に外板を接合して構成される。なお、この妻構体につい
ては図面に表わして説明することを省略した。このよう
にしてそれぞれ別々に製作された側構体1,屋根構体2,妻
構体および台枠10を組合せて接合することにより、車体
が構成される。
記側柱5に直交する骨部材を載せて、それぞれの部材を
接合することによって構成される。前記屋根構体2は屋
根外板の上に車体長手方向の骨部材および車体幅方向の
骨部材を載せて、それぞれの部材を接合することによっ
て構成される。前記台枠10は以下に説明するようにして
構成される。まず、平行に配置された二つの側梁11の間
に複数の横梁12を配置し、これらを接合する。そして、
前記複数の横梁12の上面に床部材13を接合する。車体の
車体長手方向端部をなす妻構体は、垂直方向の骨部材と
水平方向の骨部材を組合せ結合し、これら骨部材の外側
に外板を接合して構成される。なお、この妻構体につい
ては図面に表わして説明することを省略した。このよう
にしてそれぞれ別々に製作された側構体1,屋根構体2,妻
構体および台枠10を組合せて接合することにより、車体
が構成される。
以上説明したように前記床部材13は台枠10を製作する際
に該台枠10に取付けられる。そして、該台枠10と側構体
1および妻構体とを接合する。したがって、前記床部材
13を構成する複数の軽合金製押出し型材の接合作業を横
梁12上で行なってもよく、作業性を向上させることがで
きる。また、床部材13はその支持部14を介して横梁12へ
取付けられるため、接合面が小さい。このため、連続溶
接ではなく、スポット溶接によって床部材13の取付けを
行なう。したがって、作業時間および労力を低減でき
る。
に該台枠10に取付けられる。そして、該台枠10と側構体
1および妻構体とを接合する。したがって、前記床部材
13を構成する複数の軽合金製押出し型材の接合作業を横
梁12上で行なってもよく、作業性を向上させることがで
きる。また、床部材13はその支持部14を介して横梁12へ
取付けられるため、接合面が小さい。このため、連続溶
接ではなく、スポット溶接によって床部材13の取付けを
行なう。したがって、作業時間および労力を低減でき
る。
ところで、鉄道車両が高速でトンネル内を走行する場
合、対向する車両が擦れ違う時に大きな車外圧力の変動
が生じる。また、鉄道車両が高速でトンネルに突入する
場合、あるいは、鉄道車両が高速でトンネルから抜け出
す場合にも大きな車外圧力の変動が生じる。以上説明し
た車外圧力の変動は、鉄道車両の走行速度が速くなるに
伴って増大する。
合、対向する車両が擦れ違う時に大きな車外圧力の変動
が生じる。また、鉄道車両が高速でトンネルに突入する
場合、あるいは、鉄道車両が高速でトンネルから抜け出
す場合にも大きな車外圧力の変動が生じる。以上説明し
た車外圧力の変動は、鉄道車両の走行速度が速くなるに
伴って増大する。
一方、第3図によって円筒容器に圧力が作用した場合の
状況を説明する。前記円筒容器に圧力Pが作用した場
合、該円筒容器の外壁には曲げモーメントは全く作用し
ない。該外壁に作用する力は全て面内荷重すなわち膜応
力であって釣り合うことになる。円筒容器の膜応力σp
は、式(1)で与えられる。
状況を説明する。前記円筒容器に圧力Pが作用した場
合、該円筒容器の外壁には曲げモーメントは全く作用し
ない。該外壁に作用する力は全て面内荷重すなわち膜応
力であって釣り合うことになる。円筒容器の膜応力σp
は、式(1)で与えられる。
σp=PR/t …………………(1) ここで、Pは円筒容器にかかる内圧,Rは円筒容器の半
径,tは円筒容器の外壁の厚さである。
径,tは円筒容器の外壁の厚さである。
次に、第4図によって平板に圧力Pが作用した場合の状
況を説明する。平板に圧力Pが作用した場合、該平板に
は膜応力は発生せず、前記圧力Pに対応した剪断力Fお
よび曲げモーメントMが発生する。
況を説明する。平板に圧力Pが作用した場合、該平板に
は膜応力は発生せず、前記圧力Pに対応した剪断力Fお
よび曲げモーメントMが発生する。
本発明の台枠10に前記圧力が作用した場合の状況を説明
する。圧力は床部材13の上面に作用し、該床部材13の支
持部14を介して横梁12に伝わる。前記圧力は主に床部材
13と横梁12によって負担する。床部材13はその上面が車
体幅方向について円弧状の曲面をなした耐圧面として構
成されているため、前記第3図の円筒容器の外壁と同様
に、前記圧力の一部を面内の膜応力として負担する。し
たがって、床部材13に作用する曲げモーメントを低減す
ることができる。なお、前記曲げモーメントとは、車体
長手方向を軸とした軸周りの曲げモーメントである。以
下同様である。
する。圧力は床部材13の上面に作用し、該床部材13の支
持部14を介して横梁12に伝わる。前記圧力は主に床部材
13と横梁12によって負担する。床部材13はその上面が車
体幅方向について円弧状の曲面をなした耐圧面として構
成されているため、前記第3図の円筒容器の外壁と同様
に、前記圧力の一部を面内の膜応力として負担する。し
たがって、床部材13に作用する曲げモーメントを低減す
ることができる。なお、前記曲げモーメントとは、車体
長手方向を軸とした軸周りの曲げモーメントである。以
下同様である。
一方、前記台枠10を構成する横梁12と床部材13とは、支
持部14を介して接合されており、また、床部材13は側梁
11に接合されているので、これらは一体のものとして挙
動する。台枠10は上面が車体幅方向について円弧状の曲
面に構成されているため、該台枠10の車体幅方向端部の
垂直寸法が車体幅方向中央部の垂直寸法よりも大きくな
る。台枠10の車体長手方向軸周りの曲げ剛性は、台枠10
の垂直寸法の3乗に比例する。したがって、台枠10にお
いては車体幅方向の中央部よりも側梁11に近い位置の曲
げ剛性が大きくなる。
持部14を介して接合されており、また、床部材13は側梁
11に接合されているので、これらは一体のものとして挙
動する。台枠10は上面が車体幅方向について円弧状の曲
面に構成されているため、該台枠10の車体幅方向端部の
