JPH0667568U - 排水連通管の取付構造 - Google Patents

排水連通管の取付構造

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JPH0667568U
JPH0667568U JP1777993U JP1777993U JPH0667568U JP H0667568 U JPH0667568 U JP H0667568U JP 1777993 U JP1777993 U JP 1777993U JP 1777993 U JP1777993 U JP 1777993U JP H0667568 U JPH0667568 U JP H0667568U
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JP
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drainage
communication pipe
male screw
washbasin
peripheral surface
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JP1777993U
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Inventor
幸男 橋本
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗面器等に、排水口と排水管とを連絡する排
水連通管を取り付けるに際し、裏面側への漏水を確実に
防止する。 【構成】 排水連通管1を、洗面器50の排水口へ上方
から挿入して上端のフランジ部を排水口周縁に当接せし
めると共に雄螺子を裏面側へ突出させ、この雄螺子に三
角パッキン7及びスリップワッシャ18を装着すると共
に締付ナット19を螺合して締めつけるに際し、排水連
通管1の周面に、雄螺子の一部を軸方向に沿って少なく
とも螺子の谷底位置まで切除した螺子無面5を形成し、
三角パッキン7の内周面に中心からの距離が他の部分よ
りも短く設定された当接部8を形成し、排水連通管1の
螺子無面5と三角パッキン7の当接部8とを密接させる
ことにより、雄螺子の谷に沿う水の流通を遮断して、漏
水を阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、洗面器や浴槽等の排水口に取り付けられて、排水管に接続される排 水連通管の取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、洗面器50の底部の排水口12に設けた弁体10を、この洗面器50 の上縁のカウンター部51に取り付けた操作部20により開閉操作なし得るよう に構成した、いわゆるポップアップ式排水器具Pの構造を示すものである。
【0003】 当該排水器具Pは、洗面器50の排水口12へ装着されるフランジ状弁座13 を上端に備えた連通管14、該連通管14内へ昇降自在に収納される弁軸11、 該弁軸11の上端に取着され弁座13に対し離着して排水口12を開閉する弁体 10、前記連通管14と排水管16とを接続すると共に操作部20と弁軸11と を連動させる連動杆30を支持する操作部接続管15から成っている。 なお、図示した従来例では、弁軸11が平面視して十字形に製作され、十字形 の各先端部を連通管14の内周面に当接又は近接させることにより、弁軸11の 昇降移動の円滑化及び安定化を図っている。
【0004】 上述した排水器具Pの弁体10を開閉する機構は、洗面器50のカウンター部 51に取り付けられた操作部20、及び、該操作部20の下端と弁軸11の下端 とを連絡する連動杆30とより構成される。 操作部20は、カウンター部51を貫通して取着された保持部22と、該保持 部22に昇降自在に貫挿された操作杆23とより成り、該操作杆23の上端には 操作ノブ21が取り付けられている。なお、操作杆23は、上側の棒部23aを 下側の管部23bに挿入し、両者をピン24で接続する構造となされ、この接続 位置を変更することにより長さ調節可能なように構成されている。
【0005】 連動杆30は、操作部20における操作杆23の下端部25と、排水器具Pに おける弁軸11の下端部61とを連絡するものであり、この連動杆30の中央部 には球座31が設けられている。該球座31は、操作部接続管15の側部へ張り 出し形成した球受部41で枢支され、これにより連動杆30が揺動可能に保持さ れる。一方、弁軸11の下端部61及び操作杆23の下端部25には、それぞれ 貫通孔62,26が設けられており、連動杆30は、その両端部32,33を、 上記貫通孔62,26にそれぞれ遊嵌させている。
【0006】 上述の如き構成により、操作部20の操作ノブ21を押し下げて操作杆23を 下降させると、連動杆30は、一端部33が押し下げられるため、球座31を中 心に揺動して他端部32を上昇させ、これにより弁軸11が押し上げられて弁体 10が着座位置から上昇し、排水口12が開口して排水状態となる。逆に、操作 ノブ21を引っ張り上げて操作杆23を上昇させれば、連動杆30の揺動により 弁軸11が引き下げられて弁体10が着座し、排水口12が閉塞されて止水状態 となる。
【0007】 次に、前記連通管14を洗面器50へ取り付ける手順を、図7を参照して説明 する。 図示した従来例では、連通管14は、上端にフランジ状の弁座13を備え、周 面の下部に雄螺子14aが刻設されている。また、雄螺子14aの上部には、洗 面器50のオーバーフロー孔52(図6参照)から溢れ出た水を取り込むための 流入口14bが開設されている。