垂直寸法が車体幅方向中央部の垂直寸法よりも大きくな
る。台枠10の車体長手方向軸周りの曲げ剛性は、台枠10
の垂直寸法の3乗に比例する。したがって、台枠10にお
いては車体幅方向の中央部よりも側梁11に近い位置の曲
げ剛性が大きくなる。
また、前記台枠10に作用する曲げモーメントの車体幅方
向の分布状態は、第4図に示した平板と同様になる。台
枠10の構造では側梁11に近づくに従って該曲げモーメン
トは大きくなる。ところが、前記台枠10は車体幅方向両
端部分(側梁11)の垂直寸法が大きいために曲げ剛性が
高い。したがって、台枠10は本発明曲げモーメントを負
担するのに有利な構造となっている。
向の分布状態は、第4図に示した平板と同様になる。台
枠10の構造では側梁11に近づくに従って該曲げモーメン
トは大きくなる。ところが、前記台枠10は車体幅方向両
端部分(側梁11)の垂直寸法が大きいために曲げ剛性が
高い。したがって、台枠10は本発明曲げモーメントを負
担するのに有利な構造となっている。
さらに、一般に、側梁と横梁との結合部には大きな局部
応力が発生するが、本実施例では円弧状の床部材を配置
した効果によって曲げモーメントが低下しており、また
該結合部の高さが高くなることによって曲げ剛性が向上
しているので、該局部応力を緩和でき、該結合部の強度
の向上を図ることができるものである。
応力が発生するが、本実施例では円弧状の床部材を配置
した効果によって曲げモーメントが低下しており、また
該結合部の高さが高くなることによって曲げ剛性が向上
しているので、該局部応力を緩和でき、該結合部の強度
の向上を図ることができるものである。
以上説明したように前記台枠10の構造では、横梁12に作
用する曲げモーメントを、従来の上面がが平坦な台枠に
比べて大幅に低減できる。また、台枠10自体が、その車
体幅方向両端部に近づくに従って曲げ剛性が高くなって
いるため、十分な剛性を確保できる。また、結合部の局
部応力も緩和させることができる。これによって横梁12
の断面形状を小さくするか、または、該横梁12の各部分
の厚さを薄くして、軽量化を図ることができる。横梁12
の垂直寸法を短くすることにより、台枠10全体と垂直寸
法を短くできる。したがって、台枠10の下面に各種の機
器を設置する場合に、十分な空間を確保することができ
る。特に、高速鉄道車両の場合、台枠下面すなわち床下
に取付けられる機器が大形になるため、台枠下面の機器
設置空間を拡大することは有利である。
用する曲げモーメントを、従来の上面がが平坦な台枠に
比べて大幅に低減できる。また、台枠10自体が、その車
体幅方向両端部に近づくに従って曲げ剛性が高くなって
いるため、十分な剛性を確保できる。また、結合部の局
部応力も緩和させることができる。これによって横梁12
の断面形状を小さくするか、または、該横梁12の各部分
の厚さを薄くして、軽量化を図ることができる。横梁12
の垂直寸法を短くすることにより、台枠10全体と垂直寸
法を短くできる。したがって、台枠10の下面に各種の機
器を設置する場合に、十分な空間を確保することができ
る。特に、高速鉄道車両の場合、台枠下面すなわち床下
に取付けられる機器が大形になるため、台枠下面の機器
設置空間を拡大することは有利である。
以上説明したように前記台枠10は、円弧状の曲面を有し
た床部材13を取付けることによって、車外圧力の変動に
対して十分な強度を有する。また、台枠10は床部材13を
取付けることによって、その車体幅方向の断面形状が高
い曲げ剛性を有するものとなる。したがって、台枠10を
構成する側梁11,横梁12および床部材13のそれぞれの厚
さを薄くすることができるため、該台枠10全体を軽量化
できる。
た床部材13を取付けることによって、車外圧力の変動に
対して十分な強度を有する。また、台枠10は床部材13を
取付けることによって、その車体幅方向の断面形状が高
い曲げ剛性を有するものとなる。したがって、台枠10を
構成する側梁11,横梁12および床部材13のそれぞれの厚
さを薄くすることができるため、該台枠10全体を軽量化
できる。
前記側構体1および屋根構体2もそれぞれ外板部分を外
側へ凸とした曲面に構成しているため、車外圧力の変動
に対して十分な強度を有するものである。また、側構体
1および屋根構体2についても、軽量化が図れる。この
ことによって、車体全体の軽量化を達成でき、かつ、車
外圧力変動に十分耐えられる車体が得られる。
側へ凸とした曲面に構成しているため、車外圧力の変動
に対して十分な強度を有するものである。また、側構体
1および屋根構体2についても、軽量化が図れる。この
ことによって、車体全体の軽量化を達成でき、かつ、車
外圧力変動に十分耐えられる車体が得られる。
第5図によって本発明の第2実施例を説明する。
第5図において、前記第1実施例と同一符号は、同一部
材を示す。13aは車体幅方向中央部の曲面を曲率半径R1
とし、車体幅方向両端側の曲面を曲率半径R2とした床部
材である。(R1>R2)4aは前記床部材13aの車体幅方向
端部を支持するように構成された長土台である。前記床
部材13aの車体幅方向端部は前記長土台4aの上面に取付
けられる。
材を示す。13aは車体幅方向中央部の曲面を曲率半径R1
とし、車体幅方向両端側の曲面を曲率半径R2とした床部
材である。(R1>R2)4aは前記床部材13aの車体幅方向
端部を支持するように構成された長土台である。前記床
部材13aの車体幅方向端部は前記長土台4aの上面に取付
けられる。
このような構成において、前記床部材13aの車体幅方向
端部は台枠と側構体とを組合せ接合する際に、長土台4a
の上面に接合される。
端部は台枠と側構体とを組合せ接合する際に、長土台4a
の上面に接合される。
この台枠は床部材13aの車体幅方向両端側の曲率半径R2
を車体幅方向中央部の曲率半径R1より小さくすることに
よって、該台枠の車体幅方向端部の垂直寸法を大きくす
ることができる。したがって、台枠の車体幅方向および
車体長手方向の曲げ剛性を、前記第1実施例よりさらに
向上させることができる。このことは、台枠および側構
体を軽量化する上で有利である。以上説明した効果以外
は、前記第1実施例と同様である。
を車体幅方向中央部の曲率半径R1より小さくすることに
よって、該台枠の車体幅方向端部の垂直寸法を大きくす
ることができる。したがって、台枠の車体幅方向および
車体長手方向の曲げ剛性を、前記第1実施例よりさらに
向上させることができる。このことは、台枠および側構
体を軽量化する上で有利である。以上説明した効果以外
は、前記第1実施例と同様である。
第6図によって本発明の第3実施例を説明する。
第6図において、前記第1実施例と同一符号は、同一部
材を示す。13cは上面と下面を所定の間隔で配置された
隔壁14aで連結し、中空部分を有した軽合金製の押出し
型材からなる床部材である。該床部材13cは垂直寸法の
異なる複数の押出し型材をその幅方向に並べて接合する
ことによって構成される。床部材13cの上面は円弧状の
曲面をなしている。12aはその垂直寸法すなわち高さを
前記第1実施例の横梁12よりも低くした横梁である。11
aは前記横梁12aが接合されるフランジの間隔を該横梁12
aの高さに合わせて狭くした側梁である。
材を示す。13cは上面と下面を所定の間隔で配置された
隔壁14aで連結し、中空部分を有した軽合金製の押出し
型材からなる床部材である。該床部材13cは垂直寸法の
異なる複数の押出し型材をその幅方向に並べて接合する
ことによって構成される。床部材13cの上面は円弧状の
曲面をなしている。12aはその垂直寸法すなわち高さを
前記第1実施例の横梁12よりも低くした横梁である。11
aは前記横梁12aが接合されるフランジの間隔を該横梁12
aの高さに合わせて狭くした側梁である。
前記床部材13cは隔壁14aで仕切られた中空部分を有した
軽合金製の押出し型材から構成されているため、その剛
性が前記第1実施例の床部材13よりも高い。したがっ
て、この台枠は前記床部材13cを有しているため、横梁1
2aの高さ寸法を小さくすることができる。横梁12aの高
さ寸法を小さくすることによって、台枠下方の機器設置
空間を広くすることができる。床部材13cの中空部分
は、空気調和装置に連結される空調ダクトあるいは電
線,各種配管を設置するダクトとして利用できる。
軽合金製の押出し型材から構成されているため、その剛
性が前記第1実施例の床部材13よりも高い。したがっ
て、この台枠は前記床部材13cを有しているため、横梁1
2aの高さ寸法を小さくすることができる。横梁12aの高
さ寸法を小さくすることによって、台枠下方の機器設置
空間を広くすることができる。床部材13cの中空部分
は、空気調和装置に連結される空調ダクトあるいは電
線,各種配管を設置するダクトとして利用できる。
なお、前記床部材13cの中空部分の断面面積を狭くする
ことによって、該中空部分を配管として利用することも
できる。以上説明した効果以外は、前記第1実施例と同
様である。
ことによって、該中空部分を配管として利用することも
できる。以上説明した効果以外は、前記第1実施例と同
様である。
第7図によって本発明の第4実施例を説明する。
第7図において、前記第1実施例と同一符号は、同一部
材を示す。13dは上面と下面を所定の間隔で配置された
隔壁14bで連結し、中空部分を有した軽合金製の押出し
型材からなる床部材である。該床部材13dは垂直寸法の
異なる複数の押出し型材を車体幅方向に並べて接合する
ことによって構成される。床部材13dの上面は円弧状の
曲面をなしている。床部材13dの下面は平坦な面をなし
ている。なお、床部材13dを構成する押出し型材は各部
の板厚を厚くして強度を向上させている。11bは前記床
部材13dの車体幅方向端部が取付けられるフランジを有
した側梁である。本実施例の台枠は、二つの側梁11bを
所定の間隔を隔てて平行に配置し、これらの間に前記床
部材13dを配置して構成される。また、本実施例の台枠
は、横梁を設けない構成となる。
材を示す。13dは上面と下面を所定の間隔で配置された
隔壁14bで連結し、中空部分を有した軽合金製の押出し
型材からなる床部材である。該床部材13dは垂直寸法の
異なる複数の押出し型材を車体幅方向に並べて接合する
ことによって構成される。床部材13dの上面は円弧状の
曲面をなしている。床部材13dの下面は平坦な面をなし
ている。なお、床部材13dを構成する押出し型材は各部
の板厚を厚くして強度を向上させている。11bは前記床
部材13dの車体幅方向端部が取付けられるフランジを有
した側梁である。本実施例の台枠は、二つの側梁11bを
所定の間隔を隔てて平行に配置し、これらの間に前記床
部材13dを配置して構成される。また、本実施例の台枠
は、横梁を設けない構成となる。
この台枠は二つの側梁11bの間に床部材13dを配置して構
成し、横梁を設けない構造となっている。したがって、
台枠下方の機器設置空間を広くすることができる。ま
た、台枠全体を構成する部材の数を削減することができ
る。このことは、台枠を製作する場合の労力および所要
時間を低減することにもなる。以上説明した効果以外
は、前記第1実施例と同様である。
成し、横梁を設けない構造となっている。したがって、
台枠下方の機器設置空間を広くすることができる。ま
た、台枠全体を構成する部材の数を削減することができ
る。このことは、台枠を製作する場合の労力および所要
時間を低減することにもなる。以上説明した効果以外
は、前記第1実施例と同様である。
第8図によって本発明の第5実施例を説明する。
第8図において、前記第1実施例と同一符号は、同一部
材を示す。13eは曲面を構成する部分およびリブ15を一
体に構成した軽合金製の押出し型材によって構成される
床部材である。床部材13eは複数の前記押出し型材をそ
の幅方向に並べ、それぞれを接合することにより構成さ
れる。なお、床部材13eの上面は円弧状の曲面に構成さ
れている。17は前記床部材13eを横梁12上で支持するた
めの支持部材である。該支持部材17はその床部材支持面
が床部材13eの曲面に一致した曲面に構成されている。
支持部材17の断面形状はL形に構成される。