【0008】 連通管14を洗面器50へ取り付けるには、始めに、連通管14を洗面器50 の表面側からスポンジパッキン27を介装させて排水口12内へ挿入し、上端の 弁座13を排水口12の周縁に当接せしめると共に、下端を洗面器50の裏面側 から突出させる。この状態において、洗面器50の裏面側から三角パッキン17 及びスリップワッシャー18を雄螺子14aに装着し、さらに締付ナット19を 雄螺子14aに螺合させて締めつける。これにより、上端の弁座13と下端側か ら装着した三角パッキン17とで洗面器50の表裏面が挟持され、連通管14が 固定される。 このようにして洗面器50に取着された連通管14は、操作部接続管15を介 して排水管16(図6参照)と接続される。操作部接続管15は、連通管14の 雄螺子14aに螺合させ、ロックナット40を用いて固定することにより、連通 管14と一体化するように構成されている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図6に示すように、洗面器50におけるオーバーフロー孔52から 排水口12までの部分は二重壁構造に形成され、その空間部分はオーバーフロー 孔52から溢れ出た水の流路53となされている。前記三角パッキン17は、図 8の(A)に明示する如く、この二重壁構造の裏面側部分54に設けられた連通 管14の取付孔55を水密的に閉塞して、オーバーフロー孔52より溢れ出し流 路53を流れて連通管14内へ流入する水や、排水口12と弁座13との間から 滲み出した水などが、洗面器50裏面へ漏れ出るのを防ぐ役目を担っている。
【0010】 しかしながら、図8(B)に拡大して示すように、この三角パッキン17の内 周面17aは、連通管14の雄螺子14aに接しており、このため、三角パッキ ン内周面17aと雄螺子14aとの間に、螺子の谷部分に沿う螺旋状の通路Tが 形成されることになる。また、雄螺子14aと締付ナット19との間にも、わず かながら間隙を有するから、上述した水が、この通路Tを伝って洗面器50の裏 面へ漏出するという問題があった。
【0011】 そこで従来は、前記漏水を防止するため、図7に例示するように、連通管14 の雄螺子14aにシール材Sを軸方向に塗り付けて予め螺子の谷部分を埋めてお くことにより、上記通路Tの連通を寸断し、水の移動を阻止するという手段が採 られていた。しかしながら、この手段は、施工時の作業工数を増やすことになる ので好ましくなく、しかも、作業者の処理内容によってはシール材Sの塗布状態 が不良となったり、さらにはシール材Sを塗り忘れる可能性もあり、漏水防止が 確実な手段とは言えなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の従来欠点を解消すべく創案された排水連通管の取付構造であ って、その特徴とするところは、上端にフランジ部を備え周面に雄螺子が刻設さ れた排水連通管を、洗面器等の排水口へ上方から挿入してフランジ部を排水口周 縁に当接せしめると共に雄螺子を上記洗面器等の裏面側へ突出させ、この雄螺子 に三角パッキンを装着すると共に締付ナットを螺合することにより、当該排水連 通管を取り付けるに当たり、前記排水連通管の周面に雄螺子の一部を軸方向に沿 って少なくとも螺子の谷底位置まで切除した螺子無面を形成し、他方、前記三角 パッキンの内周面に中心からの距離が他の部分よりも短く設定された当接部を形 成し、前記排水連通管の螺子無面に前記三角パッキンの当接部を密接させたこと である。
【0013】
【作用】
本考案の作用を、洗面器に排水連通管を取り付ける場合を例にして説明する。 本考案の実施するための排水連通管の取付手順は、従来とほぼ同様でよい。す なわち、排水連通管を洗面器の表面側から排水口内へ挿入し、上端のフランジ部 を排水口の周縁に当接せしめると共に下端を洗面器の裏面側へ突出させ、この状 態において、洗面器の裏面側から三角パッキン,スリップワッシャーを装着し、 さらに締付ナットを雄螺子に螺合させて締めつける。これにより、上端のフラン ジ部と下端側から装着した三角パッキンとで洗面器の表裏面を挟持して、排水連 通管が固定される。
【0014】 ところで本考案においては、排水連通管の周面に、雄螺子の一部を軸方向に沿 って少なくとも螺子の谷底位置まで切除した螺子無面が形成されており、他方、 三角パッキンの内周面には、中心からの距離が他の部分よりも短く設定された当 接部が形成されている。従って、排水連通管の雄螺子に三角パッキンを装着する に際し、上記螺子無面と上記当接部とを密接させることにより、排水連通管の雄 螺子の谷と三角パッキン内周面との間に形成される通路の連通を遮断することが できる。それ故、三角パッキンと雄螺子との間に水が入り込んだとしても、この 水の流動は、排水連通管の螺子無面と三角パッキンの当接部との密接部分で阻止 することになり、その結果、洗面器裏面への漏水が無くなる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面を用いて説明する。 図1は、本考案に利用する排水連通管(以下、「本案連通管」と言う)の一実 施例を示すものであって、(A)は正面図、(B)はそのイ−イ線における平面 断面図である。図示する通り、本案連通管1の基本的な構成は従来のものとほぼ 同様であって、上部に弁座となるフランジ部2を有し、周面上部に流入口3が設 けられ、流入口3の下部から下端まで雄螺子4が形成されている。
【0016】 本案連通管1の特徴は、その周面に、雄螺子4の一部を軸方向に沿って切除し た螺子無面5が形成されている点にある。この螺子無面5は、少なくとも雄螺子 4の谷底位置にまで達するように形成することが必要であり、出来れば図1(B )に示す如く、螺子無面5の管中心からの距離が、雄螺子4の谷径よりもやや短 くなるように設定することが望ましい。