材を示す。13eは曲面を構成する部分およびリブ15を一
体に構成した軽合金製の押出し型材によって構成される
床部材である。床部材13eは複数の前記押出し型材をそ
の幅方向に並べ、それぞれを接合することにより構成さ
れる。なお、床部材13eの上面は円弧状の曲面に構成さ
れている。17は前記床部材13eを横梁12上で支持するた
めの支持部材である。該支持部材17はその床部材支持面
が床部材13eの曲面に一致した曲面に構成されている。
支持部材17の断面形状はL形に構成される。
この台枠の製作は、次のようにして行われる。
まず、側梁11を平行に配置し、その間に横梁12を配置し
てこれらを接合する。次に、前記横梁12上に支持部材17
を取付ける。そして、前記支持部材17の支持面に床部材
13eを取付ける。このようにして台枠を構成した後、該
台枠は側構体および妻構体と接合される。
てこれらを接合する。次に、前記横梁12上に支持部材17
を取付ける。そして、前記支持部材17の支持面に床部材
13eを取付ける。このようにして台枠を構成した後、該
台枠は側構体および妻構体と接合される。
前記床部材13eは同一断面形状の複数の押出し型材をそ
の幅方向に並べ接合することによって構成される。した
がって、床部材13eを構成する複数の押出し型材はその
断面形状が同一であるため、該押出し型材自体のコスト
を低減できる。すなわち、複数の種類の押出し型材を製
作するには、各押出し型材を製作するための複数の型が
必要となる。押出し型材を製作するための型は、非常に
高価なものである。したがって、複数の断面形状の押出
し型材によって床部材を構成する場合、各押出し型材の
コストが高くなる。複数の押出し型材を統一することに
よって、該押出し型材のコストを低減できる。以上説明
した効果以外は、前記第1実施例と同様である。
の幅方向に並べ接合することによって構成される。した
がって、床部材13eを構成する複数の押出し型材はその
断面形状が同一であるため、該押出し型材自体のコスト
を低減できる。すなわち、複数の種類の押出し型材を製
作するには、各押出し型材を製作するための複数の型が
必要となる。押出し型材を製作するための型は、非常に
高価なものである。したがって、複数の断面形状の押出
し型材によって床部材を構成する場合、各押出し型材の
コストが高くなる。複数の押出し型材を統一することに
よって、該押出し型材のコストを低減できる。以上説明
した効果以外は、前記第1実施例と同様である。
第9図によって本発明の第6実施例を説明する。
第9図において、本発明第1実施例と同一符号は、同一
部材を示す。13fは第5実施例と同様な床部材である。
但し、該床部材13fはブ15の数を少なくしている。18は
車体幅方向両側の側梁11の間に引き通して配置される支
持部材である。該支持部材18は前記床部材13fを横梁12
に対して支持する。支持部材18はその上面が床部材13f
の曲面と同一の曲率半径となるように塑性加工によって
製作される。支持部材18の断面形状は逆向きのL型とな
っている。したがって、支持部材18の床部材13fを支持
する面はある程度の幅を有する。床部材13fは車体長手
方向に長いため、その製作作業および運搬作業が煩雑で
ある。そこで、該床部材13fを車体長手方向について複
数に分割し、前記支持部材18の支持面で接合してもよ
い。
部材を示す。13fは第5実施例と同様な床部材である。
但し、該床部材13fはブ15の数を少なくしている。18は
車体幅方向両側の側梁11の間に引き通して配置される支
持部材である。該支持部材18は前記床部材13fを横梁12
に対して支持する。支持部材18はその上面が床部材13f
の曲面と同一の曲率半径となるように塑性加工によって
製作される。支持部材18の断面形状は逆向きのL型とな
っている。したがって、支持部材18の床部材13fを支持
する面はある程度の幅を有する。床部材13fは車体長手
方向に長いため、その製作作業および運搬作業が煩雑で
ある。そこで、該床部材13fを車体長手方向について複
数に分割し、前記支持部材18の支持面で接合してもよ
い。
二つの側梁11と複数の横梁12を接合した後、該側梁11間
に複数の支持部材18を取付け、該支持部材18上に床部材
13fを取付ける。別の製作方法としては床部材13fの下面
に支持部材18を取付けた後、該床部材13fおよび支持部
材18を一つの側梁11間に取付ける。
に複数の支持部材18を取付け、該支持部材18上に床部材
13fを取付ける。別の製作方法としては床部材13fの下面
に支持部材18を取付けた後、該床部材13fおよび支持部
材18を一つの側梁11間に取付ける。
この支持部材18は車体幅方向に引き通して配置されるた
め、前記第5実施例に比べて、該支持部材18の数を半減
できる。
め、前記第5実施例に比べて、該支持部材18の数を半減
できる。
なお、床部材13fを車体長手方向について複数に分割
し、前記支持部材18の支持面で接合する構成とした場合
には、床部材13f自体の製作作業および運搬作業を容易
にすることができる。以上説明した効果以外は、前記第
1実施例と同様である。
し、前記支持部材18の支持面で接合する構成とした場合
には、床部材13f自体の製作作業および運搬作業を容易
にすることができる。以上説明した効果以外は、前記第
1実施例と同様である。
第10図ないし第15図によって本発明の第7実施例を説明
する。
する。
側構体1および屋根構体2は、前記第1実施例に示した
ものと同一の構造である。20は前記各実施例と構造が異
なる台枠である。台枠20は車体幅方向両側位置に車体長
手方向に引き通して配置される二つの側梁21,二つの側
梁21の間に設置される複数の横梁22,横梁22の上部に設
置される床部材23および台枠の車体長手方向両端部の台
車設置位置に設置される端台枠24から構成される。前記
側梁21の内面には、複数の横梁22の端部および床部材23
の端部が接合される複数のフランジが形成されている。
横梁22は平行に配置された前記側梁21の間に配置され、
端部を該側梁21のフランジに接合する。横梁22の断面形
状は第13図に示すようにY型となっている。横梁22の床
部材支持部22aはその上面が床部材23の曲面に対応した
曲率半径となるように形成されている。横梁22は軽合金
製の押出し型材によって構成される。床部材支持部22a
の曲面は、前記押出し型材を切削することにより構成さ
れる。また、前記床部材支持部22aの車体幅方向端部
は、側梁21の上部のフランジに対応させて切削する。床
部材23は前記第5,6実施例と同様に複数の軽合金製押出
し型材によって構成される。端台枠24は前記複数の側梁
21の間に配置される端台枠横梁25および枕梁26によって
構成される。端台枠横染25および枕梁26のそれぞれの端
部は、側梁21に接合される。端台枠横梁25は、端台枠24
の車体長手方向の車体中央よりの位置に配置される。端
台枠横梁25は軽合金製押出し型材からなり、上部フラン
ジ,下部フランジおよび該上部フランジと下部フランジ
をつなぐウェブとから構成されている。該ウェブは板厚
が厚くなっている。ウェブの第14図に点線で示した部分
を切削して除去することにより、床部材23の車体長手方
向端部を支持する床部材支持部25aを形成する。床部材
支持部25aは床部材23の曲面に一致した曲率半径の曲面
に構成される。27は床部材23の車体長手方向端部を上方
から押さえるための押え金である。
ものと同一の構造である。20は前記各実施例と構造が異
なる台枠である。台枠20は車体幅方向両側位置に車体長
手方向に引き通して配置される二つの側梁21,二つの側
梁21の間に設置される複数の横梁22,横梁22の上部に設
置される床部材23および台枠の車体長手方向両端部の台
車設置位置に設置される端台枠24から構成される。前記
側梁21の内面には、複数の横梁22の端部および床部材23
の端部が接合される複数のフランジが形成されている。
横梁22は平行に配置された前記側梁21の間に配置され、
端部を該側梁21のフランジに接合する。横梁22の断面形
状は第13図に示すようにY型となっている。横梁22の床
部材支持部22aはその上面が床部材23の曲面に対応した
曲率半径となるように形成されている。横梁22は軽合金
製の押出し型材によって構成される。床部材支持部22a
の曲面は、前記押出し型材を切削することにより構成さ
れる。また、前記床部材支持部22aの車体幅方向端部
は、側梁21の上部のフランジに対応させて切削する。床
部材23は前記第5,6実施例と同様に複数の軽合金製押出
し型材によって構成される。端台枠24は前記複数の側梁
21の間に配置される端台枠横梁25および枕梁26によって
構成される。端台枠横染25および枕梁26のそれぞれの端
部は、側梁21に接合される。端台枠横梁25は、端台枠24
の車体長手方向の車体中央よりの位置に配置される。端
台枠横梁25は軽合金製押出し型材からなり、上部フラン
ジ,下部フランジおよび該上部フランジと下部フランジ
をつなぐウェブとから構成されている。該ウェブは板厚
が厚くなっている。ウェブの第14図に点線で示した部分
を切削して除去することにより、床部材23の車体長手方
向端部を支持する床部材支持部25aを形成する。床部材
支持部25aは床部材23の曲面に一致した曲率半径の曲面
に構成される。27は床部材23の車体長手方向端部を上方
から押さえるための押え金である。
このような構成において、その製作手順を説明する。ま
ず、横梁22の押出し型材の長手方向に沿った一方の面を
円弧状に切削して前記床部材支持部22aを形成し、端台
枠横梁25の側面のウェブを円弧状に切削して床部材支持
部25aを形成して前記横梁22および端台枠横梁25を製作
する(横梁製作ステップ)。前記床部材支持部22a,25a
の円弧の曲率は、床部材23の円弧の曲率に一致してい
る。次に、二つの側梁21を所定の間隔を隔てて平行に配
置し、該側梁21の間に前記横梁製作ステップで製作され
た複数の前記横梁22,二つの端台枠横梁25および複数の
枕梁26を配置して、これらを接合する(台枠製作ステッ
プ)。一方、床部材23は円弧状の複数の押出し型材を接
合して製作される(床部材製作ステップ)。前記横梁2
2,端台枠横梁25,枕梁26および側梁21を前記台枠製作ス
テップで製作した台枠の各横梁22,端台枠横梁25の円弧
状の床部材支持面22,25aの上に、前記床部材製作ステッ
プで製作した床部材23を載せて接合する(接合ステッ
プ)。この時、前記床部材23の車体長手方向端部は、端
台枠横梁25の床部材支持部25aに載せられており、両者
の接触部分を溶接によって接合する。
ず、横梁22の押出し型材の長手方向に沿った一方の面を
円弧状に切削して前記床部材支持部22aを形成し、端台
枠横梁25の側面のウェブを円弧状に切削して床部材支持
部25aを形成して前記横梁22および端台枠横梁25を製作
する(横梁製作ステップ)。前記床部材支持部22a,25a
の円弧の曲率は、床部材23の円弧の曲率に一致してい
る。次に、二つの側梁21を所定の間隔を隔てて平行に配
置し、該側梁21の間に前記横梁製作ステップで製作され
た複数の前記横梁22,二つの端台枠横梁25および複数の
枕梁26を配置して、これらを接合する(台枠製作ステッ
プ)。一方、床部材23は円弧状の複数の押出し型材を接
合して製作される(床部材製作ステップ)。前記横梁2
2,端台枠横梁25,枕梁26および側梁21を前記台枠製作ス
テップで製作した台枠の各横梁22,端台枠横梁25の円弧
状の床部材支持面22,25aの上に、前記床部材製作ステッ
プで製作した床部材23を載せて接合する(接合ステッ
プ)。この時、前記床部材23の車体長手方向端部は、端
台枠横梁25の床部材支持部25aに載せられており、両者
の接触部分を溶接によって接合する。
なお、製作状況を判り易く説明するために括弧にて作業
内容を示した名称を明記したが、該名称に対して上記し
た詳細な作業内容が限定解釈されるものではない。
内容を示した名称を明記したが、該名称に対して上記し
た詳細な作業内容が限定解釈されるものではない。
以上のように、押出し型材の横梁22の上面を切削して円
弧面を形成しているので、所定の円弧面を正確に構成で