【0017】 一方、図2に示す如く、本考案に利用する三角パッキン7(以下、「本案パッ キン」と言う)は、基本形状を従来とほぼ同様とするが、内周面7aの一部に、 中心からの距離が他の部分よりも短く設定された当接部8を形成したところに特 色を有する。本実施例では、本案パッキン7の内周面7aよりも内側に位置する 平面部分を形成して当接部8と成してある。
【0018】 本案連通管1を洗面器へ取り付ける手順は、従来の連通管14を取り付ける要 領と殆ど同一であるので、これを従来例を示す図7を参照して説明する。但し、 本案連通管1は、従来のように雄螺子4にシール材を塗布する必要がない。
【0019】 本案連通管1を洗面器50へ取り付けるには、まず、これを洗面器50の表面 側から排水口12内へ挿入して、上端のフランジ部2を排水口12の周縁に当接 させると共に、雄螺子4を裏面側から突出させる。そして、裏面側から突出させ た雄螺子4に、本案パッキン7,スリップワッシャー18を装着したのち、締付 ナット19を螺合させて締めつける。このとき、図3に示す如く、本案連通管1 の螺子無面5と本案パッキン7の当接部8とが密接するように配置する。これに より、本案連通管1の雄螺子4と本案パッキン7の内周面7aとの間に雄螺子の 谷に沿って形成される通路T(図8参照)の連通が、螺子無面5と当接部8との 密接部分により遮断される。それ故、洗面器50の裏面側部分54に設けた取付 孔55からの漏水を確実に阻止することができる。
【0020】 ところで、本考案の実施例は、前述した以外に、適宜の応用が可能である。例 えば、三角パッキン7の内周面7aに設ける当接部8は、前示の如き平面形状の ほか、図4に示す如き1個の突条あるいは図5に示す如き複数個の突条とするこ とも妨げない。 さらに、本考案は、洗面器以外に、浴槽やキッチン流し等における排水連通管 の取付構造への適用も可能である。 その他、本考案は、実施の態様に応じた種々の変更を妨げない。
【0021】
【考案の効果】
本考案に係る取付構造によれば、排水連通管に形成した螺子無面と、三角パッ キンに形成した当接部とを密接させることにより、排水連通管の雄螺子の谷と三 角パッキンの内周面との間に形成される通路の連通を遮断して、裏面側への漏水 を確実に防止することができる。
【0022】 そして、本考案は、かかる防水効果に基づき、従来の如く雄螺子にシール材を 塗布することが不要となるから、作業性の向上がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施に使用する排水連通管の一実施例
を示すものであって、(A)は正面図、(B)は図
(A)のイ−イ線における平面断面図である。
【図2】本考案の実施に使用する三角パッキンの一実施
例を示すものであって、(A)は斜視図、(B)は平面
図である。
【図3】本考案に係る取付構造の一実施例を示すもので
あって、(A)は本案連通管を洗面器に取り付けた状態
の要部を拡大して示す側面断面図、(B)は平面断面図
である。なお、図(A)は、図(B)のロ−ロ線におけ
る断面図に相当する。
【図4】本考案に使用する三角パッキンの別態様の実施
例を示す平面図である。
【図5】本考案に使用する三角パッキンのさらに異なる
実施例を示す平面図である。
【図6】洗面器に取り付けられた従来のポップアップ式
排水器具を示す部分断面斜視図である。
【図7】従来の排水連通管を洗面器へ取り付ける構造を
分解して示す部分断面側面図である。
【図8】(A)は、従来の排水連通管を洗面器に取り付
けた状態を示す部分断面側面図、(B)は、その要部を
拡大して示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 本案連通管 2 フランジ部 3 流入口 4 雄螺子 5 螺子無面 7 本案パッキン 7a パッキン内周面 8 当接部 18 スリップワッシャー 19 締付ボルト 50 洗面器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端にフランジ部を備え周面に雄螺子が
    刻設された排水連通管を、洗面器等の排水口へ上方から
    挿入してフランジ部を排水口周縁に当接せしめると共に
    雄螺子を上記洗面器等の裏面側へ突出させ、この雄螺子
    に三角パッキンを装着すると共に締付ナットを螺合する
    ことにより、当該排水連通管を取り付ける構造におい
    て、前記排水連通管の周面に雄螺子の一部を軸方向に沿
    って少なくとも螺子の谷底位置まで切除した螺子無面が
    形成され、前記三角パッキンの内周面に中心からの距離
    が他の部分よりも短く設定された当接部が形成され、前
    記排水連通管の螺子無面に前記三角パッキンの当接部が
    密接していることを特徴とする排水連通管の取付構造。
JP1777993U 1993-03-03 1993-03-03 排水連通管の取付構造 Pending JPH0667568U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558737B2 (ja) * 1972-12-20 1980-03-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558737B2 (ja) * 1972-12-20 1980-03-05

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