き、所定の強度を得ることができるものである。また、
側梁に溶接する前に切削加工するので、安価に製作でき
るものである。
弧面を形成しているので、所定の円弧面を正確に構成で
き、所定の強度を得ることができるものである。また、
側梁に溶接する前に切削加工するので、安価に製作でき
るものである。
また、横梁22と側梁21とを接合した後、床部材23を接合
するので、正確な車体を製作でき、所定の強度を得るこ
とができるものである。
するので、正確な車体を製作でき、所定の強度を得るこ
とができるものである。
また、車体の幅方向に沿って円弧面状の支持部23a,25a
を有するので、床部材23の円弧面が所定の円弧状に保た
れ、所定の強度を得ることができるものである。例え
ば、第2図や第5図の実施例の場合、型材13,13aの垂直
な脚部が傾斜すると、所定の円弧状にならず、強度低下
が発生する。このため、軽量で高耐圧にできるものであ
る。また、この円弧面は切削加工されているので、正確
な円弧面を構成でき、強度低下を防止できるものであ
る。
を有するので、床部材23の円弧面が所定の円弧状に保た
れ、所定の強度を得ることができるものである。例え
ば、第2図や第5図の実施例の場合、型材13,13aの垂直
な脚部が傾斜すると、所定の円弧状にならず、強度低下
が発生する。このため、軽量で高耐圧にできるものであ
る。また、この円弧面は切削加工されているので、正確
な円弧面を構成でき、強度低下を防止できるものであ
る。
また、横梁22の上部はY型形状に設け、すなわち上面に
2つの床部材支持部22a,22aを設け、この2つの床部材
支持部22a,22aで床部材23を支えるので、横梁22の配置
間隔が大きくても床部材23が平らになりやすく、強度低
下がない。
2つの床部材支持部22a,22aを設け、この2つの床部材
支持部22a,22aで床部材23を支えるので、横梁22の配置
間隔が大きくても床部材23が平らになりやすく、強度低
下がない。
また、I型形状の横梁22の上面に1つの床部材支持部22
aのみを設ける場合には、床部材支持部22aは上面の中央
に設けることになる。床部材支持部22aの高さは車体の
幅方向の中央部に行くに従って小さい。このため、1つ
の床部材支持部22aのみを設ける場合において、床部材
支持部22aと床部材23との溶接に隅肉溶接を行う場合に
は、溶接電極が入らず、溶接ができない。支持部22aの
高さを大きくすると、車体全体の高さが高くなる。しか
し、2つの床部材支持部22a,22aを設けた場合にはこの
ようなことが無い。
aのみを設ける場合には、床部材支持部22aは上面の中央
に設けることになる。床部材支持部22aの高さは車体の
幅方向の中央部に行くに従って小さい。このため、1つ
の床部材支持部22aのみを設ける場合において、床部材
支持部22aと床部材23との溶接に隅肉溶接を行う場合に
は、溶接電極が入らず、溶接ができない。支持部22aの
高さを大きくすると、車体全体の高さが高くなる。しか
し、2つの床部材支持部22a,22aを設けた場合にはこの
ようなことが無い。
ところで、前記枕梁26は車体の垂直荷重を台車に伝える
ための部材である。
ための部材である。
この台枠はその車体長手方向端部に設置された連結器か
ら伝えられる車端荷重すなわち牽引力あるいは制動力を
枕梁26で受ける。そして、前記車端荷重を該枕梁26から
側梁21および床部材23を介して反対側の枕梁へ伝える。
なお、反対側の枕梁は別の連結器を介して他の車体へ前
記車端荷重を伝える。床部材23は車体幅方向について曲
面に構成されているため、車体長手方向の引張荷重およ
び圧縮荷重に対して十分な強度を有する。したがって、
前記車端荷重の一部を負担することができる。床部材23
が車端荷重の一部を負担することによって、側梁21が負
担する車端荷重が減少する。このことにより、側梁21の
板厚を薄くして軽量化することができる。
ら伝えられる車端荷重すなわち牽引力あるいは制動力を
枕梁26で受ける。そして、前記車端荷重を該枕梁26から
側梁21および床部材23を介して反対側の枕梁へ伝える。
なお、反対側の枕梁は別の連結器を介して他の車体へ前
記車端荷重を伝える。床部材23は車体幅方向について曲
面に構成されているため、車体長手方向の引張荷重およ
び圧縮荷重に対して十分な強度を有する。したがって、
前記車端荷重の一部を負担することができる。床部材23
が車端荷重の一部を負担することによって、側梁21が負
担する車端荷重が減少する。このことにより、側梁21の
板厚を薄くして軽量化することができる。
横梁22はその上部に切削によって床部材支持部22aを形
成しているため、第8図の実施例、第9図の実施例に比
べて床部材23を支持するための支持部材が不要となる。
したがって、台枠を構成する部材の数を低減できる。こ
のことは、台枠を製作する際の所要時間および労力を低
減することができる。端台枠横梁25に床部材支持部23a
が一体に形成されているため、該端台枠横梁25と床部材
23の接合作業が容易に行なえる。また、端台枠横梁25と
床部材23を溶接によって接合することにより、十分な気
密性を確保でき、車端荷重にも十分耐えられる。以上説
明した効果以外は、前記第1,第5および第6実施例と同
様である。
成しているため、第8図の実施例、第9図の実施例に比
べて床部材23を支持するための支持部材が不要となる。
したがって、台枠を構成する部材の数を低減できる。こ
のことは、台枠を製作する際の所要時間および労力を低
減することができる。端台枠横梁25に床部材支持部23a
が一体に形成されているため、該端台枠横梁25と床部材
23の接合作業が容易に行なえる。また、端台枠横梁25と
床部材23を溶接によって接合することにより、十分な気
密性を確保でき、車端荷重にも十分耐えられる。以上説
明した効果以外は、前記第1,第5および第6実施例と同
様である。
以上説明したように本発明によれば、車体の長手方向か
ら見た場合に下方に凸の円弧状の床部材を横梁の上面に
設置すると共に、該床部材は車体の幅方向の両端を側梁
にそれぞれ接合しているので、横梁の高さを小さくして
軽量にできると共に、高耐圧にできるものである。ま
た、床部材は横梁の上にあるので、従来と同様に横梁の
下面に各種機器を設置することができるものである。
ら見た場合に下方に凸の円弧状の床部材を横梁の上面に
設置すると共に、該床部材は車体の幅方向の両端を側梁
にそれぞれ接合しているので、横梁の高さを小さくして
軽量にできると共に、高耐圧にできるものである。ま
た、床部材は横梁の上にあるので、従来と同様に横梁の
下面に各種機器を設置することができるものである。
第1図は本発明による鉄道車両の車体の第1実施例を示
す車体幅方向断面の斜視図、第2図は第1図のII−II部
の断面図、第3図は円筒容器における力学的特性を示す
円筒容器の断面図、第4図は平板における力学的特性を
示す平板の断面図、第5図は本発明による車体の第2実
施例の側構体下部と台枠の車体幅方向断面図、第6図は
本発明による車体の第3実施例の側構体下部と台枠の車
体幅方向断面図、第7図は本発明による車体の第4実施
例の側構体下部と台枠の車体幅方向断面図、第8図は本
発明による車体の第5実施例の側構体下部と台枠の車体
幅方向断面図、第9図は本発明による車体の第6実施例
の側構体下部と台枠の車体幅方向断面図、第10図は本発
明による車体の第7実施例の車体幅方向断面の斜視図、
第11図は第10図の台枠の側面図、第12図は第10図の台枠
の床部材を設置した部分の車体幅方向断面図、第13図は
第12図の横梁のXIII−XIII部の断面図、第14図は第10図
の端台枠の床部材支持部の断面図、第15図は第14図の端
台枠の床部材支持部の正面図である。 1……側構体、2……屋根構体、10……台枠、11……側
梁、12……横梁、13……床部材
す車体幅方向断面の斜視図、第2図は第1図のII−II部
の断面図、第3図は円筒容器における力学的特性を示す
円筒容器の断面図、第4図は平板における力学的特性を
示す平板の断面図、第5図は本発明による車体の第2実
施例の側構体下部と台枠の車体幅方向断面図、第6図は
本発明による車体の第3実施例の側構体下部と台枠の車
体幅方向断面図、第7図は本発明による車体の第4実施
例の側構体下部と台枠の車体幅方向断面図、第8図は本
発明による車体の第5実施例の側構体下部と台枠の車体
幅方向断面図、第9図は本発明による車体の第6実施例
の側構体下部と台枠の車体幅方向断面図、第10図は本発
明による車体の第7実施例の車体幅方向断面の斜視図、
第11図は第10図の台枠の側面図、第12図は第10図の台枠
の床部材を設置した部分の車体幅方向断面図、第13図は
第12図の横梁のXIII−XIII部の断面図、第14図は第10図
の端台枠の床部材支持部の断面図、第15図は第14図の端
台枠の床部材支持部の正面図である。 1……側構体、2……屋根構体、10……台枠、11……側
梁、12……横梁、13……床部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平1 −20732 (32)優先日 平1(1989)2月1日 (33)優先権主張国 日本(JP) 早期審査対象出願 (72)発明者 岡崎 正人 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 服部 守成 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 鶴田 仁 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 山田 博之 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 木村 謙治 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 正井 健太郎 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (56)参考文献 実開 昭60−145975(JP,U) 実開 昭55−76771(JP,U)
Claims (10)
- 【請求項1】車体の幅方向の両端位置において車体の長
手方向に沿って配置した一対の側梁と、該一対の側梁の
間に配置され、該側梁に取り付けた複数の横梁と、該横
梁に載せた床部材と、を備える鉄道車両の車体におい
て、 前記床部材は、車体長手方向から見た場合に前記一対の
側梁の間の全幅において下方に凸の円弧状の板状部材で
構成してあり、 該床部材は車体の幅方向の両端を前記一対の側梁にそれ
ぞれ接合しており、 前記横梁と前記床部材との間に該床部材を支持する支持
部を設け、該支持部は前記横梁上で前記床部材の下方に
凸の円弧形状を保持する支持面を備え、 該支持部は前記横梁と前記床部材にそれぞれ接合されて
おり、前記横梁の下面から前記床部材までの垂直寸法を
側梁に近づくにしたがって大きくしたこと、 を特徴とする鉄道車両の車体。 - 【請求項2】請求項1記載の鉄道車両の車体において、
前記床部材は前記車体幅方向に沿って複数に分割した押
出し型材からなり、複数の押出し型材を接合して一つの
前記床部材としており、該押出し型材のそれぞれはその
下面に車体長手方向に沿って一体に構成した前記支持部
を有し、該支持部の下端を前記横梁の上面に接している
こと、を特徴とする鉄道車両の車体。 - 【請求項3】請求項1記載の車体において、前記支持部
は前記床部材の前記円弧状の面と実質的に同一の円弧状
の支持面をその上面に備えていること、を特徴とする鉄
道車両の車体。 - 【請求項4】請求項3記載の鉄道車両の車体において、
前記床部材は前記車体幅方向に沿って複数に分割した押
出し型材からなり、複数の押出し型材を接合して一つの
前記床部材としており、該押出し型材は前記車体長手方
向から見た場合に前記支持部の円弧面に実質的に一致す
る円弧面を有しており、該押出し型材はその長手方向を
車体の長手方向に向けて配置していること、を特徴とす
る鉄道車両の車体。 - 【請求項5】請求項4の鉄道車両の車体において、前記
横梁と前記支持部とは両者を一体に構成した押出し型材
であり、その長手方向を前記車体幅方向に向けて設置し
ていること、を特徴とする鉄道車両の車体。 - 【請求項6】請求項5の鉄道車両の車体において、前記
押出し型材は、その上部に2つの片を有しており、該片
はその長手方向を前記車体幅方向に向けており、該2つ
の片を前記支持部にしていること、を特徴とする鉄道車
両の車体。 - 【請求項7】請求項1の鉄道車両の車体において、 車体長手方向の両端部の台車設置位置にそれぞれ設置し
たものであって、前記一対の側梁間に接合した端台枠を
備えており、 前記横梁は一対の前記端台枠の間に設置しており、 前記端台枠の部材であって前記横梁側に位置した端台枠
横梁の垂直面には前記円弧状の床部材を載せる第2の支
持部を配置しており、該第2の支持部を前記床部材に接
合していること、 を特徴とする鉄道車両の車体。 - 【請求項8】請求項7の鉄道車両の車体において、前記
端台枠横梁とその垂直面の前記第2の支持部とは両者を
一体に構成した第2の押出し型材であり、該第2の押出
し型材はその長手方向を前記車体幅方向に向けて設置し
ていること、を特徴とする鉄道車両の車体。 - 【請求項9】請求項1の鉄道車両の車体において、前記
床部材の円弧面は前記幅方向の中央部の第1の円弧面と
該第1の円弧面の両側に接続する第2の円弧面とからな
り、前記第1の円弧面の半径は前記第2の円弧面の半径
よりも大きく設けていること、を特徴とする鉄道車両の
車体。 - 【請求項10】押出し型材の長手方向に沿った一方の面
を円弧状に加工して横梁を製作する横梁製作ステップ
と、 該横梁製作ステップで製作した複数の横梁と2つの側梁
とを接合して車体の台枠を製作する台枠製作ステップ
と、 円弧状の複数の押出し型材を接合して床部材を製作する
床部材製作ステップと、 前記台枠製作ステップで製作した台枠の前記横梁の前記
円弧状の面と前記床部材製作ステップで製作した床部材
の前記円弧状の面とを合わせ、両者を接合する接合ステ
ップと、 からなる鉄道車両の車体製作方法。
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JP63-222372 | 1988-09-07 | ||
JP63-278376 | 1988-11-02 | ||
JP780289 | 1989-01-18 | ||
JP1-7802 | 1989-01-18 | ||
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JP1-20732 | 1989-02-01 |
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EP0405889B1 (en) * | 1989-06-30 | 1997-08-27 | Hitachi, Ltd. | Railway car body structures and methods of making them |
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MXPA02008063A (es) * | 2000-02-16 | 2004-09-06 | Cortainer Inc | Recipiente con surcos en forma de v. |
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US6722287B2 (en) * | 2001-02-09 | 2004-04-20 | Trn Business Trust | Roof assembly and airflow management system for a temperature controlled railway car |
US6892433B2 (en) * | 2001-02-09 | 2005-05-17 | Trn Business Trust | Manufacturing method of assembling temperature controlled railway car |
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AU2006228988B2 (en) * | 2005-03-30 | 2011-06-16 | Alan William Dickerson | Vehicle body with a curved metal plate floor |
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DE102008034307A1 (de) * | 2008-07-23 | 2010-02-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Schienenfahrzeug mit Höhenausgleich für eine Fußbodenplatte |
US20100308620A1 (en) * | 2009-06-04 | 2010-12-09 | Navistar Canada, Inc. | Passenger Bus Body And Method Of Making |
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CN106515763B (zh) * | 2016-11-08 | 2019-01-29 | 广州电力机车有限公司 | 一种轨道客车动力车体 |
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DE896052C (de) * | 1952-04-19 | 1953-11-09 | Uerdingen Ag Waggonfabrik | Fussboden fuer schnellfahrende Schienenfahrzeuge |
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